陸王のドラマキャスト・出演者一覧!登場人物の相関図やあらすじも紹介

「陸王ロス」という言葉さえ生んだ人気ドラマ陸王。色々な立場の人が織りなすヒューマンドラマは見どころ満載ですが、同時に陸王の登場人物の多さもあって立場や立ち位置が分かりにくいという人もいます。今回はドラマ陸王に登場したキャラクターを演じたキャスト・出演者も含めて紹介し、登場人物の相関図を用いてキャスト・出演者を整理し、あらすじなども交えながら紹介していきます。

陸王のドラマキャスト・出演者一覧!登場人物の相関図やあらすじも紹介のイメージ

目次

  1. 陸王のドラマキャストが気になる!
  2. 陸王のドラマの基本情報を紹介!監督はだれ?
  3. 陸王のドラマキャスト・出演者一覧!登場人物の相関図も紹介!
  4. 陸王のドラマあらすじをネタバレ!
  5. 陸王のドラマは実話だった?モデルは存在する?
  6. 陸王のドラマを観た感想や評価を紹介!
  7. 陸王のドラマキャスト・出演者一覧まとめ!

陸王のドラマキャストが気になる!

日曜劇場の中で放送されたドラマ、陸王。ランニングシューズ作りをテーマに数々のキャスト・出演者が登場するヒューマンドラマで、高い人気を獲得しました。しかし多くの登場人物がいる陸王だけに、誰がどんな役を演じたのか分かりにくくなっているのも事実です。今回はドラマ陸王の登場人物を演じたキャスト・出演者を含めて紹介しつつ、あらすじや視聴した人の感想などをまとめて紹介していきます。

日曜劇場『陸王』|TBSテレビ

陸王のドラマの基本情報を紹介!監督はだれ?

ドラマ陸王は小説家の池井戸潤さんの同名小説を原作としたドラマで、2017年10月期に放送、放送の度に視聴率を高め、最終回には20%を越える視聴率を獲得する人気ドラマとなりました。主演はドラマの主演は実に20年振りという役所広司さんが務めました。

原作者は池井戸潤さん

原作者の池井戸潤さんは、多数のメディアミックス作品を抱えるヒットメーカーで知られる小説家で、元々は銀行に勤めながらビジネス書などを手掛けていましたが、「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞して小説家としてデビューするとエンタメ作家として活躍していく事になります。小説家としても数々の著名な賞を受賞しています。

多くの作品がメディアミックスされており、ドラマ陸王と同じく日曜劇場としてドラマ化された「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「下町ロケット」や他局でもデビュー作である「果つる底なき」や「花咲舞が黙ってない」「民王」「空飛ぶタイヤ」など数々の作品を手掛けています。

監督は不在!?

ドラマ陸王は明確に「監督」と名のついた人はおらず、演出を担当した福澤克雄さんと田中健太さん、プロデューサーを務めた伊與田英徳さん、飯田和孝さん、川嶋龍太郎さんが中心スタッフとなっています。とはいえ肩書的な監督はいませんが実質的には福澤克雄さんを監督として見る動きが多く、2018年に発表された「第95回ザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞」を福澤克雄さんが受賞しています。

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陸王のドラマキャスト・出演者一覧!登場人物の相関図も紹介!

ここからはドラマ陸王の登場人物を紹介すると共に、それぞれの登場人物を演じたキャスト・出演者を紹介していきます。

登場人物の相関図

それぞれの登場人物ドラマ陸王でのキャストを紹介する前に登場人物の相関図を紹介しておきます。ドラマ陸王の登場人物は大きく分けて、「こはぜ屋社員」「こはぜ屋の協力者」「埼玉中央銀行」「アトランティス」「ダイワ食品陸上部」の5つに分類する事が出来ます。一部、この中に該当しない登場人物もいますが、主要の登場人物はこのいずれかに属している人が多いです。

またそれぞれのグループを行き来する登場人物は本当に一部だけであり、多くの登場人物は一環していずれかのグループに所属している事が多いです。グループの中での関係性も、埼玉中央銀行、アトランティスを除けば基本的には結束しており、そう言ったグループ単位でドラマ陸王の物語を観る事も出来ます。

こはぜ屋①:宮沢紘一/役所広司

ドラマ陸王の主人公で、物語の中心にいるのが役所広司さん演じる宮沢紘一です。こはぜ屋の4代目社長であり、後に、「陸王を世界一のランニングシューズにする」など高い目標を掲げています。こはぜ屋の社員は平均年齢57歳と高い事、先代である父親が社長時代からこはぜ屋に勤めている社員も多い為、自らを「若手」と言い、雑務でも積極的に動きまわります。社員への思いやりが強いので社員からも愛されています。

