ディアスポリス異邦警察の映画版の感想は?ドラマ版のあらすじ・キャストも紹介

ディアスポリス異邦警察とは、日本に違法入国した外国人難民のための異邦人コミュニティーの裏警察のことです。リチャード・ウー脚本、すぎむらけんいち作画の漫画。映像化不可と言われた漫画ディアスポリスのドラマ化をへての映画化作品です。キャストは主役・久保塚早紀演ずる松田翔太は父・松田優作の探偵物語のころの演技にどことなく似たノスタルジィを感じさせます。漫画原作映画の底力を感じることができます。

ディアスポリス異邦警察の映画版の感想は?ドラマ版のあらすじ・キャストも紹介のイメージ

目次

  1. ディアスポリス異邦警察映画版の感想が気になる!
  2. ディアスポリス異邦警察映画版の作品情報
  3. ディアスポリス異邦警察映画版のあらすじ
  4. ディアスポリス異邦警察映画版の感想は?
  5. ディアスポリス異邦警察ドラマ版のキャストは?
  6. ディアスポリス異邦警察ドラマ版のあらすじ
  7. ディアスポリス異邦警察映画版の感想まとめ

ディアスポリス異邦警察映画版の感想が気になる!

映画版ディアスポリスを先入観なし、予備知識なしで見た感想は、やるじゃないか邦画という評価と言われています。メインキャスト久保塚演じる・松田翔太の演技はTVドラマ編でも本人なりにこだわっていたようで、探偵物語時代の松田優作を彷彿される演技のようです。今回はそのディアスポリスについて紹介していきます。

ディアスポリス異邦警察映画版の作品情報

ディアスポリス異邦警察とは、リチャード・ウー脚本、すぎむらけんいち作画の映像化不可能と言われた漫画の映画化作品です。TVドラマ版で同じに熊切和嘉が監督・脚本を手がけ、ドラマ版で抜粋されなかったDIRTY YELLOW BOYS編のみを115分の映画にした作品です。

メインキャストは松田翔太、浜村健太。サブキャストに須賀健太、NOZOMU、眞木蔵人を配し、鬼気迫る演技を見せています。

ディアスポリス異邦警察映画版のあらすじ

東京にいる密入国異邦人たちが自衛自律のために作り上げた難民の為の異邦都庁 通称・裏都庁。警察組織として存在する異邦警察ディアポリスの警察署長としてメインキャスト松田翔太演ずる久保塚早紀が大変な怪我から復帰しお祝いに参加しています。そんな中、裏都民のマリアが何者かに誘拐されます。

異邦警察ディアスポリスたる久保塚は、浜田謙太演ずる相棒の鈴木とともに捜査に乗り出し、監禁先を突き止めるが、マリアは殺されてしまう。ヤクザの若頭 伊佐久から殺害現場から逃げた若者たちは、アジア人犯罪組織ダーティイエローボーイズの須賀健太演ずる周(シュウ)とNOZOMU演ずる林(リン)であるとの情報が久保塚にもたらされます。

それから、周と林は元締めのヤクザとの金銭トラブルになり、集金役のヨコシマを林が撃ち殺してしまいます。裏都庁助役の柳沢慎吾演じる阿の軽トラを借りて全国を回る久保塚たち。ヤクザ達もヨコシマの件のケジメとしてイエローダーティーボーイズを追っていました。

そんな中、好き勝手に暴れまわっていた周と林は、関西にある闇マネーの隠し金庫に10億がありそこを襲撃する計画を一緒にいたホセにたぶらかされます。久保塚はヤクザのつてでイエローダーディーボーイズの関西支部長に合って闇銀行の存在を偶然知ることとなります。

その頃周たちはヤクザの武器庫を襲い闇銀行を襲う準備を進めていきます。その一方で久保塚は闇銀行の図面を手に入れ、周たちの逮捕優先で動き出す。エンディングでは冬の砂浜で佇む久保塚。そこに駆け寄る鈴木また歩き出す久保塚で映画は終わっています。

ディアスポリス異邦警察映画版の感想は?

