2018年08月12日公開
2018年08月12日更新
ひよっこのお父さん・実は記憶喪失?失踪の理由や世津子との関係をネタバレ
NHK朝ドラ「ひよっこ」の主人公のお父さん(実)の失踪理由をネタバレ解説します。お父さんの失踪は、「ひよっこ」というタイトルからは想像し難い出来事です。お父さんの失踪理由は記憶喪失です。失踪中に関わった女性、世津子と実との関係や、失踪したお父さんを必死に探すみね子や妻の美代子、それぞれが実を想って最後にたどり着いた結末はどんなものなのでしょうか?それらについて、ご紹介します。また、実を演じた俳優の沢村一樹さんのプロフィールや主な出演作品についても紹介します。
目次
ひよっこの実(お父さん)は記憶喪失?演じるキャストや失踪の理由などもネタバレ!
ひよっこの実(お父さん)の詳細を紹介!
NHKの朝ドラ「ひよっこ」の主人公、みね子のお父さん(実)は出稼ぎ先の東京で失踪してしまいました。今回はその失踪の理由、及び失踪中に実に起こった出来事、それに関わったとされる女性についてネタバレ解説します。さらに、実を演じた俳優、沢村一樹さんのプロフィールや、主な出演作品もご紹介します。
ひよっこはどんな作品?
ひよっこは東京オリンピックに沸き立つ日本が舞台!
NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」は、2017年4月~放送されました。脚本は、2001年春のNHK朝のテレビ小説「ちゅらさん」を担当し、その他数々のヒットドラマで脚本賞を受賞している、岡田恵和です。「ひよっこ」は、原作物ではなく、岡田恵和のオリジナルドラマで、茨城県の架空の村、あいの村で生まれた主人公、谷田部みね子(有村架純)の成長物語です。
ここから、ネタバレです。ご注意ください。ひよっこの物語は高度経済成長期、東京オリンピックの前年、1963年から始まります。主人公みね子は茨城に住む、農家の長女で高校3年生。農業を営む祖父の茂(古谷一行)、母の美代子(木村佳乃)、妹のちよ子(宮原和)、弟の進(高橋来)と暮らしています。お父さんの実(沢村一樹)は、借金返済のために東京へ出稼ぎに行っています。
ひよっこのストーリーをネタバレ紹介!
ある日、事件が起きます。東京で働いている実(お父さん)と連絡がとれなくなったのです。行方が分からなくなった実(お父さん)を探すため、みね子は東京で働きながら実(お父さん)を探そうと決心します。東京の向島電機に就職したみね子は、実(お父さん)が失踪する前、よく聞かされていた、すずふり亭という洋食屋の店主、牧野鈴子(宮本信子)と出会います。
その縁で、みね子の働いていた会社が倒産したとき、みね子はすずふり亭で働かせてもらうことになりました。店主の鈴子(宮本信子)や周りの人たちに支えられ、励まされながら、みね子は実(お父さん)の消息を捜し歩くのでした。そんな中、みね子は恋や友情などいろいろな経験をかさねて、成長していく物語なのです。
ひよっこの実(お父さん)が突然の失踪!
ひよっこのお父さん失踪の理由とは?
こちらもネタバレです。ご注意ください。実(お父さん)は、作物の不作の年に抱えた借金返済のため、東京へ出稼ぎに行っています。みね子たち家族は、お父さん(実)が稲刈りの時期と、正月に茨城へ帰って来るのを、楽しみに待っているのでした。
稲刈りの時期、実(お父さん)が、茨城に帰省してきました。そのとき実(お父さん)は、東京の洋食屋すずふり亭の女将に作ってもらったカツサンドを、お土産に持って帰りました。実(お父さん)は、いつか家族みんなで、すずふり亭で食事しようと約束をします。
みね子の母美代子(木村佳乃)は、実(お父さん)が東京へ帰る日、カツサンドのお礼に、すずふり亭の女将に渡して欲しいと、重箱に料理を詰めて、実(お父さん)に持たせました。そして、実(お父さん)は東京へ戻って行ったのですが、ところがその後、実(お父さん)の消息が分からなくなるのです。
ひよっこのお父さんに異変が!
