小さな巨人のキャスト一覧・相関図まとめ！あらすじや感想も紹介【長谷川博己】

ドラマ「小さな巨人」は警視庁に勤めるノンキャリアの刑事たちが、日夜権力闘争に明け暮れ、現場最高の地位・捜査一課長を目指す姿を描きます。物語は、将来の捜査一課長と目される刑事、香坂が些細な失敗で左遷され、所轄の刑事たち関り、真の正義とは何か？を追及し始めます。今回は欲望渦巻く警視庁での男たちの熱い闘いを描く「小さな巨人」のキャスト相関図を一覧で紹介し、あらすじもネタバレで紹介していきます。

「小さな巨人」には原作はありません。丑尾健太郎が脚本を担当したオリジナルドラマです。丑尾健太郎さんの主な作品は、「無痛」、「HEAT」、「ショムニ2013」など、ゴールデン枠のドラマなど多数です。映画では「陽気なギャングが地球を回す」があります。このように実績ある牛尾健太郎さん脚本の「小さな巨人」は、警察内部で繰り広げられる権力闘争を描き、注目を集めました。

ドラマ「小さな巨人」の見どころを紹介します。「小さな巨人」は、警視庁という巨大な組織の中で、現場トップである捜査一課長の座を狙う刑事たちのリアルな出世争いを描いています。主人公の香坂は、将来の捜査一課長と言われるほどの能力を持っていましたが、些細な失敗から出世争いから脱落し、所轄に左遷されます。香坂は所轄刑事たちに刺激を受け、自分の正義や使命を考え直します。

そして再び捜査一課長を目指そうと闘うストーリーです。香坂のライバル岡田将生演じる山田春彦や、香川照之演じる小野田捜査一課長との対決が見どころです。警視庁に勤める4万人の警察官の中で捜査における最高の権力者である捜査一課長を目指すためには試験も重要ですが、日頃から上司に気に入られ、ライバルからのあらゆる妨害に屈することなく昇り詰めたものだけがなれる最高の地位です。

ドラマ「小さな巨人」ではその捜査一課長を目指し闘う警察官たちの人間模様を描いています。「小さな巨人」は正義よりも出世のことしか頭になく、上司に気に入られようとする警視庁の警察官たちと、出世などより、警察官として何を守るのか？と使命感を持ち、正義を貫こうとする所轄刑事たちとの対決も見どころとなっています。

「小さな巨人」はTBSの日曜劇場として放送されました。日曜劇場は、数々のヒット作が生まれました。中でも福澤克雄演出の作品が有名です。福澤は「下町ロケット」「半沢直樹」、「ルーズベルト・ゲーム」などのドラマを作りました。その福澤克雄監修の「小さな巨人」には前述のドラマに出演していた俳優が多く出演しています。次に豪華キャストを相関図一覧で詳しく見ていきます。

ドラマ「小さな巨人」は主演の長谷川博己、岡田将生という実力も人気もあると言われている俳優を主要キャストに、脇を固める香川照之、安田顕など実力派俳優を揃えた見応えのあるドラマだと評判となりました。ここでは「小さな巨人」のキャスト相関図とキャスト一覧を紹介します。

こちらは「小さな巨人」のキャスト相関図です。相関図によると、長谷川博己演じる主人公の香坂が、岡田将生演じる山田や香川照之演じる小野田、安田顕演じる渡部らと対立しながら、捜査一課長を目指していきます。ここでは、主要な登場人物を演じたキャスト、長谷川博己、岡田将生、香川照之、安田顕、芳根京子を一覧で紹介していきます。

キャスト相関図一覧から、「小さな巨人」で長谷川博己演じる香坂刑事を紹介します。将来の捜査一課長と期待されていましが、たった一度の失敗で出世争いから脱落します。所轄に左遷された香坂は、これまでと逆の立場になり、そのため所轄の刑事たちの反発を受けるなど、上手くいかない日々に苦悩しますが、刑事たちと次第に心を通わせ、警視庁と対立しながら事件を解決していきます。香坂は妻・美沙と元刑事の父親がいます。

長谷川博己は1977年生まれ、東京都出身。2001年に文学座付属演劇研究所に入りました。初舞台は2002年の「BENT」です。2006年に文学座を退座し、芸能事務所に入所。2011年ドラマ「鈴木先生」で初主演を果たしました。2012年にエランドール賞・新人賞を受賞、「家政婦のミタ」でドラマ・オブ・ザ・イヤー・助演男優賞を受賞。2016年の「夏目漱石の妻」で演じた夏目漱石役で放送文化基金賞・演技賞を受賞しました。

