ウォーキングデッドのミショーン役ダナイ・グリラとは？連れていたゾンビの謎も考察

2018年10月よりシーズン9が放送開始されたウォーキングデッド。日本と違い、人気があると続いていく海外ドラマは、1シーズンが終わると次の放送まで一定の期間が空きます。このような事情から、ウォーキングデッドの最新シーズン放送開始を待ち望んでいたファンも多いのではないのでしょうか？人気キャラクター、ミショーン役の女優ダナイ・グリラはシーズン3以降、ドラマに欠かせない重要なキーパーソンとなっています。

今回はそんな大人気ドラマウォーキングデッドで活躍中のミショーンについて、これまでのあらすじや登場シーンの謎を詳しく解説していきます。なお、ネタバレを含んでおりますので、これからウォーキングデッドを観ようと思っている方はご注意ください。そして、そんな重要な役を見事に演じるミショーン役の女優ダナイ・グリラについても紹介していきます。

誇り高き保安官として、街を守っていた主人公リック・グリムス。ある日、勤務中の怪我により入院してしまいました。昏睡状態から目を覚ますと、世界はなんと原因不明のウイルス感染により生きる屍ゾンビで溢れかえっていました。

そんな衝撃的な状況から始まるウォーキングデッドは、今や海外ドラマの代名詞とも呼ぶべき大人気作品です。手に汗を握るゾンビとの戦いシーンもさることながら、終末を迎えた極限の世界だからこそ表れる人間の心理も見どころのヒューマンドラマです。

シーズン1では、突然この世界を支配し出したゾンビの習性や特徴、倒し方などが明らかになります。そしてメインキャラクターダリルやグレンとの出会い、息子カールと妻ローリとの再会も描かれます。そして、この世界でどうやって生きていくのか、せっかく再会できたのに冴えないローリの表情の訳も語られます。

ウォーキングデッドは、頭文字を取ってファンの間では「TWD」の愛称で呼ばれています。そして、毎話放送終了後にはSNSで最新話の感想で溢れることから、このドラマの視聴率の高さと注目度がわかります。毎話、ハラハラドキドキする展開と、続きが今すぐに見たいほどに気になる終わり方をするところも、視聴者を掴まえて離さない要因なのかもしれません。

ウォーキンデッドに出演した俳優・女優は、大人気になるほど魅力的なキャラクターがたくさん。そんな登場人物が衝撃的な展開で死亡したり、カップルになり子供が生まれたりと、片時も見逃すことができないこのドラマ。原作コミックもドラマとは違う展開で進んでいく場面もあるため、原作もチェックするファンも急増しています。

強いキャラクターがたくさん出演しているウォーキングデッドの中でも、女キャラ最強とも言われているミショーン。数体の群れに襲われた時でも、冷静かつ確実にゾンビを倒すその姿はまさに最強です。そんなミショーンの武器は日本刀。スパッと切れる日本刀と、堂々とそれを扱うミショーンのアクションシーンはつい見惚れてしまうほど。

物事を冷静沈着に捉えるその姿だけを見ると一見冷たいと思われがちですが、心を許した相手へのミショーンは、とても愛に溢れた性格なんです。実際、主人公の息子カールのため、家族写真を取りにゾンビの巣窟へ入ったりと、危険をかえりみずその人の為に行動する優しい一面も持ち合わせています。

そんな難しい役どころを見事に演じるウォーキングデッドのミショーン役の女優ダナイ・グリラは一体どのような人物なのでしょうか？特徴のあるドレッドヘアーの秘密や過去の出演作、彼女のSNSやプライベートな一面を経歴とともにご紹介していきます。

ダナイ・グリラは身長170cm体重53kg、1978年2月14日にアメリカ合衆国アイオワ州グリンネルで4人兄弟の末っ子として生まれた現在40歳の実力派女優です。自身の出演する演劇の脚本や戯曲を書く劇作家という一面も合わせ持っています。

2006年にオフブロードウェイ作品「In the Continuum」にて獲得したオビー賞とアウター批評家協会賞の脚本賞、ヘレン・ヘイズ賞の主演女優賞を始めとして、ダナイは舞台・映画ともに様々な賞を受賞するまさに多才の演技派女優です。2008年に全米で公開された映画「扉をたたく人」では、詐欺に遭い路頭に迷う女性ゼイナブを演じています。

この映画は、公開時はわずか4館のみでの公開でしたが、最終的には270館まで拡大され6か月間にわたりロングラン上映されました。そんなダナイは、2018年に自身初となるマーベル・スタジオ作品、映画「ブラックパンサー」に出演し、主人公のブラックパンサー率いるワカンダ王国の親衛隊長オコエを演じました。この映画でも、爽快なアクションシーンを披露しています。

また、「ブラックパンサー」に出演したことで、続く「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」にもオコエ役で出演しています。この2つの作品への出演のため、ウォーキングデッドシーズン8前半のミショーンは、怪我をして休んでいるという設定で出演が減ったと言われています。

ウォーキングデッドファンにはお馴染みのミショーンの特徴の一つ、ドレッドヘアー。実はこのドレッドヘアーはカツラなんです。「ブラックパンサー」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の役作りのためと言われていますが、もともとショートヘアーの役が多いダナイ。坊主姿もかっこいいと話題になっています。

2004年から女優として活躍しているダナイですが、これまで大きなスキャンダルもなく、結婚もしていません。現在もフリーであるとされています。女優や劇作家として数々の賞を受賞しているほどの多才なダナイですので、現在はキャリアを重ねることに重きを置いているのかもしれません。

