小さな巨人のあらすじや最終回をネタバレ!真の黒幕や小野田との決着は?

「小さな巨人」は、2017年にTBS系・日曜劇場枠で放送されたテレビドラマです。主演は長谷川博己で、警視庁本庁と所轄警察署の確執や警察内部での出世争い・隠蔽体質をテーマに、本当の正義とは何か?を描いています。ここでは、「小さな巨人」のあらすじネタバレ、事件の真相や犯人のネタバレ、そして最終回ネタバレをいたします。また、ネタバレ解説とともにツイッターで呟かれた視聴者の感想などもたくさんご紹介していきます。

小さな巨人のあらすじや最終回をネタバレ!真の黒幕や小野田との決着は?のイメージ

目次

  1. 小さな巨人のあらすじネタバレ~芝署編(1~5話)~
  2. 小さな巨人のあらすじネタバレ~豊洲署編(6~10話)~
  3. 小さな巨人のあらすじネタバレ~事件の真相(17年前)~
  4. 小さな巨人の最終回あらすじネタバレ
  5. 小さな巨人のキャスト
  6. 小さな巨人の矛盾した設定
  7. 小さな巨人の魅力
  8. 小さな巨人の最終回の切れ端とは?
  9. 小さな巨人に関する感想や評価
  10. 小さな巨人の最終回あらすじや感想まとめ

小さな巨人のあらすじネタバレ~芝署編(1~5話)~

「小さな巨人」のあらすじネタバレ、まずは第一部・芝署編(1話~5話)の内容についてご紹介していきます。主演の長谷川博己は、まずエリート路線からスタートです。

あらすじネタバレ:ゴーンバンク社誘拐事件①

まずは第一部のネタバレ。事件の発端は、芝署管轄内で起きた日本有数のIT企業であるゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)の誘拐事件です。中田和正社長が何者かに誘拐され、犯人から身代金として5億円の要求がありました。その一方で、主役である警視庁捜査一課の香坂真一郎(長谷川博己)が、料亭である男に職務質問。その時のやり取りが週刊誌で取りざたされ、真一郎は芝署へ左遷となります。

真一郎が芝署に転勤すると同時に、中田和正社長誘拐事件の捜査が始まります。芝署管轄で起きた事件ですが、警視庁捜査一課が乗り出したことで、所轄である芝署の刑事たちは事実上脇役へと追いやられます。ここから、警視庁捜査一課と所轄警察署の争い、つまりは捜査一課長・小野田義信(香川照之)と真一郎の戦いが始まります。

初めはエリート意識が強かった真一郎ですが、小野田一課長と戦う決心をしてから正義を貫く男となります。反発していた芝署の渡部刑事(安田顕)も、次第に真一郎に従うようになります。渡部刑事は、誘拐された中田和正の息子である中田隆一(加藤晴彦)をマークしていました。逆に、小野田一課長の運転担当・山田春彦(岡田将生)が真一郎に目を光らせます。

あらすじネタバレ:ゴーンバンク社誘拐事件②

ここで犯人をネタバレ。中田和正社長を誘拐した犯人は、風見エレック社長の風見康夫(長江英和)でした。一ヶ月前、娘の風見京子(富永沙織)がビルから飛び降りて自殺したのですが、その原因が京子の恋人であった中田隆一にあると考え、誘拐事件を起こしたのでした。渡部刑事の説得で風見康夫は自首することを決意しますが、一歩間に合わず捜査一課に踏み込まれてしまいます。

そして誘拐事件の真相をネタバレ。それは、中田隆一が社長を務めるナカタエレクトロニクスで起きた、防犯カメラ技術開発に絡む殺人事件でした。風見京子は飛び降りたのではなく、開発した技術を恋人だった中田隆一に盗まれた挙句、その隆一に突き落とされたのでした。それを、防犯管理担当である池沢菜穂(吉田羊)を利用して、偽装工作をしていたのです。

あらすじネタバレ:昇太の正体=内通者(敵)?

