半分、青い。のユーコ（裕子）の震災での死に賛否両論？死因や遺言の内容もネタバレ

ドラマ「半分、青い。」に登場するユーコ（裕子）の愛称で知られる『小宮裕子』、早速ネタバレになりますが、人気漫画家である秋風羽織のオフィスで働くアシスタントで、漫画家志望の女の子です。ユーコの実家は東京の世田谷区で、裕福な家庭環境に生まれ育ち、小学生の時から私立の一貫女子校で学びました。

小学生の時に骨折して入院したユーコは、その時知り合った看護婦から『ユー・メイ・ドリーム』と言う曲を教えてもらい、以降、ユーコ自身もその曲がお気に入りとなっています。そして入院していた時に「将来は看護婦になりたい」と夢を持ちますが、厳格な家庭に生まれ育ったユーコは、自分の感情や夢を親に言う事も出来ずにいました。

ユーコは親元を離れるため、秋風羽織の運営する「秋風塾生」の『ガーベラ漫画セミナー』の特待生として、秋風羽織の「オフィスティーンカーベル」の敷地内に在る寮で暮らしていました。主人公の楡野鈴愛と出会った頃のユーコは、表情も乏しく、どこか淋し気でした。そのせいか、明るく天真爛漫でお調子者の鈴愛とは度々口論になってしまいます。

ある日、とうとう取っ組み合いの喧嘩にまで発展してしまうのですが、鈴愛の苦労や努力を知り、鈴愛を認め、受け入れ、掛け替えのない友だちに変わっていったのです。それからは2人で漫画家となる事を励まし合い過ごしていきます。そんな中、「月刊ガーベラ」では大人気作家の原稿が落ちる！と言うアクシデントがありました。

その穴埋めとしてユーコの作品である『5分待って』が1992年の4月号に読み切りで連載され、秋風塾からの第一期プロデビューとなりました。そしてその夏には「ビッグイブニング」での連載が決定し、漫画家としての小宮裕子が好調に走り出し、秋風羽織からも評価が高くされていました。

ですが、ユーコの『5分待って』の人気にも陰りが見え始めたのです。それは1995年の第145話時点でのこと。読者人気投票で下から2番目の順位となってしまい、担当編集者より「後3回」で打ち切られることを宣告されます。ユーコはその後スランプに陥り、夜ごと着飾って遊びに出掛けてしまう荒れ果てた生活に変貌していきます。

やがて合コンで知り合った男性（浅葱・あさぎ）とつい合うようになり、結婚する道を選びます。結婚後はインテリアコーディネーターを目指すと決め、漫画家を引退します。そして長男「くうちゃん」を儲けたことにより実家の親とも連絡を取り合うようになりました。

2003年末、夫の浅葱が仕事の都合で仙台に行くため、家族そろって仙台に転居することになります。仙台では小学生の時の夢を実現させるために看護学校に通い、看護師になりました。2010年仙台で海の見える病院に勤務。翌年の2011年3月11日に東日本大震災の被害にあって40年で生涯を閉じています。

ドラマ「半分、青い。」の脚本を書き下ろした『北川悦吏子』は1961年12月24日、岐阜県美濃加茂市出身・B型です。北川悦吏子は早稲田大学第一文学部・哲学科東洋哲学専修卒業の学歴の持ち主です。が、この大学に行こうと思ったきっかけは、大好きな小田和正氏と同じ大学に行きたかったのが理由だそうです。

東京に上京する約束として『4年で岐阜に帰る』とあったのですが、広告代理店に入社しますが、半年で退職。その後にっかつ撮影所に入社し、働きながら脚本学んで行きます。脚本家としてのデビューは1989年の「月曜女のサスペンス」シリーズの中の一編で「赤い殺意の館」でした。

『北川悦吏子』の名前が注目され始めたのは1991年放送の「世にも奇妙な物語・ズンドコベロンチョ」でした。その後1992年「素顔のままで」・1993年「あすなろ白書」と連続の恋愛ドラマヒットの実績を積み、「恋愛の神様」とまで呼ばれるようになりました。

• 2000年「ビューティフルライフ」第18回向田邦子賞・第8回橋田賞を受賞
• 2016年「月に祈るピエロ」「月に行く船」「三つの月」CBC小嶋賞受賞

2018年第17回坪内逍遥大賞を受賞。同年「半分、青い。」の脚本を手掛けていきます。「半分、青い。」のドラマの舞台が岐阜と言うことと、主人公が難聴で漫画家と言うこともあって、ドラマ「半分、青い。」のモデルは『北川悦吏子』自身ではないかと言われています。

