フラットライナーズ(2017年リメイク版)のネタバレあらすじ!映画の評価は?

今回ご紹介する映画「フラットライナーズ」は、リメイク版として2017年にアメリカで公開されました。オリジナル作品は1990年に公開され、キーファー・サザーランドとジュリア・ロバーツ、ケヴィン・ベーコンと豪華俳優陣が出演しており、こちらも当時は話題となていました。それでは賛否両論の話題作「フラットライナーズ(2017年リメイク版)のネタバレあらすじ!映画の評価は?」を解説していきます。

フラットライナーズ(2017年リメイク版)のネタバレあらすじ!映画の評価は?のイメージ

目次

  1. フラットライナーズ(2017年リメイク版)のネタバレあらすじ!
  2. フラットライナーズ(2017年リメイク版)の評価
  3. フラットライナーズ(2017年リメイク版)のキャスト
  4. フラットライナーズのオリジナルとリメイク版の違い
  5. フラットライナーズ(2017年リメイク版)を考察
  6. フラットライナーズ(2017年リメイク版)に関する感想や評価
  7. フラットライナーズ(2017年リメイク版)のあらすじや評価まとめ

フラットライナーズ(2017年リメイク版)のネタバレあらすじ!

フラットライナーズ(2017年リメイク版)の映画情報

映画「フラットライナーズ」は、2017年にアメリカで公開されたサスペンスホラー映画です。医者を目指す学生たちは、ある日やってはいけない実験をしてしまいます。そして実験を通してそれぞれの過去が明らかになり苦しめられます。若手の俳優陣やベテランの俳優も出演している「フラットライナーズ」は、評価が賛否両論であり見る人によって意見が異なっているようです。

フラットライナーズ(2017年リメイク版)の概要

1990年に公開された「フラットライナーズ」のリメイク作品である本作は、オリジナルに出演しているキーファー・サザーランドも主演しており話題となりました。メインのキャスト陣も、その他の有名な映画に出演している実力者揃いで期待されていた作品です。

臨死体験をする事で何かを得るために学生たちは危険を冒していきます。そこで生まれる作品のスピード感やドキドキ感、ホラーとサスペンスの融合された作品ならではの魅力が「フラットライナーズ」の見どころとなっています。それでは「フラットライナーズ」2017年版のネタバレあらすじをご紹介します。

フラットライナーズ(2017年リメイク版)のネタバレあらすじ

【ネタバレあらすじ1】医者になる為に大学病院で学んでいるコートニーは、友達であるジェイミーとソフィアを誘ってある実験につきあってほしいとお願いします。それは、自分が臨死状態になった時の脳のデータを採ってほしいというものでした。危険な実験である為、反対するジェイミーとソフィアでしたが、死んだ後の脳の状態や死後の世界に興味を持っているコートニーに半ば強制的に参加させられます。

【ネタバレあらすじ2】実験は順調に進んでいき脳のデータも採れていましたが、いざ蘇生させようとするとうまくいきません。すると、焦っている二人のもとにレイがやってきました。危ないと思ったソフィアが連絡していたのです。レイの協力もありコートニーは無事に息を吹き返します。その日の夜データを確認している時、コートニーはぼんやりしながらベランダで座っていました。そして急にパンを作り始めたのです。

【ネタバレあらすじ3】次に日、おばあちゃんのレシピを思い出して作ったそのパンをミーティングルームに持っていきました。そして、ある患者について話していると、難しい症例に対して他の学生たちは答えることが出来ない中、コートニーは的確な答えを発していきます。昔に見たパンのレシピや細かい本の内容記憶し、そしてその後も、昔習っていたピアノが弾けるようになったりと記憶に関してコートニーの能力は覚醒していました。

【ネタバレあらすじ4】その後、コートニーの覚醒に影響されたジェイミーも臨死体験をする事になります。コートニーよりも長い時間臨死体験をしたジェイミーは、臨死状態中にコートニーとは少し違う体験をします。コートニーの場合はファンタジーのような世界でしたが、ジェイミーの場合は楽しい思い出のような場面から誰もいない暗い場所に行きます。

【ネタバレあらすじ5】臨死体験をしたジェイミーもコートニー同様に変化がありました。ジェイミーの場合は感覚が鋭くなり患者さんに対して的確な処置ができる様になります。ジェイミーはまるで神様のような気分になっていました。実はその頃、臨死体験をした二人にはすでに副作用のような「幻覚」が見えていました。ですが、余りそれを気にせず次に体験するマーローに協力することになります。