真一郎ら芝署の捜査により、池沢菜穂は出頭。しかし、息子の心臓移植の費用を盾に罪を全て一人で被ってしまいます。そこで、次に真一郎は、隆一の現・恋人で行方をくらましている山本アリサ(佐々木希)に目を付けました。この辺りから、山田春彦も真一郎側に付くようになり、捜査に協力していきますが、常にあと一歩のところで証人たちに逃げられてしまいます。捜査情報が洩れていることを、真一郎たちは確信しました。

真一郎は、情報を洩らしているのは小野田捜査一課長ではないかと疑い、料亭に張り込みますが失敗。そこで、新聞社を利用して山本アリサと接触。殺人事件の片棒を担いでいたことを知らされたアリサは、警察に自首します。そして、そこで本当の内通者が発覚。何とそれは、真一郎の恩師である芝署の三笠署長(春風亭昇太)でした。最初に真一郎を陥れたのも、実は三笠署長の仕業だったのです。

あらすじネタバレ:三笠署長の隠された証拠

三笠署長の不正は暴いたものの、中田隆一を逮捕する決定的な証拠がありません。しかし、真一郎たちは、中田京子がビルから転落死した現場から押収されたUSBメモリの角が欠けていることに目を付け、その破片を捜索。それがあれば、中田隆一の有罪を証明できます。そして、どうやらその破片は三笠署長が隠し持っている様子。そこで、真一郎たちは署長室を調べますが無駄骨でした。

三笠署長は、5000もの証拠品が保管されている証拠保管庫に、その破片を隠していたのです。それを突き止めた真一郎でしたが、中田隆一が海外へ高飛びする時間まで、ほんの数時間しかありません。そこで手を貸してくれたのが、捜査一課の藤倉(駿河太郎)でした。藤倉は真一郎と同期であり、さらに今回の協力は、小野田一課長の指示でもありました。

小さな巨人のあらすじネタバレ~豊洲署編(6~10話)~

「小さな巨人」のあらすじネタバレ、続いて第二部・豊洲署編(6話~10話)の内容についてご紹介していきます。主演の長谷川博己は、正義感溢れる所轄刑事となっています。

あらすじネタバレ:三笠署長が処分されない理由

続いて第二部ネタバレ。風見京子殺害事件は、一応の解決を見ましたが、新聞記者に捜査情報をリークした処分で真一郎は豊洲署へ横滑り異動となります。山田も同じく異動し、真一郎を尊敬する三島祐里(芳根京子)も合流。一方、三笠署長は罪には問われず別の署へと異動。三笠署長は、業務の傍らで警察幹部の天下り先を斡旋しており、今回のことが公になると警察内部に困る人間が多数いるから、というのが処分無しの理由でした。

あらすじネタバレ:早明学園・横沢失踪事件

第二部の核となるのは、早明学園の経理担当だった横沢裕一(井上芳雄)の失踪事件です。豊洲署に捜索依頼に来た横沢の妻・亜美(中村アン)を、署ではただの失踪で片付けようとしますが、真一郎はそうとは思えず、早明学園に山田・三島とともに捜査に出向きます。そこには、山田が昔世話になった捜査二課の江口刑事(ユースケ・サンタマリア)が、内部捜査のために潜り込んでいました。

江口刑事は、早明学園の不正を暴くために経理担当として潜入捜査していました。しかし、その早明学園の屋上で何者かに殺害されてしまいます。そして、山田が密かに江口刑事に協力要請されており、その日の屋上に顔を出します。その時、江口刑事は既に死んでおり、それを山田が発見。ところが、警察が到着するや、何故か山田は逃亡したのです。

あらすじネタバレ:山田が逃げたのは何故?

山田逃亡のネタバレですが、これはストーリー上不可解な流れです。いくら極秘任務に協力していたとは言え、現場に到着した刑事に事情を説明すれば済んだことなのに、「現場から逃げる」という意味不明な行動をして逮捕されてしまいます。その後、結局釈放されはしますが、この逃亡は明かな矛盾です。毎回毎回予想外の展開がウリなだけに、これは次回への引きのための演出でした。

あらすじネタバレ:現場から逃げた犯人は梅沢富美男ではない?

江口刑事殺害事件は、失踪している横沢裕一が犯人として指名手配されます。その証拠は、現場に落ちていた毛髪のDNA鑑定。鑑定の結果、その毛髪が横沢裕一の物と断定されたからです。ただ、DNA鑑定には最低でも3本の毛髪が必要で、現場に都合良く3本あったというところに真一郎は疑問を持ちます。そして、早明学園の富永専務(梅沢富美男)を疑います。

富永専務は元・捜査一課長であり、小野田が唯一頭の上がらない人物。そして、捜査一課長になる前は鑑識課長を務めていました。そんな過去もあって、真一郎は富永専務に斬り込みますが、証拠不十分で返り討ち。詰めの甘さを小野田一課長にも責められ、この時点では富永専務を挙げることはできませんでした。

あらすじネタバレ:山田の父親(高橋英樹)が真の黒幕?

