下妻物語のあらすじと感想まとめ!出演キャストやロリータ深田恭子の評価は?

「下妻物語」は、2004年に公開された中島哲也監督による映画です。嶽本野ばらの小説「下妻物語」を原作とするこの映画は、ロリータファッションに身を包んだ深田恭子と、バリバリのスケバンに扮した土屋アンナのW主演が話題になり、海外7ヶ国でも上映される人気となりました。この記事では、「下妻物語」のあらすじや深田恭子、土屋アンナをはじめとするキャスト、見た人の感想などを紹介していきます。

下妻物語のあらすじと感想まとめ!出演キャストやロリータ深田恭子の評価は?のイメージ

目次

  1. 下妻物語のあらすじと感想が気になる!
  2. 下妻物語のあらすじをネタバレ紹介!
  3. 下妻物語の名言を紹介!
  4. 下妻物語の出演キャストを紹介!
  5. 下妻物語のロリータ深田恭子の評価は?その他キャストの演技評価も紹介!
  6. 下妻物語を観た人の感想を紹介!
  7. 下妻物語の主題歌とは?
  8. 下妻物語のあらすじと感想まとめ!

下妻物語のあらすじと感想が気になる!

下妻物語とは?

2004年に公開された中島哲也監督による映画「下妻物語」。第26回ヨコハマ映画賞での作品賞、主演女優賞(深田恭子)、助演女優賞、新人賞(土屋アンナ)をはじめ、複数の賞を受賞した「下妻物語」は、海外でも7ヶ国で上映される人気となりました。また、主演の深田恭子の衣装にはロリータブランドの代表格・BABY,THE STARS SHINE BRIGHTが全面協力し、ロリータファッションというジャンルへの注目度を高めました。

ロリータファッションを愛する竜ヶ崎桃子(深田恭子)と、バリバリのスケバンの白百合イチゴ(土屋アンナ)という正反対の少女の一風変わった友情がテーマとなっている「下妻物語」は、女同士の友情を描いた名作として公開から15年近く経った現在でも根強い支持を集めています。この記事では映画「下妻物語」のあらすじ、主演の深田恭子や土屋アンナをはじめとするキャスト、見た人の感想などを紹介していきます。

原作者の嶽本野ばらとは?

「下妻物語」の原作者である嶽本野ばらは、京都府宇治市出身の作家です。1992年から1997年まで関西のフリーペーパー「花形文化通信」で連載していたエッセイを単行本化した「それいぬ 正しい乙女になるために」が好評を博し、「乙女のカリスマ」として若い女性を中心に支持を集めました。2000年には「ミシン」で小説家デビューを果たし、「鱗姫」、「エミリー」、「ツインズ」をはじめ多くの作品を発表しています。

嶽本野ばらは2007年9月に大麻取締法違反の現行犯で逮捕され、同年10月に懲役8か月、執行猶予3年の判決を受けました。2008年に発表された復帰第一作「タイマ」はこの出来事が元になっています。しかし、2015年4月に再び麻薬取締法違反で逮捕、同年7月に懲役2年6ヶ月、執行猶予5年の判決が下っています。現在は作家活動の傍ら、イベント「ノバラ座」の開催を行っています。

下妻物語のあらすじをネタバレ紹介!

下妻物語 あらすじ①ロリータを愛する少女・桃子

茨城県下妻市に住む竜ヶ崎桃子(深田恭子)はロリータファッションを愛する女子高校生です。桃子は兵庫県尼崎市で生まれ育ちましたが、ヤクザの父親(宮迫博之)の偽ブランド品商売が版権元に目を付けられたため、下妻に引っ越してきました。これで代官山にある憧れのブランド・BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの本店にも行けると喜んだ桃子でしたが、下妻から代官山までは3時間近い道のりを行かなければなりませんでした。

さらに、見渡す限り田んぼが広がる下妻ではロリータファッションは非常に目立ち、桃子を奇異の目で見る人もいました。しかし、桃子はそんなことは気にも留めず、週末ごとにロリータファッションに身を包んで代官山に赴きます。学校でもその調子で我が道を行く桃子には友達と呼べるような存在は一人もいませんでしたが、桃子はロリータ服があればそれでいいのでした。