【ネタバレあらすじ6】次はマーローが臨死体験をする事になりました。その最中にマーローが見たものはクラゲと水中に書かれている人殺しという文字でした。スムーズに蘇生させることが出来なかったため悪夢のような世界に閉じ込められるマーローでしたが、全員の協力により無事に息を吹き返しました。そこに遅れてきたソフィアがやってきて、母親からのプレッシャーに悩んでいるソフィアは、次は自分の番だと急かしていました。

【ネタバレあらすじ7】時間があまりない状態でソフィアの臨死体験が始まりました。彼女が体験中に見たものは、学生時代に自分がいじめをしていた場面でした。すると、予定よりも早く警備員がやってきて焦っているなか無事にソフィアの蘇生も終わりマーローの運転する車で野外のイベントに繰り出すのです。そこでコートニーは死んだはずの妹を見つけ後を追うと、事故現場の幻覚に襲われてしまいます。

【ネタバレあらすじ8】レイ以外の4人が臨死体験をしました。すると、全員が同じような副作用に悩まされます。それは「幻覚」や「幻聴」で、ジェイミーが住んでいる船に戻ると、昔の彼女の姿が見えたり赤ん坊の声が聞こえてきました。するとコートニーからの電話があり、幻覚に悩まされているという彼女の家で会う約束をしました。ですが、ジェイミーが家に着くころコートニーは妹の幻覚に襲われ命を落としてしまいます。

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フラットライナーズ(2017年リメイク版)の評価

評価①医学生は金持ち

「フラットライナーズ」では、メインの学生たちはリッチな生活をしてると思わせる場面がいくつかあります。一人暮らしには大きすぎる家や高級車なども登場し、中には船に住んでいるキャラクターもいてお金持ちな印象があるようです。「金持ちになるんだろ」というようなセリフも出てくる本作では、医者で成功するイコール、お金持ちというイメージを与えられる様です。

評価②部分的にホラー描写

「フラットライナーズ」の特徴はホラーとサスペンスの融合だと言われています。ホラー作品というよりもSFサスペンス要素が強い作品なので、通常のホラー映画とは違いポイントごとにその描写を入れています。主にホラー要素が感じられる場面は、臨死状態や覚醒状態、過去のトラウマや記憶に関係している場面のみなのでトータルで考えると短い時間となっています。

ですが、臨死体験をする為のシーンでは、トラブルなどが発生した時の時間に追われる演出などドキドキさせられるという感想も多く出ています。本作ではドキドキするサスペンス展開のなかにホラー部分が埋め込まれて作製されています。

評価③神様の存在

「フラットライナーズ」では、病院が舞台ということもあり命に関するシーンが多く存在しています。その中で、覚醒された力によって患者の回復を助けるというシーンでは、命を救えるという観点からまるで神様になったかのようだというニュアンスの表現が出てきます。

評価④登場人物の過去

臨死体験をした人物には共通点が存在しています。それは過去の過ちがトラウマとなっており今もそれを引きずっていることです。コートニーの場合は、運転中に携帯電話を操作していたことが原因で事故を起こしてしまい、それによって妹が死んでしまった過去があります。ジェイミーの場合は、当時付き合っていた彼女が妊娠し、堕胎手術を選んだが付き添うという約束を破り逃げ出しました。

マーローは、緊急で運ばれてきた患者に対して普段服用している薬がないかを確認し忘れ、間違った薬を投与して死亡させてしまった。さらに、ミスしたことがバレないようにその患者のカルテを改ざんした過去があります。ソフィアは、学生時代から母親のプレッシャーに押しつぶされそうになっており、その反動からかクラスメイトのヌード画像を拡散させいじめた過去があります。

フラットライナーズ(2017年リメイク版)のキャスト

キャスト①コートニー・ホームズ/エレン・ペイジ

主役のエレン・ペイジは、「X-MEN」シリーズのキティ・プライド役でもお馴染みの若手俳優です。主な代表作にはクリストファー・ノーラン監督「インセプション」、ウディ・アレン監督「ローマでアモーレ」など有名監督の作品にも主演しています。

その他には「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」「ローラーガールズ・ダイアリー」「スイッチ・オフ」「タルーラ 彼女たちの事情」などがあります。自身がレズビアンである彼女は、LGBTをテーマにした作品「Gayaction(原題)」をプロデュースしています。

キャスト②レイ/ディエゴ・ルナ

メキシコ生まれのディエゴ・ルナは、7歳の時から役者として舞台に立っており、12歳でTVドラマに出演しています。2016年に公開された「ローグワン:スター・ウォーズ・ストーリー」ではメインキャラクターとして抜擢されました。主な出演作には「夜になる前に」「ターミナル」「エリジウム」などがあります。2005年には映画会社を設立し、彼自身も監督としても活動しておりこれまで7本の作品でメガホンをとっているようです。

