リトル・ミス・サンシャインの感想や評価まとめ!負け犬が見るべき映画?

アカデミー賞助演男優賞・脚本賞を受賞し、他の主要4部門にもノミネートされて日本国内でも話題となった映画「リトル・ミス・サンシャイン」のあらすじ・感想や評価についてまとめて紹介していきます。本映画は失敗を恐れて負け犬状態に陥っている人におすすめと言われる映画で暗い描写は一切なく、ミスコンの優勝を目指す主人公のオリーブを中心に風変りな家族が周囲の目を気にすることなく自由に生きる様が描かれた笑いあり涙ありのハートフルコメディです。「リトル・ミス・サンシャイン」ついてまとめているので是非ご覧ください。

リトル・ミス・サンシャインの感想や評価まとめ!負け犬が見るべき映画?のイメージ

目次

  1. リトル・ミス・サンシャインとは?
  2. リトル・ミス・サンシャインのあらすじネタバレ
  3. リトル・ミス・サンシャインは負け犬が見るべき?魅力に迫る
  4. リトル・ミス・サンシャインの登場人物とキャスト
  5. リトル・ミス・サンシャインに関する感想や評価
  6. リトル・ミス・サンシャインの感想や評価まとめ

リトル・ミス・サンシャインとは?

リトル・ミス・サンシャインの映画の概要

2006年アメリカ映画「リトル・ミス・サンシャイン」は、美少女コンテストで優勝を目指す主人公の少女・オリーブと負け犬否定の自己啓発のプログラムを売り込む父リチャード、その父の様子を見て呆れる母シェリル、自殺未遂をしたゲイの叔父フランク、ヘロイン常用者の祖父エドウィン、パイロットを夢見て制約を立てて一言もしゃべらない兄ドウェーンという風変りなフーヴァー家を描いたドタバタハートフルコメディです。

映画「リトル・ミス・サンシャイン」はアカデミー賞助演男優賞・脚本賞を受賞し、他の主要4部門にノミネートされ日本国内でもぴあ劇場出口調査で満足度ランキング堂々の第1位を獲得、「東京国際映画祭」観客賞などの3冠達成しています。その他にも19賞・43部門以上にノミネートされ多くの観客賞を受賞し大絶賛された映画です。

リトル・ミス・サンシャインの映画の予告編動画

映画「リトル・ミス・サンシャイン」の予告編動画です。美少女コンテストで優勝を狙うポッチャリ眼鏡の少女・オリーブの個性豊かな変人落ちこぼれ家族が巻き起こす笑いあり、涙ありのハートフルコメディ作品となっています。映画予告動画からは各々が好きなことをして一見バラバラな家族のように見えますが、いざという時の結束力の高さや愛に溢れた家族であることが感じられ感動するなどの大絶賛され好評となっています。

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リトル・ミス・サンシャインのあらすじネタバレ

映画「リトル・ミス・サンシャイン」のあらすじをネタバレ紹介していきます。笑いあり、涙ありのハートフルコメディで「負け犬っていうのは負けるのが怖くて挑戦しないやつらのことだ」というセリフが印象的な映画「リトル・ミス・サンシャイン」はどのようなあらすじの映画なのでしょうか?さっそく、映画「リトル・ミス・サンシャイン」のあらすじのネタバレを見ていきましょう!

あらすじネタバレ①オリーブの夢

物語の中心で描かれているフーヴァー一家はアメリカの地方に在住で、美少女コンテストで優勝を目指すオリーブとその兄で将来はパイロットになることを夢見ているドウェーン、父・リチャードは負け犬にならないための自己啓発プログラムを売り込み、それが誰からも受け入れられることのない夫の様子を見て呆れる母親・シェリル、祖父・エドウィンはヘロイン中毒者で老人ホームを追い出され共に暮らしています。

エドウィンはオリーブを可愛がり美少女コンテスト出場のためにダンスを教えるなどのコーチをしています。ある日、母親シェリルの学者である弟(オリーブの叔父)・フランクが自殺未遂を図り一時的にフーヴァー家に迎え入れることにします。