長谷川博己の主なドラマ出演作を紹介します

• 「ラブ＆ピース」（2015年）鈴木良一役で主演
• 「進撃の巨人」（2015年）シキシマ役
• 劇場版「MOZU」（2015年）東和夫役
• 「シン・ゴジラ」（2016年）矢口蘭堂役で主演
• 「散歩する侵略者」（2017年）桜井役

長谷川博己の主なドラマ出演作を紹介します。

• NHK大河ドラマ「八重の桜」（2013年）川崎尚之助役
• 「MOZU」シーズン1～2（2014年）東和夫役
• 「デート～恋とはどんなものかしら～」（2015年）谷口巧役
• 「都庁爆破！」（2018年）本郷裕二役
• NHK朝ドラ「まんぷく」（2018年）立花萬平役

キャスト相関図一覧から、「小さな巨人」で岡田将生演じる山田春彦を紹介します。東大法学部卒、父は内閣官房副長官です。警視庁での役職は、将来有望とされているものに与えられるという捜査一課長付運転担当です。東大出身ですが警察庁ではなく、あえてノンキャリアの警視庁刑事を選びました。そこにはある「未解決事件」が絡んでいます。山田春彦は、ノンキャリアの最高の地位である捜査一課長を目指しています。

岡田将生は1989年生まれ、東京都出身。中学２年でスカウトされますが、高校進学後に芸能事務所に入りました。2006年ドラマ「東京少女」で俳優デビュー。2008年ドラマ「フキデモノと妹」で初主演を果たしました。2009年には「重力ピエロ」「僕の初恋をキミに捧ぐ」など5本の映画に出演し、ブルーリボン賞、エランドール賞、日本アカデミー賞など多数の映画賞新人賞を受賞しました。

岡田将生の主な映画の出演作を
紹介します。

• 「告白」(2010年)ウエルテル役
• 「悪人」(2010年)増尾圭吾役
• 「雷桜」(2010年)斉道役　w主演
• 「宇宙兄弟」(2012年)南波日々人役　w主演
• 「ストレイヤーズ　クロニクル」(2015年)
• 「銀魂」(2017年)
• 「ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは碎けない　第1章(2017年)虹村形兆役
• 「伊藤くんAtoE」(2018年)伊藤静二郎役

岡田将生の主なドラマ出演作を紹介します。

• 「オトメン（乙男）～夏～」（2009年）正宗飛鳥役で主演
• 「ヤング ブラック・ジャック」（2011年）間時生役で主演
• 「ST～警視庁科学特捜班～」（2013年）百合根友久役でW主演
• 「リーガルハイ（シーズン2）」（2013年）羽生晴樹役
• 「ゆとりですがなにか」（2016年）坂間正和役で主演
• 「昭和元禄落語心中」（2018年）八代目有楽亭八雲役で主演

キャスト相関図一覧から、「小さな巨人」で香川照之演じる小野田義信を紹介します。警視庁捜査一課長です。高卒で現場最高の地位である捜査一課長にまで昇り詰めた人物です。主人公の香坂刑事を高く評価していたのに、香坂の些細な失敗を庇うことなく切り捨てました。所轄へと左遷された香坂とその後も対立し、事あるごとに香坂に組織の正義を語ります。

香川照之は1965年生まれ、俳優であり歌舞伎俳優でもあります。歌舞伎では九代目「市川中車」。俳優として1989年にNHK大河ドラマ「春日局」でデビュー。2002年大河ドラマ「利家とまつ～加賀百万石物語～」で豊臣秀吉を演じ知名度が上がりました。2004年の中国映画「故郷（ふるさと）の香り」で準主演を演じ東京国際映画祭男優賞を受賞しました。

香川照之の主な映画出演作を紹介します。

• 「嫌われ松子の一生」（2006年）川尻紀夫役
• 「トウキョウソナタ」（2008年）佐々木竜平役で主演
• 「剱岳 点の記」（2009年） 宇治長次郎役
• 「るろうに剣心」（2012年） 武田観柳役
• 「クリーピー 偽りの隣人」（2016年） 西野役
• 「祈りの幕が下りる時」（2018年） 田倉慎一役

香川照之の主なドラマ出演作を紹介します。

• 「アンフェア」（2006年）佐藤和夫役
• NHK大河ドラマ「龍馬伝」（2010年）岩崎弥太郎役
• 「新参者」（2010年）田倉慎一役
• 「半沢直樹」（2013年）大和田暁役
• 「MOZU」（2014年）大杉良太役
• 「流星ワゴン」（2015年）永田忠雄役
• 「99.9-刑事専門弁護士-」（2016年）佐田篤弘役

