2018年11月19日公開
2018年11月19日更新
ブラックペアンの結末・最終回あらすじをネタバレ!賛否両論のラストと続編を考察
ブラックペアンの結末、最終回のあらすじをネタバレ!賛否両論の結末と続編をネタバレ考察。ブラックペアンとは何なのか?最終回に待ち受ける衝撃の結末とは?!原作との違いは?原作を読んでもネタバレにはならないドラマ版。ブラックペアンのあらすじをネタバレしながら最終回の結末を考察。そして、最終回まで見た人の感想もご紹介!原作とはまた違うあらすじで書かれた今作『ブラックペアン』。最終回に向けてあらすじが展開していく今作『ブラックペアン』。ネタバレを見た後また最初から見たくなると今作は評価されている。
目次
ブラックペアンの結末と最終回が知りたい!
日曜劇場『ブラックペアン』。原作は海堂尊の「ブラックペアン1988」1話から最終回の結末まで、怒涛のあらすじをネタバレしていく。原作とは違うあらすじのドラマの最終回の結末まで見た人や、ネタバレを読んだ人も、もう一度みなおしたくなる作品だろう。
ブラックペアンの出演キャスト一覧
日曜劇場『ブラックペアン』の最終回までのあらすじのネタバレをする前に、今作の出演キャスト陣を紹介する。
渡海征司郎/二宮和也
1983年6月17日東京都葛飾区出身。日本の歌手、俳優、タレント、司会者、嵐のメンバー。愛称は「ニノ」。両親は共に料理家である。1997年「STAND BY ME」で舞台初出演。1998年『元旦特別企画・松本清張原作「天城越え」』でテレビ初出演を果たす。翌年1999年9月15日嵐としてデビューし、11月3日に「A・RA・SHI」でCDデビューを果たす。
ジャニーズ事務所に入るきっかけとなったのが、中学に入る少し前にいとこがふざけて写真を撮り、それをジャニーズ事務所に送ったことが始まりである。6月にオーディションに来てくださいと言う連絡が入りわけもわからずオーディション現場に向かうが、もちろんダンスなどできないので、一番後ろでただ揺れていただけだったと言う。
3日後また連絡が入り、言われた場所に向かったら雑誌の取材であった。デビュー以前からジャニーズJr.の中でも人気が高く、同じ嵐のメンバーの相葉とダンスや歌唱力で常に最前線を走っていた。二宮は自他共に認めるゲーマーであり、多くのゲーム機を持っている。休みの日は一日中家でゲームをしていることもある。
2014年発売の嵐のアルバム『THE DIGITALIAN』では、ゲーム好きである二宮が動画サイトを通じまらしぃの存在を知り、まらしぃにピアノを弾いてもらいたいと言ったことがきっかけで、二宮のソロ曲「メリークリスマス」ではまらしぃがピアノを担当している。
俳優業でも様々な賞を受賞、2006年「硫黄島からの手紙」ではジャニーズ初のアカデミー候補に選ばれ、2015年公開の山田洋次監督作品『母と暮せば』では、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞している。本作『ブラックペアン』では、主人公・渡海征四郎を演じる。
世良雅志/竹内涼真
1993年4月26日 東京都出身。日本の俳優、モデル、タレント。5歳の頃からサッカーを始めヴェルディサッカースクールに所属する。高校時代にはヴェルディのユースする。ポジションはDF。大学はサッカー推薦で進むが、怪我が原因で自分はプロ選手にはなれないと思いサッカーを断念し、大学を中退。
2013年、女性ファッション誌の男性初専属モデルオーディションに知人の勧めで応募。2457人の中からグランプリを獲得し、2013年放送のミニドラマ「車家の人々」で俳優デビューを果たす。2014年10月からは、デビュー前からの目標であった仮面ライダーの主演を演じ、2015年、日曜劇場「下町ロケット」で民放連続ドラマに初出演する。
趣味は歌とサッカーで、ミニチュアシュナウザーの愛犬がいる。三兄妹の長男で妹と弟がいる。今作『ブラックペアン』では新米医師、世良雅志を演じる。
佐伯清剛/内野聖陽
1968年9月16日神奈川県横浜市出身。日本の俳優。早稲田大学政治経済学部卒。大学在学中の初めての演劇が英語劇でプレイボーイの役を演じたが、これが嫌で一時期は裏方に回っていた。大学在学中に文学座に入所し、翌年には研修科1年となり、様々なドラマの端役で修行を積む。同期には寺島しのぶがいる。
演劇では、文学座で実力・動員で引っ張っていったのはもちろんのこと、他が主宰している演劇にも多数出演し、さらなる表現の幅を追い求め2000年には「エリザベート」ではつミュージカル出演も果たす。この出演が内野の俳優人生や、私生活においてもターニングポイントとなる。
