エイリアン4のあらすじ・結末をネタバレ!ラストやストーリーの評価は?

1979年の公開時から多くの熱狂的ファンに支えられて、エイリアン1~エイリアン4までシリーズ化され、さらにはプレデターなどの地球外生命体同士の超人気作品とのコラボレーションまで実現化されました。今回の記事では、エイリアンシリーズのいままでのラストまでのあらすじを紹介し、そのエイリアンシリーズのなかのエイリアン4のあらすじやラストまでのネタバレ、ファン達による評価を重点的に紹介します。

エイリアン4のあらすじ・結末をネタバレ!ラストやストーリーの評価は?のイメージ

目次

  1. エイリアン4のあらすじやラストをネタバレ!ストーリーの評価はどうだった?
  2. エイリアン4とは?
  3. エイリアン4のあらすじをネタバレ解説!
  4. エイリアン4のラストをネタバレ解説!
  5. エイリアン4のキャスト一覧
  6. エイリアン4の通常版と完全版の違い
  7. エイリアン4を視聴した人の評価とは?
  8. エイリアン4の切ないストーリーを映画でも見てみよう!

エイリアン4のあらすじやラストをネタバレ!ストーリーの評価はどうだった?

宇宙に人類が進出し、人間を冷凍保存して長期航行して太陽系外まで自在に行き来できるようになった未来を舞台にしたSFホラー作品、エイリアンは第一作品が1979年に公開された時から多くのファン達を引き付け続けてきました。現在では、シリーズナンバリングがエイリアン4まで続き、さらには同じ地球外生命体との遭遇を描いたプレデターとの共演までしました。

そんなエイリアンの最重要登場キャラクターであり主人公たちに襲い来るのエイリアンとはなんなのかその不思議な生態、エイリアン4に至るこれまでのこれまでの作品のストーリーをラストまでのあらすじをネタバレを交えて紹介します。さらにはエイリアン4をラストまで見た人たちの感想や評価の一部を紹介します。ネタバレも含みますのでご注意をください。

映画『エイリアン:コヴェナント』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

エイリアン4とは?

エイリアンシリーズとは?

超人気シリーズ第一作となったエイリアンはリドリー・スコット監督により1979年公開されました。宇宙船の密閉空間で、意志疎通不可能な狂暴な生態を持つ地球外生命体(エイリアン)との遭遇と、エイリアンから逃れつつも対抗する主人公たちの物語を描いたSFホラー映画です。このエイリアンの本来の意味は外国人を意味する名詞でしたが、この映画の印象から「異星人」を意味する単語として広く定着するきっかけとなりました。

一つの単語の意味を変化させるほどエイリアンの映画は、多くの人々に高い評価を受けました。そんなエイリアンに登場する正体不明の地球外生命体エイリアンは実に不思議な生態をしています。遭遇した人類を容赦なく襲い残酷に殺す暴虐さ、ロケットに使われる装甲すら貫通する鋭い凶器じみた肉体、腐食性の体液、なにより他の生命体に寄生をして幼体を成長させる狂気じみた生態などなどを詳しく、ネタバレも交えて紹介していきます。

登場するエイリアンの不気味な生態

エイリアンの映画の代表モンスターともなるのは、人よりも大きな外骨格を思わせる黒い肉体に、縦長の頭部を持つエイリアンでしょう。映画の中では名称はつけられていませんし、多くのエイリアンが登場します、それらのなかでも特徴的な個体や登場したシリーズから「エイリアン・ビッグチャップ」「アイソレーション・ゼノモーフ」「エイリアン・ウォーリアー」などなどとファン達からは呼ばれて識別されています。

エイリアン以外の生命体を見つけると襲い掛かるうえに、その外殻はかなり高質化しており拳銃では致命傷を与えることができないほどです。外殻を破壊して傷を負わせれば、黄色い体液が流出します。その体液は、金属や人間を含めたあらゆるものを腐食させる性質を持ち、うかつにエイリアンにダメージを与えてその体液がふりかかったことが原因での死傷者もエイリアンシリーズで何度も描かれています。

エイリアンのなかには、それを統率する描写が描かれる巨大な「エイリアンクイーン」という個体も存在します。その体格は他のエイリアンをはるかに上回り、通常のエイリアンとは違う突起や、頭部には王冠を思わせる期間が後方に伸びています。下腹部には半透明な産卵管があり、フェイスハガーが生まれるエイリアンエッグを次々に生み出し続けます。

