【Netflix】呪怨:呪いの家は実話?元ネタの事件とは?キャストやあらすじも紹介

『呪怨:呪いの家』は、Netflixにて限定配信されているホラードラマです。『呪怨:呪いの家』で起こる事件には元ネタがあり、ストーリー自体も実話を参考に構成されています。実話ありきのホラー映画・ドラマは数々存在していますが、『呪怨:呪いの家』で起用された実際の事件は、どれも胸糞悪い後味を覚えるものばかりです。この記事では、Netflix限定ドラマ『呪怨:呪いの家』の元ネタとなった事件(実話)やキャスト、あらすじを紹介します。

【Netflix】呪怨:呪いの家は実話?元ネタの事件とは?キャストやあらすじも紹介のイメージ

目次

  1. 呪怨:呪いの家(Netflixドラマ)とは?
  2. 呪怨:呪いの家は実話?元ネタの事件とは?
  3. 呪怨:呪いの家のキャスト一覧
  4. 呪怨:呪いの家のあらすじネタバレ
  5. 呪怨:呪いの家に関する感想や評価
  6. 呪怨:呪いの家まとめ

呪怨:呪いの家(Netflixドラマ)とは?

実話だと謳われているNetflix限定ドラマ『呪怨:呪いの家』。このドラマの元ネタとなった事件の数々は、「これが実話!?」と思わず恐怖してしまうほど残虐なものばかりです。Netflixドラマ『呪怨:呪いの家』には、『呪怨』シリーズでお馴染みのキャラクター・伽椰子&俊雄は登場しません。『呪怨』シリーズなのに伽椰子&俊雄が出ないの!?と驚く視聴者もいます。

その代わり、『呪怨:呪いの家』では生きた人間の恐ろしさが描かれており、従来の『呪怨』シリーズとはまた異なる怖さを有していると言えるでしょう。この記事では、Netflixドラマ『呪怨:呪いの家』の元ネタとなった実話の事件を中心に述べ、キャストやあらすじもお届けします。

呪怨:呪いの家の概要

凶悪事件の実話を参考に制作された『呪怨:呪いの家』(別名・英題:JU-ON: Origins)は、Netflixにて限定配信されているドラマです。『呪怨』シリーズ初の連続ドラマで、全6話から構成されています。『呪怨:呪いの家』の配信は、Netflix限定と謳われている通り、2020年7月3日からNetflixにて配信が開始されました。

『呪怨:呪いの家』の配信前に流されていたテレビCMや動画広告があまりにも恐ろしく、トラウマになった人も多いと言われています。一方、『呪怨』シリーズなど、怖い作品が大好きなホラーファンからは、実話ありきのドラマということもあり、配信前から期待を寄せられていました。『呪怨』シリーズの革新作でもある『呪怨:呪いの家』は、小説版『呪怨』シリーズのように過激で生々しい描写があるところも見所の1つです。

呪怨:呪いの家の監督

三宅唱(みやけ しょう)は、北海道札幌市東区出身の映画監督・脚本家・編集技師です。1984年生まれ。Netflixドラマ『呪怨:呪いの家』(2020)以外の代表作品としては、星野源の楽曲「折り合い」(2020)のミュージック・ビデオ、映画『Playback』(2012)、時代劇『密使と番人』(2017)などが挙げられます。

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呪怨:呪いの家は実話?元ネタの事件とは?

呪怨:呪いの家は実話?

Netflixが送り出したドラマ『呪怨:呪いの家』は、実際の事件(実話)を参考に描かれていますが、全てが実話という訳ではありません。ドラマ内でテレビニュースの映像が流れるシーンが度々あります。そこに映っているものは、実際の事件現場で、呪怨の世界が実話とリンクしていることを匂わせています。

地下鉄サリン事件(1995)、神戸連続児童殺傷事件(1987)、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(1988)、女子高生コンクリート詰め殺人事件(1988)など、1980~1990年代の悪名高き事件がいくつか映されていました。これらの他にも、東電OL殺人事件(1997)、名古屋妊婦切り裂き殺人事件(1988)などの未解決事件も元ネタの一部となります。