キャスト③ジェイミー/ジェームズ・ノートン

イギリス生まれのジェームズ・ノートン。ドラマなどで主演をこなす彼の演技力は高く評価されており、その実績もあって映画やドラマ、舞台などのオファーも多いようです。そんな主な出演作は「ベル~ある伯爵令嬢の恋~」「ターナー、光に愛を求めて」「グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース」「McMafia(原題)」「冬のライオン」などがあり主演も見事にこなしています。

キャスト④マーロー/ニーナ・ドブレフ

ブルガリア生まれのニーナ・ドブレフ。当初は、モデル業からスタートしている彼女ですが、演技の道へ進むためにオーディションを受け始めます。「フラットライナーズ」でメインキャラクターを演じている彼女の主な出演作品は「トリプルX:再起動」「クロエ」「ウォールフラワー」などがあります。ヴァンパイアとの恋愛を題材にした「ヴァンパイア・ダイアリー」では、6シーズン主役を務めています。

キャスト⑤ソフィア/キアシー・クレモンズ

アメリカ生まれのキアシー・クレモンズ。ヒーロー映画「フラッシュ」のメインキャラクターに抜擢された彼女は、エズラ・ミラーと共に「ジャスティス・リーグ」に初登場しています。彼女の主な作品は「DOPE/ドープ!!」「ネイバーズ2』「The Only Living Boy in New York」「ハーツ・ビート・ラウドたびだちのうた」などがあります。歌唱力が高く評価されている彼女は、音楽に関する作品へのオファーが多いようです。

キャスト⑥ブラッド/ボー・マーショフ

ボー・マーショフはアメリカ出身のカナダ人。「最終絶叫計画4」でデビューした彼は、「フラットライナーズ」ではメインキャラクターではありませんが学生役として登場しています。そんな彼の主な出演作品は「「Heartland」「呪怨 ザ・グラッジ3」「デスパレートな妻たち」「Awkward 不器用ジェナのはみだし青春日記」などがあります。

キャスト⑦バリー・ウルフソン博士/キーファー・サザーランド

キーファー・サザーランドはイギリス出身のカナダ人俳優。公開前にはオリジナルの「フラットライナーズ」の主役が登場するという事で話題になっていました。人気俳優として沢山の作品に登場している彼は、大人気ドラマ「24」で主演男優賞を受賞しています。主な出演作には「スタンドバイミー」「ロストボーイ」「ヤングガン」「三銃士」「評決のとき」「ダークシティ」「フォーンブース」「ミラーズ」などがあります。

フラットライナーズのオリジナルとリメイク版の違い

違い①臨死体験

フライトライナーズのオリジナルとリメイク版では異なる部分がいくつか存在します。まず臨死体験の内容が異なります。リメイク版では、突然ピアノを弾けるようになったりと今まで無かった能力が覚醒します。ですが、オリジナルではそんなことは起こらず、臨死体験中に幻想的な雰囲気になるくらいのようです。広告用の画像もそうですが、オリジナルとはホラーの方向性が違うようです。

違い②フラットライン

さらに、オリジナルとリメイク版では、フラットラインにも違いがあるようです。リメイク版では「7分を超えると危険」というようなうたい文句です。ですが、オリジナルのフラットラインは少し違い「デビッドが4分」で「レイチェルが10分」とされています。しかも、レイチェルの場合は停電というトラブルがあったので意図的なものではありませんでした。

フラットライナーズ(2017年リメイク版)を考察

考察①ジェイミーの手を刺した物は何か

物語が進んでいくにつれて、幻覚の影響はどんどん大きくなっていきます。その中でもジェイミーの場合は幻聴や幻覚だけではなく実際に手をナイフで刺されてしまいます。幻覚や幻聴は本人の中で起こっている事なので違和感はありませんが、映画を見た人から疑問が生まれているのが、実際に物を扱うことが出来るのかという事です。

ネタバレになってしまいますが、主役のコートニーが死んでしまう場面を思い返してみると、上から落ちてしまう場面は幻覚に追われて落ちてしまったと捉えることが出来ます。ですが、その直前のシーンでは倒れ込んだコートニーが引っ張られて床を張っていくシーンがあるので、幻覚が直接的な被害も与えることも可能だと考えられます。なので、ジェイミーの場合もそれが当てはまるのではないかと言われています。

考察②臨死体験の弊害を教授は知っていたか

コートニーが死んでしまったという報告を受けみんなは衝撃を受けていまいた。コートにの死について教授と話していると「何か知っていることは?」と尋ねられます。そこで気になるのが「教授が臨死体験の弊害」を知っていたのかという事です。

