ひよっこのいちこは薬局のマスコット！モデルとなったキャラクターは？

NHK連続テレビ小説は、毎年放送されている連続ドラマのシリーズです。ここで紹介するいちこが出てくるひよっこは、2017年の前半（4月～9月）に放送されていた作品です。主人公の谷田部みね子を有村架純が演じ、米農家の長女として育ったみね子が父を探して上京するという所から物語が始まります。ひよっこはNHK連続テレビ小説第96作目となりました。

NHK連続テレビの中でも人気のシリーズとなったひよっこ。2019年にはひよっこ2として、スペシャルドラマも制作されています。30分ドラマ枠として計4回放送されました。NHK連続テレビの主人公は実在の人物がモデルになっている事も多いです。しかし、ひよっこはヒロインに特定のモデルはおらず、ストーリーも完全オリジナルとなっています。

ひよっこのドラマあらすじを紹介していきます。ひよっこの舞台は1964年、東京オリンピックの前後の日本。ひよっこの主人公谷田部みね子は、茨城県の山間にある村で育ちました。米農家の娘として生まれたみね子でしたが、出稼ぎに東京へ行った父親が家に戻ってこない事をきっかけに、集団就職で上京する事になります。父を探しに東京へと出たみね子。

東京の下町にあるトランジスタラジオの工場で寮生活をしながら、みね子は父親を探していきます。しかし、不況の影響で働いていた工場は倒産。行くあてのなくなったみね子を、かつて父親がハヤシライスを食べたという赤坂の洋食屋が拾ってくれたのでした。ひよっこは、洋食屋のホール係としてたくましく働くみね子の成長を描いたストーリーとなっています。

ひよっこに登場する薬局のマスコット・いちこについて紹介していきます。ひよっこで9月5日に放送された回で、由香がすずなり亭を手伝った時の事。みね子のはからいもあり、久々にすずなり亭を手伝った由香でしたが、気恥ずかしさからそそくさと帰ろうとしていました。そんな由香に「なんで近所にいたの？」と質問を投げかける鈴子。

近所で働いているという事実を隠している由香。慌てた由香はとっさに「いちこに会いに来たのよ！」と答えます。すずなり亭の面々はいちこを知らないため、そろって首をかしげる結果になります。

咄嗟に由香が言い訳に用いたいちこ。すずなり亭のメンバーはいちこを知りませんでしたが、いちことは、すずなり亭の目の前のトキワ堂薬局の店頭に設置されているマスコット人形です。セキセイインコのような見た目のいちこは、白い水平帽をかぶって薬箱を首からかけています。可愛らしい見た目のいちこは、街を歩く人々に癒しを与える存在です。

可愛らしく町の人々に愛されているマスコット・いちこ。そんないちこはみんなの話し相手にもなっています。物語前半から登場していたいちこでしたが、思えばみね子をはじめ商店街で働く女性たちも、何かあるとこのいちこに話しかけていました。いちこは近所で働く人々の愚痴の相手のような存在にもなっているのでした。

何故かいちこと呼ばれている、セキセイインコの姿をした薬局のマスコット。いちこと命名したのは、高子ではないかと言われています。由香がいちこの名前を出すもっと前、7月11日に放送されたひよっこですでにいちこの名前は登場しています。トキワ堂薬局からすずなり亭を伺っていた愛子でしたが、高子に見つかってしまいます。ばつが悪そうにいちこを撫でてそそくさと立ち去る愛子。

高子は愛子を怪しそうに睨み、「いちこ、誰だ？私も知らないぞ」といちこに語り掛けているのです。このいちこという名前が正式名称なのか、高子が名付けて後輩へと受け継いでいるのかは分かりません。しかし、登場する女性たちが揃っていちこと呼んでいる事から、赤坂の女性たちの間では共有された名前と言えます。

ひよっこに登場し、街の人々の話し相手として愛されるマスコット・いちこ。視聴者からも人気が高く、いちこが印象に残っている人も多数います。そんないちこのグッズはあるのか調べてみました。人気マスコットいちこでしたが、公式のグッズは販売されていません。いちこのアイコンは、NHKのホームページからダウンロードできるようになっていました。

いちこのモデルとなったキャラクターについて紹介していきます。まず、風邪薬コルゲンコーワで有名な製薬会社・KOWAのカエルのマスコット「ケロちゃん」です。昭和の薬局マスコットとして記憶に残っている人も多いケロちゃん。全盛期には薬局の店頭でケロちゃんの姿を見る機会は多かったのですが、次第に数は減っていると言われています。

しかし、KOWAはこのケロちゃんを積極的に押し出しており、グッズ展開も行っています。いちこも、KOWAの店頭マスコットのケロちゃんを意識して創作されたといわれています。

KOWAのケロちゃんと並んで有名なマスコットに、佐藤製薬の「サトちゃん」もいます。サトちゃんの歴史も長く、昭和30年に誕生したキャラクターです。店頭ディスプレイとしては昭和34年に登場しており、サトちゃんという名前もこの年に公募で決定しています。

薬局マスコットとして有名なものに、エスエス製薬の「ピョンちゃん」もいます。ケロちゃん・サトちゃんと同じく古い歴史を持つマスコットキャラクターなのですが、ケロちゃん・サトちゃんとは違い、イメージチェンジを繰り返してきたマスコットです。

ひよっこに登場するいちこに関しての感想を紹介します。ただの薬局のマスコットであるいちこですが、あまりの愛くるしさに、あっという間に好きになってしまったという感想も聞かれています。ひよっこの登場人物たちの癒しにもなっているいちこ。そんないちこは視聴者の人気も高く、グッズ販売などがないかと調べてしまう程です。いちこのキャラクターグッズがない事で、残念がるファンも続出しています。

有村架純の瑞々しい演技と、ポジティブなストーリーで人気を集めたドラマひよっこ。ひよっこのファンは多く、好きな作品のファンアートを作る人もいるほどです。そんなファンが作ったファンアートの中でも、いちこは描かれており、ひよっこの登場キャラクターの中で忘れてはいけない存在として愛されています。ただの薬局のマスコットとはいえ、登場シーンも多いいちこは、実は隠れたファンの多いキャラクターなのです。

ひよっこに登場するいちこに対しての感想では、登場人物と様々な関りがある事が面白いという声も聞かれます。色々な人の話し相手や、愚痴の相手になっているいちこ。時には無理やり頷かされたり、撫でられたりと、いちこの周りの人々は頻繁にいちこに触れていきます。サンドバッグのように叩かれてしまう不憫な目にもあってしまういちこですが、トキワ堂薬局の前に佇むお地蔵さんのような存在として愛され続けています。

人気の朝ドラひよっこに登場しているマスコットキャラクター・いちこについての情報をまとめました。いちこはセキセイインコの姿をしたマスコット人形で、ひよっこの主人公みね子の働くすずなり亭の目の前にある、トキワ堂薬局の前に設置されています。薬局マスコットとしては、モデルとなったと考えられる有名なものも多いので、実在する様々な薬局マスコットも紹介しています。

ひよっこに登場するいちこは、物言わぬマスコット人形ながら、愛くるしい見た目で商店街の人々に愛されています。ひよっこでは、様々な登場人物がいちこに対し、話しかけたり愚痴を聞かせたりしており、作中での出番も多い存在です。視聴者の中にもいちこのファンは多く、グッズ販売がないことを残念がる声も聞かれました。いちこが登場するひよっこが気になったという人は、是非作品をチェックしてみてください。