【声優】一龍斎春水(麻上洋子)の現在の活動は?介護・結婚についても調査

往年のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリニューアル版が21世紀に制作されたことにより、声優・麻上洋子さんが演じるヒロイン森雪は幅広い年代に愛されるキャラクターとなっています。声優界の重鎮である麻上洋子さんは、一龍斎春水と改名して講談師としても精力的に活躍しています。麻上洋子から改名した一龍斎春水さんの現在の活動や本名・経歴をまとめ、実母の介護や結婚・夫の有無について調査していきます。

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目次

  1. 声優の一龍斎春水とは?
  2. 一龍斎春水(麻上洋子)の現在の活動は?
  3. 一龍斎春水の介護・結婚について
  4. 一龍斎春水に関する感想や評価
  5. 一龍斎春水の現在の活動や介護まとめ

声優の一龍斎春水とは?

声優の一龍斎春水さんについて紹介します。一龍斎春水さんの本名は大久保洋子さんで、現在は講談師としても活動しています。話芸「講談」とは簡単にいうと朗読とは違い、テレビで見るような張り扇で音を響かせるように釈台を叩き講談師がリズミカルに語っていきます。「クレヨンしんちゃん」のまさお役で知られている声優・鈴木みえさんも、一龍斎春水さんのように芸名を一龍斎貞友に変更し、声優業を継続しながら講談師して活躍しています。

一龍斎春水のプロフィール

一龍斎春水の本名

声優歴が20年ほど過ぎた麻上洋子さん(本名・大久保洋子)は、講談にめぐり合い、1992年に講談師初の人間国宝・6代目一龍斎貞水に入門しています。惣領弟子となり芸名「春水(はるみ)」で講談師としての活動も開始し、2004年に真打ちに昇進しています。

2012年から芸名を「一龍斎春水」(いちりゅうさいはるみ)に改名し、本名を交えたタイトルのブログ「講談&声優&介護 一龍斎春水&大久保洋子」で現在の活動の様子を綴っています。

一龍斎春水の誕生日・年齢

1952年7月10日生まれの一龍斎春水さんは  、2019年現在67歳です。本名・大久保洋子さんは出生地は北 海道小樽市ですが、出身は神奈川県藤沢市です。テレビアニメを通じて声優に興味を抱き、高校卒業後、1960年代から70年代における名作海外ドラマの主演の吹き替えをしていた声優の黒沢良さん主催の声優学校の一期生となります。

一龍斎春水の身長

所属事務所アクセントには、身長157㎝の一龍斎春水さんと同じサイズの森雪のフィギアがあります。声優という職業が現在ほどの知名度がなかった時代から声優業を続けていた一龍斎春水さんは、声優・ナレーターのマネージメントを主とする所属事務所アクセントの附属養成所シャインの所長を務めています。

一龍斎春水の経歴

1974年「宇宙戦艦ヤマト」の森雪役や、1987年「シティーハンター」の野上冴子役で知られている一龍斎春水さんは、20歳で1972年のアニメ「樫の木モック」で声優デビューしています。翌年1973年にはアニメ「ゼロテスター」のリサ役で初レギュラーを得ています。声優の仕事が順調に進み、1974年「宇宙戦艦ヤマト」の森雪役と、1975年「フランダース犬」のアロア役という人気アニメでヒロインを務めています。

しかし、「宇宙戦艦ヤマト」が先行放送されていたことで、同じ声優による裏番組同士の掛け持ちが懸念されていたようです。最終的に一龍斎春水さんは「フランダースの犬」のアロア役を3話で降板し、代表作となる「宇宙戦艦ヤマト」の森雪役に専念することになります。後に名作アニメとなった「宇宙戦艦ヤマト」ですが、この時点では打ち切りという憂き目を見ています。

「宇宙戦艦ヤマト」の人気で到来した第一次アニメブームにより、1979年に一龍斎春水さんは声優・吉田理保子さんと共に、ラジオ大阪のアニメトピアの初代パーソナリティーを担当しています。アニメトピアの人気で、同局の人気ラジオ番組のJAMJAM大阪の月曜パーソナリティーを担当することとなった一龍斎春水さんは、一緒に担当していた無名時代の俳優の故・阿藤快さんから「こだぬきポン子」というあだ名を命名されています。

アイドル声優の元祖のような龍斎春水さんは、ファンクラブ「こだぬき会」が結成されるほどブレイクします。歌手活動は短期間でしたが、ソロで「子猫のフーガ」や吉田理保子さんとのユニットで数枚のシングルレコードを発売しています。そして、現在の声優業を続ける講談師・一龍斎春水さんへと繋がります。

講談師 一龍斎春水 オフィシャルホームページ

一龍斎春水(麻上洋子)の現在の活動は?

