【Netflix映画】ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムの感想！あらすじは？

Netflixでは替えぞ切れないほどのドラマや映画が配信されていますが、休日にどの作品を観ようか、作品選びだけでも頭を悩ませてしまう人も多いはずです。今回はそんなNetflixで配信されている映画の中から、「ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム」という作品についてのあらすじなどを、ネタバレと共に紹介します。どんな評価を得ている作品なのか、Netflixで実際に鑑賞したという人の感想なども必見です。

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムは、Netflixで配信されているオリジナルのクライム映画作品です。原作となっているのは、リック・リメンダーとグレッグ・トッキーニのグラフィックノベルで、近未来のアメリカが舞台の作品です。Netflixでラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムの配信が開始されたのは2020年6月5日で、本編は148分というかなりの長編映画に仕上がっています。

スタンリー・キューブリック監督の映画作品である、「時計じかけのオレンジ」に共通している点もあるというNetflixのラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムですが、その一方で批評家からの評価としては酷評されている部分もある作品です。映像化したことが作品にとっての唯一の罪であるとすら言われており、そのあまりの辛辣な評価ゆえに逆にどんな作品なのかを観てみたくなったという人もいるかもしれません。

名前：オリヴィエ・メガトン
生年月日：1965年8月6日(現在55歳)
出身：フランス
職業：映画監督、映像作家

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムの監督を務めたのは、フランスの映画監督オリヴィエ・メガトンです。元はストリート・アーティストとして活動していたオリヴィエは、2000年に公開されたリュック・ベッソン製作総指揮の「EXIT」で長編映画デビューを果たしました。主な監督作品は「トランスポーター3 アンリミテッド」「コロンビアーナ」「96時間/リベンジ」「96時間/レクイエム」などが挙げられます。

批評家からは残念な評価を受けているという、Netflixのラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムですが、続いては肝心の気になるあらすじについてを順番に紹介します。作品の面白さの受け止め方は人それぞれなので、評価が低い作品であっても、観てみると案外面白い場合も多いものです。ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムもまた、あらすじを読んでいくとストーリーや結末が気になってくる作品かもしれません。

近未来のアメリカでは、政府が犯罪を防ぐための計画を立てていました。その計画とは、人間の脳内にあるシナプスを意図的に操作して、違法行為を行おうとする人間に対して、シグナルを使い阻止してしまおうというものです。その計画を実行に移すための日にちが迫ってきていました。自由を奪われまいと、アメリカに住む国民の中にはカナダへと逃げ出そうとする者も現れますが、失敗して命を落としてしまっていました。

街はデュモイ家によって牛耳られており、主人公のブリックは、その下で働いているギャングのリーダーを務めていました。仲間と共に銀行強盗を行い、700万ドルを手に入れていましたが、その700万ドルを紛失してしまったのです。しかしそれは嘘の情報であり、ブリックはその大金を持って、デュモイ家に知られる前に仲間たちと共に出国する計画を立てていました。けれどそんなブリックのもとに、悲しい報せが舞い込みます。

ブリックには、ローリーという弟がいました。ローリーは半年ほど前に刑務所に入れられた状態でしたが、そのローリーが自殺をしてしまったというのです。さらにブリックは一緒に計画を立てていた仲間からの裏切りに遭い、大金も失うこととなりました。これにより逃げる手立ても失ってしまったブリックでしたが、そんなブリックに懸賞金をかけたデュモイ家の人間たちが、彼を血眼になって探していたのです。

絶体絶命の状況の中で、ケヴィンという男がブリックに接触してきました。彼は自殺したとされていたローリーの、死の真相についてを知っているというのです。しかしケヴィンは、本来であれば自分の命を狙っているデュモイ家の長男だったことが明らかとなります。ケヴィンから真実を聞き出すという目的を得たブリックは、仲間を集めて工場から大金を強奪するという、アメリカ史上最後の強盗計画に乗ることにしました。

あらすじとしては面白そうなラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムというNetflix映画ですが、出演しているのはどんなキャストなのか、気になった人もいるかもしれません。続いてはラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムに出演している、主要なキャストについても順番に紹介します。あらすじにはそこまで惹かれなかったという人でも、気になるキャストが出演していれば内容にも興味が湧いてくるかもしれません。

名前：エドガー・ラミレス
生年月日：1977年3月25日(現在43歳)
出身：ベネズエラ タチラ州サン・クリストバル
身長：177cm
職業：俳優
吹き替え声優：志村知幸

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム以外の主な出演作品は、「ドミノ」「ボーン・アルティメイタム」「バンテージ・ポイント」「チェ 28歳の革命 / 39歳 別れの手紙」「タイタンの逆襲」「ゼロ・ダーク・サーティ」「リベレイター 南米一の英雄 シモン・ボリバル」「NY心霊捜査官」「X-ミッション」「ハンズ・オブ・ストーン」「ガール・オン・ザ・トレイン」「ゴールド/金塊の行方」「ブライト」などが挙げられます。