ドラマ「半分、青い。」の主人公・楡野鈴愛と生涯の友となる『小宮裕子』とは一体どんな人物なのでしょうか。ユーコ（裕子）のネタバレになりますが、裕福な家庭で、厳格な育ちを受けた、と言うことは前出にも記載しましたが、性格はというと、とてもクールに見えますが、本当は繊細な女性なのです。

育った環境から、人に対して中々心を開くこと出来ない、気難しい性格の面もあります。そのくせ女子校出身なので、男性にはからっきし弱く、男性を目の当たりにすると、話せなくなってしまうという、シャイで可愛い一面も持っています。

ドラマ「半分、青い。」で漫画家を辞め、結婚後仙台で看護婦として働いていたユーコの元に起きた震災「東日本大震災」。ネタバレになりますが、未曾有の被害をもたらしたこの震災で悔しくもユーコが亡くなってしまうという事になります。

この「ユーコ（裕子）」の死には「なぜ？」と医療従事者や震災を経験された方、されていない方から様々な賛否を呼ぶ声があがりました。そんな声をドラマのネタバレを含みながら紹介していきます。

ドラマ「半分、青い。」のユーコが好きでユーコの「死に泣ける」という感想を持たれた方も多々見えました。そして震災により降りかかる、残されていく者の悲しみ、また、残していかなければならない者の悲しみを、深く掘り下げてくみ取って見える方々も見えました。

ドラマ「半分、青い。」のユーコの心の中に、若かりし頃「逃げた」現実があり、その事が胸にずっと残像となり、年月が過ぎていた中、再び逃げるか否かを選択する時がこの『3/11』の震災だったのでは？と受け止めて下さっています。

ドラマ「半分、青い。」のユーコを突然亡くしてしまい、悲しみで「死」を受け入れられずにいた方も多々見えました。ユーコを思うファンとしては辛すぎるシーンだったことは間違いないです。

ドラマ「半分、青い。」でユーコが震災に見舞われて命を落とすシーンで、実際に震災を経験された方や、医療現場の方からは複雑な気持ちが届けられていました。

ドラマ「半分、青い。」の震災のシーンを見られて『風化』されていると危惧している方が本当に多く見えました。ドラマ「半分、青い。」を観て『楽しかった』『元気が出た』という意見も多々ありますが、それ以上に震災でユーコが亡くなってしまうシーンに疑問を持つ方々も多かったです。

ドラマ「半分、青い。」第150話のネタバレになりますが、時は2011年3月11日、鈴愛が律と開発した商品『そよ風ファン』の説明をしていた最中の午後14時46分、大きな揺れが生じました。

その後、仙台で暮らすユーコ（裕子）が行方不明になっているとの連絡がありました。ユーコ（裕子）の死因が何だったのか？亡くなったことが判明される残された遺品はあったのかをネタバレ追及し、まとめていきます。

ドラマ「半分、青い。」の第150話での大きな揺れを生じた地震。仙台で暮らすユーコ（裕子）の姿が見つからず、必死で探す家族と漫画家時代の友人・ボクテ。そして、漫画家時代の師匠・秋風羽織は生きていることを信じて、ユーコ（裕子）に渡す漫画を描いているという。

しかし、必死で探し、生きていることを信じていた鈴愛の元に、ボクテから一本の電話が入ります。「ユーコちゃん、見つかったって……ダメだった…」と遺体が見つかったことを告げるボクテの声は落胆していました。鈴愛はどう受け止めればいいか分からず、ただ「う…ん…」とだけ答えます。

ドラマ「半分、青い。」第150話、時は2011年3月11日、鈴愛が律と開発した商品『そよ風ファン』の説明をしていた最中の午後14時46分、大きな揺れが生じ、それが東日本大震災と言う未曾有の被害をもたらした震災でした。この地震は大きな揺れには留まらず、津波まで押し寄せて来たのです。

この時、仙台の海が見える病院に勤務していたユーコ（裕子）と、連絡が取れない状態になっていた家族はユーコ（裕子）を必死で探し求めます。幾日も、幾日も…ユーコ（裕子）の生存を信じて諦めずにいました。この時の大地震と津波の震災を「東日本大震災」と名付けられ、ユーコ（裕子）もその被害者の一人となってしまいました。

ドラマ「半分、青い。」で、死因は「東日本大震災」と震災の被害者になってしまったことが判明したユーコ（裕子）の遺言はあったのか？その遺言にはどんな内容が収められていたのかを、ネタバレ追及していきます。

