ブラックパンサーの評価はつまらない？感想や評判の理由などネタバレ考察

映画「ブラックパンサー」は上映されてからすぐに、世界中で大ヒットとなったマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）の第18作目となるスーパーヒーロー映画です。日本では2018年3月1日に公開され、マーベルで初となるアフリカ系のスーパーヒーローが誕生しました。

過去のマーベル作品に登場するアメリカンヒーローとは違ったカッコよさに、日本でも大きく話題となりました。それなのに実際にブラックパンサーを見た人達は、面白い・つまらないと思ったふたつの評価で分かれています。なぜこんなに評価が大きく分かれているのか？ここから先は、その評判や感想の理由を映画の内容に触れつつ紹介していきます。

映画「ブラックパンサー」のあらすじをわかりやすく説明すると、ワカンダ国では遥か遠い昔に宇宙から不思議な力を持つ、「ヴィブラニウム」という名前のとても固い金属でできた隕石が落ちてきました。その隕石が落ちてきたことで、ワカンダではヴィブラニウムを沢山産出し、最新テクノロジーを持った超文明国にと成長していきます。ブラックパンサーではこの金属を巡って物語が始まっていきます。

ヴィブラニウムには世界を揺るがす程の不思議なパワーを秘めており、長い間研究してこの鉱石を使い国を大きく発展することに見事成長しましたが、これほどの力を持っているヴィブラニウムの存在が、世界に広まることで悪の手に渡らないよう代々の国王の達は、世界各国にスパイを放ち秘密を守り通してきました。この秘密を守る役目が映画のタイトルにもなっている闇のヒーロー「ブラックパンサー」という称号です。

ここからは、いよいよメインである「ブラックパンサー」について語っていきます。先代国王「ティ・チャカ」は、国際会議の際爆弾テロで暗殺されてしまいます。突然の父の死が訪れたことによって、息子「ティ・チャラ」は新国王となりました。そんなある日、従兄弟のキルモンガーが父の悲願である"黒人の社会的立場の向上"と、ワカンダの王国へ復讐のためにティ・チャラが守るワカンダの技術を使って世界征服を計画していきます。

その後、ワカンダでは不穏な動きが見え始め世界中を巻き込む事件が発生していくことになります。主人公のティ・チャラは自分の父親の招いた事件が原因で起こってしまった戦いに、ワカンダと守る国王として・世界を守るヒーロー・ブラックパンサーとして、ふたつの顔を持ちながら様々な困難へ立ち上がることを決めます。

あらすじを読んでみて「もっと詳しく知りたい！」と思った方は過去の記事にブラックパンサーについて、分かりやすくまとめているのでよろしければ、下記リンクより覗いてみて下さい。ストーリーだけではなく、登場人物や声優さんも紹介しているので楽しく読める内容となっています。

ブラックパンサーを見たことがない人はあらすじを読んでどう思うのでしょうか。実はブラックパンサーは、世界と日本での評価が全然違うのです。世界中では高評価で日本だとつまらない声が目立っている？洋画ファン、マーベル作品映画ファンの間ではどういう評判と評価を得ているのでしょうか？

ここから先は実際に映画を見た人の評判や感想を紹介していきます。まずは「ブラックパンサー」をつまらないと思った感想からお伝えします。

待ち望んでいたあのマーベル作品の新作が登場！数多くあるマーベル作品を見てきたファンのみなさんは、今回もきっとかっこいい映像や音楽で、そしてヒーローの活躍シーンは前回よりも迫力満点だろうな、と期待が膨らんでいました。各SNSで世界中で大人気だと評判も出回り、日本で実際にブラックパンサーを見るとつまらなくはない、でも過大評価しすぎではないかと思った人が多いという感想でした。

映画の作品自体はつまらないとまではいかないけれども、前回のマーベル作品と比べると何かが足りない気がするといった感想がとても多いようです。映画好きのみなさんはそう感じたようです。話題になった映画ということでハードルが高過ぎなければ、もしかしたら高評価に繋がったかもしれません。