ダナイ・グリラは現在、TwitterとInstagramのアカウントを所持しています。出演者の仲がいいとファンの間ではお馴染みのウォーキングデッド。そんなメンバーの撮影裏のオフショットももしかしたら覗けるかもしれません。

また、ダナイはその抜群のプロポーションから、Reebok公式モデルとしても選ばれています。この美しいスタイル維持のために日常的に厳しいトレーニングを行なっているダナイ。彼女の精神的強さはこのようなところから鍛えられているのかもしれません。

さて、いよいよウォーキングデッドでのミショーンの衝撃の登場シーンについて考察していきます。ミショーンが連れていた2体のゾンビの正体とは？なぜ鎖に繋がれていたのか？など、あのシーンを見ただけで数々の疑問点が出てきた人も多いのではないでしょうか？

ミショーンはゾンビ避けのため、あの2体のゾンビを鎖に繋ぎ紛れることで、あの世界の中を行動していました。そのゾンビは、適当に出会ったゾンビではありません。実は、この世界になる前のミショーンと深く関わりのある人物だったのです。

ミショーンは、この世界になる前マイクという彼氏と生活していました。そして、マイクとの間にはアンドレ・アンソニーという可愛い息子も生まれ、ミショーンは幸せな生活を送っていました。しかし、異変は突然訪れました。

ミショーンはマイクと友人テリー、息子アンドレ・アンソニーと共に避難キャンプへ逃げ出しました。そこで、ミショーンが物資の調達に出ていた時です。マイクとテリーはあろうことかドラッグを使用し、ハイになっていたのです。そこへゾンビが襲撃しに来て、ミショーンが戻った頃には、マイク、テリーは死亡、そして息子のアンドレ・アンソニーまでもが犠牲になっていたのです。

最悪の光景を目の当たりにしたミショーン。同時にマイクがドラッグを使用していたため息子アンドレ・アンソニーを守らなかったと分かり、絶望と怒りから、ゾンビと化したマイクとテリーを鎖に繋ぎ連れ歩くこととなります。

ウォーキングデッドのゾンビは「人を食らう」ことしか考えておらず、本能で人間を襲っています。そんな特性を持っているのに、なぜミショーンが連れているゾンビは人を襲わないのでしょうか？それは、ゾンビの姿に秘密があります。

ミショーンが連れているゾンビをよく見ると、両腕を切り落とされ、顎を砕かれています。つまり、この2体のゾンビには本能的な欲求である「人を食らう」方法がないのです。このように、手段を失われたゾンビは従順になり鎖に繋いでも逃げもせず、人を襲うこともないのです。

ある日突然恐ろしいゾンビが現れ、頭を潰せば死ぬとは知っていてもそのゾンビを連れまわすことなど、普通の人間にはなかなか思いつくことではありません。しかし、避難キャンプまで守りきった愛する息子が、父親にも守られず死んでいったことを知ったミショーンの心境は、並大抵なものではなかったでしょう。

そんな絶望とも言える光景を目の当たりにしたミショーンは、怒りに任せマイクとテリーをこのような姿にし、引きずり回すという行動を起こします。その時、たまたまこの2体を連れていると他のゾンビに襲われないことにミショーンは気づいたのです。なんとも悲しい結果ですが、ゾンビと化したマイクとテリーに紛れることで、ミショーンは生き延びていたのです。

2010年から放送が開始されたウォーキングデッド。今年の10月より遂にシーズン8が公開されました。2012年のシーズン3より出演をしているミショーン。現在に至るまで、リックや仲間たちと様々な困難を乗り越えてきました。そんなミショーンは現在、あの人とカップルになっていました。

元恋人マイクを失ってから年月が経ち、現在はリックをはじめとしてマギーやダリル、キャロルなどの仲間たちと出会い、日常生活を取り戻してきたミショーン。そして、新しい恋人ができました。その相手とは、常にミショーンを側で見守ってきた、ウォーキングデッドの主人公でもあるリックです。

リック率いる仲間たちの人数もだんだんと数を増やしていき、現在シーズン8では4つのグループをまとめています。しかし人数が増えれば増えるほど、争いや問題が後を絶えません。そんな状況に頭を抱えるリックに、ミショーンは冷静で的確なアドバイスをしたりと、お互い支え合い欠かせない存在になっています。

2人がこのような関係になったきっかけは、リックの息子カールにあると言われています。カールはシーズン3の序盤で、妹ジュディスを出産のため母ローリを亡くしています。そんな時に現れたミショーン。傷心のカールはミショーンを母親のように、また、ミショーンはカールを失った息子のように大切に思っていました。

そんな2人を側で見ていたリック。ミショーンに対して特別な感情を抱くようになり、ミショーンとリック一家は一緒に暮らし始め、付き合い出しました。シーズン８でカールを失う悲しみを乗り越えてから、ますます2人の絆は深まったようです。

登場時にはニコリとも笑いもせず、人を信じられず一匹狼だったミショーン。しかし、信頼できる仲間たちやカールと出会い、少しずつ心を取り戻してきました。そんな今では、リックのサポートとして、そして街の発展のために尽力しています。

しかし、ミショーンの恋人であり主人公のリックは、なんと現在のシーズン9で降板することが発表されました。ファンにとって衝撃の発表でしたが、今後のウォーキングデッドの展開や、ミショーンの今後も注目されるところです。

本記事では、ウォーキングデッドのミショーン役ダナイ・グリラに注目して詳しく紹介していきました。ダナイ・グリラの魅力をお分かりいただけたでしょうか？そして、登場時のミショーンが連れていたゾンビの謎が解けたでしょうか？今後も、ダナイ・グリラの活躍に期待してご覧ください。