その後も様々な作品に出演し、多数の賞を受賞。2011年末には文学座を退団し、個人事務所を設立しスターダストプロオーションと業務提携をしている。セリフを覚えるときに大声を出すので、家に防音室を作ったことがある。
高階権太/小泉孝太郎
1978年7月10日神奈川県横須賀市出身。日本の俳優、タレント、司会者。実父は第87、88、89代内閣総理大臣の小泉純一郎で3歳下の実弟は政治家の小泉進次郎。関東学院六浦小学校、関東学院六浦中学校・高等学校を卒業後、2浪し日本大学法学部法律学科に進学。その後中退している。
学生時代は鳶職に憧れ、アルバイトもする。高校時代は野球部に所属し3年生の大会の時に腰を痛めベンチに入れず、チームは地方大会1回戦敗退し、野球の道を断念する。2000年に開催された21世紀の石原裕次郎を探せと言うオーディションに応募するが、身長が180cmに満たなく二次審査で落選。
しかし、翌年2001年に父の小泉純一郎が内閣総理大臣になると、小泉純一郎の長男(小泉孝太郎)はかなりのイケメンらしいという評判が広がり、芸能人志望だった小泉を多数の事務所が獲得に動き出し、イザワオフィスと契約しすぐにCMが決まる。事務所の先輩のいかりや長介に師事しデビュー前から役者について色々と学び、大変可愛がられた。
ブラックペアンの最終回までの簡単なあらすじをネタバレ!
日曜劇場『ブラックペアン』の1話から最終回までのあらすじをネタバレしていく。以下ネタバレ注意。
ドラマ『ブラックペアン』の舞台は、外科教授である佐伯清剛(内野)が大きな力を持つ東城大学医学部付属病院。佐伯は心臓手術の世界的権威で、神の手と称されていた。そんな東城大学医学部付属病院は、医師の技術こそが全てで、難しい心臓手術は認められた数少ない医師のみに任せられていた。
そんな病院に帝華大学病院より派遣された高階(小泉)が手術用最新医療器具の「スナイプ」を持ち込む。このスナイプを使えば技術に関係なくどのような医師も安全に手術ができると主張するが、技術力重視の佐伯とは対立する。また、この高階を佐伯外科医局に送ったのが佐伯と日本外科学会理事長選を争う帝華大学病院の外科教授、西崎啓介(市川)であり、スナイプ普及の裏に色々な思惑があるかのように思えた。
実力重視の東城大学医学部付属病院で、スナイプでの手術が成功したかに見えたが、高階が動脈瘤を見逃すという痛恨のミスを犯し患者を死なせかけるが、渡海(二宮)が高階の退職金で助けてやると持ちかけるが、高階はこれを拒否。しかし、研修医の世良にお願いされ、自分の下で一生働くことを約束し手術を成功させ、患者を助ける。
佐伯は、動脈瘤があることを知った上で高階に手術をさせ、失敗することによって大人しくさせようと考えていたのだ。安眠室に戻った渡海は父・渡海一郎が過去に手術を担当した患者のレントゲン写真を見つめていた。そこにはペアンの影がはっきりと映し出されていた。
スナイプ手術を失敗した高階は医局の中での立場が急落した。そんな中心臓病を患ってる急患が運ばれる。緊急手術は成功するが、別の手術を行う必要があった。手術を渋る家小山と小山の家族に渡海は痛烈な一言を浴びせる。結局、小山たちは佐伯の手術を希望するが、佐伯の手術は2ヶ月先まで埋まっていた。
そんな中カンファレンスで高階が自分にスナイプ手術をさせてもらえないかと懇願する。佐伯は条件付きで了承する。その条件とは、高階以外が執刀し、高階はオペ室にも入らないこと。どんな医者でもオペが安全にできるという高階の言葉の信憑性を確かめるためである。
手術当日、スナイプによる手術が行われるが執刀医がミスをし、オペ室にいた世良が高階に助けを求める。しかし、高階がオペ室にいけばスナイプ手術ができなくなる。しかし、目の前の命を助けるためにオペ室に高階が駆けつける。高階がミスをフォローしようとするがうまくいかず「くそっ!」とつぶやく。
そこに渡海が入ってきて、またしても見事な技術でオペを成功させる。スナイプ手術の2度の失敗により後がなくなった高階は、なんとしてでもスナイプ手術を成功させなくてはとピリピリする。治験コーディネーターの木下(加藤)の紹介で厚生労働省の次期事務次官候補の田村の息子、隼人が入院してくる。
しかし、隼人が肥大型心筋症を患っており、心臓が複雑な構造になっておりスナイプ手術ができないことがわかる。自分の技術ではできないと泣く泣く諦める高階だが、佐伯が渡海にスナイプ手術を命じた。しといが渡海、助手が高階である。スナイプの使い方を教えようとする高階だが、渡海は聞く耳を持たない。結局手術当日までスナイプを触らずに迎えた。
