凪のお暇をネタバレ紹介!作品の魅力とリアルなキャラ、今後のあらすじも考察

大人気漫画「凪のお暇」のネタバレあらすじをご紹介します。ネットのバナー広告などで一躍有名になった「凪のお暇」ですが、世の女性たちの共感を呼び、大人気連載中です。人生をリセットするべくお暇をいただいている凪の生活や、凪をはじめとした個性豊かなキャラクターたちについてネタバレしながら今後の展開も考察していきます。気になるけどまだ読んだことがないという方でもまだまだこれからでも追いつける「凪のお暇」の魅力を予習していきましょう。

凪のお暇をネタバレ紹介!作品の魅力とリアルなキャラ、今後のあらすじも考察のイメージ

目次

  1. 凪のお暇をあらすじネタバレ!作品の魅力やキャラにも迫る!
  2. 凪のお暇の魅力とは?
  3. 凪のお暇の登場キャラは?
  4. 凪のお暇のあらすじネタバレ
  5. 凪のお暇の最新刊結末をネタバレ
  6. 凪のお暇のあらすじネタバレや魅力まとめ

凪のお暇をあらすじネタバレ!作品の魅力やキャラにも迫る!

ネットのバナー広告で一躍有名になったという印象の大人気漫画「凪のお暇」はコナリミサト原作で、雑誌「Eleganceイブ」にて2016年8月号から連載されています。28歳独身の都内在住のOL・大島凪は「空気読んでこ」と毎日何度も心の中で繰り返し、周りに合わせて愛想笑いをし、仕事を押しつけられても笑顔で受け取り、周囲から浮かないように嫌われないように必死に笑顔で過ごしています。

しかしそんな凪がつらくてもがんばれるのは、営業部のエースで女性社員からも男性社員からも大人気の我聞慎二とみんなには内緒でつきあっているという何より強いカードを持っているからでした。しかしある日慎二が自分とは結婚する気がないと同僚に話しているのを偶然聞いてしまい…。「凪のお暇」はそこから凪が全てを捨てて、人生をリセットして新たな生活を始めるお話です。

今回はそんな大人気漫画「凪のお暇」のネタバレあらすじをご紹介しながら、個性豊かなキャラたちの魅力にも迫っていきます。まだまだ連載中の「凪のお暇」の今後の展開についても考察していきます。世の女性たち、特に独身アラサーで働く女性には身にしみる「凪のお暇」のキャラたちのそれぞれの人生ですが、老若男女問わず共感できる部分があるはずなので、ネタバレあらすじで予習して、ぜひ読んでほしい作品です。

凪のお暇 第1巻 | 秋田書店

凪のお暇の魅力とは?

「凪のお暇」のネタバレあらすじの前に、まずこの「凪のお暇」の魅力とはなんなのか?といいますと、このお話は単純に自己啓発系のお話でもラブストーリーでもなく、凪のように生きづらさを抱えたそれぞれのキャラたちの弱さや、それと向き合ってもがいているキャラたちの姿を描いているお話であり、読者も主人公の凪だけでなく登場人物のキャラの誰か一人には共感できる、というところにあります。

「凪のお暇」は、この後のネタバレあらすじでもご紹介していきますが、凪だけではなく慎二や他のキャラたちもそれぞれ生きづらさや弱さを持って生きている姿が描かれています。凪から見たらなんでもできて勝ち組キャラのように見える慎二も実はいろいろなものを抱えてしまっていたり、凪が出会う周囲の人たちもそうであり、凪だけではなく他のキャラの視点からもそれぞれの人生が描かれています。

主人公だけにスポットが当たっているわけではなく、脇役であるキャラたちそれぞれが主人公になる場面も多々あるので、読者側も「凪のお暇」のキャラの誰か一人には共感できるのではないでしょうか。ストレス社会で生きづらさを抱えた人が多い今だからこそ、「凪のお暇」は心にしみる作品として人気が出たのです。「凪のお暇」にはそういった魅力があります。

凪のお暇の登場キャラは?