名前：アンナ・ブリュースター
生年月日：1986年1月1日(現在34歳)
出身：イギリス
身長：167cm
職業：女優、モデル
吹き替え声優：桜木可奈子

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム以外の主な出演作品は、「ヘンダーソン夫人の贈り物」「THE TUDORS～背徳の王冠～」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が挙げられます。女優としては2002年頃から主演作品を持つなど活躍をしている一方で、時にはモデル役としても演技を見せるほか、2007年にはベンシャーマンというデザイナーブランドのモデルとして活躍もしています。

名前：マイケル・ピット
生年月日：1981年4月10日(現在39歳)
出身：アメリカ合衆国 ニュージャージー州ウェストオレンジ
身長：180cm
職業：俳優
吹き替え声優：石上裕一

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム以外の主な出演作品は、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」「BULLY ブリー」「完全犯罪クラブ」「ドリーマーズ」「サラ、いつわりの祈り」「ヴィレッジ」「ラストデイズ」「シルク」「ファニーゲーム U.S.A.」「セブン・サイコパス」「アスファルト」「クリミナル・ミッション」「クリミナル 2人の記憶を持つ男」「    ゴースト・イン・ザ・シェル」などが挙げられます。

感想や評価としては賛否両論あるというNetflix映画のラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムですが、あらすじだけではなく、本編にはどのような見どころがあるのかという点も気になるのではないでしょうか？続いてはラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムの気になる見どころについても、順番に紹介します。見どころを知った上で作品を鑑賞してみると、違った視点から物語を楽しむことができるかもしれません。

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムでは、シナプスを意図的に操作して犯罪を防ごうという、驚きの設定が盛り込まれています。犯罪者に対してAIが事前に察知し、事件が起こらないようにするという設定は他の作品でも目にすることがありますが、ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムでは強制的に犯罪ができない身体にさせられてしまうという恐ろしさがあります。しかし、そこに疑問点も湧き上がります。

そもそもの悪いことをするという、「悪いこと」の定義が人によって曖昧な部分があり、対象者の何をもってして犯罪と区別するのかが曖昧です。未来的な技術であるとはいえ、これにより犯罪がゼロになるということは考えにくく、犯罪の基準となる部分の抜け目をかいくぐった犯罪者が現れるのではないかといった感想もありました。これにより社会がどういった変化をしていくのかも、見どころのひとつといえるのかもしれません。

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムにおける見どころのひとつとしては、出演しているキャストも挙げておきたいポイントです。主人公のブリックを演じているのは、「ゼロ・ダーク・サーティ」といった有名作品にも出演しているエドガー・ラミレスです。ギャングのリーダー役というハードボイルドな役柄を演じていますが、ハリウッドでの活躍も増えてきた人物であるだけに、その演技には要注目のキャストの一人です。

さらに「ラストデイズ」などに出演している、イケメン俳優のマイケル・ピットにも注目です。こちらも個性的で強く印象に残るキャラクターを演じており、ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムという作品があまり刺さらなかったとしても、彼の存在だけは記憶に刻み付けられるのではないでしょうか？かなりの長編作品となった本作ですが、これらの俳優陣の魅力を存分に味わうための作品といっても良いのかもしれません。

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムはクライム映画であるだけに、突入シーンなどは大きな見どころのひとつといえるはずです。しかしその一方で、大金を盗むという目的がありながらも正面突破のようなシーンも見られます。大きな計画であれば失敗を極力避けるためにも、人目を避けて行動するのが無難とも思えるものですが、本作ではあっさりと見つかってしまい銃撃戦で力押しするような印象も受ける作品です。

クライム映画としてはイマイチという評価もありますが、ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムはアクションシーンなどはそれなりに楽しむことができる作品だとも評価されています。ラストにもどんでん返しのような展開が起こりますが、察しの良い人であれば想像がつくといった感想もある作品です。それらを踏まえた上でも、ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムは魅力も兼ね備えている作品となっているはずです。

厳しい感想や評価なども含めて、クライム系の作品好きなら一度はチェックしておきたいNetflix映画のラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムですが、時計じかけのオレンジと関係や共通する点があると噂になっています。続いてはラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムと時計じかけのオレンジとの関係や共通点についても、順番に紹介します。70年代の古い作品ですが、一体どういった関係があるのでしょうか？

時計じかけのオレンジは、1971年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の作品です。同名の小説が原作となっており、映画好きの人であれば一度は耳にしたことがあるであろう、有名な名作映画です。かなりバイオレンスな描写もある作品で、撮影の際には機材の故障により、水中での撮影に空気が送られなかったり、まぶたに取り付けた装置のずれによって角膜を傷つけてしまうといった事故が起こったこともありました。

