2021年04月16日公開
2021年04月16日更新
凪のお暇の名言集!心に刺さるシーンや印象的なセリフ・言葉を一挙に紹介
ドラマ『凪のお暇(いとま)』では、数々の名言が話題になりました。人生に真剣に悩むキャラクターたちの、心から出た素朴なセリフが魅力です。名言の前後のシーンもまとめて、『凪のお暇』を振り返っていきます。今回は主人公の女性・凪(なぎ)と、彼女に恋する隣人のゴンを中心に、『凪のお暇』の名言集をご紹介します。ハッと目の覚めるような深みがあり、飾り気のないどこか愛らしい『凪のお暇』の名言の数々をまとめていきます。
目次
凪のお暇とは?
凪のお暇の概要
『凪のお暇』は、2019年7月から9月にTBSで放送された全10話のドラマです。原作はコナリミサト先生の漫画で、「Eleganceイブ」で2016年から現在(2021年4月)も連載中です。8巻まで刊行され、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました。連載中の漫画をドラマ化したことで原作と違う点も指摘されましたが、ドラマも国内で数々の賞を獲得し、アジアコンテンツアワード(2020年)では優秀賞に選ばれました。
凪のお暇のあらすじ
『凪のお暇』の主人公・大島凪は人の顔色を窺って生きる28歳の会社員で、交際していた我聞(がもん)慎二が他の同僚に凪の悪口を言う場面に遭遇し、過呼吸を起こし倒れてしまいます。日頃から様々な我慢をしていた凪は、会社を辞め、殆どの物を捨てて小さな古いアパートへ引っ越し、趣味だった節約術を活用して新しい生き方を模索します。個性的な隣人のゴンやご近所さんたちとの交流は、凪の価値観と心を広げていきます。
凪のお暇の名セリフや名シーン・名言集~主人公の凪~
名言①「空気は読むものじゃなくて…」
『凪のお暇』のドラマ第1話より、名言集の中で最も有名な名言を紹介します。断捨離生活を始めた凪の家を、元カレの慎二が突然訪れます。物を捨てたくらいでお前は変われないと、復縁を迫る慎二。同僚に凪の悪口を言ったのは「そういう空気」だったからと弁解して、「わかるだろう」と理解を求めます。しかし「空気を読め」という圧力に、我慢を重ねてきた凪は強い抵抗を覚え、「もう空気を読みたくない」と叫びます。
「空気って読むものじゃなくて、吸って吐くものだ」
過呼吸に陥った凪が言ってこその名言です。以前から凪は「空気読んでいこう」と自分を叱咤し、無理をして他人に合わせていました。その結果、呼吸すらままならなくなって倒れてしまったので、他人の顔色を読むより自分が生きる(呼吸する)ことの方が大事だと気づきました。慎二に嫌われたくなくて我慢し、隠していたことを次々に暴露したシーン後の、『凪のお暇』名言集を代表するような名言です。
一方、慎二は「空気は自分で作るもの」「読んだら負け」と考えていました。「空気を読まされる」つらさを知っているからこその自衛方法です。慎二は凪の、がんばって空気を読むところが好きでした。しかし倒れた凪を見て慌て、恐怖しました。凪を死ぬほど苦しめてしまっていたと改めて自覚した慎二は、このシーンでは一旦退却します。空気を読むことも人に読ませることもしない、新しい生き方を志す凪の名言でした。
名言②「他人に思いっきり嫉妬したあと…」