下妻物語 あらすじ②ヤンキー少女・イチゴとの出会い

父の偽ブランド品を売って洋服代を稼ぐことを思い立った桃子は、ネットに広告を出します。すると、白百合イチゴ(土屋アンナ)という同い年の少女が連絡してきました。品物を見てもらうためにイチゴを家に呼ぶと、現れたのはバリバリのスケバンでした。時代錯誤なヤンキーファッションや改造バイクに言葉を失う桃子でしたが、イチゴは格安で偽ブランド品を譲ってもらったことに恩義を感じ、たびたび桃子の家に来るようになります。

下妻物語 あらすじ③桃子とイチゴ、パチンコに行く

ある日、イチゴは代官山に行きたいと言い出します。イチゴが尊敬する暴走族の総長・亜樹美(小池栄子)が引退することになったので、引退パレードで着る特攻服の刺繍を代官山にいるという伝説の刺繍屋に依頼したいのだそうです。イチゴの話に興味がない桃子は一人でさっさと帰ろうとしますが、イチゴに捕まり資金稼ぎのためにパチンコ屋に連行されてしまいました。

桃子はパチンコは初めてにも関わらず大当たりを連発し、そのせいで店長に不正をしたのではないかと絡まれてしまいます。二人の危機を救ってくれたのは、一角獣の龍二(阿部サダヲ)と名乗る男でした。巨大なリーゼントにスカジャンという典型的なチンピラスタイルに桃子はまたまた言葉を失いますが、イチゴは龍二に一目惚れしてしまったようでした。桃子は稼ぎ出した7万円の半分をイチゴに貸すことにし、一緒に代官山に行きます。

下妻物語 あらすじ④代官山へ

イチゴを連れて代官山のBABY,THE STARS SHINE BRIGHT本店を訪れた桃子は、憧れの社長・磯部明徳(岡田義徳)との対面を果たします。磯部は桃子の被っていたボンネットの刺繍を絶賛し、桃子は舞い上がります。それはネズミに齧られた穴をごまかすため、桃子が自分で刺繍を施してリメイクしたものでした。上機嫌の桃子は、イチゴの伝説の刺繍屋探しに付き合って代官山周辺を歩き回ります。

しかし、伝説の刺繍屋はいくら探しても見つかりませんでした。落胆するイチゴに、桃子は自分が刺繍をすると申し出ます。イチゴは桃子に全て任せると言って、暴走族の命でもある特攻服を預けました。桃子は丸一日飲まず食わずで刺繍を仕上げ、それを見たイチゴは「大きな借りを作っちまった」と喜びます。そんなイチゴの姿に桃子は不思議な感覚を覚え、二人の間に奇妙な友情が芽生えました。

下妻物語 あらすじ⑤イチゴの失恋

亜樹美の引退パレードを終えたイチゴは、桃子を呼び出します。亜樹美は後輩のイチゴが立派になったことを喜んでくれたといいますが、イチゴは浮かない顔をしていました。亜樹美の引退は結婚のためでしたが、その相手はパチンコ屋で二人を助けてくれた一角獣の龍二だったのです。思いを伝えることもなく終わってしまった初恋に泣き崩れるイチゴの背中を、桃子はそっと見守りました。

下妻物語 あらすじ⑥磯部の依頼

桃子は磯部からの電話を受け、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの本店を訪れます。磯部が桃子に見せたのは、工場のトラブルで未完成になってしまった新作のワンピースのサンプルでした。磯部は桃子に刺繍を任せたいと言うのです。喜んで引き受けた桃子でしたが、ワンピースを前にするとプレッシャーで手を動かすことができません。桃子がイチゴに電話し、会いたいと呟くと、イチゴは即座に駆けつけて励ましてくれるのでした。