手術当日、オペ室に入り隼人の心臓の動きを一瞬見た後、突然「やめた」と言いオペ室を出て行く渡海。高階は渡海に手術をやめた理由を聞くが、渡海は「心尖部の筋肉見たのかよ!?」と言い捨てる。精密検査の結果、あのまま手術をしていれば大惨事になり、死に至る可能性が高かったのだ。あの一瞬の判断でそれを見抜いた渡海に高階は驚きを隠せない。
しかし、西崎はスナイプ手術の続行を求めた。本当にスナイプ手術を行えるのか不安が隠せない世良。高階は3Dプリンターで隼人の心臓を完全再現し、試行錯誤し唯一のルートを発見する。隼人は直近にコンクールを控えており、回復の早いスナイプ手術を求めているが、これまでのスナイプ手術の状況を顔色変えず淡々と伝えた。
高階は「スナイプ手術をやめたらどうするんだ!」と渡海に食いつく。そんな渡海に苦労して見つけたルートが入ったデータを渡すが、ゴミ箱に捨てられる。高階が「今何をした!」と声を荒げるが、「捨てた」と言った後、「必要ないだろ?こっちはルート決めてるのに」「むしろそのルートしかないんですけど」と言い去って行く。
そんな中、佐伯に呼び出された高階は、スナイプごと高階を引き抜こうとする。それは西崎を切れということであった。佐伯は日本外科ジャーナルのパーティーに出席するため東京に向かう。その頃、隼人のスナイプ手術が渡海執刀のもと始まる。その時、佐伯の担当患者の楠木の容体が急変する。看護師が佐伯の指示を仰ぎたいが、佐伯はパーティーの壇上で挨拶中。
楠木は緊急手術が必要で、世良は渡海に指示を仰ぐが、高階がそれを止めスナイプ手術の続行を求めた。渡海は「俺の体は1つ。どっちを助ける?いや、どっちを殺す?」と尋ねた。オペ室は沈黙になり、世良がそんなこと決めれないというが、渡海は俺ならどっちも助けると言い、渡海の指示で隣のオペ室に楠木が入る。
隣のオペ室に行こうとする渡海に高階が声を荒げる。渡海は楠木の手術の間、高階に隼人のスナイプ手術をするように命じる。しかし、高階は何も答えない。「この中にお医者様はいないんですかぁ?」と渡海は声を荒げ、高階はわかりましたと隼人の手術を引き継ぐ。
高階にスナイプ手術を引き継いだ渡海は楠木のオペ室に入る。通常正面から胸を開くが、なぜか渡海は左側から胸を開く。楠木のバイパス手術を終え、佐伯式の準備を急いで始めたスタッフに「待て」と止める。隼人の手術を担当していた高階だが、不整脈が起こり血圧が下がったまま回復しない。自分の技量ではここまでかと諦めかけた時に、隼人のオペ室に渡海が入ってきた。
「こっちは俺がやるから、あっちはお前がやれ。左側空けておいたからそこからスナイプ突っ込め!」と高階に命令する。渡海が隼人を、高階が楠木をそれぞれ担当し、同時に行われたスナイプ手術は見事に成功した。東京でパーティーに出席している佐伯にもその情報がつたえられ、「そうか」」とつぶやきながら微笑む。
その後、渡海が2人の命を救った背後には、佐伯の理事長選が大きく関わっていることが明らかになる。そんな中、東城大学医学部付属病院で血液が凝固しにくい患者・小春のカンファレンスが開かれる。開胸しての佐伯式が不可能な患者をなぜ佐伯は受け入れたのか?そこには高階との取引があった。
東城大学医学部付属病院で手術をした楠木は元日本外科ジャーナル編集長で、その命を救ったため後ろ盾が増えたのだが、帝華大学病院には楠木の妻が肝臓癌で科学治療中であった。佐伯同様、西崎も強力な後ろ盾があった。そのため、高階の論文にはどちらの名前もかけるのだ。
そこで、小春を受け入れる代わりに佐伯の名前を論文に書く取引をした。今回佐伯が開胸が不可能な小春のスナイプ手術の執刀医に指名したのは渡海だった。しかし、渡海はこの執刀を拒否。どうしてもやるならば佐伯式を用いるべきと主張する。「佐伯式でできなくてスナイプではできるという判断が負けですよね?使えないんだったらくださいよ。そのブラックペアン」と渡海は最近スナイプ手術に肩入れしている佐伯を非難する。
自分やブラックペアンを馬鹿にされた佐伯は「お前はもういらない」と言い渡海のIDカードを取り上げ捨てる。そんな中、高階の前に姿を表した渡海は論文ができているのに小春のスナイプ手術は必要ないんじゃないかと諭す。しかし、高階は生まれた頃から僧帽弁を患っていた小春を見ており、スナイプを国内に導入したのもその子のためだという。