連続幼女誘拐殺人事件を起こした犯人Mは、心霊研究家であり主人公ポジションの小田島泰男のファンで、この2人の関係は、まるで稲川淳二と彼の熱狂的なファン・宮崎勤(東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の犯人)の関係と酷似しています。100%実話ではないものの、実話に近い生々しい描写が施されているのです。

呪怨:呪いの家の元ネタの事件の内容

ここでは、『呪怨:呪いの家』の元ネタとなった事件を、さらっと簡略化して紹介します。1つ目の元ネタ・事件は、地下鉄サリン事件(1995)です。現・東京メトロに当たる帝都高速度交通営団の電車内で、神経ガス「サリン」が撒かれ、多数の死傷者が出た無差別テロです。

2つ目の元ネタ・事件は、神戸連続児童殺傷事件(1987)です。兵庫県神戸市須磨区で起きた連続殺傷事件で、当時14歳の中学生が犯人として捕まりました。犯人の少年が自身のことを酒鬼薔薇聖斗と名乗っていたため、別名『酒鬼薔薇事件』または『酒鬼薔薇聖斗事件』という別名もあります。

3つ目の元ネタ・事件は、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(1988)です。1988年~1989年の東京都北西部・埼玉県南西部にて、幼女を狙った誘拐・殺人事件が相次いで発生し、宮崎勤という男性が逮捕されました。宮崎勤は『呪怨:呪いの家』に登場する犯人Mのモデルとも言われています。死刑を宣告された宮崎勤は、2008年に絞首刑を執行され、45歳で息を引き取りました。

4つ目の元ネタ・事件は、女子高生コンクリート詰め殺人事件(1988)です。犯人は不良少年グループで、偶然道を通りかかった女子高生を誘拐し、40日以上監禁します。少年達は被害者に性暴力や猟奇的な暴行を加えた後に殺害し、コンクリートに遺体を沈め、東京湾に棄却しました。

5つ目の元ネタ・事件は、東電OL殺人事件(1997)です。この事件は、1997年に東京電力の幹部ポジションの女性が、東京都渋谷区円山町のアパートで何者かに殺害された事件で、未解決事件としても有名です。当初はネパール人の男性が犯人として捕まりましたが、その後無罪判決が下され、真犯人は現在も見つかっていません。

最後の元ネタ・事件は、名古屋妊婦切り裂き殺人事件(1988)です。こちらも未解決事件として知られています。アパートに住む臨月の女性が絞殺された後に、腕を拘束されながら、腹部を切り裂かれるという極めて猟奇的な事件です。切り裂かれた腹部の中には、ミッキー・マウスのキーホルダーと電話の受話器が埋め込まれていました。

遺体の足元には、犯人が取り上げた胎児が重傷の状態で発見されました。胎児は奇跡的に生存したものの、犯人は未だ見つかっていません。これらの忘れ難き事件をモチーフとした『呪怨:呪いの家』は、実話と虚像が入り乱れており、視聴者に生々しい恐怖を与えています。

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呪怨:呪いの家のキャスト一覧

キャスト一覧①荒川良々

小田島泰男役を務めた荒川良々(あらかわ よしよし)は、1974年1月18日生まれ、佐賀県小城市出身の俳優です。個性派俳優として、多数のドラマや映画に出演しており、代表作としてはドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の今松役、映画『全然大丈夫』の遠山照男役などが挙げられます。

キャスト一覧②黒島結菜

本庄はるか役を務めた黒島結菜(くろしま ゆいな)は、1997年3月15日生まれ、沖縄県糸満市出身の女優です。所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツ。代表作としては、映画『あしたになれば。』の佐々木美希役、映画『サクラダリセット』の春埼美空役、ドラマ『アシガール』の速川唯/唯之助役などが挙げられます。

キャスト一覧③里々佳

河合聖美役を務めた里々佳(りりか)は、1995年3月11日生まれ、鹿児島県出身の女優、タレント、モデルです。アイドルグループ「恥じらいレスキューJPN」の元メンバーでもあります。出演した番組・作品としては、ドラマ『ファーストラヴ』の真壁由紀(大学生時代)役、ゲーム『龍が如く7 光と闇の行方』のハローワーク職員・里々佳役などが挙げられます。