ここで、内閣官房副長官である山田の父親・山田勲(高橋英樹)が登場。山田勲は元刑事長で、富永専務の元上司にあたります。政治家の不正がドラマにありがちな展開で、過去に何か秘密があるようなシーンもちらほら。果たして真の黒幕はこの山田勲なのか?まだこの時点では真相は分かりません。

あらすじネタバレ:山田の正体は内通者

ここで山田の正体をネタバレ。横沢裕一あぶり出しのため、裕一の妻・亜美に三島刑事を護衛に付けます。そして、三島の携帯を亜美が使うよう仕向けて、真一郎たち豊洲署は裕一を確保します。しかし、またしてもここで捜査一課に身柄を奪われます。が、真一郎の同期で親友の藤倉は、途中で考えを変えて裕一の身柄を真一郎たち所轄に引き渡します。

さて取り調べという段階で、なんと裕一がいません!連れ出したのは山田春彦でした。山田は実は裕一と連絡を取り合っていたのです。そして、山田が裕一を連れて行ったのは、真一郎の自宅でした。そこで裏帳簿の事実を真一郎に告げ、父の勲にも問い詰めますが何も得られず、結局山田はまたしても逮捕されます。

小さな巨人のあらすじネタバレ~事件の真相(17年前)~

「小さな巨人」のあらすじネタバレ、ここで事件の真相に絡む「17年前の事件」とは何だったのかをご紹介していきます。主演の長谷川博己演じる香坂真一郎が最も気にしている過去です。

あらすじネタバレ:小野田が捜査一課長に昇進した理由

過去事件のネタバレです。小野田一課長は、富永に引き上げられて一課長にまで昇りつめました。それには、17年前に松山運転担当(高橋洋)が自殺した事件が大きく関係しています。その時、富永と小野田は何かを隠蔽しました。それは裏帳簿1ページ目の切れ端です。それは早明学園から賄賂を受け取っていた証明であり、そこに記されていた名前は、なんと真一郎の父である香坂敦史(木場勝己)でした。

あらすじネタバレ:香坂の父親=裏切り者

しかし、それは実は名義貸しで、香坂敦史は金を受け取ってはいませんでした。松山は自殺ではなく、実は早明学園の金崎理事長(和田アキ子)による殺害でした。その後、金崎は自首する決意を固め、香坂敦史も全てを晒して辞職する覚悟でしたが、富永から息子の進退を盾に取られて考えを変えます。事実上裏切られたのは、小野田一課長だったのです。

香坂敦史が翻ったことで、責任は全て小野田の手に委ねられました。小野田としては、富永に従うしかなく、その富永の采配によって、小野田は一課長にのし上がったのです。この時、その証拠を真一郎に惜しげもなく見せた小野田一課長は、組織ぐるみの隠蔽から解放されたかった気持ちもありました。

あらすじネタバレ:高橋英樹の運転手自殺の真実

山田勲の運転担当・松山は自殺ということになっていましたが、実は金崎に殺害されたのでした。山田勲は政界進出の資金と引き換えに、早明学園設立の便宜を図りました。それを松山一人になすり付け、裏帳簿の取り合いで揉み合った金崎が松山を突き飛ばしてしまったのです。その時、帳簿の一部が破れ、金崎の血が付いた切れ端が死んだ松山の手に残ったのです。

小さな巨人の最終回あらすじネタバレ

では、ここからは「小さな巨人」の最終回について、あらすじネタバレをご紹介していきます。主演の長谷川博己が、最後まで様々な側面を見せてくれます。

最終回あらすじネタバレ:ミッション

いよいよ最終回ネタバレ。横沢裕一の逃亡を幇助した罪で、真一郎と山田は留置所に入れられました。しかし、柳沢監察官(手塚とおる)から条件が出されます。それは、横沢裕一送検までの36時間の間に真犯人を挙げるということでした。できなければ、二人は懲戒免職です。それは同時に、不正捜査をしていた捜査二課の願いでもありました。

最終回あらすじネタバレ:三笠署長

真一郎にとって、やはり裏帳簿の切れ端は重大なポイントです。そこで、その真相を探るために怨敵・三笠署長を訪ねます。そして、いよいよ真一郎も息子を盾に三笠署長を脅したり、実は富永と通じていた豊洲署の須藤課長(神野三鈴)に全て話すよう迫ったりと、最終回に来てまるで小野田のような卑劣一歩手前の行動に出ていきます。