下妻物語 あらすじ⑦イチゴのケジメ

桃子は無事ワンピースの刺繍を完成させ、納品のため代官山に行こうとしていました。ところが、桃子に会うために暴走族の集会をすっぽかす形になったイチゴは、ケジメとしてリンチを受けることになってしまいます。それを知った桃子は磯部に電話して納期を伸ばしてもらい、乗ったこともない原チャリに跨ってイチゴの元に駆けつけます。

亜樹美に代わって総長となったミコ(矢沢心)に反発したイチゴはチームを抜けるつもりでした。逆上したミコは素手でのタイマンの約束を破り、イチゴを集団リンチにかけます。桃子はそこに原チャリで突っ込み、金属バットを振り回してでたらめな啖呵を切りました。ミコたちは桃子の気迫に圧され、撤退します。イチゴは「またでっけえ借り作っちまった」と笑って桃子をバイクの後ろに乗せ、走り出しました。

下妻物語 あらすじ⑧それからの桃子とイチゴ

桃子はワンピースのサンプルを無事納品し、それからも時々BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの手伝いをしています。イチゴは磯部に見出され、何とロリータモデルデビューを果たしました。しかし、それによって二人の何が変わるでもなく、桃子は相変わらずロリータを貫き、チームを抜けたイチゴは改造バイクで自由気ままに下妻の田舎道を爆走するのでした。

下妻物語のあらすじ 原作との違いは?

映画「下妻物語」はほぼ原作通りのあらすじとなっていますが、イチゴが暴走族の集会をすっぽかす原因が変更されています。原作の桃子は磯部の依頼の刺繍を無事完成させ、納品にイチゴを付き合わせます。本来はそのままサンプル撮影に入る予定でしたが、モデルにトラブルが起きてしまいます。そこで磯部が目をつけたのがイチゴでした。イチゴは特攻服の刺繍の借りを返すためそれを引き受け、完璧なロリータに変身します。

その結果集会を欠席する形になり、ケジメをつけることになるというあらすじは映画と同じです。ちなみに、イチゴのモデルデビューのエピソードは、映画では後日談の一つとしてエンディングで語られています。

下妻物語には続編もある

映画化はされていませんが、原作「下妻物語」には続編が存在します。「下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」というタイトルの通り、二人して高校を留年した桃子とイチゴが殺人事件に巻き込まれ、犯人の容疑をかけられたイチゴの無実を証明するため桃子が奔走するというあらすじです。「下妻物語」を見たあとはこちらを読んでみるのも良いのではないでしょうか。

下妻物語の名言を紹介!

人は一人じゃ生きられないなんて。だったら私は人じゃなくていい。ミジンコでいい。

あらすじでも紹介した通り、桃子は非常に自己中心的な性格で、イチゴに出会うまでは友達が一人もいませんでした。しかし、桃子はミジンコの方が「寄り添わなきゃ生きられない人間よりもずっとずっと自立してる」と平然と言ってのけます。ロリータファッションはそんな桃子の強さの表れであり、周囲にどう思われようが我が道を行く桃子の姿に勇気づけられたという感想も少なくありません。

自分が大事なものは絶対貸しちゃいけないの。

昔ながらのヤンキーらしく仁義を重んじ、貸し借りの論理を大切にするイチゴに対して、桃子は「貸してもいいのはどうでもいいものだけ。私は借りた物を返さない主義」と宣言します。その代わり、桃子が人にものを貸す時は戻ってこないことを覚悟しています。このような桃子の信条を踏まえると、パチンコで稼ぎ出した7万円の半分をイチゴに「貸してあげる」というシーンの重みが変わってきます。

幸せを勝ち取ることは不幸に耐えることより勇気がいるの。

桃子が小学生の頃、両親が離婚することになりました。医者と再婚することにした母は桃子を連れて行こうとしますが、桃子は父についていくと言い、この言葉で再婚を思いとどまる母の背中を押します。小学生とは思えない達観した発言ですが、その理由は母に幸せになってほしかったらでも、ダメ人間の父を放っておけなかったからでもなく、「面白いから」でした。桃子の行動原理は「他人のことより自分がどう思うか」なのです。

