西郷どんの慶喜の妾・ふき(お芳)は実在した?子役は誰?【高梨臨】

ふき(お芳)とは2018年の1月から12月まで放送された大河ドラマ西郷どんの登場人物の1人です。ふき(お芳)は江戸幕府の将軍である徳川慶喜の妾であり、幕府転覆の際徳川慶喜と共に江戸を脱しました。皆様はそんなドラマ西郷どんに登場するふき(お芳)が実在したことをご存知でしょうか。本記事では西郷どんに登場するふき(お芳)についてモデルとなった実在のモデルやキャストを務めた子役の柿原りんかと大人役を務めた高梨臨などをまとめてご紹介していきます。

西郷どんの慶喜の妾・ふき(お芳)は実在した?子役は誰?【高梨臨】のイメージ

目次

  1. 西郷どんとは?
  2. 西郷どんの慶喜の妾・ふき(お芳)は実在した?
  3. 西郷どんの慶喜の妾・ふきの子役は誰
  4. 西郷どんの慶喜の妾・ふきの大人役は高梨臨
  5. 西郷どんの慶喜の妾・ふきに関する感想や評価は?
  6. 西郷どんの慶喜の妾・ふきは実在した?まとめ

西郷どんとは?

西郷どんは大河ドラマ

2018年の1月から12月まで放送されたNHK大河ドラマ西郷どん。幕末を舞台に描いたドラマ西郷どんには徳川慶喜の妾としてふき(お芳)という女性が登場します。西郷どんに登場するふき(お芳)は徳川慶喜と共に江戸を脱するのですが、実は実在した人物をモデルにしていました。本記事ではそんな西郷どんに登場するふき(お芳)についてモデルとなった実在の人物やキャストを務めた子役と大人役などをご紹介していきます。

西郷どんの概要

ではまず初めにふき(お芳)が登場する西郷どんの概要やあらすじ、キャストなどについてご紹介していきます。西郷どんとは2018年の1月7日から12月16日まで放送されたNHKの大河ドラマです。ドラマ西郷どんはタイトルの通り幕末を生きた西郷隆盛の人生を描いた作品であり、林真理子の小説である「西郷どん!」を原作に制作されました。また制作にあたって鈴木亮平や高梨臨などの有名俳優が起用されることになりました。

当初多くの著名俳優が出演することから大河ドラマ西郷どんは期待されていました。しかしドラマ西郷どんはボーイズラブ的な描写や男女の恋愛などに重きを置いた作品となっており、歴史好きの方々からあまり高い評価を得ることが出来ませんでした。そのためドラマ西郷どんは数多くあるNHK大河ドラマのワースト3位に入る視聴率しか獲得できず、成功を収めることが出来ませんでした。

西郷どんのあらすじ

ドラマ西郷どんの主人公である本当に実在した西郷隆盛は薩摩の大地で下級武士の子供として生まれました。しかし西郷隆盛は若くして両親を亡くし、役人の補佐を務めて家計を助けることにします。西郷隆盛には困っている人を見捨てることが出来ないという性格があり、お金を貧しい人に与えた結果貧乏な暮らしを送ることになります。そんな中西郷隆盛を薩摩藩主島津斉彬が目を付けることになります。

島津斉彬は国民を幸せにすることで国を強くすることが出来ると語り、西郷隆盛は心酔し、島津斉彬の元で働くことにします。西郷隆盛は島津斉彬の部下として江戸や京などを駆け回り、次第に有名となっていきます。そして西郷隆盛は島津斉彬の死や島流しなど辛い経験をし、幕府を倒幕する決意を固めるようになります。幕府を倒すため西郷隆盛は坂本龍馬や勝海舟達と絆を結び、真の革命家へと成長していくようになります。

西郷どんのキャスト

  • 主人公西郷隆盛役:鈴木亮平
  • 幼少期の西郷隆盛役:子役の渡辺蒼
  • 大久保利通役:瑛太
  • 岩山糸役:黒木華
  • 篤姫役:北川景子
  • 島津斉彬役:渡辺謙