大島凪

「凪のお暇」の主人公・大島凪は28歳で都内で一人暮らしをしながらOLをしています。節約家で、節約料理も得意であり、節約の知識も豊富です。実家はどうやら北海道で、母親と何度か電話をするシーンがありますが母親が苦手でうまくいっていないようで、この母親も少し毒親のようなところがあります。OL時代は三軒茶屋に住んでいましたが、そこを引き払い、立川のオンボロアパートに引っ越して新しい生活を始めます。

ネタバレを交えてさらに凪のご紹介をします。人にどう見られるか、嫌われないかを気にしてか「空気読んでこ」と心の中で唱えながら、疑問や違和感を押し殺して相手に合わせ、断れない性格なので周りからは仕事を押しつけられたり、やんわりひどいことを言われてけなされたりしていますが、必死に笑顔を作っています。それでも慎二とつきあっていることで耐えていられたのですが…。

ネタバレになりますが、慎二が同僚と話しているのを偶然聞いてしまうのですが、節約家で貧乏くさくて無理、結婚する気はないなどと笑いながら話していたのです。そこで過呼吸を起こしてしまい、「空気は読むものじゃなくて、吸って吐くものだ」と悟り、仕事を辞め、家も引き払い、SNSをやめ、スマホも解約して逃げてしまうのでした。そんな凪が暮らし始めたのは、郊外の風呂付きの6畳一間のオンボロアパートでした。

我聞慎二

凪と同じ会社の営業部の若きエースであり、女性たちからはもちろん男性からも人気のある、誰からも好かれる明るいお調子者キャラです。空気を読むことが得意な上相手をよく見ていて、相手が何を言ってほしいか、何をしてほしいかがすぐ分かってしまうため、人の懐に入り込むのが上手く、営業成績は抜群で同僚からは「人間じゃない…」と驚かれるほどですが、慎二の言動に自分はなく、ただうまい言動をしているだけです。

慎二自身も子供の頃からそれは自覚しており、彼も変な目で見られたり嫌われたりするのが怖いため自分を作ってうまくやっていたのですが、凪と出会った時に似たような人間なのに不器用で必死に作り笑いをしている凪を「超人間じゃん」と思い、気になって声をかけたのでした。サラサラのロングヘアが好きで、凪の髪も大好きでしたが、ひどいくせ毛なのを必死にブローしている姿にもきゅんときていました。

凪と結婚する気はない、と言ったのはその場のノリで、謝ろうとしている間に凪が姿を消してしまったのですが、なんとか居場所を突き止めて、何度か凪のアパートへ足を運んではひどいことを言ってしまうのです。他人に対しては口が上手いのに好きな子には素直になれず、言葉足らずで凪とはすれ違いばかりですが、未練タラタラです。家庭環境も複雑で、彼の性格もそこから来ているところがあります。

ゴンさん

凪の新しいアパートの隣人男性で、ベランダにはジャングルのように伸びきったゴーヤがあったりタトゥーだらけの腕だったり、仲間がパリピだらけで最初は怖い人かと思い凪は敬遠していたのですが、思い切って話しかけてみるとゆるふわーっとした雰囲気の自由人で、とても穏やかな男性でした。クラブイベントの企画などをするオーガナイザーをしており、仲間がよく部屋にやってきます。

慎二とは正反対の性格で、欲しい言葉を言ってくれて穏やかなゴンに凪は惹かれていきますが、ゴンの仲間のエリィからは「ゴンは人との距離感がおかしい」、「欲しい言葉をくれるのは誰にでもそう」、「合鍵も誰にでも渡す」などと釘を刺されます。実際そうで、ゴンは凪と関係を持ってからも複数の女性ともそういう関係があるようで、それに対して本人は悪気がないのです。

エリィはそんなゴンのことを「目の前にいる人にひたすら誠実だから優しい。だけどそれはつまり目の前にいない人には不誠実だ」と評しています。ゴンは目の前にいる人をもてなす延長線上で自分はしたくなくても相手が望んでいるのを感じれば体の関係も結ぶし、笑っていてほしいからそうするのですが、結果「メンヘラ製造機」と揶揄されるほど、女の子たちの精神を蝕んでしまい、去っていかれる寂しい思いをしていました。

