2018年10月11日公開
2018年10月11日更新
僕等がいたの実写映画あらすじとキャストは?小畑友紀の原作漫画もネタバレ紹介
2012年に公開された「僕等がいた」は、主演キャストの高い演技力とすれ違いを繰り返しながらも再会を繰り返すストーリーから高い評価を得ています。そこで今回は、前編後編に分かれて公開された「僕等がいた」のあらすじをネタバレしつつ、演じたキャストを紹介していきます。また、小学館から全16巻刊行されている原作漫画も全巻ネタバレ紹介し、さらに魅力あふれるキャラクターから放たれた深いセリフを紹介します。
目次
僕等がいたの実写映画あらすじとキャストをネタバレ!原作漫画も詳しく調査
2012年に公開された僕等がいたの実写映画版は、生田斗真と吉高百合子の高い演技力と涙を誘うストーリーもあって、前編後編合わせて40億円以上の興行収入を獲得して話題になりました。今回は、そんな僕等がいた実写映画のあらすじをネタバレしつつ、演じたキャストを一覧で紹介します。また僕等がいたの原作漫画についてもネタバレ解説していきます。ネタバレが苦手な方は注意してください。
僕等がいたとは?
僕等がいたとは、小学館発行のベツコミで連載していた漫画が原作の恋愛漫画です。作者に小畑友紀は98年にデビューし、2002年に僕等がいたの連載を開始しすると爆発的な人気を獲得します。原作漫画の累計発行部数は1000万部を突破し、2006年にアニメ化をしています。アニメ版も原作漫画の雰囲気を忠実に再現していて、実写映画と共に評価が高いです。その後、原作漫画は2012年に完結、全16巻刊行です。
アニメ版は原作がまだ途中だった時に放映されたため、オリジナルな終わり方をしましたが実写映画版は違います。実写映画の公開に合わせる様に原作が終了したため、実写映画は原作の終盤までストーリー展開が同じです。尺の都合でカットされたシーンやエピソードはありますが、原作のストーリーを追いかけつつ、しかしラストシーンだけは原作と変えてきているのが特徴です。
僕等がいたのあらすじをネタバレ解説〜前編映画〜
実写映画版僕等がいた前編のネタバレあらすじ!物語は北海道の高校
物語は大人になった高橋七美が、廃校になる思い出の校舎の屋上から始まります。高校時代のクラスメイトの結婚式に出席した際、彼女は会いたい人物に会えず、代わりに釧路第一高校が廃校になると聞かされます。自分の青春が詰まった高校が取り壊されると知り、七実は居てもたっても居られず、結婚式の帰りに高校に忍び込み、屋上まで躍り出ます。目を瞑れば、あの頃の記憶が鮮やかによみがえります。
実写映画版僕等がいた前編のネタバレあらすじ!七実は明るく天真爛漫
七実は天津爛漫な性格をしており、どんな事でもめげず、無邪気で明るい性格をしていました。その性格から友達にも恵まれ楽しい高校生活を過ごしていましたが、反面勉強の方を苦手としていました。その日も返ってきた答案の点数は一ケタと散々な結果でしたが、七実は落ち込むことなく、それどころか答案用紙を紙飛行機にして屋上から飛ばして遊んでいます。そんな紙飛行機を拾い上げたのが矢野元晴です。
実写映画版僕等がいた前編のネタバレあらすじ!矢野は影のある少年
矢野は顔も性格も頭も良いと三拍子揃っており、学校内でも有名な人物です。クラスの大半の女子が好意を抱いていますが、七実はどちらかと言うと好きになれないタイプだと思っています。そんな人物にテストの点数を見られ気まずい思いをした七実でしたが、初めて喋った矢野の寂しそうな横顔が気になり、「悩みがあったら聞くよ」と言ってしまいます。ここから、矢野を目で追いかける日々が始まります。
実写映画版僕等がいた前編のネタバレあらすじ!近づく二人を阻むのは矢野の過去
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七実は学級委員をしており、当時はクラス全体で行う合唱会の取りまとめに奔走しており、クラスメイトの山本有里や竹内匡史の協力もあって順調に進んでいきます。その過程で持ち前の明るさを発揮して矢野と距離を縮めていく七実でしたが、ある時矢野の過去を知ります。矢野は中学生時代に年上の恋人で山本の姉を事故で亡くしてしまい、心に大きな傷を負ったのです。矢野の幼馴染の竹内はこの事を知っています。