ランニングシューズ作りを模索している時に有村に連れて行ってもらった豊橋国際マラソンにて目の前で茂木が怪我で倒れたのを目撃したのをきっかけに軽さとフィット感に合わせて怪我をしにくいという要素をテーマにした新しいランニングシューズ作りに取り組む事になります。その強い思いが周囲を動かし徐々に協力者を増やしていく事になります。

演じた役所広司は映画を中心に役者業を営んでおり、連続ドラマの主演は実に15年振りでしたが「やって良かった」と実感しているようです。映画とは違った連続ドラマの中で共演した他キャストから受ける刺激、エキストラとして出演した人からかけられる声は非常に貴重な経験だったと最終回を間近に控えたインタビューなどでも答えています。

これまで出演した作品は「Shall we ダンス?」「失楽園」など映画自体も高い評価を集めた作品の他、「SAYURI」「バベル」などアジア、海外スタッフが終結して作られる映画にも出演するなどワールドワイドに活躍しています。ドラマではあまり姿を見ない為、「ガイアの夜明け」の進行役というイメージが強い人も多いようです。

こはぜ屋②:宮沢大地/山崎賢人

宮沢紘一の一人息子で、こはぜ屋を手伝いながら就職活動をしているのが宮沢大地です。工学部を卒業したものの、自身のやりたい事を見出す事ができず、それを面接でも見透かされてしまい不採用が続いていました。飯山がこはぜ屋の協力者となった際、アシスタントになる事になっています。昼夜通して行われるシルクレイの改良の中で自分がやりたい事を見つけ出していく事になります。

またタチバナラッセルとの契約が解除された際には変わるアッパー素材探しに奮闘する事になり、最後には執念で「タテヤマ織物」との取引を勝ち取る事になりました。それらの経験もあり、元々第一志望だった「メトロ電業」の中途採用試験をパス、紘一に送り出される形で「メトロ電業」に就職しました。

演じた山崎賢人さんは、モデルとして芸能界デビューを果たすと2010年にドラマ「熱海の捜査官」で俳優デビューを果たしました。以降「ヒロイン失格」「orange」「L・DK」「オオカミ少女と黒王子」など数々の話題作となる少女漫画作品の実写映像化作品に出演する事で「少女漫画の王子様」ポジションを確立する事になりました。

近年ではドラマ陸王で演じたような等身大の演技、「トドメの接吻」で演じたクズ男のように演技に幅が出ており、今後の活躍が期待される若手俳優さんです。映画への出演予定も多く、2019年公開予定の映画では既に「キングダム」の信役、「ヲタクに恋は難しい」の二藤宏嵩役など主役、準主役で出演する事が発表されています。

こはぜ屋③:富島玄三/志賀廣太郎

こはぜ屋の専務取締役で経理を担当しているのが志賀廣太郎さん演じる富島玄三です。こはぜ屋の面々には「玄さん」と呼ばれています。先代の頃から勤めている従業員の1人でもあり、先代の陸王プロジェクトに関わっており、それが失敗した経験から最初から最後まで陸王プロジェクトに反対の立場を取っており、何度も宮沢に苦言を呈する事になります。

一方で、パッと見てでは分からないような傷を見つけて「不良品」とする事を「こはぜ屋のプライド」と表現する、陸王プロジェクトの産物であるシルクレイを用いた新しい足袋である「足軽大将」の開発販売には積極的に行動するなど、足袋屋としてのこだわりが強い人物でもあります。フェリックスからの融資にも最後まで反対姿勢でいるなど、こはぜ屋の金庫番としての役割を貫き通しています。

演じた志賀廣太郎さんは名脇役として知られる俳優さんで、ドラマ陸王でもプロデューサーを務めた伊與田英徳から「地味な役をそのままいい具合に地味に演じる事ができる貴重な存在」と評されています。出演作は「三匹のおっさん」の有村則夫役、「リバース」の広沢忠司役などがある他、同じ池井戸潤さん原作の「半沢直樹」にも牧野社長役で出演しています。

こはぜ屋④:安田利充/内村遥

こはぜ屋の係長で、社員のまとめ役でもあるのが内村遥さん演じる安田利充です。こはぜ屋の面々には「ヤス」の愛称で呼ばれています。現在では入手できないドイツ式八方つま縫いミシンを修理出来るなど確か腕をしています。社長の宮沢と共に行動する事も多く、雑務もこなしています。