上の階の住人

凪の上の部屋に住むおばあちゃんは一人暮らしで身なりもみすぼらしく、自販機のおつりを漁っていたりすることから「おつり漁りババア」などと言われており、パン屋では余ったパンの耳を譲ってもらっていたり、最初は凪は「ああはなりたくない」と思っていたのですが、上の階から洗濯物が落ちてきて、勇気を出して届けに行ったところから仲良くなります。

貧しく寂しい暮らしをしているのかと思いきや、彼女の部屋はおしゃれで、大きなスクリーンとプロジェクターで恋愛映画を見るのが好きなおばあちゃんでした。とても優しく、パンの耳で作ったポッキーを食べさせてくれたり、じゃがいもを分けてくれたり、凪の不在中にやってきた慎二を部屋にあげて話をしたりと、凪たちをあたたかく見守る存在です。

うららちゃん母娘

凪のもう一方のお隣の住人で、小学5年生のうららちゃんとその母親です。父親は亡くなっており、母子家庭ですが、とても仲良しで、またとても美人の母娘です。忙しく働く母と達観したクールな娘、という印象でしたが、ほんとは母がいない間は寂しかったり、無邪気なところもあるうららちゃんは凪のくせ毛のふわふわ頭を触りたいと思っていて、最初に話したきっかけがそれでした。

また、美人でか弱い雰囲気の母は派手なママ友軍団からマウントを取られてチクチクと言われていたり、うららと仲良くしないように子供たちに言っていたりしますが、子供たちは親が思うほど馬鹿ではないので、親の監視のないところでは仲良くしています。また、か弱そうに見えて実はうららの母はバイクの免許も持っていたり、仕事では大きなクレーン車を操って男性部下たちから職長として頼られる存在なのです。

坂本龍子(りょうこ)

現在無職の凪が通い始めたハローワークで知り合った女性。とにかく元気で前向きに見えますが、実は必死すぎて空回っている不器用さがあり、また、最初に凪と話した時に怪しいパワーストーンのセールスをしてしまい逃げ出されてしまいます。うまくいかなかった時期にそのパワーストーンに救われたそうですが、そのセールスのせいで友達が一人もいなくなってしまい、凪にも謝ります。

「そういうこと抜きでならまたお話しましょう」と凪に言われ、それからは仲良くなり、ハローワークで会った後に公園でお茶をしたりお弁当を食べたりしながら恋バナをするような仲になりました。学生時代は勉強ばかりで恋愛はからきしだったが少女漫画が大好きで、人の恋バナも興奮しながら聞いてくれます。

凪のお暇のあらすじネタバレ

では、ここからは「凪のお暇」のネタバレあらすじをご紹介していきます。凪と個性豊かなキャラたちが織り成すじんわり心にしみるお話です。

凪のお暇1巻のあらすじネタバレ

都内に住む28歳OL・大島凪は「空気読んでこ」をモットーに生きている不器用な女性でした。周りに合わせて笑い、断りきれずに仕事を押しつけられ、凪のミスではないのに上司に怒られ、それでも周りの空気を壊すまいとにこにこしていました。凪が耐えられるのはみんなが大好きな人気者である営業部のエース・我聞慎二とみんなには内緒でつきあっているという強いカードを持っているからでした。

しかしその慎二もモラハラまがいの言葉を言ってくるくせに体だけは調子よく求めてくるような男で、それでも慎二と結婚さえできれば、と凪は耐えて笑っていられるのでした。そんなある日、同僚に仕事を押しつけられて一人で残業をしていると、その同僚がスマホをデスクに忘れており、グループチャットが開きっぱなしで、偶然その画面が凪の目に入ります。

そこでは凪に仕事を押しつけてきたからこれから飲み会に合流するよ、と他の同僚たちに連絡しており、他のメンバーたちも笑っていました。そして「あの子はノリが違う」、「わかるーしか言わないし」、「大島さんみたいにはなりたくない」などの言葉が並んでいたのでした。なんとなく分かってはいたものの、落ち込みながら廊下を歩いていると、慎二の声が聞こえてきました。