今日からコレがあなたのダチです。

亜樹美の引退パレードに興味がない桃子は、イチゴを置いてさっさと帰ろうとしますが、イチゴは友達だろと食い下がります。そこで桃子はキャベツを手渡し、「今日からコレがあなたのダチです」と言い放ちます。桃子のドライさと作品特有のシュールさが表れた場面ですが、そんな二人の間に友情が芽生えていく過程は「下妻物語」の大きな見どころです。

でもシブくなくたって、ダサくたってそれがあたしの気持ちだからよ。

イチゴは尊敬する総長・亜樹美の引退パレードに向けて、特攻服に「亜樹美さん ありがとう」という刺繍を入れたいと言い出します。桃子はそれは暴走族らしくないのではないかと突っ込みますが、イチゴは譲りません。ロリータの桃子とヤンキーのイチゴは外見こそ正反対ですが、周囲の目線よりも「自分がどう思うか」を最優先にするという姿勢は共通しています。

あたいも一人になる。アイツみたいに。

徹底した個人主義者の桃子に対して、イチゴは暴走族らしく集団の規律を重んじています。しかし、桃子が亜樹美が引退した後のチームはお互いを監視し合うような息苦しいものになり、イチゴは脱退を決意しました。桃子がイチゴのために行動を起こしたのと同様、桃子のことを「群れなきゃ走れねえアンタらとは格が違う」と言ってチームに見切りをつけるイチゴの姿には、正反対の二人が影響を与え合っていたことが表れています。

女はよ、人前で涙なんか流しちゃいけないんだ。

「下妻物語」の名言は桃子とイチゴのものだけではありません。気弱な性格でクラスのヤンキーに逆らえなかった中学時代のイチゴは、将来を悲観して夜の道を自転車で爆走していましたが、途中でパンクしてしまい泣きながら引き返します。そこに声を掛けてきた亜樹美は、泣くことは恥ずかしいことではない、泣いたら泣いた分だけ強くなれとイチゴを叱咤します。イチゴが亜樹美に憧れ、尊敬している理由がよく理解できるシーンです。

小指がなくなったらピアノ弾かれへんようになるー!

偽ブランド品商売が権利元から目をつけられた桃子の父は、ケジメとして指を詰めることになりますが、恐怖のあまり弾いたこともないピアノが弾けなくなると泣き叫びます。あまりのバカバカしさに呆れかえったヤクザの兄貴分たちは、無傷のまま桃子の父を解放します。あらすじでは紹介しきれませんでしたが、「下妻物語」には全編にわたってこういったギャグが散りばめられており、笑って泣ける作品に仕上がっていると評判です。

おめえの道を行け。他の誰とも違う、おめえじゃなきゃダメだって場所がきっと見つかるからよ。

深田恭子の桃子、土屋アンナのイチゴは言うまでもなく、「下妻物語」は個性的なキャラクター揃いですが、中でも樹木希林が演じる桃子の祖母は脇役ながら強烈な印象を残したようです。特に桃子の刺繍の腕前を認め、背中を押すシーンでのこのセリフは「下妻物語」という作品のテーマがよく表れており、深く印象に残っているという感想も多いです。

行ってあげなさい。行くべきです。

イチゴがケジメのためにリンチを受けることになったと知った桃子は、磯部に事情を話してサンプルの納期を伸ばしてもらえるように頼みます。磯部は仕事のためなら友達との約束も平気で破ってきたせいで自分には一人も友達がいないという話をし、イチゴのところに行ってあげるよう促します。「下妻物語」は脇役の大人たちも魅力的なキャラクターとなっており、彼らの言葉に気付かされるものがあったという感想も多いようです。

下妻物語の出演キャストを紹介!

