陸王の竹内涼真の走り方は正しい？演技の評価やオーディションの内容も調査

竹内涼真さんがドラマ「陸王」で演じた茂木の演技は「感動した」「号泣した」など話題で、走り方も美しかったと言われています。また、茂木役のオーディションでは、通常とは少し異なった内容があったそうです。よって、今回は茂木という役柄や茂木役を勝ち取ったオーディションの内容。さらに、竹内涼真さんの茂木の演技や走り方について徹底的にみていきます。

池井戸潤さん原作のドラマ「陸王」は、役所広司さん主演でTBSで放送されました。役所広司さん演じる宮沢紘一は、足袋を扱う老舗会社「こはぜ屋」の四代目社長です。宮沢はこのまま足袋を売るだけは会社が潰れてしまうと、新規事業を立ち上げることになります。宮沢がたまたま見に来ていたマラソン大会で、茂木というランナーが大怪我で棄権退場となります。宮沢は選手生命も危ういほどの怪我を負った茂木に目を付けます。

宮沢は、足袋のノウハウを生かして怪我をしにくいランニングシューズ「陸王」を新規事業として開発することを決めます。そして「陸王」の試作品を茂木に履いてもらい、試行錯誤しながら「陸王」を完成させていくストーリーです。その過程で資金繰りに困ったり、ライバル会社に邪魔されたりと様々なことが起こりますが、ラストでは、茂木が怪我からランナーとして復帰し、マラソン大会で陸王を履いて完全復活を果たします。

ここまで、ドラマ「陸王」のあらすじをみてきましたが、次に、ドラマ「陸王」で茂木裕人を演じた竹内涼真さんのプロフィールや主な出演作品をご紹介します。

竹内涼真さんのプロフィールをみていきます。

• 生年月日:1993年4月26日生まれ
• 出身地:東京都
• 身長:185cm
• 事務所:ホリプロ
• 活動期間:2013年

竹内涼真さんの主な出演作品は下記のとおりです。

• 「仮面ライダードライブ」で主演の仮面ライダードライブ/泊進ノ介
• 2015年ドラマ「下町ロケット」立花洋介
• 2016年ドラマ「時をかける少女」浅倉吾朗
• 2016年映画監督「青空エール」で主演の山田大介
• 2017年朝ドラ「ひよっこ」島谷純一郎
• 2017年「帝一の國」大鷹弾
• 2017年ドラマ「過保護のカホコ」麦野初
• 2018年ドラマ「ブラックペアン」世良雅志
• 2018年「センセイ君主」で主演の弘光由貴

竹内涼真さんは、5歳の時から高校生の時までサッカーをしていたそうです。5歳でサッカーをやり始め、小学生から中学生の時まで「ヴェルディサッカースクール相模原」で活躍していました。高校生の時は「東京ヴェルディユース」では、プロを目指し、DF（ディフェンダー）として実績を積みました。高校2・3年のときには、クラブユース選手権に出場し、2年連続で優勝しています。

そういった活躍により、サッカー推薦を受けて、立正大学に入学します。しかし、大学時代に足首を大怪我し、サッカー選手としての選手生命を断たれてしまいます。今回のドラマ「陸王」の茂木という役も怪我で挫折し、そのどん底から再起をかける青年の役です。竹内涼真さんも足首の大怪我をし、どん底からの復帰を目指しましたが、結局プロという夢は諦めることとなりました。

そういった経験をしてきた竹内涼真さんは、今回のドラマ「陸王」で茂木裕人役を演じることになり、運命を感じたそうです。そして、今回の茂木役をするにあたって、自身の挫折の経験を演技に生かし、同じように選手生命を絶たれるほどの大怪我をした竹内涼真さんにしかできない茂木裕人という役作りをしていったそうです。次にドラマ「陸王」で、竹内涼真さんが演じることに運命を感じた茂木裕人についてみていきます。

ここまで、竹内涼真さんについてみてきました。ここでは、ドラマ「陸王」で竹内涼真さんが演じた茂木裕人役についてみていきます。茂木裕人とはどんな役柄なのでしょうか？

茂木裕人は「ダイワ食品」という会社の陸上部員です。少年時代は甲子園を目指す野球少年でした。しかし、肘を故障し、陸上の道を歩むことになります。茂木は大学時代には箱根駅伝の5区を任され活躍。「ダイワ食品」に入社後、第64回豊橋国際マラソン選手権大会で優勝したりと、将来を期待される新人ランナーとして注目されていました。しかし、第65回豊橋国際マラソン選手権大会で膝を大怪我し、棄権。選手生命も危ぶまれます。

