2019年07月11日公開
2019年07月11日更新
ドラマ・イグアナの娘の結末ネタバレ!最終回の考察から感想まで!
1996年にテレビ朝日系で放送されたドラマ「イグアナの娘」が動画配信サービスで配信が始まり話題となっているようです。「イグアナの娘」で主人公を務めた10代の菅野美穂や若くして亡くなった大女優の川島なお美、大ベテラン俳優の草刈正雄などの豪華俳優陣の若い頃の姿が見られる貴重なドラマとなっています。この度は「イグアナの娘」の最終回の結末のあらすじをネタバレし、イグアナの娘についてのネタバレ考察や感想もまとめて紹介します。
イグアナの娘とは?
イグアナの娘のドラマ作品情報
『イグアナの娘』は1992年5月号の月刊少女漫画雑誌『プチフラワー』に掲載された萩尾望都原作の短編漫画を実写ドラマ化したもので、醜形恐怖症と娘を愛することが出来ない母親と親から愛されない娘との親子の確執をテーマにファンタジーを盛り込んで自身の母との対立の経験を基に描かれた作品です。
1996年4月15日から6月24日にテレビ朝日系列で全11話が放送されました。脚本は岡田惠和、主演に菅野美穂、他には草刈正雄、川島なお美、岡田義徳などの豪華な顔ぶれが出演しています。主人公の家族以外の登場人物はドラマ「イグアナの娘」オリジナルとなっています。
イグアナの娘の1話あらすじ
「イグアナの娘」の1話あらすじは、菅野美穂演じる青島リカが母親になり子供との入浴場面から始まります。リカの肩にはイグアナのアザがあります。お風呂から出ると子供を寝かしつけるためにリカはイグアナの物語を子供に聞かせます。その物語は人間に恋をしたイグアナが魔法使いに「自分を人間にしてほしい」とお願いし人間にしてもらいます。
しかし、自身の本当の正体がイグアナであることがバレたら、その人は去ってしまうと告げられます。そのイグアナは自身がイグアナであることを全て忘れて人間になることを誓います。しかし、出産を迎えたそのイグアナは生まれた子の姿がイグアナに見えたことに驚愕し叫び声をあげます。夫・正則(草刈正雄)や他の人には普通の可愛い赤ん坊(に見えるのですが、そのイグアナ「ゆりこ(川島なお美)」にだけはイグアナに見えたのです。
ゆりこは「リカ」と名付けた子供をどうしても愛することが出来ず、夫はマタニティブルーだと取り合いません。それから2年が経過し、ゆりこは正則に自分の正体がイグアナであることがバレることを恐れ、そうなる前にリカを殺して自分も死のうと決意します。しかし、2人の姿を見つけた正則に止められます。どうしてもリカを愛する自信がないというゆりこに正則は優しく寄り添います。それから7か月後に妹の「まみ」が生まれます。
まみ(榎本加奈子)のことは普通の人間に見えたゆりこはまみばかりを可愛がり、リカを邪魔者扱いします。そんなある日リカは両親が言い争っているのを耳にし、ゆりこがリカのことをイグアナにしか見えないと言っているのを聞いてしまいます。リカは次の日学校の図書室でイグアナがどういう生き物か調べその姿に驚き、自分の顔を鏡に映してみるとリカの目にも自分の顔がイグアナに見えたのです。
イグアナの娘の最終回結末ネタバレ
2019年現在から遡って23年前にテレビ朝日系で放送されたドラマ「イグアナの娘」。物語の結末を覚えているという人はさほど多くはないのではないでしょうか?ここからはドラマ「イグアナの娘」の最終回結末についてをネタバレ紹介していきますのでご覧下さい。
最終回ネタバレ①母へのお願い
ドラマ「イグアナの娘」の最終回結末ネタバレを紹介していきます。ドラマ第11話の最終回では、母・ゆりこはリカに心中しようと話を持ち掛けます。リカは初めて母親に求められたことを嬉しいと語り、それを望むならと了承します。そんなリカは、心中する前に1度でいいから抱きしめてほしいとゆりこにお願いするのです。
ゆりこは決意してリカを抱きしめようとしますが、イグアナにしか見えないリカを抱きしめることが出来ません。リカは拒絶されたことにショックを受けその場から走り去り森の中で泣き叫ぶのです。父・正則が駆けつけリカを慰めます。
最終回ネタバレ②卒業後
リカは高校を卒業したら岡崎(岡田義徳)と共にアメリカ留学する予定でした。険悪な関係にだった高橋かをり(小嶺麗奈)とも和解し中谷直紀(山口耕史)といい雰囲気になっていました。リカの家を尋ねた岡崎はゆりこに会い、リカを守っていくと宣言しますが、ゆりこは岡崎にリカのことを何も分かっていないと告げます。
岡崎はそれに反発し、リカから笑顔を奪ったのはゆりこなのではないかと発言します。これに対してゆりこは、リカの正体がイグアナだと知らないからそういうとこが言えるのだといい、そんな娘をこれから愛していけるのかと問うのです。
最終回ネタバレ③日記の内容
