2018年08月07日公開
2018年08月07日更新
ひよっこの挿入歌・曲一覧!劇中に登場する童謡や桑田佳祐の主題歌も紹介
NHKの連続テレビ小説で2017年4月3日から9月30日までの約六カ月間放送されたひよっこというドラマについて紹介します。1964年の東京オリンピックが開催される年に、谷田部みね子が上京して紆余曲折あり、かつて父がハヤシライスを食べた赤坂の洋食屋の「すずふり亭」にお世話になるようになります。そんなまだ女性が働くことが少なかった時代に、元気いっぱいに働くことを描いたドラマがひよっこです。ひよっこのなかには多くの歌や童謡が挿入歌として多く使われています。その挿入歌について紹介します。
目次
ひよっこの挿入歌・曲を一覧で紹介!昔懐かしい童謡や主題歌もまとめて紹介!
NHKの連続テレビ小説といえば、日本でドラマが好きな人が毎朝会社に出るまでのほんの一時の間に見ることができる息抜きといってもいいドラマです。基本的に1回15分、平日と土曜日を合わせて週6話を放送し、半年間で156回前後が放送される連続ドラマです。主婦の中には、明日のストーリーが気になりながら一日を開始する人もいるでしょう。
これまでに放送されたNHKの連続テレビ小説のストーリーのなかには「ちゅらさん」「ちりとてちん」「ゲゲゲの女房」「カーネーション」「あまちゃん」「あさが来た」など、多くの人々の印象に残ったり、社会現象を巻き起こした有名なドラマや良質なストーリーが放送されています。今回は、そのなかで2017年に放送された「ひよっこ」について紹介していきます。
NHKの連続テレビ小説ひよっこは、2017年4月3日から9月30日までの約六カ月間放送されました。そのストーリーの中心軸となる年代は、1964年の東京オリンピックが開催される、いわるゆ「昭和の年代」が懐かしむ、日本がこれから盛り上がろうとしていた時代です。そのためにひよっこのなかには、いまはもう聞くことがない「集団就職」や、懐かしの童謡や歌が挿入歌として使用されていたりします。
「昭和の懐かしい時代」の時代を描いたストーリーなため、さらに主題歌も「昭和の雰囲気が漂う、その時代を生きた人々にとっては懐かしい」といった主題歌が採用されています。そんな、今とはまた違う時代を元気よく溌溂と生きた女性の一人、ひよっこの主人公谷田部みね子ががドラマのなかでどのように動くのか、ひよっこのストーリーを自章で紹介します。
ひよっこはどんな作品?
NHKで毎朝放送される連続テレビ小説で2017年4月3日から9月30日までの約六カ月間放送された連続テレビ小説ひよっこは、第96シリーズの作品です。ひよっこの脚本を担当するのは、「ビーチボーイズ」「ちゅらさん」で有名な、漫画原作者でもあり脚本家でもある岡田惠和先生です。岡田惠和先生はドラマの脚本以外にも、三宅喜重監督の「阪急電車片道15分の奇跡」「県庁おもてなし課」などなど数々の映画作品に関与されています。
連続テレビ小説ひよっこの主人公となるのは、茨城県北西部の久那郡にある、福島にほど近い山あいの村・奥茨城村に育った米農家の長女谷田部みね子です。彼女は地元と農業が好きな少女でしたので、高校を卒業した後は家業の農家を継ぐつもりをしていました。しかし、出稼ぎに譲許した父親が失踪、そのため家は困窮してしまいます。長女として家を支えなければならない彼女は、家業を継ぐことを諦めて集団就職をして上京します。
状況下先で父親を捜しつつ東京の向島電機に就職しトランジスタラジオの製造ラインに配属されます。初めて触れる多くのことに苦労しつつも、多くの先輩は友達に励まされて、苦手を克服していきます。そんな折、初給料が入った谷田部みね子は父親の消息を探すうちに、父親が来ていたという洋食店「すずふり亭」を訪問し、その美味しさに胸を打たれて給料日のたびに店を訪れるようになります。しかし働いていた工場が閉鎖になります。
様々な交渉や抵抗もむなしく、トランジスタラジオの製造ラインにいた谷田部みね子は職を失います。さらに石鹸工場の内定をもらうも、採用人数削減を知り、友人に採用枠を譲り渡して採用辞退をします。
その後谷田部みね子は途方に暮れつつも、毎月訪れていたすずふり亭に訪れます。店主に就職しないか?と誘われます。戸惑いつつもその手を取り、ホール先輩の採用面接も無事に合格して、晴れてすずふり亭のスタッフになります。