ユーコの死因が判明してからも、鈴愛はユーコの死を受け入れることに時間が掛かりました。しかし、ようやく鈴愛は現実と向き合おう！と一人でユーコの暮らしていた仙台に行くことにしました。そこでユーコの夫・浅葱と話をします。浅葱は自分が嫉妬するほどユーコ（裕子）からいつも鈴愛の話を聞いていたそうです。そして3月11日のユーコ（裕子）の様子を聞きました。

ユーコ（裕子）の夫・浅葱から鈴愛は「裕子は最後まで動けない患者に寄り添っていた」ことを聞かされます。そして、ユーコ（裕子）の遺品の携帯電話からSDが見つかり、その中にはユーコが遺言として遺したメッセージが録音されていました。ユーコは夫と子供への遺言、ボクテへの遺言の後に鈴愛にも遺言を遺していました。
 

ユーコから鈴愛への遺言は『鈴愛、生きろ！最後に暑苦しいことを言って申し訳ないが、私の分まで生きてくれ！そして何かを成し遂げてくれ！それが私の夢だ！』その後、背後からユーコを呼ぶ声がありました。夫・浅葱は最後まで慌ただしくしているユーコの様子を思い浮かべ、涙ぐみました。

その後、仙台から東京へ戻った鈴愛は、ユーコと一緒に踊った海に出掛け、ユーコの好きだった「ユー・メイ・ドリーム」を口ずさみ、意を決します。そして律に扇風機を発売してユーコの遺言通り、夢を叶える決意を告げました。

ドラマ「半分、青い。」第155話でユーコの死因が東日本大震災によるものだと判明し、遺言が明かされました。視聴者からは「涙が止まらない」「声を聞くだけで悲しくて辛い」などの声が上がる一方で、「何故？」と言った「疑問」の声も湧きました。

東日本大震災当日、海の見える病院に勤務していたユーコが、携帯に遺言を遺す、といった余りにも切迫した印象がないことに疑問を持たれた方々の声です。

医療従事者や実際に震災を体験された方にとって、ユーコの死因が「東日本大震災の津波だった」という設定に対する重みが感じられなかったと仰る方が多々みえました。

ドラマ「半分、青い。」で主人公・楡野鈴愛と同じ「秋風塾の塾生」としてアシスタントを担っていた「小宮裕子役」にキャスティングされていたのは清野菜名（せいのなな）さんです。

清野菜名（せいのなな）1994年10月14日・愛知県稲沢市生まれ・血液型B型。2007年にファッション雑誌『ピチレモン』第15回ピチモオーディションでグランプリ・ペンティーズ賞受賞。6月号よりピチモの専属モデルとして活動。2011年9月号で専属モデルを卒業しました。2011年、モデルから女優に転身しました。

女優に転身した清野菜名は思うように仕事に着けず、アルバイトに明け暮れる日々が続きました。しかし、園子温監督に出会い、「アクションをやっている時の君は輝いている」と身体能力の高い清野菜名を認め、『TOKYO TRIBE』のヒロイン役に抜擢され、2015年・押井守監督の映画『東京無国籍少女』で映画初主演をします。

清野菜名出演テレビドラマの作品の一部を紹介していきます。

• 2011年　桜蘭高校ホスト部・倉賀野百華役
• 2015年　コウノドリ・角田真弓役
• 2016年　まかない荘・藤島涼役
• 2017年　トットちゃん！・黒柳徹子役
• 2018年　半分、青い。・小宮裕子役（浅葱裕子）
• 2018年　今日から俺は！！・赤坂理子役
• 2019年　やすらぎの刻～道・しの役

清野菜名出演映画作品の一部を紹介していきます。

• 2012年　桜蘭高校ホスト部・倉賀野百華役
• 2014年　WOOD　JOB！～神去なあなあ日常・高橋玲奈役
• 2015年　東京無国籍少女・藍役
• 2016年　雨女・理佳役
• 2017年　暗黒女子・高岡志夜役
• 2018年　恋は雨上がりのように・喜屋武はるか役

今回紹介して来ました、ドラマ「半分、青い。」のユーコ（裕子）の震災での死に賛否両論？死因や遺言の内容もネタバレ」は如何でしたでしょうか。ユーコ（裕子）が漫画家を辞めて、結婚し、幼き頃に夢見ていた看護師にようやくなれたある日、東日本大震災に見舞われるという悲しい出来事。

そしてその震災が、鈴愛や夫・浅葱の願いも虚しく、ユーコ（裕子）の死因だったという悲しい現実。ドラマ「半分、青い。」で亡くなってしまったユーコ（裕子）の意味が分からないと悲しむ声と疑問の声が多々ありましたが、夢を諦めないで欲しい！と願ったユーコの真意を掴むため、今一度「半分、青い。」をご覧ください。