嘘を愛する女の原作小説は実話の事件がモデル?映画版との違いは?

嘘を愛する女の原作小説は実際にあった事件がモデルなのでしょうか?男性から大人気で映画銀魂や海街ダイアリーにも出演していた今をときめく実力派女優、長澤まさみと、女性から大人気のイケメン俳優の高橋一生ら豪華キャスト出演で、話題となった映画版と小説はどう違うのでしょうか?嘘を愛する女の皆さんが気になる映画と原作の違いや実際にあった話なのかかどうかを解説していきます。

嘘を愛する女の原作小説は実話の事件がモデル?映画版との違いは?のイメージ

目次

  1. 嘘を愛する女の原作小説は実話がモデル?実際の事件や映画版も紹介!
  2. 嘘を愛する女の原作小説のあらすじをネタバレ!
  3. 嘘を愛する女の原作小説は実話がモデル?実際の事件を調査!
  4. 嘘を愛する女の映画版と原作小説の違いとは?
  5. 嘘を愛する女の原作小説を読んだ人の感想を紹介!
  6. 嘘を愛する女の原作小説は実際の事件を基にした物語だった!

嘘を愛する女の原作小説は実話がモデル?実際の事件や映画版も紹介!

長澤まさみと高橋一生が主演で話題となった「嘘を愛する女」。この記事では、そんな嘘を愛する女の原作小説のあらすじやモデルとなった事件について徹底調査していきます!

映画『嘘を愛する女』公式サイト

嘘を愛する女の原作小説のあらすじをネタバレ!

嘘を愛する女ってどんな作品?

大手飲料会社に勤める川原由加利はウーマンオブザイヤーに輝くほどのバリバリのキャリアウーマン。プライベートでは研修医である小出桔平と同棲しており、充実した毎日を送っていましたが、突然、ある事件が起こります。

ある日の夕方、待ち合わせをしていた場所に小出桔平が現れず、帰りを自宅で待っていると突然チャイム鳴ります。恋人の桔平が帰ってきたと思った由加利は、勢いよくドアを開けて桔平に文句を言おうとしますが、そこには警察官が二人、立っていました。何が起きたのかわからず、突然の事に驚く由加利でしたが、警察官から事情を告げられます。

突然起きた事件とは?

突然の事件で、恋人の小出桔平が、クモ膜下出血で倒れて意識不明だといわれます。更に、小出桔平が持っていた、免許証、名前、職業までが嘘だったと事を知らされます。急いで病院に駆けつける由加利でしたが、医師からここ二週間が山で厳しい状況が続くと聞かされます。

ショックを受けて自暴自棄になっていた由加利でしたが、桔平との生活の事を思いだし、彼の事を忘れられない由加利は、本当の桔平の姿を探す決意を固めます。そこで、親友の叔父である探偵の海原匠に桔平は一体、何者であるか調べて欲しいと依頼をします。

依頼を受けた海原は聞き込みを始めます。すると、桔平がよく通っていた喫茶店をみつける事になります。そこで桔平の事を先生と呼び、桔平に想いを寄せていたゴスロリファッションの心葉と出会います。心葉からの情報で桔平がよく使っていたパソコンを手に入れることになります。そのパスワードに守られたパソコンの中から、桔平が書いていた小説を発見する事になります。

見つかった小説と桔平の正体との関係は?

その小説を探偵の海原は自分のアシスタントである木村に渡します。木村をその小説を解析して、その舞台である瀬戸内がどこなのかを調べて、地図を作製していきます。その地図を元に、由加利は小説の舞台となった瀬戸内に向かうことになります。そこで、手掛かりを得た由加利でしたが、一人での捜索に限界を知り、探偵の海原に再び連絡をとり、協力を依頼する事になります。

由加利と海原は小説のある場面に出てくるおもちゃを詰め込んだ缶を発見し、小説が桔平の本当の姿と繋がりがあると確信を得ることになります。そこで聞き込みを続け、由加利と海原は桔平が働いていたと思われる、漁港にたどり着きます。しかし、そこで働いていたのは桔平に似ていた別人だった事を知ることになる。事実を知り、落ち込んでしまった二人だが、桔平に似た男性から有力な情報を得ることになります。

有力な情報とは?

その男性は震災の前にも広島から警察官がきて、同じような事を聞かれた事を伝えます。その事を聞いた由加利と海原はすぐ広島に向かいます。その向かっている途中でアシスタントの木村から新聞記事が送られてきます。その記事から、桔平の本当の名前は安田公平といい、職業も医師であり、結婚しており、妻が子供と無理心中を図り、二人とも亡くなっている事実を知る事になります。

そこで彼の住んでいた家を訪れた由加利と海原は、隣に住んでいた老人と出会う事になります。その老人から桔平との関係を聞かれた由加利は、戸惑いながらも桔平の妻だと答えます。事情を察した老人は当時の事情を語り始めます。

桔平の過去

桔平は腕のいい医者で、奥さんも真面目で周りからみたら、幸せな家族のように見えましたが、桔平は家庭を顧みず、月の半分も家に帰らずに仕事をしていて、家に帰ってこない桔平に対して、真面目すぎた奥さんはだんだんノイローゼになっていき、自分の娘を溺死させてしまい。自分も自ら車に飛び込んで命をたった事件があった事を聞かされます。