茂木の怪我の原因は、走り方にありました。茂木は選手として復帰するため、ミッドフット走法というフォーム修正に取り掛かります。その茂木の姿を見て、「こはぜ屋」の宮沢（主演の役所広司）という男が立ち上がります。宮沢は茂木の協力を得ながら、独自のランニングシューズ「陸王」の開発を進めていくことになります。そして陸王開発と同時に、茂木裕人はマラソン選手として復活を目指していくのです。

竹内涼真さんの演じる茂木裕人とは、タイトルにもなっている、ランニングシューズ「陸王」の開発におけるキーマンとなる人物です。その茂木裕人を演じる役者を選ぶために、大規模なオーディションが行われたそうです。そのオーディションを勝ち抜き、竹内涼真さんは運命ともいえる茂木役を演じることになったのです。次に、竹内涼真さんが受け、見事に勝ち抜いたドラマ「陸王」のオーディションの内容を紹介します。

ここまで、竹内涼真さんがドラマ「陸王」で演じた茂木役についてみてきました。ここでは、竹内涼真さんが勝ち抜いた、ドラマ「陸王」の茂木役のオーディションについてご紹介していきます。

ドラマ「陸王」の茂木役はランナーの役です。そのため、茂木役を選ぶ基準として、演技力に加えて、走力も求められました。オーデションでは走力や持久力、ランナーとしての資質などを見るため、オーデションの内容にはなんと「陸上トラックを走る」テストがあったそうです。竹内涼真さんが最終的に茂木役に選ばれた理由は、次の三点だったそうです。「演技」「走力」「茂木役に相応しいたくましさ」です。

上記の通り、竹内涼真さんは数々のドラマ・映画で主要キャストを務め、演技に定評があること。幼い頃からサッカーをしていて、アスリート経験者。そして、自身も大怪我で選手生命を絶たれるという挫折を経験しており、それが茂木役を演じるのにピッタリなたくましさがあること、など評価され、竹内涼真さんはドラマ「陸王」の茂木役に見事選ばれました。

ドラマ「陸王」の茂木役がオーディションを経て、竹内涼真さんに決まり、ピッタリだと言われていますが、そもそもなぜオーディションをすることにしたのでしょうか？伊與田さんによると、キャスティングで決定するより、「フレッシュさ」や「雑草魂」といった自分の力で這い上がってくるような「たくましさ」を求めていたからだそうです。

それは茂木役以外にも当てはまるようで、ランナー役はすべてオーデションで決まったそうです。茂木と同じ「ダイワ食品」陸上部所属の平瀬役は、箱根駅伝で2度走っているランナー経験者の和田正人さん。茂木のライバルで「アジア工業」陸上部所属の毛塚役には、佐野岳さんが選ばれました。

佐野岳さんは、サッカー・ラグビー経験者で、テレビ番組「最強スポーツ 男子頂上決戦」3連覇し「オールスター感謝祭2015」赤坂2丁目ミニマラソン優勝でし、最強スポーツ男子や神様と言われています。他にも、陸上競技やフルマラソン経験者がランナー役に選ばれました。

ドラマ「陸王」のプロデューサーのひとり、伊與田さんはオーデション以前から竹内涼真さんのことを高く評価していたそうです。ドラマ「下町ロケット」（これも伊與田さんがプロデューサー）で竹内涼真さんは立花役を演じ、その演技が称賛されました。伊與田さんも竹内涼真さんの演技力について、訴える演技がきちんとできることは「下町ロケット」のときから分かっていたと高く評価しています。

さらに、朝ドラ「ひよっこ」や、ドラマ「過保護のカホコ」で知名度が上がり、大ブレイク中の竹内涼真さんに、絶好のタイミングでドラマ「陸王」の茂木役が巡ってきたと、伊與田さんはまた一緒に仕事ができることを喜んだそうです。

また、竹内涼真さんはドラマ「陸王」以前にも当然ながら、多くのオーデションを受けてきました。しかし、前述の通り、知名度が上がり、大ブレイクを果たしたタイミングだったので、伊與田さんはもう竹内涼真さんはオーデションを受けないだろうと思っていたそうです。しかし、大ブレイクしても竹内涼真さんは1からオーデションを受け、貪欲に一つの役を勝ち取っていく姿が、茂木のたくましさと重なったそうです。