演じた内村遥さんは2006年に映画「東京大学物語」で俳優デビューを果たすと、数々の映画・ドラマに脇役として出演して実績を積み、2011年には映画「適切な距離」で初主演を果たしました。2018年現在はドラマ「駐在刑事」に加山幸三役で出演中です。

こはぜ屋⑤:正岡あけみ/阿川佐和子

こはぜ屋の縫製課のリーダーで、陸王プロジェクトにも参加しているのが阿川佐和子役を演じる正岡あけみです。その縫製技術は「国宝級」とさえいわれています。先代時代に先代と大喧嘩して一度こはぜ屋を辞めた物の、就職した大手ファッションブランド先が想像と違ってボロボロとなった事で、こはぜ屋に戻ってきたという経緯があります。その為こはぜ屋を第二の家と思い、こはぜ屋の買収話には誰よりも反対姿勢を貫きました。

誰に対しても気さくに接する事ができ明るく優しいおばちゃんでありながら感情的になりやすい所もあります。そんな正岡あけみを演じたのが阿川佐和子さんです。小説家・タレントとして活躍している方で俳優としての活動はあまりなく、連続ドラマに出演するのはこのドラマ陸王が初めての事でした。

こはぜ屋⑥:仲下美咲/吉谷彩子

こはぜ屋の最年少従業員で、高校卒業と同時にこはぜ屋に就職したのが吉谷彩子さん演じる仲下美咲です。こはぜ屋での業務はもちろん、社会人としてのマナーなども全てこはぜ屋で学んできた反面、まだ日が浅い為か、他の社員のようにこはぜ屋の買収話にそこまで反対意識を持っていませんでした。冨久子が倒れてしまった際には代役を任される事になりました。

演じる吉谷彩子さんは、子役時代から俳優活動を続ける女優さんで、4歳の時にデビューして以来子役として長く活躍していました。中学高校時代は学業を優先して休業状態でしたが大学進学後には再び芸能活動を活性化させ、特撮物からNHK連続テレビ小説、大河ドラマなどに出演していました。以降「TENBATSU」にて映画初主演、「謎の彼女X」でヒロイン役で声優など演技の幅が広がっている女優さんです。

こはぜ屋⑦:西井冨久子/正司照枝

西井冨久子はこはぜ屋最年長の従業員で、同時に一番古株な従業員です。自身も勤続40年である玄さんから姐さんと呼ばれる程の大ベテランで、現社長である宮沢を生まれた時から知っているこはぜ屋の生き字引的な存在です。こはぜ屋への愛や思いが誰よりも強く、リストラ騒ぎでも「あたしゃ、辞めないよ!」と繰り返していました。しかし高齢である為、「足軽大将」のヒットもあって残業続きになった事で一度倒れてしまいます。

後に戻ってきて元気な姿を見せましたが、ちょうど買収話が上がっているタイミングだった為、宮沢の事を「裏切り者」とまで言い放ちました。そんな冨久子役を演じたのが正司照枝さんです。元はかしまし娘の1人として活動しましたが、現在ではソロでの活動が増えています。2018年放送の「高嶺の花」にて同じくかしまし娘のメンバーで妹の花江と共に使用人役として登場しました。

協力者①:江幡晃平/天野義久

ドラマ陸王の中でもよく勘違いされる登場人物が天野義久さん演じる江幡晃平です。陸王プロジェクトに初期から関わっていますが元々こはぜ屋に出入りしている「椋鳩通運」のセールスドライバーであり、元長距離選手だったという実績を買われてプロジェクトに積極的に参加しています。会社宣伝目的で「第19回行田市民駅伝競走大会」を提案するなど社員ではないもののこはぜ屋の事を考えて行動しています。

演じる天野義久さんは元々ラグビー選手として活躍した選手でしたが現役引退後、スポーツ関連の事業をする会社を起業すると同時に芸能事務所に所属して俳優としてデビューする事になりました。2010年に大河ドラマ「龍馬伝」の那須信吾役でデビューすると以降、映画ドラマ問わず出演を続けており、「天皇の料理番」や「西郷どん」などにも出演しています。

協力者②:飯山晴之/寺尾聰

元飯山産業の社長で、宮沢の説得を受けてこはぜ屋の顧問となるのが寺尾聰さん演じる飯山晴之です。飯山産業の社長時代に繭を特殊加工した「シルクレイ」を考案し特許を持っています。宮沢のしつこい説得を受けて、自身を陸王プロジェクトに参加させる事を条件に「シルクレイ」の使用を認めました。以降、外部の協力者の中では最もこはぜ屋に寄りそう形でシルクレイの硬度調整などを担当しています。