  • ふき(お芳)役:高梨臨
  • 幼い頃のふき(お芳)役:子役の柿原りんか
  • 月照役:尾上菊之助
  • 坂本龍馬役:小栗旬
  • 勝海舟役:遠藤憲一
  • 徳川慶喜役:松田翔太

西郷どんのスタッフ

  • プロデューサー:小西千栄子
  • プロデューサー兼制作統括:櫻井賢
  • 制作:日本放送協会
  • 脚本:中園ミホ(連続テレビ小説花子とアンの脚本を担当)
  • 演出:野田雄介・盆子原誠・岡田健
  • 原作:林真理子が2017年に刊行した小説「西郷どん!」

大河ドラマ「西郷どん」 | NHKドラマ

西郷どんの慶喜の妾・ふき(お芳)は実在した?

妾・ふきとは?

本記事の主役であるふき(お芳)とはNHK大河ドラマ西郷どんにおいて徳川幕府の最後の将軍である徳川慶喜の妾にあたる女性です。徳川慶喜は徳川幕府の将軍となるものの、倒幕派の活動が過激化したことで家臣を見捨てて江戸から逃亡してしまいます。その際妾であるふき(お芳)は徳川慶喜と共に江戸の街を脱しました。ではこのふき(お芳)という西郷どんの登場人物について詳しくご紹介していきます。

慶喜に愛された女性

ドラマ西郷どんに登場するふき(お芳)は薩摩出身の農民であり、決して裕福とは言えない家庭で育ちました。そしてふき(お芳)は幼い頃に家が貧しいことを理由に売られてしまいます。親に売られたふき(お芳)は江戸まで行き、品川宿の「磯田屋」でお芳という名前で働くことになります。そしていつしかふき(お芳)は品川宿の「磯田屋」で看板娘になるまで成長を遂げました。

そんな「磯田屋」の看板娘であるふき(お芳)は後の徳川幕府将軍である一橋慶喜に好意を寄せられることになります。実はこの一橋慶喜がふき(お芳)の身請人だったのですが、ふき(お芳)はこの時知るよしもありませんでした。その後幕府内部では安政の大獄が起こり、一橋慶喜は謹慎処分を言い渡されます。その時慶喜はふき(お芳)を連れて逃げようとするのですが、絶対に迎えに来るといってふき(お芳)を残していきます。

その後一橋慶喜の謹慎が解けたことでふき(お芳)は一橋慶喜と再会し、ふき(お芳)は一橋慶喜の妾となります。そしてふき(お芳)と遂に結ばれた一橋慶喜は徳川家茂の後を継いで徳川幕府の将軍になります。しかしこの頃倒幕派の勢いが増しており、徳川慶喜はふき(お芳)と共に江戸から脱出することになります。その後ふき(お芳)は徳川慶喜とあることで口論となり、徳川慶喜の元を去ってしまうのでした。

実在したお芳とは?

ここまで大河ドラマ西郷どんに登場したふき(お芳)について詳しくご紹介しましたが、果たして西郷どんのふき(お芳)には実在したのでしょうか。残念ながらこのふき(お芳)はドラマ西郷どんの原作小説に登場しない人物であり、実在ではなく完全にドラマのオリジナルキャラクターとなっています。しかし実在しないオリジナルキャラクターのふき(お芳)ですが、非常によく似た実在の人物がいます。

そのふき(お芳)とよく似た実在の人物こそお芳という女性です。ふきは作中で自らのことをお芳と名乗るのですが、このお芳という人物は実在しました。このお芳という人物は侠客である町火消の新門辰五郎という人物の娘であり、非常にお金持ちの家計に生まれたと記録されています。ドラマのふき(お芳)は貧しい家庭に生まれているので、ふきは実在したとされるお芳から名前のみをモデルにしたと考えられます。

