2018年07月23日公開
2018年07月23日更新
ウォーキングデッドのグレンの死亡シーン・生きてる可能性を考察!演じる俳優は?
ウォーキングデッドの中でも人気の高いキャラクターの一人でもある、グレンが好きだという人も多い筈です。しかしそんなグレンもとうとう死亡が確定してしまったというのです。ウォーキングデッドのシーズンを通して死亡詐欺を繰り返してきたグレンですが、今回は本当に死亡が現実のものとなってしまうのでしょうか?これまでの死亡シーンや、グレンを演じる俳優のスティーヴンについてもまとめてご紹介します。
目次
ウォーキングデッドのグレンの死亡シーンや生きてる可能性を考察!俳優も紹介
大人気海外ドラマのウォーキングデッドですが、ストーリーの面白さだけではなく予想外の展開や、登場人物達とゾンビによる過激な描写も話題となっている作品です。そんなウォーキングデッドの中でも人気の高いキャラクターの一人であるグレンですが、シーズン7の第1話での死亡シーンが大きな話題となり、ファンに衝撃を与える事となりました。こんな結果は見たくなかったと、目を覆ったファンも多かった様です。
しかしその一方で、グレンはファンの間では「死ぬ死ぬ詐欺」と言われる程に死亡疑惑を浮上させてきたシーンも多く、今回の死亡に関しても実はフェイクで生きているのでは…?と考える人もいる様です。果たしてグレンは生きているのか、問題の死亡シーンについてや、グレンを演じる俳優のスティーヴン・ユァンについても詳しくご紹介してきます。多大なネタバレ要素や過激な表現を含む為、未視聴だという人はご注意ください。
ウォーキングデッドシリーズとは?
グレンというキャラクターについてを掘り下げていく前に、まずはグレンが登場するウォーキングデッドという作品についてをご紹介していきます。ウォーキングデッドはアメリカン・コミックである「ザ・ウォーキング・デッド」を原作とした海外ドラマシリーズで、2010年10月31日に放送開始となって以来シーズン8までが制作されている作品です。2018年秋には最新となるシーズン9の放送も予定されています。
ウォーキングデッドのあらすじ
ウォーキングデッドはゾンビが発生した終末の世界を舞台とした物語で、主人公のリックを中心にアメリカ合衆国内で生き延びる術を模索する人々のお話となっています。シーズン1では比較的ゾンビ色の強い作品となっていますが、シーズンを重ねる度にゾンビ要素よりもヒューマンドラマの要素が強くなり、ゾンビだけでなく人間同士の争いが起こる事も少なくない為、視聴者は予想のつかない展開にハラハラさせられる事となります。
過激な表現も人気の理由の一つ
「ウォーカー」と呼ばれるゾンビが登場する作品という事もあり、人間が食べられたり死亡する様なシーンも数多く登場します。中には思わず目を背けたくなる様な過激なシーンもある為、家族での視聴には向かない作品とも言えます。しかしその過激さや「次に誰が死亡するかわからない」といったシナリオも人気の理由の一つでもあり、次のシーズンでは誰が死亡するのかと予想を立てて楽しむファンもいる様です。
原作との相違点もある
原作となるコミックがあるウォーキングデッドですが、大筋は原作通りの進み方となってはいるものの、死亡するキャラクターが異なっていたり死亡シーンが原作通りではない場合もあります。その為原作を読んでいるファンであっても、「次のシーズンではこのキャラクターが死亡する」と予想しても外れる場合があり、また主要なキャラクターであっても容赦なく死亡していく事から気が休まらない作品でもあります。
ウォーキングデッドのグレンはどんなキャラクター?
そんなウォーキングデッドの登場人物の中でも、主要キャラクターの一人でもあるグレンは、同じく主要キャラクターとなるリックやダリルといったキャラクターと同様に高い人気を誇っています。グレンとは一体どの様なキャラクターなのか、シーズンを追いながら詳しくご紹介していきます。「グレン・リー」という名前の韓国系アメリカ人で、元々はピザの配達を職業としていたごく普通の青年です。
日本語吹き替え版のグレンの声優は寸石和弘
ウォーキングデッドの吹き替え版でグレンの声を担当しているのは、声優の寸石和弘さんです。目立つ代表作はまだありませんが、2000年代から声優としての活動を始めており、「ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション」や「アウトブレイク」といった有名作にも出演をしています。グレン役の俳優スティーヴン同様に、今後の活躍が期待される声優です。
THE WALKING DEAD の吹替仲間でご本人達に会いに行きました!
