2018年10月30日公開
2018年10月30日更新
片腕マシンガールのあらすじ・結末をネタバレ!B級スプラッター映画の傑作?
映画『片腕マシンガール』は、アメリカが製作、日本人でスタッフ・キャスト全てを揃えるという異例ののB級スプラッター・アクションムービーです。不良グループに弟を殺された女子高生アミが、失った片腕のかわりに鋼鉄製マシンガンを装着して復讐の戦いに挑みます。鬼才・井口昇が監督・脚本を手がけ、映画初出演のグラビアアイドル・八代みなせがヒロインに抜擢されました。この映画『片腕マシンガール』の、ネタバレ込みのあらすじやキャスト、感想ついてご紹介します。是非最後までご覧ください。
目次
片腕マシンガールのあらすじや結末に迫る!
2008年に公開された映画『片腕マシンガール』のあらすじや結末をネタバレを含みながらご紹介します。低予算で制作された映画ですが、斬新なカット、独特な表現、コミカルなシーンが数々見られ、日本国内に収まらず、海外までにもカルト的な人気のある映画です。この映画『片腕マシンガール』のあらすじや結末をネタバレを含みながらご紹介しますので、ネタバレを気にする方は、閲覧にご注意ください。
片腕マシンガールの作品情報
映画『片腕マシンガール』は、2008年8月に公開されました。監督は、奇抜な設定と映像で、日本だけでなく海外でも話題騒然の奇才・井口昇です。主役の日向アミ役をグラビアアイドルの八代みなせが演じます。その他のキャストに川村亮介、亜紗美、西原信裕、穂花が揃います。失った片腕に鋼鉄製のマシンガンを装着した、復讐に燃える女子高生が巨悪に立ち向かうスプラッターアクション映画が、この 『片腕マシンガール』です。
片腕マシンガールの主な登場キャスト
片腕マシンガールキャスト:日向アミ役/八代みなせ
出典: https://eiga.com
映画『片腕マシンガール』で日向アミを演じた八代みなせは、1985年2月3日生まれで岐阜県岐阜市出身です。2007年に三洋物産イメージガールである、「3代目ミスマリンちゃん」の一人に見事選出されるほど、人気の持ち主です。グラビアアイドルとして活躍しており、この映画『片腕マシンガール』で女優デビューします。その後もドラマや映画、舞台と幅広い分野で活躍をしています。
片腕マシンガールキャスト:杉原ミキ役/亜紗美
映画『片腕マシンガール』で杉原ミキを演じた亜紗美は、1985年8月19日生まれの東京都出身です。高校卒業後、フリーターとして様々な仕事を転々としていました。2005年にグラビアデビューしますが、 その後セクシー女優に転向し、数々の作品に出演します。映画『片腕マシンガール』の監督である井口昇との出会いが転機となり、同監督の作品を中心に多数映像作品に出演するようになりました。
片腕マシンガールキャスト:木村龍二役/島津健太郎
出典: http://164s.net
映画『片腕マシンガール』で木村龍二を演じた島津健太郎は、1969年6月11日生まれで、大阪府大阪市出身の俳優です。映画やドラマに脇役として数々の作品に出演しています。主な出演作として、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」、また「海賊戦隊ゴーカイジャー」や「獣電戦隊キョウリュウジャー 」などの特撮作品にも出演しています。映画では、『るろうに剣心』や『シン・ゴジラ』などの話題作にも出演しています。
片腕マシンガールキャスト:木村スミレ役/穂花
映画『片腕マシンガール』で木村スミレを演じた穂花は、1982年9月2日生まれで鹿児島県出身です。現在は下村愛という名前で活動しています。2003年にグラビアデビューし、翌年にセクシー女優へ転向。2005年、2006年と2年連続で『ビデオボーイ』という雑誌でナイスボディ賞を受賞します。2008年にセクシー女優を引退し、女優として再スタートします。2010年1月に自叙伝『籠』を出稿し、自身の壮絶な過去を綴っています。
