スカイハイのドラマあらすじを最終回までネタバレ!主題歌や意外なキャストも紹介

高橋ツトム原作、そして釈由美子主演でドラマ化された『スカイハイ』。不慮の事故や殺人で死んだ死者の魂は、恨みの門へ行き3つの選択肢を与えられる…。「おいきなさい」という決め台詞で有名になった『スカイハイ』、実写版はドラマシーズン2、そして劇場版まで作られました。釈由美子さん演じる謎の美女イズコが導く死者たちの選択とは?そのドラマあらすじを最終回までネタバレ紹介します。

スカイハイのドラマあらすじを最終回までネタバレ!主題歌や意外なキャストも紹介のイメージ

目次

  1. スカイハイのドラマあらすじが気になる!
  2. スカイハイのドラマキャストを紹介!
  3. スカイハイのドラマあらすじをネタバレ!
  4. スカイハイのドラマ最終回をネタバレ!
  5. スカイハイのドラマ主題歌を紹介!
  6. スカイハイのドラマあらすじまとめ!

スカイハイのドラマあらすじが気になる!

「おいきなさい」という決め台詞で有名な高橋ツトムさん原作の漫画『スカイハイ』。2003年に釈由美子さん主演でドラマ化され、その後シーズン2、劇場版まで作られました。ドラマ最終回放送後には、時間限定で製作者とファンとの間でチャットが行われ、そこでファンの質問に製作者が答えるという企画が行われました。

『スカイハイ』は最終回までの3話を除き1話完結構成になっていて、毎度異なるキャラクターで話が繰り広げられます。不慮の事故や殺人で死んだ魂は恨みの門と呼ばれる場所に行き、そこで門番イズコから3つの選択肢を示されます。

  1. 死を受け入れ、天国で再生を待つか。
  2. 死を受け入れず、現世で彷徨い続けるか。
  3. 現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ逝くか。
死者は現世の記憶や残された人々の様子を見た上で、この3つから1つを選択します。

「恨みの門」番人であるイズコについては、毎回死者の選択につき添う中で少しずつその人格が見えてきます。そして8話から始まる「フェイス」にて、ついに明かされるイズコの正体とは一体何なのか。気になる最終回までネタバレ紹介していきます。

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スカイハイのドラマキャストを紹介!

『スカイハイ』ドラマのメインキャストと、1話完結のため毎回異なるゲストの中からその一部を紹介します。大物ゲストや、また当時は無名でしたが現在では有名になった方など、今見るとあっと驚くような人が出演しています。

釈由美子/イズコ

1978年生まれ、女優であり、実業家でもある釈由美子さん。凛とした顔立ちと天然なキャラクターとのギャップで人気のある女優さんです。『スカイハイ』実写シリーズでは必ず釈さんがイズコ役を演じており、釈由美子と言えば「おいきなさい」のイメージが強いという方も多いようです。

堺雅人/第一死:勝

1973年生まれ、ドラマ『リーガル・ハイ』シリーズ、そして『半沢直樹』が大ヒットし、一躍人気俳優となった堺雅人さん。ドラマ『スカイハイ』ではデビューしたばかりの頃の堺さんを見ることができます。

鈴木砂羽/第三死:仁美

1972年生まれ、劇団の研究生を卒業した後、映画『愛の新世界』で鮮烈なデビューをした鈴木砂羽さん。当時は日本初となるヘアヌードシーンを披露し、体当たりの演技で様々な賞を受賞しました。現在でも映画やドラマ、また舞台の演出家など様々な場面で活躍されています。

森本レオ/第六死:井崎

1943年生まれ、ドラマ『ショムニ』や『王様のレストラン』などで若い世代にも知られる森本レオさん。独特の柔らかい雰囲気で、「脱力系」芸能人の筆頭として挙げられます。スキャンダルや病気により露出は減ってしまいましたが、現在でもドラマや映画、また声優として様々なシーンで活躍されています。

スカイハイのドラマあらすじをネタバレ!