キャスト相関図一覧から、「小さな巨人」で安田顕演じる渡部刑事を紹介します。芝署勤務の刑事です。出世には興味がなく、自身の警察官としての正義感でのみ行動する刑事です。警視庁からやって来た香坂とは、当初対立しますが、香坂の捜査に対する熱意に感化され、次第に心を開きます。

安田顕は1973年生まれ、北海道出身で、演劇ユニットTEAM NACSに所属しています。北海道テレビのバラエティー「水曜どうでしょう」で徐々に全国的に知名度が上がり、東京に進出しました。主な出演作を紹介すると、「ショムニ2013」、「チーム・バチスタ4螺鈿迷宮」（2014年）、「下町ロケット」（2015年）、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」（2016年）、「Aではない君と」（2018年）など出演作多数です。

キャスト相関図一覧から、「小さな巨人」で芳根京子演じる三島祐里を紹介します。警視庁人事課所属しています。研修中に世話になった香坂に憧れています。香坂が早く捜査一課に戻って欲しいと思っています。

芳根京子は1997年生まれ、高校１年生のときスカウトされ芸能界に入りました。2013年フジテレビ系の「ラスト♡シンデレラ」でデビュー。NHKの朝ドラは2014年の「花子とアン」に初出演しました。2015年のドラマ「表参道高校合唱部！」で初主演しました。朝ドラヒロインを目指し、オーディションを何度も受け、ようやく2016年のNHKの朝ドラ「ぺっぴんさん」に主演しました。

ここまでキャスト相関図一覧から、「小さな巨人」に出演するキャストを紹介してきました。ここからはドラマ「小さな巨人」のあらすじをネタバレで紹介します。

警視庁強行班1係長・香坂信一郎は、料亭で前捜査一課長で現在所轄の芝署長の三笠洋平と食事をしています。香坂を捜査一課へと導いてくれた三笠は「小野田は高卒、捜査一課長なんて勤まるわけない。」と、言っているところに、現在の捜査一課長の小野田が来ました。小野田は香坂の仕事ぶりを誉めました。帰りがけ、三笠は香坂に「気を付けろ、敵は味方のふりをする」と言いました。

三笠と別れた香坂は飲酒運転の男を見つけ声を掛けましたが、その男と揉み合った際、車に傷をつけてしまいました。翌日ネットに「飲酒状態の刑事、車を破損」とかかれます。小野田は、香坂は確かに酒を飲んでいたと証言します。香坂は所轄の芝署へ左遷されました。そこには渡部という刑事がいました。IT企業社長中田が誘拐された事件の捜査で、警視庁時代の部下、捜査一課長付運転担当の山田に「所轄は後方だ」と言われます。

所轄は指示があるまで動くなと言われました。香坂は刑事たちに「所轄で起きた事件だ、できることは徹底してやる」と宣言。香坂は、小野田に昇任試験を受ければ捜査一課に戻すと声をかけられ悩みます。しかし渡部に「やっぱりあんたは向こうの人間だ、だったら我々警察官は何を守っているんだ」と言われ、香坂は小野田に「あなたに従えば組織で生きられる、だが警察官としての自分は死ぬ、私はあなたと闘ってみせる」と言いました。

誘拐事件の現場で香坂と渡部は犯人に自首を進めていましたが、小野田はそれを無視し強行に突入しました。それによって犯人は毒を飲み意識不明になりました。香坂たちは現場を混乱させたと謝罪を要求されます。三笠署長が小野田に頭を下げたため処罰はされませんでした。誘拐された中田社長の息子の隆一は、風見エレックの新システムを奪おうと風見京子と恋人のふりをしていましたが失敗し、京子は死亡します。

どうしても新システムが欲しい隆一は風見エレックの社員池沢菜穂に近づき弱みを握り新システムを盗ませたのでした。今は池沢菜穂は中田の会社にいます。香坂と渡部は池沢菜穂が恭子を殺したのでは？と疑いますが、真犯人は他にいることが分かりました。それを追及しようとしていると、山田が現れ池沢菜穂は逮捕されました。池沢菜穂は証言を変え、すべて一人でやったと言いました。

池沢菜穂が証言を撤回したのを受け、小野田はもう一度芝署に捜査本部を置きました。香坂は風見京子を突き落としたのは中田隆一とみてアリバイを崩します。しかし内部の情報が漏れている可能性を疑い、香坂と山田が調べたところ、小野田一課長だという考えに至りました。