片腕マシンガールキャスト:杉原スグル役/石川ゆうや
映画『片腕マシンガール』で杉原スグルを石川ゆうやは、20歳の頃に原宿で園子温監督率いる東京ガガガに誘われ自主制作映画の俳優や助監督とて携わります。 沢田研二のエアボーカルパフォーマー「沢田王子」としても有名で、全国のライブハウスやイベントに出演しています。また、日本に唯一残る見世物小屋の司会「木戸口上士」としても活躍します。
片腕マシンガールあらすじネタバレ
日向アミの悲しき過去
続いては映画『片腕マシンガール』のあらすじをネタバレ込みでご紹介します。海外からも高い支持のあるこの映画『片腕マシンガール』は、いったいどのようなストーリーでファンを虜にしたのでしょうか。あらすじにネタバレ内容を含みますので、未視聴の方やネタバレを気にする方はこのあらすじの閲覧にご注意ください。
とある廃墟の中で、集団で苛められている男がいました。苛めている集団のリーダーは、かの戦国時代の忍で有名な服部半蔵の末裔でヤクザの息子である、木村翔です。その男を1人の女性が助けます。敵の片腕を切り落とし、切った左腕にマシンガンを取り付けて次々と敵を殺します。顔が吹き飛び、血潮が散乱していきます。苛められていた男は、人殺しだと叫び怯えます。その人殺しこそ、この物語の主人公である日向アミなのです。
出典: https://xu8x.com
アミには弟がいて、ユウという名前でした。ユウはタケシと共に、木村翔から恐喝されていました。アミの両親は殺人容疑をかけられた上自殺、残されたアミとユウは二人で暮らしていました。ユウはタケシと共にお金を渡しに行きますが、木村はさらにお金を用意しろと命令します。さもないと、アミの体で返済させると脅かしてきます。木村はお金ではなく、ユウが苦しんでる姿を見ることの興味があったのです。
ユウは木村たちの集団から必死に逃げ回り、その様子を見たアミがユウの後をさらにを追います。捕まったユウとタケシは廃墟で、木村たちに殴られ続けます。そしてタケシから順番に廃墟の上から落とされていきます。ユウがついに落とされ、地面に倒れる二人は死んでいました。追いついたアミが目の当たりにしたのは、ユウとタケシの死体となった姿でした。たった一人の家族を亡くしたアミは、死んでいるユウの前で泣き崩れます。
失ったアミの片腕の真相
亡くなったタケシの実家は、自動車修理の杉原モータースです。父と母は息子の死を嘆きます。ユウを殺した犯人を探したいアミは、タケシの両親に尋ねてみますが、手掛かりを聞き出すことはできません。そしてアミは、ユウが残したノートを見つけます。そこには殺したい連中のリストが書いてありました。そこには主犯の木村翔の名前ももちろん載っていました。
アミは載っていた名前の一人の藤井リョウタを訪ねましたが、知らないの一点張り。彼の父は警官でありながら、木村の罪を黙認します。そしてアミは藤井家に襲われ、母はアミの左腕を天ぷらにしようしました。見事に揚がってしまいますが、アミは油を被せて逃げ出します。リョウタを脅迫して木村翔が犯人だと聞き出し、リョウタの首を切り落とします。そしてアミは母を包丁を突き刺し、湯船に浸かる父も殺します。
アミはその後木村家に潜入します。屋敷の中で、翔はトイレでアミに捕まります。翔は刃物を喉元に突きつけられて人質にされます。翔の父・龍二や母・スミレ、そしてヤクザ連中が不審に思い屋敷の中に駆けつけます。彼らは翔を助け出そうと、手裏剣を飛ばしてきます。アミはそれを避けながらなんとか生き延びますが、刀が左腕に刺さってしまい捕まります。服部家の信条は、「すぐには殺さず、一生分の苦しみを味わせる」ことでした。
捕まったアミは拷問を受け、指を切り落とされます。詰めが甘いと、スミレが龍二と喧嘩になり、スミレは龍二の足をアミに引っ掛けたところ、アミの腕が刀で切り落とされてしまいます。泣き叫ぶアミの前に、痛み止めを刺しにヤクザの一人が現れます。油断した隙にアミはヤクザを捕まえ拘束具の鍵を取るよう脅します。杉原モータースに逃げ込み、アミは父親に助けてもらいます。父親は医者の息子で、アミの左腕を縫い治療します。