実写映画版僕等がいた前編のネタバレあらすじ!複雑に絡みあう四角関係
竹内から聞かされた事で、七実は矢野の寂しそうな横顔の意味を理解し、同時に矢野への恋心を自覚します。そしてストレートに告白し、過去の事も含めて受け止めると宣言した彼女に、矢野も心惹かれていきます。矢野の傷ついた心を労わるように、手探りで距離を縮めていきますが、元カノの妹である山本も実は矢野の事が好きで、幼馴染の竹内は七実の事が好きと言う四角関係になっていったのです。
実写映画版僕等がいた前編のネタバレあらすじ!遂に結ばれる二人だったが
過去の出来事を引きずって七実と正面から向き合えていない矢野に対して、竹内は自分の思いを七実にぶつけようとします。また、姉の事を引き合いに出して山本は矢野に近づこうとします。しかし、矢野は山本を拒絶し、竹内の告白に心を揺さぶられて、遂に七実の気持ちに対して自分の思いを告白し二人は結ばれます。ところが、矢野の母親が東京に行くことになり、矢野も東京に転校する事になってしまいます。
実写映画版僕等がいた前編のネタバレあらすじ!駅のホームで別れる二人
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離れ離れになりたくない二人でしたが、母子家庭で育った矢野は母親と別れる事は出来ず、二人は東京の大学で再会を誓います。見送りに来た七実は、矢野を乗せた電車が走っていくと涙ながらに追いかけていき何度も彼の名前を叫びます。そして電車は止まることなく走り去っていき、前編は終わります。
僕等がいたのあらすじをネタバレ解説〜後編映画〜
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!失踪した矢野を探す七実
七実が駅のホームで矢野を見送ってから六年の月日が経っています。最初は矢野と連絡が取れていた七実ですが、ある時を境にぷっつりと音信不通になってしまいます。不安に思う彼女でしたが、東京に行けば会えるという思いから苦手な勉強も頑張り、東京の大学に合格して上京します。しかし、再会を誓った矢野は何処にもおらず、彼女は失意のまま時間だけが過ぎていき、就職活動の時期を迎えます。
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!寂しさを募らせる七実を支える竹内
幾つもの面接に落ち続けた彼女でしたが、めげずに頑張り続けた結果、ある出版社に就職します。その際に同じ出版社に勤めるようになった千見寺亜希子と親しくなっていきます。しかし、矢野と出会えない苦しさから逃れる事は出来ず、同じく東京に出てきた竹内に愚痴を聞かせる毎日です。そんな時、東京に出てきた者達でクラス会が開かれることになり、七実は期待に胸を膨らませて出席します。
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!竹内の告白
しかし、矢野はそこにも現れず、七実は失意の内に会を抜け出します。足を運んだ先は、矢野と一緒に見た花火大会の穴場スポットです。そこで一人花火を見ていると、穴場スポットをしっていた竹内が追いかけてきます。深刻そうな顔をした彼は、三年前に矢野と再会しており、彼に何があったのかを知っていると言いだします。そして、竹内から語られるのは東京に出てきた矢野の苦難の物語でした。
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!明かされた衝撃の真実
当初、東京に出てきた矢野は転校した学校でも人気者となり周りと上手くやっていました。ところが、矢野の母親がガンで入院するようになってから、彼は母親を助けるためにバイトを始めます。学業は落ちていき、末期ガンの母親は助かる見込みがありません。そんな状況を見かねて、矢野の父親の再婚相手が現れ引き取りたいと申し出ます。夫だけでなく子供まで奪われると捉えた母親は追い詰められていきます。
