ディストピア パンドラの少女のあらすじとネタバレ!知能を持ったゾンビは人類の希望?

「ディストピア パンドラの少女」は、一風変わったゾンビ映画です。今回はディストピア パンドラの少女のあらすじをネタバレ込みで紹介すると共に、本作の謎についての解説やベビーカーゾンビについてもまとめています。題材を見るだけで毛嫌いする人も、実際に鑑賞してみると思わぬ感想が飛び出す作品かもしれません。出演しているキャストや映画を観た人の感想などもまとめています。

ディストピア パンドラの少女のあらすじとネタバレ!知能を持ったゾンビは人類の希望?のイメージ

目次

  1. ディストピア パンドラの少女とは?
  2. ディストピア パンドラの少女のあらすじネタバレ
  3. ディストピア パンドラの少女の結末や謎をネタバレ解説
  4. ディストピア パンドラの少女のキャスト
  5. ディストピア パンドラの少女に関する感想や評価
  6. ディストピア パンドラの少女のネタバレまとめ

ディストピア パンドラの少女とは?

ゾンビの登場するホラー映画は今や数多く存在していますが、「ディストピア パンドラの少女」は一風変わったゾンビ映画となっています。今回はディストピア パンドラの少女という映画について、ネタバレを含めたあらすじや結末に関する謎についても、解説と共にまとめてご紹介します。噂のベビーカーゾンビとは、一体どのタイミングで登場するのでしょうか?

ディストピア パンドラの少女の概要

ディストピア パンドラの少女は、2016年に公開されたホラー映画です。原作となっているのはマイク・ケアリーの著書である「パンドラの少女」で、未知の細菌によって荒廃してしまった近未来が舞台となっています。そんな世界の中で、とある軍事基地の中では「セカンドチルドレン」と呼ばれる子供達達が教育を受けていました。唯一の希望となる子供達に対して、教師のヘレンは人間と同じ様に接していました。

ディストピア パンドラの少女の予告編動画

ディストピア パンドラの少女の予告編動画では、軍事施設の中で囚人の様に拘束されながら教育を受ける子供達の姿が見られます。一見普通の人間に見える子供達ですが、軍人が腕を近づけると途端に凶暴さを垣間見せます。そんな軍事施設がゾンビの襲撃によって混乱に陥り、ヘレン達は逃げ出す事となります。映像のラストにはベビーカーも登場し、ベビーカーの中を覗いた人物の驚く姿が見られます。

ディストピア パンドラの少女のあらすじネタバレ

一風変わったゾンビ映画のディストピア パンドラの少女ですが、続いては気になるあらすじについてをネタバレと共にご紹介します。ゾンビから逃げ惑うだけでなく、彼らに教育を施したり彼らと共に逃げる人々は、果たしてどの様な結末を迎えるのでしょうか?まだディストピア パンドラの少女に関するネタバレを知りたくないという人は、あらすじの閲覧にはくれぐれもご注意ください。

あらすじネタバレ①成れの果て

未知の細菌に感染してしまった事により、人類の大半は「ハングリーズ」と呼ばれるゾンビに変化してしまいます。ハングリーズは意思を持たず、人間を見るとその肉を食らおうとします。そのハングリーズに噛まれた人間もまた感染してしまい、唯一生き残った人々は厳重な管理下にある軍の施設の中で生活をしていました。そんな人類に残された唯一の希望は、ハングリーズとなった妊婦から生まれた、「ハイブリッド」の子供です。

ハングリーズと同様に人肉を好むハイブリッドですが、彼らには思考をする力や学習能力がありました。イングランドの軍事施設では、彼らの遺伝子を研究してワクチンの精製を試みようとしていたのです。武器を持つ軍人によって監視される中、拘束されたハイブリッドの子供達は教育を受けていました。一方人間は体臭を消す為の、特殊なクリームを身体に塗る事でハイブリッドと接する事ができていました。

あらすじネタバレ②パンドラの箱

ハイブリッドの教育係をしていたヘレン・ジャスティノーは、ハイブリッドを恐ろしい生き物として扱う事をせず、人間の子供と同じ様に接していました。彼らの中でも特にIQの高いメラニーという少女に対し、ヘレンは「パンドラの箱」という物語の読み聞かせを行います。ある日メラニーは、自分が作った物語をヘレンに読み聞かせます。その内容は、モンスターから女性を守った少女は二人で仲良く暮らすというものでした。

その物語に感動したヘレンは、メラニーの頭を撫でました。するとそれを観ていたエディ・パークス軍曹は激怒し、自らの腕に塗っていたクリームを拭って子供達の所へ行きました。するとそれまで大人しかった子供達は体臭に反応をし、凶暴な姿を見せたのです。その様子にヘレンは恐怖しますが、メラニーだけは懸命に本能に抗おうとしていました。その姿に、ヘレンのメラニーへの愛着は更に増していきます。