「フラットライナーズ」のオリジナルに出演していたキーファー・サザーランドが教授という事で、とても気なにるという意見が多かったこのシーン。作中では明らかにされてはいませんでしたが、オリジナルとは無関係であるにも関わらずどこか意味ありげな教授の質問に「知っているのでは?」という声があったようです。

考察③マーローが臨死中に聞いた声の主

ネタバレですが、幻覚に悩まされ追い込まれていたマーローは物語の終盤もう一度臨死体験をします。慌てたみんなが急いで救出した為なんとか無事に息を吹き返しますが、その最中マーローは誰かの声に助けられます。

それは、死んだコートニーの声でした。臨死体験で生死の境をさまよっている時にコートニーが現れ「自分を許して」とマーローに告げたのです。仲間の賢明な処置と、コートニーの声がきかっけとなりマーローは助かりました。自分の罪を認め許しを得ることが解決だと知っているコートニーからの最後の言葉でした。

考察④臨死体験中や復活後の脳の変化

元々はコートニーの「臨死状態の脳を調べたい」という言葉から始まった騒動。実際の理由は違うものでしたが脳にはやはり変化が表れています。15秒たつと変化が現れ40秒以降は脳の色々なところに変化が現れるようです。

復活後のそれぞれの能力も高くなっており、コートニーは記憶力が覚醒し勉強や仕事でかなり有利に働いていました。さらに、急にピアノが弾けたり昔おばあちゃんが作ったパンのレシピを思い出します。ジェイミーは勘が鋭くなり、ソフィアは一時的に性欲が高くなり開放的な状態になります。ただ、共通してるのは幻覚や幻聴であり、全てが良い方向になるわけではないようです。

考察⑤臨死体験者は臨死7分を超えていたか

映画全体を通しても「7分」という数字はあまり登場しません。ですので7分を越えているかどうかどうかは明確に表現されていません。最後に臨死体験をしたマーローに関してはかなり長い時間体験しているようなので7分を越えているようですが、他のメンバーではコートニーが一番短い時間だと予想されます。

ただネタバレですが、「7分を越えたから危険だ」というシーンは作品全体を通しても全く登場しません。ですが「7分を超えると危険」がうたい文句の映画なので、7分を越えている設定ではないかという意見も出ています。

考察⑥マーローの改ざん報告の必要性

マーローは、医療ミスにより患者を殺してしまいます。さらに、そのミスを隠すためにカルテの改ざんをしてしまいそのことが原因で幻覚に追い込まれます。マーローの場合は自分を許すことで解決したので、改ざんに関しては報告する必要があったのかと疑問の声も上がっています。

予想として出ているのは、マーローが改善を報告したのは幻覚などがきっかけだったかもしれませんが、最終的にはレイの存在が大きいのではないかという意見です。過去のミスを告白したときに、好意を寄せているレイの厳しくて優しい言葉がマーローの心を動かしたという説です。

考察⑦映画タイトルの名前の由来

映画「フラットライナー」の名前の由来はシンプルなものです。フラットラインというのは「心電図の波形が平らになり心停止状態」のことです。心肺停止している人たちという事なので、臨死体験をする為に心配停止状態になっている登場人物達の事だと考えられます。

フラットライナーズ(2017年リメイク版)に関する感想や評価

ホラー作品として分類されている「フラットライナーズ」ですが、実際はホラーよりもサスペンス要素の方が強いようです。ハラハラするシーンやドキドキするシーンもありますが、その場面も一部のようなのでホラーが苦手な方でも見ることができると評価されています。

リメイク版の「フラットライナーズ」は、結末や内容に対して意見が分かれているようです。あらすじでご紹介したように4人の学生が臨死体験をする内容に関しては高い評価を得ていますが、ジェイミーの手の怪我やコートニーが引きずられるシーンなど「幻覚がどこまで害を与えることかできるのか」という部分で納得がいかないようです。

「フラットライナーズ」のオリジナルに主役として登場していた「キーファー・サザーランド」。このリメイク作品にも登場しているという事が話題となっていました。オリジナルとの接点は語られていませんでしたので繋がりは無いようですが、オリジナルから見ている方にはうれしい登場だったようです。

フラットライナーズ(2017年リメイク版)のあらすじや評価まとめ

今回は、「フラットライナーズ(2017年リメイク版)のネタバレあらすじ!映画の評価は?」を紹介しましたがいかがでしたか?2017年版とオリジナルでは違う部分もあり、評価も分かれていますが「臨死体験」とうテーマに対しては高い評価を得ています。オリジナルに出演していたキーファー・サザーランドも参加しているので、まだご覧になっていない方は、オリジナルと2017年版を一緒に見てみてはいかがでしょうか?

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