相棒で成宮寛貴(甲斐享)編を解説!犯人だった理由と最終回の終わり方を考察

「相棒」シーズン⑪の3代目相棒は成宮寛貴です。成宮はシーズン⑪から⑬まで3代目相棒、甲斐亨役を演じました。シーズン⑬の最終回は衝撃的な内容でした。成宮演じる甲斐亨は、実は「ダークナイト」という犯罪者だったのです。その理由は何だったのでしょうか?今回は「相棒」で甲斐亨を演じた成宮寛貴についてと、甲斐亨の初登場回と最終回「ダークナイト」のあらすじをネタバレで紹介し、甲斐亨が「ダークナイト」だった理由や、甲斐亨が「ダークナイト」だったことに対する評判についても考察していきます。

相棒で成宮寛貴(甲斐享)編を解説!犯人だった理由と最終回の終わり方を考察のイメージ

目次

  1. 相棒の成宮寛貴編での犯人の理由や最終回の内容に迫る!
  2. 相棒シリーズとは?
  3. 相棒の成宮寛貴(甲斐享)について
  4. 相棒の成宮寛貴編のあらすじネタバレ
  5. 相棒の成宮寛貴編の最終回は?
  6. 相棒の成宮寛貴編の犯人の理由は?
  7. 相棒の成宮寛貴編の評判は?
  8. 相棒の成宮寛貴編まとめ

相棒の成宮寛貴編での犯人の理由や最終回の内容に迫る!

「相棒」で3代目相棒は成宮寛貴演じる甲斐亨でした。甲斐亨のラストは、甲斐亨が犯罪者だったという衝撃的な内容でした。今回はそのラスト「ダークナイト」編のあらすじの紹介と、甲斐亨が犯罪者になった理由を見ていきます。ここからは、甲斐亨を演じた成宮寛貴についてや、甲斐亨の初登場回のあらすじ、最終回「ダークナイト」のあらすじ、犯罪者になった理由とそれに対する視聴者の評判を紹介していきます。

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相棒シリーズとは?

「相棒」は、警視庁「特命係」所属の警部杉下右京が、天才的な推理力及び洞察力で、相棒の刑事とともに数々の難事件を解決していきます。「相棒」が初めて放送されたのは、2000年6月~2001年までの「土曜ワイド劇場」枠で、単発2時間ドラマとして計3回放送されました。当時のタイトルは「相棒・警視庁ふたりだけの特命係」で、主演は水谷豊(杉下右京役)、相棒の刑事役には寺脇康文(亀山薫役)でした。

「相棒・警視庁ふたりだけの特命係」は、2時間ドラマで放送した3回すべてにおいて好評を博したことで、連続ドラマ化されました。2002年10月から連続ドラマとしてシーズン①の放送が始まり、そしてタイトルも「相棒」となりました。最初は10月~12月の1クール放送でした。翌2003年10月から一挙2クール放送となり、以降、連続ドラマ「相棒」は、10月始まり~翌年3月終了、というスタイルとなりました。

また、2006年の元日(1月1日)には2時間を超える「相棒~元日スペシャル」が放送され、以降毎年1月1日には「相棒~元日スペシャル」が恒例となりました。主演水谷豊(杉下右京役)の相棒役、初代相棒は寺脇康文(亀山薫役)でした。寺脇康文はこの後「相棒」シーズン⑦(2008年)までの8年間という長きに渡り相棒役を務めました。「相棒」シーズン⑦最終話で亀山薫は、恋人と海外で活動するために警視庁を辞めました。

「相棒」シーズン⑧(2009年)から「相棒」シーズン⑩(2011年)までの2代目相棒が、及川光博(神戸尊役)です。及川光博演じる神戸尊は、警察庁へ警視として引き抜かれました。そして、「相棒」シーズン⑪(2012年)から「相棒」シーズン⑬(2014年)まで3代目相棒を務めたのが、成宮寛貴(甲斐亨役)です。今回は3代目相棒として3シーズンを演じた「相棒」成宮寛貴(甲斐亨)編の最終回について詳細に紹介していきます。

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相棒の成宮寛貴(甲斐享)について

ここで3代目相棒、成宮寛貴について紹介します。シーズン⑩で2代目相棒及川光博が卒業となり、では3代目相棒は誰になるのか?と、注目を浴びました。結果、3代目相棒は成宮寛貴となったわけですが、成宮寛貴に決定した理由は、主演の水谷豊が「相棒」の若返りを目指して出した条件が、「演技力のある20代後半から30代前半の俳優」でした。人選の結果、演出家蜷川幸雄氏に鍛えられた経験を持つ成宮寛貴に決まったのでした。

成宮寛貴とは?