その叔父は実はゲイであり、同じく学者の彼に振られ、さらにその彼が高名な賞を受賞したことに落ち込み自殺を図ったのでした。叔父はゲイであることをカミングアウトしてフーヴァー一家から白い目で見られるようになります。

あらすじネタバレ②カリフォルニアへ

そんなある日、フーヴァー一家の電話が鳴ります。美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の地方予選を受けていたオリーブが繰り上げ優勝したことを知らせるものでした。オリーブは大喜びし、カリフォルニアで行われる本選に参加するためにカリフォルニア行きを計画し、交通費が掛かるので車で行くことにします。

当初は叔父と兄を残してカリフォルニアに向かう予定でしたが、自殺未遂をした叔父と兄を2人だけにするのは心配だと一家全員で向かうことになりました。1000㎞以上の車での大旅行へ繰り出しますが、早々に車が故障し、修理場に持っていきますが古い車のために部品を取り寄せるのに時間が掛かるとのことで修理を断念します。

車を後ろから押すとエンジンが掛かって低速でも走ることに気付くと、車を止めた後は家族みんなで車を押し走り始めたら乗り込む手段で遠方の目的地・カリフォルニアへ向かいます。

あらすじネタバレ③オリーブの決意

カリフォルニアへ向かう中、父リチャードの負け犬否定の自己啓発プログラムの自身の売り込みが失敗したとの連絡を受けると、リチャードは絶望してフランクに八つ当たりをします。フランクは立ち寄ったガソリンスタンドで自分を振った元恋人に偶然再会し気持ちが落ち込みます。エドウィンはフランクとドウェーンに自由に生きろや女はたくさん抱けなどの支離滅裂な説教をし始めます。

そして、元気だったエドウィンはヘロインの過剰摂取で突然亡くなってしまいます。一家は病院に立ち寄り、遺体安置や葬式手配で数日は身動きが取れないと聞き、一番オリーブを応援していたエドウィンが自分のせいで大会に出場できなくなったと知ったら誰よりも悔しがるだろうと考えた家族は、違法だと知りながらも遺体を持ち出すと「リトル・ミス・サンシャイン」の会場まで残りわずかのところまで来ていました。

そこで、兄ドウェーンが自身の目が色盲であることに気付き、夢だったパイロットになれないことに発狂して車から飛び出し、これまで家族に対して思っていたことを吐き出します。そんなドウェーンをロイ―ブナが宥め本選会場まで再び走り始めますが、本選の開始時刻は迫ってきていました。

あらすじネタバレ④オリーブのダンス

何とか「リトル・ミス・サンシャイン」の会場まで辿り着いたフーヴァー一家ですが、少し遅れてしまい参加を拒否されてしまいます。しかし、あるスタッフの粋な計らいで参加許可が下りたオリーブは控室に向かいます。控室にはドレスなどで着飾ったスタイルの良い少女たちの姿がありました。母シェリルはその様子に驚きます。オリーブは一切そのようなことを気に留めずに準備を黙々とし始めます。

父や兄は恥をかいて傷つくから止めた方がいいとシェリルに話しますが、オリーブの一生懸命な姿を見て出場させることを決意します。他の参加者が可愛らしいパフォーマンスを見せる中、オリーブは祖父エドウィンから指導されていたストリップのようなダンスを披露し会場をどよめかせます。周囲はオリーブの家族に辞めさせるようにいいますが、フーヴァー一家は辞めさせるどころが舞台に一緒に上がって踊り始めるのです。

その後、一家は主催者にひどく注意を受け、今後オリーブの美少女コンテストに出場を拒否されますが、一家は晴れやかな気分で田舎の自宅への岐路に付きます。父リチャードは祖父エドウィンもオリーブを誇りに思っているとオリーブに語るのでした。

リトル・ミス・サンシャインは負け犬が見るべき?魅力に迫る

魅力①負け犬が見るべき映画?