ディアスポリス異邦警察映画版。単純に面白いという印象のようです。予備知識なしで純粋に作品を評価されています。まずストーリーについては、初めて見る人でも、段階ごとにしっかりと説明区切りがされておりディアスポリス異邦警察を全く知らない人でも十分に楽しめる流れになっています。

原作たる漫画版ディアスポリスはカルト的な人気を誇り、漫画版ファンとしては違和感を感じる部分があったようですが、初見としてはそれらを感じることはなく、固定概念や期待値をいったんリセットしてみれば十分に面白いという感想のようです。

メインキャストの松田翔太の父、松田優作が探偵物語などで人気を得ていった経歴がありますので、その息子の松田翔太が渾身の演技で、ファンから酷評されていた、映像化されたディアスポリスに体当たりで演じていくその姿にこそ感動です。

そしてメインキャストの松田翔太。ブラックレインなどで超有名な松田優作の次男です。松田翔太も久保塚を演ずるあたりそこを意識したのか、ディアスポリスでの久保塚の演技に関してはかなりのこだわりを見せていたようです。ぶっきらぼうで面倒くさがり屋。しかしその内面は正義に満ち溢れ人情深い。そんなところがしっかりと描写できているようです。

また、もう一人のメインキャストといっていいほどの人物。周を演じる須賀健太のたがが外れた渾身の凶気の演技、NOZOMU演じる林の冷徹な実行力。お互い依存関係にあり、責任を負わない、若さゆえに無責任さや無軌道さも、嫌悪感を覚えるほどに鬼気迫る演技が光ります。

サブキャストとして、ヤクザの若頭演じるの眞木蔵人の同じ神を信じる教徒としても葛藤を抱えつつも、闇の世界の責任をヤクザとして全うする冷酷な演技、存在感も個人的には好印象です。

ストーリーとしても、善とは悪とは何か。責任、無責任。常識、非常識。そういったもの概念を考えさせられる映画で一般的に評価が低いとは信じられないくらい十分に評価できると言われています。漫画もドラマも知ってる人はいったんその感想や固定概念を捨てて再度視聴をおすすめします。

ディアスポリス異邦警察ドラマ版のキャストは?

ディアスポリス異邦警察ドラマ版は、2016年4月から6月まで毎日放送の制作により、ドラマイズムという番組の枠で深夜帯に放送されました。深夜ドラマということもあり、メインキャストは必要最低限の中。最高の演技を演じる、非常に質の良い役者をそろえて放送されました。

各パートでも、演技が光るサブキャストを用意しカルト的人気を誇る漫画の映像化ともあって、ファンの期待値が非常に高いなか、ドラマ版としては原作をリスペクトしたうえでの映像化に好感が持った人が多くいます。

久保塚早紀/松田翔太

久保塚早紀は松田翔太が演じる、異邦警察署長でディアスポリスの主人公です。年齢は国籍ともに不明でミャンマーに異常な執着を見せます。ボサボサの頭に髭面と見た目こそはならず者だが、実は熱い正義感と人情の持ち主。

卓越した語学力の持ち主で世界各国の言葉が話せるのはもちろん、会話の訛りやイントネーションでその人の来歴を探り当てたり、優れた観察力でその人の特徴を捉える特技を持ちます。しかし、腕っぷしは決して強いというわけではなく、痛がりという人間らしさも見せます。

松田翔太は俳優、松田優作と女優、松田美由紀との次男として生まれ、TVドラマLIAR GAMEやNHK大河ドラマ西郷どんの徳川慶喜役をやってます。若くして失くした父親の代わりに自分の誕生日には母に薔薇の花束を毎年プレゼントする親孝行な一面もあります。

鈴木博隆/浜野謙太

浜田謙太演じるワケアリ日本人。大手銀行の行員時代に上層部から50億円横領の罪を被せられて裏都庁に逃げ込む。顔を整形して久保塚の助手となる。小柄で常に何か食べてる大食漢ですが、小心者で、正義感や任務の遂行よりも己の保身を優先する情けない性格だが根は善人。

浜田謙太はミュージシャンであり俳優。中島美嘉のレコーディングや小泉今日子のライブサポートもこなす中、近年は俳優、タレント業も並行して行っています。過去には笑っていいとも!にも出演。最近ではNHK大河ドラマ西郷どんで伊藤博文役もやっています。