下妻物語 キャスト紹介①竜ヶ崎桃子 深田恭子

「下妻物語」の主役・竜ヶ崎桃子を演じた深田恭子は、1996年に第21回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得し、翌年のドラマ「海峡」で女優デビューを果たしました。1998年には「神様、もう少しだけ」でHIVに感染した女子高生役を演じて注目を浴び、2018年現在に至るまで多くのドラマや映画に出演しています。2019年には「永遠のニシパ~北海道と名付けた男・松浦武四郎~」の公開が予定されています。

下妻物語 キャスト紹介②白百合イチゴ 土屋アンナ

深田恭子と共に「下妻物語」でW主演を務めた土屋アンナは1998年に姉の紹介でモデル活動を開始し、雑誌「SEVENTEEN」などに出演していました。2002年にはロックバンド「Spin Aqua」のボーカルとして歌手活動も開始しています。初の映画出演となった「下妻物語」では複数の新人賞を受賞し、2007年の映画「さくらん」では主役のきよ葉(日暮)を演じました。現在もタレント、モデル、歌手と幅広い分野で活躍しています。

下妻物語 キャスト紹介③桃子の父 宮迫博之

桃子の父を演じた宮迫博之は、1989年からNSC(吉本総合芸能学院)の同期である蛍原徹とお笑いコンビ・雨上がり決死隊を結成しており、「宮迫です!」を代表的な持ちネタとしています。芸人としてデビューしましたが、松田優作への憧れから俳優業にも興味を持っており、ドラマや映画にも多数の出演を果たしています。芸人としては「アメトーーク!」、「炎の体育会TV」といったバラエティ番組でMCを担当しています。

下妻物語 キャスト紹介④桃子の母 篠原涼子

桃子の母を演じた篠原涼子は1989年に現事務所のオーディションに合格し、1990年から1994年までアイドルグループ・東京パフォーマンスドールのメンバーとして活動、小室哲哉プロデュースの「恋しさとせつなさと心強さと」はダブルミリオンを記録するヒット曲となりました。東京パフォーマンスドール卒業後は女優業も開始し、「anego」、「アンフェア」、「ハケンの品格」など現在までに数々の人気ドラマの主演を務めています。

下妻物語 キャスト紹介⑤桃子の祖母 樹木希林

桃子の祖母を演じた樹木希林は1961年に文学座付属演劇研究所に入所し、1964年に出演したドラマ「七人の孫」で注目を集めました。1966年に文学座を退団した後も名脇役として活躍し、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を複数回受賞しています。CMにも多数出演し、特にフジカラーのCMには40年以上に渡って登場し続けていましたが、2018年9月15日にがんで亡くなり、2019年公開予定の映画「エリカ38」が遺作となりました。

下妻物語 キャスト紹介⑥磯部明徳 岡田義徳

桃子の憧れのブランドであるBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの社長・磯部明憲を演じたのは岡田義徳です。1993年にバラエティ番組「浅草橋ヤング洋品店」のオーディションに姉と出演したのがきっかけでデビューし、翌年のドラマ「アリよさらば」でドラマ初出演を果たしました。2002年には「木更津キャッツアイ」への出演で話題になりました。2018年11月には舞台「No.9-不滅の旋律-」への出演が決まっています。

下妻物語 キャスト⑦亜樹美 小池栄子

イチゴの尊敬する暴走族の総長・亜樹美を演じたのは小池栄子です。イエローキャブの社長のスカウトがきっかけでデビューを果たしました。グラビアアイドルを経て現在はドラマ、映画、舞台など女優業を中心に活躍しており、2018年には映画「空飛ぶタイヤ」、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」やドラマ「ゼロ 一攫千金ゲーム」に出演しました。また、紀行バラエティ番組「クレイジージャーニー」では司会も担当しています。

下妻物語 キャスト紹介⑧一角獣の龍二 阿部サダヲ

桃子たちのピンチを救ってくれたチンピラ・龍二を演じたのは阿部サダヲです。1992年、劇団大人計画の舞台「冬の皮」でデビューし、現在まで数多くのドラマや映画、舞台作品に出演しています。特に2000年に大人計画所属の宮藤官九郎が脚本を担当した「池袋ウエストゲートパーク」以来、宮藤作品の常連となっています。また、宮藤官九郎、村杉蝉之介とロックバンド「グループ魂」の活動も行っています。