最終回あらすじネタバレ:豊洲署

そして、その豊洲署で真犯人を挙げるための最後の捜査が始まっていきます。さすがは最終回とばかりに、真一郎を中心に、山田、藤倉、渡部と主要なキャラクターが豊洲署に勢揃いして真実の解明に奔走。いよいよ真犯人暴きの作戦が組み立てられていきます。

最終回あらすじネタバレ:真犯人

最終的な真犯人のネタバレ。結局、江口刑事を殺害した真犯人は金崎理事長でした。屋上に来た江口刑事の上からリモコンで鉄骨を落として殺害。その際、ボールペンのキャップを落とし、それを横沢が蹴ってキャップは排水溝へ。それを真一郎が見つけ、キャップを探しに来た小野田一課長をまたも疑いますが、今回も真一郎の勇み足。キャップは金崎の物でした。

最終回あらすじネタバレ:各々が辿る結末

真犯人も挙がり、この最終回で各々の登場人物もそれぞれの道を歩みます。金崎理事長は逮捕されましたが、富永専務は警察上層部と示し合わせて無罪に。山田勲内閣官房副長官は、体調不良を理由にその座を下りました。藤倉は捜査一課に復帰し、渡部は再び芝署へと戻りました。

最終回あらすじネタバレ:小野田の選択

そしてラストのネタバレ。小野田一課長は、混乱を収めるために続投を依頼されましたが、退職を示唆します。しかし、上層部に真一郎と山田を捜査一課に戻すことを条件に、警察に残ることになりました。新しい行き先は豊洲署の署長。17年前に仲間から裏切られ、警察官としての誇りを持って様々なものを守り続けた小野田一課長。最後まで「正義」を貫いたのは、他ならぬ小野田捜査一課長だったのです。

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小さな巨人のキャスト

では、ここからは「小さな巨人」のキャストについてご紹介します。時の人・長谷川博己、イケメンキーマン・岡田将生、そして顔芸が光る香川照之など、個性豊かなキャスト陣がドラマを何倍も面白くしてくれました。

香坂真一郎/長谷川博己

ヒラタオフィス所属の俳優。中央大学文学部を卒業後、文学座所属演劇研究所に入所します。ヒラタオフィスに移籍してからテレビドラマへの出演も増え、2016年には『シン・ゴジラ』の主役である内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じたことで、多岐に渡るファン層を得ました。そこでこの「小さな巨人」です。長谷川博己さんにとって、一つの転機になった時期でした。

香坂真一郎以外の長谷川博己が演じた主な役

  • 八重の桜(川崎尚之助役)
  • 麒麟がくる(明智光秀役)
  • 法月綸太郎一の悲劇(法月綸太郎役)
  • 夏目漱石の夢(夏目金之助役)
  • 獄門島(金田一耕助役)
  • まんぷく(立花萬平役)

三島祐里/芳根京子

ジャパン・ミュージックエンターテイメント所属の女優。2013年にドラマデビューし、2014年には『物置のピアノ』で映画初出演にして初主演を務めます。2016年後期のNHK連続テレビ小説『ぺっぴんさん』でも主役を演じられました。

三島祐里以外の芳根京子が演じた主な役

  • 花子とアン(宮本富士子役)
  • 表参道高校合唱部!(香川真琴役)
  • モンタージュ 三億円事件奇譚(小田切未来役)
  • べっぴんさん(坂東すみれ役)
  • 海月姫(倉下月海役)
  • チャンネルはそのまま!(雪丸花子役)

山田春彦/岡田将生

スターダストプロモーション所属の俳優。2006年、『東京少女』でドラマデビュー。その後、様々なドラマに出演し、2008年から2009年にかけて5本もの映画に主役級で出演し、2009年度映画賞の新人賞を総なめにします。2012年には『平清盛』で史上最年少で源頼朝を演じ、またナレーションも務められました。

山田春彦以外の岡田将生出演が演じた主な役

  • 生徒諸君!(木下薫役)
  • 花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~(関目京悟役)
  • 平清盛(源頼朝役、ナレーション)
  • 聖なる怪物たち(司馬健吾役)
  • リーガルハイ(羽生晴樹役)
  • ゆとりですがなにか(坂間正和役)