自分の技術では何十回シミュレーションしても救うことができないので渡海に執刀してほしいとお願いする。しかし、渡海はスナイプの設計図を差し出し、スナイプが大きくできないため、別の手術方法を提案する。しかし、その手術方法も難易度が高く、その方法で執刀してほしいと渡海にお願いする。その後、高階が佐伯に渡海を現場に戻すように説得し、それを了承。渡海と高階で小春の手術を執刀する。
小春の手術は見事成功し、渡海はオペ室から出て行く。外には佐伯の姿があった。東城大学医学部付属病院は移行期に突入し、佐伯は他の心配はせず自分を支えるように渡海に命令する。渡海は何も言わずその場をさった。高階は、渡海になぜ佐伯には従うのか聞くがそれに対しての返答はない。渡海は高階に、佐伯清剛だけは信用しないように忠告する。自分の保身のためなら長年の盟友であっても裏切ると。
高階は、自分の論文を完成させ、末尾には佐伯と西崎2人の名前を記した。佐伯はそのことに怒りをあらわにするが、高階は最初から小春の命を救うために西崎と佐伯の権力争いを利用したのだ。目的を果たした高階は東城大学医学部付属病院にいる理由がなくなり帝華大学に戻る。しかし、小春の心臓に感染が認められ西崎に治療を進めるように提案するが、西崎は一度退院させスナイプ手術のせいにしないように促す。
しかし、高階は私は医者だと立ち上がり、治療を進めることを決意。指示通り小春を退院させなかったことを知った西崎は「お前の居場所はない」と高階に対し声を荒げる。小春の緊急カンファレンスが開かれ、開胸が不可能なことから渡海は薬物治療に切り替えることを提案。佐伯もそれを了承しカンファレンスが終わるかに見えた時、高階が声をあげた。
「小春ちゃんを救う唯一の方法があります。帝華大学にある内視鏡下支援ロボット・ダーウィンです!」高階は帝華大学にあるダーウィンを使って小春の再手術を提案するが、西崎が応じる可能性が低いため、高階を主治医から外し、新しく渡海を主治医にする。渡海は薬物治療に切り替える。小春に使っている増血剤が治験薬であることから、世良は結局治験に協力したときにでる報酬目的でその薬を使っているのだと考えていた。
そんな中、高階は容体が急変した患者の難しい緊急手術を見事にやってのけ、自分はもう何も失うものはないとあることを決意する。高階は西崎に小春をダーウィンで手術したいと頭を下げるが、そんな難しい手術を帝華大学でやり失敗したら迷惑がかかる。すると高階は、ダーウィンを借り、東城大学医学部付属病院で手術をしたいと伝える。すると、ダーウィンを専門分野とする帝華大学の松岡を執刀医にするのならば貸し出すという。
こうして、ダーウィンが東城大学医学部付属病院に運び込まれ松岡執刀の元シミュレーションが行われる。手術成功間違いなしという松岡に対し、高階は子供の手術は初めてだろと念を押すが、心配性だなとあざ笑う。仮眠室の渡海の元を訪れた高階は、佐伯のことを裏切り西崎からも見捨てられた自分は小春の命を医師として救いたい一心のみであることを伝え、ダーウィンの使用を机にそっと置いてさっていく。
小春の手術当日、松岡執刀の元ダーウィンを使った手術が行われ、感染部の切除に移り、楽な仕事だったなぁと油断したときに、心臓内部でアーム同士が接触し動かせなくなる。このままアームを動かせば最悪心臓破裂の危険性もあり、助けを求めるスタッフたちをよそに小春の出血量がどんどん増え、血液アレルギーのある小春には輸血もできない。
廊下の向こうからやってきた渡海に高階は、手術をしてもらえるよう頭を下げる。渡海は行くぞと言い、オペ室に入っていく。渡海は松岡に「小さな子供の狭い心臓内を想定しなかったお前が悪い。辞表かけ」と一喝。松岡をどかせ、ダーウィンの調整をしアームが動くようになり、ダーウィンから開胸手術に移行する。出血が止まらないというスタッフに「だったら自分の血使えば良いだろ?」と伝える。
渡海はこのことを想定して小春に増血剤を投与して血液をストックしていたのだ。渡海はあっという間に手術を成功させる。オペが中継されてたホールは拍手に包まれた。一方西崎は肩を落としたまま席を立った。東城大学医学部付属病院に渡海の母春江が訪れる。渡海はオペ中だったため、たまたま居合わせた看護師の花房と治験コーディネーターの木下と3人でランチに行くことに。
ランチ中、渡海の父もまた東城大学医学部付属病院で働いていたことを話し、昔の写真を見せるとバッグを探しているときに急に苦しみ始める。春江は東城大学医学部付属病院に搬送され緊急手術を受けた。他の手術中だった渡海が病室に駆けつけると、そこには佐伯の姿があった。「ひとまず無事で良かった」という佐伯に「出て行ってもらっても良いですか?」と冷たくあしらう。