加えて、竹内涼真さんは演技だけでなく、走力に関しても高く評価されています。ドラマ「陸王」で「走り」のスペシャリストとして監修を任されている、駅伝で有名な青山学院大学の原晋監督から、竹内涼真さんの走りについて「彼だったらいけますよ」という言葉をもらったようです。このように茂木役には、演技、走力、たくましさを兼ね備えた竹内涼真さんが選ばれたのでした。

オーデションで茂木役に決定した竹内涼真さんでしたが、役作りには大変苦労したようです。ドラマ「陸王」の茂木役のオーデションは撮影が始まる半年前でした。その頃、竹内涼真さんはドラマ「過保護のカホコ」で美大生の役を演じていました。ドラマ「陸王」のためにアスリートのような体に絞りすぎると、美大生役として違和感が出てきます。そのため、体を絞りすぎないようにしつつ、茂木役のトレーニングを続けたそうです。

演技だけでなく、走力を求められる茂木役。サッカー経験者でアスリート経験がある竹内涼真さんでしたが、ランナー経験はないため、茂木を演じるにあたって、走り込みをかなりしたそうです。クランクインの日、走るシーンのリハーサルの前から、陸上のトラックを何周も走りこんで、撮影に備えていたそうです。また、走る前の苦労もありました。シューズが特殊な足袋だったため、履くのに苦戦し、スタッフに履き方を聞いたそうです。

さらに、茂木役の竹内涼真さんや他のランナー役の人たちのトレーニングは青山学院大学の原監督の指導の下で行われたらしく、竹内涼真さんはランナーらしい肉体にするために8kgも減量したそうです。その彼らの重ねてきたトレーニングの成果は、走りだけでなく、見た目にも分かるようになり、伊與田さんがランナー役の彼らを現場で見た時「本当の選手かな？」と思ってしまうほどだったそうです。

また、竹内涼真さんは茂木役の役作りで、誰よりも早く走らなければならないという苦労もあったそうです。ランナー経験者の和田正人さんらアスリート経験者ばかりのランナーの中で、誰よりも速く走るという役なので、とても大変だったのでは？と伊與田さん言います。竹内涼真さん自身も撮影後「足がパンパン」だと漏らしたこともあったとか。竹内涼真さんは様々な苦労を経て、絶賛された茂木という役を作り上げていきました。

実は、竹内涼真さんにトラブルが起き、ドラマ「陸王」最終回の撮影は、最終回放送日の2日前まで伸びたそうです。そのトラブルとは、竹内涼真さんの足にマメができ、それがつぶれて化膿しているなど、かなり悪化させてしまっていたそうです。撮影日程がもともとタイトだったことも原因らしく、このときの竹内涼真さんは、決して走れる状態ではありませんでした。

そのため、現場では台本を書き換えるか？という話まで出たそうですが、ギリギリまで最終回撮影日を伸ばし、竹内涼真さんが足の激痛に耐えながら何とか気力で、走るシーンを乗り切ったそうです。これには、スタッフも共演者も感動したそうです。さらに、このシーンは視聴者に「感動した」「号泣！」など絶賛されています。台本を変えることなく、最後まで激痛に耐えながら演じ切った竹内涼真さんに称賛の声が挙がっています。

このように、オーデションで茂木役を勝ち取り、役作りや撮影などでの様々な苦労を経て、竹内涼真さんは見事茂木役を演じ切りました。次に竹内涼真さんの茂木役の走りについてみていきます。

竹内涼真さんがドラマ「陸王」で演じた茂木役は、ランナーなので走るシーンが多くあります。竹内涼真さんの走りはとても綺麗だと話題になっています。しかしその一方で、竹内涼真さんの走り方は正しいのか？という声も一部で上がっています。その真相を確かめるために、ここでは、竹内涼真さんの走り方についてみていきます。

竹内涼真さんの走り方を見る前に、まず茂木のランナー復活に大きく貢献した「こはぜ屋」の足袋シューズの効果についてみていきます。足袋シューズは、つま先で地面を掴みながら走ることができます。通常の陸上選手が履くシューズは、そういったものが少なく、足袋シューズは特殊なものとなっています。地面を掴みながら走れる足袋シューズのおかげで、茂木はそれまでのかかとで着地する走り方はフォームを修正できました。

さらに、足袋シューズによって足先を意識した走り方になり、ミッドフット走法という足の裏側全体で着地する走り方のコツを掴みやすくなるそうです。結果的に、ミッドフット走法という走り方を身につけることで、ケガをしにくい走り方になるそうです。