そして、生活に疲れた矢野が七実に会いに北海道に行くと告げた言葉が引き金となり、飛び降り自殺をしてしまいます。母親を死なせたのは自分だと思いこんだ矢野は東京から姿を消します。そんな彼は故郷札幌に辿りつき、元カノの妹の山本と再会します。
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!傷ついた二人は互いを慰め合う
失踪していた矢野を見つけた山本は、ある家庭の事情から大学進学をあきらめていました。それは母親が脳溢血となり植物状態になっていたのです。そのため進学を諦め、母親の介護を続けていた山本は疲れ切っており、同じ境遇だった矢野は彼女を助けるために一緒に暮らすようになります。その生活が続いたある日、里帰りしていた竹内は矢野と再会し、これらの事情を聞かされたのです。
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!最後のデート
別れ際に、七実の事を頼むと言われ彼は今日まで七実の理解者として傍に居たのです。そして矢野と会えずに涙を流す彼女に真実を打ち明けました。全てを知った七実は矢野に会いに行こうとしますが、その時空港で運命的にも矢野と再会します。彼は最後の思い出を作る為に東京に出て来たのです。二人は約束していた東京デートを終えると、静かに分かれていきます。七実は涙をこらえて、振り返りません。
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!竹内のプロポーズの行方
一方で竹内は悩んでいました。六年たっても七実の事が好きだった彼は、矢野の真実を告白した事である決心をしたのです。それは七実にプロポーズする事です。高価なエンゲージリングを用意して七実に渡しますが、七実はそれを受け取りません。その後、七実とのデートを終えた矢野と再会した時にリングを預けようとしますが、矢野も受け取りません。竹内はリングを川に捨て恋心に決着を付けます。
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!物語は始まりに戻る
そして月日が流れ、札幌で行われる結婚式に七実と竹内は出席します。その席上であった竹内から、矢野が山本と別れた事を聞かされますが、彼女は動揺もせずに受け止めます。しかし、高校が取り壊されることを知ると、結婚式が終わると学校に向かいます。彼女は廃校となった高校を歩きながら、17歳だった自分が確かにここに居たんだと実感しながら屋上へと辿りつきます。
実写映画版僕等がいた後編のネタバレあらすじ!長い旅路を経て僕等はここに居る
長い、長いモノローグが終わり、時間が現在へと戻ってきます。過去を振り返った七実は、屋上の扉が開く音に振り返ります。そこに居たのはなんと矢野で、彼女は驚きます。結婚式に遅れた彼は、山本の母親が亡くなり、彼女は独り立ちして居なくなったと語ります。そして二人は再会の抱擁をして物語は終わります。
僕等がいたの実写映画キャスト一覧
僕等がいたの実写映画キャスト!高橋七美/吉高由里子
僕等がいたの主人公である高橋七実を演じたキャストは、数多くのテレビドラマや映画、CMに引っ張りだこの女優吉高由里子です。七実は天真爛漫な性格をしており、物おじせず誰とでも仲良くなれる明るいキャラクターです。その明るさから矢野の傷ついた心を癒したり、時には空回った結果傷ついたりしてしまいます。また性に対して奥手な部分があり、矢野と交際中も竹内と同棲中も経験が無いのです。
そんな七実を演じた吉高由里子は、映画が撮影された時は24歳です。高校一年の時に原宿でスカウトされて芸能界入りした彼女は、2006年公開の「紀子の食卓」で一躍脚光を浴びると、翌年公開された「蛇にピアス」でヌードを披露し、その高い演技力が評価され年の日本アカデミー新人賞やブルーリボン賞を獲得します。実は「蛇とピアス」の撮影直前に顎の骨を折る重傷を負った中で撮影に臨んだのです。
その後も月9ドラマのヒロインに抜擢され、地上波連続ドラマの初主演を獲得し順調にキャリアを重ねていきます。2012年に本作が公開された後も、2013年には人気ドラマ「ガリレオ」第2シーズンのヒロインに選ばれ、福山と息の合った演技を披露しています。そして2014年のNHK「花子とアン」ではオーディション無しに選ばれ、紅白では紅組司会を務めるなど、日本を代表する女優となりつつあります。
