2019年08月11日公開
2019年08月11日更新
小さな巨人が半沢直樹と似ている?原作者は池井戸潤?脚本家やドラマキャストも紹介
ドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」が似ていると話題です。ドラマ「半沢直樹」の原作者は池井戸潤ですが、ドラマ「小さな巨人」の原作者や脚本家は誰なのでしょうか?今回はドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」の脚本家や原作者を紹介し、ドラマ出演キャストのプロフィールや代表作をみていきます。そして、ドラマ「小さな巨人」と「半沢直樹」が似ていると言われる理由についてみていきます。
目次
小さな巨人が半沢直樹と似ている?
似ていると話題の小さな巨人と半沢直樹とは?
ドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」が似ていると話題になっています。今回はドラマ「小さな巨人」と「半沢直樹」のあらすじやキャストを比較し、似ていると言われる理由について考察していきます。
小さな巨人の作品情報とあらすじ
ドラマ「小さな巨人」は2017年4月〜6月にTBSの「日曜劇場枠」で放送された、長谷川博己主演ドラマです。ドラマ「小さな巨人」は警視庁と所轄の軋轢や警察組織内部での権力争いを描いた群像劇です。
半沢直樹の作品情報とあらすじ
ドラマ「半沢直樹」は2013年7月〜9月にTBSの「日曜劇場」枠で放送された、堺雅人主演ドラマで原作者は池井戸潤です。ドラマ「半沢直樹」は曲がったことが大嫌いな銀行員の半沢直樹が銀行内部の不正を暴いていくストーリーです。
小さな巨人と半沢直樹の似ている理由
ドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」が似ている理由として、まず次の3つが挙げられます。
理由①ドラマのテーマ
ドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」は、上司に裏切られた部下が上司と対決することになるという人間関係がテーマになっているところが似ていると言われています。
理由②香川照之が出演
ベテラン俳優の香川照之がドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」の両方に出演しており、どちらのドラマでも部下を裏切る上司役(主人公の敵役)を演じている所です。
理由③演出担当
ドラマ「小さな巨人」もドラマ「半沢直樹」もいずれも田中健太監督が演出を担当していることです。
小さな巨人の原作者は池井戸潤?脚本家は?
小さな巨人の原作者は池井戸潤ではない
ドラマ「半沢直樹」の原作者は池井戸潤の小説です。そんなドラマ「半沢直樹」と似ていると噂のドラマ「小さな巨人」の原作者も池井戸潤なのでは?を噂されていますが、実はドラマ「小さな巨人」には原作者は池井戸潤ではなく、原作のない脚本家のオリジナルストーリーとなっています。ドラマ「小さな巨人」の脚本家は2人いて、メインの脚本家は丑尾健太郎、彼のサポート役に回ったのが脚本家・八津弘幸です。
小さな巨人の脚本家①丑尾健太郎
丑尾健太郎のプロフィールや他の担当脚本作品、ドラマ「小さな巨人」の脚本担当に決まった理由などを紹介していきます。
丑尾健太郎のプロフィール
丑尾健太郎は1976年5月28日生まれ、愛媛県出身で神戸大学経済学部卒業後は印刷会社に就職。その会社で多くのドラマや映画、舞台などの台本・脚本を校正する仕事を任され、のちに脚本家として活躍する基礎部分が築かれたようです。
丑尾健太郎が脚本担当になった理由
丑尾健太郎がドラマ「小さな巨人」の脚本家になった理由として2つのことが挙げられています。1つ目は前クールの木村拓哉主演ドラマ「A LIFE」で制作費をかけすぎたため、次のクールのドラマ「小さな巨人」は予算をかけられなかったことです。2つ目は会話の面白さやアツい群像劇に定評のある丑尾健太郎の才能だと言われています。