「宇宙戦艦ヤマト」の森雪役で慢心することなく声優を追求する一龍斎春水さんは、現在の師匠・一龍斎貞水さんを通じ、たった一人の話芸でお客を自由自在に笑ったり泣いたりさせる「講談」を知ることになります。声優としてベテランの域に達した一龍斎貞水さんは、40歳で伝統芸能である講談に入門します。 

現在の活動内容

講演テーマ

江戸時代以前からあった講談とは、当初は侍に戦いの方法を教えるものであり、以降、講談とは男性の芸としてイメージが強かったようですが、近年では一龍斎春水さんのように女性も参加できるようになります。一龍齋春水さんは、講談を女性メインにした話で展開していきたいようです。古いものを大切にしていきながら、自分らしさや現代らしさを加味していき、現代の人にわかる講談の面白さを追求していっているようです。

講談師として一龍斎春水さんは命の大切さを謳った「童謡詩人 金子みすゞの生涯」や、両手両足を無くしながらも自立した人生を生き抜いた「中村久子伝」などを語っています。「宇宙戦艦ヤマト」の森雪からスタートした声優として活躍した日々や、新たな高みを目指しゼロからスタートした講談師への道のりなども語っています。

中村久子伝を講談している

一龍斎春水さんは、両手両足切断というハンデを背負いながらも、興行芸人を経て作家となった中村久子さん(1897年〜 1968年)をテーマにした「新作講談 中村久子伝」で2018年に文化庁芸術祭に参加しています。

中村久子さんとは

3歳という幼さで中村久子さんに、両手両足切断という悲劇が襲いかかります。父が亡くなり再婚した母は、再婚先で肩身の狭い思いをしていた娘を厳しくも深い愛情で教育していきます。

健常者のように身の回りのことが可能となった久子さんは、周囲の勧めもあり見世物小屋の芸人「だるま娘」として、ハンデのある体で母から教え込まれた裁縫や編み物を披露する芸を糧に生き抜いていきます。

見世物小屋の看板芸人となった久子さんは、結婚・子宝という女性としての幸せに恵まれます。しかし、夫と死別し女手一つで子供たちを育てるため懸命に見世物小屋で働き続けます。

そんな中でヘレン・ケラーと出会い、自分の道を模索し続けていた久子さんは興行界を離れ、50歳頃から執筆活動・講演活動・各施設慰問活動を精力的に行います。逆境に負けない久子さんの生きざまは、身障者も健常者も関係なく万人に大きな希望を与えたのです。

一龍斎春水の介護・結婚について

一龍斎春水は母親の介護をしている

一龍斎春水さんこと本名・大久保洋子さんの実母は、2006年に脳梗塞を発症します。会話も食事も不可能となり、管から栄養を注入するため、胃に穴を開ける胃ろうを取り付け寝たきり生活となります。神奈川県の実家で本格的な介護生活が始まります。

仕事と両立しながら一龍斎春水さんは、家族と共に要介護5の90歳を過ぎた実母を10年以上介護しています。一龍斎春水さんは声優・講談師だけでなく、自身の介護経験も講演されているようです。

一龍斎春水の結婚・夫の噂

森雪には古代進というソウルメイトがいますが、一龍斎春水さんは結婚されているのでしょうか?ウィキペディアには、配偶者ありと明記されていますが夫の詳細については触れられていないようです。しかし、一龍斎春水の実母の介護を夫が助けているというネット記事があります。

一龍斎春水に関する感想や評価

昨今流行りの往年のアニメのリニューアル版では、メインキャストを現在活躍中の声優さんにチェンジする場合が多々あるようです。しかし、20年ぶりの劇場版「シティーハンター」で、一龍斎春水さん演じる野上冴子の男前で嫌味のない色気は今も健在しています。

声優・麻上洋子さんが芸名を「一龍斎春水」と改名し、声優や講談師として活躍されているのは知られています。本名が麻上洋子ではなく、大久保洋子だったとは知らない方が多かったのではないでしょうか。

一龍斎春水さんは80年代に、「機動戦士ガンダム」を手掛けた富野由悠季監督の「伝説巨神イデオン」で女傑ハルル(上記画像の赤髪の女性)を演じています。清楚な森雪だけに留まることのない、一龍斎春水さんの幅広い演技力を伺わせます。

すべてのキャラクターが犬の擬人化で展開している1984年「名探偵ホームズ」で、一龍斎春水さんが演じていたのは結婚間もなく夫を亡くしたハドソン夫人です。ハドソン夫人は森雪のような清楚なヒロインですが、車の運転や銃の腕前はハイスペックのようです。

一龍斎春水の現在の活動や介護まとめ

声優や講談師として活躍している一龍斎春水さんは、声優を志した本名「大久保洋子」から声優界の一線で活躍した「麻上洋子」を経て現在に至っています。結婚や夫については不明でしたが、森雪のような語り口での実母の介護経験談は、介護で悩んでいる人たちを勇気づけています。自らの可能性を貪欲に探求し続ける一龍斎春水さんのこれからの活動を期待します。  

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