そんな彼女が「僕等がいた」のヒロインキャストとして選ばれた時、大変な話題になりました。何故なら僕等がいたの前編は、ほとんどが女子高生のシーンだったため、24歳の大人な女性が制服を着るのかとファンから批判めいた声が上がりました。しかし監督は、一人の少女が色々な経験を経て大人へと成長していく姿を描きたいから、あえて大人のキャストに高校生時代を演じて貰うおうとしたのです。
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その監督の目論見は当り、吉高由里子は恋に振り回される一人の少女が大人へと成長しきる姿を見事に演じ切りました。最初は不安視していた原作ファンも、吉高由里子の演技に魅了され、視聴後は満足だったとSNSのコメントに残しています。
僕等がいたの実写映画キャスト!矢野元晴/生田斗真
僕等がいたのもう一人の主人公であり、過去の経験がトラウマになって恋に臆病になっている矢野元晴を演じたキャストは、ジャニーズに所属する生田斗真です。矢野は元カノが昔付き合っていた彼氏とドライブしている最中に死んだという過去を引きずっており、恋した女は自分を裏切るのではないかと思い七実の気持ちに答えられないでいます。そして周りの環境が悪化するごとに振り回されていき傷ついてきます。
そんな繊細な少年を演じた生田斗真は、ジャニーズ事務所に所属するイケメン俳優として知られています。ジャニーズに入ったきっかけは、当時SMAPの大ファンだった母親が、息子がジャニーズ事務所に入所すれば会えるかもしれないというよこしまな想いから履歴書を送ったのがきっかけです。見事ジャニーズ事務所に入った生田斗真は頭角を現し、NHKテレビ小説に子役としてデビューします。
ジャニーズJr.として仲の良かった松本潤、相葉雅紀、二宮和也と共にユニットを結成し順風満帆でしたが、嵐が結成される時にメンバーから外された事で仕事の厳しさを思い知ります。その後は幾つものドラマや舞台に出演し演技の腕を磨いていくと、2007年の「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」で一気にブレイクし、演技力の高さから幾つもの賞を獲得します。
その後は幾つものドラマや映画に主役として呼ばれるようになり、順調にキャリアを積んでいきます。そして2012年に「僕等がいた」の矢野のキャストに選ばれます。矢野と同じで北海道出身という共通点があります。吉高由里子と同じように、当時28歳の生田斗真が学生服を着て高校生の役をやるのは反対だと言うファンの意見がありましたが、映画が公開されると良かったという意見がSNSに投稿されています。
僕等がいたの実写映画キャスト!竹内匡史/高岡蒼佑
僕等がいたで最後まで良い人キャラを貫いた竹内匡史を演じたキャストは、バトルロワイヤルやROOKIESに出演していた高岡蒼佑です。竹内は高校から大学、更には社会人までずっと七実の事を支えてきて、特に矢野が失踪してからは常に寄り添いつつ、彼に気持ちが向いている彼女に手を出さず見守り続けます。そして最後まで七実の気持ちを優先する行動で、ファンから幸せになって欲しいと言われています。
そんな竹内を演じたキャストの高岡蒼佑は、波乱万丈な人生を歩んでいる俳優です。高校入学後すぐに中退するとアメリカに短期ホームステイし、帰国後は東京でラーメン屋で住み込みのバイトをして定時制高校に通う傍らモデル活動をしている苦学生としてテレビに出演します。それがきっかけで事務所と契約したことから、まるで漫画のようなデビューの仕方だとファンから言われています。
6000名のオーディションを勝ち抜いてバトルロワイヤルの主要キャラクターを勝ち取ると、一気に俳優としてのキャリアを積んでいきます。演技力の高さが評判となっており、2011年には高岡の演技を見た宮本亜門からオファーを貰い舞台に出演しています。そして2012年に僕等がいたのキャストに選ばれると、竹内の人柄を上手に演じてファンから高い評価を受けています。