新しい場所では新しい悩みはつきものです。しかし以前のように周囲の人々の励ましもあり、日々を乗り越えていきます。そんな特に、父親がひったくり犯から殴られたのちに失踪したことを聞きます。しかしそれ以上の情報は得られませんでした。やがて谷田部みね子に恋人が現れますが、父親が失踪した米農家として貧困を知っている谷田部みね子とそれらを知らない彼との間でずれが生じて、恋は終わりを迎えます。
谷田部みね子はテレビの生CMに出演することとなりました。その時に助言をもらった人物から、父親の消息を思いがけなく知ります。なんと、噂で疾走していた父親は、すべての記憶を失いっていたのです。事実を手紙で知った母親は、状況をして父親の様子を窺います。しかし記憶が戻ることはありません。しかし父親から田舎へ帰郷を望むようになりました。そして谷田部みね子は東京に帰り、自分の生活に専念します。
やがて父親が新しい生活をはじめたこと、そして仕送りなどはもう必要ないことになります。谷田部みね子は上京した家族をすずふり亭に招き、新たにできた恋人のプロポーズを受け入れます。こうして谷田部みね子は愛する相手と結婚して、しあわせなエンディングを迎えるのです。
ドラマの舞台となるのが、日本が戦後に活気づき、世界と渡り合っていこうとしていた時代です。いま主婦をしている年代以上の人たちにとっては懐かしい曲、もしくはこの記事を読む人の両親がどこかで歌っていた気がする曲などが、楽曲や童謡問わず多く挿入歌として使われています。今回の記事では、そんなひよっこで使われる多くの歌や童謡について紹介していきます。
ひよっこに登場した昔懐かしい挿入歌・曲を一覧で紹介!
高校三年生(舟木一夫)
この挿入歌は高校生活も残りわずかになった高校三年生の純朴な気持ちをつづった「高校三年生」は1963年6月にリリースされた舟木一夫のデビューシングルであり、舟木の代表曲のひとつです。舟木一夫といえば、橋幸夫、西郷輝彦とともに“御三家”と呼ばれている日本を代表する歌手であり、タレントです。「高校三年生」の後に、学園三部作と言われる「修学旅行」「学園広場」などの曲も発表してヒットしています。
シングルを発売して最初の一年で100万枚を越す大ヒットを記録し、累計売上枚数は230万枚とされています。舟木一夫はこの曲で1963年の第14回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。さらに、2007年には文化庁と日本PTA全国協議会によって「日本の歌百選」のひとつに選定されたました。学校のお昼休みの時間に、その時に流行している歌が流される文化があります。その文化がはじまったのは、この曲からという噂もあります。
東京ドドンパ娘(渡辺マリ)
この挿入歌は1961年1月に発売された渡辺マリのシングルです。ドドンパブーム真っ只中にヒットしたリズム歌謡でありポップスです。ドドンパとは、その流れは諸説ありますが、米国領時代のフィリピンで流行したマンボが源流であるとの説が有力されています。
最初の披露は、京都・祇園のクラブ・ベラミで、五山送り火の日に「祇園小唄」のドドンパ編曲を舞妓に踊らせたという。その後関西を中心に人気が爆発しました。
美空ひばりも「ひばりのドドンパ」もドドンパを入れたシングルを発売するなど、一大ブームを気づき、日本の音楽ジャンルのうち一つとして数えられるまでになりました。渡辺マリの東京ドドンパ娘を超えるヒット曲が出ることがなかったため、そのままドドンパブームは終息しました。しかし2004年に2004年に氷川きよしが「きよしのドドンパ」を出しヒット曲として返り咲きます。
いつでも夢を(橋幸夫と吉永小百合のデュエット)
この歌は1962年9月20日にビクターレコードからリリースされた、作詞佐伯孝夫さん、作曲吉田正さんの歌唱曲です。佐伯の詩ができると吉田の手により作曲されたが、作曲にあたって吉田正さんは、吉永小百合さんが歌いやすいように作曲していたようです。橋幸夫さんと吉永小百合さんは両者ともに、多忙な日々を送っていて、レコーディングの時には別々の音源を一つにして収録されました。
あゝ上野駅(井沢八郎)
1964年5月に発売された、作詞関口義明さん、作曲荒井英一さん、歌唱は井沢八郎さんの演歌です。作詞を担当した関口義明さんは、上野駅で見かけた集団就職の少年たちを題材に詞を書いたため、父親が失踪して困窮して集団就職をした谷田部みね子の設定と合致したものとなっています。谷田部みね子のように、団塊の世代を中心に「心の応援歌」として多くの人々に勇気と感動を与えた楽曲であり、井沢の代表曲との呼び声も高いです。
