のみとり侍のネタバレあらすじとキャストを紹介!タイトルの意味や感想・評価は?

のみとり侍のネタバレ、あらすじ、キャスト、感想、タイトルの意味等をご紹介致します。映画「のみとり侍」は、歴史小説の第一人者である小松重男さんによる傑作短篇集「蚤とり侍」を映画化した作品で、主演を務める阿部寛さんをはじめとして、寺島しのぶさん、豊川悦司さん、斎藤工さん、風間杜夫さん、大竹しのぶさん、前田敦子さん等、そうそうたる俳優陣が、キャストに名を連ねていることでも話題の作品です。そんな話題作である映画「のみとり侍」の全てをネタバレを含めたあらすじまで余すところなく、ご紹介させて頂きます。

のみとり侍のネタバレあらすじとキャストを紹介!タイトルの意味や感想・評価は?のイメージ

目次

  1. のみとり侍のあらすじをネタバレ!キャストや映画の感想や評価も紹介!
  2. のみとり侍のあらすじは?のみとり侍の意味も紹介!
  3. のみとり侍に登場するキャストを紹介!
  4. のみとり侍には原作が存在する!
  5. のみとり侍の映画を見た人の感想・評価は?
  6. のみとり侍のあらすじネタバレまとめ!

のみとり侍のあらすじをネタバレ!キャストや映画の感想や評価も紹介!

映画「のみとり侍」は、歴史小説の第一人者である小松重男さんによる傑作短篇集「蚤とり侍」から、「蚤とり侍」「唐傘一本」「代金百枚」等、三本の話を一本のストーリーに再構成した映画作品です。映画「のみとり侍」は、全国で326館の映画館で上映され、2018年5月18日の公開から僅か2日間で、興行収入1億6103万0100円、観客動員数13万4367人、映画観客動員ランキング初登場第3位を記録した大ヒット映画作品なのです。

そんな、大ヒット映画「のみとり侍」のあらすじを、ネタバレ要素を含めて、詳しく分かりやすく解説して参ります。さらに、原作を読まれた方の感想、豪華キャスト陣のご紹介等も併せまして、映画「のみとり侍」の魅力を余すところなく、ご紹介させて頂きます。一度、映画「のみとり侍」をご覧になられたという方でも、あらすじ、キャスト等を詳しく知って、改めて見直してみることで、面白さを何倍にも感じて頂けることでしょう。

映画「のみとり侍」公式サイト

のみとり侍のあらすじは?のみとり侍の意味も紹介!

藩士である小林寛之進は、運悪く藩主の機嫌を損ねたことから、蚤とり侍として暮らすよう命じられてしまう。エリート侍から蚤とり侍へと転落してしまった小林寛之進が、長屋で暮らす人々の助けを借りながら、次々と訪れてくる多難に立ち向かっていきます。一体どんな運命が待ち構えているのでしょうか。ここでは、映画「のみとり侍」のあらすじのネタバレ解説と、のみとり侍というタイトルの意味等について、ご紹介させて頂きます。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 1:藩士から蚤とり侍へ

映画「のみとり侍」のあらすじの1番目です。時は江戸時代、徳川家冶将軍による太平の世。老中である田沼意次によって賄賂が横行する時代。越後長岡藩の藩士である小林寛之進は、藩主である牧野備前守忠精主催の和歌の会に出席することに。そこで、生真面目な性格である小林寛之進は、牧野備前守忠精の作品を盗作だと言ってしまい、牧野備前守忠精の機嫌を逆上させ「明朝より猫の蚤とりとして無様に暮らせ!」と命じられてしまう。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 2:貧しい長屋暮らし

映画「のみとり侍」のあらすじの2番目です。当時は空前のペットブームで、猫を飼う人が多く、猫の蚤を取って日銭を稼ぐという稼業が存在した。侍には無縁のように思える蚤とり屋の仕事に戸惑いながらも、左遷を命じられるがまま、小林寛之進は、蚤とり屋を取り仕切る親分である甚兵衛の元へと向かい、蚤とり屋として受け入れてもらうことに。住む場所も失ってしまった小林寛之進は、貧しい人々が暮らす長屋を紹介してもらう。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 3:勘違い