慎二は同僚男性たちと話しており、「彼女と結婚しないの?」と聞かれて「ないない、あっち(体)がいいから会ってるだけ。節約家で貧乏くさいから結婚は無理」などと笑って言ったのです。思わず足音を立ててしまい、彼らは凪に気づきますが、そこで凪は過呼吸を起こしてしまいます。それでも慎二は青ざめた顔をして、助けてはくれませんでした。

そこで凪は悟り、全てを捨てて郊外のオンボロアパートへ引っ越します。毎日1時間かけてサラサラロングにしていたひどいクセ毛もそのままにして、あるがままの自分で再出発しようとしていました。が、真夏なのにエアコンも扇風機もなく、仕事もないので預金も無駄にはできず、家具もほとんど捨ててダンボール箱をテーブルにした部屋でどうしたらいいのか、早まったか?と焦り始めます。

しかし上の住人との出会いや、ゴミ捨て場からこっそり拾ってきた扇風機や、散歩中に見つけた激安の八百屋など、普通に生活していたら出会わなかったものたちとの出会いが少しずつ凪を変えていきます。そんな時になんと慎二がやってきて、凪のもじゃもじゃの頭を見るなり「ブスになったなー」と笑います。つい愛想よく接してしまう凪でしたが、勇気を出して「私は変わりたい」ということを慎二に伝えます。

しかし慎二は「おまえは絶対変われない。その様を俺が見ててやるよ」と言い放ち、また来ると言って帰ります。その言葉は凪の心に重く重く響くのでした。その一方で慎二は帰り道でボロボロ泣いていたのでした。その後の凪はうららちゃん母娘との交流や、勇気を出して話しかけたゴン、ハローワークで知り合った坂本さんとの交流を経て少しずつ世界が広がっていくのを感じていました。

凪のお暇2巻のあらすじネタバレ

「凪のお暇」2巻のネタバレあらすじですが、1巻のラストで慎二は接待で行ったキャバクラで、かつての凪のようなサラサラストレートのキャバ嬢に元カノの凪を忘れられないことをぐちぐちと話していました。その続きで慎二の視点での凪とのことが描かれています。凪に初めて話しかけた言葉は「大島さんの髪ってきれいだね」でした。ある日、凪がいなくなった職場では、仕事を引き継いだ女性社員がげんなりしていました。

慎二が声をかけると、「大島さんが余裕そうににこにここなしてたから仕事を押しつけてたけど、やってみたらこんなに大変だったなんて…。大島さんって実はすごい人だったのかも」とその女性社員は言いました。慎二は凪と出会った頃の自分を思い出します。慎二は空気を読むのが得意でしたが、空気を読むのは相手にとって都合のいい酸素になることで、そこに自分はない、と考えていました。

しかし、ある日見かけた凪が空気を読もうと必死でいっぱいいっぱいで、その姿を見て「超人間じゃん」と思って彼女が気になったのでした。凪がいなくなって適当に引っ掛けたサラサラロングヘアの女の子の家に遊びに行くものの、いろんなところで凪と比べてしまい、慎二は帰るのでした。そして、つきあい始めのある朝4時に凪がこっそり、ひどいクセ毛をブローしている姿を見た時のことを思い出します。

その時、凪が健気でかわいい、一生守る、と思ったのに会社での過呼吸の件があり、顔を見て謝りたかったのに出張が重なり、帰ってきたら凪は退職していて家はもぬけの殻、電話も解約していたのでした。全て捨てた、自分のことも捨てた、ということが慎二は悲しかったのです。キャバ嬢から「空気読むの得意なのに、なんでその子には辛辣なの?」と聞かれ、「好きな子はいじめたくなる…」と言う慎二でした。

凪のお隣のうららちゃんと話すようになったものの、うららちゃんはどこかクールで大人びていて、あまり笑いません。しかしほんとは空気を読んでうまくやっているだけ、と明かされ、他の子は帰ればママが待っているのに自分はそうじゃなくて寂しい、でもママは大好きで、他の子と比べてしまう自分が嫌だと言ううららに、じゃあその寂しい時間は私と過ごさないか提案し、二人は仲良くなります。