その後、春江に肺静脈の腫瘍が見落としがあることがわかった。渡海は大学側に医療過誤で2000万を要求。佐伯が自分が執刀するというが断り、2000万が支払われるまでは春江の手術は保留にすると決めた。高階は西崎から電話を受け、日本版ダーウィン・カエサルの手術実績がほしいと早く治験を進めるように脅す。
高階は春江の元を訪れ、医師が皆渡海のようなずば抜けた才能があるわけではなく、カエサルが実用化すれば凡人の医師でもたくさんの命が救えるようになると説明。かつて夫が「凡人こと良い医者になる」という言葉を思い出し、春江はカエサルでの手術に応じる。春江の病室を訪れた渡海は、カエサルの手術に同意したことを知り高階の元へ直行し、怒りをあらわにする。
そんな中、春江の容体が急変し予定していた日程より早く手術をすることに。病院に輸血用の血液が少ないが、小さな穴だけでできるカエサル手術では問題ないと言い切る。高階によるカエサル手術が始まり成功したかに思えたが、カエサルで小さな傷をつけてしまい輸血が必要になる。もともとRhマイナスの輸血ストックが少なかったため、すぐそこをついた。他の病院からの輸血は1時間半はこない。
佐伯は立ち上がり、同じく見守っていた渡海に自分では嫌だと言っていたから執刀するのはお前しかいないな?と言うが、東城大学医学部付属病院では近親者の執刀は認められておらず、あとあと責任を撮ってもらう必要があるといい、それでも良いならいけと伝えると、渡海は無言で席を立った。オペ室についた渡海は手術を成功させる。
仮眠室の元を世良が春江が術前に書いた同意書を持って現れる。そこにはもし自分が危険な状態になったら息子に執刀をお願いしたいと但し書きがあったのだ。このことにより、渡海は規定を破った責任を取らずに済む。資料などの引っ越し作業をしていた花房は落ちた紙の束から佐伯と渡海の父・一郎の共著である論文を見つける。
廊下で渡海とすれ違った高階は、佐伯が執刀することを断った理由を聞くと、佐伯が自分の父親を裏切ったことを明かす。東城大学医学部付属病院の規定違反を行なった渡海は三分の一の減俸処分となるが、今の報酬の2倍の金額で帝華大会から引き抜きがあり、あっさりと東城大学医学部付属病院を辞め、帝華大学に移る。
東城大学医学部付属病院を厚労省の富沢が訪れカエサルの治験を積極的に行ってほしいと依頼。東城大学医学部付属病院に入院中の患者、祥子が治験にうってつけと伝える。富沢が帰った後、なぜ情報が漏れているのか不審に思った外科教授黒崎は、以前担当だった渡海を疑う。渡海は自らに疑惑がかかっていることを木下から聞く。
祥子のカエサル手術が成功し、上機嫌で院長室に戻ると、そこには渡海の姿があった。渡海は東城大学医学部付属病院の患者リストを差し出し、そこには東城大学医学部付属病院のホストコンピュータにアクセスしたIDが残っていた。それは看護師・宮元であった。糾弾される宮元に木下が歩み寄り、必ず守るから何があったか話してほしいと諭す。
渡海は宮元の父親が肺がんで特別室に入院しており、父親の待遇と引き換えに宮元が患者リストを盗んだのではないか?と渡海は問いただすが、宮元は涙を流すが、何も言わなかった。院長の守屋にも追求するが、宮元が一人でやったと言い逃れする。しかし、守屋が西崎に東城大学医学部付属病院の患者リストをメールで送ったコピーを見せると守屋は、解雇だけはしないでほしいと懇願する。
佐伯は、自腹で渡海に倍の給料で東城大学医学部付属病院に戻るよう条件を出し、守屋はそれをのまざるを得なかった。そして東城大学医学部付属病院に都会が戻ってきた。その後、帝華大学の西崎と日本外科ジャーナル編集長の池永が佐伯のもとを訪れる。近々行われる日本外科学会でカエサルをお披露目したというものだった。
しかし、今カエサルは東城大学医学部付属病院にあるので、東城大学医学部付属病院で帝華大学主導のもとカエサルのオペを行いたいというが、佐伯はそれだったら西崎本人が執刀すれば良いと提案する。一方、いつも通り見事にオペを進める佐伯に異変が起こる。わずかに手が震えたのか、手術器具を落としてしまう。オペは無事終了するが、佐伯は足元がふらつき疲労が隠せない。
佐伯はは大事な合同オペが間近に控えているにも関わらず、病院を空けることが多くなっていた。そんな佐伯を心配した世良が都会に相談する。そんなに心配すれば後追ってみてこいよと言われ、佐伯の後を追う。すると佐伯はとある病院に行っていた。世良は病院に戻り渡海にそのことを報告する。その2人の会話を高階は偶然聞いてしまう。