丑尾健太郎の脚本は会話が面白い
丑尾健太郎の脚本は「会話の面白さ」に定評があります。早いテンポで展開されていくストーリーの中で、魅力的な登場人物同士のセリフの掛け合いが絶妙だと言われています。また、緊迫するシリアスシーンの中であっても会話の面白さがところどころ盛り込まれており、シリアスと会話の面白さのバランスが人気です。
丑尾健太郎のその他担当脚本
2006年映画「陽気なギャングが地球を回す」(脚本家デビュー作)、2008年映画「シャカリキ!」、2010年映画「THE LAST MESSAGE 海猿」、2013年ドラマ「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~」、2013年ドラマ「ショムニ2013」などです。
他に2014年ドラマ「水球ヤンキース」、2015年ドラマ「HEAT」、2015年ドラマ「無痛」、2018年ドラマ「ブラックペアン」、2018年ドラマ「都庁爆破!」、2018〜2019年ドラマ「下町ロケット」、2019年ドラマ「ノーサイド・ノーゲーム」、2019年映画「七つの会議」などがあります。
小さな巨人の脚本家②八津弘幸
脚本家・八津弘幸は、ドラマ「小さな巨人」で脚本家・丑尾健太郎のサポート役として脚本協力を行いました。次に、八津弘幸のプロフィールや他の脚本作品などをみていきます。
八津弘幸のプロフィール
八津弘幸は1971年9月1日生まれ、栃木県出身で日本大学芸術学部卒業です。脚本家の他に小説家や漫画の原作者としても活動しています。
八津弘幸は半沢直樹も担当
脚本家・八津弘幸は、池井戸潤が原作者のドラマ「半沢直樹」の脚本も担当しています。「やられたらやり返す、倍返しだ!」のセリフが大ブームになった原作者・池井戸潤のドラマ「半沢直樹」は結果的に大ヒットしましたが、大反響のあった1話放送時にはドラマ後半の脚本を書いている頃で大変なプレッシャーを感じたそうです。
原作者・池井戸潤のドラマ「半沢直樹」の脚本を手掛けた八津弘幸が、ドラマ「小さな巨人」の脚本にも携わっていることも、この両ドラマが似ていると言われる理由となっています。
八津弘幸はアカデミー賞受賞
八津弘幸はドラマ「半沢直樹」と同じ原作者・池井戸潤のドラマ「下町ロケット」の脚本も担当しており、このドラマで「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」脚本賞を獲得しました。
八津弘幸のその他担当脚本
2008年映画「イキガミ」、2011年ドラマ「Dr.伊良部一郎」、2011年ドラマ「棘の街」、2014年映画「神さまの言うとおり」2014年ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」2015年ドラマ「流星ワゴン」、2015-2016年ドラマ「刑事7人」などです。
他に2016年ドラマ「家政婦のミタゾノ」、2017年ドラマ「1942年のプレイボール」、2017年ドラマ「陸王」、2018年映画「ラプラスの魔女」、2019年ドラマ「家康、江戸を建てる」などがあります。
小さな巨人の主要なドラマキャスト
香坂真一郎役/長谷川博己
香坂真一郎は捜査一課で多くの事件解決に貢献した優秀な刑事で異例のスピード出世を果たします。将来を期待され、自身も捜査一課長をめざすも、1度のミスにより所轄の「芝警察署」に左遷となりました。
香坂真一郎役を演じた長谷川博己は1977年3月7日生まれ、東京都出身で2001年から俳優として活躍しています。所属事務所はヒラタオフィスで代表作は「家政婦のミタ」「デート〜恋とはどんなものかしら〜」「シン・ゴジラ」「MOZU」シリーズ、「まんぷく」などです。
山田春彦役/岡田将生
山田春彦は将来を嘱望されている者が務める捜査一課長の運転担当の刑事です。自身も東大法学部卒で父親も内閣官房副長官ながら、ある目的を果たすためにノンキャリで入庁しました。