あらすじネタバレ③好きな数字

ハイブリッドの研究を行うキャロライン・コードウェル博士は、施設を訪れる度に子供達にクイズなどを出題しています。ある日コードウェル博士がメラニーに対し、1から20までの中から好きな数字を選ぶよう促します。13を選んだメラニーですが、翌日になると13号室に収容されていた子供の姿が消えていたのです。後日メラニーが自分の部屋番号である4を選ぶと、今度はメラニーが実験室へと連れて行かれました。

コードウェル博士は、ワクチン開発の為に子供を解剖して脳と脊髄を保存していたのです。同じ様にメラニーを解剖しようとしていたコードウェル博士ですが、間一髪の所でヘレンが実験室へやってきます。その時、ハングリーズ達が防護壁を突破して施設の中へと侵入してきます。実験室から逃げ出した二人は混乱の中、パークス軍曹達の乗る装甲車に乗り込む事に成功し、ハングリーズだらけの基地から脱出したのでした。

あらすじネタバレ④実験材料

メラニーは拘束され、逃げる最中に感染してしまったディロンはパークス軍曹によって射殺されます。装甲車が故障してしまうと徒歩での移動となり、辿り着いたロンドンで巨大な塔を見つけました。そこにはハングリーズの死体から生えたツルが巻き付いており、大量の菌糸があったのです。これがばら撒かれれば人類は絶滅してしまいます。移動する一行に、クリームでは効果の無い第2世代のハングリーズが襲い掛かります。

犠牲を出しつつ実験室に逃げ込んだ一行でしたが、麻酔ガスを使ったコードウェル博士によって眠らされてしまいます。傷の悪化によって敗血症となっていた博士は、メラニーを使いワクチンを作ろうとしていたのです。けれど目覚めたメラニーは、自分達が人類の為に犠牲になる理由を問います。逃げ出したメラニーを追うコードウェル博士は、ハングリーズによって殺されてしまいました。

あらすじネタバレ⑤ハングリーズの世界

ツルの巻き付いた塔に火を点けたメラニーは、世界中にウイルスをばら撒いてしまいます。実験室に残っていたヘレン以外の人類は、全てハングリーズとなってしまいました。感染したパークス軍曹は、メラニーに頼んで自分を射殺して貰います。メラニーは、ハングリーズやハイブリッドの指導者となりました。一方で実験室を出られないヘレンは、マイクとスピーカーによって彼らに教育をする事となるのでした。

ディストピア パンドラの少女の結末や謎をネタバレ解説

人類にとってはバッドエンドを迎えてしまったディストピア パンドラの少女ですが、見方によってはハッピーエンドとも取れる結末かもしれません。続いてはディストピア パンドラの少女の結末を迎えて、残されている謎についてをネタバレと共に解説していきます。映画を観ただけではわからなかった部分も、解説を読んだ上で鑑賞し直してみるときちんと理解する事ができるかもしれません。

ネタバレ解説①少年や少女の正体

ディストピア パンドラの少女に登場する少年少女は、感染してハングリーズとなってしまった人間から生まれた子供達です。通常の出産とは異なり、彼らは親の内臓を食い破り外に出てきました。見た目はごく普通の人間であるものの、人間の体臭に反応して凶暴化する習性を持っています。しかし学習能力を持っている事から、人間達は彼らを拘束し特殊なクリームを塗る事で凶暴化を防ぎ、接する事ができていました。

ネタバレ解説②ベビーカーゾンビも登場?

ディストピア パンドラの少女では、ベビーカーに乗ったゾンビも登場します。装甲車が壊れてしまい徒歩での移動を余儀なくされてしまった一行ですが、道中でハングリーズの群れの中を密かに移動するというシーンが登場します。その中でベビーカーを見つけたコードウェル博士は、好奇心のままにその中を覗いたのです。その事によって、人間が紛れ込んでいる事を他のハングリーズ達に知られてしまう事となります。

ホラー映画において、子供がゾンビ化をしてしまうといった題材は、禁忌的な扱いを受ける事もあります。しかしディストピア パンドラの少女では、そもそもの題材がウイルスを保有した子供達を使いワクチン開発をするというものであり、第二世代の出自を語る上でベビーカーゾンビは外す事のできない存在であったとも言えそうです。ベビーカーゾンビを見て語られる産まれた時の様子に、彼女はショックを受けました。