映画「のみとり侍」のあらすじの3番目です。翌朝、小林寛之進は、温めた犬の毛皮で猫を包み、習性で犬の毛皮に移動してきた蚤を囲炉裏に捨てるという蚤とり屋の仕事を教わり、派手な服装へと着替えさせられる。しかし、その実態は、猫の蚤を取るのではなく、女性に愛をお届けするという裏稼業だった。蚤小林寛之進は、そのことを知らないまま、甚兵衛から教わった通り「猫の蚤とりまっしょい!」と声を張り上げながら歩き出した。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 4:初めての愛のお届け

映画「のみとり侍」のあらすじの4番目です。小林寛之進が「猫の蚤とりまっしょい!」と声を張り上げながら歩いていると、亡くなった妻である小林千鶴と瓜二つのおみねという女性に呼ばれた。蚤とり屋としての初めての仕事である。おみねは、猫を探す小林寛之進を罵るように行為を始める。当然ながら、おみねのことを満足させることが出来ず、おみねに「この下手くそが!」と怒鳴られてしまい、落ち込んでしまいます。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 5:清兵衛との出会い

映画「のみとり侍」のあらすじの5番目です。おみねに怒鳴られ、落ち込みながら帰っている道中、一人の男性が侍に絡まれているところを目撃し、助け出した。その男は、小間物問屋近江屋の若旦那である清兵衛だった。清兵衛は、助けてもらった御礼に食事を御馳走し、身の上話をする。浮気をしないように毎日監視されて困っているという清兵衛。小林寛之進は、女性の悦ばせ方を教えてもらう代わりに、浮気の隠蔽を手伝うことに。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 6:清兵衛の手解き

映画「のみとり侍」のあらすじの6番目です。娼婦のお仙と遊ぶ清兵衛の様子を覗いて、女性の悦ばせ方を学んでいく小林寛之進。その帰路で、再びおみねから声を掛けられる。小林寛之進は、清兵衛から学んだ女性の悦ばせ方を思い出しながら、おみねに試していき、二人は激しく愛し合っていった。真面目で仕事熱心な小林寛之進は、清兵衛の手解きの甲斐もあって、めきめきと上達していき、蚤とり屋として一人前になっていく。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 7:浮気がバレてしまった・・・

映画「のみとり侍」のあらすじの7番目です。清兵衛の妻であるおちえは、清兵衛の股間にうどん粉を塗り付けることで浮気を防止していたが、清兵衛は、小林寛之進に用意させたうどん粉を新たに塗り付けることで、これを回避していた。しかし、ある日おちえが、うどん粉を舐め、自分の塗り付けたうどん粉と違うことに気付き、浮気がバレてしまう。家から追い出されてしまった清兵衛は、小林寛之進と一緒に長屋で生活するようになる。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 8:生死の境

映画「のみとり侍」のあらすじの8番目です。長屋の子供達に無償で学問を教えている佐伯友之介は、空腹のあまり野良猫の餌を食べようとした際、腕を引っ掛かれ、その傷口が化膿して生死を彷徨うほどの高熱を出してしまう。長屋の住人達は、医者を呼んだものの、お金が足りずに来てもらうことは出来ませんでした。小林寛之進は、佐伯友之介が大切にしていた父親の形見の刀を医者に渡すよう説得し、医者の元に刀を持っていった。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 9:心を動かす

映画「のみとり侍」のあらすじの9番目です。小林寛之進が、100両は下らないとされる佐伯友之介の父親の刀を渡すと、医者は直ぐに長屋へ駆け付け、治療を始めた。秋になると、佐伯友之介はスッカリ元気になり、子供達に学問を教えていた。しばらくして、医者が刀を返しに戻ってきた。刀には全く価値が無かったが、子供達に無償で学問を教える佐伯友之介の志と、小林寛之進の男気に心を打たれ、医者は治療してくれたのだった。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 10:失脚した田沼意次

映画「のみとり侍」のあらすじの10番目です。長屋での楽しい生活が続いていたが、小林寛之進がおみねと一緒に居たところ、おみねの結婚相手である田沼意次がやってきた。田沼意次は失脚したため別れを告げに来たのだ。そして、小林寛之進を暗殺から逃がすため、牧野備前守忠精が機転を利かせて左遷させたという真実を伝えた。この田沼意次の失脚によって、世相は急変し、風紀の取締りが強化され、蚤とり禁止令が発布された。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 11:鋸挽きの刑

映画「のみとり侍」のあらすじの11番目です。蚤とり禁止令によって、小林寛之進は捕らえられ、鋸挽きの刑に処さることになる。鋸挽きの刑は、川辺に座らされ、民衆に鋸で挽かせるといったもので、2日間無事だったら無罪放免になるという刑。甚兵衛や甚兵衛の妻であるお鈴、佐伯友之介、長屋の住人達が、川の前を見張って励ましていると、2日目に差し掛かった頃、小林寛之進が、長岡藩の武士達によって連れて行かれてしまう。

のみとり侍のあらすじのネタバレ解説 12:下手でもいいか?