様々な歌手によって歌われ、1982年の「第33回NHK紅白歌合戦」では、福島県郡山市出身の西田敏行が歌唱し、井沢八郎さんが亡くなった時にはNHKで2007年8月11日に放送された「第39回思い出のメロディー」で、追悼として氷川きよしが歌唱しました。
さらにその後、井沢八郎さんの娘の歌手であり女優でもある工藤夕貴さんが「あゝ上野駅はパパの残してくれた大きな宝物。だから、あゝ上野駅は私が歌い継いでみせます」と宣言しています。
夏の思い出(石井好子)
この童謡は1949年6月13日に作詞江間章子さん、作曲中田喜直さんで、NHKのラジオ番組「ラジオ歌謡」にて石井好子の歌で放送されました。この時から当時の日本の人たちの心をとらえ、夏の思い出の曲のなかで登場し日本百景に選定されている、福島県新潟県群馬県の三県にまたがる盆地状の高原尾瀬が有名になるほどでした。音楽の教科書に掲載されることが多いため、大人から子供まで幅広い年代がこの曲を知っています。
ちなみに曲のなかでは尾瀬の地のことに関して美しく情緒的に書かれていますが、作曲を担当した中田喜直さんは尾瀬に行ったことがありませんでした。しかし作曲から約40年後の1990年のに中田喜直さんは尾瀬に行ったなどのエピソードがあります。教科書に掲載されている以外に、川越線武蔵高萩駅の発車メロディーで夏の思い出のアレンジバージョンが使用されていましたが、現在は使用されていません。
見上げてごらん夜の星を(坂本九)
この歌謡曲は元々はミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の劇中の主題歌としてコーラスグループが歌っていました。その後1963年5月1日に作詞を永六輔さん、作曲をいずみたくさん、歌手坂本九さんによって発表され、またたくまに大ヒットになりました。地方から東京へ集団就職し定時制高校に通っていた生徒たちは、昼間に仕事をして夜に眠い中で勉強してこの名曲を聴いて励まされたとされています。
2002年、全国の天文台が行ったインターネット調査で「星で思いつく歌」という質問に対して、ディズニー映画ピノキオのテーマ曲「星に願いを」に次いで、「見上げてごらん夜の星を」が2位に選出されています。その他にも茨城県笠間市では17:00に福岡県大川市では18:00に「見上げてごらん夜の星を」が防災行政無線チャイムとして市内全域で流されています。また現在有名なグループゆずが、2006年と2016年にカバーしています。
恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
恋のバカンスは1963年4月に日本人の女性歌手グループザ・ピーナッツによって発表された歌謡曲です。舟木一夫さんの「高校三年生」、梓みちよさんの「こんにちは赤ちゃん」、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」等と並ぶ大ヒット曲として有名です。後々に多くの歌手によってカバーされています。そのため現在でも知名度が高く、広い世代で親しまれている曲です。
真赤な太陽(美空ひばり)
真赤な太陽は作詞吉岡治さん、作曲原信夫さん、歌を有名演歌歌手美空ひばりによって作際され、1967年5月25日にリリースされた楽曲です。元々は美空ひばり芸能生活20周年記念アルバム「歌は我が命~美空ひばり芸能生活20周年記念」に収録する為に制作された曲で、美空ひばりの周囲のスタッフや、美空ひばりの母親からもシングル化を推奨されたことから、アルバムからシングル・カットとして発売されることになったようです。
美空ひばりといえば「天才少女歌手」や「歌謡界の女王」と評価され昭和の歌謡界を代表する歌手の1人でした。しかし、「真赤な太陽」を番組で歌う場合などでは当時30歳だったひばりがミニスカートを着用し、ゴーゴーダンスを踊りながら歌うなど、それまでのひばりのイメージとは大きく異なるイメージを植え付けた曲でした。
ひよっこの主題歌を歌った桑田佳祐さんをはじめ、井上晴美、ゴスペラーズ、さだまさし、テレサ・テン、ラスボスと若い人たちに有名な天童よしみ、声優とともにアニメソングの歌手をする水樹奈々など、多くの歌手によってカバーされている曲なために、広い世代で「真赤な太陽」の曲を知る人が多いです。
三百六十五歩のマーチ(水前寺清子)