コテツ/康芳夫

康芳夫演じる裏都知事。年齢不詳。ミャンマー人で、ディアスポリス異邦警察では、派手ないでたちを好み金と女と酒を好む。もっぱら賄賂だとうわさされる豊富な資金力で裏都知事の職と権力を維持している。利益主義者。だがワケアリの異邦人たちのために、裏都庁を作った人物。

康芳夫はプロデューサーとして1960年代~1970年代にかけて奇妙なTV企画を立ち上げた敏腕プロデューサーの一面も持っています。俳優としては異例の抜擢でドラマ版ディアスポリスとしてコテツ役という妙役を演じきりました。

阿(アー)/柳沢慎吾

柳沢慎吾演じる裏都庁助役。中国からの違法入国者で、本土で悪徳警官5人を殺害したことで日本にわたり裏都庁に流れ着く。害虫駆除の会社を経営しているが、名目上のオーナーは日本人。そのため害虫の習性には詳しく、行動を起こす際は準備を怠らない抜け目ない性格。だが、口が悪く人望はない。口癖は死刑です。

柳沢慎吾は3年B組金八先生のヤンキー生徒役でドラマデビュー1980年代にさまざまなバラエティー番組で三枚目役として活躍するも、一切手を抜かない職人気質な部分もあり、受ける仕事を調整。それにより芸に幅を見せることができたと自伝で語っています。

イサーム/マリー

マリー演じる裏都庁の用心棒。普段はターバンとマスクで顔を隠しています。とても無口で話かけても返事が返ってくることはほとんどない。裏都民最強の戦士として久保塚たちの危機を幾度となく救う。IT関係にも知識が豊富。自称MIT在籍経験があります。

マリーは1988年12月23日生まれ。東京都出身Asia`s Next Top Model Season 2日本代表。ハーフブラック&生粋の江戸っ子として注目を浴び 、東京ガールズコレクションをはじめ、ショーや広告などに出演中。

黒長臂(ハッチョンベイ)/中村達也

ハッチョンベイは中村達也演じる闇の組織に雇われた殺し屋。非常に執念深く、狙った獲物はどこまでも追いかけて始末します。グルカナイフの達人で、その腕前裏都庁の最強の用心棒イサームとも互角に立ち会います。とあるエピソードで久保塚を取り逃がし、異様な執着を見せて以降も付け狙います。

中村達也はBLANKY JET CITYのドラマーとして活動。ドラマや映画での俳優業もこなしています。映画るろうに剣心京都大火編では新井赤空などの役もこなしています。

ディアスポリス異邦警察ドラマ版のあらすじ

ディアスポリス異邦警察、TVドラマ版は全5編からなる漫画版からの再編集映像化です。闇の奥編、黒く長い腕編、フェアウェル、マイチェリー編、新たなる神の娘編、闇の警察編、23分2話構成の全5編となります。

闇の奥編

冒頭ではディアスポリス漫画版を彷彿させる始まりとなっておりかつ独自の世界観を表現してて、初めてディアスポリスを見る人でも映像に引き込まれていきます。事件に巻き込まれ、裏都庁に逃げ込み裏都民として生きることを申請する鈴木。

それととき同じくしておこる異邦人ばかりを狙う腎臓強奪事件。松田翔太演じる久保塚は鈴木の逃亡を助けるためと同時におとり捜査を開始します。鈴木のおとりで無事、腎臓強奪事件の犯人を久保塚は逮捕します。しかし犯人は不法在留異邦人を排斥する日本人団体の存在を匂わせ、舌を噛み切ります。

黒く長い腕編

内側たる異邦人たち側の問題、黒く長い腕編。違法難民として渡日ブローカーに騙された違法入国者をさらに吸い取る正規留学生。そしてそれらを利用する団体や、それに所属する黒長臂(ハッチョンベイ)などのイカれた異邦人。

