ウォーキングデッドのシェーンの悲しい最後とは?演じている俳優も紹介

人気連続海外ドラマであるウォーキングデッドの魅力は荒廃した世界と個性的な登場人物にあります。今回はそんなウォーキングデッドの中でも序盤で死んでしまうにもかかわらず人気のキャラクターであるシェーンの悲しい最後に迫ります。シェーンはどんなキャラでどのような悲しい最後を迎えるのでしょうか。またシェーンを演じる俳優ジョン・バーンサルについても過去の出演作などを紹介します。

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目次

  1. ウォーキングデッドのシェーンの悲しい最後とは?演じている俳優も紹介!
  2. ウォーキングデッドシリーズとは?
  3. ウォーキングデッドのシェーンはどんなキャラクター?
  4. ウォーキングデッドのシェーンの最後とは?
  5. ウォーキングデッドのシェーン役ジョン・バーンサルを紹介!
  6. ウォーキングデッドのシェーンの最後と演じている俳優まとめ

ウォーキングデッドのシェーンの悲しい最後とは?演じている俳優も紹介!

『ウォーキングデッド』という作品について、その題名を一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。海外ドラマ『ウォーキングデッド』はゾンビによって終末を迎えた世界と、そんな世界を生きる人たちを描いた人気作品です。荒廃した世界観はもちろんのこと、主人公のリック・グリムスを初めとした魅力的な登場人物が『ウォーキングデッド』の人気の秘訣となっています。

今回はそんな『ウォーキングデッド』シリーズの中でも特徴的なキャラクターであるシェーン・ウォルシュについて紹介します。シーズン2と、序盤で死亡してしまいますが個性あるキャラクターです。そんなシェーンの最後や、演じる俳優についてなどを掘り下げていきます。

The Walking Dead Season, Episode and Cast Information - AMC

ウォーキングデッドシリーズとは?

『ウォーキングデッド』は同名のグラフィック・ノベルを原作に、アメリカの放送局AMCが2010年10月31日から放送しているドラマシリーズです。現在はシリーズ8まで放送しており、全115話放送されています。日本ではFOXチャンネルで初放送され、現在ではAmazonビデオやHuluなどの有料動画配信サービスでシーズン1-7が視聴できるほか、日本テレビや読売テレビの深夜枠でも見ることができます。

『ウォーキングデッド』は保安官代理を務める主人公のリック・グリムスが勤務中の事故から目を覚ましたところから始まります。リックが目を覚ますと文明は既に崩壊しており、生ける屍「ウォーカー」が街中に闊歩していました。世界の出来事を知ったリックは家族の避難したアトランタへ向かいます。そこで生存者グループを組織してウォーカーの恐怖やグループ内の人間関係による問題へ直面するというお話です。

『ウォーキングデッド』は放送が始まった当時から評価が高く、2010年の全米脚本家組合賞の新シリーズ賞や第68回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズ賞(ドラマ部門)にノミネートされたほか同年のアメリカ映画協会賞ではテレビ番組トップ10に入りました。翌2011年にはサターン賞でテレビ番組賞、テレビ男優賞ほか6部門でノミネートされています。

また『ウォーキングデッド』シリーズはメディア展開もしており、2015年にはスピンオフ『フィアー・ザ・ウォーキングデッド』の放送が開始されました。本編と同名のゲームも第三作まで発売されているほか、特定のキャラに焦点を当てた作品や『ウォーキングデッド』の世界を舞台としたソーシャルゲーム、アーケードゲームも制作されています。

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ウォーキングデッドのシェーンはどんなキャラクター?

ここでは『ウォーキングデッド』シリーズの中でも序盤のキーキャラクターとなるシェーンについて紹介します。まず名前と演じる俳優は以下の通りです。

名前

シェーン・ウォルシュ

(Shane Walsh)

俳優

ジョン・バーンサル

(Jon Bernthal)

吹き替え

坂詰貴之

職業

元警官

シェーンは主人公であるリック・グリムスの同僚で、学生時代からの親友です。共に警察管理大学へ入り、卒業して保安官になっています。リックの入院する病院がウォーカーの群れに襲われた際はリックを助けようとしますが軍が介入したことで助けることができず、リックの病室へウォーカーが侵入するのを防ぐために病室の入口をベッドでふさぎます。

その後、シェーンはリックの妻であるローリ・グリムスがいるアトランタ郊外のキャンプへ合流します。そしてローリへリックは自分が助けられず、死亡したと告げました。シェーンは夫の死亡にショックを受けるローリを慰めている内にローリと男女の関係を持つようになってしまいます。そこへ死んだと思っていたリックが合流することで、シェーンはキャンプのリーダーとしての立場やローリをリックに奪われてしまいます。

文明崩壊後の世界でも人として正しい行いをするリックに対し、シェーンはグループの安全を考える現実主義者です。リックと同様に銃器の扱いに長け、シューティング・インストラクターの資格を持つことから戦闘の中心になるほか、メンバーへ銃器の指導もしていました。しかしリックが合流後は、少数を切り捨てる冷酷さや、自分や大切な人の命を第一に考える身勝手さが表れはじめ、次第にリックとすれ違うようになっていきます。

ウォーキングデッドのシェーンの最後とは?

