アンフェアを見る順番は？ドラマシリーズと映画作品のあらすじと時系列を紹介

『アンフェア』シリーズは篠原涼子主演の大ヒットシリーズであり、裏切りに次ぐ裏切りが話題を読んだサスペンスドラマとなっています。連続ドラマからスタートし、劇場版やスピンオフなども製作されているメガヒットシリーズとしても知られています。ここでは見る順番を見る前に、アンフェアシリーズの概要などの基本情報を見ていきましょう。

『アンフェア』は2006年1月クールに放送されたサスペンスドラマから始まり、三つの劇場版作品と三つのスピンオフ作品製作されています。連続ドラマ・劇場版の主演は篠原涼子が務め、スピンオフ作品は北乃きいが主演となっています。

『アンフェア』シリーズの原作小説をみていきましょう。『アンフェア』は脚本家としても活躍する秦建日子の小説『推理小説』を原作としています。ドラマは『推理小説』を下地にオリジナル展開となっていますが、原作小説は「刑事・雪平夏見シリーズ」として継続されています。

ここからは様々な派生作品も製作されている『アンフェア』シリーズを見る順番や時系列順などを紹介していきましょう。ファンでも見る順番に悩む複雑なシリーズ構成となっているので、矛盾のでないように見る順番をまとめていきます。

アンフェアを見る順番は時系列でなく公開順でも問題ないと言われています。2006年1月10日スタートの連続ドラマ 『アンフェア』 から始め、2006年10月3日放送 『アンフェア the special コード・ブレーキング〜暗号解読』と2007年3月17日公開の映画 『アンフェア the movie』はエピソードが時系列順でつながっています。そのためまずは前半は三部作として公開順に見ても問題はありません。

その後は2011年9月17日公開の映画 『アンフェア the answer』、同年9月23日放送のスピンオフ『アンフェア the special ダブル・ミーニング〜二重定義』、2013年3月1日放送のスピンオフ『アンフェア the special ダブル・ミーニング〜Yes or No?』と公開順に見ても問題はありません。映画とスピンオフは密接にリンクしあっているわけではないので、見る順番としてはスピンオフを飛ばしてもいいという意見もあります。

2015年9月5日公開の映画『アンフェア the end』、同年9月15日放送のスピンオフ『アンフェア the special ダブル・ミーニング〜連鎖』の二作品を公開順に見ても問題ありません。大まかに映画作品を中心に三つに分かれている『アンフェア』シリーズですが、見る順番は時系列順でなくとも公開・放送順にみてもストーリーには支障なく見ることができます。

ファンが最もおすすめしているのはアンフェアを時系列順に見ることです。作品内の時系列順に見ることでストーリーの伏線などを矛盾なく楽しむことができます。時系列の順番は連続ドラマ『アンフェア』、劇場版の前日譚SPドラマ『アンフェア the specialコード・ブレーキング  暗号解読』、そして映画第一弾『アンフェア the movie』の順番となっています。

さらに、シリーズ初のスピンオフ『アンフェア the specialダブルミーニング二重定義』、映画第二弾である『アンフェア the answer』を見るのが作品の伏線をしっかりと回収できる時系列順となっています。そして、『ダブル・ミーニング　Yes or No?』、『 アンフェア the specialダブル・ミーニング 連鎖』の二つのスピンオフ作品を見た後に、完結編である『アンフェア the end』を見るのが時系列順の見方となっています。

雪平夏見は検挙率No.1の敏腕美人刑事でしたが、未成年者を射殺したことが問題となっていました。マスコミや市民団体からの抗議をモノともしない雪平はテレビカメラの前で、挑発するような言動をして上層部からも注意を受ける日々を送っていました。女性刑事が活躍することを面白くない思わない刑事も多く、孤立していました。