うららの母とも話すようになりますが、ある日凪はカフェのテラス席でおしゃれなママたちが作業着姿で仕事を抜けてきたうららの母と話しているところを見かけます。やんわりとした言葉でうららの母に対してマウントを取るママ友軍団に腹が立つ凪でしたが、そこで出ていくわけにもいかず、もやもやしていました。しかし後日うららといる時にママ友軍団と遭遇します。

うららはすぐそこのファッションビルの建設現場を指し、ママがあそこで働いていると言い、ママを大声で呼びます。するとうららの母は大きなクレーン車を華麗に操縦しており、ファッションビルのオープンを心待ちにしていたママ友軍団はあっけに取られます。ああいうか弱い女は男に頼って生きているなどと言っていたのに、そのうららの母はたくましく働き、職長として男性社員たちから頼りにされていたのです。

そして後日、慎二は凪の好きなお菓子である出張みやげを持って凪のアパートに来ましたが、あいにく不在でたまたま出てきた上の住人の部屋にあがって映画を見ながら待つことになります。複雑な女心を描いた恋愛映画だというので、先日キャバ嬢に「女心を勉強しなよ」と言われていた慎二は見ることにしました。そしてその頃凪は、偶然会ったゴンと公園で缶詰でバーベキューをしていました。

昔、慎二のエスカレーター式の私立高からの仲間たちのバーベキューに呼ばれた時に、エリートたちの集まりに気が引けながらも一生懸命がんばったのに彼女として紹介してもらえなかった苦い思い出をゴンに話すのでした。一方、映画を見終わった慎二は女心はさっぱり分からないといったふうですが、ふと昔のバーベキューでの話をするのでした。仲間の一人がひどいフラれ方をして、凪を紹介できる空気ではなかった、と。

それは彼女に話したの?と聞かれ、「男同士のノリを女に話すのはかっこ悪い」と言う慎二に上の住人は「男女間の悲劇の引き金は“言葉足らず”よ」と言い、さっきの映画も絡め、「彼はただ素直に思いを伝えればよかった」と言うのでした。そして凪が帰ってきた物音で下に降り、慎二は凪に素直な言葉を伝えようとするのですが、隣にゴンがいるのに気づき、カチンときました。

しかしなぜかそれからうららちゃんも交えてみんなで凪の部屋でトランプをすることになり、慎二はすぐにみんなに溶け込むのですが、捨て台詞を吐いて帰ってしまいます。しかし上の住人から、慎二がおみやげを持ってきてくれてこと、何時間も待っていたことを聞き、凪は慎二を追いかけ、お礼を言います。が、ゴンがベランダで手を振っているのに気づいた慎二はカッとなって凪にキスをするのでした。

凪は結局慎二にビンタを食らわせ、後日坂本さんからの誘いで婚活パーティーに行き、かつての同僚女性とばったり会います。パーティー後に三人でカフェに行き、そこでかつてのようにマウントを取られてさんざん言われる凪でしたが、カチンときて言い返すことができたのですが、それは自分へもブーメランとして突き刺さる言葉であり、ひとしきり言った後で「でもそれは私も同じです」と静かに反省するのでした。

凪のお暇3巻のあらすじネタバレ

3巻のネタバレです。凪は慎二のどこが好きだったのか、ひとつも思い出せないし、そもそも価値観が違ったと過去のことを思い出します。肩書きでしか彼を見ていなかったし、慎二のモデルルームのような実家ときれいで天然な母、誠実な公務員の父という一見理想のような家族の一員になれれば誰が見てもはずかしくない自分になれると思っていたのです。しかし慎二の実家での態度は完全によそ行きで、違和感だらけの家族でした。

ある日慎二は用があって実家に行きますが、母はぼんやりと座っていて「慎一かと思った」と言い、慎二はヘラヘラ笑って「二のほうでごめんね」と言います。母は整形モンスターで父は4人も愛人がいて子供までいて家には帰ってこない、兄は家を出ていっていました。慎二が物心ついた時からこうなのに、第三者がいると理想の家族を演じてしまう一家なのでした。