エイリアンシリーズのラストでは、リプリーとの戦闘が何度も描かれています。エイリアンクイーンに移動する必要があると、下腹部についた産卵管を自切して移動や攻撃行動をします。全てのシリーズで卵を産む描写がありましたが、エイリアン4ではリプリーと融合した遺伝子から生み出されたために、これまでの卵生から胎生に変化しています。

取りつかれれば終わるフェイスハガー

エイリアンシリーズの恐怖を演出するもう一つの立役者フェイスハガーは、人間の両手首を一つにまとめて指を広げたものと、カニを思わせる形状をしています。卵から産まれたフェイスハガーは、エイリアンによって連れてこられた犠牲者の顔面にとびつき、尻尾部分を体に巻き付けて固定します。

相手の顔に張り付くことから、Face(顔に)Hugger(張り付くもの)と呼ばれているのです。顔に張り付いたあとは、寄生管を伸ばして相手の体内に寄生体を送り込みます。このときに、フェイスハガーを外そうと傷つけると、エイリアンの黄色い体液が吹き出すために力づくで外すことが困難となっています。また、寄生体を送り込んだフェイスハガーは役目を終えてやがて活動を停止します。

被害者の胸を突き破って誕生するチェストバスター

犠牲者の体内に入った寄生体チェストバスターは、犠牲者を生存したまま取り出すには外科手術をしないかぎり不可能だと劇中で語られています。ほとんど犠牲者はチェストバスターの名前「Chest(胸を)burster(破壊するもの)」の由来通りに、腹部を内側から破壊されて死亡してしまいます。

このチェストバスターは、犠牲者の胸から出ると、すぐさま脱出して他のエイリアンのように配管などの物陰に紛れて逃げおおせます。こうして逃げおおせたチェストバスターは、はじめは白色の色をしていましたが、脱皮を繰り返して成長するうちに外殻が固く黒くなっていきます。やがて姿形共にエイリアンになり、新たな犠牲者をエイリアンクイーンの元へ運ぶのです。

エイリアン4のあらすじをネタバレ解説!

エイリアン4のあらすじを説明する前に、リプリーのこれかでの戦やエイリアンによる多大なる犠牲と、如何にしてエイリアン4のオープニングへ至ったのかを説明しなければなりません。次からは、エイリアンナンバリングシリーズのあらすじを、ネタバレ込みでラストまで解説します。

すべてのはじまりエイリアン1のネタバレあらすじ

エイリアンの監督をしたのは「デュエリスト(決闘者)」でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞したリドリー・スコット監督です。非常に印象的だと高評価されるエイリアンやチェストバスター、フェイスハガーのデザインをしたのはシュルレアリスムの巨匠デザイナーであり、「スピーシーズ種の起源」「キラー・コンドーム」「帝都物語」などで数々のクリーチャーを産み出してきたハンス・リューディ・ギーガーです。

エイリアン1の劇場版公開時のキャッチコピーは「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」といったもので、その通り舞台は宇宙です。宇宙貨物船ノストロモ号に乗る乗組員たちは、正体不明の信号を傍受します。信号をたどり、他の知的生命体の宇宙船のなかで、体内からなにか飛び出たような痕跡がある宇宙人の遺体を発見します。主人公のリプリーは、その信号が警告を発する信号だと解析します。

宇宙人の船から帰還したクルーたちの一人がフェイスハガーにより寄生体を植え付けられ、それを剥がそうとしたためにその生命体が強酸のような体液を持つことが判明します。時間が流れてその乗組員の中から、チェストバスターが誕生し、エイリアンへと成長するなかで乗組員たちが次々に犠牲になります。

命の危機が迫るなか、会社が秘密裏に乗組員よりも「生きているエイリアンの捕獲と回収」を最優先事項としていたこと。会社ははじめからエイリアンの捕獲と回収を目的として、乗組員を雇っていることを知ります。一人生き残ったリプリーは飼い猫のジョーンズと共に、宇宙貨物船ノストロモ号から脱出艇に乗って脱出し、貨物船をエイリアンもろとも自爆させるのでした。

悲劇は繰り返されるエイリアン2のネタバレあらすじ

シリーズ二作目の監督を務めたのは、「ランボー/怒りの脱出」の脚本や、「ターミネーター」「タイタニック」「アバター」など数々の大ヒット映画で有名なジェームズ・キャメロン監督です。ジェームズ・キャメロン監督は他にも原案と脚本も務めています。キャッチコピーは「今度は戦争だ」と題されている通り、無数に増殖したエイリアンと、兵器に身を固めた兵士との戦いを映画いたアクション映画として制作されました。

