2018年02月16日公開
2018年08月29日更新
キングダムの騰(とう)将軍はどんな人物?名言・名シーンも紹介
キングダムの騰(とう)将軍を徹底解説!王騎(おうき)将軍のもとを離れた現在の活躍は?また奇想天外な行動をよく起こす彼の名言・名シーンは?本記事ではキングダムファンの間で人気のある騰(とう)将軍を中心に、ライバルや主人公である信を紹介します!
目次
キングダムとは?
キングダムとは2006年より連載されている中国の春秋戦国時代を舞台とした時代活劇漫画です。内容は主人公の信が下民から将軍になるまでの背景、そして秦国の王である嬴政(えいせい)と共に中華統一を果たす夢を描いています。本記事である騰(とう)将軍とは王騎将軍を通して交流があり、信が成長していく際に欠かせない存在となっています。
キングダムにおける将軍とは?
キングダム作中では昭王が秦国を治めていた時代から「秦国六大将軍」というものが存在しています。その六人の将軍たちは一人の軍で一国に匹敵するほどの武力・知力を携えており、敵国からも恐れられる伝説の存在でした。そして王騎将軍が倒れた事により新たなる「一大将軍」が選ばれようとしています。騰が明確に六大将軍に選ばれたという描写はありませんが、秦国武将の最高地位である「大将軍」に選出されています。
キングダムの騰(とう)将軍とは?
騰(とう)将軍は王騎将軍が率いる「王騎軍」副将としてキングダム作中に登場。物語が進み王騎将軍が命を落とした後は、自ら王騎軍の残党を率いて見事に軍を復活させ、秦国に欠かせない将軍になりました。戦闘中の口癖は「ファルファル」とキングダム特有の奇声を発しながら敵を撃つ姿が印象的です。また尊敬する王騎のものまねをするなど、何を考えているか分からない魅力がありキングダムファンの間で人気のキャラクターです。
王騎将軍とは?
秦国六大将軍の一人、通称「天下の大将軍」です。中華全土に名を馳せた武人であり、生きた伝説として語られていました。ですがキングダム作品中で最強と噂される龐煖(ほうけん)との一騎打ちの最中に、後ろから敵国に弓矢で撃たれその隙に龐煖に切られ命を落としました。大矛を使う戦闘を得意としており、この世を去る前にその大矛をキングダム主人公である信に託しています。
王騎将軍亡き後の騰将軍の行動は?
王騎が龐煖(ほうけん)に打たれ王騎軍を託された騰将軍。キングダム作品中ではしばらく姿を見せる事がありませんでしたが、秦国侵略攻防となった「合従軍戦」で将軍として登場し、臨武君を討ち取る武功を上げました。そして次々に武功を積み重ねていった結果、蒙武(もうぶ)に続く秦国二人目の大将軍に任命。その後は王賁(おうほん)に重要な作戦を任せるなどして、武力だけでなく知力を存分に発揮した戦い方を披露しています。
キングダムにおける騰(とう)将軍の名言・名シーンは?
常人では思いつかない戦略・戦闘方法を行う騰(とう)将軍の名言・名シーンを紹介します!キングダムは男たちが命に変えてでも戦いに勝利するという胸が熱くなるような言葉もあれば、生き残った者たちへ託す想いなどの涙なしでは語れない名言・名シーンが多く存在します。その中でも騰将軍はキャラクターと同様に少し変わった表現を言葉で表す事が多いです。
【騰(とう)将軍の名言・名シーン①】ファルファルファルファル
キングダムファンに騰(とう)の名言・名シーンを上げるなら?と聞けば間違いなく上がる言葉です。主に戦闘中に敵を切りつける時に叫びます。バリエーションとしては他に「バルッ!」「フェル」などがあり、強敵と戦う際や最後の一撃で力を込めた時に「ファル」以外の言葉を使いがちです。キングダムを読んでいない方には理解しがたいでしょうが、立派な名言・名シーンです。
【騰(とう)将軍の名言・名シーン②】天下の大将軍だ
これまでは自らが望んで王騎軍のナンバー2として戦ってきましたが、王騎が倒れ初陣となった際にこれからの覚悟を示した言葉です。事実この戦を終えた後に秦国の大将軍に任命されました。ですがまだ大将軍に任命される前に言い放った言葉なので、騰(とう)の部下である録嗚未(ろくおみ)からは「あんたはまだ違うだろ」という心の声のツッコミが入っています。
【騰(とう)将軍の名言・名シーン③】我が主であった大将軍王騎の死はお前を強くした。そして・・私は元から強い
大戦を前に口数が少なくなっている蒙武に対して騰が言い放った言葉です。蒙武は王騎に対して「俺の方が強い」と日頃から言っており、実際に直接対決する事はなく王騎将軍は命を落としました。そのため王騎の力を知る事ができなかった、見えない壁をどこまでも追いかけた事が蒙武を強くしていった事に由来しています。お茶目な騰が真面目に話した貴重なシーンでもありキングダムファンの中で人気の言葉。
【騰(とう)将軍の名言・名シーン④】私には中華を股にかけた大将軍王騎の傍らで支え続けた自負がある
楚国の将軍「臨武君」と騰が対決した際に言った言葉です。臨武君は広大な国で膨大な人口が存在する楚国で選ばれた将軍こそ本物と思っており、それを騰に言い放ちますが、王騎と共に死地を何度も切り抜けてきた自分にはそれ以上の気概があると言いながら臨武君を倒しました。王騎の下でナンバー2に甘んじてきたわけではなく、自らが望んで大将軍に仕えていたという事です。
【騰(とう)将軍の名言・名シーン⑤】頼みましたよ、騰・・ハッ!