慶喜の正妻と他の側室

ふき(お芳)のモデルとなったのではないかと考えられている実在したお芳は徳川慶喜の妾(側近)でした。妾とは正妻ではないのですが、当時妾に選ばれるのはかなりの名誉でありました。なのでお芳の父である新門辰五郎は二条城の警備を任されるまで出世することになります。ドラマと同じく徳川慶喜は幕府が終わりを告げるのと同時に歴史の闇へと姿を消してしまいます。

実在したお芳は徳川慶喜が大阪城を脱出した際、軍艦開陽丸に乗って江戸へ帰ったと記述されています。なので実在したお芳は生まれ育ちは違うものの、ドラマのふき(お芳)とよく似た人生を送ったといえます。では実在した徳川慶喜の正妻とは誰なのでしょうか。徳川慶喜の正妻となったのは権中納言となった公卿の今出川公久の娘である一条美賀子という女性です。

この一条美賀子という正妻は一条忠香の養女となった大変身分の高い女性であり、徳川慶喜の正妻となるにぴったりの人物でした。しかし残念ながら子宝には恵まれることが無かったようです。一方当時の将軍家は子孫を残すために側室を儲ける制度があり、徳川慶喜も多数の側室を抱えていました。特に有名となっている徳川慶喜の側室は一色須賀・新村信・中根幸の3人です。

正妻の一条美賀子と違い、側室の新村信は5男5女の子供を授かりました。また中根幸も6男7女という多数の子供を授かります。しかし一色須賀は残念ながら子供を授かることがありませんでした。なので徳川慶喜は子供を作ることが出来る新村信と中根幸を重用していたらしく、正妻である一条美賀子とはそこまでうまくいくことがありませんでした。

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西郷どんの慶喜の妾・ふきの子役は誰

ふきの子役は柿原りんか

ここまでドラマ西郷どんに登場するふき(お芳)が実在したのかについてご紹介しましたが、ドラマ西郷どんで幼い頃のふき(お芳)を演じた子役は誰なのでしょうか。幼い頃のふき(お芳)を演じたのは子役の柿原りんかという人物です。子役である柿原りんかは大人顔負けの演技力で話題を集めており、2019年7月現在レベルが高いと話題になっています。ではここからはふき(お芳)の子役を演じた柿原りんかについてご紹介します。

柿原りんかのプロフィール

ドラマ西郷どんでふき(お芳)の幼い頃を演じた柿原りんかは2004年の5月1日に奈良県で生まれたジョビィキッズプロダクション所属の子役です。柿原りんかは2013年に舞台「ALICE~不思議の国の物語」で子役デビューを果たし、2017年の映画「彼らが本気で編むときは」で初主演を飾りました。初めて柿原りんかが主役を務めた映画「彼らが本気で編むときは」はベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞を受賞しました。

ベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞は日本の映画作品で初めてといわれており、主演を務めた子役の柿原りんかは12歳ながらレッドカーペットを歩くことになりました。その際柿原りんかはドイツ語で舞台挨拶を行い、柿原りんかを知る日本のメディアを驚愕させました。わずか12歳ながらドイツ語を話すことが出来る柿原りんかはこれから世界に羽ばたいて活躍する可能性もあります。

柿原りんかの性格

わずか12歳でレッドカーペットを歩いた子役の柿原りんかはどういった性格をしているのでしょうか。主演を務めた2017年の映画「彼らが本気で編むときは」の挨拶で柿原りんかは自身のことを心が強いと語っていました。このセリフから柿原りんかは諦めずにやり通す努力家な性格をしていると考えられます。また非常に役に入り込んで見事な演技力を見せていることから非常にストイックに役作りをしているといえます。