岡崎は帰りにリカの父・正則に遭遇します。正則は岡崎にリカのことをずっと守ってくれてありがとうと感謝を述べ、リカを明るくできるのは岡崎だけだと力づけます。その頃ゆりこは正則が過去に記した日記を読んでしました。正則がガラパゴス諸島に赴いた際にイグアナを助けたと記されています。
その当時の写真を見てゆりこは記憶を思い出し掛け、自身の顔を鏡で見るとそこにはイグアナの顔が映っていました。そして、正則が助けたイグアナは自分自身なのではないかと考えるようになるのです。
最終回ネタバレ④母はイグアナだった
岡崎を呼び出したリカは自分がイグアナであることを打ち明けます。岡崎は自分にはそうは見えないし、リカの顔が好きだと言います。心中の騒ぎの一見以来、リカはゆりこと顔を合わせることなく父と妹に見送られ岡崎と共に日本を発つために空港で飛行機を待ちます。外には雨が降り、風が吹き始めていました。その頃ゆりこは外にいました。
風邪で傘が飛ばされた少女の目の前に自動車が走って来るのを見たゆりこは、その少女の姿かリカに見えて彼女を庇って車にひかれてしまいます。リカは鏡に映った自分の顔が元の自分の顔に戻っていたことに何か異変を感じ急いで帰宅します。リカの目の前にはベットで横たわるイグアナの顔をしたゆりこの姿でした。正則にゆりこの顔がイグアナに見えるかと問われ、頷くと自分が過去に書いた日記をリカに手渡します。
その日記を見たリカはゆりこがイグアナのお姫様だったと気付くのです。リカは後日、ゆりこの遺骨を散骨するために海に向かいます。それから数年後、リカと岡崎の間に娘が生まれるという結末を迎えます。
イグアナの娘の最終回ネタバレ考察
ネタバレ考察①ゆりこの行動
「イグアナの娘」の劇中で消化しきれていないのがゆりこ(川島なお美)の行動と言われています。最終回でリカが「ゆりこは初めから自分がイグアナであることに苦しんでいた」と語ります。しかし、もしゆりこが自身をイグアナだと自覚していれば、イグアナの顔に見えたリカが生まれた時に叫び声を上げたり、夫にリカがイグアナにしか見えないと言ったりするだろうかと疑問視されているようです。
また、自分の顔がイグアナに見えた時に叫んだり、正則の過去の日記を見て何かを思い出した様なリアクションをするのだろうかとどこか腑に落ちないところがあるようです。ただゆりこの中にどこか自分の正体を疑うところがあって自分でもよく分からない状況であれば、第三者から見て不可解と思うような行動を取っていたとしてもおかしくはないと考察されているようです。
ネタバレ考察②まみの最後
「イグアナの娘」に登場するリカの妹のまみ(榎本加奈子)の最後についてネタバレ考察していきます。まいはゆりこにかなり甘やかされて育ったために我儘な娘に成長します。しかし、バイトで疲れて寝る時間もあまりないのに自分の為に勉強を教えてくれるリカに影響されて改心し、すっかりリカに懐き味方になります。
リカをぞんざいに扱うゆりこに対して反抗する場面も見られるほどです。恋愛面では岡崎に入れ込んでいる時期もありましたが、最終的に高見沢博(井澤健)といい雰囲気になりました。
ネタバレ考察③三上伸子の結末
「イグアナの娘」の三上伸子(佐藤仁美)の結末についてネタバレ考察していきます。リカが暗い時期に一番の友達になっていたのが三上伸子でした。伸子は過去のトラウマで場面緘黙症に陥り、友人たちと普通に話すことが出来ない状態でした。しかし、清水(室井誠明)にラブレターを貰ったことをきっかけに徐々に克服していき、清水とは交際をずっと続けていました。
伸子はリカと待ち合わせをしていましたが、時間に遅れそうになり慌てて待ち合わせ場所に向かおうとしたところ車にはねられて亡くなってしまいます。以前にリカは同じ待ち合わせ場所で岡崎との待ち合わせしていたところ待ちぼうけを喰らったことがあり、三上伸子は二度不安な思いをさせないようにとリカのことを気遣って見舞われた悲劇でした。
ネタバレ考察④橋本かをりの結末
「イグアナの娘」の橋本かをり(小嶺麗奈)の結末についてネタバレ考察していきます。かをりは物語の序盤からリカとは何かと対立していました。そんなかをりもトラウマを抱え、実家を出て一人暮らしをしていました。両親の仲は悪く、弟の面倒はいつもかをりが見ていました。しかし、それにも疲れてわざと帰りを遅らせて街をぶらついていました。その日に弟は1人で外出してしまい事故で亡くなってしまいます。
かをりは両親から酷く責められます。両親は離婚し、かをりはどちらにもついて行きませんでした。リカが自殺しようとしたりするのを見て周囲の同情を得ようとしているようにかをりの目には映っていたようです。しかし、誤解は解け岡崎を巡り正々堂々と勝負をしますが、結果リカに惨敗します。かをりは中谷直(山口耕史)と良い雰囲気になります。
イグアナの娘の見所