エイリアン1での唯一の生存者のリプリーは57年間宇宙空間を漂った末に、地球周回軌道付近の宙域で偶然発見されて、救助されます。ハイパースリープから目覚めたリプリーはは、57年の間に娘とは再開することなく死別した事実を知ります。

さらにはエイリアン1にて、狂暴なエイリアンと遭遇した惑星がテラフォーミングされており、20年前からすでに入植者が居住していることを知らされます。周囲にエイリアンがいると主張しても信じられることはなく、リプリーは倉庫従業員として働くことになります。

そうしているうちに、その惑星に暮らす入植者たちからの連絡が途絶えたことを知ります。調査のため植民地海兵隊が派遣されることになり、リプリーもその中の一人戦略アドバイザーとして誘われます。しかしリプリーは過去の恐怖からそれを断ろうとしますが、自らのトラウマに決着をつけるべきだとして、「エイリアンの研究や持ち帰りはせず、殲滅させるのみ」と条件をつけて調査隊に入ります。

ネタバレになりますが、そのコロニーでの生存者はニュートという少女一人のみでした。さらに入植者の体内に埋め込まれている発信機を調査した結果、捕らわれた入植者たちは惑星大気改造用の環境システム施設内にいることが判明します。しかしそこはエイリアンの巣窟となっていた場所出る。次々にエイリアンに襲われる中、ニュートと共に逃げ惑うリプリーですが、そのなかでエイリアンの殲滅を決意します。

エイリアンに襲われた混乱から環境システム施設の電気を生産する核融合冷却システムが故障し、4時間後に爆発することが判明します。そんななか、生存者たちのなかからリプリーとニュートが仮眠室で眠っていると、フェイスハガーによって襲われてしまいます。ネタバレになりますが、それは会社から派遣された人物による人為的なものでした。犯人を取り囲み、処刑しようとしたところで、エイリアンが大挙して襲来します。

命からがら逃れた生存者たちは、エイリアンにあふれる惑星からスラコ号へと帰還します。ニュートを喪った娘のように思い絆を深め合うリプリーでしたが、しかしスラコ号へ向かう船に張り付いていたエイリアンクイーンが襲撃してきます。ラストバトルでは、リプリーはパワードスーツを身にまとい、エイリアンクイーンを宇宙空間に放逐します。そして地球へ還るために、冷凍睡眠につきます。

エイリアン3のラストで決死の覚悟を決めたリプリーのネタバレあらすじ

エイリアン3の監督を務めたのは、後々に「セブン」や「ファイトクラブ」で知られるデヴィッド・フィンチャーの初監督作品です。しかし出演俳優との諍いやトラブルが多発し、さらには最高額の製作費を投じたのにもかかわらず評価が芳しくなかったためデヴィッド監督は「新たに映画を撮るくらいなら大腸癌で死んだ方がましだ」と語り、一年半にわたって映画関係から遠ざかることがありました。

今回の舞台となる場所は、いままでのように軍事施設からの物資がなく、全員が囚人のためにまともな武器を持ち合わせていません。よって、今までのようにエイリアンに対して武器を持って対抗するのとは違い、逃げ回ることが主になります。エイリアン1のようだと思わせつつ、犬の遺伝子を取り入れらエイリアンドッグから脱がれるなど、さらなる緊張感を演出しています。

宇宙船スラコ号に謎の事故が発生して、冷凍睡眠したリプリーたちは宇宙の流刑惑星フィオリーナ161に墜落します。その際、共に生還したはずのニュートを含めた生存者たちはリプリー以外全員死亡してしまいます。あらすじの後のネタバレになりますが、「宇宙船スラコ号におこった謎の事故」は、宇宙船内に侵入していたフェイスハガーが原因でした。

囚人の一人にフェイスハガーが取り憑き、そこから再び悪夢がはじまります。エイリアン2にて行動を共にしたアンドロイドの開発者と名乗る男性が現れ、リプリーの体内のクイーンを殺すと説明をします。ネタバレになりますが本当は、エイリアンを生物兵器として利用しようとしていた会社によって、エイリアンを持ち帰ろうとしていたのです。しかしリプリーは体内のエイリアンと共に溶鉱炉へと沈み、会社の目論見は失敗します。