ふきの演技が凄い

12歳で映画「彼らが本気で編むときは」の主演を務めた柿原りんかの魅力は演技力に尽きます。柿原りんかはNHK大河ドラマ西郷どんで幼い頃のふき(お芳)を担当し、ふき(お芳)の心情を見事に熱演しました。この柿原りんかの演技を見て多くの視聴者からは演技に感動したや素晴らしいといった賞賛の声が多数寄せられました。また主演を務めた鈴木亮平もこの柿原りんかの演技力を高く評価しています。

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西郷どんの慶喜の妾・ふきの大人役は高梨臨

高梨臨のプロフィール

NHK大河ドラマ西郷どんでふき(お芳)の大人役を演じたのは日本の女優兼ファッションモデルである高梨臨です。ふき(お芳)を演じた高梨臨は1988年の12月17日に千葉県で生まれたスターダストプロモーション所属の女優であり、2005年にアイドルグループ「ピンクジャムプリンセス」の一員として芸能界デビューしました。その後高梨臨はモデルとしてしばらく活動し、2008年の映画「GOTH」で女優デビューしました。

女優デビューした後高梨臨は2009年に「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンピンク役を務めたことで注目を集め、2012年の日本とフランスが共同制作した映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」の主演に起用されました。本作はカンヌ国際映画祭に出品されることになり、高梨臨は本作で高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞しました。その後高梨臨は2013年に「放課後グルーヴ」で連続テレビドラマの初主演を務めることになりました。

また高梨臨は女優としてブレイクする一方でモデルやタレントとしても活躍することになり、多数のドラマや雑誌に起用されることになりました。そして2018年に高梨臨は大河ドラマ西郷どんのふき(お芳)に起用されることになり、2019年7月現在も多数のドラマ作品に出演する大人気女優へとなりました。

高梨臨のその他の出演ドラマ

高梨臨はこれまで2007年のドラマ「探偵学園Q」や2013年のドラマ「カラマーゾフの兄弟」、2014年のドラマ「花子とアン」などのドラマ作品に多数出演しています。また高梨臨は映画でも活躍しており、2012年の映画「ライク・サムワン・イン・ラヴ」で高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞し、「生きているものはいないのか」や「わたしのハワイの歩きかた」などの映画作品に出演しています。

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西郷どんの慶喜の妾・ふきに関する感想や評価は?

大河ドラマ西郷どんのふき(お芳)に関する感想では徳川慶喜と結ばれて良かったという感想が多く寄せられていました。徳川慶喜はふき(お芳)に恋をするものの、謹慎処分を受けて離れ離れとなってしまいます。しかし徳川慶喜は必ず迎えに行くという約束を守り、ふき(お芳)と結ばれることになり、多くの視聴者を感動させました。

大河ドラマ西郷どんのふき(お芳)に関する感想では高梨臨が大人役を演じていることに驚いたという感想も多く寄せられていました。ふき(お芳)の大人役を務めた高梨臨は「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンピンクでブレイクした女優であり、これまで多数の映画やドラマに出演しています。多くの視聴者はシンケンピンクの印象が強すぎるため、大河ドラマに出演したことに驚きの感想が寄せられることになりました。

大河ドラマ西郷どんのふき(お芳)に関する感想では柿原りんかの演技に注目する感想も非常に多く見受けられました。柿原りんかは2014年の映画「彼らが本気で編むときは」で主演を務め、テディ審査員特別賞を受賞するほどの演技力を持つ子役です。そんな子役の柿原りんかはドラマ西郷どんでもふき(お芳)を見事に熱演し、多くの視聴者を涙させることになりました。

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西郷どんの慶喜の妾・ふきは実在した?まとめ

本記事では大河ドラマ西郷どんに登場するふき(お芳)について実在するモデルやキャストなどをまとめてご紹介しました。残念ながらふき(お芳)は実在した人物ではないのですが、それに似た人物は実在していました。歴史で徳川慶喜の妾であるお芳は生まれ育ち以外非常にふき(お芳)と似ているため、もしかすると実在したとされるお芳をモデルにして作られた登場人物なのかもしれません。

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