— 寸石和弘 (@sunsekikazuhiro) December 29, 2016
生グレン、この先もずっとずっと大切な作品。#TWD #ハリコン #ウォーキングデッド pic.twitter.com/sEjR1GP1Gj
グレンの存在が物語を動かした
グレンを知らない人にとっては、あまりパッとしない脇役の様な印象を持つかもしれません。しかしグレンはウォーキングデッドという作品において欠かせない重要な人物であり、シーズン1の第1話のラストでは死を覚悟したリックを偶然救う事となった人物でもありました。グレンがいなければリックは間違いなく命を落としていたと言えるほどの状況であり、その後登場する様々な人物の運命も変わっていた筈です。
シーズンを通して垣間見るグレンの成長
第1話では声のみの出演ではあったものの、数多く登場し入れ替わりも激しいキャラクターの中で、紛れもない初期メンバーの一人であるグレンは当初は戦いに向く様な性格でもなく、身軽さを活かして仲間をサポートする程度の人物でした。ややコミカルなキャラクターでもあった為、ウォーキングデッドの初期段階では早い段階で死亡するキャラクターの一人だろうと予想していた人もいたかもしれません。
シーズン2では偶然訪れた農場で、後に主要キャラクターの一人となるマギーに出会い、成り行きで関係を結ぶ形となるもののシーズン3では晴れて婚約を交わす仲にまでなっていきます。グレンが恋愛未経験者という事もあり、既婚者であったリックなどとはまた違った甘酸っぱい恋愛模様に二人を応援したくなったファンも多かったのではないでしょうか?殺伐とした世界の中で、二人の行く末を見守るという楽しみが増えた瞬間です。
シーズン4では疫病により一時死を予感させたグレンですが、無事復活を果たします。その後混乱の最中でマギーと離れ離れになってしまい、互いの安否もわからないまま仲間と共に移動をする事となります。婚約者であるマギーを探すという強い意志は、シーズン1で登場したばかりの頃と比べても、ただの気弱な青年であったグレンというキャラクターの成長ぶりを実感する事ができるエピソードでもありました。
その後もグレンが死亡するのではないかと思われるシーンが何度も登場する事となりますが、その度に生還し成長していくグレンの姿に、ファンの間ではグレン不死身説や死ぬ死ぬ詐欺といった言葉が飛び交い、今後もグレンの死亡はあり得ないものと考えられていました。シーズン6では婚約者であるマギーとの間に新しい命が宿った事も判明し、厳しい生活の中でも幸せを見つけたグレンを応援していたファンは多かった筈です。
ウォーキングデッドのグレンの死亡シーンをネタバレ!
しかしウォーキングデッドシリーズを通じて強運を見せてきたグレンにも、遂に運が尽きる日がやってきてしまいます。シーズン6のラストではいわゆるクリフハンガーと呼ばれる手法がとられ、確実に主要人物の誰かが死亡する事は確定していたものの、誰が死亡するかまではわからないという状態のまま、ファンは長いお預け状態を食らう事となりました。不満の声もありましたが、実は誰が死亡するかは予想ができるものでした。
死亡するキャラクターは原作と同じ?