キャスト一覧④柄本時生

犯人「M」役を務めた柄本時生(えもと ときお)は、1989年10月17日生まれ、東京都出身の俳優です。俳優・柄本明と女優・角替和枝の次男で、両親と共演した作品も存在します。代表作としては、初主演を飾ったドラマ『初恋芸人』の佐藤賢治役、映画『スラッカーズ』の木所十夢役などが挙げられます。

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呪怨:呪いの家のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①1988年

若手タレントのはるかは、自室から響く謎のうめき声に怯え、恋人・深沢の住む部屋に引っ越します。不気味な声から逃れようとするはるかでしたが、異変は深沢の家でも生じ、2人は戦慄を覚えました。はるかと共演した心霊研究家の小田島は、はるかと深沢を襲う心霊現象に邪悪な気配を感じ、深沢の元を訪ねます。霊感のある深沢は、これらの現象は呪いの家が関係していることを示唆しました。

その後、深沢は再び怪現象に襲われ、不気味な女性の姿を目にします。女子高生・河合聖美は転校先の高校で、芳恵と真衣の2人と友人になり、「猫屋敷」と称される廃墟を訪れます。他校の生徒・雄大も合流し、4人で廃墟を探索することになりました。しかし、聖美はそこで床に拘束され、雄大に処女を奪われてしまいます。その後、聖美は泣きながら押し入れに逃げ込みました。

そこで不気味な女性と遭遇し、聖美は大きな叫び声をあげます。押し入れから出てきた聖美は、まるで別人のように変わり、雄大を妖艶に誘惑し、彼の恋人である芳恵のプライドをへし折りました。はるかは、深沢の実家に赴いて両親に挨拶する夢を見て、ふと目を覚ますと、一本の電話が入り、深沢が亡くなったと伝えられます。

深沢の葬式にて、はるかは小田島と再会し、呪いの家の存在を知らされました。棺に入った深沢の表情は恐怖に染まっており、はるかは大きなショックを受けます。雄大と交際を始めた聖美は、担任教師と肉体関係を結ぶ母親を殺害するように、彼に命じます。母親が息を引き取ると、聖美は雄大と共に駆け落ちし、行方をくらますのでした。

あらすじネタバレ②1994年

駆け落ちした聖美と雄大は、生まれた子供と共に3人で生活していました。雄大は仕事のストレスと一向に懐く気配がない俊樹に怒りを感じ、妻と息子に暴力を振り続けます。俊樹が親から虐待を受けていると通報が入り、児童相談所の職員である有安君江は、聖美と雄大、俊樹が住む家を訪問します。

聖美と雄大は家におらず、床に横たわる俊樹だけがいました。俊樹は病院に搬送され、君江は彼を保護する決意をしますが、母親・聖美によって俊樹は強制的に帰宅させられるのでした。

あらすじネタバレ③1995年

雄大の家庭内暴力はさらに悪化した結果、俊樹は脳に大きな損傷を負い、寝たきり状態に陥ってしまいます。聖美は泣きながら、どういうわけか「これで自由になれる」と語りました。連続幼女誘拐事件の容疑者「M」は、小田島の大ファンで、呪いの家を探す小田島と是非面会したいと要望を示します。

面会の日、小田島はMと話す内に、自身の悲しい生い立ちを語り始め、亡くなった両親と姉の存在が怪現象を追う理由であると述べました。小田島の話を聞いたMは、呪いの家で過去に起きた監禁事件を話し始めます。呪いの家で監禁された女性は、犯人に無理矢理妊娠させられた後、殺害されてしまったとMは語りました。そして、不気味なことに、子供の死体だけが現場から消えていたのです。

一方、はるかは呪いの家を探し当てましたが、既に一組の夫婦に住居として使用されていました。後日、そこに住む夫が自身の不倫相手(妊婦)を殺害し、お腹から胎児を取り出し、庭に埋める惨い事件が起きます。小田島は呪いの家に向かい、そこに辿りつくと、あることを思い出します。小田島は5歳の時まで、自身が呪いの家で暮らしていたことを思い出したのです。