戦いから200年後を描いたエイリアン4のネタバレあらすじ

リプリーが溶鉱炉に身を投げて200年が経過しました。リプリーを狙っていた会社は存在せず、しかし提携によってエイリアンの存在を知っていた軍は、リプリーが残した血液から彼女のクローンが作られました。

リプリーの体内から取り出されたエイリアンは実験施設の中で増殖して、管理されていました。リプリーも同じように研究対象に観察されていました。そのリプリーに異変が確認されます。なんと、わずか3日で手術痕が消えるほど再生能力が高く、以前のリプリーの記憶を一部持ち合わせており、学習能力も非常に高かったのです。エイリアンを取り出せば不要だったが、それが研究員の興味を引きます。

あらすじのネタバレになりますがクローンの再生では、リプリーとエイリアンのDNAが融合していたため、完全なエイリアンを取り出すことはかないませんでした。8体目のクローンで、人間とエイリアンとを別々に再生することに成功します。エイリアン4で活躍しているリプリーは、8体目のクローンなのです。

復活した無数のエイリアン

そうしているうちに、施設内で飼育されていたエイリアンは、仲間の1匹を犠牲にして、自らの腐食性の強い体液を利用して脱走します。リプリーの警告は虚しく施設は阿鼻叫喚の地獄絵図になります。リプリーはエイリアンを倒し、生存者を助けます。そのうちの一命は、リプリーの素性を知って、リプリーがエイリアンだと言い放ちます。そんななか施設に異常があったため、自動航行で施設は地球へ向かいつつあるのを知ります。

施設内を移動しているなか、あらすじネタバレにもあったように、リプリーの過去のクローン体が保管されている部屋に行きつきます。そのなかで唯一生存していた7号からの懇願により、リプリーは彼女たちを火炎放射器で全てを焼き払います。さらに地球へ向かう施設を自爆させようとしますが、エネルギーの残量がなく、自爆をさせることができないことを知ります。

「ニューボーン」の誕生を目撃

その後、リプリーはエイリアンに連れ去られ、エイリアンクイーンの元に連れてこられます。エイリアンクイーンはリプリーから取り出されたものです。人類のDNAを取り込んだエイリアンクイーンは、卵生から胎生へと変化を遂げて、新しい子供を誕生させようとしているところでした。

クイーンから生まれてきたのは、クイーンよりもより濃く人類の遺伝子を受け継いでいました。他の黒いエイリアンとはまるで違い、その頭部は人間の頭蓋骨のような形をしており、その皮膚は人間の様な乳白色をしています。さらに黄色かった血液は赤くなっておりました。そのエイリアンはニューボーンと名付けられていますので、これ以降はネタバレあらすじのなかでそのエイリアンのことをニューボーンと記入します。

誕生したニューボーンは、エイリアンクイーンと対面します。しかしすぐさま自分を産んだエイリアンクイーンを殺害しだします。この暴挙は、まるで似ても似つかない外見からニューボーンはクイーンのことを同族だと認めていないことが理由だとファンサイトには書かれています。さらにニューボーンはリプリーを見つけて、慕うように長い舌で彼女を舐めます。ニューボーンにとってリプリーこそが仲間だったのです。

エイリアン4のラストをネタバレ解説!

多くの戦いを繰り広げ、エイリアンと人類のDNAが融合して生まれたクローンとしての杭脳を味わい、それでも生き残るために、そしてエイリアンを殲滅するために生存者たちとともに生き残りました。さらにニューボーンが誕生し、エイリアンクイーンよりもリプリーを仲間だと認識します。その後のラストまでの展開をネタバレを含めて解説します。

宇宙に飛ばされたニューボーン

ニューボーンがリプリーを仲間だと認識したが、その残虐な生態は決してかわっていませんでした。そばにいた生存者をニューボーンは襲い殺します。その隙に逃げ出したリプリーは、ニューボーンが自分を仲間だと思っていることを知っています。しかし、それでも他のエイリアンと変わらない残虐な本性を目の当たりにしていたリプリーはニューボーンを生かしておいてはいけないと悟ります。

脱出艇へと逃げたリプリーは、ニューボーンが追いかけて来たのを察知し、お一突かせるために近づいて来たニューボーンを抱きしめます。まるで子供に語り掛けるようにやさしく撫でて、話しかけます。ニューボーンは大人しく、リプリーの腕の中に納まります。リプリーは近くの小窓に、自分の血液をつけて腐食させます。穴が開いた小窓の外は真空の宇宙です。空気が勢いよくぬけていき、それにニューボーンがつい付けられます。