凪と同じアパートに住む小学生の白石うららは、母子家庭で金銭的な余裕がなく、働く母の帰りが遅くて寂しいと悩みながらも、学校では明るく流行に詳しい振りをしていました。「ずっとママが家に居て、なんでも買ってもらえる」友達への妬みを隠し、変わった家の子と弾かれないよう嘘をついていると自省するうららを、凪は「(『よそ』と『うち』は)絶対に比べちゃうよね」「うららちゃんは悪くない」と肯定します(第2話)。
「他人に思いっきり嫉妬したあと、目の前のことで工夫してみることも楽しいよ」
ありのままの自然な感情を認めつつ、さらに前へ進むために、今自分の手に届く何かを実行しようという『凪のお暇』の前向きな名言です。実際にこのシーンの後、凪はうららにあやとりや美味しいビスケットの食べ方など、お金が掛からず楽しめる工夫の数々を教えて懐かれます。凪も幼い頃から母子家庭で育ったため、うららの嫉妬や悩みに共感できました。過去に編み出した「工夫」の共有は、凪自身の肯定にもつながります。
名言③「自分でなんとかして…」
『凪のお暇』の凪と母の関係をまとめます。第9話で登場した凪の母親は、蒸発した夫に代わって長時間働き、凪を厳しく躾けました。以前の凪が人の顔色を窺い、我慢してトラブルを避け、評判や世間体を極度に気にしていたのも、母の強硬で執拗な言いつけが原因でした。母は、凪が会社を辞めて古いアパートに住んでいることを詰問します。慎二が「自分と婚約している」と嘘をついて凪を助けると、両家の顔合わせが強行されます。
慎二の家族に対し、自分と凪をよく見せようと見栄を張る母。しかし慎二の兄の乱入で一家の問題が浮き彫りになると、一転し「あんな相手を選んで」といったセリフで凪を責めます。凪を庇い、今も家族の間で苦しんでいる慎二を貶され、凪は恐る恐る、母の嫌いなところの数々を口にします。驚いた母に掴まれた腕を振り払って、凪は母に通告しました。「私お母さんのためには生きられない」。
「自分で何とかして。私も自分で自分をなんとかするから。」
凪の母は、自分がした苦労を娘にはさせたくない思いが強く、学歴や整った見た目、周囲からの高い評価を凪に求めました。しかし自分が実現できなかったキャリアや幸せな結婚を、凪を操って獲得させ、自分の手柄と錯覚したい気持ちもあったようです。母は凪に従順さと感謝を強要し、思い通りにならないと凪の根底を否定するような酷い叱責と共に、「(お母さん)死ぬしかない」と弱った態度を見せ、凪の罪悪感を煽っていました。
母子で功績も悪い評判も共有する、と書くと美しい家族愛のようですが、その強要は子どもの自由を損ないます。凪は、母の問題は母が解決するもの、自分の問題も母ではなく自分の見方と方法で解決していく、と母子の人生を分けて考えました。しかし場を離れると、凪は「お母さんにひどいこと言っちゃった」と子どものように大泣きします。働き者で娘を「愛する」母への感謝も慕情も、期待に応えたい気持ちも、また凪の本心でした。
名言④「みっともない自分の方が…」
期待に応えない自分の方が、みっともない自分の方が、私生きてて楽しいんだ。
同じく9話より、母へ訴える凪の名言です。母の期待とは、誰もが羨む成功という、持たざる者の幻想です。実現するのが己ではないから、娘への愛情と謳って、実際にはとても難しく相当無理をしても全ては叶えられないようなことも、次々と要求します。しかし新生活や多彩な交友を通して、世間体や常識よりも自分自身の本心の方が楽しく生きるためには重要だと学んだ凪は、母の期待に応えない生き方を選びます。
