さよなら、僕のマンハッタンの感想!ネタバレあらすじやキャストも紹介

2017年に公開された映画『さよなら、僕のマンハッタン』のあらすじをネタバレし、視聴者による感想やキャストも紹介していきます!恋愛や友情を描いている分かりやすい青春ドラマでありながら、物語序盤から見事な伏線が散りばめられている『さよなら、僕のマンハッタン』は、どんな結末を迎えるのでしょうか?また今回は、『さよなら、僕のマンハッタン』の監督を務めた人物についても触れていきます。

さよなら、僕のマンハッタンの感想!ネタバレあらすじやキャストも紹介のイメージ

目次

  1. さよなら、僕のマンハッタンとは?
  2. さよなら、僕のマンハッタンのネタバレあらすじ
  3. さよなら、僕のマンハッタンのキャストを紹介
  4. さよなら、僕のマンハッタンの映画監督
  5. さよなら、僕のマンハッタンの見どころ
  6. さよなら、僕のマンハッタンのニューヨークの少年とは?
  7. さよなら、僕のマンハッタンに関する感想や評価は?
  8. さよなら、僕のマンハッタンの感想まとめ

さよなら、僕のマンハッタンとは?

映画『さよなら、僕のマンハッタン』のあらすじネタバレや、視聴者による感想などをまとめていく前に、作品情報について紹介していきます。事前にこちらに目を通していただけると、後述のまとめがより一層楽しめますので、是非チェックしてみて下さい!

さよなら、僕のマンハッタンの作品情報

『さよなら、僕のマンハッタン』は、2017年に公開されたアメリカ映画です。主演はカラム・ターナーで、製作会社は『アマゾン・スタジオズ』となっています。後述のあらすじで詳しくネタバレしますが、物語はニューヨークに住む冴えない青年が、変わり者の隣人や父親の愛人と出会った事で、生活が一変するというものです。何者でもなかった青年が、大きな出来事をきっかけに成長していき、家族の絆を深めていきます。

さよなら、僕のマンハッタンは青春映画

『さよなら、僕のマンハッタン』は青春映画です。大学を卒業したばかりで、まだ子供気分が抜け切れていない主人公が、恋愛や家族とのしがらみを経て大人への階段を上っていきます。特にモテるわけでもない青年が女性の中心で悩むという展開は、ラブコメにありがちな、言うなればベタなものとなっていますが、このベタな展開によって視聴者に青春時代の素晴らしさを思い出させてくれます。

映画『さよなら、僕のマンハッタン』公式サイト

さよなら、僕のマンハッタンのネタバレあらすじ

ネタバレあらすじ①ひとり暮らし

舞台はニューヨーク、トーマス・ウェブは、大学卒業をきっかけに親元を離れて1人暮らしをしていました。就職はしておらず、個人教師のアルバイトをして生計を立てているトーマスは、焦りを感じながらも無気力な生活を続けています。トーマスにはミミ・パストーリという好きな女性がおり、最近は頻繁に会っていましたが、友達関係からは抜け出せずにいました。トーマスは今日もミミの働き先である古本屋へと向かいます。

トーマスは商業主義によってかつての活気を失ってしまった現代のニューヨークを好きになれず、ミミにその事をぼやきました。しかし、ミミにとってはトーマスこそが現代のニューヨークのように見えてしまい、彼の気持ちを察しながらもどうしても魅力を感じる事が出来ないでいます。トーマスには危険性も無ければ救済も無く、謎めいてクールな部分など何もありません。トーマスは会話を終えると自宅へと向かいました。

ネタバレあらすじ②隣人

トーマスが1人暮らしをしているアパートに着くと、階段に会った事が無い中年男性が座っていました。男性の名前はW.F.ジェラルド、最近このアパートに引っ越してきたのだと言います。ジェラルドはトーマスの表情を見て悩んでいる事を察し、様々な質問を投げかけてきました。そしてジェラルドは、何かがあったら自分を頼ってほしいと言います。トーマスはとりあえず自分の部屋へと戻りますが、すぐにジェラルドの部屋を尋ねました。

自分の現状に納得しておらず、ミミとの恋愛も上手くいっていない事でむしゃくしゃしていたトーマスは、ジェラルドに何かしらの答えを期待したのです。トーマスが自分の悩みをぶちまけると、ジェラルドは『窓から飛び出せ』とアドバイスをします。トーマスはあまりにも簡単な助言にがっかりしますが、その後ジェラルドが発言した『人生を侮るな』という言葉が突き刺さり、自分の平凡な人生について考えるのでした。