スカイハイあらすじをネタバレ:第一死「盗む女」

「恨みの門」番人のイズコの前に、身重の体を抱えた死者、法子がやってきます。法子は自分がなぜ死んだのか覚えていません。「恨みの門」にやってくる死者のほとんどが死んだ時の記憶をなくしているため、番人イズコに導かれ自身の記憶を辿ります。記憶を辿ると、法子はお腹の子と共に親友の美里に殺されたことが判明します。

美里は法子の夫勝に2人が結婚する前から好意を寄せており、勝が法子と結婚、そして法子が妊娠したことを知り、法子に嫌がらせをします。美里の仕業だと知った法子は、「知っていたら美里に譲ったのに」と言い、激昂した美里に殺されてしまいます。現世の様子を見にいった法子は、法子が死んだあと何かと勝の世話をして彼のそばに居座る美里を見て、「呪い殺す」ことを選択します。

1年後、美里は勝の子供を妊娠し、出産を迎えます。分娩室で無事赤ん坊を出産した美里は安心して微笑みますが、そのあと自身の股から胎脂と血にまみれた法子が現れ、美里の首を締めます。出産後容体が急変したとして、美里は死亡。生まれた赤子を見て「元気でね…」と呟く法子。法子は自分の赤ん坊を美里に産ませ、その後に呪い殺したのでした。

スカイハイあらすじをネタバレ:第二死「つながり」

自分に価値を見出せないまま生きてきた主人公の未来は、ふとしたきっかけで南と知り合い、それまでの人生が嘘だったかのように幸せな時間を過ごします。しかしそんな幸せもつかの間、南の友達だという小野ジョージとジョータが現れ、未来は2人に暴行されてしまいます。南は2人とグルで、こうして女を釣っては2人に貢いでいましたが、南に関しては気持ちがあったため気が引けていました。

未来は南に危害が加えられると思って進んで2人の言うことを聞きます。その結果未来は暴行の末首を締めて殺されてしまいました。南は警察に出頭しようとしますが、敢え無く南まで2人に刺し殺されてしまいます。そして未来と南は「恨みの門」の前で再会しました。

南に会えた未来は「生まれ変わって南とやり直す」と言い天国を選ぼうとしますが、南は「2人を許せない」と言います。地獄に落ちることを選んだ南に、未来は「もう1人にしないで」と南の選択に付き合うことを決めます。未来と南はジョージとジョータを1人ずつ呪い殺し、2人揃って地獄へと落ちて逝きました。

スカイハイあらすじをネタバレ:第三死「HERO」

区役所に務めるさえ無い男村田は、ある夜暴行を受けている女性に出くわします。勇気を振るい女性を助けようと暴漢に立ち向かいますが、敢え無く殺されてしまいました。「恨みの門」に着いた村田が現世の様子を見に行くと、ニュースでは村田をヒーローだと崇め、助けた女性仁美も「彼は私のヒーローです」とインタビューで答えており、さえ無い人生を送っていた村田は何かを1つ成し遂げたことを喜びます。

しかし村田には実は盗撮の趣味があることや、助けた仁美は詐欺師であり、襲った男は彼女の被害者であることなどが判明します。さらに仁美は男に貢ぐために詐欺を働いており、結局自身も男に騙され捨てられてしまいます。村田は天国へ行くことを選択しますが、その前に1つやりたいことがあるとイズコに話します。

仁美が家に帰ると、テーブルにろうそくの灯ったバースデーケーキが置かれていました。突然テレビがつき、事件のインタビュー映像が流れます。「彼は私のヒーローです」とテレビの中で話す仁美。ケーキには「from HERO」と書かれており、「まさか、」と仁美は呟きます。その姿を見て満足した村田は「僕にはもうできることはない」と笑って天国へと旅立ちます。

スカイハイあらすじをネタバレ:第四死「逆転」

転校生の麻美は、学校でいじめられていた光恵を助けたために、今度は自分がターゲットにされてしまいます。麻美は自分や光恵いじめた3人組を呪い殺すため、光恵に背を押してもらい屋上から飛び降ります。「恨みの門」に着いた麻美はイズコに3人を呪い殺すと話しますが、1人しか呪い殺すことはできないと言われてしまいます。

麻美が現世の光恵の様子を見にいくと、麻美は相変わらず3人にいじめられており、麻美は光恵を守るために3人を脅します。実際に呪い殺すことはできないものの、呪い殺すという脅し文句を使い様々な命令を実行させているうちに、いつしか光恵と3人の立場が逆転し、最終的に光恵が3人をいびるようになります。自分の後を追うと約束していたはずの光恵のそんな姿に、麻美は「裏切り者は許せ無い」と言います。