三百六十五歩のマーチは作詞星野哲郎さん、作曲米山正夫さん、歌を水前寺清子により作曲され1968年11月10日にリリースされた曲です。この歌謡曲は、題名もさることながら、歌詞も前向きに一日一歩ずつ歩み続ける人生を励ます行進曲調の曲です。
週刊少年ジャンプの漫画「こち亀」の実写映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所THEMOVIE勝どき橋を封鎖せよ!?」の主題歌として採用され、主人公の両津勘吉を演じる香取慎吾が歌いました。
また、震災や災害によって大きなダメージを受けた人々や土地が復興しようとする励ましとして、この曲が歌われたり、2016年の熊本地震では復興を目指す地元を紹介するミュージックビデオのために、歌詞の一部を変えたものが制作されました。このときのミュージックビデオには水前寺自身も出演しています。さらに2017年7月兵庫県警察音楽隊が「サギ犯にワン・ツー・パンチ歌ってなくそうサギ被害」を制作するなどしています。
この広い野原いっぱい(森山良子)
この広い野原いっぱいは、作詞小薗江圭子さん、作曲森山良子さん、歌を森山良子さんによって作成され、1967年1月2日にリリースされたフォークソングです。歌詞は見渡す限りの大自然を、すべて捧げるかわりに、あなたからの手紙が欲しいと願う切ない内容となっています。小学校の音楽の教科書にも採用され、1974年にNHK番組の『みんなのうた』でも採用されて全国的に放送されているため、広い世代で知られている歌です。
2000年の夏に発売された、プレイステーション用のゲーム「ぼくのなつやすみ」では、母親が臨月を迎えたため田舎の親戚の家へ預けられた9歳の少年が、多くの自然のなかを昆虫採集や魚釣りをして活き活きと遊ぶために、大藤史が歌う「この広い野原いっぱい」が主題歌として採用されています。
こんな歌まで挿入歌として使われていた
連続ドラマ小説ひよっこでは、昭和懐かしい雰囲気を出すために、当時の人々がよく耳にしていた歌や童謡をドラマのなかに組み込みました。そのなかには、当時のCMソングもありました。レトルトカレーを売り出したハウス食品の「印度カレー」CMソングや、お菓子屋チョコレートを販売していた森永の「エールチョコレート」CMソングも、ひよっこのなかで流れています。
ひよっこに登場した童謡を一覧で紹介!
庭の千草(ロシア民謡)
この民謡は「庭の千草」は、もともとはロシアの民謡の曲で「夏の名残のばら(The Last Rose of Summer)」という題名の、アイルランドの詩人トーマス・ムーアの書いた詩が元となっています。
「夏の名残のばら」を日本の翻訳家里見義が翻訳し、「菊」というタイトルをしました。しかし歌詞の冒頭に「庭の千草も。むしのねも。かれてさびしく。なりにけり」とあるため、その冒頭の部分がそのままタイトルとして認識されたのです。
元となった「夏の名残のばら」は、様々な作曲家たちの手により多くの編曲や変奏曲が作られました。その中には世界に名だたる作曲家として名を遺すルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「アイルランドの歌第2巻」「フルートとピアノのための6つの各国のアリアと変奏曲」や、ドイツのピアニストとフリードリヒ・カルクブレンナーによる「アイルランドのアリアに基づくピアノのための幻想曲」などがあります。
ひょっこりひょうたん島(前川陽子、ひばり児童合唱団)
この童謡はNHKで放送された人形劇「ひょっこりひょうたん島」の主題歌です。作詞は井上ひさしと山元護久の二人が、作曲・編曲は宇野誠一郎、歌唱は前川陽子とひばり児童合唱団によって収録されました。NHKの有名な人形劇の主題歌なために、子供をターゲットにした歌手や、多くの歌手によってカバーされ、「モーニング娘。」のシングル「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」が2003年2月19日にリリースされています。
幸せなら手をたたこう(坂本九)
この童謡は、1964年に坂本九が歌ってヒットし、童謡としてとても親しまれています。作詞を担当した早稲田大学人間科学部名誉教授の木村利人さんが、学生時代フィリピンでボランティア活動をしていた際に原曲を耳にして、帰国してからその原曲に歌詞をつけたものが元になっています。それを仲間内で歌っていたところを耳にした坂本九さんが、うろおぼえのその曲をレコード化したものが、一般的に我々が知っているものです。