ネタバレあらすじ③父親の秘密

トーマスの母・ジュディスは躁うつ病で、たまに家で開く夕食会が精神安定剤のような役割を果たしていました。トーマスも夕食会に参加し、心の弱い母を心配します。そしてある日の夜に、トーマスはとあるクラブでミミと食事を楽しんでいました。するとたまたま、父であるイーサンが見知らぬ美女と密会している姿を目撃してしまいます。トーマスは心の弱い母の事を考えずに他の女性と会っている父に怒りを覚えました。

しかし、どうしていいか分からないトーマスはジェラルドに相談してみる事にします。トーマスは父親に愛人と別れてほしかったため、その事をジェラルドに伝えると、ジェラルドは『父親と正面から向かい向かい合ってみなさい』と言います。ジェラルドからのアドバイスを受け止めたトーマスは、レストランにイーサンを呼び出し、なぜ母がいるのに他の女性と会っているのかを聞いてみる事にしました。

イーサンとの食事が始まったトーマスでしたが、愛人の事を中々聞き出せずにいました。イーサンは1人暮らしをしながら定職についていないトーマスを心配し、将来の仕事についてカウンセラーと相談してみる事と、家賃は援助するから実家の近くに引っ越してくる事を勧めてきます。トーマスはまだ自分が何をしたいのか分かっておらず、愛人についても聞けないまま父と別れました。

ネタバレあらすじ④ジョハンナ

イーサンと別れたトーマスは、街でイーサンの愛人を見かけたため追いかけてみる事にします。そして、トーマスはしびれを切らして愛人に話しかけました。愛人はトーマスの事をストーカーと称した後、イーサンのデスクの上の写真を見た事からトーマスがイーサンの息子である事は知っていると述べます。愛人はジョハンナという名前のフリー編集者で、イーサンとは1年半前から愛人関係にあるという事でした。

トーマスはジョハンナを責めるように父と別れてほしいと言いますが、ジョハンナは『人は無意識に行動している』と言い、トーマスの事も誘惑してきます。トーマスは驚きながらも断り、父との関係を終わりにするように言い続けます。しかし、ジョハンナはイーサンと別れる気は全く無いようでした。

ジョハンナと別れたトーマスは、アパートに戻ってすぐにジェラルドに相談しました。ジェラルドはトーマスの心の内を読み、本当はジョハンナと寝たいのではないかと質問してきます。トーマスは正直に『YES』と答えましたが、自分の気持ちに一番驚いていたのも自分でした。ジェラルドは呆れ気味に『全然退屈な日常じゃないじゃないか』と述べるのでした。

トーマスがジョハンナの事を気になり始めてから数日後、トーマスはミミと共に知り合いの結婚式に出席していました。ミミと共に楽しい会話をしていたトーマスですが、会場でなんとジョハンナの姿を目撃し、気になって仕方が無くなってしまいます。トーマスはミミにトイレに行ってくると嘘をついてジョハンナの元へ行き、話している最中に我慢が出来なくなって突然キスをしてしまうのでした。

トーマスが自分の行動に困惑していると、今度はジョハンナからトーマスに激しいキスをしてきます。盛り上がってきた2人はそのまま会場をあとにし、ジョハンナの家へと向かって肉体関係を持ってしまうのでした。ジョハンナはイーサンを通して、トーマスについて様々な事を知った事を話します。高校時代に新聞の編集をしていた事、テニスで活躍していた事など、イーサンはトーマスの過去のファイルを大切に保存していたのでした。

トーマスは学生時代に作家を目指していた事があり、自信作のエッセイを父に見せた事があったのですが、酷評されてしまったため傷つき、それからは書く事を辞めてしまっていました。実はイーサンも過去に作家を目指していたのですが、安定した収入が見込めないため現在の仕事に就いているのでした。安定を求めるイーサンは、トーマスが自分と離れた場所で1人暮らししている事も、作家を目指す事も心配でならなかったのです。

トーマスは過去に父に見せた事のあるエッセイを取り出し、ジェラルドに見てもらう事にします。しばらく読み進めていたジェラルドは、トーマスには才能があると感心していました。しかし、うわの空のトーマスの顔を見たジェラルドは、トーマスがジョハンナの事を考えている事に気付きます。トーマスは自分がジョハンナを愛してしまった事に気付き、ジェラルドに人を愛した事はあるのかと尋ねました。