日本外科学会お披露目の日、多くの関係者が東城大学医学部付属病院に集まってきた。しかし、そこには佐伯の姿がなかった。オペに関して西崎は佐伯が心臓を患っていることを突然発表。今回の小林も佐伯の患者であったが、とても執刀できる状態ではないので自分が変わったと西崎は説明する。また、東城大学医学部付属病院と帝華大学合同チームでやるオペのはずが、突然東城大学医学部付属病院チームを外すと発表。
こうして、帝華大学チームでカエサルのオペが始まったが、案の定カエサルの経験が少ない帝華大学の医師たちはミスを起こし患者の出血が止まらなくなる。そこに、渡海ら東城大学医学部付属病院チームがオペ室に入り「だから腕のない医者は死んだ方が良いって言ったろ?あんたの失敗もみ消してやる」と西崎に凄む。
渡海が帝華大学のスタッフと変わり止血をしようとしたところに、佐伯が入ってくる。佐伯に避けるよう指示され、後ろに退いた。佐伯によるオペが始まり、相変わらず見事な手さばきで出血をとめ僧帽弁手術に移る。「ブラックペアン」佐伯が指示を出しブラックペアンを受け取り、オペは見事成功する。オペ室をでる佐伯は東城大学医学部付属病院の医師に大きな拍手で出迎えられるが、突如倒れてしまう。
オペの終了後、渡海はさくら病院の院長に佐伯が大きな借りを作っていることに気づき、問いただす。そして、自らが探していた飯沼という患者を匿っていることを突き止める。そんな時に、佐伯が倒れた知らせを聞く。検査の結果いつ心筋梗塞になるかわからない状態で、緊急オペが必要な状況であった。しかし、東城大学医学部付属病院でこのオペができるのは渡海だけであった。
渡海を探しにさくら病院を訪れる世良。そこで渡海を見つけるが、渡海は看護師たちの制止を振り切り飯沼の病室に行く。飯沼の病室にたどり着いた渡海と世良だったが、そこには飯沼の姿はなかった。飯沼はすでに退院させられていたのだった。東城大学医学部付属病院に戻ってきた渡海は佐伯のオペを引き受けると伝えるが、佐伯はこれを拒否しカエサルでのオペを希望する。
執刀医は外科教授の黒崎になったが、黒崎は佐伯の命を助けるため高階に執刀をお願いする。それから、1週間後のオペのために世界中の症例を集め何度もシミュレーションを重ねたが、これでもまだ万全とは言えない。高階は渡海にカエサルを操ってほしいと考える。渡海の父親とも関係がある黒崎は自分がお願いすると切り出す。
渡海と渡海を追って仮眠室に来た黒崎は、渡海が持っていたレントゲン写真を一目見て誰のものかわかった黒崎は「逆恨みか?」と怒る。そして、渡海を自宅謹慎にする。レントゲンの患者名は飯沼達次、執刀医は渡海一郎。そう、渡海の父親である。偶然そのレントゲンを見つけていた世良と花房は黒崎にレントゲンの事を聞き出す。
以前、黒崎の指導医だった一郎は、飯沼のオペを担当、オペ後ペアンが写っているレントゲンを見ている姿を見つかり、黒崎が体の中にペアンを置き忘れるという医療過誤を犯してしまったことが明らかになり、病院を追われる。
佐伯が突然心筋梗塞を起こす。その影響でオペ時間は1時間となり、1時間を越せばいつ心臓が止まってもおかしくない状況である。そんな中、病院に渡海が訪れる。スタッフたちは止めるが渡海はオペ室にはこず、渡海とやりとりした世良のみがオペ室にくる。高階執刀の元佐伯のカエサル手術が進められるが肝心の冠動脈が見えず、これ以上進めると傷つけるだけとストップを出した。
その時、世良の耳にイヤホンをつける。驚く高階に「こういうことだ」と渡海の声が聞こえ、カエサルは渡海の遠隔操作に切り替わる。渡海が言う通りスタッフに指示を出す高階。世良と高階以外は渡海が遠隔操作でオペをしている事は知らない。黒崎は怪しむが、無事手術は成功する。
後日、日本外科ジャーナルに西崎の論文が掲載され喜ぶが、そのあとのページをめくると文末に佐伯の名前が入った高階の論文を見つける。顔色を変えた西崎は池永に電話するが、遠隔操作の佐伯式の方が未来に役立つと掲載を認める。目を覚ました佐伯に遠隔で渡海がカエサルを操作する事を予想していたのかを高階は問いかけた。「渡海は私に死なれては困るからな」と微笑む。
直後、病室に来た渡海は飯沼の居場所を問いただすが、佐伯はそれは答えられないと口をふさぐ。「ブラックペアンを使えるものはこの世で一人だけ。今のお前には譲るわけにはいかない」と続ける佐伯だが、「なら奪い取るまでだ、ちなみに・・・」渡海の言葉の続きを聞いた佐伯は愕然とする。
ここまでが日曜劇場『ブラックペアン』1話から最終回までの簡単なあらすじのネタバレである。
ブラックペアンの最終回の結末をネタバレ解説!