下妻物語 キャスト紹介⑨ミコ 矢沢心

イチゴの所属する暴走族の先輩・ミコを演じたのは矢沢心です。雑誌「egg」の読者モデルを経て、1997年に映画「バウンス ko GALS」で女優デビューを果たしました。ドラマや映画の他、「はなまるマーケット」、「PON!」などの情報番組のパネリストとしても出演していました。亜樹美役の小池栄子とは高校時代からの親友で、「下妻物語」以外にもドラマ「ナオミ」や「山おんな壁おんな」で共演しています。

下妻物語 キャスト紹介⑩その他の人々

上記のキャスト以外にも移動販売の八百屋役に荒川良々、パチンコ屋店長役に生瀬勝久、ヤクザの兄貴分役に本田博太郎、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの店員役に真木よう子など、現在も活躍しているキャストが多数出演しています。

下妻物語のロリータ深田恭子の評価は?その他キャストの演技評価も紹介!

桃子役の深田恭子の衣装はBABY,THE STARS SHINE BRIGHT

「下妻物語」で印象的なのは、何といっても深田恭子が演じる桃子のロリータファッションと言われています。作中に登場するBABY,THE STARS SHINE BRIGHTは実在するロリータブランドであり、代官山の本店(現在は原宿に移転)はロケ地にもなりました。岡田義徳が演じた磯部明憲も実在の人物で、1988年にアツキオオニシから独立しBABY,THE STARS SHINE BRIGHTを立ち上げました。

BABY,THE STARS SHINE BRIGHTはロリータの王道とも言える甘く可愛らしい雰囲気を前面に押し出したスタイルが高い人気を誇っており、ロリータファッションを代表するブランドの一つに数えられています。映画やドラマへの衣装提供も積極的に行っており、「下妻物語」以外にも「オトメン」、「DEATH NOTE」、「花より男子2」などでBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの洋服が使われています。

下妻物語のキャストへの評価 ①深田恭子が可愛い

深田恭子のロリータ姿はとにかく可愛いと評判で、原作者の嶽本野ばらがビジュアルコンセプトを手掛けた写真集「深田恭子in下妻物語」も発売されるほどでした。嶽本野ばらは映画化にあたってBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの洋服を使うことを条件にしたと語っていますが、深田恭子の桃子の可愛さはロリータファッションへの愛情とこだわりの成果だと言えるのかもしれません。

下妻物語のキャストへの評価 ②土屋アンナに一目惚れした

深田恭子のロリータファッションだけでなく、イチゴ役の土屋アンナのヤンキースタイルもかっこいいという感想がありました。モデルとしての経歴を生かして金髪に濃いメイクと特攻服という昔ながらのスケバンスタイルも着こなしており、同性からも高い支持を得ているようです。

下妻物語のキャストへの評価 ③当時の深田恭子と土屋アンナ以外ありえないキャスト

現在でも活躍している俳優が多数出演している「下妻物語」のキャストは、当時の深田恭子と土屋アンナ以外にありえないという感想も見られるほど高い評価を受けています。脇役のキャストも好評で、荒川良々が演じる八百屋など出番の少ないキャラクターも見た人に強烈な印象を残していました。また、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの店員役が真木よう子だったことに驚く人も多いようです。

下妻物語のキャストへの評価 ④樹木希林のおばあちゃんがかっこいい

樹木希林は2018年9月15日に亡くなりましたが、「下妻物語」の桃子の祖母役が印象に残っている人も多いようです。ハートの眼帯を付け、素手で飛んでいる虫を潰すというインパクトある姿と、桃子の理解者として的確な助言を与える貫禄は、名脇役として数々の作品を支えてきた樹木希林だからこそ演じられたキャラクターだと言えるのではないでしょうか?

下妻物語を観た人の感想を紹介!