連続ドラマ『アンフェア』は全11話であり、12話で三つのエピソードが放送されています。すべての事件に繋がりがあり、大枠ではひとつの事件と言えます。最初の事件は『推理小説型予告殺人事件』です。ある殺人事件の現場に臨場した雪平と新米刑事『安藤』は現場に臨場します。そして死体のそばには栞があり、『アンフェアなのは誰か』という文字が記されていました。

『推理小説型予告殺人事件』が解決したのも束の間、雪平の最愛の娘である『美央』とその家政婦が誘拐されるという事件が起こります。そして、身代金が要求されると思いきや、誘拐犯からは『全国民から10円ずつ募金を募れ』という要求が雪平のもとに届けられます。その要求金額は12億円であり、募金額は何とか達成したものの犯人からはさらなる要求が届きます。

誘拐事件が一段落すると、遺体に×マークが付けられている『×マーク連続殺人事件』が発生します。雪平はこれらの被害者が『推理小説型予告殺人事件』や『推理小説型予告殺人事件』の関係者であることに気づきます。そして雪平は事件の犯人が『警察関係者』である可能性を考え始めます。

ここからは連続ドラマの大ヒットを受けて製作されたアンフェアの映画作品・劇場版のあらすじや結末などを紹介していきましょう。三作品公開されておりいずれも大ヒットを記録しているので、劇場版『アンフェア』は注目の作品となっています。

『アンフェア the movie（アンフェア ザ ムービー）』は2007年3月17日公開の『アンフェア』シリーズ劇場版第一作目であり、連続ドラマの続編的なストーリーとなっています。最終的な興行収入は27.2億円を記録しており、テレビドラマの劇場版作品としては大ヒットとなっています。

雪平は娘の未央を送っていくために先に娘を車に乗せていました。雪平が車から離れたとき、突然車が爆発し娘は重傷を負ってしまいます。一命をとりとめた未央ですが、入院先の病院がテロリストに占拠されてしまいます。政府や警察上層部がテロリストと交渉に苦戦するなかで、雪平は単独で病院に潜入していくのでした。

テロリスト占拠事件の犯人は元SAT隊指揮官の後藤と判明し、彼が現役時代に警察上層部の不正を明らかにしようとして警察を追われていたことも判明しました。雪平と斉木は病院への侵入を成功させて、後藤を危機一髪で射殺してテロリスト占拠事件は無事に解決したと思われていました。幸平は真の黒幕がいると考え、その人物を呼び出します。建設中のビルの屋上に呼び出した幸平の前に現れたのは斉木でした。

斉木は幸平同様に警察の不正を暴こうとしましたが、上層部に目をつけられて婚約者を殺されてしまいました。その復讐から今回の計画を立てて、警察の不正を公表するつもりだと話します。その矢先、斉木は何者かに狙撃されてしまい、斉木は死に際にすべてのデータが入ったUSBを渡して息を引き取りました。

『アンフェア the answer』（アンフェア ジ アンサー）は2011年9月17日に公開された『アンフェア』シリーズの劇場版第二弾です。興行収入は23.4億円であり、前作同様大ヒットを記録しています。

雪平は病院占拠事件のあと、北海道に左遷されて刑事として平穏な日々を送っていました。西紋別署の上司である一条とは恋人関係にあり、雪平は北海道での生活に馴染んでいました。そんな中で雪平は斉木からもらったUSBを元夫の佐藤に預け、解析するように依頼していました。一方、北海道ではネイルガンを使った殺人事件が起こっており、雪平は捜査に乗り出します。

ネイルガン殺人事件の犯人として結城脩という男が逮捕されましたが、雪平は彼が犯人でないことを見抜き、真犯人に罠を仕掛けます。幸平は自身の死を偽装して、真犯人が結城脩を口封じに殺す現場を押さえようとしました。そこに現れたのは上司であり、恋人の一条でした。一条はUSBメモリを狙っており、結城脩を裏から操っていました。そして、ついにUSBメモリのデータの解析に成功した幸平と黒幕との最後の戦いが始まります。