「相棒」で甲斐亨を演じる成宮寛貴は1982年生まれ、母子家庭で育ちました。しかし、成宮寛貴は中学のときに母を亡くしたため、中学を卒業すると弟を養うためにアルバイトをしながら弟の弁当作りなど家事もこなしていました。そして、成宮寛貴は偶然俳優のオーディションを受ける機会があり、結果合格し、芸能界に入ることになりました。

成宮寛貴の主な出演作品を紹介します。2000年舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」(宮本亜門演出)のオーディションに合格。ケイン役でデビューしました。映画デビューは「溺れる魚」、2002年ドラマ「木更津キャッツアイ」の佐々木純役、同年「ごくせん」で野田猛役、この「ごくせん」で成宮は一気に知名度を上げました。同年NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」で前田利政役を演じました。

2003年ドラマ「高校教師」、同年映画「あずみ」、2004年ドラマ「オレンジデイズ」に出演しました。2005年ドラマ「いま、会いにゆきます」、そして同年、第29回エランドール賞新人賞を受賞。2006年映画「アキハバラ@DEEP」で主役を演じました。2007年「華麗なる一族」、2010年「ヤンキー君とメガネちゃん」で、地上波ドラマでの初主演となりました。

2011年「風の少年~尾崎豊 永遠の伝説~」で尾崎豊を演じ、ドラマの中で尾崎の楽曲をすべて成宮寛貴自身が歌いました。2012年映画「逆転裁判」「のぼうの城」に出演。2014年ドラマ「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件」、2015年ドラマ「花咲舞が黙ってない」、同年ドラマ「37.5℃の涙」、2016年「不機嫌な果実」など映画、ドラマ出演多数、舞台でも2006年「魔界転生」で天草四郎役など多数の舞台に出演しています。

三代目相棒に抜擢された成宮寛貴

上記のように多数の出演作を誇り、幅広い役柄をこなす実力派と言われる成宮寛貴は、「相棒」シリーズに3代目相棒、甲斐亨役として抜擢されました。「相棒」での出演は、2012年のシーズン⑪から2014年のシーズン⑬の3シーズンとなります。当初、成宮寛貴の出演は2シーズンの予定でしたが、主演の水谷豊や制作陣の要望により1年延長され3シーズンの出演となりました。次に、甲斐亨の初登場回のあらすじを見ていきます。

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相棒の成宮寛貴編のあらすじネタバレ

今回は、成宮寛貴演じる甲斐亨が衝撃的なラストを迎えるという「相棒」シリーズ⑬のあらすじと、何故そうなったのか?の理由を考察していきますが、その前に「相棒」の3代目成宮寛貴編の初回、成宮寛貴演じる甲斐亨が初めて「相棒」に登場した回を紹介していきます。まず、成宮寛貴演じる甲斐亨と杉下右京との出会いのきっかけとなった事件のあらすじをネタバレで見ていきます。

相棒の成宮寛貴編あらすじ①成宮寛貴演じる甲斐亨登場!

それでは相棒シーズン⑪「相棒」の3代目、成宮寛貴が演じる甲斐亨が登場する第1話を紹介します。甲斐亨は、警察庁次長の父・峯秋との親子関係が良くなかったということで、警察官にはならないつもりで就職活動をしていました。しかし、警察官への志が強くなり警察官の道に進むことになりました。交番勤務を経て刑事となった甲斐亨は、キャビンアテンダントをしている恋人の悦子と休暇を楽しむため香港にいました。

甲斐は父・峯秋と親交のある香港総領事に招待され、そこで拳銃暴発事故に巻き込まれます。事故によって副領事夫人が死亡してしまいますが、その事故を起こしたのが総領事夫人ということで、隠ぺい工作がされました。納得いかないまま甲斐は、悦子とオープンバスで観光を続けますが、そのバスに休暇中の杉下右京も乗っていました。このシーンが、甲斐亨と杉下右京の初めての出会いとなりました。

相棒の成宮寛貴編あらすじ②杉下右京と一緒に捜査

杉下は、事故の件を引きずり旅行中にもかかわらず心底楽しんでいない甲斐の様子が気になります。杉下と甲斐は帰りの飛行機で一緒になり、さらに妻を亡くした副領事も同じ便でした。帰国後、杉下は香港の拳銃暴発事故について調べ始めます。そして中根署捜査一課の刑事、甲斐を訪ね、事故の詳細を聞きました。甲斐と杉下は一緒に事故の捜査をするために、もう一度香港へ行くことになりました。

