武士の一分(いちぶん)の映画あらすじや結末をネタバレ!評価や感想は?

映画・武士の一分は山田洋次監督による映画作品です。元SMAPの木村拓哉さんが主演を演じるということもあり、一躍話題になりました。映画・武士の一分は専門家にも評価され、興行収入40億円を超える大ヒットを果たし、松竹配給映画の中で、歴代最高記録を樹立しました。今回は、そんな大ヒット映画・武士の一分のあらすじと結末をネタバレしつつ、あらすじネタバレ感想や評価も含めお伝えしていきます。

武士の一分(いちぶん)の映画あらすじや結末をネタバレ!評価や感想は?のイメージ

目次

  1. 武士の一分の映画あらすじや結末が気になる!
  2. 武士の一分の映画キャストを紹介!
  3. 武士の一分の映画あらすじをネタバレ!
  4. 武士の一分の映画結末をネタバレ!
  5. 武士の一分の映画を観た評価や感想とは?
  6. 武士の一分の映画ネタバレまとめ!

武士の一分の映画あらすじや結末が気になる!

映画・武士の一分とは?あらすじ・結末の評価は?

映画・武士の一分とは、時代小説「盲目剣谺返し」という藤沢周平さんの作品をもとにつくられた映画作品です。監督は山田洋次監督がつとめており「たそがれ清兵衛」「隠し剣・鬼の爪」に並ぶ「時代劇三部作」の完結編としてつくられました。主演はもとSMAPの木村拓哉さんが演じ、ヒロインは壇れいさんがつとめるなど、その配役も話題になりました。

映画・武士の一分はそのあらすじと涙を誘う結末が専門家の間でも評価され、興行収入は40億円を超える大ヒットとなり、松竹配給映画では歴代最高記録を当時樹立しました。その後、第57回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門オープニング作品、特別部門に選ばれました。この記事ではそんな武士の一分のあらすじや結末をネタバレとともにお伝えし、評価、感想もご紹介していきます。

武士の一分の映画キャストを紹介!

武士の一分・三村新之丞/木村拓哉

木村拓哉さん(1972年11月13日生45歳)は、国民的アイドルSMAPのもとメンバーです。キムタクの愛称で親しまれています。木村さんの主演するドラマはどれも高視聴率をマークし、視聴率王とも称されています。SMAPの元メンバー「香取慎吾」さんは、どんな時でも「かっこいいキムタク」を貫き通す姿を尊敬していると以前語っていました。

俳優だけでなく、声優としてもその実力を発揮しておりジブリ映画「ハウルの動く城」では、主人公・ハウル役を演じました。木村さんの声を聞いた宮崎駿監督は、大喜びをしたそうで、直すところはほとんどなかったそうです。ハウルは謎めいた美貌の魔法使いであり、そのミステリアスな雰囲気と、格好良さを見事表現し、はまり役として好評価を得ました。

漫画「ONE PIECE」の大ファンで、番組で行われたONE PIECE王決定戦では6回中5回も優勝を果たしています。その後、2011年10月号の「MEN’S NON-NO」では作者である尾田栄一郎さんと対談もしています。

木村さんは、義理人情を大事にする男気ある真っ直ぐなポリシーをもっています。その姿は侍や武士に通じるものがあり、アイドルでありながらも古風な武士役に自然と溶け込んでいます。武士の一分の監督である山田洋次監督も「天才的だ。抜きん出ている」と木村さんの魅力と実力に舌を巻いています。

人気絶頂だった2000年に、歌手の工藤静香さんと電撃婚を発表し世間を賑わせました。2人の間には娘が2人産まれています。次女は「koki」の名でモデルデビューを果たしており、最年少でファッション雑誌「ELLE japon」の表紙を飾りました。その顔立ちや眼差しも父親である木村さん生き写しだと、日本中に衝撃を与えました。

一時期は、SMAP解散の引き金であり、裏切り者の噂が立ち、世間から厳しいバッシングを受けたこともありました。ですが、木村さんはそれにも負けず一層仕事に力を入れ、近年ではバラエティに積極的に出演するなど自然体な木村さんを表現しています。今までとは違った「キムタク」を見て、裏切り者だといっていた人も、見方を変え、ファンになる方もいるそうです。

武士の一分・三村加世/壇れい

壇れいさん(1971年8月4日生まれの47歳)松竹エンタテイメント所属の女優です。元・宝塚歌劇団月組・星組トップ娘役を務めていただけあり、その演技力と表現力はお墨付です。2011年に結婚をしており、夫は王子キャラでミッチーの愛称で親しまれている及川光博さんです。