呪いの家で聖美のビジョンを見た小田島は、図書館で知人となった君江に聖美のことを伝えました。君江は俊樹の件もあり、聖美のことを探していたのです。小田島とはるか、君江は、聖美を探すため、彼女のアパートを訪ねます。なんとそこには雄大の遺体がありました。一方、聖美は呪いの家に侵入し、そこで出会った不気味な女性、そして俊樹を授かった時(高校時代)のことを思い出します。

そんな聖美の元に行方不明となった芳恵と真衣が現れ、聖美は2人と共にどこかへ消えていくのでした。再び呪いの家に訪れた小田島は、5歳の時に出会った屋根裏から見つめてくる不気味な女性のことを思い出し、戦慄を覚えます。

あらすじネタバレ④1997年

呪いの家の新たな住居人となった諸角勇作と智子夫婦は、小田島から忠告を受けますが、勇作は「脅しじゃないか」と激怒し、小田島を拒絶します。しかし、その当日に、呪いの家で起きた惨事の幻覚を見た諸角夫妻は、小田島の話を信じるしかありませんでした。深沢の母親とはるか、小田島は、徐霊のために諸角夫妻の元へ向かいます。

しかし、事件の幻覚を見た智子が突然苦しみだし、病院へ搬送される事態となりました。途方に暮れる勇作は突然姿を消してしまい、小田島達は驚愕します。呪いの家の屋根裏では、深沢の母親が霊との接触に成功しますが、そこに現れたのは体が歪み、痩せ細った女性の霊でした。その後、小田島は呪いの家に関する本を出版しますが、刑事の高坂から、何故犯人しか知らない情報を本に書けたのか?と質問されます。

小田島は、それらの情報は呪いの家から得たと語りました。呪いの家は小田島に惨劇を語り継ぐ役目を与えているようです。一方、君江は俊樹の病室におり、彼が何かを伝えようとしていることに気がつきます。俊樹は君江に「逃げて」と伝えていたのです。不気味な女性と会い、様子が変わってしまった深沢の母親は、はるかに呪いの家の庭を掘ることを命じます。

そこはかつて赤ん坊が埋められてしまった場所でした。穴を掘ると、カバンから赤ん坊の泣き声が響きましたが、中には何もありません。深沢の母親がどこかへ行ったことを確認すると、はるかは少しホッとしました。しかし、背後から謎の男が現れ、はるかは呪いの家へと拉致されてしまうのでした。

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呪怨:呪いの家に関する感想や評価

ドラマ『呪怨:呪いの家』に続編はあるのでしょうか?ドラマのシーズン1を見終えると、何だか心がもやもやし、続きはないのかと探してしまうのは、よくあることです。好意的な意見が多いので、シーズン2も期待できるかもしれません。

元ネタとなった実話(事件)を知っていると、「このシーンはあの事件がモデルかな?」と考察することが可能です。しかし、いくら元ネタを知っていても、ドラマの内容は複雑怪奇なので、すぐに理解できる視聴者は少ないと思われます。たとえ意味が分からなくても、面白いホラーシリーズ、それが『呪怨』なのです。

『呪怨』といえば、伽椰子&俊雄の強烈な物理攻撃やチートな移動能力など、サービス精神旺盛なシーンが有名です。しかし、『呪怨:呪いの家』では、人間の怖さがメインとなるため、その成分がだいぶ抑えられています。

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呪怨:呪いの家まとめ

この記事では、Netflix限定ドラマ『呪怨:呪いの家』の元ネタとなった事件の実話や出演キャスト、内容のあらすじなどを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ただでさえ恐ろしい『呪怨』シリーズに、不条理な実話を絡めて制作された『呪怨:呪いの家』は、拭いきれない恐怖や絶望感を視聴者に与える、全く新しいタイプの『呪怨』シリーズだと言えるでしょう。気になった方は、是非作品に触れてみてください!

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