発売した当初は、作詞作曲をしたのが誰か判明せず「作詞・作曲者不詳」とレコードに書かれて発売されていましたが、後々に木村利人さんが名乗り出て、以降のものには木村利人さんの名前が作詞作曲者のところに書かれています。1965年の春には、第37回選抜高校野球大会の開会式入場行進曲にも使用され、2007年には文化庁が発表した日本の歌百選に選出され、保育士試験課題曲に取り上げられるほど一般的な童謡になっています。
手のひらを太陽に(宮城まり子)
この童謡は1961年の「NETニュースショー」で番組内で音楽を流すコーナーがあり、当時台本構成をしていたやなせたかしさんが自分で作詞した「手のひらを太陽に」を、知り合いのいずみたくさんに作曲をしてもらい発表した童謡です。「手のひらを太陽に」を投じ歌ったのは、いずみたくさんに推薦された宮城まり子さんです。
童謡手のひらを太陽にの歌詞に込められた意味は、厭世的な気分になって追い込まれていた時、暗いところで自分の手を懐中電灯で冷たい手を暖めてながら仕事をしていた時に、ふと手を見ると真っ赤な血が見えたこと、そこから自分の生を実感し、自分を奮起させるためにこの歌詞を作ったとしています。
1965年にレコードから発売され、第16回NHK紅白歌合戦で歌唱すると、大きな反響があり、それ以降NHKの童謡を流す「みんなのうた」のコーナーや、小学校の教科書など様々なところでこの童謡を耳にすることができます。2006年に日本の文化庁と日本PTA全国協議会が、親子で長く歌い継いでほしい童謡日本の歌百選にも選ばれています。また、多くの歌手がこの歌をカバーし、映画やCMの主題歌、挿入歌として選ばれています。
やんなっちゃった節(牧伸二)
元々は、アメリカ合衆国のポピュラー楽曲で、原曲の旋律と歌詞は1860年代にレレイオホク王子によって書かれたものです。原曲は「カーウア・イ・カ・フアフアイ (我々二人は飛沫を受けている)という題名で、ハワイ語の歌詞は恋人ふたりの密会を歌ったものです。それをウクレレを使った漫談を芸としたコメディアンの牧伸二さんが「タフアフアイ」の旋律に乗せて「ああやんなっちゃった…」と続ける歌詞をつけたものです。
ひよっこの桑田圭祐さんが歌う主題歌を紹介!
ひよっこ主題歌「若い広場」
NHKの連続ドラマ小説のひよっこには数々の童謡や歌が挿入歌として使用されました。ここで、ドラマひよっこの主題歌となった曲についても触れておきましょう。主題歌を担当したのはなんと桑田佳祐さんです。桑田佳祐さんといえば、日本で有数のロックバンド・サザンオールスターズのリーダーで、「勝手にシンドバッド」でメジャーデビューをしてから数々の歌でヒットを飛ばし、飛ぶ鳥をことごとく撃ち落としてきた人物です。
そんな桑田佳祐さんが、初めてソロでNHKドラマに楽曲提供したものがひよっこの主題歌「若い広場」です。その歌詞について多くの意味や思いを込めており、様「自然と自分の人生を今一度辿っていく感覚とともに、夢と希望に溢れた日本の未来に思いながら書いた」とコメントしています。ひよっこの主演を務めた有村架純さんは「懐かしく感じるメロディー、暖かくてとても心地よく、聴き入ってしまいます」とコメントしています。
さらに2017年7月21日に放送されたテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演したとき、司会者をしているタモリさんは歌手の桑田佳祐さんに対して、ひよっこの主題歌「若い広場」の歌に関して「すごい懐かしい感じが出ていますよね。昭和の感じが」とコメントをしています。タモリさん以外にも、多くのひよっこを見て来たファンは、それ以外の人からも「昭和の懐かしい雰囲気がする」といった感想がでています。
そんなひよっこ主題歌の若い広場はのイメージビデオは、ひよっこのような昭和の空気が漂うホームドラマ風の世界が描かれています。昭和のような場所で、歌手の桑田圭祐さんが昔は歌声喫茶で人気を博したほどの歌手だったものの、今はしがない労働者として晩酌のビールを楽しみに毎日を生きるオヤジと、お茶の間を舞台に繰り広げられる人情あふれるドラマの雰囲気を感じさせる人物の一人二役を演じています。
ひよっこの桑田圭祐さんの歌う主題歌に批判の声が?
紅白がきっかけで批判殺到?