というのも原作となるコミックのウォーキングデッドを読んでいるというファンであれば、シーズン7の冒頭で一体どの様な事が行われるのかを既に知る事ができていました。原作とドラマでは死亡するキャラクターや場面が異なる事もあるウォーキングデッドですが、原作ではシーズン7の第1話に当たるシーンでグレンが死亡する事となっていたのです。更にはその殺され方があまりにも惨いものでもありました。
脳裏に焼き付くグレンの死亡シーン
原作のシーンにおいては、本来殺されるのはグレンだけとなっていました。しかし原作では既に死亡していた筈のエイブラハムが、ドラマ版では同様のシーンでまだ生かされた状態となっていたのです。この為、ドラマ版ではグレンだけではなくエイブラハムも同時に死亡するのではないかと予想を立てていたファンもいた様です。原作では一体どの様な死亡シーンだったのか、過激な表現が苦手な方はご注意ください。
この場面でグレンを殺す事となったのは、「救世主」と呼ばれるグループのリーダーであるニーガンです。ニーガンは恐怖をもってグループを支配する残虐性を持ち、見せしめとして処刑をする際には一切の容赦がありません。常に有刺鉄線を巻き付けたバットを所持し、「ルシール」と名付けられたバットを使い躊躇いもなく人間を殴り殺していくキャラクターです。ただし無差別に人殺しをしているわけではない様です。
ニーガンのグループに捕らえられてしまったリック達は、膝をつき横一列に並んでニーガンを見上げる格好となります。その中でニーガンは一人だけ殺す人間を選ぶと言い、「どれにしようかな」と数え歌を口ずさみながら選び出したグレンをみんなの前へと引きずり出し、一切の容赦をする事なくグレンの頭部へバットで殴りかかります。この場面に居合わせた仲間の中には、妊娠中のマギーの姿もありました。
ニーガンの攻撃は一撃だけで終わる事はなく、その後も執拗なまでにバットを振り下ろされ続けたグレンは、最後にはそれが人間の頭部なのだと判別もできない程に破壊し尽くされてしまいました。大勢の救世主達に囲まれている状態である為、仲間達はただ茫然とその様子を眺める事しかできず、ニーガンを恨むファンだけではなくバットがトラウマになってしまった人もいた筈です。
こういった原作ウォーキングデッドの流れからも、ドラマ版のウォーキングデッドでもグレンが死亡するのではないかという説が有力であるとして、シーズン6の終了からシーズン7の放送開始までの期間にファンの間で様々な憶測が交わされました。しかし仮にシーズン7で死亡したとしても、グレンは再び復活するのではないかという話や、そもそも死亡していないのだという説も流れていたりする様です。
ウォーキングデッドのグレンは復活する?生存説について考察!
死亡した人間はウォーカーとなって復活する世界ではありますが、一度死んでしまえば現実世界と同様に、人間として蘇る事はありえません。しかしそんなウォーキングデッドの中でも、グレンに関しては何故復活するのではないかといった説が囁かれているのか、ウォーキングデッドを観た事が無い人であれば疑問を感じる筈です。その理由の一つは、これまでのシーズンを通してのグレンの強運にありました。
突然の雨でピンチになるグレン
シーズン1ではウォーカーの群れに囲まれた建物から脱出をする際に、ウォーカーの血や内臓を纏う事でニオイを消す事ができる為、リックとグレンがこれを実行し移動するというシーンがありました。しかし無事に切り抜けられるかと思ったタイミングで突然雨が降り出し、腐臭を洗い流されてしまった二人はウォーカーの群れに追われる事となります。協力し難を逃れましたが、一歩間違えば二人共死亡していたシーンです。
ウォーカーの井戸に真っ逆さま
農場にある井戸の中にウォーカーの姿を発見し、銃を使えば水が汚染されてしまうという理由からウォーカーを引き上げる事となります。その役を引き受ける事となったグレンですが、途中でロープが外れそうになり危うくウォーカーに噛み付かれてしまいそうになります。どうにか噛まれる事もなく引き上げて貰う事はできたものの、そのまま落ちてウォーカーに食べられたり噛み痕をつけて引き上げられていた可能性もありました。
拷問を受けるグレン
シーズン3ではマギーと共にガバナーに捕らえられ、仲間の居場所を吐かせる為にグレンは激しい拷問を受ける事となります。しかしグレンが口を割る事はなく、シーズン1の頃のグレンからは考えられないほどに成長している事が窺えるシーンであったと言えます。敵に捕らえられた以上は命がある状態で仲間の元には戻れないのではと思われましたが、こちらもマギーと共に無事に生還を果たしています。
疫病に感染し重篤な症状に