映画「のみとり侍」のあらすじの12番目です。牧野備前守忠精の元へと現れた小林寛之進。蚤とり侍であったことを恥じない。そして、町民と関われたことに感謝するという小林寛之進に対して、牧野備前守忠精は、自身の目に狂いは無かったと言うと、田沼意次が伝えた真実を皆の前で説明し、小林寛之進に越後長岡藩を任せると伝えた。おみねと共に長岡藩に帰る小林寛之進。そんなおみねに「下手でもいいか?」と皮肉混じりで尋ねた。

のみとり侍に登場するキャストを紹介!

映画「のみとり侍」のキャストをご紹介させて頂きます。映画「のみとり侍」は、主演に阿部寛さんを迎え、寺島しのぶさん、豊川悦司さん、斎藤工さん、風間杜夫さん、大竹しのぶさん、前田敦子さん、松重豊さん、桂文枝さん等、監督を務める鶴橋康夫さん作品では、御馴染みの顔ぶれが集結しています。鶴橋組が終結したことによって、大人だからこそ楽しめる鶴橋新喜劇の真骨頂を味わって頂けるのではないでしょうか。

のみとり侍に登場するキャスト:阿部寛 / 小林寛之進役

映画「のみとり侍」で、主人公の小林寛之進を演じられているキャストは、ノンノボーイフレンド大賞で優勝して以来、カリスマモデルとしての地位を築き上げ、俳優としても遅咲きながら、「TRICKシリーズ」をはじめとして「ドラゴン桜」「新参者シリーズ」「テルマエ・ロマエシリーズ」「下町ロケットシリーズ」等、様々なテレビドラマや映画で、幾度となく主演を務めていらっしゃる大人気俳優の阿部寛さんです。

のみとり侍に登場するキャスト:寺島しのぶ / おみね、小林千鶴役

映画「のみとり侍」で、おみねと小林千鶴を一人二役で演じられているキャストは、文学座という劇団に入団して以来、演劇界の大御所に度々起用され数々の演劇賞を総なめにし、映画デビューを果たしてからは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞等をはじめとして、日本国内外で数々の映画賞を受賞されている実力派女優である寺島しのぶさんです。

のみとり侍に登場するキャスト:豊川悦司 / 清兵衛役

映画「のみとり侍」で、清兵衛を演じられているキャストは、30歳と遅咲きながら「NIGHT HEAD」で主演を務めて以来、「愛していると言ってくれ」「青い鳥」「危険な関係」「弁護士のくず」「愛の流刑地」「八つ墓村」「犯人に告ぐ」「プラチナデータ」等、様々なテレビドラマや映画で、幾度となく主演を務めていらっしゃる大人気俳優の豊川悦司さんです。

のみとり侍に登場するキャスト:斎藤工 / 佐伯友之介役

映画「のみとり侍」で、佐伯友之介を演じられているキャストは、パリ・コレクションに出演された経験のあるほどのカリスマモデルでありながら、20歳のときにスカウトされて以来、俳優へと転進し「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」「医師たちの恋愛事情」「アキラとあきら」「HiGH&LOW THE RED RAIN」「高台家の人々」等、作品を選ばず、数多くのテレビドラマや映画に、出演されている大人気俳優の斎藤工さんです。

のみとり侍には原作が存在する!

映画「のみとり侍」は、歴史を調べ上げ、当時の社会を緻密に表現する歴史小説の第一人者である小松重雄さんが、2002年に出版した短編小説「蚤とり侍」の中の「蚤とり侍」「唐傘一本」「代金百枚」という三作を一本のあらすじにまとめた映画作品です。あらすじの中心は「蚤とり侍」ですが、「唐傘一本」「代金百枚」が、あらすじに組み込まれているのはもちろんのこと、それぞれの作品の主人公も脇役として登場しています。

映画「のみとり侍」の原作小説は、「蚤とり侍」「唐傘一本」「一世一代」「鰈の縁側」「代金百枚」「年季奉公」という6本の短編小説が収録されている短編小説集です。中でも「年季奉公」は、第51回オール讀物新人賞を受賞しており、著者である小松重雄さんのデビュー作でもあります。また、「鰈の縁側」は、第96回直木賞にノミネートされた作品でもあるので、映画「のみとり侍」のあらすじに組み込まれていないのが残念です。

のみとり侍の映画を見た人の感想・評価は?