渡部久志/安田顕

CREATIVE OFFICE CUE所属の俳優・タレント。1993年にタレントデビューした後、芸能人と会社員を行ったり来たりしつつ、1998年に大泉洋のバラエティー番組『水曜どうでしょう』に準レギュラー出演するようになります。そこから認知度も広がっていき、味のある演技で俳優としても注目されるようになりました。

渡部久志以外の安田顕が演じた主な役

  • 親孝行プレイ(シンイチ役)
  • スープカレー(浦田博史役)
  • アオイホノオ(庵野ヒデアキ役)
  • 下町ロケット(山崎光彦役)
  • 白い刑事(相良修平役)
  • 白衣の戦士!(柳楽圭一郎役)

小野田義信/香川照之

ロータス・ルーツ所属の俳優・歌舞伎役者・実業家。1989年に俳優デビューし、徐々に知名度が広がっていきます。2004年に東京国際映画祭男優賞を受賞し、2010年には日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞されています。2011年には家業を継ぐ形で歌舞伎界にも進出。俳優業では「香川照之」、歌舞伎界では「市川中車」と名前を使い分けられています。

小野田義信以外の香川照之が演じた主な役

  • 春日局(小早川秀秋役)
  • 私が愛したウルトラセブン(市川森一役)
  • アンフェア(佐藤和夫役)
  • 坂の上の雲(正岡子規役)
  • 半沢直樹(大和田暁役)
  • ルーズヴェルト・ゲーム(諸田清文役)

三笠洋平/春風亭昇太

落語芸術協会所属の落語家・タレント・俳優。5代目春風亭柳昇の弟子で、大師匠は「春風亭の先生」こと春風亭柳橋です。『笑点』において10年間回答者として務めた後、司会者に就任し、「独身」「嫁が来ない」ネタで度々メンバーにいじられています。また、ドラマや映画でも多岐に活躍されています。

三笠洋平以外の春風亭昇太が演じた主な役

  • タイガー&ドラゴン(林屋亭どん吉役)
  • 軍師官兵衛(毛屋主水役)
  • おんな城主 直虎(今川義元役)
  • 下町ロケット(柳井哲二役)
  • THE GOOD WIFE/グッドワイフ(三栗谷剛役)

柳沢肇/手塚とおる

トライストーン・エンタテイメント所属の俳優。1983年にデビューし、劇団健康では解散まで全作品に出演されました。舞台での活躍が多かった中、『半沢直樹』でのイヤミな役柄が評判となり、そこからドラマにも多く出演されるようになりました。

柳沢肇以外の手塚とおるが演じた主な役

  • 半沢直樹(古里則夫役)
  • ルーズヴェルト・ゲーム(大道雅臣役)
  • 太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~(岡部浩太郎役)
  • 警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~(古河祐介役)
  • ゆとりですがなにか(早川道郎役)

藤倉良一/駿河太郎

ステッカー所属のミュージシャン・俳優。父は落語家の笑福亭鶴瓶で、大阪芸術大学卒業後、2003年に「taro」名義でミュージシャン・デビューされます。その後、「sleepdog」というバンドで音楽活動をしていましたが、2008年から俳優業もされています。

藤倉良一以外の駿河太郎が演じた主な役

  • 荒川アンダー・ザ・ブリッジ(ラストサムライ役)
  • Friend-Ship Project~タクのタクシー~(田中タク役)
  • 半沢直樹(湯浅威役)
  • よろず占い処 陰陽屋へようこそ(槙原秀行役)
  • 戦争めし(山田翔平役)
  • なめとんか やしきたかじん誕生物語(やしきたかじん役)

中村俊哉/竜星涼

研音所属の俳優で。2010年にデビューし、2013年から2014年に放送された『獣電戦隊キョウリュウジャー』の桐生ダイゴ役で初主演を果たします。趣味はサッカーとバスケットボールで、小中学時代のサッカーチーむのチームメイトには、なでしこジャパンの岩渕真奈さんもいました。

中村俊哉以外の竜星涼が演じた主な役

  • 桜蘭高校ホスト部(猫澤梅人役)
  • 獣電戦隊キョウリュウジャー(桐生ダイゴ役)
  • ごめんね青春!(大木隆役)
  • ひよっこ(綿引正義役)
  • オトナ高校(山田翔馬役)
  • アンナチュラル(木林南雲役)