シーズン4では疫病が流行し、グレンを始めとする多数のキャラクターが感染してしまう事となります。症状が進行し死亡してしまうキャラクターも増える中、グレンも遂に死亡してしまうのではないかという状況に陥ります。ダリル達一行が命がけで手に入れた薬によって、グレンは一命を取り留めるものの、意識を失っている間に拠点としていた刑務所が襲撃に遭い、マギー達の行方がわからなくなってしまいます。
暗いトンネルで絶体絶命のピンチ
マギー達の行方を追いタラと共に行動していたグレンですが、マギーの書いたメッセージを見つけトンネルの中へと足を踏み入れます。しかし中は崩落の跡があり、その先にはウォーカーの群れが待ち構えていました。引き返そうとするもののタラが足を挟まれ身動きが取れなくなってしまい、見捨てる事のできなかったグレンは死を覚悟するものの、間一髪で現れたエイブラハムやマギー達によってまたも助けられる事となりました。
首を切られる寸前だったグレン
シーズン5では拘束され横一列に並べられたグレン達は、食用として処理される為に端から一人ずつバットで頭を殴られ、首を切られていくという絶体絶命の状況に陥ってしまいます。列の真ん中にいたグレンの番が来た際に、逃げ出す術もなくこれで終わりかと思ったファンも多かった筈です。しかしこちらも間一髪の所で行動を起こしていたキャロルのお陰で、大ピンチだったグレンはまたしても命を繋ぐ事となりました。
ウォーカーの群れに飲み込まれるグレン
数々の死亡フラグをへし折ってきたグレンですが、シーズン6では二度も絶体絶命のピンチに直面しています。まずはウォーカーを誘導する役割を引き受けた際に、多数のウォーカーに囲まれ追い込まれたニコラスが自殺を図ってしまい、倒れ込んできたニコラスの死体に巻き込まれるままにウォーカーの群れの中へと落下してしまいます。これはさすがに死亡しただろうと誰もが思ったシーンですが、死体を盾としグレンは生き延びます。
その後仲間の元へ戻ったグレンは、ウォーカーの群れに囲まれたマギーの姿を見つけます。迷う事無く飛び出していったグレンは自らが囮となる事でマギーを救い、二度目の絶望的な状況という事もあって今度こそダメかもしれないと感じたファンも多かった様です。しかしこのピンチもエイブラハム達の登場により切り抜ける事ができた為、グレンもマギーも死亡する事なくまたも強運を見せつける結果となりました。
グレンが死亡する事はない?
シーズン6までのグレンの強運を振り返ってみても、これだけのピンチを切り抜ける事ができているのであれば、今後グレンが死亡する事はないのではないかと安心していたファンもいるのではないでしょうか?毎シーズン繰り返されてきた事もあって死ぬ死ぬ詐欺のキャラクターという部分が定着していた事もあり、たとえ原作で死亡していたとしても噂のシーズン7での死亡説はやはり詐欺なのだろうと考えた人も多かった様です。
シーズン9でグレンが復活する?
フラグではなくグレンが本当にシーズン7で死亡してしまったとしても、シーズン9で復活するのではないかといった噂もある様です。前述の通り魔法で死んだ人間を復活させる事のできる世界ではありませんが、何故今になって再登場の可能性が浮上してきたのかファンであれば当然気になる部分ではないでしょうか?実はこれは、ウォーキングデッドの製作総責任者であるスコット・ギンプルの発言にある様です。
インタビューで「グレンの姿を再び目にする可能性がある」といった発言があり、これがグレン復活の噂に繋がった様です。そうはいってもグレンが実際に死亡していた場合には生きて戻る事は難しい為、恐らくは妻であるマギーの回想シーンや、あるいはリックやモーガンの様に幻覚という形での登場なのではないかと考えられています。いずれにしても二度とないと思われていたグレンの姿を再び見られる可能性があるのは事実です。
ウォーキングデッドのグレンは死んでいる?死亡説について考察!
ウォーキングデッドの登場キャラクターの中でも、何度も死ぬ死ぬ詐欺を繰り返してきたグレンですが、生存説が囁かれる理由は理解する事ができたのではないでしょうか?しかし実際に既に放送されているシーズン7ではどうなのか、死亡説についても詳しく検証していきます。これまでの詐欺であった死亡シーンでは、死亡したものと見せかけて場面転換やピンチに仲間が助けに来てくれるパターンが多く見られていました。
大筋の流れは原作に沿っている
問題となっているウォーキングデッドのシーズン7の第1話では、概ね原作コミックと同じ様な流れでストーリーが進んでいきます。しかしニーガンが数え歌を終えて選んだ相手はグレンではなく、原作では既に死亡しているキャラクターであるエイブラハムでした。エイブラハムは原作のグレンの様にバットで原型を留めないほどに頭を殴られ、ファンにとって衝撃的な死亡シーンを見せつける形となってしまいました。
グレンはやっぱり死亡詐欺だった?