映画「のみとり侍」のあらすじのネタバレ解説と、キャストの紹介、原作小説の紹介は、いかがだったでしょうか?原作小説とのあらすじ違いも気になったのではないでしょうか。原作小説とのあらすじの違いが気になったという方は、是非、映画版も原作小説もご覧下さい。では、次に、映画「のみとり侍」を見た人の感想の方は、一体どういったものがあるのでしょうか。あらすじやネタバレも含めた感想をご紹介させて頂きます。

のみとり侍の映画を見た人の感想・評価:好評だった評価 1

終始、笑える要素が満載でした。そんな中でも、特に豊川悦司さんの演技がキラリと光っていました。

映画「のみとり侍」の好評だった感想の中には、鶴橋康夫監督による笑えるあらすじについて「面白かった」「良かった」「楽しかった」等といった感想が多く見られました。鶴橋康夫監督ご自身も「悲喜こもごもを観る人にクスクスと笑ってもらえたら最高です。」と、おっしゃっていたように、特に前半部分は、笑える場面が立て続けに何度も登場していました。

のみとり侍の映画を見た人の感想・評価:好評だった評価 2

トヨエツが主役?と、思えるほどわりと重要な役割。ナイトヘッド時代からトヨエツファンの私としては、ちょっとたまらん映画でした。

映画「のみとり侍」の好評だった感想の中には、あらすじは関係なく、「豊川悦司さんの演技が良かった」「豊川悦司さんの濡れ場がセクシーだった」「豊川悦司さんがハマり役だった」「等といった豊川悦司さんにファンの方による豊川悦司さんを褒める感想が多く見られました。また、阿部寛さんの鍛え抜かれた肉体に関しても、セクシーだった、惚れた等といった感想も目立ちました。

のみとり侍の映画を見た人の感想・評価:不評だった評価 1

一人で観に行ったら思ってたより直球なHシーンでピンク映画を観ている気分だった。映画が終わった後どんな顔して出ればいいかちょっと困ったので暗い内に先に出た方がいいかも(笑)

映画「のみとり侍」の不評だった感想の中には、R15指定の映画ということもあって、あらすじは関係なく、「見ていて恥ずかしかった」「見ていて気まずかった」「カップルでは見ない方が良い」等、露骨なセクシーなシーンが多かったことによるクレームとも言えるような感想が多く見られました。映画「のみとり侍」をこれから見ようと思われている方は、ご家族やカップルで見るよりも、一人で見た方が良いかもしれませんね。

のみとり侍の映画を見た人の感想・評価:不評だった評価 2

脚本の盛り上がりとメインテーマがぼやけている。いい役者を揃えているので、盛り上げをもう少し考えればもっといい作品になったと思います。チョッチ残念です。

映画「のみとり侍」の不評だった感想の中には「何もかも中途半端」「中身がペラペラ」「面白くない」あらすじそのものが面白くないといった感想が多く見られました。ただ、喜劇と官能劇と、相反する要素が混ざっているため、そして、蚤とり侍、唐傘一本、代金百枚の三本の話を一本にまとめているため、あらすじが、あらゆる面で中途半端になってしまっているというのは、作品の構成上、仕方の無い部分かもしれませんね。

のみとり侍のあらすじネタバレまとめ!

いかがだったでしょうか。映画「のみとり侍」のあらすじのネタバレ解説、キャストの紹介、原作小説の紹介、見た人の好評な感想、見た人の不評な感想等について、詳しく知って頂けたことで、映画「のみとり侍」が、江戸の浮世で巻き起こされる笑いあり、涙あり、官能ありの異色の痛快人間喜劇だということが分かって頂けたのではないでしょうか。

のみとり侍では、原作の小説を読んでから映画を観るのも良いですし、その逆で、映画を観てから原作の小説を読んでみる良いでしょう。そして、のみとり侍の原作と映画のあらすじの違いを探してみるのも面白いかもしれません。原作も映画もどちらとも知っていることで、原作も映画もどちらもより深くそれぞれの作品のあらすじを楽しめるのではないでしょうか。以上、のみとり侍のあらすじに興味がある方は、ご参考になさって下さい。

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