何気ないような言葉ですが、王騎が命を散らす間際に王騎軍の事を騰に託した最後の言葉です。いつものように凛とした態度で王騎将軍の言葉に返事をしていた騰でしたが、握り込んだ拳は爪が食い込み悔しさと虚しさから血で真っ赤に。最後まで副官として泣き崩れる事無く、大将軍を見送った男の姿がそこにはありました。キングダムファンの中では涙なしで語れない名言・名シーンです。
【騰(とう)将軍の名言・名シーン⑥】あの世で同金・鱗坊・録鳴未と酒でも飲むがいい
部下である同金と鱗坊を敵国の将軍に打ち取られ、敵討ちを果たした時に言い放った言葉です。敵の実力は認めそれを打ち倒し、あの世の仲間たちと酒を飲めという器の大きさを感じます。ちなみに録鳴未はこの時に生きており、本人に聞こえるように言ったユーモアたっぷりの言葉。緊迫した雰囲気の中で録鳴未はよく騰にからかわれています。
【騰(とう)将軍名言・名シーン⑦】ハッ、豚の発想です
己の実力を過信する敵国の将軍「渉孟(しょうもう)」について王騎将軍と話していた時に、騰将軍から零れ落ちた言葉です。キングダム作中によく出現する自身を最強と自負している敵将でしたが、あっさり王騎将軍に倒されました。つかみ所のない騰ですが絶対服従している王騎と話す際に、彼につられてよく毒舌が出ます。
【騰(とう)将軍名言・名シーン⑧】渉孟も鱗坊も勘違いしている、 強さの底が知れぬのは…我らが殿の方だ
敵国の将軍である渉孟(しょうもう)を警戒する王騎軍の軍団長たちへ言った言葉です。これまで何でも王騎の背中を任されながら戦い、王騎の強さに底がないという事を確信している信頼を込めた言葉でもあります。この後予想通りに渉孟は王騎に一刀両断されました。
【キングダム】騰将軍を要する秦国将軍を紹介!
騰の他にも秦国には凄まじい武力・知力を持った将軍が存在します。大矛の一払いで数十人の人間が吹き飛ぶ強力を持っていたり、敵将を手の平で転がすような軍略の天才も活躍。秦国の王様である嬴政(えいせい)が中華統一を行う際にかけがえのない将軍たちを紹介します。
【キングダム】蒙武(もうぶ)将軍
自他共に秦国最強の武力を持った将軍です。秦国防衛戦では楚国最強の男汗明(かんめい)を打ち倒し中華最強の武力を誇示しました。その後に行われた論功行賞では、秦軍全体の第一功として大将軍に任命。息子に蒙恬(もうてん)、父に蒙驁(もうごう)を持つ武人一家です。戦闘スタイルは士気を高めた兵たちで一気に押し潰す力押し。
【キングダム】麃公(ひょうこう)将軍
戦場に生れ落ち、戦場で生きる戦闘狂の将軍です。戦を「燃え盛る大炎」という独特の感性で表して、勝利のためならば歩兵の犠牲を省みず、敵軍の急所を突き戦果を挙げるという冷酷な一面も持っています。秦国攻防戦で王騎将軍を討ち取った龐煖(ほうけん)と一騎打ちになり、キングダム主人公の信に盾を託し命を落としました。信が初陣で命を預けた将軍。
【キングダム】桓騎(かんき)将軍
元蒙驁(もうごう)軍の副将で秦南方の野盗団の首領。生まれが一世代早ければ六大将軍に選ばれていたとも言われる知力の持ち主で、王騎や蒙恬(もうてん)からも化物と評されています。攻め落とした敵国の兵の首を容赦なく切り落とし晒す「首斬り桓騎」という残忍な性格で恐れられており性格に難あり。蒙驁亡き後は将軍として自らの兵を率いて戦っています。
【キングダム】王翦(おうせん)将軍
元蒙驁(もうごう)軍の副将。王騎の血筋でいう「王家」の本家にあたる人物です。キングダム作品中では将軍の座に興味はなく、自分の国を持つという危険な思想を持っています。恐ろしい形相を模した鎧に身を包み、目元を隠す仮面を付け、部下さえも信用していない目を向ける。地形を生かした軍略の天才で六大将軍に割って入る才能の持ち主と言われています。
【キングダム】張唐(ちょうとう)将軍
張唐将軍ぐわあァァ! pic.twitter.com/5P9L18HIa0
— アガハリ (@agahariya) July 28, 2016
15歳で初陣して以来50年間、秦を守り続けてきた古参の将軍です。秦国防衛戦にて初登場し敵国の毒に犯されてしまいますが、自分の命が終わろうとしている間際に嫌悪していた桓騎に対して、「秦国一の将軍になれ」と言葉を残し最後を迎えます。武人として戦場で切られ散る事を望んでいた彼は、毒という卑怯な武器を使った敵に激怒して一刀両断にしました。
騰(とう)将軍を知ってキングダムをもっと楽しもう!
今回はキングダムで大人気の騰将軍について解説しましたがいかがだったでしょうか?荒々しい男たちの中で少しお茶目で熱い心を秘めた騰将軍を知ればキングダムはより楽しむことができます!これからの謄将軍の活躍に注目してみましょう!