山田は、小野田の運行日誌を所轄刑事たちに見せました。小野田はゴーンバンク社の中田社長からインサイダー取引を進められたという疑惑が浮かんできました。小野田夫人を調べる山田。すると香坂は山田に「お前は捜査一課長を目指しているんだろ、出世から遠ざかるぞ」と言いますが、山田は「捜査一課長は警視庁の顔です。不正は絶対にあってはならない」と答えました。

香坂は小野田の尻尾を掴むため、記者に、中田隆一の殺人容疑についての情報を渡しました。小野田と中田の話し合いを録音しようと料亭に潜みますが、小野田にばれてしまいます。中田隆一のアリバイを証言いた山本アリサを張り込む香坂の目の前にやって来たのは、三笠署長でした。内部情報を漏らしていたのは、三笠署長だったのでした。証拠がない、と言われ引き下がる香坂ですが、絶対に証拠を掴み、逮捕すると三笠に言いました。

芝署に戻り、刑事たちと証拠について話す香坂。風見京子が落ちたとき、USBを持っていたはずで、そのカケラが落ちているのではと探したけれどすでに現場には何もありません。香坂たちは三笠の署長室にあるのではと考え、三笠が留守の間に調べようとしますが、気づいた三笠が戻って来ますが、小野田が署長室の前で三笠に声を掛け、連れて行ったのでなんとか署長室から出ることが出来ました。

隆一が海外に逃げると、情報が入りました。それまでに逮捕したい香坂。小野田は明日の朝までに証拠を見つけろと言いました。三笠は証拠を物品保管室に移したと考えた香坂たちは、そこを調べ始めました。そこへ警視庁の刑事たちが手伝いに来ました。香坂は「ここでは立場は関係ない、皆同じ警察官だ」と言いました。渡部は「あなた、大した人だ、捜査一課も動かした、あなたが来てくれて感謝しています」と声を掛けました。

証拠のUSBが見つかりました。中田隆一は空港で逮捕されました。香坂と山田が取り調べます。隆一と池沢菜穂は風見京子にUSBを返してと迫られ、屋上から突き落としたのでした。屋上から落下したUSBのカケラを三笠が持ち去り、隠したのでした。香坂は「あなたは絶対にやってはならないことをやったんだ、あなたは犯罪者だ」と三笠に言いました。

その場に崩れる三笠。香坂と山田は握手をしました。香坂は、情報を流したということで豊洲署に異動になりました。三笠は大した処分も受けず他の所へ移動しただけでした。小野田は香坂に、三笠には天下りの件があり、警察幹部が後ろについている、正義を語っても通用しない世界だと言われました。三笠は「香坂、本当に怖いのはあの男、なぜ捜査一課長になれたか？出世のためには裏切る、敵は味方のふりをする」と言いました。

香坂が異動した豊洲署には、香坂に憧れ刑事になった三島祐里がいます。また山田も豊洲署に異動となり、刑事課の係長となりました。早明学園の経理課長の横沢裕一が失踪したと横沢妻・亜美が相談に訪れました。早明学園の専務は元捜査一課長の富永です。小野田にとって自分を引き上げてくれた恩人です。

早明学園が政治家と癒着していることが分かりました。早明学園は、不要になった国の所有地を10億円で買い、そこに学園を建てる為の補助を受け、設立した学園です。富永専務は香坂と三島の捜査をやめさせようと小野田に要請しますが、香坂は捜査をやめません。早明学園を調べていた捜査2課の潜入捜査員江口が死体となって発見されました。その場に居た山田が逮捕されました。

香坂が内閣官房副長官の山田の父に会い、山田の釈放を頼みました。香坂は、早明学園は政治家と癒着し不正に土地の取引をしている疑いがある、そのことを捜査２課の潜入員江口は調べていて、富永専務に殺されたと考えました。香坂は小野田の指示を仰ぎますが、富永に頭が上がらない小野田は動きません。香坂は証拠を見つけ小野田に迫ります。すると小野田は富永を任意同行しますが、証拠不十分として簡単に帰してしまいました。

富永は行方不明となっている経理課長の横沢が捜査２課の江口捜査員を殺したことにしました。香坂は不正の決定的な証拠である裏帳簿を手に入れるため横沢を全力で探します。横沢から連絡があり、「あの夜何があったのかすべてお話します」と言っていましたが、捜査一課が横沢を逮捕してしまいました。しかし山田が横沢を連れて姿を消してしまいました。