目的が山田春彦役を演じたのは岡田将生は1989年8月9日生まれ、東京都出身で2006年から俳優として活躍しています。所属事務所はスターダストプロモーションで代表作は「重力ピエロ」「僕の初恋をキミに捧ぐ」「ゆとりですがなにか」「昭和元禄落語心中」「なつぞら」などです。
三島祐里役/芳根京子
三島祐里は警察犬のブリーダーになりたくて警察官になるも、人事課に配属されて警察組織内部に存在する権力争いに疑問を抱きつつ苦悩することになります。
三島祐里役を演じた芳根京子は1997年2月28日生まれ、東京都出身で2013年から女優として活躍しています。所属事務所はジャパン・ミュージックエンターテインメントで代表作は「表参道高校合唱部!」「心が叫びたがってるんだ。」「べっぴんさん」「累 -かさね-」「海月姫」などです。
渡部久志役/安田顕
渡部久志は出世に興味のない現場一筋の刑事で、自分の刑事の勘を頼りに1人で動きます。所轄の刑事であることに誇りを思っており、当初は警視庁からやってきた香坂真一郎に反発します。
渡部久志役を演じた安田顕は1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身で1993年から俳優やタレントとして活躍しています。TEAM NACSのメンバーで「ヤスケン」という愛称で親しまれています。所属事務所はCREATIVE OFFICE CUEで代表作は「龍三と七人の子分たち」「下町ロケット」シリーズ、「正義のセ」「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」「なつぞら」などです。
三笠洋平役/春風亭昇太
三笠洋平はエリート街道を歩んできた元捜査一課長で、香坂真一郎のことを捜査一課に抜擢してくれた恩人でもあります。現在の捜査一課長の小野田義信とは対立関係にあります。
三笠洋平役を演じた春風亭昇太は1959年12月9日生まれ、静岡県清水区出身で1982年から落語家や俳優、タレントとして活動しています。2016年5月に人気長寿番組「笑点」の6代目司会者に就任しました。俳優としては「おんな城主 直虎」「下町ロケット(2015年版)」などに出演しています。
小野田義信役/香川照之
小野田義信は高卒のノンキャリから全国に30万いる警察官の頂点、警視庁の捜査一課長に上り詰めます。香坂真一郎の父に今の地位まで引き上げてもらい、真一郎の実力も認めていましたが、真一郎のことを裏切ります。
小野田義信役を演じた香川照之は1965年12月7日生まれ、東京都出身で1989年から俳優として活躍しています。所属事務所はロータス・ルーツ、俳優の他に歌舞伎役者や実業家、ボクシングの解説者としても活動しています。代表作は「龍馬伝」「るろうに剣心」「99.9 -刑事専門弁護士-」「MOZU」「集団左遷‼」などです。
その他のキャスト
その他のキャストをみていくと、香坂真一郎の同期で捜査一課の係長、理解者の「藤倉良一」役を演じたのは駿河太郎。特殊犯罪捜査担当管理官で特別捜査本部で指揮をとる「片山昭三」役を演じたのは神尾佑。警務部監察官で警察組織内部の不正を調べるのが仕事の「柳沢肇」役を演じたのは手塚とおる。
芝警察署の副署長「杉本学」役を演じた池田鉄洋。刑事たちを演じた、中村俊哉役の竜星涼、石倉慎之介役の丸一太、東山智之役の加治将樹、神尾梢役の夏緖たちです。
半沢直樹の主要なドラマキャスト
半沢直樹役/堺雅人
半沢直樹は正義感が強い銀行員で、上司でも平気で意見を述べるため反感を買いやすい一方で、部下からは慕われています。半沢直樹役を演じた堺雅人は1973年10月14日生まれ、宮崎県宮崎市出身で1992年から俳優として活躍しています。所属事務所は田辺エージェンシーで代表作は「リーガル・ハイ」シリーズ、「真田丸」「Dr.倫太郎」「ツレがうつになりまして。」「DESTINY 鎌倉ものがたり」などです。
渡真利忍役/及川光博