ここでは被害者がミャンマー人ということでもあり、松田翔太演ずる久保塚がミャンマーへの執着を見せます。浜田謙太演じる鈴木がハッチョンベイに狙われる被害者たちをかばって時間稼ぎをし久保塚の到着まで時間を稼ぎます。

フェアウェル、マイチェリー編

高宮 翔子(鄭秀文)が大好きな父の借金を返済するため怪しいドル紙幣を手に入れて異邦人を翻弄する回です。高宮は実は鈴木の元カノであり、鈴木は覚えていても高宮は鈴木が闇の奥編で顔面整形したのもあり面識はありません。

そんな中、鈴木が元カノであるところのワケアリ女子の高宮を必死に守ります。しかし異邦人とならずものは高宮にとことん利用され、死んでいく。そんな高宮は日本人としても裏都民としても異邦人に狙われシンガポールに鈴木を残して逃亡します。

新たなる神の娘編

違法在留者たる異邦人が裏都庁なとで最低限の保護を受けてるなか、特別な理由などで最低限の保護も受けられない日本人が異邦人を襲い殺し金を奪う事件が多発します。漫画版のディアスポリスにかなりのアレンジが加わっています。

ストーリーは異邦人故に正規の警察を頼れない、復讐に燃える被害者イボは闇の世界経由で実行犯達に死をもって復讐する依頼を出します。そこで依頼を受けるのがハッチョンベイだが、久保塚との邂逅で暴走し、久保塚に撃退されます。日本人実行犯のボス、ラニーニャは久保塚に逮捕され、被害者たちの殺害現場へ出向き贖罪していきます。

闇の警察編

違法在留外国人、異邦人の問題が日本の公的機関にもついに問題視され、非公式の異邦人狩りの部隊が編制されます。裏都知事や久保塚が次々と捕まり、久保塚はその特異性からか闇の警察の執拗な尋問という名目の拷問を受け切ります。

そこで久保塚の出自をとことん追求する闇の警察だが、普段、阿が声高く唱える鉄の結束であくまでも自白はしない。そんな中、阿と鈴木、イサームが反抗にでて、久保塚らを救出する。駆け寄る阿に向かってうわ言のように鉄の結束とつぶやいて久保塚は意識を失う。

ディアスポリス異邦警察映画版の感想まとめ

原作漫画版ディアポリスのファンからはそのカルト的人気からか、評価の低いディアスポリス異邦警察劇場版DIRTY YELLOW BOYS。漫画版ディアスポリスとはまた別なものとして視聴するとその出来の良さを実感できます。

確かにディアスポリスとは何か印象が薄い部分もあったようですが、固定概念や期待値を捨て去れば一映画としてはしっかり評価ものでした。周と林の若さゆえの暴走。共依存により責任の所在のなさ。

対照的に闇の世界の掟として、久保塚たちをも利用し、あくまでも周らを追い詰めるヤクザ達。復讐ではなくあくまでもディアスポリス異邦警察として周らを確保に右往左往する久保塚と鈴木たち。

それらが重なり悲劇を生んだそんな物語です。もし、周と林、生まれる国が違かったら、時代が別だったら、過去を振り返ると後悔の念が芽生えます。

もし久保塚がもう少し早く周らを確保できていれば。もし久保塚がヤクザを出し抜くことができたら。過去の恨みでしか生きてこれなかった悲しい周と林の悲劇の映画です。

周と林たちはヒールに徹した演技は鬼気迫るものがありました。その奥のどうしてこうなってしまったか、なんでこうなってしまったのか、三方の陣営視点で考えるとこの映画は百倍楽しめます。

ディアスポリス異邦警察の主人公、松田翔太演じる久保塚のビジュアルはもちろん、その存在感にも勝るとも劣らない須賀健太演じる周の渾身の悪党感。若さや出自ゆえの狂気の演技は評価に値する感想でした。

ヤクザの若頭を演じる眞木蔵人のドスのきいた存在感と、あくまでもヤクザに徹する演技もひかります。

そうしたあの時こうしてれば、という過去の後悔がラストシーンでセリフなしで描写される映像で終わります。前評判を飲み込んだうえでの鑑賞。見るたびに感想が変わるディアスポリス異邦警察映画版。是非、いかがでしょうか。

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