以前、毎朝1時間もかけてアイロンで髪を真っ直ぐに伸ばしていた凪は、幼い頃から母に「みっともない」と詰られた天然パーマの髪型を、あまり整えないまま今は過ごしています。うららに「触りたい」と望まれ、ふわふわと褒められた髪です。慎二も、親と会う前の凪の緊張を見抜いて勇気づけるためか、「モジャモジャがいい」とそっけなくも愛のあるセリフを呟きました。
見た目でも才能でも嗜好でも、生まれ持ったものを親に否定されるのはつらいことですが、ありのままの自分で生きようとする凪を慕う人々と出会い、彼女は母に「みっともない」と言われる自分を好きになれました。ドラマ9話は、凪も慎二も家族とつらい衝突をしますが、凪の母への啖呵を始め、名言集を飾る心打つセリフが目白押しの展開でした。次は、魅力的な隣人・ゴンの名言をまとめていきます。
凪のお暇の名セリフや名シーン・名言集~ゴン~
名言①「もっと力を抜いていいんだよ…」
3話より、隣人・ゴンの名言です。凪の引っ越し先のアパートで、偶然の対面を重ねて親しくなった謎の男性・安良城(あらしろ)ゴンは、緩い服と優し気な雰囲気を纏った自由人です。イベント・オーガナイザーとして夜にクラブで仕事をしているらしく、会社を辞めて無職でいた凪と度々顔を合わせます。キャラが濃く、凪との接触も多いため、名言集にはゴンの名言も多く載せられることが多いです。
その日、凪は慎二に別れを告げに行き、素直になれない慎二に辛辣な言葉を浴びせられ、ゴンの部屋を訪ねます。手作りのハイボールを出され、「凪ちゃんと飲みたいと思ってたんだ」と言われて、凪は慎二の前では飲めない振りをしていたと呟き、「こしゃくな女ですよね」と自嘲します。可愛らしいと言われる女性であろうと、自分を偽ってきた凪を、ゴンは「一生懸命『ちゃんとしよう』って頑張ってきたんでしょ」と認めます。
もっと力抜いていいと思うんだよ。せっかくのお暇なんだしさ。
そんな優しいセリフと共に、ゴンは凪にキスをします。凪とゴンの関係は深まり、それが新たな悩みの種にもなりますが、作品名にもある「暇(いとま)」が入った名言で、ゴンの独特なキャラクターと共に話題になりました。「暇」とは、休暇のような一時的な休みや、辞職や離婚のように仕事や役目から完全に離れることも指します。「ひま」とも読むように、単に用事のない時間という意味もあります。
凪は職場や恋人の慎二、以前の「空気」を読んでいた自分と関係したあらゆる人間にまとめて見切りをつけ、「暇乞(いとまご)い」をしました。せっかく決心して自分で手に入れた自由な時間に、過去を悔いて不自由そうに心を痛めている凪に、ゴンは優しく助言します。これまで凪が縛られていた価値観とは大きく異なる考え方をし、実際に心のままに生きているゴンは、凪が新生活を進めるきっかけを与えた重要人物です。
名言②「嫌いなことを口に出して…」
8話に、凪とゴンと慎二が3人でとうもろこしの皮を剥くシーンがあります。凪の実家から大量に送られた物で、凪は苦い記憶を2人に打ち明けます。凪はとうもろこしの見た目が苦手で、子どもの頃に食べずにいたら、母に凪のせいで捨てたと意地悪を言われ、ずっと実家では美味しそうに食べる振りをしていました。母のいない場所で、隠していた苦手意識をようやく口にした凪に、ゴンが言います。
「嫌いなことを口に出して自覚すると、ちょっと楽になるってことあると思うよ。」
このセリフに励まされてか、凪は「とうもろこしが嫌いだ」と確かめるように言います。「嫌い」という否定的な言葉に反して、穏やかな表情が印象的なシーンです。ネガティブな感情を持ってはいけないと、否定したり隠したりすると、かえってねじれて膨らみ、強く意識や心に残ってしまうことがあります。自分はそう思っているんだ、と認めて受け入れた方が、後腐れなく次の思考へ進めるのかもしれません。