ここからは、日曜劇場『ブラックペアン』の最終回のあらすじの結末をネタバレ解説していく。
「ちなみに教授の心臓、まだ治ってませんから」渡海は佐伯の心臓に大動脈乖離を残したのだ。再手術が必要だがそれができるのは渡海しかいない。3日後に日本外科学会の理事長選を控えていることから、それまでは再手術はしない事を伝え、渡海に担当医として同行を依頼する。
佐伯の理事長選に向けての決起会の時、酒を注ぎに来た世良に渡海を見張るように指示し、その直後佐伯は倒れる。処置を進める渡海はまだ生かしておいてやるとつぶやく。ホテルの部屋で眠った渡海を見届けた世良は居眠りをしてしまう。翌日、渡海を起こしにいく世良だがそこに都会の姿はなく、東城大学医学部付属病院に極秘入院していた飯沼の病室に都会の姿はあった。
「あなたはここで手術しましたよね?担当したのは佐伯先生だった。違いますか?」渡海はそう切り出し、飯沼は認める。その瞬間飯沼の容体が急変する。駆けつけた高階に、この患者の体内にはペアンが入っている。驚く高階にレントゲン写真をみせ、俺の親父はこの医療過誤をなすりつけられたとあかし、今日すべてに決着をつけると宣言する。
飯沼の緊急ペアン摘出手術が行われ、長年体内にあったペアンは癒着が激しかった。渡海がペアンに手を伸ばしたその時、体内から出血が始まった。その頃、拍手喝采の中西崎が発表を終え、休憩したのち佐伯の発表が始まる予定である。「やめろ!そのペアンを外すな!」突然オペ室に佐伯の声が響き渡った。佐伯は理事会での発表を黒崎に任せ、ドクターヘリで駆けつけたのだ。
そのペアンを外すなと言う佐伯に対し、反論する渡海は制止を無視して、飯沼の体内からペアンを取り出す。すると飯沼の体からこれまでとは比べ物にならない量の血があふれ出した。高階や渡海の手を持ってしても出血が止まらない。手術着に着替えた佐伯がオペ室に入ってきた。「渡海、聞け」と佐伯があの日のことを話し始めた。
あの日、飯沼を担当したのは佐伯で、あえてペアンを体内に残すことでしか命をつなぐことができなかった。その後アフリカ仕事で旅立った佐伯だが、飯沼の容体が急変。一郎がペアンが体内に残っていることに気づくが、飯沼のペアンは取り出すな。信じてください。と電報を送る。一郎はそのことを信じ内密にしていたが、たまたま飯沼のレントゲン写真を見る一郎を発見し、医療過誤と誤解が広まったのだった。
その時、死期が近いことを知っていた一郎は、飯沼さんを救え、全てを託すと言われ、一郎の約束を守るため医師を続けていたと言う。私はお前の父親に生かされていたのだと続け飯沼のオペを進める。さらに、佐伯はブラックペアンこそが医者は完璧ではない戒めだと言い、「ブラックペアンを」と手を差し出す。ブラックペアンは特殊なカーボン素材で仮装されれば一緒に灰になる。そのブラックペアンを飯沼の体内に深く埋めた。
「閉胸しろ、これは教授命令だ」ブラックペアンを残したまま胸が閉じられた。「ブラックペアンは役目を終えた。そして私もだ。これからは…」と言いかけ佐伯は倒れる。佐伯の緊急オペが始まるが、そこに都会の姿はなかった。予想外の真相を知らされた渡海は中庭で呆然としていた。かつて一郎が言っていた言葉を思い出していた直後、世良からのメッセージがあることに気づく。
そこには佐伯の意識がなくなる前に、かつて一郎が言っていた言葉と同じ言葉と、お前に託すと言う言葉が入っていた。オペ室では佐伯のオペが勧められているが、心肺停止になりどうしようもない状況になっていた。そんな時、オペ室に都会が入ってきた。心肺停止してから5分後のことだった。
渡海は佐伯の心臓に電気ショックを与える。こう言う時の声聞くぞ。声をかけてやれと渡海に指示され、スタッフたちは佐伯の名前を叫ぶ。そして、佐伯の心臓がまた動き出す。一方、理事長選の開票が始まり西崎と佐伯は最後の一票を残して同票となる。そして、最後の一票は佐伯。当選が確定した。理事長に就任した佐伯は必要な組織改革をした後あっさりと理事長を他へ譲り、後継者の育成に力を注いでいる。
佐伯のオペ後東城大学医学部付属病院を去った渡海は行方知れずとなっていた。突然姿を消したことを根に持つ世良に木下は都会が手に入れたお金を医療過誤で苦しむ人たちに寄付していたことを知る。さらに、最近匿名で団体に1000万の寄付があったことも明かす。それを聞いた世良は、渡海の「1000万でもみ消してやるよ」と言う言葉を思い出す。
以上が、二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン』の最終回の結末までのあらすじのネタバレである。
ブラックペアンのドラマと原作小説の違いを調査!