渡真利忍は半沢直樹と同期の銀行員で、人事が全て語るほど情報に通じており、その情報収集能力で半沢直樹と近藤直弼を手助けします。渡真利忍役を演じた及川光博は1969年10月24日生まれ、東京都出身で1996年から俳優として活躍しています。「ミッチー」の愛称で親しまれ、代表作は「日本沈没」「白い巨塔」「相棒」シリーズ、「僕だけがいない街」「七つの会議(映画)」などです。
近藤直弼役/滝藤賢一
近藤直弼も半沢直樹と同期の入行で、大学時代からの剣道仲間でもあります。上司から強烈なパワハラを受けたため、心の病にかかってしまいました。近藤直弼役を演じた滝藤賢一は1976年11月2日生まれ、愛知県名古屋市出身で1998年から俳優として活躍しています。
所属事務所はエージェントオフィスタクトで代表作は「探偵が早すぎる」「半分、青い」「孤狼の血」「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」「黒革の手帖(2017年)」などです。
中野渡謙役/北大路欣也
中野渡謙は「人」を大事にすることを重要視する頭取で、半沢が不正を明らかにした大和田常務の処分をあえて軽くして敵であった大和田の派閥を手中に納めました。中野渡謙役を北大路欣也は1943年2月23日生まれ、京都府京都市出身で所属事務所はホリプロ・ブッキング・エージェンシーで、代表作は「忠臣蔵」「子連れ狼」「剣客商売」「仁義なき戦い」シリーズ、「三匹のおっさん」シリーズなどです。
大和田暁役/香川照之
大和田暁は常務取締役に最年少で就任、駆け引きが上手く派閥意識の強い男ですが、可愛がってきた部下であってもバッサリ切り捨てる冷酷さがあります。大和田暁役を演じた香川照之のプロフィールは前述の通りです。
半沢花役/上戸彩
半沢花は半沢直樹の妻で直樹の心に寄り添い、ときに花の言葉が直樹の仕事上のトラブルを解決するヒントになることもあります。上戸彩は1985年9月14日生まれ、東京都練馬区出身で1999年から女優や歌手として活躍しています。
所属事務所はオスカープロモーションで代表作は「3年B組金八先生」第6シリーズ、「高校教師」第2シリーズ、「絶対零度」シリーズ、「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」「テルマエ・ロマエ」シリーズなどです。
小さな巨人と半沢直樹に関する感想や評価
小さな巨人って、半沢直樹みたいで面白かったんやな
— ハチ (@hachikathu) January 1, 2019
こちらのツイートはドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」に関する感想です。「小さな巨人」が「半沢直樹」と似ていて面白かったそうです。
小さな巨人始まった!!雰囲気が半沢直樹に似ている(・ω・)#小さな巨人#長谷川博己#岡田将生
— ❀smap🖇akie❀ (@akie_0909) April 16, 2017
こちらのツイートもドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」に関する感想です。「小さな巨人」と「半沢直樹」の雰囲気が似ていると感じるそうです。
香川照之ほんとに嫌な役似合うなぁ
— びっぐぼすぅ (@tokuno_methmilk) April 18, 2019
半沢直樹から始まり小さな巨人でも集団左遷でも
こちらのツイートはドラマ「小さな巨人」とドラマ「半沢直樹」に関する感想です。「半沢直樹」でも「小さな巨人」でも香川照之は嫌な役が本当に似合うという感想です。
小さな巨人と半沢直樹についてまとめ
いかがでしたか?ドラマ「小さな巨人」がドラマ「半沢直樹」に似ているという噂についてみてきました。この2つのドラマは脚本家や演出家が同じで、テーマが似ていることや香川照之が悪役として出演していることなど共通点がいくつかあることが分かりました。皆さんも、まだ観たことない人もすでに観たことがある人も「小さな巨人」と「半沢直樹」の共通点に注目しながらぜひお楽しみください!