イズコはそんな麻美に「殺してくれと頼んだのはあなた。自分で死を選んだのに、生きているあの子に嫉妬するなんて勝手」だと言います。麻美は光恵をプールで溺れさせますが、しかしお揃いで買ったお守りのイヤリングを見て、心を変えます。「麻美を殺したのに、私死ねない…」と泣く光恵に、麻美から「それでいい」というメールが届きます。麻美は光恵を許し、天国へと旅立つことを決めるのでした。

スカイハイあらすじをネタバレ:第五死「ROOM503」

看護婦長をしている幸恵は仕事中心の生活で、結婚式の二次会に出席しても、周りの人のように積極的に出会いを探すことができません。しかしそこで泥酔した寅彦を介抱したことから彼と会うようになります。リストラされたけど、今はケーキ屋になりたいと夢を話す寅彦に、幸恵は自分は香水の調香師だと嘘をつきます。

幸恵は嘘をつきましたが、しかし寅彦も実際は社長の次男で、長男が継いだ会社で形だけ役員ポストについていました。幸恵と寅彦はお互いの本当の話を友達のこととして話します。しかし寅彦の兄が幸恵の病院で亡くなり、寅彦の本当の状況を知った幸恵は、会社を捨てて自分と結婚しようと話します。しかし兄が死んで動揺している寅彦は、幸恵を金目あての女たちと一緒だと勘違いし、彼女を誤って殺してしまいます。

自分がなぜ死んだかを思い出した幸恵は、寅彦を呪い殺そうとします。しかし寅彦は車の中で自殺を図ろうとしており、幸恵は慌てて窓ガラスを割り彼を助けます。自殺し損ねた寅彦は、車の中に幸恵が置いていたバレンタインのプレゼントを発見します。中には幸恵の家の鍵が入っていました。幸恵の家に入った寅彦は、そこで幸恵の日記帳を見つけ、彼女の言っていたことが真実だったと知ります。

日記帳を読んだ寅彦は、慌てていつも行っていたホテルの503号室へ向かいます。そこにいたカップルを追い出し、ベッドの下に隠していた幸恵の遺体を取り出しました。幸恵の遺体を抱きしめ、咽び泣く寅彦を見て、幸恵は「自分の恋は終わった」と天国へ行くことを選びます。

スカイハイあらすじをネタバレ:第六死「pigeon house」

出版会社の警備員を40年務める井崎は、会社の経営が傾き自殺を図ろうとする社長を見つけます。井崎はそれを止めようとし、もみ合う内に誤って殺されてしまいます。殺した社長もそれを見て自殺。社長の死後、会社を立て直すために、編集者の洋子は風俗雑誌の出版を決めます。今までの社風とがらっと変わった業務内容に、社員の中には洋子と衝突し出て行く社員が出始めます。

井崎は会社を大切に思っていましたが、社員からはそんな井崎を社員一人一人の誕生日まで覚える暇人だと言われてしまいます。そんな中雑誌が急速に売れ始め、去って行った社員も戻ってきます。しかし社長の意思と異なる雑誌を売ることに、社長夫人の加代子だけがついていけません。加代子は夫が飼っていた鳩を逃しますが、しかし鳩はその習性のため戻ってきます。

それを見た加代子は、風俗雑誌の出版を辞めることを宣言します。それを聞いた社員はみんな「会社は終わりだ」と言って出ていきます。誰もいなくなった会社で、鳩小屋の掃除をする加代子の前に洋子が現れます。ただ仕事に必死だっただけの洋子と、夫の意思を守りたかった加代子はそこで和解します。そして井崎は「生きることは、居場所を探すことだ」と言って現世に、1人会社に残ることを決意するのでした。

スカイハイあらすじをネタバレ:第七死「a song」

ミュージシャンのリョータは自動車事故を起こし、2年間生死を彷徨った挙句、ついに死んでしまいました。「恨みの門」に着いたリョータは、一緒にデビューする予定だったコージがどうなったのか心配します。イズコに誘われ現世の様子を覗くと、コージは大人気ミュージシャンとして多忙の日々を過ごしていました。

リョータとコージは最初は街頭に立ち、それから小さなライブハウスで次第にファンをつけて、ようやくデビュー目前というところまでこぎつけます。しかしコージは音楽がやりたいだけで、デビューにはあまり興味がありません。リョータの作った曲を客に媚びた偽物っぽい音楽だと言います。口論になり、その末にリョータは交通事故を起こしてしまったのでした。