桔平の壮絶な過去の事件を知った由加利は、桔平が当時住んでいた家に入ってみることになりました。そこで昔の家族写真を発見します。その写真をみて、ある事に気づいた海原が由加利の耳の裏にホクロがある事を確認しようとします。確認した海原は由加利に告げます。小説では子供は女の子ではなく、男の子だったと。そしてこの小説は由加利との未来を夢見て書いたものだと。

それを聞いた由加利は病院に向かい寝たきりの桔平に話しかけます。まだまだ話したい事がいっぱいあると。すると、それまで寝ていた桔平が、目覚めそうになりそうになるという所で物語は終わります。

嘘を愛する女に登場している人物はだれ?

鵜を愛する女の中ででヒロインである川原由加利を演じているのは、実力派女優の長澤まさみです。平成12年東宝シンデレラでグランプリに選ばれ、同じ年に、「クロスファイア」でデビューを果たします。16年には「ロボコン」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、代表作として、「世界の中心で愛を叫ぶ」や「モテキ」、「海街ダイアリー」などがあります。父は元日本代表のサッカー選手。昭和62年6月3日生まれ。

嘘を愛する女で小出桔平を演じているのは、女性に大人気のイケメン俳優、高橋一生です。テレビドラマ「カルテット」やNHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」で一躍人気になり、2017年上半期ブレイク俳優ランキングで1位、抱かれたい男フランプリで3位、結婚したい有名人で3位と2017年、最も活躍した俳優の一人です。昭和55年12月9日生まれ。

嘘を愛する女で探偵の海原匠を演じるのは、ベテラン俳優の吉田鋼太郎です。40代までは舞台俳優として活躍。50代になってから、テレビの出演が増えて、代表作として「半沢直樹」、「花子とアン」、「東京センチメンタル」などがあります。舞台では有名でしたが、歳をとってテレビで活躍するようになりました。昭和29年1月14日生まれ。

嘘を愛する女で探偵の海原のアシスタントの木村を演じるのが、俳優でもあり、人気ミュージシャンでもあるDAIGOです。母方の祖父は第74代内閣総理大臣である竹下登です。ビジュアル系バンドBREAKERZのボーカルとして活躍。2016年1月11日に女優の北川景子と結婚。親戚に卓球の石川佳純や小沢一郎などがいます。「志村動物園」や「ニセコイ」などに出演。昭和53年4月8日生まれ。

嘘を愛する女で心葉を演じるのは、大人気女性グループAKB48の元メンバーである川栄李奈。AKB48第11期研究生オーディションで合格し、研究生となる。26枚めのシングル「真夏のSounds good」で初の選抜メンバー入りを果たします。2015年8月4日、卒業公演が行われ、AKB48から卒業します。代表作として「とと姉ちゃん」、「フランケンシュタインの恋」などがあります。愛称はりっちゃん。平成7年2月12日生まれ。

「嘘を愛する女」の監督は?

映画版「嘘を愛する女」の監督は中江和仁です。監督業よりもCMデイレクターとしてCMを数多く手がけてきた監督です。代表作として、サントリー「オールフリー」やLINEの「劇団シリーズ」やゆうちょ銀行「ゆうちょ通り一丁目の人々」などがあります。昭和56年4月23日生まれ。

中江和仁監督が「TUTAYA CREATOR`S PROGURAM FILM」で初代グランプリをとった作品を映画化したのが、この「嘘を愛する女」です。「夫は誰だった?」という本当にあった新聞記事に触発されて、中江和仁監督がオリジナルの脚本を作ったと言われています。

「TUTAYA  CREATOR`S PROGURAM FILM」とはTUTAYA が完全にバックアップして本当に面白い企画をコンペで出して、グランプリに輝いた作品を映画化する企画です。グランプリに輝いた作品には5000万円の製作費と制作体制をTUTAYA がバックアップし、各TUTAYA の店舗でオリジナル作品としてレンタル、販売されるようになっています。この初代フランプリが「嘘を愛する女」にあたります。

嘘を愛する女の原作は?

「嘘を愛する女」の原作はどうなっているかと言うと、映画の公開に先立ち、小説版「嘘を愛する女」が出版されました。これが世間一般で原作と呼ばれている作品になります。作者は岡部えつです。

原作を描いた岡部えつはどんな人?

嘘を愛する女の原作を書いた岡部えつは大阪生まれで、群馬県の前橋市で育ちました。「きらら携帯メール小説」で月間賞を受賞し、「枯骨の恋」で第三回幽会談文学賞短編部門大賞を受賞、デビューしました。テレビドラマにもなり、田中麗奈主演で話題となった「残花繚乱」の作者でもあります。

原作の「嘘を愛する女」

映画版「嘘を愛する女」では由加利目線で物語が進められていましたが、小説版では桔平目線で描かれています。映画版では元妻の万里子が車に引かれて亡くなっているが、小説版では公判中に自殺でなくなっているなど多少の違いはありますが、物語自体は大きく変わることがなく描かれています。ただ、小説版では桔平に起きた事件や木桔平の想いが細かく描写で書かれていて、桔平の心情がよくわかります。

嘘を愛する女の原作小説は実話がモデル?実際の事件を調査!