演じた寺尾聰さんはアーティストと俳優どちらでも高い実績を誇る俳優さんです。日本レコード大賞と日本アカデミー賞最優秀主演男優賞の両方を獲得している唯一の俳優さんです。長く俳優業をメインとしていましたが、歌手としての活動も再開しており、現在はどちらも活動しています。俳優としては近年作では「琥珀」や「白日の鴉」などのドラマ作品を中心に活動しています。

埼玉中央銀行①:坂本太郎/風間俊介

こはぜ屋の業績を立て直す為、新規事業の立ち上げを提案して陸王を作るきっかけになったのが風間俊介演じる坂本太郎です。埼玉中央銀行で唯一こはぜ屋側の立場を優先する事で上司である大橋、支局長の家長と対立してしまい、異動させられる事になってしまいます。異動以降も陸王プロジェクトの一員として銀行マンとしての知識や銀行マンだからこその人脈で有村や御園を紹介するなどしてこはぜ屋をサポートしています。

演じる風間俊介はジャニーズ事務所に所属していながらCDデビューをせずに長くジャニーズJrに属していた演技派です。ジャニーズでありながら歌うよりも演技をしている時間が長く、特に「3年B組金八先生」に出演して以降は俳優としての活動がメインとなっています。近年では二役を演じて注目された連続テレビ小説「純と愛」、大河ドラマ「西郷どん」、「サバイバル・ウェディング」などに出演しています。

埼玉中央銀行②:大橋浩/馬場徹

異動となった坂本に変わりこはぜ屋の担当を務める事になるのが元坂本の上司でもある大橋浩です。現実主義かつ結果主義であり、坂本が提案する「新規事業への参入」よりも「社員のリストラ」を提案するなどしています。一方で「足軽大将」でしっかり結果を示した際、さらに「足軽大将」の一目では見分けがつかない傷を不良品としたこはぜ屋の仕事ぶりに心動かされて態度は変わらないまでも協力するようになります。

演じた馬場徹さんは、小学生の時から劇団に入門すると「ミュージカルテニスの王子様」などに出演して舞台で経験を積んできました。2003年にテレビドラマにデビューするも脇役が続き、2014年にドラマ陸王と同じく池井戸潤さん原作のドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」に連続ドラマ初出演を果たすと注目を集める事になりました。

アトランティス①:小原賢治/ピエール瀧

ドラマ陸王きっての悪役で多くの登場人物がハッピーエンドを迎える最終回においても唯一不幸になったのがピエール瀧さん演じる小原賢治です。一度は怪我で走れなくなった茂木のサポートを打ち切るなど切り捨てておきながら、茂木が走れるようになると再び契約を結ぼうと躍起になります。こはぜ屋の妨害の為に大量発注の契約を盾に「タチバナラッセル」の契約を奪い取るなどしています。

演じるピエール瀧さんは、元々はテクノバンド「電気グルーヴ」のメンバーとして音楽を中心に活動していましたが現在は、俳優業や声優業などマルチに活躍しているタレントさんです。俳優としては陸王での小原の立ち位置を聞いた時に「日本中に嫌われる気持ちで演じた」と答える程にそれぞれの役どころをしっかり掴んで演じる事で評価を受けている俳優でもあります。

アトランティス②:村野尊彦/市川右團次

アトランティスのシューフィッターとして登場するのが市川右團次さん演じる村野尊彦です。アトランティス所属ですが選手の事を優先する想いが人一倍強く、怪我をした茂木のサポートを打ち切った上に茂木が怪我をしたのはお前のせいだろうと言われた事で小原と決別、アトランティスを辞める事になります。その後、有村の画策もあって宮沢と出会うと、陸王開発に関わる事になります。

演じた市川右團次さんは日本舞踊飛鳥流の家元を父に持つ歌舞伎役者です。市川右團次の名は三代目であり、陸王出演前の2017年1月に襲名したばかりなので、市川右團次の名で俳優として活動したのは2018年現在ドラマ「陸王」だけになっています。それ以前には初代市川右近の名前で「LEADERSリーダーズ」「水戸黄門」などに出演していた実績を持っています。
 