さてそんなシェーンは『ウォーキングデッド』シーズン2第12話「深い森の中で」で死亡してしまいます。それまでの話でリックと徐々に対立してしまうシェーンはいったいどのような悲しい最後を迎えてしまうのでしょうか。ここでは『ウォーキングデッド』でのシェーンの悲しい最後について紹介します。

第12話「深い森の中で」の冒頭

前の話『生かすか殺すか』で、危険な捕虜・ランデルの処遇を話し合っていたリック達は、一度ランデルを殺すことに決めました。しかしデールの言葉をきっかけに、リックはランデルを殺すことができません。ランデルを連れ帰ったリックはランデルを殺すのに反対した仲間に歓迎されます。ですがデールは別の場所でウォーカーに襲われ、死亡してしまいます。12話『深い森の中で』は死亡したデールを弔うところから始まります。

夕暮れの農場でデールの葬儀を行ったリックたちは農場の主であるハーシェルの計らいで農場へ移ります。リックはデールの遺志通りにランデルを解放すると決めますが、シェーンと方針が対立します。シェーンが農場で見張り台を作っていると、妊娠していたローリが表れてこれまで自分を助けてくれたことに対してお礼を述べ、リックの元へ戻ったことを謝罪します。シェーンはただ立ち尽くすことしかできませんでした。

シェーンの暴走

キャンプのためにランデルを殺すべきだと考えるシェーンは、リックが解放場所を考えるのを尻目にランデルを森へ連れ出し、自らはわざと負傷することで「ランデルがシェーンを襲って銃を奪い、逃げ出した」というシナリオを描きます。シェーンの証言を信じたリック、シェーン、グレン、ダリルは二手に分かれてランデルを捜索します。

グレンとダリルは足音を頼りに森を捜索し、血痕のついた樹木や争った痕跡を見つけます。さらにそこでウォーカーと化したランデルを殺害します。死亡したランデルを二人が確認するとランデルが首を折られて殺害されていることが判明します。ランデルがウォーカーに噛まれていなかった事実にグレンとダリルは疑問を抱きます。

リックとシェーンの対決

一方、リックとシェーンはランデルを探しながら森の奥へ行きます。そこで不意にシェーンはリックへ銃口を向けました。シェーンはリックが最初にランデルを解放しようとした際に殺し合い寸前にまで至ったことを忘れられずにいたのです。シェーンはローリやリックの息子であるカールを奪おうという計画も口にしますが、リックはシェーンの挑発に乗って銃を手にすることはありません。

それどころかリックは「丸腰の男を撃ってみろ」と言うと、ガンホルダーから銃を抜き取りシェーンのもとへ向かいます。そして「今なら戻れる。すべてをなかったことにできる」とシェーンを説得にかかります。シェーンはそんなリックの態度に自分も銃を渡そうとしました。しかしその瞬間、リックはシェーンの腹部へナイフを刺し、銃で撃ちました。シェーンは死亡し、リックは錯乱しながらシェーンの遺体のそばで泣き叫びます。

カール、シェーンを射殺する

シェーンを殺害したリックのもとにカールが表れます。カールは血塗れのリックと死亡したシェーンへ不審な視線を向けます。リックはカールへ必死で言い繕おうとしますが、突然カールが銃口を向けます。それはシェーンが「自分を守るんだ」と言ってカールへ渡した拳銃でした。リックはカールを説得しますが、構わずにカールは引き金を引きました。リックの背後でウォーカーと化したシェーンが銃弾を受けて死亡しました。

シェーンの最後への評価

紹介したように、シェーンの最後は『ウォーキングデッド』シリーズの準悪役として、リック達に散々嘘を吐いた挙句にリックからだまし討ちをされて死亡するというものでした。キャンプ内で冷酷に振る舞い、リック達と対立を深めたその振る舞いや、親友の妻に手を出して妊娠させてしまう不道徳さは、人間的ではありますが嫌悪感を抱くに足るものだったのではないでしょうか。