相棒の成宮寛貴編あらすじ③杉下右京に指名されて

甲斐と杉下は、香港総領事公邸での拳銃暴発事故の真相を暴き、解決しました。杉下は一緒に捜査をする中で甲斐の正義感、観察力を評価し、甲斐の特命係配属を、甲斐の父・峯秋に希望します。これまでの特命係の杉下の相棒たちは、杉下の希望で配属されたというわけではありませんでした。しかし、甲斐は杉下が自ら望んだ相棒となりました。

相棒の成宮寛貴編のあらすじ④かいと君

父が警察庁次長で警察庁ナンバー2と言われる高い地位にある甲斐亨は、そんな父親を嫌い、何より父親の権力に頼りたくないという思いがあるようです。このシーズンでは、こうした親子関係も見どころの一つとなっています。また、3代目相棒・甲斐亨の成宮寛貴編には次のような特徴があります。甲斐亨は、読みが「かいとおる」ということで、杉下に「かいと君」と呼ばれています。相棒を愛称で呼ぶのは、このシーズンが初めてです。

かいと君こと甲斐亨は、例えば拳銃の音を聴いて、「FシャープとGシャープ」というように、絶対音感を持っています。性格は非常に激しやすく、怒りにまかせて思わず手が出てしまうこともあります。そんなとき、杉下が甲斐を取り押さえながら「かいと君、かいと君」と連呼するので、甲斐が「かいとかいと、気安く呼ぶな!」というシーンもありました。また、CAの恋人・悦子に料理を振る舞うという一面もあります。

相棒の成宮寛貴編の最終回は?

「相棒」シリーズ⑬の最終回、ついに3代目相棒・甲斐亨(成宮寛貴)が卒業するときがきました。この最終回は非常にショッキング内容です。これまでの相棒の卒業とは明らかに衝撃度が違い、視聴者が反感を持つような最後となりました。それでは衝撃のラストを迎えた「相棒」シリーズ⑬成宮寛貴編の最終回のあらすじをネタバレで紹介します。

相棒の成宮寛貴編の最終回①連続暴行事件が発生

「相棒」シーズン⑬成宮寛貴編の最終回のあらすじをネタバレで紹介します。仕事帰りと思われる一見ビジネスマン風の男性が、マンションのエレベーターに乗り込むと、赤いジャンパーに黒いズボン、黒いネックウォーマーの男が後から乗り込んで来ました。異様な雰囲気を感じる男性。すると次の瞬間、赤いジャンパーの男はいきなり男性を殴りつけました。倒れ込んだ男性を執拗に殴る赤いジャンパーの男。

赤いジャンパーの男は、暴行後悠々とマンションの外へ出ていきました。マンションを出た男はリバーシブルの赤いジャンパーを黒に着替え、公園の水道で返り血のついた拳を洗い流しました。翌朝特命係では、杉下が角田と昨晩のこの暴行事件について話しています。被害者は暴走族「ホワイトタイガー」の元メンバーの深山育弘。深山の会社は「ホワイトタイガー」の資金源だということです。

相棒の成宮寛貴編の最終回②ダークナイト

世間では深山のような法に隠れて裏で悪いことをしている人物に制裁を加える男を「ダークナイト」と呼び、秘かに喝采を浴びせました。この深山の事件を含め「ダークナイト」が犯した暴行事件は、約2年間で5件となりました。1件目は平成25年8月28日、違法ドラッグの売買をしていた男。2件目は平成25年12月1日、闇金業者の男。この事件から防犯カメラに映る赤いジャンパーの犯人を「ダークナイト」と呼ぶようになりました。

3件目は平成26年5月12日、暴力団員。4件目は平成26年10月24日、暴力団のフロント企業となっている会社社長。そして5件目が深山育弘です。杉下はこれら5件全ての事件を資料も見ずに語るなど、「ダークナイト」に並々ならぬ興味を抱いている様子です。一方、甲斐亨は恋人の悦子が白血病なので、悦子に無用な心配を掛けたくない思いから、父・峯秋に、悦子の前でだけでも親子が和解したように振る舞って欲しいと頼みます。

父・峯秋の部屋を出た甲斐亨は、高校時代の同級生、梶雄一郎の妹・景子の3回忌の法要に出かけました。景子の遺影を見つめ、若い頃のことを想う甲斐と梶雄一郎。次の日、悦子の病室を見舞う甲斐。そこへ峯秋が入ってきました。早速、要望を聞き届けてくれた父に感謝する甲斐に、峯秋は「勝つ者は勝つべくして勝ち、負ける者は負けるべくして負ける。それは宿命付けられている。と、語りました。