2017年12月31日の第68回NHK紅白歌合戦でひよっこの主題歌「若い広場」を披露されています。しかしそのとき、過去の紅白歌合戦を知っている人たちにとっては、心配の種となっていました。なぜなら2014年の紅白歌合戦時に「ピースとハイライト」という曲を披露しています。紅白歌合戦でピースとハイライトを歌うときに桑田佳祐さんが行ったパフォーマンスが、政権批判や反日ととれる部分があったからです。
このことに関して問題のパフォーマンスが行われた紅白歌合戦以降、ピースとハイライトの曲とそれを紅白歌合戦で披露した桑田佳祐さんに批判が集中したのです。当時のことを問題視した人やそのことを知っていた人たちは、再び桑田佳祐さんが主題歌で紅白歌合戦に出演することに関して一種の心配といった表情を向けていました。さらには心配を通り越して、桑田佳祐さんに関して否定的な感想を述べているコメントまであります。
主題歌に残念だという声があがる理由とは?
NHKの連続ドラマ小説のひよっこの主題歌を誰が担当するかを、予想する動きがありました。そのなかには、多くの主婦にファンが多い「嵐」や「星野源」などなど数々の人気な歌世に送り出してきた歌手が名を連ねています。そんな予想の中から、誰も予想だにしていない、そしてこれまでに前例がない桑田佳祐さんが初めての主題歌を提供することに発表されました。これらから「(期待が外れたため)残念だ」といった意見があります。
さらに紅白歌合戦で過激なパフォーマンスをしたために、マイナスイメージがまだ払拭されていなかったために、NHKの連続ドラマ小説を見て来たファンの人々のなかには「(桑田佳祐さんが主題歌を担当して)残念だ」といったコメントをしているファンの方々もいました。
ひよっこの挿入歌「恋のうた」が話題に!
「恋のうた」を歌うのは太田裕美!
NHKの連続ドラマ小説のひよっこには、主題歌を含めて多くの素晴らしい歌や童謡が挿入歌として使用されています。そのなかで抜きんでて注目を浴びているのが、ひよっこの挿入歌「恋のうた」です。この歌は、他のストーリー上で使用される曲とは違い、ドラマひよっこを見ていれば、たびたび背景でBGMとして流れているのを聞くことができます。そのために印象に非常に残りやすい歌なのです。
ドラマ音楽を担当している宮川彬良さんが作曲するミディアムテンポな歌です。2017年8月30日発売の連続テレビ小説「ひよっこ」オリジナルサウンドトラック2に収録されています。作詞を担当したのは、1972年1月19日生まれの宮城県仙台市出身のフリーアナウンサーで、近年は作詞・訳詞家でも活動している安田佑子さんです。作曲家としてはひよっこの挿入歌「恋のうた」の前に「風のオリヴァストロ」の作詞も担当されていました。
アナウンサー時代は「エクスプレス」「おはよう!グッデイ」「「防災特別番組」」のリポーターや、「嶌信彦のエネルギッシュトーク」「嶌信彦人生百景志の人たち」のレギュラーとしても出演されています。
さらには名だたる数々のラジオCMや、「香港映画祭オープニングイベント司会」「東京国際映画祭アジア賞授賞式司会」「女性誌・男性誌ファッション、コスメ等カルチャーイベント司会」イベント司会など幅広く活躍されています。
「恋のうた」はどんな歌?
ミディアムテンポな曲調で、ドラマひよっこのなかでは度々この曲が繰り返し流れることがあります。最初の方は安部さおりが登場するときに流れてきた曲なために、「さおりのテーマソング」と呼んでいる人もいらっしゃいます。しかしひよっこのストーリーが進むにつれて、ドラマひよっこに登場する女性が恋のいろいろをするときに流れる曲なのだと判明しています。さながら「ひよっこの恋のテーマソング」とも言えます。
さらには女性たちが自身の恋愛事情の他に、人生で起こった問題に果敢にも立ち向かうシーンや、恋が成就して浮かれて踊るシーンなど様々なときに恋のうたが挿入歌として使われています。そのために、前向きな女性たちへの応援歌といった意味合いもあると考察するファンもありました。
ひよっこの挿入歌・曲一覧まとめ!
両親や、もしくは自分自身が効いていて「あ、懐かしい」と思えるような素敵な主題歌や、歌や童謡の数々がひよっこには挿入歌として使用されています。今回の記事を読んで、どのようなシーンにどの挿入歌が使用されていたのか、知りたいとおもった方は、ぜひ、NHKの連続ドラマ小説ひよっこを見てください。きっと懐かしい気分にひたることができるようになり、谷田部みね子の頑張りや元気をわけてもらえるでしょう。