しかし衝撃を与えた一方で、原作では既に死亡となっていたエイブラハムが原作のグレンと同じ殺され方をした事で、やはりグレンは生き残る事ができたのではないかと安堵したファンもいた筈です。グレンはとても人気の高い主要キャラクターの一人である為、エイブラハムにとっては不運な事ではありますが、結果的にドラマ版ではグレンを生かす為にエイブラハムが犠牲となったのではないかとも考えられました。
ニーガンの犠牲者は一人ではなかった
けれどそうしたファン心理を、制作側は先回りしていたのかもしれません。エイブラハムの時とは違い、今度は完全な不意打ちの状態でグレンの頭にバットが振り下ろされたのです。これはエイブラハムの恋人であったロジータに対し、ニーガンが血肉の付着したバットを近づけてからかっていた為に怒ったダリルが我慢できず動いてしまった事が理由であり、「ルールを破るのは一度だけ見逃してやる」と忠告されていた為です。
一度目にルールを破ったのはグレン自身で、妊娠中である上に体調を崩していたマギーに対して「終わらせてやろうか」という発言をしたニーガンに、懸命の抗議をしていました。殴られたグレンは原作と同様に頭を潰され片目が飛び出した状態になりながらも、マギーに向けて「いつか君を見つける」という言葉を発し、エイブラハム同様に原形を留めない程に頭を叩き潰されてしまう事となりました。
ウォーカーへの転化を防ぐには頭を潰す必要がある
ウォーキングデッドの世界においては、ウォーカーに噛まれて死亡した場合以外にも、病気などでの死亡でもウォーカーへと転化してしまう事がわかっています。その為確実に殺す際には頭部を破壊する必要がありますが、銃弾も貴重なものである為にニーガンはこういった方法を選択しているのではないかとも考えられます。いずれにしても残虐な手法である事に違いはありませんが、恐怖心を植え付けるには十分な方法です。
残虐なのはニーガンではなくリック達?
視聴者側はリック達の視点で物語を観ていく事となりますが、殺し方は残虐であるとはいえ、必ずしもニーガンが悪であるとも限らない様です。というのもニーガンが手を下す前に、リック達は救世主のアジトの一つを襲撃し、救世主達を皆殺しにしてしまうという行動に出ているのです。敵側の視点に立ってみるとまた違った楽しみ方ができるというのも、ウォーキングデッドの楽しみの一つと言えるのかもしれません。
今回ばかりは確実に死亡となったグレン
これまで数多くの死亡詐欺を繰り返してきたグレンですが、今回のシーンではミスリードという事もなく、確実に頭を叩き割られてしまっています。もちろんファンであれば詐欺であってほしい、誰かの見た悪夢であってほしいと感じるのも無理はない展開であり、シーズン7の第1話に登場する二度と訪れる事の無い幸せな未来というシーンが、より辛い現実の残酷さを引き立たせる事となっています。
ニーガン達から一度解放された後には、呆然としながらも仲間達がグレンとエイブラハムの死体を運ぶシーンもあり、ヒルトップの敷地内には二人の簡易的なお墓も作られています。これらの事実からもグレンが死亡したというのは確実なものであり、生存説は完全に無くなってしまったと考えるのが妥当です。直視したくない現実ではありますが、グレンの死亡説は原作通りの結末となってしまったのです。
ウォーカーとして登場する事も無い
ウォーキングデッド内では時折仲間であったキャラクターが、ウォーカーとして再登場する事もあるものです。せめてウォーカーでもいいからグレンの姿が見たいと考えるファンもいるかもしれませんが、グレンは頭を叩き潰されて死亡してしまった為、ウォーカーとして登場する機会も残念ながらありません。今後の再登場は、やはりマギーや仲間達の回想を期待するのが最も確率の高い方法であると考えられます。
ウォーキングデッドのグレンを演じるスティーブン・ユアンを紹介!
悲しい展開も多いウォーキングデッドですが、今回死亡してしまったグレンを演じる俳優のスティーヴン・ユァンについてもっと知りたいと感じたファンも多いのではないでしょうか?続いてはグレンと同じく魅力的な俳優である、スティーヴンについてもご紹介していきます。ウォーキングデッドファンにとってはグレンのイメージが強いスティーヴンですが、他には一体どの様な作品に出演しているのでしょうか?