海堂尊原作の『ブラックペアン』と日曜劇場『ブラックペアン』のあらすじや設定の違いを解説していく。まずは大きな違いが、主役が「渡海征四郎」ではない。原作では研修医の世良の目線が主になっている。そして二つ目は都会の母が登場する点。主役としての厚みを持たせるためか、人間らしさを持たせるためか、原作にはない母親がドラマでは登場する。
そして、3つ目が登場する新技術が「食道自動吻合器」ではなく「心臓」用である点。そして4つ目が帝華大学の教授、西崎。これも原作にはない登場人物となる。様々な違いがある原作とドラマ版だが、主役違うことにより、様々なあらすじや設定、結末が色々と変わったのだろう。
ブラックペアンの最終回を見た人の感想は?
日曜劇場『ブラックペアン』の最終回の結末を見た人たちの感想を紹介する。あらすじのネタバレもあるので注意。
録画して一気に視聴しました。
そもそも医者である渡海が「死ね」を乱用して
不快だった。最も尊敬する医者の言葉、つまり
父親の言葉を胸に医療に携わっているはずなのに、
死ねと人に散々言う。このドラマで一番の違和感でした。
医療ジャーナルの編集長(加藤)へ高皆(小泉)が送った
論文と録画した医療現場の様子添付のメール。
映ったのが1秒も無いと思うくらい短いので、わからない
と思ったのかもしれないが、録画してじっくり見たい
視聴者はちゃーんと見てしまうのです。
そして見逃さないのですw
「一度拝見していただき」とありました。
ちゃんと正しい日本語を使ってくださいね~~。
あと、市川猿之助。うっかりしていると、歌舞伎口調に
なってしまいますよね。たまに歌舞伎口調が見え隠れ
してました。まぁ、香川産よりマシだけどw
とにかくストーリーは良くて泣けました。
人の命を扱うドラマは涙腺が弱くなりますなぁ 笑
原作とはまた違うドラマ版のあらすじがよく、そのストーリーに感動したという感想もあげられている。
医療ミスじゃないなら。
ニノのお父さんは、なぜ責任を負って辞めなくてはならなかったのか?
佐伯教授は、なぜニノのお父さんは医療ミスなどしていないと
公表してあげなかったの?
ペアンを入れられた本人さえ事実を知らないまま、ほぼ10年間行方不明って…
一体、どんな生活をしていたんだろう?
ほぼ「監禁」だよね?これって、犯罪じゃないの?(笑)
”佐伯教授は良い人だった”みたいな終わり方になっていたけど、オカシイよね。
毎回、ドキドキして楽しみにしていたのに
こんなに不満が残る最終回になるとは…とても残念。
でもこれは。
脚本が悪いのであって、ニノは悪くない(^-^)他のキャストも。
戻ってきても他の病院でも良いから。
また、渡海先生が観たい♪♪♪続編、期待してま~す(^-^)
しかし、医療ドラマというシビアな内容を描いたドラマだということもあってか、様々なところで違和感を覚えた感想もある。
ブラックペアンの続編はある?
最終回が終了し、エンドロール後に「3ヶ月間、本当にありがとうございました!!またどこかで会いましょう!!」と言うテロップが出て、続編もあるのでは?と言う憶測が飛び交っている。最終回としながらも、10話と台本に書かれていたそうで、続編が作れたらとは思っていたのだろう。しかし、確実な情報はなく、もしも続編があったとしても、最短で2019年10月期以降だろうと言われている。
ブラックペアン結末や最終回ネタバレまとめ!
ここまで、日曜劇場『ブラックペアン』の最終回までの結末のあらすじをネタバレしてきたが、原作とあらすじが違うことにより、原作を見た人でも様々な憶測の元、楽しめるドラマになっていると言われている。最終回の結末を見た人はブラックペアンの謎が解け、あらすじのネタバレを読んだ人も含み、もう一度最初から見てみたくなる作品として評価されているようだ。