ドラマ「イグアナの娘」の見所についてを紹介していきます。主演の菅野美穂や母親役の川島なお美の演技や「イグアナの娘」の物語のベースなどについてまとめているのでご覧ください。
見所①菅野美穂や川島なお美の演技
ドラマ「イグアナの娘」で主演を演じた菅野美穂の可愛さはもちろんですが、川島なお美の圧倒的な存在感と可愛さと綺麗さを併せ持った美貌に魅せられたという感想があがっています。
ドラマの劇中で物憂げにワインを嗜む姿は切なさを感じさせ、最終回で草刈正雄が「パパにとってママはおとぎ話に出てくるお姫様だ」との発言に共感したという声も聞こえています。菅野美穂の演技については声のトーンやセリフの言い回しが純真な少女という役柄に嵌っていると評価されています。
見所②原作者の実体験がベースに
ドラマ「イグアナの娘」の物語は少々古臭さを感じさせるところがあるようですが、感動できる部分が多いとの感想があがっています。ファンタジー要素が盛り込まれている原作は、原作者である萩尾望都の実体験が基になっているようです。
母親には漫画は禁止され、呼んでいい本は教科書のみで周りとの競争に勝つようにと厳しく言われていたようですが、原作者は人との競争が嫌で漫画が好きということもあり漫画家を志したと語っています。実際の親子の確執を描いているため細かな違和感とかを気にせず物語に嵌ることが出来たら感動できると感想の声が寄せられています。
見所③主題歌
ドラマ「イグアナの娘」の見どころには主題歌も挙げられています。「イグアナの娘」の主題歌はエルトン・ジョン「YOUR SONG」です。「イグアナの娘」の感想を見ると「いかにもな名曲」と感じた人もいたようですが、「イグアナの娘」の物語の雰囲気と曲想が合っていて良いと評されているようです。
イグアナの娘に関する感想や評価
ドラマ「イグアナの娘」に関する感想や評価について紹介していきます。菅野美穂主演の「イグアナの娘」の感想や評価にはどのよう声があがっているのでしょうか?早速、「イグアナの娘」の感想や評価を見ていきましょう!
술이들어간다 쭉쭉쭉~(*´-`)
— keitan (@keitan723) March 9, 2017
最近dTVでイグアナの娘見てる!結末全く覚えてなかったわ…9話以降めっちゃ泣く😭これ何年前やろ…みんな若い頃からずっと美しいなぁ~青島家美男美女すぎる!w さぁ今からラストスパート(^o^) pic.twitter.com/sKoNIJKyX2
ドラマ「イグアナの娘」を見返した感想には、物語の結末を覚えていなかったというコメントが多く見られました。ドラマの印象はイグアナに見える菅野美穂というのが強いようです。出演している俳優陣が美男美女たちばかりで驚愕した人も中にはいたようです。
Amazonプライムで「イグアナの娘」見た。
— 濱谷晃一 (@hamatani77) January 10, 2019
僕が浪人生の頃に見たドラマ。
娘を持つ身としては耐え難い1話だった…。すごい強烈で深いドラマ…。
脚本が岡田惠和さんなんだなーと感慨深いけど、それ以上に、プロデューサーに塚本連平さんのお名前を見つけてビックリ。記憶捜査の監督さんだ!
ドラマ「イグアナの娘」はdTVやAmazonプライムで視聴することが出来ます。出演している俳優陣の懐かしい若い頃の姿が見られるだけではなく、現在では監督として活躍しているスタッフについても確認でき、感動した人もいたようです。
イグアナの娘の菅野ちゃんがめちゃめちゃ可愛いすぎる🙈
— れいれい (@rei_2525YR) December 27, 2018
ママの大好きなドラマでもあるから最近一緒に見返してる😆#菅野美穂#イグアナの娘 pic.twitter.com/T51i9EbERq
ドラマ「イグアナの娘」で主演を演じている菅野美穂がとにかく可愛いとの声があがっています。劇中では何故か不思議と菅野美穂の顔が本当にイグアナの顔に見えて凄いと感じたという感想も寄せられています。菅野美穂の存在感が良いとの声もあがっています。
イグアナの娘の結末ネタバレまとめ
ドラマ「イグアナの娘」の最終回結末のあらすじをネタバレし、ドラマについての考察や感想をまとめて紹介してきました。動画配信サービスで再び配信されており、懐かしみながら視聴する人も多いのではないでしょうか?主演の菅野美穂をはじめとした俳優陣が若くて美しいとため息交じりの感想が後を絶ちません。
物語は醜形恐怖症と親子の確執をテーマにした内容で菅野美穂と母親を演じる川島なお美の対立に胸を痛めたという人も少なくなかったようです。菅野美穂の名が世に知れるきっかけともなったドラマです。まだ見たことがないという方は是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?