『アンフェア the end（アンフェア ジ エンド）』は2015年9月5日に公開された『アンフェア』シリーズ第三弾であり、『アンフェア』シリーズの完結編となっています。興行収入23.6億円を記録し、劇場版三作品合計の興行収入は70億円を突破している大ヒットシリーズとなっています。

ついに警察上層部の腐敗の証拠データを手に入れた雪平ですが、そのデータをどう使うかを悩む日々が続いていました。そんな中で検察のトップが相次いで死亡する事件が発生し、システムエンジニアの津村が容疑者として浮かんできました。取り調べを受ける津村はある人物としか話さないといい、黙秘を続けました。津村が名前を挙げたのは『幸平夏美』でした。

いよいよ日本にはいられなくなった雪平は国外へと逃げるために、エルドニア共和国の大使館に逃げ込む計画を立てます。仲間である津島や小久保、山路などの助けを借りて、ついにエルドニア共和国にたどり着きます。入口に入る寸前の雪平に銃を向けたのは、仲間だと思っていた『津島』でした。そこへ現れた一条は津島と相撃ちになり、全員が動けない状態になってしまいました。

時は流れて、雪平は日本ではない国でシャワーを浴びていました。シャワーから上がった幸平がニュースを見ると、日本の警察が不正を追及され多くの人が処分されたニュースが流れます。それを見て雪平は静かに微笑みました。

『アンフェア』にはスピンオフやSPドラマがあります。テレビシリーズは連続ドラマだけですが、劇場版作品の公開などを前に前日譚となるスピンオフやSPドラマが放送されることが恒例となっていました。これらのドラマも本格的なミステリーとなっているため、いずれもファンにも人気の作品です。

『アンフェア the special コード・ブレーキング〜暗号解読』は2007年3月公開の劇場版『アンフェア the movie』に先駆けて2006年10月3日に放送された二時間のスペシャルドラマです。『アンフェア the movie』の前日譚となっており、ストーリーも連続ドラマと劇場版を繋げる作品となっています。

雪平は相棒であり、真犯人でもあった安藤の死を引きづっていました。安藤が亡くなった現場に横たわり、雪平は安藤が最後に見た景色を見ます。そこで行平はあるメモを発見します。そのメモには『after x comes y』と書かれており、『×マーク連続殺人事件』と何らかのかかわりがあるのではないかと雪平は考え始めます。九か月後、高級ホテルでの殺人事件が起き、『after x comes y』のメモが関わっていると雪平は気づきます。

一連の事件の犯人は雪平が最も信頼していた先輩警察官の安本でした。安本は警察の腐敗に嫌気がさし、理想の警察を作るためにクーデターを画策していました。そして、安本の口からクーデターの首謀者は雪平の父親であることが明かされます。父親はすでに上層部によって消されてしまいましたが、雪平は警察上層部との対決を決意します。

2011年の映画第2作『アンフェア the answer』の公開に先駆けて、シリーズ初のスピンオフドラマとなる『ダブル・ミーニング〜二重定義』が9月23日に北乃きい主演で放送されました。スペシャルドラマとして放送されて、基本的には独立したエピソードですが、『アンフェア the answer』の前日譚にもなっています。

新人女性刑事の望月は警察署の前にいる女子高生から父親がいなくなったことを聞きます。何かの事件に巻き込まれたのかもしれないと考えた望月でしたが、新人のため何をしたらいいか分からなくなっていました。そんな中、4人を誘拐した犯人から電話が来て警察に無理難題を押し付けて、達成できないと次々と誘拐した人を殺していきました。

誘拐事件の黒幕はプロファイラーとして事件捜査に参加していた元園部でした。プロファイリングで成果を残すことで出世できると考えた元園部は実行犯を巧みに操って、誘拐事件を陰から指示していました。最終的には元園部の企みは看破され、逮捕されて事件は幕を下ろします。