香坂敦史/木場勝己

内藤陽子事務所所属の俳優。明治大学中退後、演劇センター附属青山杉作記念俳優養成所に第一期生として入所されます。以後、舞台での活躍が中心でしたが、『3年B組金八先生』第6・7シリーズでの千田喜朗役で大きなインパクトを残し、ドラマにも多数出演されています。

香坂敦史以外の木場勝己が演じた主な役

  • 3年B組金八先生(千田喜朗役)
  • 天皇の料理番(宮前達之助役)
  • 未解決事件(布施健役)
  • アンナチュラル(町田雅次役)

香坂美沙/市川実日子

スールキートス所属のファッションモデル・女優。市川実和子の妹で、1994年に「Olive」の専属モデルとなります。数々のファッション誌に登場する中、1998年に女優としてデビューし、2016年には長谷川博己さん主演の『シン・ゴジラ』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞されました。

香坂美沙以外の市川美日子が演じた主な役

  • 八重の桜(山川二葉役)
  • 宮沢賢治の食卓(櫻小路ヤス役)
  • アンナチュラル(東海林夕子役)
  • イノセンス 冤罪弁護士(有馬聡子役)

香坂真由美/三田佳子

プロダクション尾木所属の女優。中高生時代からテレビに多数出演されており、佐久間良子さんに次ぐ東映時代劇の看板女優となります。CM女王とも言われ、大河ドラマに複数回の主演を果たした唯一の女優でもあります。

香坂真由美以外の三田佳子が演じた主な役

  • いのち(岩田(旧姓:高原)未希役)
  • 外科医・有森冴子(有森冴子役)
  • 花の乱(日野富子役、ナレーション)
  • 犬神家の一族(犬神松子役)

佐川勇人/好井まさお

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。井下吉井というお笑いコンビの一人で、ボケ担当をされています。漫才の他、怪談話も得意にされており、俳優としてテレビドラマにもいくつか出演されています。

佐川勇人以外の好井まさおが演じた主な役

  • せいせいするほど、愛してる(里田役)
  • 増山超能力師事務所(白石耕太役)

小さな巨人の矛盾した設定

意外な展開を楽しむ意味では面白い、長谷川博己主演の「小さな巨人」ですが、刑事ドラマとしては矛盾が多いのが事実です。ここでは、その点を少し挙げてみましょう。

香川照之(一課長)と長谷川博己(所轄刑事)の戦い

警視庁捜査一課長である小野田義信(香川照之)と、所轄に飛ばされた香坂真一郎(長谷川博己)の戦いが、このドラマの一つの柱になっていました。しかし、この構図には無理があります。捜査一課長と所轄刑事ではかなりの格差がありますので、そうそう接点を持てないはず。そして、捜査一課長が出張る事件が起こりすぎなのも不自然です。

違和感がある?芳根京子の存在

第二部はともかく、第一部での三島祐里にはかなり違和感があります。三島は警務部人事課の所属で、小野田一課長は刑事部所属です。しかし、やたらと廊下ですれ違っては個人的な話をするというのは、かなり常識外れです。そもそも、他部署の課長クラスの上司に新任職員が普通に会話したり書類確認したりと、組織としての設定が非常に甘いです。

岡田将生がノンキャリを選択した理由は?

山田春彦は、第一部では捜査一課長の運転担当という立場でした。しかし、捜査会議にも出席し、単独捜査もし、おまけに所轄に対して指示までします。これはもはや、運転担当の域を超えています。そして、東大法学部卒でありながら、捜査一課長になりたいがためにノンキャリの道を選んだという設定です。一方で親のコネを使いまくったりと、かなり無理がある設定です。

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小さな巨人の魅力

一方、本筋とは違う部分において、長谷川博己さん主演の「小さな巨人」の魅力がいくつかあります。そこにも触れておきましょう。

長谷川博己が大好きな岡田将生

第一部で反目し合っている時点から、どうも山田春彦(岡田将生)は香坂真一郎(長谷川博己)のことが大好きなようです。小野田一課長の命令があったとは言え、真一郎への張り付き方は尋常ではなく、まさに「ストーカー」級の行動です。そして、お中元に4万円ほどもする肉を贈るという凄まじさ。しかし、そういう部分を楽しむファンは多かったようです。

主題歌は平井堅の「ノンフィクション」

「小さな巨人」の主題歌は、平井堅さんの「ノンフィクション」です。これは、主題歌のオファーを受けた平井さんが、ドラマの脚本を読んで書き下ろした曲です。歌詞が見事に作品世界観にシンクロしており、毎週イントロが流れるタイミングもバッチリで、これはかなり高評価でした。