ダイワ食品陸上部①:茂木裕人/竹内涼真

ドラマ陸王の中で復活の物語が描かれるのが竹内涼真さん演じる茂木裕人です。1話で描かれる事になる、宮沢紘一が見学に訪れる豊橋国際マラソンで怪我をしてしまい、苦しむ事になります。元々は野球少年ながらも肘を壊してマラソンに転向、学生時代には箱根駅伝を走った期待の新人として登場する事になります。怪我の前はアトランティスのサポートを受けていましたが、怪我で走れない間はサポートを打ち切られていました。

その間に出会った陸王の魅力に惹かれながらアッパー素材の改良を進言するなど的確なアドバイスをしています。復調してきた際に再びアトランティスが接触してきた事で陸王とアトランティスのR2の間で揺れる事になりますが、復帰後初のマラソンレースとなった豊橋国際マラソンでは最終的に陸王を選び優勝、以降も陸王を履き続けて活躍している姿が描かれています。

演じた竹内涼真さんはいわゆる仮面ライダー俳優であり、2014年放送の「仮面ライダードライブ」に出演、さらには翌年に放送された同じ池井戸潤さん原作のドラマ「下町ロケット」にも出演しています。2017年にはドラマ陸王に加えてNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の島谷純一郎役、「過保護のカホコ」の麦野初役を演じ、ブレイクし数々の賞を受賞する事になりました。

ダイワ食品陸上部②:城戸明宏/音尾琢真

ダイワ食品陸上部の監督で怒鳴っている印象が強いのが音尾琢真さん演じる城戸明宏です。熱血タイプの監督で、選手の事を第一に考える指導方針をしています。茂木の暴走を何度も止めたり、選手達に近付く者達にも鋭く目を光らせている反面、茂木が陸王を履く事、また村野が陸王を渡しに来た際にもそれを黙認するなど選手の気持ちを尊重する面も見られます。

演じた音尾琢真さんは劇団ユニットTEAMNACSに所属する舞台を中心に活動する俳優さんで、ドラマには2005年頃から単発役などで出演しています。近年では話題作への出演も増えており、同じ池井戸潤さん原作のドラマ「花咲舞が黙ってない」にも出演した経験がある他、連続テレビ小説「なつぞら」にも出演が予定されています。

陸王のドラマあらすじをネタバレ!

登場人物・それを演じたキャストを紹介した上でドラマ陸王のあらすじをネタバレありで簡単に紹介していきます。
 

資金繰りに苦悩していたこはぜ屋社長宮沢紘一

100年続く老舗足袋屋の4代目社長宮沢紘一は、一番大きな取引先である大徳デパートからの取引減という直接的な物に加えて、足袋屋という業界自体の衰退もあって銀行も融資を渋るなど資金繰りに苦戦していました。そこで担当銀行員の坂本から新規事業を立ち上がる事を提案されます。その時はアイデアが浮かばない宮沢でしたが、足袋の技術を使ったランニングシューズ作りを模索する事になります。

坂本の紹介でランニングインストラクターでもあるスポーツショップの店長、有村を紹介してもらった宮沢はそこで足袋の構造が怪我をしにくいランニングシューズに適している事を知ります。さらに有村の誘いを受けて見に行った豊橋国際マラソンを見学に行きます。宮沢の目の前で先頭を走る茂木が怪我でリタイアする事になり、それをきっかけに宮沢は怪我をしにくいランニングシューズ作りに取り組む事になるのです。

陸王のドラマは実話だった?モデルは存在する?

陸王はあまりにもリアルな描写と符合点の多さから実話なのでは?モデルがあるのでは?と度々噂されています。ここからはファンの間で言われている陸王に登場する企業やランニングシューズ「陸王」のモデルとなったシューズなどを紹介していきます。

こはぜ屋のモデルは?

創業100年の歴史を誇る足袋屋であるこはぜ屋。こはぜ屋が本拠を構える埼玉県行田市は実際に足袋の街として栄えた歴史のある街で、そこに現存する企業である「きねや足袋株式会社」がこはぜ屋のモデルではないかと言われています。きねや足袋株式会社も創業100年近い歴史ある会社で、元になった会社も含めると現在4代目、またマラソン足袋「きねや無敵」という足袋を発売した過去を持っています。

また現在の社員数も26名とこはぜ屋に近い人数です。それらの符合点に合わせて原作者である池井戸潤さんが執筆前に取材に訪れているという事実もあり、こはぜ屋のモデルであると言われているのです。実際にドラマ陸王で登場する足袋の製造を手掛けるなどドラマ陸王にも関わっています。

アトランティスのモデルは?