実際に「ブラックパンサー」を見たことがあるみなさんも同じことを思いましたか？まだまだこれから、映画を見た人たちから集めた評価や評判、感想をまとめているので、共感できることがあるかもしれません。まだ見ていない方は、ぜひ参考にしてみてください。

他のマーベル作品でも必ずといってある戦闘シーンですが、「ブラックパンサー」では想像していたよりも戦いの場面が少なく演出も控えめだったとの評価があります。映画「シビル・ウォー」でデビューした、新しいヒーローの戦いを期待しすぎていたのかもしれません。マーベル作品による映画が好きなファンは「ヒーロー映画で好きなところは？」と聞くと、主人公が特殊能力を扱いながら悪役と戦う場面を思い出す人が多いそうです。

ブラックパンサーの戦い方は近距離攻撃がメインのため、主にパンチやキック・スーツについているあの鋭い爪で戦います。素早い動きについてはとても面白かったという声はありますが、その攻撃方法がシンプルが故に、地味見えてつまらないという評価・評判でした。

他のヒーローだと必殺技に魔法のような攻撃やビームといったものがあるので、迫力がないと思われるのかもしれません。

過去作品と比べると、戦闘シーンはもっと迫力があったほうがよかったという感想が多く見受けられました。国王という立場で世界とワカンダ国を守るという、ふたつの顔を持っている王様のカッコいい戦闘シーンを次回作ではもっと生かしてほしいと期待しているみたいです。今回は戦闘をメインではなく、「ブラックパンサー」としての立場、人との繋がりを重視しているから少ない？といった評価でした。

それ以外にも多かったのは変身後のかっこいいスーツが目立たない。ブラックパンサーの武器の「爪」も暗い場面だと見えづらいといった評価があがっています。爪がもう少し大きければ見え方は変わったかもしれないといった意見や見せ場をもう少し明るいところだったら、などの感想がありました。ブラックパンサーの魅力が伝わりにくいのが原因で評価が下がってしまったのでしょうか。

ブラックパンサーのスーツのデザインが漆黒ヒーローということで"黒色"。せっかく期待していた特徴である鋭い爪での攻撃と漆黒のスーツのデザインが大好きなファンはとても悲しい気持ちでしょう。

漆黒のヒーローだから仕方ないと分かりつつも、やはりブラックパンサーのスーツ姿はハッキリみたい！そういった感想でした。最大の見どころのシーンが見えにくいと、つまらないと感じてしまうのかもしれません。

戦闘シーンではCGをたくさん使っていますが、迫力のあるアクション要素を大きく出そうとしたが逆に安っぽく見えるといった感想があります。作り物だとあからさまに分かってしまうと、迫力のあるシーンでもそう思えないようです。CG多用の映画は日本だと、リアルに感じれないということで好まれない感想が多いです。洋画好きのみなさんはCGの多用はどう感じますか？

過去のマーベル作品でもCG演出は多かったのですが、ブラックパンサーで使われいるCG演出が前作よりもCG感が強すぎるという感想があります。

近距離攻撃がメインのため、他のスーパーヒーロー達と違って特殊な技が少ないため演出が難しかったのかもしれません。リアルな演出を求めるファンにとっては少し残念だったようです。

映画の最大の見せ場であるクライマックスの戦闘シーンでも、CG演出がすごく目立ったため盛り上がらないとった感想・評判も非常に多かったようです。

映画シビル・ウォーからブラックパンサーに興味を持った人たちからすると満足いかない結果となってしまったようです。今後、ブラックパンサーが登場するときは作り物感を感じさせない作品であることを強く望んでいるようです。