兵庫県温泉町に生まれ、幼稚園のころ学芸会で誉められたことが嬉しく、そこから表現をすることに興味がわいたそうです。高校時代には、ファッション雑誌の読者モデルを行うなど、人前にたつことがどんどん好きになっていきました。そして1990年にあの難関である宝塚音楽学校に入学を果たします。そして1998年に入団7年目にして初のヒロイン役に抜擢され、翌年より月組みトップ娘役を務めます。

その後、星組でもトップ娘役に就任するなど活躍をし、2005年「長崎しぐれ坂」
をもって退団しました。その後は女優に転身し2006年12月、映画「武士の一分」で銀幕のデビューを果たしました。そして、日本アカデミー賞優秀主演女優賞や数々の映画賞を受賞するなど大女優の仲間入りを果たしました。

武士の一分・徳平/笹野高史

笹野高史さんは兵庫県出身日本の俳優です、1948年6月22日生まれの70歳にして、いまだ現役で活躍しています。演劇に興味があり、日本大学芸術部へ進学しますが俳優コースはバカにされると思い、監督コースを希望して願書をだしたそうです。ですが、わずか1年半で中退してしまいました。その後、俳優とは関係のない船員として働くも、俳優の夢を諦めきれず活動を開始します。

その後は劇団員として舞台に立ち、その演技に磨きをかけていきます。どんな役にもかっこよさがある。をモットーにしており、台本に担当する役の履歴書を自分で想像しキャラクターに深みを与えるなどこだわりを見せています。息子が4人おり、全員俳優になり、活躍をしています。

武士の一分・島田藤弥/坂東三津吾郎

坂東三津吾郎さん(1956年1月23日生まれ59歳)は歌舞伎役者ですが、俳優としても活躍していました。同い年で幼馴染でもある18代目中村勘三郎さんとは交流があり仲がよかったそうです。2012年に中村勘三郎さんが亡くなったときは「自分の人生の半分がもぎとられたようだ」と悲しみを語りました。

坂東さんご自身2013年8月に膵臓に腫瘍があることが判明しました。その後、手術や治療のために入院をします。ですが、2015年2月21日59歳の若さで、皆に惜しまれながらこの世をさりました。

武士の一分・波多野以寧/桃井かおり

桃井かおりさんは(1951年4月8日生まれ67歳)の人気女優です。裕福な家庭に生まれ、父親は国際政治学者、母はアトリエをもつ芸術家だったそうです、3歳からクラシックバレエを始めるも、中学生のときにイギリスに留学し、バレエの現実の厳しさをしり挫折をすることになりました。ですが、帰国後もバレエ団に所属し活動を続けます。卒業と同時にバレエを辞めて、両親には言わず演劇の道をめざします。

そして1971年に映画「愛ふたたび」にて女優デビューを果たします。ですが、女優活動が両親に知られ、父親から勘当されてしまいます。その後、家出をし飲食店で住み込みで働きますが、4ヵ月後、父に許され家にもどることが出来ました。

その後も順調に映画やドラマに出演を続け、一躍国民的な女優となりました。近年はハリウッド映画にも挑戦しており2005年「SAYURI」にてデビューを飾るなど、まだまだ勢いは衰えません。

武士の一分の映画あらすじをネタバレ!

武士の一分・あらすじと結末をネタバレ!

主人公・三村新之丞は東北の小さな藩・海坂藩で下級武士として使えていました。そこまで裕福ではありませんが、美しい良妻・加世とともに幸せに暮らしています。城下の木部道場にて剣術を日々みがいており、有望な侍でしたが、与えたれた仕事は鬼役といわれる藩主の毒見役でした。剣術で藩主の役に立つことを夢みていた新之丞は落ち込んでしまいますが、命令には逆らえず、毒見役をつとめていきます。

そんなある日、藩主の昼食を毒見します。そして倒れてしまうのです。食事に毒がもられた、と他の武士たちは騒ぎ立て、藩主のもとへ報告に向かいました。ですが、新之丞は食事に入っていたつぶ貝の毒にあたっただけで、毒が盛られていたわけではありませんでした。ですが、つぶ貝の毒は強く、意識をうしない高熱・激しい痛みに苦しむことになってしまいました。

数日後、一命をとりとめた新之丞でしたが、それと引き換えに両目をの視力を失うことになりました。妻・加世はなんとか視力が戻るようにとお百度参りをし熱心に祈ります。ですが、医師は新之丞の視力は一生もとに戻らないと宣告しました。新之丞は絶望のあまり、自殺をしようとしますが加世や使用人たちの説得があり、思いとどまります。

しかし、以前のように城で働けず、今後の生活に不安が走ります。新之丞の親族達は、給料の半分でももらえるように頼め、と加世に伝えます。そんなある日、加世は上級武士・島田と出会います。そして生活に困っている加世に対して「力になる」と甘い言葉をささやくのです。