映画「リトル・ミス・サンシャイン」は負け犬が見るべき映画と言われているようです。主人公をはじめとした登場人物はみんなどこか欠点があって自身の夢を叶えられなかったり、望み通りにいかなかったりしています。しかし、それを悲観することなく「失敗を恐れてチャレンジしない者こそが本当の負け犬だ」として果敢に物事に取り組んでいきます。

常識はずれな行動を見せて世の中からは「変人」というレッテルを張られたりしますが、他人の評価を気にせず自分の信念を貫く主人公たちの姿には胸を打たれるものがあるようです。失敗を恐れてチャレンジしないでいる負け犬状態となっている人にとっては背中を押されるような勇気を貰える映画なのではないでしょうか?

魅力②変人たちの奮闘

映画「リトル・ミス・サンシャイン」の登場人物は個性的な変人キャラクターばかりが登場し、奮闘する姿が魅力となっています。その中でもオリーブの兄であるドウェーンに感情移入してしまうという声があがっています。

この映画にはたくさんの素敵な場面があるようですが、特に美少女コンテスト中に海辺でフランクとドウェーンが語る場面が印象的なようです。叔父と兄は交わす言葉数は決して多くはないですが、通じ合っているものがあり2人の間に流れる空気感がに魅了されているようです。

魅力③人間の痛さ

映画「リトル・ミス・サンシャイン」の魅力は登場人物たちが通常では受け入れられ難い、考えられないような行動に出ることが多く、どんなに辛いことでも重く捉えずに全てを笑いに変えてしまう「人間のイタい」部分が魅力となっているようです。

フーヴァー一家は叔父がゲイで自殺未遂をするほどのうつ病だったとしてもそれを笑いに変えて愛で包み込む、人間のイタい部分こそ人間の魅力であり、愛おしいところであると本映画は語っていると見られています。

リトル・ミス・サンシャインの登場人物とキャスト

リチャード・フーヴァー役/グレッグ・キニア

序盤は夢見がちで実力が伴っておらず、上から目線でモノをいい、仕事と称して電話をしょっちゅう掛けていますが儲かっているわけではありません。祖父や妻からは呆れられ、短気な性格のリチャードは頻繁に妻や祖父を喧嘩する場面が描かれています。

物語が展開していくにつれて性格の角が取れ、様々な決断を下すリチャードは最後は素敵な父親の姿を見せてます。そんなリチャード・フーヴァーを演じていたのは、1997年映画「恋愛小説家」でアカデミー賞助演男優賞とゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされた俳優のグレッグ・キニアです。

フランク・ギンスバーグ役/スティーヴ・カレル

学者のフランクはゲイで、恋人に振られたことが原因で自殺未遂をし、行く宛がなくフーヴァー家で世話になる人物です。  ぶっ飛んだ発言をして強烈な印象を与えるフランクですが、心の根は優しいということが徐々に明らかになっていきます。オリーブの兄ドウェーンに対しての対応やラストの美少女コンテストでの家族総出で踊る場面で手拍子する様子も良かったと好評のようです。

そんなフランク・ギンスバーグを演じていたのは、2014年映画「フォックスキャッチャー」で第72回ゴールデングローブ賞の主演男優賞、第87回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた俳優のスティーヴ・カレルが演じています。

シェリル・フーヴァー役/トニ・コレット

映画作中での調整役で一番まともなキャラクターと言えるシェリル・フーヴァーを1991年に映画デビューし、映画「シックス・センス」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたオーストラリアの女優であるトニ・コレットが演じています。

シェリルは娘や息子を思い心配し、叔父の世話もして、夫と祖父との関係を取り持つフーヴァー家のまとめ役をしており、シェリルが居なければ映画としても家族も成り立たないと素敵な役回りをトニが好演しています。