ドラマ『ダブル・ミーニング〜Yes or No?』は『アンフェア the answer』が2013年3月2日に地上波初放送が決まり、前日となる3月1日にはスピンオフドラマ第2弾『ダブル・ミーニング〜Yes or No?』が第一弾と同様、北乃きい主演で放送されました。こちらは『アンフェア the answer』とは独立したエピソードとなっていますが、前作と同じく『アンフェア』シリーズのキャラクターが多く登場しています。

インターネットで残酷すぎる配信が連日行われて、社会問題となっていました。その配信の内容は視聴者に『Yes』と『No』の二択問題を出し、犯人の答えと違うと人質が死ぬという新たな形式の殺人事件でした。ついに三人の被害者が出てしまい、警察は本格的な捜査に乗り出します。

一連の配信事件の犯人は被害者のひとりと考えられていた町田でした。実は配信殺人はすべて狂言であり、実際には殺人事件は何も起こっていませんでした。町田の目的は国会議員候補を殺すことであり、配信殺人はカムフラージュに過ぎませんでした。

『ダブル・ミーニング〜連鎖』は2015年9月5日公開の劇場版第3作『アンフェア the end』に先駆けて、スピンオフドラマ第3弾として9月15日に放送されました。スピンオフ作品の完結編であり、第一弾、第二弾に引き続き北乃きいが主演となっています。

望月は刑事として活躍していますが、幼い頃には誘拐事件の被害者になった過去があります。その影響で現在でもセラピーを受けており、腕にはその時につけられたやけどの跡が深く残っていました。そんな中、警視庁宛てに人形が届けられて、その人形には望月と同じやけどの跡がありました。そしてメッセージが添えられており、そこには『サイカイヲノゾム』と望月との再会を匂わすメッセージが書いてありました。

誘拐事件の犯人は梅川という女性であり、20年前に望月と同じく誘拐された過去を持っていました。梅川はその犯人に再び会うために同じような事件を匂わせたことを自白します。幼少期の誘拐事件によって『ストックホルム症候群』になってしまった梅川は誘拐犯に魅入られてしまっていました。望月はついにセラピーを辞め、新たな一歩を踏み出すことにしました。

ここまでは『アンフェア』シリーズの時系列などを見てきました。ここからは『アンフェア』シリーズに関するネット上の感想や評価を紹介していきましょう。『アンフェア』シリーズは伏線や重要キャラクターの裏切り、陰謀の数々が描かれており、ネット上でも注目の作品となっています。『アンフェア』は連続ドラマ開始からから約10年間製作された作品なので、多くのファンが存在します。

『アンフェア』シリーズは面白いという感想はネット上にはかなり多く挙がっています。裏切りに次ぐ裏切りやバッドエンドともいえる結末など近年のドラマの中でも攻めた作品となっており、ネット上には『アンフェア面白いなぁ』という声や『アンフェア、近年でもトップクラスに面白いドラマ』という声などが挙がっています。

『アンフェア』は豪華キャストも話題となる作品です。西島秀俊や瑛太、山田孝之、佐藤浩市、香川照之など数多くの名俳優が出演しており、西島秀俊や香川照之はこの作品で大きく知名度を上げました。ネット上には『アンフェア豪華キャストだな』という声や『アンフェアのキャストが豪華すぎる』という声などが挙がっています。

『裏切り』が見どころの『アンフェア』シリーズはあまりにもエグすぎる裏切りの数々の多くの感想が集まっています。『アンフェア』が放送されるたびにネットには様々な意見が出ており、ネット上には『アンフェア裏切りありすぎだろ』という声や『アンフェアの裏切りがエグいんだけど』という声などが挙がっています。

今回は大ヒットシリーズ『アンフェア』を見る順番や時系列、連続ドラマや劇場版、スピンオフ作品のあらすじと結末、ネット上の感想などを紹介してきました。伏線や裏切りなど、大きな話題となったストーリーは今でも根強い人気を持っているため、今回の見る順番まとめを参考に『アンフェア』シリーズをお楽しみください。