ジェラルドは『ある』と答えましたが、その女性は親友に奪われたという事でした。その後、トーマスはイーサンに呼び出されます。ジョハンナの事がばれたのかと思い、緊張しながらトーマスが向かうと、ジョハンナの事では無く、自分の会社に入社して編集を学んでほしいという事でした。トーマスが平凡で無難な道だとそれを断ると、イーサンが激怒した事で2人は口論となってしまいます。

トーマスはアパートに帰ると興奮が冷めやまぬままジェラルドの部屋に入ります。しかし、ジェラルドは留守のようで、机の上に『ニューヨークの少年』というタイトルが付けられた原稿が置いてありました。どうやらジェラルドはジュリアン・ステラーズという小説家だったようです。帰宅したジェラルドにトーマスが問い詰めだすと、ジェラルドはジュリアンという名前はペンネームで、今まで12冊の本を出している事を語りました。

『ニューヨークの少年』とは自分を題材にした小説なのかとトーマスが尋ねると、ジェラルドは『YES』と答え、書く事にしたのはたまたまであると言います。その後、トーマスがミミの仕事先へ向かうと、ミミは突然、ジョハンナと寝たのかと尋ねてきます。トーマスは驚いて焦りながらも、父の愛人と寝るわけは無いと否定し、ミミもその言葉を信じて微笑むのでした。

その後、ミミは恋人と別れた事を告白しますが、トーマスはあまり喜ぶ様子を見せません。トーマスの気持ちはジョハンナに向いてしまっているのです。ミミはテンションの上がっていないトーマスを見て、少しがっかりするのでした。

ネタバレあらすじ⑤パーティー

トーマスは両親やミミと共に、出版社のパーティーへとやって来ました。パーティーには多くの人が訪れており、ミミはジュディスと楽しく会話しています。会場にはジョハンナもやって来ていたため、トーマスはジュディスに紹介しようとしますが、ジョハンナはどこかへ行ってしまっていました。タバコを吸うためにジョハンナが屋上へとやって来ると、そこにトーマスに招待されていたジェラルドが現れました。

ジェラルドは若い青年で楽しんでいるジョハンナを責め、トーマスを傷つけるなと忠告します。ジョハンナは突然言いがかりをつけてきたジェラルドに怒りを露わにしながら、その場を去りました。ジョハンナはその後、トーマスの元に向かい、イーサンにプロポーズをされた事と、それを受けた事を話します。トーマスはそれを聞いて激怒し、イーサンにその事を聞こうとしますが、ジュディスが近くにいたため言葉を飲み込みます。

どうしてよいか分からず、感情が爆発しそうになったトーマスは、雨の中外へと飛び出しました。ミミはその姿を見て追いかけ、クロアチアへの留学が決まったためトーマスについてきてほしいと言います。しかし、トーマスはミミにジョハンナとの関係を打ち明けました。ミミは信じようとしませんでしたが、トーマスの真剣な表情を見て、それが本当であると悟ります。そして、ミミは悲しみに暮れながらタクシーに乗り込みました。

トーマスは走ってミミの元へと駆け寄りますが、ミミは毒されてしまったトーマスに冷たく当たり、去っていくのでした。その後、トーマスは実家で就寝し、朝起きてからジュディスと会話をし始めます。ジュディスは今の家庭状況から抜け出したいのに、流れに身を任せるしかないと言い、トーマスに自分の正直な気持ちを伝えました。その時にはイーサンはすでに出社しており、トーマスはある決意を固めて父の元に向かうのでした。

ネタバレあらすじ⑥オフィス

トーマスがイーサンのオフィスにやって来るとそこにはジョハンナもおり、2人で仕事をしていました。トーマスが話があると父に告げると、ジョハンナは大声で『やめて!』と叫びます。トーマスがそのまま自分とジョハンナとの関係を打ち明けると、イーサンが驚愕して掴みかかってきました。そして、すぐに悲しそうな顔に変わったイーサンはその場から去っていきました。

ジョハンナはトーマスに、イーサンがどれだけトーマスの事を愛しているのかを言います。オフィスの本棚からトーマスについての切り抜きが入ったファイルを取り出したジョハンナがそれをトーマスに渡すと、トーマスは愕然としながらそれを見つめました。そして、しばらくファイルを見ていたトーマスは1枚の写真に目が留まります。それはトーマスがテニスの試合をしている写真で、なんとジェラルドが映っていたのです。