事故の際リョータの霊が天に昇って行くのを見たコージは、それにインスピレーションを受け危篤のリョータを放って曲を書き始めます。その曲でデビューし一躍有名になるコージでしたが、デビューはそもそもコージの望みではなく、次第に彼はやさぐれていきます。しかしリョータが死んだのをきっかけに、コージは何度も断っていたテレビ出演を了承し、リョータへの思いをテレビで語ります。

そしてコージのおかげでできた曲だと言ってデビュー曲「スカイハイ」を歌います。その歌を聞いたリョータはようやくコージのことを理解し、彼を許して天国へと旅立つのでした。

スカイハイのドラマ最終回をネタバレ!

スカイハイ最終回あらすじをネタバレ:最終死「フェイス」前編

門の主がイズコに「この死者を案内してみろ」と言い、「恨みの門」に心を閉ざした少女杏奈がやってきます。イズコは彼女の目を覗き込みますが、そこには人形が映るだけで詳しいことは何もわかりません。彼女を選択へ導くため、イズコは現世へと向かいます。

現世へ降り立ったイズコの前で、杏奈の母親京子が作家の東の家の前で自殺未遂をします。杏奈の死の記憶を探るため京子につき添うイズコですが、病院で妊婦を見るとひどく怯える自分に戸惑います。イズコは病院を訪れた刑事について、杏奈の自宅へと向かいます。そこには首を切られた杏奈の遺体がありました。

杏奈は10年近く引きこもりをしており、外に出そうとする母親と攻防を繰り広げていたようで、警察は京子が杏奈を殺したのではないかと疑います。京子の父耕造は「片桐が犯人だ」と言います。片桐は戸籍上杏奈の父親ですが、実の父親ではないと耕造は言うのです。そして実の父親がわからないからこそ、こんな事態になったのだと。しかしそんな片桐も遺体として発見されます。

イズコは杏奈に父親は誰なのかと尋ねます。すると杏奈から恨みの記憶が溢れてきました。引きこもる杏奈と、外に出そうとする京子、片桐は杏奈に「俺はお前の実の父親じゃない」言い、杏奈は「そんなことはとっくに知ってる!」と返します。片桐は働かなくなり、どんどん家庭が崩壊していって…。記憶は終わり、「私の父親は誰なの。それがわかるまでここを動かない」と杏奈はイズコに宣言します。

スカイハイ最終回あらすじをネタバレ:最終死「フェイス」中編

死者を案内できなければ、お前は何も選択することもできず消滅してしまう…。門の主にそう言われ、イズコは何としても杏奈の父親を探ろうとします。霊の見える少年小吉に手伝ってもらい、イズコは警察を誘導しながら東に探りを入れます。

東は以前京子と交際していたことを認めます。しかし京子から子供の産めない体だと聞いており、自分が杏奈の父親であるはずがないと言います。しかしDNA鑑定の結果、東が杏奈の父親であることが判明。それを知った東は受賞の決まっていた文学賞を辞退し、未だ見つからない杏奈の頭部を探そうとします。

事件前片桐と東が口論していたことが分かり、警察は東が犯人ということで動きます。そんな中京子の容態が急変、亡くなってしまいました。妻に説得され、結局文学賞の授賞式に参加する東。しかし東はスピーチの前に警察から京子が死んだことを伝えられ、記者たちの前で自分が杏奈の父親であることを暴露します。そして杏奈の頭部を探し、供養したいということを話します。

そんな東の姿を見て、杏奈はようやく現世に降りてきます。母親の遺体を見つめる杏奈に、イズコはあなたも魂の選択を考えなさいと話します。しかしそこでイズコは逆に杏奈から質問を受けます。「じゃああなたは選択したの?」「あなたは誰に殺されたの?」そう聞かれたイズコは激しく動揺します。死の記憶が彼女の脳裏をちらつき、イズコは叫び声をあげ逃げ出します。

大きなお腹、赤ん坊の声、銀色の器具を握る医者、様々なフラッシュバックが脳裏を駆け抜け、イズコはようやく思い出します。「私は生まれなかった…」「生まれる前に、殺された」恨みの門にイズコの絶叫が響き渡ります。

スカイハイ最終回あらすじをネタバレ:最終死「フェイス」後編

イズコは生まれる前に堕胎された魂だったことが判明します。イズコは魂の選択をする上で必要な経験や思いを持ち合わせておらず、死者の選択につき添うことで自分自身の選択ができるよう、恨みの門番をさせられていたのでした。