名言③「変わりたいって思ったら…」
以下は、凪への恋心を自覚した後のゴンの名言をまとめます。まずは9話の、凪への純情が伝わるシーンから。自分は変われない、と不安を見せる凪の手を取って、ゴンは「これが限界」と言います。以前同じようにデートをした時は目を合わせられたのに、凪を本気で好きになった今は、どんな風に「ぎゅって」(抱擁)していたか、キスしていたか思い出せないと照れます。前の自分とは別人みたいだと言って、ゴンは凪を励まします。
「だから、人って変われると思うよ。
本当に変わりたいって思ったら。」
以前のゴンは、とても優しいがその時一緒にいる相手へ心を注ぐあまり、目の前にいない人間に対しては遅刻や浮気などの不誠実な行動をとってしまう人物でした。「メンヘラ製造機」と称されるほど多くの女性を弱らせ、執着されています。凪もそうなりかけましたが、きっぱりと合鍵を返し、ゴンに自分と親しくなっても廃人にならない女性として一層好かれます。
ゴンは、特別な人には手を握るだけで精一杯な新しい自分を恥ずかしがりながらも、よい方向に変わったと捉えているようです。実際に自分が変わったから、と体現して「人は変われる」と訴える、正々堂々とした説得と応援でした。また同時に、初めて特別に好きになった相手である凪に、ほんの少しの接触と素朴な言葉で自身の純愛をアピールする、ゴンの天性の恋愛センスも発揮されています。
名言④「凪ちゃんだけのちぎりパンに…」
同じく9話の、ゴンの渾身の告白シーンが話題になりました。それぞれ家族との衝突で泣き疲れた凪と慎二が親しい雰囲気で歩いていると、それを目撃したゴンが突然走って来て、「凪ちゃんのことが好き!めちゃくちゃ好き!」と叫びます。告白の方法がわからなかったと言って、山のように多くの鍵を見せます。関係があった女性たちから合鍵を回収してきたようです。これからは凪だけを好きでいるとゴンは訴えます。
「凪ちゃんだけのちぎりパンになる!」
5話で合鍵を返した時、凪はゴンを「ちぎりパンみたいな人」と称しました。次はどんな味か気になって、食べ過ぎたら太るとわかっているのに止められない、美味し過ぎる人、という意味でした。色々な具が入ったちぎりパンを、いつでも食べていいよと差し出してくれる隣人は、魅力的過ぎて乗ってはいけない誘惑のようだという論旨で、凪はゴンの内面も褒めつつ男女の交際を断りました。
それを思い返して、ゴンは自分の魅力を「ちぎりパン」という凪だけに通じる合言葉に託して再アピールしました。さらに、「凪だけの」パンだからどれだけ食べても誰も文句を言えない、もう禁断の味ではない、と伝えたかったようです。これまで数多の女性に私だけを選んでと乞われてきたゴンが、この告白をするのは因果ですが、だからこそ思いついたセリフとも言えます。恋と嫉妬を真の意味で学んだゴンの名言でした。
凪のお暇の名セリフや名シーン・名言集~その他~
名言①「選択肢が増えると…」
次は、アパートの住人たちが発した名言集をまとめます。7話で、新しいことへの挑戦が苦手で悩んでいる凪を、うららの母・みすずがドライブに誘います。慣れない車の運転に怖がっていた凪が、次第に楽しくなってきた様子を見て、みすずは明るく話しかけます。徒歩・自転車・車とそれぞれに、その乗り物でしか行けない場所や見られない景色があると言って、凪に「想像してみてください」と促します。
選択肢が増えると、胸が沸きませんか?
ブワって!