ネタバレ解説③大人と子供の意味

ディストピア パンドラの少女の中で感染していない普通の人間達は大人で、第二世代と呼ばれているのは子供達の事です。第二世代は人間と変わらない見た目であるものの、体内にはハングリーズと同じウイルスを保有しています。ゾンビ化も植物化もしていませんが、ウイルスと共存して生活をしている様な状態となっています。この構図は、共感する事のできない大人と子供を表しているとも言えそうです。

ネタバレ解説④絶望

一般的なゾンビ映画では、人類が滅亡してしまうかワクチンの開発に成功し、人類が再び元の生活を取り戻していくという結末が見られます。しかしディストピア パンドラの少女においては、そのどちらとも言い難い結末を迎えています。ヘレンは生き残る事ができたものの、実質人類は滅亡したと同義であり、その人類の知恵を借りながら新しい人類が反映していくという、人類にとって絶望的な終わり方となっています。

ディストピア パンドラの少女のキャスト

ベビーカーゾンビなど様々な衝撃が襲い来るディストピア パンドラの少女という映画ですが、演じているキャストにも注目が集まります。続いては、ディストピア パンドラの少女に出演していた主要キャストについても順番にご紹介します。緊迫した世界観で緊張感のある演技を見せつけたキャストについて、気になる人物がいたという人は、是非他の出演作品などもチェックしてみてはいかがでしょうか?

ヘレン・ジャスティノー役/ジェマ・アータートン

生年月日:1986年1月12日(現在33歳)
出身:イングランド ケント州グレーブゼント
身長:170cm
職業:女優、モデル
出演作品:「007 慰めの報酬」「聖トリニアンズ女学院2」「ランナーランナー」
吹き替え声優:甲斐田裕子

エディ・パークス軍曹役/パディ・コンシダイン

生年月日:1974年9月5日(現在45歳)
出身:イングランド イースト・スタッフォードシャー
身長:180cm
職業:俳優、映画監督
出演作品:「24アワー・パーティ・ピープル」「シンデレラマン」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」
吹き替え声優:三上哲

キャロライン・コールドウェル博士役/グレン・クローズ

生年月日:1947年3月19日(現在72歳)
出身:アメリカ合衆国コネチカット州グリニッジ
身長:165cm
職業:女優、歌手、プロデューサー
出演作品:「白と黒のナイフ」「ミーティング・ヴィーナス」「アガサ・クリスティー ねじれた家」
吹き替え声優:三沢明美

ディストピア パンドラの少女に関する感想や評価

ベビーカーゾンビの登場や思わぬ結末に驚かされるディストピア パンドラの少女ですが、実際に映画を鑑賞した人はどの様な感想を抱いたのかも気になるのではないでしょうか?続いては実際にディストピア パンドラの少女を観たという人の、Twitter上での感想や評価も少しだけご紹介します。子供が実験体という点からもゾンビ側の視点で観てしまいがちな作品ですが、人によって視点が変わってくる作品かもしれません。

ただゾンビに襲われる映画ではないディストピア パンドラの少女は、世界観がしっかりと構築されており物語に入り込んで楽しむ事ができたという感想もある様です。目を背けたくなる様な残虐なシーンも含まれているものの、この手の映画においてはそういった描写も欠かせないものであり、そういった部分も含めてきっちりと描ききっている本作は評価の高い作品であると言える様です。

ストーリーや登場人物への評価以外にも、本作では映像に対する評価も多く見られました。始めは閉鎖的な軍事施設の中で展開していく物語となりますが、後半には荒廃した外の世界へ飛び出していく事となり、かつて人間達が暮らしていた世界の変わり果てた姿を存分に堪能する事ができる様になっています。物語を追うので精一杯だったという人は、是非もう一度映画を鑑賞してその映像に目を向けてみるのもおすすめです。

決して明るい題材ではないものの、鍵を握る少女のメラニーが可愛いとの意見も見られます。他のハイブリッドが本能的に狂暴化する中でも唯一理性を保ち続け、最後まで冷静で知性的な少女としての姿が描かれています。演じるキャストの演技も秀逸なものであり、メラニーの姿を見るという目的でも十分に楽しむ事のできる作品となっています。

ディストピア パンドラの少女のネタバレまとめ

映画「ディストピア パンドラの少女」について、ネタバレを含めたあらすじや謎の解説をご紹介しましたが、作品自体を知らなかったという人でも興味を持つ事ができたのではないでしょうか?ゾンビ映画だからと鑑賞候補から外してしまっていた人も、あらすじや解説を読んだ上で興味が湧いたら思い切って鑑賞してみる事をおすすめしたくなる作品となっています。

ベビーカーゾンビなど予想外のキャラクターも登場する本作ですが、鑑賞後には恐怖だけではない感想が出てくる筈です。既に動画サイトでの配信やレンタルなどもされている映画なので、解説なども踏まえた上でじっくり鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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