世界現象を巻き起こすほど騒がれた、映画「ブラックパンサー」ですが、どうしてここまで大きく評判になったのか気になるところでしょう。ブラックパンサーが最高傑作と言われているその理由は？先ほどはつまらない思う感想を伝えましたが、ここからは映画を見て高評価だと思うファンの方々の意見や感想をお伝えしていきます。まだ映画を見ていない人は参考にしてみてはいかがでしょうか？

ブラックパンサーは、マーベル初となるアフリカ要素を取り入れた黒人のヒーローが登場しました。映画のタイトルのブラックパンサーという名前の由来は、実際に存在したブラック・パンサー党というアメリカの黒人解放闘争やで黒人民族主義運動を行っていた政治組織からだと言われています。ブラックパンサーは登場する人物のほとんどが黒人キャストで構成され、現代の社会問題となっている「人種差別」を含んだストーリーです。

スーパーヒーローの映画でここまで政治的要素を含んだ作品は過去には存在しませんでした。そのため、世界中で大きく話題となったのです。悪役のキルモンガーの父親は「黒人の社会的立場の向上」と、「弱い立場の人々のためにヴィブラニウムという鉱石を使っていきたい」という強い意思を持ち、キルモンガーはその意思を引き継いで鉱石を利用するためにブラックパンサーへ戦いを挑みます。

ワカンダは鉱石の存在が世界に知れ渡ると、その力を利用しようと人が現れるのを阻止したいので隠し通したいのですが、悪役はその力を使って差別されている人たちに力を与えたいといったストーリーになっています。存在が判明するとワカンダを危険な目に合わせてしまうのを阻止したい気持ちも分かり、悪役の行動は決していいものではありませんが人種問題を変えたいといった政治色が強め映画作品となっています。

これまで無かったアフリカの秘境を舞台としたヒーローの登場で、世界中で大きな注目を浴びました。漆黒のスーツに身をまとった新ヒーローの容姿はカッコいいと話題になりました。映画のストーリーでは、国王としての責任を持ちながらも、世界を守るヒーローとして戦っていきます。主人公が自分の立場や人間関係や悩みながらも、覚悟を決めて成長していく姿に感動をしたファンが多いようです。

ブラックパンサーの能力も、これまでと違った形となっています。「ブラックパンサー」という称号は部族との戦闘の儀式で勝ち残ることによって獲得できるのですが、その国王になる時に緑色のハート型のハーブを食べることで黒豹の神と繋がって能力が強化される設定です。他にも回復速度がアップするなどの効果があります。

着用しているスーツと攻撃する爪はヴィブラニウムを使用しています。ブラックパンサーのスーツは衝撃を吸収して放出することが可能で、銃弾も弾き飛ばせる・どんな衝撃にも耐えれるとてもすごい作りになっています。実はこのスーツはブラックパンサーの妹「シュリ」が作っているのですが、シュリはヴィヴラニウムの科学者で兄妹どちらもワカンダの重要な役目です。妹さんとのやりとりも物語に深く関わっていきます。

特に様々な困難を頼れる仲間たちと協力していく場面では、「仲間という存在」がいかに大切かを学んだという声もあります。

ブラックパンサーでは、主人公の思う正義と悪役の思う正義について語られていくストーリーとなっています。映画を見た人たに「正義とはいったい何なのか？」を深く考えさせられる作品です。

ブラックパンサーは新ヒーローの登場、アフリカを舞台とした美しい世界観、政治的要素を絡んだ深いストーリーといった数々の魅力的な部分が多い作品のということで高評価が多かったです。

ブラックパンサーは映画に流れる音楽もアフリカ要素を取り入れたり、異色的なBGMを用いているので音楽も好きだという感想があります。この映画にピッタリと当てはまるBGMということで人気のようです。

以上でブラックパンサーのあらすじとブラックパンサーの評価・感想をできる限りわかりやすく伝えてみました。世界中で大きく話題となった映画で、見た人の評価がハッキリと分かれていますが気になった方は是非一度、「ブラックパンサー」を自分の目で確かめて見てはいかがでしょうか。