最初に実(お父さん)の異変に気づいたのは、みね子の母美代子でした。美代子は、日ごろ実に手紙を出したり、電話をしたりしていたのですが、手紙が宛先不明で戻ってくるようになり、電話をかけても通じなくなったのです。
美代子は、連絡の取れなくなった実を捜すため、みね子たちには何も言わず一人東京へ行きました。東京ではまず、実の職場を訪ねますが、出稼ぎ労働者の失踪なんてよくあることで、いちいち気にしていないから分からないと、言われてしまいます。美代子は、警察に届けますが、ここでも一人の労働者のために捜索なんてできない、などと言われ、美代子は落ち込みます。しかし、美代子はある警察官と出会います。
同じ茨城出身だというこの警察官は、綿引正義(竜星涼)といい、困っている美代子に、実を捜す協力をすると、言ってくれたのです。そして、美代子は実にカツサンドをお土産に持たせてくれたすずふり亭の女将に会いに行きます。カツサンドのお礼として持たせた重箱を、実が持ってきたかを聞きに行ったのです。女将は、たしかに実は、重箱を持ってこの店に来たけれど、その後の実の行方は分からないのだと言いました。
美代子は、何の手がかりもなく茨城に帰ってきました。綿引正義からの手紙で、実(お父さん)が失踪したことがみね子たち家族に知られてしまいました。家族はひたすら実(お父さん)の帰りを待ち続けますが、実(お父さん)の消息は知れないまま正月を迎えます。この年高校を卒業するみね子は、実(お父さん)を捜すためと、家計を助けるために東京で就職する決心をしました。
いったい実(お父さん)に、何があったのか?どこへ行ってしまったのか?みね子は、家族の思いとともに東京へと旅立ちました。東京で働きながら実(お父さん)を捜すみね子のもとに、実(お父さん)の目撃情報が届きました。みね子は実(お父さん)の無事を喜びますが、それならなぜ連絡をくれないのかと不安になり、みね子は実(お父さん)が、家族のことも、仕事のことも何もかも嫌になったのかと、悩みます。
ひよっこのお父さんが訪れていた洋食屋を訪問!失踪の理由とは?
みね子は、東京でお父さんがよく訪れていたという洋食屋、「すずふり亭」を訪ねます。そこで、お父さんの東京での生活の様子を知るのです。みね子は、同じ茨城出身の警察官、綿引正義の協力を得て、お父さんを探し続けますが、お父さんの行方は分からないまま、月日は過ぎていきます。次に、実(お父さん)の失踪理由を明らかにします。
ひよっこの実(お父さん)が失踪した理由は記憶喪失だった?
ひよっこのお父さんは記憶喪失?その理由とは?
ここでは、「ひよっこ」の主人公みね子のお父さん(実)の失踪理由をネタバレ解説します。失踪した実(お父さん)を探すため、東京で就職したみね子。ところが、就職した向島電機が倒産してしまうのです。途方に暮れたみね子は、東京で実(お父さん)が馴染みにしていたというすずふり亭で、働けることになりました。そこで、実(お父さん)の失踪理由が判明するのです。ネタバレですので、ご注意ください。
ひよっこのお父さんが失踪した理由とは?ついに判明!
実(お父さん)は、なぜ姿を消してしまったのか?愛する家族に何も告げずに失踪してしまった、その理由は?すずふり亭で働くみね子に、実(お父さん)の新たな情報がもたらされました。その情報によると、実(お父さん)は、ひったくり犯に遭遇し、犯人ともみ合いになり、そのとき殴られたことで、記憶喪失になってしまったのです。
実(お父さん)は、家族に送金するために郵便局に向かっているとき、ひったくりに遭遇します。そのとき、大事なお金を奪われまいと、犯人に必死にすがりつき、「これは、家族に送金する大事な金だから、返してくれ」と訴えますが、犯人に殴られてしまいます。そのことが原因で記憶喪失になってしまい、自分の家族や自分の帰る場所を忘れてしまったのです。これが実(お父さん)の失踪理由です。
その後ひよっこのお父さんはどうなったのか?
ひったくり犯は、実(お父さん)を思わず殴ってしまったのですが、その場に倒れた実(お父さん)のことが気になり、現場に戻ってきました。しかし、なぜかそこに倒れているはずの実(お父さん)の姿が、消えていたのです。では、実(お父さん)はいったいどこへ行ってしまったのでしょうか?
ひよっこの実(お父さん)と世津子の関係をネタバレ!
ひよっこのお父さんは保護されていた?理由を紹介!
記憶を失い、自分が誰なのか分からなくなってしまった実(お父さん)。ひったくり犯に殴られ、倒れた実(お父さん)は、じつはある女性と暮らしているのです。その女性とは、川本世津子という女優です。どのような経緯で世津子に出会ったのか?世津子と実の関係は?こちらもネタバレ解説します。
ひよっこの実(お父さん)を助けてくれたのは世津子
ひったくり犯に殴られ、自分の帰る場所も、自分が誰なのかさえも忘れてしまった実(お父さん)は、ある女性と暮らしていました。その女性は、川本世津子という女優でした。殴られたショックで混乱して、街をさまよい歩いていた実(お父さん)に出会った世津子は、自宅マンションへ連れていって、傷の手当をしてあげました。世津子は、実(お父さん)が記憶を失くしていることを知り、一緒に暮らすことになったのです。
ひよっこの世津子は実のことが好きだった?