この名言に励まされ、凪はスナックのボーイとして働くという、これまでなら考慮もしなかった選択をします。みすずは建設現場でクレーン車の操縦を担当している女性です。シングルマザーとして他の保護者たちに嫌なことを言われても、生き生きと働き、時間を見つけて娘のうららへ愛情を注ぎます。
女性が一人で子を育て、大型重機を操ることは珍しいと見られがちですが、実際に小学生になった娘に慕われ、見事にクレーン車を乗りこなすみすずには、彼女だけに見える景色があるのでしょう。新しい選択に怯まず、自分の人生を楽しめる女性の強さと清々しさが表れた名言です。
名言②「一緒にいて楽しい…」
5話から、うららの名言です。うららの母・みすずは他の親たちに悪口を言われていました。うららと仲のよい友人も、自分の親に「うららちゃんと遊んじゃだめ」と言われてしまい、一緒に遊べず一人で帰るうららの姿を凪は目撃します。しかしその後、うららと友人は親の目を盗んで、楽しそうに会話していました。驚いた凪に、うららは得意げに言います。
「私たち、大人が思っているほど子どもじゃないし、一緒にいて楽しい子は自分で選べます」
小学5年生のうららの、力強いセリフです。親には親同士の関係があり、あの子と仲よくして、あの子には近づかないでと、つい言いがちですが、実際に直接の人間関係を築くのは子ども同士です。親を通してひとまとめに子どもを判断する大人より、学校や遊びの時間を共有し合う子どもたちの方が、お互いへの理解が深いのでしょう。
親に勧められた子より、自分が一緒に居て楽しい子を友達に選ぶという、うららの聡明さが表れたセリフでした。母・みすずと揃って「選択」に関する名言です。凪も感心しました。他人から邪魔だと、変だと思われないか、過剰に気を遣って自分を抑制していた凪は、母の言いつけを破ってでも自分が一緒にいたい相手を選ぶ、という子どもの姿を確かに目にしました。以下は、慎二の恋愛観に衝撃を与えた名言についてまとめます。
名言③「男女の悲劇の引き金はね…」
2話で、凪の留守宅を訪ねた慎二を、上の階に住む老女・吉永が自室での映画鑑賞に誘います。『風と共に去りぬ』の最後の場面に見入りながら、吉永は語ります。映画の中で男は去って行くが、本当はヒロインを愛していて、それを伝えられないだけなのだという解釈は、凪に対し素直になれない慎二の現状にぴったりと合致していました。映画のヒロインは男を愛していた、二人は両想いだったという暗示に、慎二は涙を零します。
男女の悲劇の引き金はいつだって言葉足らず。彼はただ好きって伝えるだけでよかったのよ
上階に住む吉永は、凪と交流し、慎二が訪れる様子を見て、二人がなぜこじれているのかを見事に把握していました。慎二は凪に対して素直になろうとしますが、凪がゴンと帰って来たので、嫉妬心からまた威圧的な言動をして立ち去ってしまいます。吉永から慎二が何時間も待っていたと聞いて、凪が追いかけると、一時は小声で本音を言おうとしたものの、ゴンに気をとられた凪に勝手にキスをして、平手打ちされてしまいました。
慎二は凪に強気な発言ばかりして素直な愛情を伝えられず、吉永の言葉を思い出して帰路に一人で泣きます。凪を思えば思うほど、心配や感情が加速して厳しく辛辣な言葉を投げてしまう慎二は、長い習慣の自衛の姿勢から、「自分を捨てた」凪に弱みや本心を見せられず、彼女に一度強く疑われた愛情を衒いなく証明することができません。二人の破局は、凪への恋心が本物であったが故に、慎二が自分を変えるきっかけともなるのです。
凪のお暇のドラマキャスト一覧
大島凪役/黒木華
黒木華は1990年3月14日生まれです。「華」は「はる」と読み、「春(はる)のように華やかに生きてほしい」と名付けられました。名門・追手門学院高等学校の演劇部で3年間主役を務め、舞台での活動後、NHK連続テレビ小説『純と愛』でテレビに初出演しました。
『小さいおうち』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの映画でも好演し、日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を3度、優秀主演女優賞を2度獲得しています。2020年に、『凪のお暇』の大島凪役で、アジアコンテンツアワードの主演女優賞を受賞しました。
安良城ゴン役/中村倫也
中村倫也は1986年12月24日生まれです。高校1年生でトップコート事務所にスカウトされ、2018年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』への出演で有名になりました。歌声を評価され、実写版『アラジン』の主人公の声優を務めました。『凪のお暇』で、第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞の助演男優賞を受賞しています。2020年にはベストドレッサー賞の芸能部門を獲得しました。