その島田の口添えもあり、三村家は存続のうえに、家禄もそのままという寛大な待遇を受けることができました。ですが、島田は見返りとして加世を騙し、そして、加世を手篭めにしてしまうのです。傷付き、苦悩する加世に対し、その出来事を知った新之丞は離縁を言い渡します。その決断は加世に対して怒っていたからではなく、自身のせいで加世を苦しめてしまったという自分への怒りからでした。

新之丞は再び木部道場にて剣術の稽古をはじめます。道場主である孫八郎の教えのもと、盲目ながらも天性の才能をもっていた新之丞は徐々に感覚をとりもどしていきました。

そこへ、島田が三村家の待遇や家禄をそのままにするという口添えを、本当はしていなかったという真実が舞い込んできます。島田は何もせず、寛大は判断は城の城主によるものだったのです。よって、加世が泣く泣く手篭めにされる必要はなかったのでした。島田に対しての怒りがより一層燃え上がった新之丞は「武士の一分」として島田に決闘を申し込みます。

武士の一分の映画結末をネタバレ!

武士の一分・ついに決着!結末は?

盲目である新之丞をバカにし、まるで相手にしない島田に対し、新之丞は聴覚を研ぎ澄まし見事島田の左腕を斬りおとしました。そして、新之丞はとどめを刺さず、驚く島田を尻目に去っていくのでした。島田はこの決闘のことに関して藩から事情をきかれますが、一切答えることはしませんでした。そして、盲目である新之丞に負けたことを恥じ、自害をします。

島田との決闘も無事果たした新之丞でしたが、加世を迎えにいけずにいました。するとそこへ、徳平が、飯炊き女を雇うことを提案し、つれて来ます。そしてその女性がつくった料理を口にしました。その味は妻・加世がつくる料理と同じでした。加世がもどってきたことを知り、2人抱き合い涙するのでした。

武士の一分の映画を観た評価や感想とは?

武士の一分あらすじネタバレ・評価の理由その1

武士の一分は、全編にナレーションが入るという異例の試みをしています。これは視覚障害の方でも楽しめるような意味合いが含まれており、そういった構成も評価される理由のひとつとなっているのです。

武士の一分あらすじネタバレ・評価の理由その2

映画のあらすじも評価されている理由のひとつですが、大部分は主人公たちの穏やかな日常の暮らしが丁寧に描かれていることも魅力なのです。

古きよき時代の住まいや、縁側ののどかな光り、そういった細部にまで力を入れこだわっている演出が映画のテーマを表していると評価をうけています。

武士の一分あらすじネタバレ・評価の理由その3

山田洋次監督による、あらすじと演出が評価されるとともに、演じた俳優たちのすばらしい演技力も好評価を得ています。テレビドラマの視聴率王と名をはせる「木村拓哉」さんは、武士の一分と、妻への愛を貫き通す武士のイメージを壊すことなく見事に演じきりました。

演技力はアイドルとは思えぬほど高く、そしてアイドルとして華も作品に添えました。ヒロイン役「壇れい」さんの力も大きく、主演俳優をたてるように前にですぎず、それでいて在感を出しています。その実力から、今後の映画界において大きな存在になるであろうと評価されています。

武士の一分・結末ネタバレ感想

主人公・新之丞を演じる木村拓哉さんに引き込まれてしますという感想です。武士の一分を鑑賞し切なさを感じる感想も多くみられました。

こちらも、木村拓哉さんの演技力を絶賛する感想です。キムタクとしてかっこいい男を貫き通している木村さんは、武士のイメージにピッタリ合っています。

武士の一分にでてくる登場人物に魅力を感じるという感想です。人々の心に残る作品と評する感想も多いです。

こちらは、三村夫婦の愛を見習おうという感想です。視力を失った夫のために犠牲になり、離縁をされてしまう妻・加世が、夫・新之丞のもとへ戻る結末は観客の涙を誘いました。

こちらも、最後もとのサヤにおさまる2人に涙したという感想です。新之丞と加世の絆の強さを感じさせます。

武士の一分の映画ネタバレまとめ!

武士の一分はその物語もさることながら、山田洋次監督による独自の表現や、描写が好評価を得ており、今もなお、人々の心に残る作品となっています。演じている俳優の方々の演技力もそれにさらに力と華を沿えています。

結末は涙を誘う展開になっていますが、時代劇にありがちな過剰なお涙頂戴の結末ではなく、自然と見るものに感動を与え、涙をこぼさせる構成となっています。そのため、鑑賞後は「いい映画をみた」という充実感が味わえる作品です。心あたたまる映画が見たい。と思っている方は、一度ごらんになってみてはいかがでしょうか?

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