トーマスはジェラルドと会って真相を確かめるために急いでアパートへと戻りましたが、どうやら留守のようでした。ジェラルドの部屋で『ブルックリン・イン』という名前の入った灰皿を見つけたトーマスは走り出します。そして、『ブルックリン・イン』という店のカウンターに座っているジェラルドの姿を発見しました。

ネタバレあらすじ⑦本当の父親

『ブルックリン・イン』にて、トーマスは驚愕の真実を知る事になります。写真について問い詰められたジェラルドは、青春時代にトーマスの両親と親友であった事を話します。3人は仲が良く、いつも一緒に安い酒やドラッグで楽しんでいました。そして、イーサンは作家としての自分の才能に見切りをつけ、会社に就職をしてジュディスと結婚します。しかし、イーサンは不妊症であったため、ジェラルドに自分の代わりを頼んだのでした。

つまり、トーマスの本当の父親はジェラルドだったのです。ジェラルドは全て話し終えると涙を流しており、トーマスはジェラルドの方に静かに手を回しました。トーマスはその後、ジュディスの元を訪れ、ジェラルドに会った事を告げます。ジュディスは驚いて取り乱しますが、トーマスは母に優しい言葉をかけて落ち着かせました。そして、両親の全てを許したトーマスは母の手を握り、微笑み合うのでした。

ネタバレあらすじ⑧1年後

1年後、トーマスはパソコンに向かっていました。メールが届き、見てみると『残念ですが、今回の原稿はお返しします』という内容でした。トーマスは古本屋でアルバイトをしながら、作家の夢に向かって歩き出しています。トーマスが職場にいると、そこにイーサンがジェラルドの小説『ニューヨークの少年』を買うためにやって来ました。そして、トーマスの仕事が終わると2人でセントラルパークを歩き始めます。

イーサンが『ニューヨークの少年』についての感想を聞いてきたため、トーマスが『父親の逃げなかった姿に驚いた』という感想を語ると、イーサンは微笑みました。そして、ジェラルドによる『ニューヨークの少年』の朗読会が開かれ、1番前の席でジュディスが聞いています。そんな母の姿を、トーマスは笑顔で見つめていました。以上が映画『さよなら、僕のマンハッタン』のあらすじになります。

さよなら、僕のマンハッタンのキャストを紹介

キャスト①カラム・ターナー

映画『さよなら、僕のマンハッタン』の主人公であるトーマス・ウェブを演じたキャストは、カラム・ターナーです。イギリス出身で1990年2月15日生まれの2019年現在29歳で、元々はファッションモデルとして活動していましたが、その後、俳優へと転身を果たします。代表作は2014年に公開された『クイーン・アンド・カントリー』で、主要キャストに抜擢された事から名前が世間に広まるきっかけになりました。

今回の『さよなら、僕のマンハッタン』で初の主演キャストとなり、好演によって人気を伸ばします。また、2018年に公開された『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では主人公の兄であるテセウス・スキャマンダー役に選ばれ、子供から大人まで認知度を広める事となりました。

キャスト②ピアース・ブロスナン

トーマスの父であるイーサン・ウェブを演じたキャストはピアース・ブロスナンです。アイルランド出身で1953年5月16日生まれの2019年現在66歳で、俳優の他に映画プロデューサーとしても活動してます。代表作は1995年に公開された『007 ゴールデンアイ』で、5代目のジェームズ・ボンドのキャストに抜擢された事で話題になりました。ちなみに、ボンド役に決まる前に日本のタバコのCMにボンド風の役として出演していました。

ボンド役に選ばれた事は本人にとって光栄な事でしたが、役のイメージがつき過ぎる事を恐れたブロスナンは、『007シリーズ』に出演している時でも他の映画に出演する事を意識していたという事です。私生活では、1980年に女優のカサンドラ・ハリスと結婚しましたが1991年に死別し、2001年にキーシー・シェイ・スミスと再婚しました。現在は連れ子も合わせて5人の子供を持つ父親となっています。

キャスト③ジェフ・ブリッジス

映画『さよなら、僕のマンハッタン』のキーパーソンで、トーマスに様々なアドバイスをする奇妙な隣人であるW.F.ジェラルドを演じたキャストはジェフ・ブリッジスです。アメリカ出身で1949年12月4日生まれの2019年現在69歳で、1歳の時から子役として俳優デビューを果たしています。多数の映画に出演していますが、60歳になるまで『アカデミー賞』を受賞した事がなかったため『無冠の名優』と称されていました。