僕等がいたの実写映画キャスト!山本有里/本仮屋ユイカ
矢野の元カノの妹で、本人も矢野に対して恋心を抱くという複雑なキャラクターを演じたキャストは、テレビドラマや映画、情報番組のMCも務めた事のある本仮屋ユイカです。山本有里は、その設定から影を背負っており、同じ影を持つ矢野に大して執着しています。一度は気持ちを断ち切りましたが、母親の介護などもあり、同じ傷を持った矢野と慰め合ううちに同棲するようになります。
そんな繊細で傷つきやすい少女を演じたキャストの本仮屋ユイカは、10歳の頃に子役デビューしている女優です。初めての連続ドラマ金八先生で、その後はNHKの連続ドラマ「ファイト」で主演を務め、僕の歩く道や薔薇のない花屋などに持出転しています。2012年から2015年までの三年半、王様のブランチのMCを務めたこともあります。
可愛らしく天真爛漫な七実と反対に、暗い影を背負っている有里の高校時代から社会人までを本仮屋ユイカは演じ切り、ファンからも彼女で良かったという意見があります。また、原作漫画では矢野に礼を言って別れるシーンで終わったため、彼女がその後どんな風に生活していくのか謎な部分がありましたが、映画で補完されているのはファンからの評価が高いポイントです。
僕等がいたの実写映画キャスト!山本奈々/小松彩夏
中学時代に矢野と付き合いながら、元カレと会っていた時に死んでしまった山本奈々を演じたのは、グラビアアイドルとしても活躍する小松彩夏です。映画では回想シーンなどで登場しますが、原作漫画では矢野が山本の母親を看取るシーンに現れています。自分が死んでしまった事をトラウマとして抱え、それでいて自分の母親や妹の面倒を見ていた事に感謝しながら送り出すというシーンがあります。
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そんな彼女を演じた小松彩夏は、雑誌のモデルオーディションに応募したことがきっかけで芸能界入りします。2003年に放映された実写版セーラームーンに出演し脚光を浴び、グラビアアイドルの活動の傍ら、様々なドラマに出演しています。
僕等がいたの実写映画キャスト!千見寺亜希子/比嘉愛未
矢野の東京時代を知る一人であり、社会人となった夏美や竹内の良き理解者である千見寺亜希子を演じたキャストは、沖縄生まれの女優比嘉愛未です。原作だと千見寺は、社会人となった矢野と夏美を引き合わせるキーパーソンとして登場しており、同時に竹内の心を支える友人でもあります。加筆された最終話では彼女が竹内と付き合っている描写があり、ファンは喜びの声を上げています。
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そんな千見寺を演じた比嘉愛未は、スタイルの良さから知人の紹介を受けて芸能界入りをします。その後は女優業を本格的に始め、NHKテレビ小説のオーディションを勝ち抜きヒロイン役を射止め、大河ドラマに出演するなどの活躍をした女優です。
僕等がいたのあらすじをネタバレ解説〜原作漫画〜
「僕らがいた」原作第1巻のネタバレ
高校生活の始まりは女の子にとって恋の始まりです。高校一年生になったばかりの七実は新しい学校でも持ち前の明るさから友達を得ますが、勉強が苦手でテストの点数が一ケタを取ってしまいます。紙飛行機にして飛ばしていると、それを拾ったのは女子の三分の二が恋に落ちるというイケメンの矢野です。必ず恋に落ちる彼に対して、七実はどちらかというと嫌いな感情を抱いています。
「僕らがいた」原作第2巻のネタバレ
周りに合わせて調子よく笑う矢野の事を、七実は軽い奴だと嫌っています。しかし、時たま見せる優しい一面や影のある横顔にどんどん惹かれていきます、そして遂に矢野に対して恋心を抱いてしまいます。しかし、中学時代に矢野の元カノが元カレとドライブしている時に死んでしまった事を知り、その元カノが友人の有里の姉だったことが判明して大きなショックを受けます。
「僕らがいた」原作第3巻のネタバレ