しかし同時に、シェーンの死亡は『ウォーキングデッド』シリーズには絶対に必要なことでもありました。実は『ウォーキングデッド』の制作当初はシェーンを死亡させない方針で話が進んでいました。ですが『ウォーキングデッド』の物語を次のステップへ進めるためにはリックとシェーンの対立を解消し、シェーンの最後を通してリックを決断できるリーダーとして変化させることが必要だと制作チームを結論付けたのです。

またシェーンはアトランタでローリやカールを助け、生存者に銃を教えるなど、『ウォーキングデッド』の作中でキャンプに多大な貢献をしたことも間違いはありません。ローリやカールへ抱く愛情も本物だったのではないでしょうか。それがほんの些細なボタンの掛け違いでいさかいになってしまうのも『ウォーキングデッド』シリーズの魅力なのかもしれません。

ウォーキングデッドの原作ではシェーンはほんの序盤、リックが生きていたと判明したところで死亡しています。それをドラマ版『ウォーキングデッド』では大胆にリメイクし、彼の最後を『ウォーキングデッド』シーズン2で最大の見どころにしています。シェーンというキャラが今なお語られるのは悲しい最後のシーンを演出した制作陣と、何よりシェーン・ウォルシュを魅力的に演じたジョン・バーンサルのおかげだと言えるでしょう。

ウォーキングデッドのシェーン役ジョン・バーンサルを紹介!

それではここからは『ウォーキングデッド』でシェーン役を演じた俳優ジョン・バーンサルについて紹介します。基本的なプロフィールは以下の通りです。

生年月日:1976年9月20日
年齢:41歳
出身地:アメリカ ワシントンD.C.
身長:178cm

ジョン・バーンサルは父親は世界的な法律事務所へ勤める弁護士、2人の兄弟も整形外科医とNBCのプロデューサーです。ニューヨーク州のカレッジを卒業したジョンは俳優を志し、ロシアにあるモスクワ芸術座で縁起の勉強を始めます。その後モスクワでジョンの演技を見たハーバード大学の関係者に大学の演劇学校への誘いを受けて帰国、その課程後に劇団を結成するなど役者の下積みをした後に『ウォーキングデッド』へ出演しました。

私生活では2010年9月に看護師のエリン・アングルさんと結婚をしています。ジョンは叔父にWWFのスタープロレスラーであるカート・アングルがいるのでその縁で知り合ったと言われています。またジョンはアメリカン・ピット・ブル・テリアという犬種の愛好家でも知られています。

俳優ジョン・バーンサルの過去出演作とは?

ジョン・バーンサルは俳優として異色の経歴を持っています。その過去出演作も多様なものとなっています。『ウォーキングデッド』に出演したのが2010年ですが、それ以前の主な出演作としてはニコラス・ケイジ主演のノンフィクション映画『ワールド・トレード・センター』のクリストファー・アモロス役や、ドラマ『ボストン・リーガル』のマイケル役などが挙げられます。

また『ウォーキングデッド』出演後は俳優として高く評価されました。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『フューリー』、『ザ・コンサルタント』などで重要な脇役としての出演が増えました。ドラマシリーズでは『Marvel デアデビル』や『Marvel パニッシャー』でメインキャストであるフランク・キャッスル(パニッシャー)役を務め、人気を博しました。

俳優ジョン・バーンサルのこれからの出演予定作品

またジョン・バーンサルは今後の出演予定作品も既に決定しています。『ラ・ラ・ランド』で知られるデイミアン・チャゼル監督の『Firstman』や『それでも夜は明ける』のスティーブン・マックィーン監督の『Widows』などです。俳優としては前途洋々と言えます。

ドラマシリーズではなんと『ウォーキングデッド』のシーズン9に出演が決定しています。シーズン2を最後に回想シーンを除いて『ウォーキングデッド』には出演していませんが、どのような出演となるのかが期待されています。

ウォーキングデッドのシェーンの最後と演じている俳優まとめ

この記事では『ウォーキングデッド』のシェーンの最後と、シェーンを演じる俳優ジョン・バーンサルについて紹介してきました。シェーンは主人公リックの親友としてグループの中心的な存在として振る舞いますが、やがて横暴な振る舞いが目立ちはじめ、最後は嘘をついてリックを襲いますが逆に殺され、ウォーカーとなったところをカールに射殺されるというものでした。

またシェーン役の俳優ジョン・バーンサルは『ウォーキングデッド』以後、俳優として評価され始め名高い作品の脇役を務めるほか、有名監督作品の映画に出演予定です。ドラマシリーズでは『Marvel デアデビル』のメインキャラのパニッシャー役を演じました。更にシーズン2を最後に出演していなかった『ウォーキングデッド』シーズン9への再出演も決まりました。俳優ジョン・バーンサルの活躍に、これからも注文が集まります。

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