下妻物語の感想 ①可愛いに溢れてる

作中では桃子がBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの洋服に出会った時の衝撃を拳銃で打ち抜かれた映像で表現していますが、「下妻物語」を見た人も同様の衝撃を受けたようで、可愛いに溢れているという感想を抱く人もいました。桃子が着用している洋服は実際にBABY,THE STARS SHINE BRIGHTから販売されていたもので、えんじ色に白レースが印象的な「エリザベスワンピース」はファンの間で伝説的なアイテムとなっています。

下妻物語の感想 ②ロリータファッションを着るきっかけ

「下妻物語」を見たのがきっかけでロリータファッションに目覚めた、今でもBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの洋服に憧れを持っているという感想も多く見られました。 作中では面白おかしく描かれていますが、ロリータを着ていると奇異の目で見られることは現実でも少なくありません。しかし、それでもロリータファッションを貫く桃子の姿に背中を押された人もいたようです。

下妻物語の感想 ③二人の関係は永遠のお手本

桃子とイチゴは外見も考え方も対照的ですが、自分が良いと思うことを最優先にして行動するという姿勢は共通しています。そのため、友達になっても相手の趣味嗜好に迎合しようという態度は一切見られませんが、お互いがピンチの時には必ず寄り添います。そんな桃子とイチゴの関係性は永遠のお手本だという感想もありました。

下妻物語の感想 ④アホらしいところが大好き

桃子とイチゴの友情が泣けるという感想が多い「下妻物語」ですが、軽妙なノリと連発されるシュールなギャグも同じくらい好評です。「最近笑ってる?」というフレーズがポスターに添えられた「下妻物語」にとって、アホらしいという感想は最高の誉め言葉と言えるのではないでしょうか。

下妻物語の主題歌とは?

下妻物語の主題歌はTommy heavenly6の「Hey my friend」

「下妻物語」の主題歌は、Tommy Heavenly6が歌う「Hey my friend」です。Tommy Heavenly6はthe brilliant greenのボーカル・川瀬智子の別名儀の一つで、Tommy february6とTommy heavenly6という2つの人格をプロデュースしているという設定で展開されているソロプロジェクトです。

「Hey my friend」はTommy heavenly6としては2枚目のシングルで、初の映画主題歌となりました。カップリング曲の「jet coaster ride→」もオープニングテーマとして使用されており、ガーリーな歌声で映画「下妻物語」の世界を彩りました。

劇伴は菅野よう子が担当!

「下妻物語」の劇伴を担当した菅野よう子は「マクロス」シリーズ、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」などの音楽や声優・坂本真綾のプロデュースで知られる作曲家です。1000曲を超えるCM曲を手掛けたことから「CM曲の女王」とも呼ばれます。CM製作会社勤務の経歴を持つ中島哲也監督とは1997年の「夏時間の大人たち」以来タッグを組み、「嫌われ松子の一生」、「告白」、「渇き。」などの劇伴も手がけました。

下妻物語の劇中歌を紹介

「下妻物語」には様々な挿入歌が印象的に使用されています。イチゴが桃子をバイクに乗せて走り出すシーンで流れる「タイムマシンにおねがい」もその一つです。原曲はサディスティック・ミカ・バンドの曲で、木村カエラやのんなど様々なアーティストによってカバーされています。「下妻物語」で使われているのはBrowny Circusによるカバー曲です。

イチゴはヤンキーらしく尾崎豊のファンという設定があるのですが、これは映画でも反映されています。一角獣の龍二に一目惚れするシーンで「OH MY LITTLE GIRL」が流れたり、何かにつけて「十五の夜」を歌っているなど、イチゴの世界観に合わせた選曲です。しかし、社会の不条理への反発を歌った尾崎豊の歌詞は、桃子の精神にも当てはまるという見方もされています。

下妻物語のあらすじと感想まとめ!

正反対の外見や性格ながら、周囲の目を気にせず自分の思うように生きる桃子とイチゴの友情を描いた「下妻物語」は、公開から15年近く経った現在でも根強い人気を保っています。10代の頃に見て影響を受けたという人も多いのですが、今見返しても面白いと言われています。「下妻物語」のメッセージはロリータを愛する人だけでなく、全ての人に通じるものなので、見たことがないという人も一度見てみてはいかがでしょうか?

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