ある日凪の実家の母から電話があり、年明けに知り合いの娘の結婚式で東京に来ることを告げられます。凪の母親も毒親気味で凪は母がとても苦手でした。仕事を辞めたことは言ったものの、オンボロアパートに暮らしていることや母が「みっともない」というクセ毛のままで過ごしていることはひた隠す凪でした。そのもやもやした気持ちのまま、母から送られてきたとうもろこしをゴンといっしょに食べます。

ゴンの言葉で凪は楽になりますが、キスされそうになり「からかわないでくださいよー」とかわします。しかしゴンに惹かれている自分に気づき、後日ゴンの部屋に行き、二人は結ばれます。人生初めての多幸感の中で隣のゴンを見ると、スマホゲームをしていました。そして行為の間はあんなに熱く感じたゴンの背中が驚くほど冷たいことに凪は愕然とします。

しかしそれから連日、昼間から凪はゴンの部屋でただれた時間を過ごすようになります。それでもつきあっているという確信はなく、聞きたくてもゴンに会ってしまうと全てどうでもよくなり、ずるずると関係を続けます。エリィには気をつけるように釘を刺されていましたが、凪はゴンがいない時間は自堕落に過ごすようになり、やつれていきます。それでもゴンに会うとしあわせで、もやもやした悩みはどうでもよくなります。

ゴンのバイクで海へ出かけたり、二人でいる時間はしあわせだから他の女の影があっても目をつぶるようになります。ある日やってきた慎二にうららは「凪ちゃんなら昼間は出てこないよ。あの人と青春するようになってから凪ちゃんは変わった」と寂しそうに言うのでした。慎二はなりゆきでゴンの部屋にあがり、なぜかゲームをして遊び、ゴンがすぐに人を惹きつける理由が分かってしまいます。

その後、コンビニから出てきた死人のような顔の凪と会った慎二はぎょっとしました。節約家で料理上手の凪がコンビニでパンやカップ麺を買っていたり、すっかり変わり果てていたのです。そこで慎二は「あいつの家の洗面台にある大量の化粧水見たか?何人も相手いるんだろ」と言いますが、凪はそれでもいいと言うのです。慎二はそんな凪を見ていてつらくなってしまうのでした。

凪のお暇4巻のあらすじネタバレ

4巻のネタバレあらすじです。「ゴンさんといると空気がおいしい」と言う凪に慎二は「その空気のうまみだけのために空気読んでやってくんだ?」と問い掛けます。凪は「空気読んでない!」と反論し、コンビニの前で言い争いをする二人を通行人たちが眺めていて、偶然うらら母娘もいました。「だから俺言ったろ?おまえは絶対変われないって」と言ったところでうららが「凪ちゃんをいじめないで」と止めに入ります。

その後うららの家で世話になった凪は、うららの顔を見るのも自分の家の台所に立つのも、どのくらいしていないのか、と気づきます。そしてうららの母が夫に恋をしたきっかけはバイクで海に連れていってもらったことだったと話し、自分も同じだ!と言う凪でしたが、うららの母はそれからバイクの免許を取った話をしますが、凪は自分にはそんな発想はなかったことに愕然とします。

自分の力でどこかに行くなんて考えもせず、誰かに乗っかっていようとしていた自分に気づき、その足で自転車を買いに行き、私は今すぐ自分の足で、ゴンと行ったあの海に一人で行かなくては!と思い立ち、旅立ちます。しかし道に迷い、転んで怪我をし、たまたま見つけたスナックに勇気を出して入ります。客じゃないと分かると帰れと言われますが、スタッフの女の子に怪我をしていることを気づかれ、手当てされます。

そして携帯も充電してくれ、海に行かなくてはいかないことや今までの話を彼女たちにするのでした。しかし彼女たちは「遠くへ行ってみたけど何も変わらなかった」と言います。凪は「それは遠くに行ったことがあるから言えることで、私は今まで自分の意志でどこかに行ったことがない」と言います。そんな凪の背中を押し、彼女たちは凪を再び送り出します。凪はまた海を目指して走り出します。