世津子は、女優として成功し華やかに暮らしているように見えますが、その生い立ちは苦労ばかりだったのです。幼いころ両親が亡くなり、叔父夫婦に育てられました。そこでは、世津子は満足に教育を受けさせてもらえず、叔父が営んでいる牛乳店の手伝いをしていました。牛乳を配達していたとき、出会った映画監督に気に入られ、芸能界に入ることになりました。
芸能界で成功しても世津子の苦労は続きます。叔父夫婦の借金を背負わされ、そのことが原因で事務所を辞めざるを得ない状況になったり、世津子は、誰も信じることが出来なくなってしまっていました。そんな中で出会った実が、世津子にとって初めて心を許せる人だったのです。そうして世津子は、実を「アメオ」と呼び、かいがいしく世話をするのでした。
そうして2年の月日が過ぎた頃、世津子は実の娘、みね子と出会います。世津子は、みね子の父親が「アメオ」だと知り、動揺します。しかし、みね子にこの2年間のことを話さなくてはならないと覚悟を決めました。そして実と、実の妻美代子を会わせる決心をします。
未だ実(お父さん)の記憶が戻っていない状態の中で、実の妻美代子が、世津子のマンションにやって来ました。美代子は、実を見つけたときになぜすぐに警察に届けてくれなかったのか、と世津子を責めました。それを聞いた実は、警察に届けなかったのは、自分が拒否したからだと言いますが、世津子は、自分がすべて悪い、でもどうしても実を失いたくない理由があったのだと、美代子に訴えます。
実をどうしても離したくなかったのだと、世津子は美代子に訴えます。世津子の胸元には、人に愛され幸運を運んでくると言われるカメオが飾られています。世津子の思いは、この2年間の実との生活を何も語らなくても十分伝わってくるのでした。そして、別れのとき、世津子は自分の想いを断ち切るように「アメオ」ではなく、谷田部実さんと呼びかけました。
ひよっこの実(お父さん)を演じた俳優キャストを紹介!
ここまで「ひよっこ」の実(お父さん)の失踪の理由についてネタバレ解説してきました。ここで「ひよっこ」で実(お父さん)を演じた沢村一樹さんをご紹介します。沢村一樹さんは、数々のドラマ、映画に出演されている俳優さんです。主だった作品についても紹介します。
ひよっこで実(お父さん)役を演じたのは沢村一樹
沢村一樹さんは、1967年7月10日生まれ、現在51歳のキャリア豊富な俳優さんです。出身は、鹿児島県鹿児島市です。身長184㎝の長身です。20歳で上京し、25歳で雑誌MEN'S CLUBの専属モデルになり、29歳になる年にドラマで俳優デビューしました。
ひよっこに出演した沢村一樹さんの過去の出演作は?
沢村一樹さんの過去の出演作をご紹介します。2000年9月、33歳でドラマ浅見光彦シリーズで、主人公の浅見光彦役でブレイクし、そのシリーズは、2012年までの18作品で浅見光彦を演じました。この作品は、2009年10月に連続ドラマ化され、そこでも浅見光彦を演じ、沢村一樹さんにとって初めての連ドラ主演となりました。
過去には、2000~2003年「ショムニ」神谷真太郎役、2003年「白い巨塔」菊川昇役、2007年「働きマン」成田君男役、2011年「DOCTORS~最強の名医~」の主役相良浩介役、最近では、2018年NHKの大河ドラマ「西郷どん」の赤山靱負(ゆきえ)役や、ドラマ「絶対零度」では主役井澤範人役など、その他多数のドラマに主演、出演しています。
さらに映画では、2009年「ごくせん THE MOVIE」の刑事役、2011年「こち亀」の映画で黒木警視正役、などで、舞台では2013年「しゃばけ」で、主演一太郎役を演じるなど、幅広く活躍している俳優さんです。
ひよっこの実(お父さん)のネタバレまとめ
いかがでしたか?「ひよっこ」の実(お父さん)の失踪の理由を、ネタバレ解説してきました。実(お父さん)は、記憶喪失になり、その間、世津子という女性の世話になっていました。実(お父さん)が失踪しなければ、みね子は東京へ行くこともなかったので、この「ひよっこ」というドラマにとって、かなり重要な鍵となる出来事だったのです。
さらに実(お父さん)が失踪している間や見つかった後、妻の美代子、東京で一緒に暮らしていた世津子の、それぞれの立場での想いについて、どのような感想を持ちましたか?妻としての美代子の想い、世津子の想いはどちらも非常に切ないものでした。最後には、実(お父さん)は茨城の家族の元に戻り、世津子は身を引き、一人東京に残りました。こうして谷田部家は日常を取り戻したのでした。