次に竹内涼真さんの走り方のフォームについてみていきます。特に、視聴者を感動させ、話題になった最終回の走るシーン、竹内涼真さんの走り方はどうだったのでしょうか？走りのプロがいうには、ラストの走るシーンで竹内涼真さんは、陸王の足袋シューズを履いて走っていたにも関わらず、かかとで着地する走りになっていたそうです。

基本的には、ミッドフット走法を心掛ける走り方になったそうですが、スピードを上げ始めたあたりで、かかとで着地する走り方になっていったそうです。それはサッカー選手らしい走り方らしく、大股で走ってしまっていたそうです。竹内涼真さんの感動のシーンに水を差すようですが、走りの専門家から見ると、ラストの走りは怪我に繋がりやすい走り方になっていたようです。

ここまで、竹内涼真さんのオーディションの内容や選ばれた理由、役作り、さらには、ラストの走りのフォームについてみてきました。ここでは、ドラマ「陸王」の竹内涼真さんのネット上やTwitter上の演技の評価について、特に話題になった演技3つに焦点を当ててみていきます。

上記の通り、走りの専門家から見た場合は、怪我に繋がりやすい走り方だったらしい竹内涼真さんのフォームですが、一般の視聴者からは「フォームが素晴らしい！」「走り方が綺麗！」など、竹内涼真さんの走りが美しいという声が多数あります。

Twitter上でも、ネット上の意見と同様、竹内涼真さんの走る演技が話題になっています。さすが、竹内涼真さんが絶対に演じたいと運命を感じて、オーデションで勝ち取った茂木裕人役での、圧巻の走りだったと高く評価されています。

竹内涼真さんの演技で、ネット上では茂木が豊橋国際マラソンで負傷し棄権したシーンが、最も印象に残っていう声が挙がっています。ライバルとの対決中に足に怪我をし、棄権せざるを得ない状況の茂木がどうしても走りを諦めきれず泣き叫ぶシーンです。ネット上では「泣きの表情と前に進もうとする気持ちが凄く伝わる」「こちらまで悔しくなる」「演技がリアルすぎる」など演技が素晴らしいという感想が多く見られました。

Twitter上でも、泣く演技が「上手い」「感動した」という声が多く挙がっています。泣くことで「哀しさ」や「悔しさ」「このままでは終われない」という気概を感じられ、とても良かったと高く評価されています。

また、豊橋国際マラソンで茂木が棄権したシーンでの這う演技も、泣く演技とともに話題になっています。足を怪我して立ち上がれず、それを見ていた仲間の和田正人さん演じる平瀬が止めに入りますが、それでも立ち上がって走り続けようと地面を這うシーンです。緊迫した場面をリアルに演じており「感動した」「号泣した」という声が多く見られました。

Twitter上の竹内涼真さんの這う演技に対する感想です。立ち上がろうと這う演技から、茂木の悔しい気持ちがとても伝わると、竹内涼真さんの熱演は高く評価されています。次に、竹内涼真さんの演技について、様々なTwitter上の感想をご紹介していきます。

ドラマ「陸王」の最終回での竹内涼真さんの演技に対する評価です。最後までため込んだものをラストで一気に爆発する演技を見せた竹内涼真さんの演技がとても良く、やはり「ヒーローが似合う俳優さん」だと言われています。

竹内涼真さんの「茂木の鬼気迫る演技・気迫の演技」に引き込まれるという感想です。この他にも、竹内涼真さんはリアルな演技には、人を惹きつける魅力があると多くの声が挙がっています。ここまで見てきたように、自身も怪我でサッカー選手としての道を諦めた竹内涼真さんの茂木の演技は、とても高く評価されています。

いかがでしたか？ドラマ「陸王」で竹内涼真さんが演じた茂木裕人という役柄や走り方、演技、茂木役のオーディションの内容についてみてきました。オーデションでは実際に走力を見られ、茂木役には演技力・走力・たくましさから竹内涼真さんに決定したということが分かりました。

また、竹内涼真さんは大怪我から這い上がるランナー茂木役を、自身の経験を生かして熱演し、その演技力は高く評価されていることも分かりました。さらに、プロの目からは正しい走り方と少し違っても、視聴者からは走り方が綺麗だと好評でした。今回の記事をきっかけにドラマ「陸王」で茂木役を演じた竹内涼真さんに興味を持って頂ければ幸いです。