家に帰った香坂を待っていたのは、山田と横沢でした。横沢は、江口捜査員が殺された夜のことを語り始めました。江口と会うために約束の場所に行ったら、富永専務が血を流して倒れている江口の側に毛髪を置いているのを見た、そしてどこかに電話していたと証言しました。怖くなった横沢は逃げ出したのだということでした。山田のことは江口から聞いていたと言いました。

山田は、このままでは小野田にすべてもみ消されてしまうと思い、横沢を連れ出し、裏帳簿は貸金庫に隠していたと言いました。裏帳簿の一部を見た香坂は、そこに山田の父、内閣官房副長官の名前が何度も出てきました。17年前の最初のページには富永専務の名もありましたが、そのページの半分はちぎられていました。山田は富永と小野田の両方を知っている人物である香坂の父親と話をしたいと言いました。

香坂と山田は、介護施設にいる香坂の父・敦史に裏帳簿の破れたページを見せますが、認知症を患っている敦史は反応がありません。そこへ捜査一課を引き連れた渡部がやって来ました。しかし突如、敦史は渡部たちを恫喝しました。渡部たちが引き上げた後、敦史は「山田さんとの絆だ」と言いました。すると山田が、17年前刑事局長だった父、山田勲が運転担当だった松山の自殺を隠したことで、父親に対する尊敬が消えたと言いました。

松山に可愛がられていた山田は、絶対にその事件を暴いてみせると思い、刑事になったのだと言いました。山田は父に会い、裏帳簿のことを問い詰めますが、そこへ小野田が現れ山田は連れていかれました。香坂は柳沢監察官から小野田は、香坂の父・敦史を裏切りのし上がったのだと教えました。小野田の策略によって横沢も裏帳簿も捜査一課に奪われてしまいます。

香坂は、小野田から「歴代の捜査一課長の重い十字架を背負う覚悟はあるのか」と言われ、「覚悟はある」と答えました。小野田は金庫を開けて、ちぎられたページの下半分を香坂に見せました。そこには香坂の父・敦史の名前がありました。早明学園からの賄賂はお前の父親が受けとっていた、お前の父親こそが裏切り者だ。と言いました。何も言うことができず震える香坂。

17年前、山田勲の運転手松山は、早明学園の理事長に崖から突き落とされて亡くなりました。その際、裏帳簿のページが破れてその切れ端は松山とともに落ちたのでした。そこには松山の血痕がついていたのです。香坂敦史は富永に隠せと言われます。小野田は富永にその切れ端の始末を命じられました。江口を殺したのは理事長でした。小野田は「私は歴代の捜査一課長の無念を背負ってきた」と言いました。

香坂はすべてを聞いて小野田に、「捜査一課長は正義そのものだと思っています。わたしにその正義を見せてください」と言いました。小野田は金庫に隠し持っていた切れ端を出しました。そして香坂と山田は捜査一課に戻り、小野田は捜査一課長の座を降り、豊洲署長となりました。

「小さな巨人」の主題歌は、平井堅の「ノンフィクション」です。毎回、ドラマのエンディングに流されるこの曲は、主題歌のオファーを受けて、ドラマの脚本を読み込み作った曲だということで、「人生は苦痛ですか？成功が全てですか？」という歌詞が、「小さな巨人」の内容とリンクし、視聴者の胸にストレートに伝わってくると、好評です。

「小さな巨人」の放送当時に観ていた人の感想です。安田顕さんや香川照之さん、長谷川博己さんたちの演技に目が離せないということです。

小野田捜査一課長を演じた香川照之さんの演技が良かったということです。まさに香川さんでなければ、という演技が素晴らしかったという感想です。

主人公を演じた長谷川博己さんの演技が良かったということです。幅広い役をこなせる長谷川博己さんの演技力がすごいという感想です。

「小さな巨人」ラストの長谷川博己さんと香川照之さんの対決が迫力のある演技で、二人ともに素晴らしかったという感想です。

長谷川博己さんや香川照之さんの表情豊かな演技が良かったということです。岡田将生さんのファンの方ということで、思わず貰い泣きしそうなくらい、素晴らしい演技だったという感想です。

いかがでしたか？ドラマ「小さな巨人」の見どころと、出演者の相関図一覧を紹介しました。さらにあらすじをネタバレで紹介し、この作品の評価・感想も見てきました。警察官の内部を描いたこの作品は、実力派俳優たちの演技が見どころの一つです。また、平井堅の主題歌「ノンフィクション」も紹介しました。警察官が守るべきものは何か？真の正義とは？を主人公とともに考えられるドラマ「小さな巨人」をどうぞお楽しみください。