ドウェーン・フーヴァー役/ポール・ダノ

パイロットを目指しているドウェーン・フーヴァーはニーチェの影響を受けており夢を叶えるまでは一切口をきかない制約を自身に課しています。 家族に対しては心を開くことなく閉鎖的で、物語が展開するにしたがって心を開いていく様は鑑賞者にとっては一番変化が分かりやすいキャラクターだったようで劇中で一番面白いキャラクターだったとの評価の声が多くあがっています。

後半に喋るようになってからはキャラに深みがあって、ラスト場面で踊るドウェーンの姿に泣きながら笑ってしまったという鑑賞者も多かったようです。ドウェーン・フーヴァー役は、2007年映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたポール・ダノが演じています。

オリーブ・フーヴァー役/アビゲイル・ブレスリン

美少女コンテストで優勝を目指すポッチャリ眼鏡少女の主人公のオリーブ・フーヴァー役をアビゲイル・ブレスリンが好演し、本映画でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。

オリーブは家族の中で最年少の子供で大人の事情などは気に掛けない怖いモノ知らずです。バラバラな家族にも素直に心を開き自身の目標を達成するために周囲の協力を得てミスコン本選に挑みます。オリーブはみんなに元気を齎し、兄や祖父に対しても優しさを見せます。そんなオリーブの姿にほろりと涙する人も少なくないようです。

エドウィン・フーヴァー役/アラン・アーキン

映画「リトル・ミス・サンシャイン」を語る上で外せないと言われているのがオリーブの祖父のエドウィン・フーヴァーです。自由人な祖父は劇中で文句や放送禁止用語言うのは当たり前、喧嘩もするしヘロイン中毒で老人ホーム追い出されるしでハチャメチャです。しかし、孫にはとても優しくてミスコンに出場するオリーブの為にダンス指導をしたりします。

この祖父が他界することで家族が1つにまとまり始めるという鑑賞者もエドウィンに元気を貰えたと感想の声にあげています。エドウィン・フーヴァーを演じているのは、1966年映画「アメリカ上陸作戦」で映画デビューし、いきなりアカデミー賞主演男優賞にノミネートされゴールデングローブ賞を受賞した俳優のアラン・アーキンです。本作でも第79回アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。

リトル・ミス・サンシャインに関する感想や評価

映画「リトル・ミス・サンシャイン」に関する感想や評価についてを紹介していきます。「リトル・ミス・サンシャイン」に関する感想や評価にはどのような声があがっているのでしょうか?さっそく、映画「リトル・ミス・サンシャイン」の感想・評価を見ていきましょう!

映画「リトル・ミス・サンシャイン」のあらすじについての感想には、笑いあり涙ありの本編で感動するという声が多く見られ、本編を見る前にあらすじを読んだだけで感動して涙がこぼれたという人も中にはいたようです。

映画「リトル・ミス・サンシャイン」のあらすじのラストの美少女コンテストで踊る最後のシーンが笑えて感動することや分かりやすくて面白くスカッとするという感想があがっていました。

映画「リトルミスサンシャイン」に登場するオリーブの祖父についての感想には、ヘロインの過剰摂取で死亡してしまったファンキーな祖父のキャラクターや演技が良いという感想があがっています。演じていたアラン・アーキンが本作品でアカデミー賞の助演男優賞を獲得しているのが納得という声もあがっているようです。

リトル・ミス・サンシャインの感想や評価まとめ

失敗を恐れてチャレンジできないでいる負け犬状態の人に特にみると勇気が出ておすすめと言われてる映画「リトル・ミス・サンシャイン」の物語のあらすじや出演キャストについて、映画の感想や評価をまとめて紹介してきました。劇中では「チャレンジしないモノこそが本当の負け犬」という名言が語られ、人の目や評価を気にすることなく「自分」という生き方と貫くフーヴァー家がとても魅力的に描かれている作品です。

暗くなるような描写が一切ないので落ち込んでいる時に見ると勇気が貰えるおすすめ作品となっています。是非、物事を後ろ向きに捉えがちな時や落ち込んでいる時の気分転換にご覧になって観てはいかがでしょうか?

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