こはぜ屋のライバルとなるアトランティスですが、そのモデルはアシックスではないかと言われています。名前の響きも似ていますが幅広いシェアを持っている点なども共通しています。ただアトランティスはアメリカに拠点を持つ外資企業であるのに対し、アシックスは日本の企業である点など違いがあるのも事実です。

陸王のモデルは?

シューズとしての陸王のモデルとして名前が上がるのが上記でも触れたきねや足袋株式会社が発売している「きねや無敵」と同じく名前が上がるのがアシックスが過去に製造し、復刻版が販売されるなど日本はもちろん海外でも高い人気を誇っている「オニヅカタイガー」です。ちなみにドラマ陸王ではランニングシューズ「陸王」もアトランティスが推している「R2」の2足ともをミズノが製造を手掛けています。

原作者による否定ツイートがある?

ファンの間では公然の事実として扱われる事もある上記で紹介したモデルですが、原作者である池井戸潤さんはこれらを完全に否定、モデルはなく完全にフィクションであるとしています。同時に「モデルがなくても書けるのが作家です」という発言などもしており、取材などをした上で上手く要素を織り交ぜているものと思われます。

ただ舞台としている埼玉県行田市が足袋の街である事は事実であり、コラボを行うなどもしているので、舞台設定に関しては埼玉県行田市で間違いはないようです。

陸王のドラマを観た感想や評価を紹介!

ここからはドラマ陸王を既に視聴した人の感想や評価を紹介していきます。概ね好評を集めているドラマ陸王ですが、中には否定的な意見もあります。

三者三様の物語が良い

上記でも紹介しているようにドラマ陸王の主人公は役所広司さん演じる宮沢紘一であり、紘一を中心にしたランニングシューズ作りが物語のメイン軸ではありますが、同時に山崎賢人さん演じる紘一の息子、大地の成長物語でもあり、竹内涼真さん演じる茂木裕人の復活物語でもあります。多角的な視点で描かれる物語が素晴らしいという感想は非常に多いです。

後述する最終回ではみんながある種の目標を達成し、新しい道に向かって進んでいくという展開も物語として非常に完成度が高いという人は非常に多いです。

最終回がアツい

最終回では主に、茂木の出場する豊橋国際マラソンの様子、そしてそれ以降の物語が展開されるわけですが、その展開が非常にアツく、盛り上がったとする感想は非常に多いです。この最終回、特に豊橋国際マラソンでの様子は実は原作とその展開が大きく変わっているのですが、原作を読んだ上でドラマ陸王を視聴した人も絵的に盛り上がるし変更してくれて良かったという声もあります。

これは原作者の池井戸潤さんが描いた他のドラマにも共通して言える事ですが、多くの物語がハッピーエンドとなるという点も非常に人気の高いポイントになっています。陸王も同様で、一部不幸になった人もいないではないですが、少なくとも主人公宮沢紘一、そして茂木裕人に関わる人物では不幸になった人もいないという展開も好評です。

中だるみしてしまった感が否めない

序盤からの展開と最終回の盛り上がりに対して中盤から終盤に向かうまで、具体的には陸王が完成してからの物語に対して中だるみしてしまったという声もあります。やはりシューズ作りに紛争していた前半に比べると、中盤以降、お金の問題や、アトランティスからの妨害などの物語は盛り上がりに欠けるという声があるのも事実です。

陸王のドラマキャスト・出演者一覧まとめ!

ドラマ陸王には実に多くのキャスト・出演者がいますが、グループ分けしてみると基本的にはこはぜ屋、そしてその協力者、そして対立するアトランティスと間に挟まれる形になっているダイワ食品陸上部という構図と言う事ができます。どうしても間に入る登場人物がいる関係で分かりにくい部分もありますが、こうしてみると分かりやすくドラマ陸王を観る事が出来るかもしれません。

出演したキャストを見てみると、若手からベテラン、俳優からお笑い芸人、噺家まで実に多くの人が登場しています。陸王のキャスティングの中でも驚かれるのは陸上部の面々も基本的には俳優が務めているという点です。芸能界の中でも作中の役割に合うスポーツが出来る俳優をキャスティングしたと言えるのではないでしょうか。彼らの走りにも注目です。

陸王のキャスト・出演者はハマり役も非常に多いのがポイントです。それぞれの役者の持ち味も充分に発揮されているドラマだと言えるので、陸王の盛り上がりから気になったという人はもちろん、それぞれの役者のファンだからという理由で視聴しても充分に楽しめるドラマです。まだ視聴した事がないという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか。

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