元カノの死をいまだに引きずり、重い十字架を背負っている矢野は恋に対してどこか身構えています。そのためか、七実がストレートに迫っても距離を取ってしまい、矢野の本音は分かりません。矢野の煮え切れらない態度に一喜一憂していると、ある日奇跡が起こります。それは文化祭の夜、矢野から好きだと言われ、何とキスをされたのです。
「僕らがいた」原作第4巻のネタバレ
文化祭の夜にキスをして、互いの気持ちを打ち明け合った二人ですが、恋愛経験値の差からちょっとギクシャクします。矢野の気持ちがまたしても見えなくなったことに七実は不安を抱き、矢野は色々と経験済みだから奥手な七実の態度に焦れてしまいます。そして何より二人の間を邪魔するのは矢野の過去です。それに気づいた矢野は、過去に負けない今を作ろうと言って七実を励まします。
「僕らがいた」原作第5巻のネタバレ
矢野が自分に好意を向けてくれる向こう側に、元カノの奈々の姿を垣間見てしまう七実は、矢野に対して一方的に別れを告げてしまいます。短くも濃かった思い出を過去にしまい忘れようとする七実に対して、淡い恋心を抱いていた竹内が動き出します。矢野の親友であり幼馴染で、彼が元カノを失った時から傍に居た存在ですが、彼は友情の壁を越える決意をします。
「僕らがいた」原作第6巻のネタバレ
友情より愛情を選んだ竹内は七実に告白するために動きだします。一方でまだ七実に対して感情残っている矢野は、自分の中に元カノへの思いが残っている事を認めつつも七実が好きだと気づきます。そんな二人の思いを知った七実の気持ちは揺れ動き、二度目の文化祭最終日を迎えます。自分の気持ちを見つめ直しながら、どちらが好きなのか悩んだ末に七実は矢野を選びます。
「僕らがいた」原作第7巻のネタバレ
何度も何度も傷ついたけれど、七実は矢野を選び信じる事にします。一方で、七実に対して強い恋心を抱き押し通した矢野に対して、竹内は引き下がりますが七実の事を諦めていません。いつの日か振り向かせると固く誓います。再びやり直した七実と矢野は、どこかぎこちなさを残しつつも距離を近づけていき、竹内がそれを見守っていると近づく存在があります。それは矢野の元カノの妹、有里です。
「僕らがいた」原作第8巻のネタバレ
距離を縮めていった二人に割って入るように有里が急接近します。二人の大切な約束の日に、矢野は七実では無く有里と共に居たのです。それを知った七実は深く傷つき落ち込んでしまいます。そんな彼女の姿を見てしまった竹内は、思いを抑えきれなくなり告白してしまいます。四角関係に発展していく恋模様に拍車を掛ける様に、矢野の親が離婚する事になります。
「僕らがいた」原作第9巻のネタバレ
出会った時は嫌いだった矢野の事が好きになった七実は、幾度もすれ違いを繰り返し、傷つきながらも持ち前の明るさで前進していき矢野との距離を縮めてきました。しかし、矢野の両親が離婚する事になり、母親についていく矢野は東京へ転校します。離れ離れになる二人は東京の大学で再会しようと約束します。月日は流れ、七実が東京の大学を卒業するころ、彼女の前には矢野の姿はありません。
「僕らがいた」原作第10巻のネタバレ
矢野が東京に行ってから四年が経過していますが、彼は消息不明となっています。七実は今でも矢野を待ち、想いを寄せていましたが一方で竹内と交際をしています。彼女を支えていた竹内は二人が就職する事を機に同棲を切りだします。迷った末に受け入れた七実に対して、竹内は三年前に矢野と再会していた事を打ち明けます。そして東京に行った矢野に待ち受けていた悲劇を語りだします。
「僕らがいた」原作第11巻のネタバレ
母親と上京した矢野は学校に通う傍ら、バイトをして家計の足しにする生活を送っていました。七実との距離を感じ、寂しさを抱いていましたが一生懸命に頑張っています。しかし、母親がガンだと分かり入院すると、入院費を稼ぐために学業が疎かになっていきます。クラスメイトで矢野に好意を寄せる千見寺が手助けをしてくれますが、追い詰められていく矢野に更なる悲劇が待ち構えています。
「僕らがいた」原作第12巻のネタバレ
母親が自殺した事で矢野は東京から姿を消してしまい、それ以来竹内も矢野と会えていません。それから数年が経過し、出版社で働く七実は竹内と同棲しつつも矢野の事を忘れられていません。一方で竹内はプロポーズを決意しており指輪を用意したりします。そんな中、東京時代の矢野を知り、七実の同僚である千見寺が、矢野の名刺を持っているのを見た瞬間から運命は二人を近づけていきます。