すったもんだの末に海に辿り着くものの、ゴンがいない今見る海は普通の海で、だけど空気はおいしいと感じました。遠くに来ても何も変わらないけど、自分の意志で辿り着けた事実だけで充分だと凪は思い、家へ帰ります。そして久しぶりに自炊をし、ごはんを食べるのでした。しかしその頃隣の部屋のゴンは女の子に鉛筆で刺されそうになっており、修羅場でした。

止めようとしたものの腕に鉛筆が刺さり、女の子は我にかえります。凪のようにやつれた顔の彼女は「ゴンゴンは私にとって害悪なドラッグみたいだからもう断つの」と言うのでした。ゴンは昔から老若男女問わず夢中にさせてしまい、周囲からはずるいずるいと言われていたのですが、本人はただ目の前の人に笑っていてほしくて必死にもてなしているだけなのです。

それなのにいつも百害あって一利なしと切られてしまい、通過点になるだけで誰も自分を選んでくれないことが寂しいゴンなのでした。凪はその頃うららとフライパンでちぎりパンを作り、それからゴンに会いに行き、もう二人で会うのはやめると言うのでした。「ゴンさんは私にとって」まで凪に言われ、「害悪なドラッグ」と言われるんだと思いきや、「ちぎりパンみたいな人」と言った凪はちぎりパンを差し出しました。

いろんな味がしておいしくてやめられない、だけどこれ以上食べたら太るのに正当っぽい理由を並べて食べ続けてしまう、と凪は喩えます。凪が帰った後、ゴンは凪ちゃんなら今までの女の子たちのように壊れないかもしれない、凪ちゃんの通過点にはなりたくないなぁ、とそんな気持ちに気づくのでした。

凪のお暇の最新刊結末をネタバレ

凪のお暇最新ネタバレ

さて、「凪のお暇」のネタバレあらすじをここまでご紹介してきましたが、「凪のお暇」最新4巻のネタバレと現在連載中のネタバレも少しご紹介します。「凪のお暇」4巻のラストでは慎二が仕事は絶好調なのに凪の夢を見たり、凪のことばかり考えてしまう日々を送っています。そんな時に凪が母親からの電話でどうしても祖母から受け継いだぬか床を復活させなくてはならなくて、慎二の家にやってきます。

自分の家のぬか床はダメにしてしまったけど、つきあっていた頃にタッパーに小分けにしていたぬか床を慎二の家の冷蔵庫に置いていたことを思い出したのです。それを見つけ、「捨てないでくれててありがとう」と笑顔で言う凪を慎二はかわいいと思ってしまうのですが、あわてて凪を帰し、忘れるために寝ようとするのでした。しかしまた連日凪の夢を見てしまいます。

そんなある日、慎二の部署に異動になってきた市川円という女性社員がサラサラのロングヘアで、顔がかわいいと思う慎二なのでした。というところで「凪のお暇」の4巻は終わります。そして「凪のお暇」の続きでは、凪がなんと以前怪我の手当てなどをしてくれたスナックから誘われてバイトを始めています。そこに来た客の桃園という男の振る舞いがなんとなく慎二に似ているのでした。

凪のバイト先にやってきた客

しかし桃園は慎二のように調子よくしゃべるものの、周りを見下して笑いを取り、他にも人の悪口ばかり言っています。慎二は人の悪口を言うことはしなかった、と凪は思います。凪自身も桃園から失礼なことを言われても全然心に響かないことに気づきます。いつだって自分の心をかき乱すのは慎二の言葉だと思うのでした。そしてママのおつかいに凪が行っている間に、なんと慎二が店にやってくるのでした。

凪のお暇のあらすじネタバレや魅力まとめ

今回は大人気漫画「凪のお暇」についてネタバレあらすじや魅力をご紹介しました。今後、市川円がなんらかの形で慎二と関わっていきそうですし、ゴンもまた凪にアプローチしていくのでは?という予想もされています。凪と慎二にも何かしらの展開が期待されます。凪やそれぞれのキャラたちのお話は共感できることも多いようですし、大人の心にとても響くと評判です。おもしろくなっていく「凪のお暇」をぜひ読んでみてください。

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