京子の葬儀が終わり、耕造はそこにいるんだろう、と言って杏奈に語りかけます。京子がどうして杏奈を産んだのか。子供が産めないと言われていた京子は、奇跡的に授かった杏奈を体を危険にさらしてでも産みたかった。それなのにどうしてお前はそうなってしまったんだ、そう語りかける耕造に、杏奈は震え始めます。記憶の扉が開き、イズコはすかさず杏奈と共に記憶を辿り始めました。

記憶の中で、片桐は杏奈に「お前の本当の父親がわかったから会わせてやる」と言って杏奈を乱暴に部屋から引きずり出します。片桐は東に杏奈を会わせ、慰謝料をせしめるつもりでした。しかし2人でもみ合ううちに杏奈は柱から飛び出た釘に首を刺し、死んでしまいます。そしてそれを見つけた京子は絶叫し、片桐を殴り殺します。

京子が2人の死体を置いて東の家へ向かっている時、帰ってきた耕造が死体を見つけます。死体を見た耕造は斧を持ってきて、「お前の顔は人様に見せられない」と言って杏奈の首を切り落としました。耕造は全て杏奈のせいだと考えていたのです。「私が家族の歯車をバラバラにした…」「私なんか生まれければよかった」と言う杏奈に、イズコは東の姿を見せます。

東は「アンナへの手紙」という題で杏菜の人生を想像して書いていました。初めて立った日、3歳の誕生日、そしてバージンロード…。娘に促され、東は自分が杏菜のためにできることとして、筆を手に取ったのでした。杏菜が引きこもっていたせいで、空白となってしまった人生を東は埋めていきます。しかしそんな東の前に、包丁と杏菜の頭蓋骨を持った耕造がやってくるのでした。

杏菜の頭蓋骨を抱きしめる東、その東の首を耕造ははねてしまいます。無理やり命を奪われて東を見て、杏菜は「もっとちゃんと生きればよかった」と言います。イズコが魂の選択を尋ねると、杏菜は再生の前にもう一度生き直したいと言います。イズコのように、死者の魂に自分を重ねるようにして…。そして杏菜は門番になることを選択し、イズコには再生を促します。

門の主人は杏菜の願いを聞き届け、杏菜が新たなイズコとなりました。そして新たな死者が恨みの門を訪れます。死者は東でした。杏菜は東に魂の選択を言い渡しますが、東は娘の杏菜と同じ道を選び、彼女に会いたいと言います。「あなたならきっと会える」再生の道を選んだ東を送り出す杏菜。そしてイズコもまた、次は現世で生まれることを願って再生の道へと進むのでした。

スカイハイのドラマ主題歌を紹介!

『スカイハイ』の主題歌はポルノグラフィティの「渦」。ポルノグラフィティは1999年にリリースした「アポロ」から、ヒット曲を絶えず発表しています。シングル10作目にしてドラマ主題歌に選ばれた「渦」は、官能的でありながら全体を包む暗い雰囲気がドラマのイメージにぴったりとはまっています。

スカイハイのドラマあらすじまとめ!

ドラマ『スカイハイ』最終回までのあらすじ紹介、いかがでしたでしょうか。無念の死を遂げた死者たちの選択は、それぞれ悲しくもあり優しくもあり、呪い殺す選択をした死者もまた、どこかに希望を託して地獄に落ちていきました。そして最終回では、彼らを見守るイズコもまた、魂の選択を待つ死者であることが明かされます。

イズコは生まれる前に堕胎されてしまったため、選択をするために必要な経験や思いを何ひとつ持っていませんでした。しかし恨みの門へ来る死者たちの願いや葛藤を見て、憎むことや、愛すること、イズコが得られなかった現世のことを学びます。そして杏菜もまた、10年もの間外界との接触を断っていたため、そのぶんの空白を埋めるために、門番として死者たちの選択を見守りたいと願います。

そして最終回のクライマックスでは、イズコは新たなイズコ、杏菜に見送られ、再生の道へと旅立っていくのでした。ドラマ『スカイハイ』、自分ならどう選択するか、ひどく考えさせられるドラマです。『スカイハイ』をまだご覧になったことがない方は、ぜひイズコと共に死者の選択を見守ってみてはいかがでしょうか。

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