ミキとの特訓
タケシの母親であるミキは、アミのことが気に入りませんでした。2人はいつも喧嘩し、ついには大事な家族を失った者同士の腕相撲勝負をします。なかなかやるじゃないかと、ミキはアミの根性と力を認めていきます。父親のスグルはアミの新しい腕として、マシンガンの製造に入ります。アミも協力しながら、ミキとの特訓にも汗を流します。ある日ミキが木村家を覗きに行くと、近所の住人から木村一家は引っ越したと聞かされます。
片腕マシンガールの誕生
アミの居場所が杉原モータースであることがバレて、刺客の忍者が3人現れます。アミとミキはこの忍者に苦戦を強いられます。ピンチのところでアミのマシンガンが完成し、受け取ったアミは次々と忍者を倒していきます。しかし忍者と戦っている中で、飛んできた手裏剣によってスグルはバラバラになって死にます。翔の取り巻きの一人も捕らえることができましたが、様子を見に来ていた翔には、残念ながら逃げられてしまいます。
木村翔を含めた木村一家の居場所を聞き出すため、アミとミキは捉えた木村の取り巻きに対してトンカチ拷問を実行します。顔に釘を当て、ドンドン叩いていくのです。最初は威勢を張っていましたが、途中からやめてくれと叫び出します。取り巻きは釘が大の苦手な様子ですが、アミとミキはお構いなしにガンガン釘を刺してます。ついにその取り巻きは観念して、神社にアジトがあることを吐いたのです。
片腕マシンガールの結末ネタバレ
映画『片腕マシンガール』も、いよいよ物語のラストスパートと結末です。家族を全員失ったアミとミキと、憎き敵である木村一家の運命の戦いの結末はどうなるのでしょうか。結末までのあらすじや結末をネタバレを含めてご紹介します。映画『片腕マシンガール』を未鑑賞の方や、ネタバレを気にする方はこの後の結末の閲覧にご注意ください。
忍者たちの復讐
アミとミキに殺された忍者の親たちは、我が子を殺されて恨みの感情が膨れています。それを見た木村龍二は、それを利用してアミとミキを殺そうと画策します。龍二は彼らに怪しい儀式を行わせるのです。忍者の親たちはみるみる姿を変え、「遺族集団・スーパーロック」へと変貌を遂げるのです。分厚いヘルメットに筋肉隆々のラガーマンのような姿で、体の中心には亡くなった我が子の写真が貼られています。
スーパーロックとの戦い
出典: https://tube.hk
木村一家の居場所である神社でアミとミキを待ち構えていたのは、スーパーロックと木村龍二でした。スーパーロックの繰り出す銃撃とタックルのコンビネーションはとても強力で、アミとミキは苦戦を強いられます。それだけでなく、アミのマシンガンがスーパーロックに全く通じません。なぜなら彼らのシャツの下には防弾チョッキが敷かれていたのです。マシンガンが効かないアミは焦ります。
苦戦の状況の中でミキはチェーンソーを手に取り、スーパーロックの中の一人の腕と腹を思いっきり切り裂いていきます。さらに他のスーパーロックの一人にやられそうになった時は、日本刀を手にとって反撃に出て、腹に突き刺します。アミが龍二に攻撃されそうになりますが、回避することに成功し、それによりスーパーロックの一人の頭が龍二の処刑棍で掴み取られます。
スーパーロックを倒すことに成功しますが、龍二の攻撃にアミは押されていきます。そんなアミを、ミキは助けに行きます。しかし、足を掴まれて切断されてしまいます。切断された足にチェーンソーを取り付けてミキは戦い続けます。戦いに勝利しますが、最後にミキは死んでしまいます。
出典: https://tube.hk
アミは逃げる龍二を追って、ミキの仇を取るべく最終手段の使用を決断します。それはスグルの遺したマシンガンの弾です。この弾は威力が強力なため、使うとマシンガン自体も壊れます。それを装弾して龍二へ向けて撃つと、案の定マシンガンが壊れてしまいます。しかし、何本もの棒が龍二に突き刺さり、龍二は吐血して死亡します。ミキの死を悲しむアミは、翔を殺すまでは死ねないと、チェーンソーを左手に装備してさらに進みます。