香川照之の演技が面白い

同じ日曜劇場「半沢直樹」で大和田暁を演じた香川照之さんが、今回も物凄く面白い演技をされています。「半沢直樹」で様々な名言や顔芸を残されましたが、「小さな巨人」でもそれは変わらず。劇中で何度も飛び出した名セリフ「この警視庁捜査一課長。小野田義信の目を見て答えろ!」などは、「さすが歌舞伎役者!」「オーバーアクションの芝居で、実に楽しませてくれる!」などの感想が多くありました。

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小さな巨人の最終回の切れ端とは?

「小さな巨人」の最終回では、一応事件の真相は全て明らかになりましたが、いくつか疑問点は残りました。それは金崎理事長が17年前に殺人を犯した証拠となる「切れ端」です。長谷川博己さん演じる香坂真一郎が、最後の顔を見せます。そこにはどんな意味があったのでしょう?

奇妙な笑顔と切れ端の意味

ラストシーンで、香坂真一郎(長谷川博己)は証拠品である「切れ端」を持っていました。そして、ニヤリと不気味な笑顔を見せました。最後の最後まで意外な展開路線を続けた「小さな巨人」でしたが、その「笑顔」と「切れ端」の意味にはいくつかの説があります。

切れ端の意味については、最終回終了後にネット上でも色々な意見・感想が飛び交いました。その中で一番多かった意見・感想は「香坂真一郎が切れ端を武器に警察上層部を脅して、自分が捜査一課長になった」というものでした。実際、小野田一課長の後任が誰になったのかは劇中で明確に語られませんでした。それだけに、真一郎がのし上がったという説も頷けます。

別の意見・感想として、「香坂真一郎は切れ端を切り札にして、小野田、山田、渡部を守った」というものもありました。つまり、17年前の隠蔽を明らかにしないことで、仲間三人の解雇や降格をされないよう画策したということです。結局、金崎理事長の松山さん殺害は立証されなかったようですし、誰か第三者が捜査一課長となったとすれば、この説も有力です。

他に、「お守りとして持っていた」「続編を作るために、どちらにでも転がせられる曖昧なラストにした」など、色々な意見・感想が出ていました。いずれにしても、松山さんが無駄死にという結果になってしまいましたので、山田春彦が少々かわいそうという視聴者の感想は少なくなかったです。

日曜劇場『小さな巨人』|TBSテレビ

小さな巨人に関する感想や評価

では、ここで「小さな巨人」に関する感想や評価を、ツイッターからいくつかご紹介しましょう。

「小さな巨人」が最終回を迎え、素直に「寂しい」という感想が多かったです。このように「貴重なコメディー」という言い回しで評価する方もおられ、視聴者の感想は様々といった様子でした。

ラストシーンの「切れ端の処置」を巡っては、前述のように色々な意見・感想が交わされましたが、本当に正義を貫くのであれば、全てを明らかにして解決しなければならないという厳しい意見や感想もありました。

「小さな巨人」の別の側面の感想として、香坂真一郎(長谷川博己)と山田春彦(岡田将生)のコンビ愛という部分もありました。初めは対立していましたが、徐々に絆を結んでいく二人。そこを楽しみに毎週観ていたという感想も多かったようです。

香川照之さんの演技力を称える感想も多かったです。「半沢直樹」の大和田常務で確固たるポジションを確立したとの感想が多い香川さんですが、「小さな巨人」でも素晴らしい役どころを見事な演技で魅せてくれました。

何度も何度も香坂真一郎に疑われた小野田一課長(香川照之)でしたが、常に厳しく、そしてある意味優しく、ずっと香坂真一郎(長谷川博己)に目をかけ続けていたとも言えるでしょう。そうした師弟愛を称える感想もありました。

「小さな巨人」は、メインテーマである「敵は味方のフリをする」の通り、毎週毎週、誰が敵で誰が味方か分からないスリリングな展開続きでした。ストーリーがやや複雑で矛盾もありましたが、重厚な作品だったという感想は多かったです。

小さな巨人の最終回あらすじや感想まとめ

以上、「小さな巨人」のあらすじネタバレ、事件や犯人のネタバレ、そして最終回ネタバレから視聴者の感想などをまとめてご紹介しました。大変面白かった作品なだけに、今後の続編制作が大いに期待されます!

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