ニューボーンの体液が小窓の外へと排出され、さらには臓器がぬけていきます。苦しみからか喘ぐニューボーンを、わが子との離別の悲しみを味わいつつ見守ります。こうして、すべてが吸い出され、ニューボーンは絶命します。エイリアンを多数搭載した施設は大気圏に入る前に宇宙圏で爆発し、無事にすべてのエイリアンは地球にたどり着く前に処理することができます。そしてリプリーは生存者と共に脱出艇で地球へと向かうのです。

無事に地球に帰還

エイリアン4の通常版では、宇宙船から地球を見下ろす場面で、生存者は「これからどうなるの?」と心配げにリプリーに聞きます。リプリーは「さあ…私にとってははじめての星だわ」と答えます。このセリフは、リプリーのクローンとして、過去のリプリーを別人として完全に区別するセリフだと、印象に残っていると高く評価するファンがいます。

エイリアン4のキャスト一覧

エレン・リプリー:シガニー・ウィーパー

エイリアン1から出演し続けている彼女は、それまでは無名の女優でした。彼女がエイリアンに立ち向かう姿は、「女性は守られる存在である」という社会の印象を強く変化させます。同じような役割をしたのが「ターミネーター」に登場するサラ・コナーです。二人がシリーズのなかで男性のように働き、男性のように武器を持って凶悪な敵とに立ち向かう姿は、ハリウッド映画で闘うヒロイン像を確立したとして大衆に評価されています。

エイリアンシリーズ以外では「ワーキング・ガール」のキャサリン・パーカー役にてゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞、「愛は霧のかなたに」のダイアン・フォッシー役にてゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)を受賞、さらにはディズニー映画ので有名な「ファインディング・ドリー」には海洋生物研究所の女性アナウンスにて声の出演を果たしています。

エイリアン4では、エイリアン3のあらすじのネタバレで書いたように、ラストでリプリーは自らに宿ったエイリアンと共に溶鉱炉に沈みます。そのためエイリアンの続編が制作されると聞いて、出演オファーに対して難色を示していました。しかし、クローンで復活するリプリーの存在とあらすじを高い評価をして、エイリアン4のリプリー役としての出演を承諾します。

エイリアン4の作中に、エイリアンのDNAが混じって驚異的な身体能力を有するようになったリプリーを表すために、バスケットボールに背を向けたまま超ロングシュートを決めるシーンがあります。このシーンは決してCGや特撮ではなく、シガニー・ウィーパー自身がNGなしで1テイクで決めた本物のシュートなのです。様子を見ていた共演者や現場スタッフが思わず拍手喝采したため「編集でそれを隠すのが大変だった」と語っています。

アナリー・コール:ウィノナ・ライダー

リプリーと対を成すもう一人の主人公として活躍します。あらすじのネタバレでも語った通り、宇宙貨物船「ベティ」の新米クルーである技師として名乗っていましたが、実はエイリアンに寄生されているリプリー抹殺のためにオーリガに乗り込んだことが明らになります。そんな彼ですが、リプリーと協力をして脱出をします。さらなるネタバレで、彼はリプリーと同じく人類外、アンドロイドだと明かされます。

そのような複雑な役を演じたウィノナ・ライダーは、アメリカ合衆国 ミネソタ州ウィノナ出身の女優です。エイリアン4の他にも、「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」ではメイ・ウェルランド役でゴールデングローブ賞助演女優賞受賞とアカデミー助演女優賞ノミネートと英国アカデミー賞助演女優賞ノミネートと、三つの賞のノミネートされています。

エイリアン4の通常版と完全版の違い

オープニングの映像

エイリアン4の完全版はエイリアン4の通常版と違い、多くの映像がさらに収録されています。オープニングでは、通常版ではリプリーがクローンとして復活する場面を直接描くことなく、徐々に明かされるようになっていました。しかしエイリアン4の完全版では、最初にリプリーがクローンとして蘇る工程や物語が描かれています。

エンディングの映像

エイリアン4の通常版のラストでは、リプリーたちが宇宙船から地球を見下ろしながら。他の生存者に「これからどうするの?」と問いかけられ、リプリーが「分からない…地球は初めてだもの」と返してエンドロールになります。しかし、完全版ではさらに追加の映像があり、ラストの会話がされている場所も違います。

完全版では、リプリーたちは地球へと降り立ちます。これまで地球のことが話しに出た時、総じて酷評されていた地球です。その光景は荒れ果てていました。人々は地球を見捨てて他の星へと移住していったのです。そんな地球のパリに立つ生存者とリプリーたちは、リプリーがその特異な遺伝子を持つことから軍に追われていることを心配していると告げます。それにリプリーが「分からない…地球は初めてだもの」と返すラストです。

エイリアン4を視聴した人の評価とは?