嘘を愛する女の原作小説は実際の事件がモデル?

嘘を愛する女は監督の中江和仁が「夫は誰だった?」という本当にあった新聞記事を元にオリジナルを描いたと先ほど説明しましたが、調べてみました。

モデルとなった1991年の事件とは?

1991年に朝日新聞に書かれた旦那の経歴が全部嘘だったとという事件が嘘を愛する女の元になっていると思われます。その時の記事の事件の内容は、五年間連れ添った夫が50歳で亡くなりました。そこで奥さんが死亡届を出したそうです。するとそこに本人の戸籍がない事がわかったそうです。奥さんがもっていた戸籍妙本のコピーは偽物だったそうです。

そのA子さん(奥さん)と男性は1986年の暮れに知り合いました。離婚裁判を抱えていたA子さんはその男性に相談に乗ってもらうようになったそうです。男性は過去について両親は亡くし祖母に育てられたが今は身寄りがなく、心臓外科医で週末だけ研究室で実験をしていると、名前は山森、50歳、京都生まれとA子さんに話していたそうです。

出会った翌年、家賃7万円のアパートに二人で暮らし始めました。離婚したA子さんの慰謝料が二人の生活費に充てられました。男性は普段は家で読書をし、土曜日には「浜松に行く」と言って出かけ、月曜日まで帰らない生活をしていました。若い頃に結核を患い内臓を悪くしたと言っていました。具合は悪くなる一方なのに病院に行くことを拒んでいました。健康保険証ももっていなかったそうです。秋ぐらいからは寝たきりになりました。

A子さんもこの頃から疑い始めたそうです。寝たきりの男性が一度、家を空けた事がありました。あわててA子さんは勤務先の病院に駆けつけましたが、そんな人物は在籍していないと言われました。A子さんはその男性を責めました。「あなたは一体だれなんです」と。だが男性は死ぬ間際に「死ぬしかなかった。本当は生きたいたかったんだ」とだけ言い残して亡くなりました。彼は多くの秘密と嘘を抱えたまま亡くなってしまったのです。

A子さんは決して彼に騙されたとは思わない。二人で過ごした五年間の為に彼が何者であるか突きとめたいと思い、半年間、いろいろな場所や人を訪ね歩きましたが、手掛かりは見つからなかったそうです。なぜ彼が嘘をつき続けたのか、何かの事件を起こしたのか、事件に巻き込まれていたのか、答えがでないままこの事件は終わっています。

男性が死亡したのは1991年5月19日。癌が全身に転移していました。世田谷区役所はA子さんから事情を聴き、彼が生前名乗っていた、山森という名前で埋葬を許可しました。その後A子さんの手で埋葬されました。以上が朝日新聞に掲載された記事の概要になります。

嘘を愛する女の映画版と原作小説の違いとは?

原作では桔平視点の描写がある

出典: http://http

映画版と小説版「嘘を愛する女」の違いは、物語自体は殆ど変わっておらず、視点が大きく違いました。映画版ではわからない桔平の想いや視点が原作ではよく描かれています。特に桔平が残した小説の部分では、桔平目線で話が進んでいて、桔平がなぜ逃げ出したかなど、桔平の心情がよくわかります。

ラストが違う

原作の嘘を愛する女では桔平に話しかけて終わっていますが、映画版の嘘を愛する女では桔平が目ざめます。そこが大きく違います。小説版とは違うもう一つのラストを楽しめます。

映画と原作、実話との違いは?

鵜を愛する女の映画と原作にも違いが多々ありましたが、実話と映画、原作にも違いがあります。実話と原作、映画の大きな違いはやはり男性の身元が分かった事です。実話では男性の身元がわからずじまいでしたが、原作や映画ではそこに焦点をあててラストまでしっかり描いてあります。その違いがこの映画が話題となった理由です。原作と映画が身元不明のまま終わってしまったら、ここまでは反響はなかったかもしれません。

嘘を愛する女の原作小説を読んだ人の感想を紹介!

好評な感想を紹介

鵜を愛する女の好評な感想を紹介します。「長澤まさみと高橋一生というキャストがよかった」、「瀬戸内の景色がよかったです」、「予想外の展開に涙が止まりませんでした」、「人が人を愛するのにその人が誰かなんてどうでもいいのかもしれない」など様々な感想がありました。

不評な感想を紹介

鵜を愛する女の不評な感想として、「暗い内容の映画でした」、「嘘をつき続けた桔平が許せない」、「子を持つ親としてどんな事があっても子供は守らないといけない」などの感想がありました。

嘘を愛する女の原作小説は実際の事件を基にした物語だった!

嘘を愛する女の原作小説は実際にあった事件を基にした物語でした。もしあなたの大切な人が全部、嘘だったらあなたは由加利と同じように愛せるでしょうか?相手の名前や職業、過去全て嘘だった時のことを考えてみてください。

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