15歳の少年アレックスは、4人組の少年からなるドルーグというグループのリーダーを務めていました。彼らはドラッグ入りのミルクを飲みながら、いつものように暴力行為を行う計画を立てていました。無抵抗のホームレスに暴力を振るったり、わざと助けを求めた先の家で、親切に対応してくれた作家の妻を強姦するといった行為に及びます。そんなある日、仲間の裏切りによってアレックスだけが逮捕されることとなります。

犯罪者側の視点で物語が描かれるラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムと時計じかけのオレンジですが、いずれも近未来の世界を舞台として描かれている作品です。現代よりも犯罪などにより荒廃した世界の中で、時計じかけのオレンジの場合には、主人公のアレックスが警察に逮捕され、洗脳を受けたことで暴力を振るえない身体になってしまいます。ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムと、設定が近い部分が見られます。

しかし暴力を振るえない身体にされてしまうということは、自身に対して暴力を受ける状況となった際にも、抵抗するための暴力すらも振るえないことになってしまいます。時計じかけのオレンジを観てもわかるように、ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムの中で人々が同様の状態になってしまった場合、決して暴力がゼロの世界にはならないということが予想できるのではないでしょうか？

名作映画との共通点があることもわかった、Netflix映画ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムですが、実際に観た人はどういった感想や評価をしているのか、気になった人もいるのではないでしょうか？続いては実際にラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムを鑑賞したという人の、感想や評価についても少しだけ紹介します。低評価を受けているなら観なくていいと思った人も、感想を読んで考えを改めるかもしれません。

自由の国と呼ばれているアメリカの中で、まさに自由を奪い取るような設定に魅力を感じたという感想もありました。犯罪者側の視点で描かれる作品だからこそ、倫理観を求める人にとっては納得がいかなかったり、不快なシーンもあるかもしれません。しかしあらすじを読んだ上で、そうした世界観の中に入り込んで楽しめるという人であれば、一般的な評価以上に楽しめる作品でもあるのではないでしょうか？

作風が好みに合わなかったという人にとっては、ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムは無駄に長いだけの映画だ、という感想になってしまう場合もあるようです。実際に上映時間は2時間半という長編だということもあり、つまらなくても1時間半なら耐えられるという人であっても、この長丁場にはさすがに不満が募ってしまうという結果なのかもしれません。1時間半にまとめられれば、評価が変わった可能性もありそうです。

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムでは、余計な部分が多いあまりに時間が長くなってしまったという感想もあります。しかしそんな中でも、一切面白くなかったわけではなく、きちんと楽しめた部分もあったという感想もありました。全体的な評価としては低く感じられても、そういった面白い部分を見つけながら鑑賞できると、時間を無駄にしたという感想にはならないのかもしれません。

残念ながら低い評価も見られてしまうラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムですが、一方で映画の中に登場するワンシーンに感情を揺さぶられたという感想もあるようです。全体的な評価が低かったとしても、視点によっては感想が変わってくる場合もあるのかもしれません。ストーリーだけでなく、出演しているキャストの演技などにも注目しながら観てみると、思っている以上に楽しむことができる場合もありそうです。

無駄な時間を過ごしてしまったと感じるからこそ、ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムを色んな人に勧めたいという感想もありました。評価が低くあまり期待していない作品の場合、あえて友人などを集めて一緒に鑑賞できると、程よく楽しめる場合もあるのかもしれません。一人で観る気が起こらないという人は、友人や恋人と一緒に鑑賞するという選択肢も候補に入れておくのが良さそうです。

ストーリーや演出などに対する酷評がある一方で、出演しているキャストの演技などを絶賛する声もありました。特に狂ったキャラクターを演じたマイケル・ピットの実力と、ケヴィンというキャラクターが好きだという意見に、同意したという人も多いのではないでしょうか？印象強くクセのあるキャラクターだからこそ、実力のある俳優が演じることでより魅力が増すという良い見本なのかもしれません。

このほかにも賛否両論の感想が見られましたが、酷評も多い作品であるからこそ、どういった点に魅力があってどういった点がダメだったのかを、討論してみるのも面白いのではないでしょうか？他人の意見を聞くことで視点が変わってくると、感想にも変化が生まれる場合もあるかもしれません。

Netflixで配信されているラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムについて、あらすじや感想などをまとめて紹介しました。クライム作品が好きだという人はもちろん、普段は犯罪系の作品には触れる機会がないという人も、あらすじを見て興味を持つことができたのではないでしょうか？一見するとあり得ないと思えるような設定でも、近い将来そういった技術が発達して、実際に使用されるなんてこともあるかもしれません。

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライムだけでなく、Netflixではあらゆるジャンルの作品が配信されています。お店でレンタルをしてまで作品を借りることはしないという人でも、スマホやパソコンがあれば気軽に映画やドラマを楽しめるので、この機会に登録をしてみるというのもオススメです。思わぬ作品との出会いが、何気ない生活の中に予想もしなかった彩りを与えてくれることもあるかもしれません。