SFホラーのなかで最高です!

密閉空間で自分には及ばない力を持つ強者から追われ続け、数々の仲間を犠牲にして脱出をするホラーを題材にした作品の中で、これほど多くの人々に愛されて、なおかつ派生も含めた多くのシリーズで愛され続ける作品は少ないです。この評価は、エイリアン4になっても、いまなお真新しい恐怖を演出し続けるSFホラーシリーズにとって、最高の評価です。

思ったよりもグロかった。

エイリアンの過去作品は、もちろんチェストバスターが飛び出し血しぶきが飛び散るなどのショッキングなシーンがありました。しかしエイリアン4では、頭蓋骨を割られて頭を食べられるシーンや、内臓といった、これまでに描かれなかったグロテスクな映像も使われた作品でした。そのためにこういった評価もあります。

これまでのエイリアンファンならラストまで楽しめる。

評価の中にはエイリアンシリーズのファンが多いです。エイリアン1からエイリアン4まで楽しんできた人たちでも、古臭くなく十分に楽しめたといった評価が多いです。特にエイリアンと人間とのハイブリッドであるニューボーンとリプリーという、同じ存在が出会い、そしてリプリーが一時的にでも心を通わせた描写があったにもかかわらず、その生態の危険性から殺さなければならないと決断した流れが高評価に繋がりました。

ラストで地球に帰ったリプリーは果たして人間かエイリアンか。続編期待。

エイリアン4で復活したリプリーは、道中でエイリアンと自分が融合したこれまでのクローンリプリーを目にしています。そして実験で消費された彼女たちを命を絶つことで救済します。しかしニューボーンは、殺意をもって断腸の思いでその命を絶ちます。こうして苦難を乗り越えたリプリーも、彼女らと同じ人間とエイリアンのハイブリッドなのです。

エイリアン4のラストに地球へ降り立ったリプリーに、他の生存者が軍からリプリーが狙われていることを告げます。生存者はリプリーのことを仲間である人間として話しかけています。しかし、軍にとっては、リプリーはエイリアンであり、利用価値があるものなのです。そのことからこの評価がついたのでしょう。

「私にとってははじめての星だわ」というのが印象的。

エイリアン4のラストでリプリーが述べた台詞が、エイリアン4の評価の中で多く触れられていました。戦ってきたリプリーは地球と星を往復する宇宙貨物船の乗組員でした。もちろんそれまでの記憶を継承しているリプリークローンもその記憶の一部をもっています。しかしクローン体であるエイリアン4で活躍するリプリーと自分がまったくの別人だと示唆する言葉だと、価格評価するファンが多いです。

そのうえ、リプリーがエイリアン1で地球に帰還しようとしていた年代からエイリアン4の年代まで、最低でも250年以上が経過しています。エイリアン4の作中では、地球に行くなど嫌だと評価されており、さらにはエイリアン4完全版にて荒廃したフランスが描かれている通りに、かつてのリプリーが見た地球とは様相が変化しています。そのことにも関して述べた台詞かもしれないといった考察もありました。

エイリアン4の切ないストーリーを映画でも見てみよう!

エイリアンシリーズのこれまでのあらすじを説明して、エイリアン4のラストまでをネタバレも交えて紹介したうえで、エイリアン4の通常版と完全版の違いや、エイリアン4を見た人々の評価を紹介しました。この記事で紹介した評価は、古くから続くエイリアンシリーズを支える人々の称賛の声はほんの一部です。

リプリーの自らの血が混じる、子供のような存在と束の間の解魂を遂げたのち、その残酷な生態と巨大すぎる危険性から、殺されたニューボーンの切なく壮絶なラストをぜひ見てください。できるなら、エイリアン1から脈々と続く恐怖と、美しく戦うリプリーの姿をはじめからラストまで応援してください。

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