グレン役の俳優・スティーヴンのプロフィール
名前:スティーヴン・ユァン
生年月日:1983年12月21日(現在34歳)
出身:韓国
身長:175cm
体重:67kg
職業:俳優
俳優ではなく声優が最初だった
実はスティーヴンの名前がクレジットに載ったのは、俳優としてではなく声優としての仕事が一番最初だったそうです。これは「Crysis」というタイトルの人気テレビゲームで、韓国の兵士役として続編への出演もしています。その後ゲーム関係の仕事は請け負っていない様ですが、この出演が俳優としてのスティーヴンのキャリアをスタートさせた様で、その後ウォーキングデッドへの出演が決定となりました。
ウォーキングデッド出演で有名俳優に
スティーヴンが俳優として有名になったのは、ウォーキングデッドへの出演がきっかけであったそうです。それまでは目立つ代表作と呼べる様な作品は無かった様ですが、ウォーキングデッドでの出演を終えた後には別の作品で主演を務めるなど、今後の活躍が期待される注目の俳優でもあると言えそうです。演技や即興劇といったものに興味を持ち始めたのは、2005年の大学1年生の頃であったのだそうです。
スティーヴンのご両親は俳優ではなく医者の道を目指して欲しかったのだそうですが、スティーヴン自身は一度決めたら曲げない性格でもある様です。結果的にウォーキングデッドへの出演もあり、俳優として順調に歩みを進めているスティーヴンの選択は間違ってはいなかったと言えそうです。ちなみに韓国出身の俳優ではありますが、スティーヴン自身はあまり韓国語を話す事はできないのだそうです。
俳優としても成功を収めたスティーヴンですが、2016年には恋人であった写真家のジョアナ・パクとの結婚も発表となりました。俳優としてだけではなく、プライベートでも幸せを掴む事に成功したスティーヴンですが、2017年には第一子の誕生も報告されています。公私共に順調なスティーヴンですが、家族の為にも今後も俳優として色んな作品への出演が期待できるのではないでしょうか?
スティーヴンは歌も得意
ちなみにスティーヴンは俳優としてだけではなく、ギターや歌も得意としている様です。実際に聴いてみるととても綺麗な声をしていて、スティーヴンの歌声に思わず聞き入ってしまいます。多才なスティーヴンですが、今後はそういった得意な分野を活かした作品への出演などもあるかもしれません。記憶に残る死亡シーンを演じきったスティーヴンですが、これからの活躍も目が離せない俳優の一人と言えそうです。
出演作品①Z Inc.(ゼットインク)
こちらはスティーヴンが主演となっている映画作品ですが、ウォーキングデッドを彷彿とさせる様なサバイバル映画となっています。しかしこちらの場合にはウイルスの感染者はストレスホルモンの濃度が上がり、理性を失った人間達の殺し合いという異色のゾンビ映画の様な作品です。スティーヴン演じるデレクは解雇の不満を上司にぶつけるべく、高層ビルの最上階を目指していきます。過激ですがスカッとできる映画です。
出演作品②オクジャ/okja
こちらは巨大な動物の「オクジャ」の面倒を見ながら暮らしている少女が主人公となるお話で、ある日とある企業により連れ去られてしまったオクジャを取り戻すべく、山間部で暮らしていた少女がニューヨークへと向かう事となります。スティーヴンはALFという組織のメンバーであり、主人公ミジャの通訳担当となるキャラクターを演じています。2017年6月28日からはNetflixでも配信されています。
ウォーキングデッドのグレンの死亡シーン・生きてる可能性まとめ
ウォーキングデッドの人気キャラクターの一人であるグレンについて、死亡シーンや生存説などをまとめてご紹介してきましたが、やはりグレンは間違いなく死亡してしまったという事が理解できたのではないでしょうか?シーズン1の始めからずっとシリーズを支え続けてきたグレンですが、本当に悲しい幕引きに今もなお胸を痛めているファンも多い筈です。グレンロスから立ち直るのは、そう簡単な事ではないのかもしれません。
しかしその一方で俳優のスティーヴンは着実に活躍の場を広げていますし、2018年には「Sorry to Bother You(原題)」や「Burning(原題)」といった作品への出演も決定している様です。グレンとしてではありませんが、グレンファンは今後はそういった作品に出演するスティーヴンの姿を追いかけてみるというのも良いのではないでしょうか?そして迫るウォーキングデッドのシーズン9にも要注目です。