「僕らがいた」原作第13巻のネタバレ
竹内が七実へのプロポーズを決意した途端、七実の同僚で二人の友人である千見寺が仕事を通じて矢野と再会していた事が発覚します。彼女から矢野の所在を聞いた七実ですが、動揺しつつも会わないと言ってしまいます。そして迎えた誕生日、矢野への思いを捨てきれないまま竹内との待ち合わせ場所に向かいます。このままプロポーズを受けるべきなのかどうか迷った末に決断します。
「僕らがいた」原作第14巻のネタバレ
高橋が待っていた場所には矢野も居ました。実は千見寺を通じて矢野に連絡を取った竹内は彼を呼び出し、決着をつけようとしたのです。しかし、矢野は竹内や七実に対して何かを隠したまま立ち去ります。後日、矢野の仕事場に行った七実は、そこで東京から姿を消した矢野に何があったかを知ります。パニック障害を患った彼は、母親の介護をしている有里と出会い彼女と共に暮らしていたのです。
「僕らがいた」原作第15巻のネタバレ
プロポーズを失敗した竹内は、これ以上自分では彼女を幸せに出来ないと引き際を感じて、七実に対してもう二度と会わないと宣言します。一方で矢野は七実と再会し有里の家族に救われた話をしますが、それでも後悔が募ります。すると有里の母親の容体が急変してしまいます。そのまま息を引き取った母親を前に、有里は今まで支えてくれてありがとうと言い、矢野を送りだします。
「僕らがいた」原作第16巻のネタバレ
有里と別れ七実への気持ちを再確認した矢野は七実の元に向かいます。その頃彼女は高校時代の友人の結婚式に出席するために札幌に居ます。式が進む中、姿を現した矢野は七実に対して思いをぶつけます。そして七実は今度こそ離れないように矢野を強く抱きしめます。最終話は大幅に加筆されており、最初から最後まで言い人だった竹内が千見寺と付き合っているシーンなどが追加されています。
僕らがいたのセリフが深い!名言3選!
となりの怪物くん
— 酒灼けハスキーボイス (@man_aiueo) September 26, 2018
彼氏彼女の事情
世界で一番大嫌い
僕等がいた
こどものおもちゃ
ディアマイン
てるてる少年
溺れるナイフ
フルーツバスケット
まもって守護月天
妖しのセレス
ぼくの地球を守って
人間くさい心理描写が描かれてると感情移入しやすいから好き なによりグッとくるセリフが多い!名作!
少女恋愛漫画だけに読者の心を揺さぶるセリフが多い「僕等がいた」ですが、今回はその中でも特に人気のある三つのセリフを紹介します。
俺約束が欲しい。絶対離れないって絶対裏切らないっていう
俺約束が欲しい
— ログアウト (@Sexy___Kento_N) May 13, 2016
俺から離れないって、絶対裏切らないってゆう約束
僕等がいた……
元カノがこっそり元カレと会っていたという事実を知り、その上死んでしまった事がトラウマになった矢野は、恋に対して臆病になっています。そのため、自分に好意を向ける七実に対して言い放ち、七実は裏切らないと返します。この言葉が、最後まで矢野と七実を繋げる縁となっています。
俺は高橋に出会うために生きてきた。
原作8巻で登場するセリフですが、七実と離れ東京へと旅立つ矢野が絞り出すように言うシーンにファンは涙を流しています。画像は前編ラストシーンに登場するロケ地です。
おまえオレの方位磁石だ
ラストの再会するシーンで矢野が七実に対して告げるセリフです。これは原作漫画でも使われているセリフのため、作者が脚本に付け足したのではないかと推測されています。どれだけすれ違いをしても、最後には出会える本作を象徴するセリフとなっています。
僕等がいたを是非ご覧あれ!
互いを思い合っているはずなのに、過去のトラウマや置かれている状況からすれ違いを繰り返していた二人が、様々な事を経験して結ばれる「僕等がいた」は実写映画も原作漫画も高い評価を得ています。もしも、この記事を読んで興味を持たれたなら、今回紹介できなかったアニメ版も含めて、ぜひご覧ください。