しかし、2009年に主演キャストとして出演した映画『クレイジーハート』で、初となる『アカデミー賞 主演男優賞』を受賞しました。俳優業以外にも画家・ミュージシャンなど多岐に渡って活動しており、牧場の経営もしています。私生活では1974年に出演した『荒野にさすらう若者たち』の撮影現場で出会ったスーザン・ゲストンと1977年に結婚し、3人の娘に恵まれました。

キャスト④ケイト・ベッキンセール

あらすじで先述しましたが、イーサンの愛人であり、トーマスとも肉体関係を持つ事になるジョハンナを演じたキャストは、ケイト・ベッキンセールです。イギリス出身で1973年7月26日生まれの2019年現在46歳で、オックスフォード大学に在学中にケネス・ブラナー監督の映画『から騒ぎ』のオーディションに受かった事で映画デビューを果たし、その後は女優業に専念するために大学を中退しました。

代表作に2001年に公開された映画『パール・ハーバー』や2004年に公開された映画『ヴァン・ヘルシング』、2003年に公開されてからシリーズ化され、主演キャストとして出演している『アンダーワールド』などがあります。非常に端正な顔立ちと抜群のスタイルが売りであり、2009年に発売された『エスクワイア』では『最もセクシーな美女』に選ばれました。

キャスト⑤カーシー・クレモンズ

トーマスに好意を抱かれており、友達以上恋人未満の関係を続けていたミミ・パストーリを演じたキャストはカーシー・クレモンズです。アメリカ出身で1993年12月17日生まれの2019年現在25歳で、女優の他にシンガーとしても活躍しています。2015年に公開されたコメディ映画『DOPE!』に出演した事でブレイクを果たし、『ジャスティス・リーグ』や『ザ・フラッシュ』では主要キャストに抜擢されていました。

キャスト⑥シンシア・ニクソン

トーマスの母であり、躁うつ病を患っているため常に家庭崩壊の不安に怯えているジュディス・ウェブを演じたキャストはシンシア・ニクソンです。アメリカ出身で1966年4月9日生まれの2019年現在53歳で、女優だけでなく政治家としても知られています。最も有名と言っても過言では無い代表作は1998年からスタートしたテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で、ニクソンは主要人物であるミランダを演じました。

政治家としては2018年に自身の出身地であるニューヨークの州知事となるべく予備選に出馬しますが、アンドリュー・クオモに敗れました。私生活では、過去に15年交際をしていた写真家の男性との間に2人の子供をもうけましたが2003年に別れ、その後は女性と交際しているという事が大きなニュースとなっていました。

さよなら、僕のマンハッタンの映画監督

ここでは、映画『さよなら、僕のマンハッタン』の監督についてまとめていきます。分かりやすい青春映画で、視聴者から様々な感想が寄せられた『さよなら、僕のマンハッタン』ですが、どうやら監督のとある思いが込められているようです。

監督はマーク・ウェブ

マーク・ウェブのプロフィール

映画『さよなら、僕のマンハッタン』の監督を務めたのはマーク・ウェブです。アメリカ出身で1974年8月31日生まれの2019年現在45歳で、映画監督だけでなくミュージックビデオの監督としても活動しています。監督として初の長編映画となった『(500日)のサマー』は批評家から絶賛されました。彼が監督を務めた代表作は『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや、2017年に公開された『gifted/ギフテッド』が挙げられます。

ミュージックビデオ監督としては、バックストリート・ボーイズやカルロス・サンタナなどといった多くの有名アーティストのものを手掛けています。日本のアーティストも担当した事があり、B'zの27枚目のシングル『今夜月の見える丘に』のミュージックビデオ監督を務めました。

さよなら、僕のマンハッタンは念願の作品

映画『さよなら、僕のマンハッタン』はマーク・ウェブ監督にとって念願の作品だったようです。マーク・ウェブ監督は本作の脚本を10年前から読んでおり、監督を熱望していたという事で、2017年にやっとの思いで念願が叶ったという事でした。そのため、撮影はまるで休日のような感覚で進められ、楽しみながら行えたと本人が語っていました。