2021年4月より、『凪のお暇』と同じくコナリミサト先生の漫画が原作のドラマ『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系列)に、主人公・青山一として出演しています。漫画のファンたちに、青山のビジュアルや仕草が「中村倫也にしか見えない」と熱望され、キャスティングが実現しました。
白石うらら役/白鳥玉季
白鳥玉季は2010年1月20日生まれです。1歳から広告などに出演しています。2016年のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でテレビに初出演し、同年の『永い言い訳』で映画デビューしました。2018年の映画『アウト&アウト』では舞台挨拶での落ち着いた様子が話題を呼び、『凪のお暇』では演技力を高く評価されました。繊細で大人びた少女を演じられる有名子役として、大河ドラマ『麒麟がくる』などの大作へ出演を重ねています。
白石みすず役/吉田羊
吉田羊は2月3日生まれです。幅広い役を演じられるように、年齢を非公開としています。舞台女優を経て、2008年のNHK連続テレビ小説『瞳』でのアドリブを交えた演技が注目され、2009年の『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』で映画デビューしています。2015年に『ビリギャル』の主人公の母役で日本アカデミー賞・優秀助演女優賞を、翌年には日本ジュエリーベストドレッサー賞の40代部門を獲得しています。
吉永緑役/三田佳子
三田佳子は1941年10月8日生まれです。数多のスカウトを断わり、1960年に第二東映へ入社しました。『いのち』『花の乱』と、大河ドラマで2度主演した唯一の女優です。1984年の『Wの悲劇』での演技が高く評価されています。1989・1990年と連続して、紅白歌合戦の紅組司会を務めました。1993年に『遠き落日』で日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞、2014年に旭日小綬章を受章しています。
凪のお暇に関する感想や評価
仕事帰ってきてから"凪のお暇"を見てる👀✨
— 如月-kisaragi-(*´ㅈ`*)🌻 (@kisarag03640579) August 16, 2019
凪のゴンさんへの気持ちの決別に息を呑むように見てしまった(´꒳`*)
そして、ドラマに出てくる料理がかなり気になる🎶"
作りたくなるし、料理に纏わる名言とか凄いなって(ˊ˘ˋ*)
例え話に笑いが止まらない!最高!(*´︶`*)ฅ♡
今後どうなって行くのか期待✨
凪はよく料理をしますし、名言の中にも「ちぎりパン」や、関連して「とうもろこし」が出てきました。身近な食材や料理と絡まり合う物語には、現実味が生じてつい見入ってしまうようです。5話の凪も、思いをオリジナルな言葉で表現することで、自分の意思や個性を尊重し始めている様子でした。
明日から学校行きたくない子
— meru* (@micaotome1216) August 31, 2019
ドラマ凪のお暇みるといいよ。
あらゆる登場人物のジーンとくる名言が多くて。
常に受け身で空気を読んでた凪がだんだん能動的に人に興味持ち変わってく…
ぜひ。BGMもいい(◍′◡‵◍)
常に受け身では何も解決しないと思うから。#凪のお暇
『凪のお暇』の名言を、つらくて困っている人に勧めたいという意見もありました。現実を自分の考え方と行動で少しずつ変えていく、そんな力を与える名言が多く、ネット上でも名言集がまとめられています。BGMは「パスカルズ」というアコースティック・オーケストラ集団が担当しました。
凪のお暇、観終わってしまった〜〜😭慎二、おとなになったね…😭最後エプロン付けて豆苗炒めてるのよかったよ😭いろいろ勇気もらえる良いお話だった〜〜明日からがんばるぞ🙌#凪のお暇#高橋一生
— うみ (@CF2jARva2Smjt4Q) April 11, 2021
慎二の成長を見守る人もいました。豆苗とは、凪が節約の一環で育てて食べていた植物です。序盤で「貧乏くさい」と凪を詰っていた慎二が、自炊して豆苗を使っている姿に、凪の長所を素直に認めて見習う前向きさが表れていました。
凪のお暇の名言まとめ
『凪のお暇』の名言をまとめました。ひどく傷ついたことで、控えめな自分の人生をリセットした凪と、様々な自分の生き方を持った人たちとのユーモラスな交流が、多くの名言を生みました。他者の視線や意見を過度に気にし過ぎない強さを、数々の名シーンを通して、凪と一緒にひとつずつ、呼吸をするように自然と学べるドラマでした。『凪のお暇』の名言集の一つとして、ご参照ください。