追い詰めた翔の前に、母のスミレが立ちふさがり、刀で攻撃をしかけます。アミは刀を右手でつかみ、チェーンソーで反撃します。しかしスミレには全く効きません。なんとスミレの来ている下着は、鋼鉄製の攻防一体型ドリルブラだったからです。ドリルブラの起動スイッチが入り回転し始め、捕まったアミの胸に突き刺さり血が吹き出ます。
倒れ込んだアミは、翔に捕まっていた人質が失禁していることを発見します。隙をつきスミレを押し倒し、スミレはその尿で感電します。心配した翔が近づき、アミはその機を逃さず持っていたチェーンソーで二人を切り殺しました。アミは人質を解放し、全部自分がしたと言うように伝えます。全てを終わらせたアミは、天国のユウに向かって「馬鹿な姉さんで軽蔑するよね」と語ります。その時ユウが現れて、温かく拍手をしてたのです。
片腕マシンガールを観た感想や評価は?
映画『片腕マシンガール』を見た人はどのような感想を抱いているのでしょうか?twitterなどからネタバレを含めた感想や評価をご紹介します。感想や評価を見て気になった方は是非映画『片腕マシンガール』をご鑑賞ください。
作品に対して高評価
映画『片腕マシンガール』 ★★★★4.2点。 何回見ても凄い映画だと思います。リアリティの無さの中のリアリティ。誇るべき仮想ニッポン! https://t.co/gqnhDZtVSK #Filmarks #映画 #片腕マシンガール
— bibliophage (@flutter999) May 2, 2015
リピーター続出のこの映画『片腕マシンガール』。映画ファンの多くの心を虜にしており、海外の作品に引けを取らない、ジャパニーズクレイジームービーだという声もあるくらい支持を得ていました。
スプラッターファンも満足
熱い血飛沫!「片腕マシンガール」観た。中盤までの虐めや暴力シーンが酷いから後半の復讐にスカッとする!ジャージ忍者とかスーパー遺族とかドリルブラとかワクワクする要素一杯!そして吹き出す血飛沫!血飛沫!血飛沫!タケシ君のママがカッコ良すぎてもうね!!(*´∇`*) pic.twitter.com/pMgPM1ynzw
— あびしにあん (@bloodymommy) December 16, 2016
この映画の血潮の量は尋常じゃないです。日本にもスプラッター映画ファンは多くおり、そのファンからも納得のいく仕上がりとなっています。そういったシーンが苦手な人は鑑賞を避けた方が良いでしょう。
井口昇監督に注目
最近流行りの少女漫画原作のラブコメ映画、正直僕はほぼ観てないんですが、この映画もうっかりスルーするところでした。「片腕マシンガール」「デッド寿司」など悪趣味なエロ・グロ・バイオレンスが全開の井口昇監督がラブコメを…すごい時代です。しかしこれが想像以上に相性よくて面白いんですよ!
— ちひろBLUES (@Chihiro_BLUES) October 26, 2018
最近ではラブコメ映画も監督している井口昇。映画『片腕マシンガール』を監督した井口昇監督は、この作品以降も奇想天外な作品を多く監督されています。映画『片腕マシンガール』のようなスプラッターアクションや、特撮映画、そして恋愛映画も監督しているのです。この映画『片腕マシンガール』を撮った監督と同一人物とは思えない、幅広いジャンルを監督している井口昇に、とても注目が集まっています。
片腕マシンガールのあらすじや結末まとめ
映画『片腕マシンガール』のネタバレ・感想を含めたあらすじ、評価や結末はいかがでしたか?日本のみではなく海外からもカルト的人気を誇るこの作品は、まさにB級スプラッター映画の傑作と言っても過言ではないでしょう。この映画『片腕マシンガール』の記事を読んで興味を持った方は、是非ご鑑賞ください。