監督を担当した『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでは、大作を手掛けているというプレッシャーに押し潰されそうになったという事でしたが、『さよなら、僕のマンハッタン』では全くプレッシャーを感じる事無く、スタッフやキャスト関係無く全員良い雰囲気の中撮影が進んでいたそうです。

さよなら、僕のマンハッタンの見どころ

見どころ①よくできたメロドラマ

『さよなら、僕のマンハッタン』の見どころ①は、よくできたメロドラマだというところです。あらすじを読んで分かる通り、あまりに分かりやすいメロドラマであるため、図らずとも笑いと涙が視聴者に降りかかってきます。また、男性目線が非常に強い映画作品で、女性の考えがあまり強調されないところも特徴です。そのため『男の妄想映画』だという感想が多く寄せられました。

見どころ②徹底されたベタな設定

『さよなら、僕のマンハッタン』の見どころ②は、徹底されたベタな設定だというところです。主人公には好きな女性がいるが、自分を誘惑してくる美女が現れたため心に変化が現れ、その心の悩みから救い出そうとアドバイスしてくれる人物も現れるというかなりありきたりでベタな設定を気持ち良いくらいに徹底的にやりきっているため、逆に感動を覚えたという感想を述べる視聴者も少なくありませんでした。

見どころ③音楽と演技

『さよなら、僕のマンハッタン』の見どころ③は、音楽と演技です。主人公であるトーマスは、序盤は情けなさが目立つ青年でしたが、様々な出来事を経て精神的に成長を遂げます。これを見事に演じきっているカラム・ターナーは多くの視聴者から高評価の感想が寄せられました。また、マーク・ウェブ監督が選んだニューヨークの街並みに合わせて流れる70年代フォークソングも場面にマッチしており、物語を盛り上げます。

見どころ④伏線と結末

『さよなら、僕のマンハッタン』の見どころ④は、伏線と結末です。本作はジェラルドによるナレーションで幕を開けますが、この時点で本編がジェラルドによる回想である事が分かります。そして、あらすじで先述しましたが、本編を結末まで観る事によって、物語がジェラルドが書いていた小説『ニューヨークの少年』である事に気が付きます。

さよなら、僕のマンハッタンのニューヨークの少年とは?

サイモン&ガーファンクルの名曲

本編に出てきたジェラルドによる小説『ニューヨークの少年』は、アメリカのフォーク・デュオ『サイモン&ガーファンクル』による名曲と同じタイトルとなっています。この曲は、メンバーであるポール・サイモンが、メキシコに役者として旅立ったアート・ガーファンクルに向けて作ったもので、1人ニューヨークに残ったサイモンの寂しさを歌っています。

映画の原題として使われた

『ニューヨークの少年』は映画の現代として使われており、英語表記すると『The Only Living Boy in New York』となります。『さよなら、僕のマンハッタン』というタイトルは、邦題として使われているものとなっています。

作中で曲も流れる

『ニューヨークの少年』は『さよなら、僕のマンハッタン』の劇中で聴く事が出来ます。曲が流れるシーンはあらすじで先述した、トーマスがジョハンナと寝た事をミミに告白した後、実家の部屋で悩んでいるところとなっています。

さよなら、僕のマンハッタンに関する感想や評価は?

『さよなら、僕のマンハッタン』は、否定的な感想も少なからず飛び交う中、『超好き』だという感想もありました。また、ジェラルドを演じたジェフ・フリッジスはウェーブがかった銀髪が特徴ですが、『かっこいい』という感想が多くあります。

『さよなら、僕のマンハッタン』は登場人物に感情移入しずらいという感想があります。あらすじで先述しましたが、中盤から結末にかけては様々な謎が明らかになっていき、『気持ちの良い展開』という感想を述べる視聴者もいます。しかし、感情移入出来なかったという感想を持つ視聴者は、あまり気乗りせずに鑑賞していたようです。

『さよなら、僕のマンハッタン』を素晴らしい心理的ドラマだという感想と、巧妙な方向性によって作品を面白くしているマーク・ウェブ監督を絶賛している視聴者の感想があります。また、こちらの視聴者は、劇中で流れる音楽に対しても高評価の感想を持っているようです。

さよなら、僕のマンハッタンの感想まとめ

映画『さよなら、僕のマンハッタン』についての感想や物語のあらすじ、監督を務めたマーク・ウェブについてなどをまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?劇中で流れる音楽や俳優陣による演技も見どころとなっていますので、まだ観ていないという方にはおススメの作品です。

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