病室で一人になった悦子は、ネットに映る「ダークナイト」をじっと見つめています。峯秋が帰ると、今度は杉下が訪ねて来ました。悦子が「ダークナイト」の話題を持ち出しました。悦子は「ダークナイト」を批判的に言いますが、甲斐は「ダークナイト」に共感しているような態度を取ります。その夜、政務活動費の流用を疑われる、都議会議員の辻堂正臣がホテルから出たところに、赤いジャンパーの男が現れました。

辻堂は赤いジャンパーを見た瞬間「お前、ダークナイトだな」と叫びます。捕まった辻堂は罪を認めると言いますが、「ダークナイト」と思われる男は暴行の手を緩めません。執拗な暴行の後、辻堂は死亡します。殺人事件として捜査一課が本格的に捜査を始めます。また、殺人を行ったことで「ダークナイト」への世間の評価は、喝采から憎悪となりました。警察の威信をかけた捜査が始まりました。

相棒の成宮寛貴編の最終回③ダークナイトが殺人?

今回は防犯カメラの映像ではなく、実際に殺人現場近くで赤いジャンパーの男が目撃されたことで、犯人は「ダークナイト」だろうと思われました。しかし杉下は、「ダークナイト」は暴行はしても相手が死なない程度に加減していた節があるのに、死亡させてしまうという初めてのケースに違和感を覚えます。甲斐は、「ダークナイト」の映像はネットに出回っているから「ダークナイト」を装った模倣犯だと言います。

相棒の成宮寛貴編の最終回④模倣犯だと主張する甲斐亨

最初から模倣犯と決めつける甲斐に杉下は、模倣犯とするには判断材料が少ないが、「ダークナイト」と断定することにも違和感があると言います。杉下は、殺害に至ったということの他に、これまでの被害者との違いを指摘します。杉下は、「ダークナイト」の被害者たちは皆、元暴走族だったり悪徳闇金や暴力団だったりと、一般市民に暴力によって脅威を与える相手だったと言います。

杉下は、そんな相手を打ちのめすから、人々は「ダークナイト」に拍手喝さいを贈るのだと言います。甲斐は、今回の「ダークナイト」と思われる犯人が凶器を使用していないことから、殺意は無かったのでは、と言います。殺意があれば凶器で襲う筈だと。さらにこの「ダークナイト」と思われる犯人は、ケンカ慣れしていない人物、慣れていないから加減を知らない人物だと甲斐は言います。その意見に杉下も賛同します。

杉下はこの犯人について、「ダークナイト」を装ったつもりが思わず相手を死亡させてしまったことで、「ダークナイト」の犯行と認識されないかもしれないと思い、わざと目撃されるように振る舞ったことに納得がいくと言いました。ここで甲斐と杉下の推理は一致しました。そして二人は、ケンカ慣れしていない犯人ならば、拳に怪我をしている筈と考え、都内の病院を調べたところ「種村和真」という男を見つけました。

相棒の成宮寛貴編の最終回⑤種村は本物のダークナイト?

種村和真は、自身を「ダークナイト」だと言い、これまでの6件すべて自分の犯行だと認めました。種村の部屋から赤いジャンパーが発見され捜査陣も一気に「ダークナイト」は種村だと確信しました。しかし甲斐は、種村は模倣犯だという主張を変えません。甲斐は、都議会議員の辻堂殺害は種村の犯行だが、それは種村が、憧れの「ダークナイト」の模倣をしたのだと主張します。

どこかに本物の「ダークナイト」が存在していると確信しながらも決定的な証拠がなく、あせる杉下と甲斐。二人は、種村の過去を調べることにしました。そこで分かったことは、種村はヒーロー願望が著しく強い人物で、度が過ぎる程の正義感を持ち、自分の名を歴史に残したいという欲求があるということでした。また種村は、自分の思い通りにならないと激怒する性格で周りに恐れられていたということです。

甲斐は一貫して種村は模倣犯だという主張を変えません。杉下はそれほど言うなら模倣犯だという証拠を持って来いと言います。明日は種村が地検に送検される日、種村の布団に手紙が挟んでありました。それを読んだ種村の顔が変わりました。種村が送検される様子をテレビで見ている悦子。悦子はその姿を凝視しています。地検での聴取の後、種村が逃走を図りました。その手口は鮮やかで、係員たちは皆、種村を見失ってしまいました。

相棒の成宮寛貴編の最終回⑥逃走した種村

種村逃走の一報が入ったとき、甲斐は悦子の病院にいました。杉下は一人、種村の逃走経路を探りに地検へ行きました。その結果杉下は逃走経路を誰かが指示したのではないかという結論に至ります。特命係に戻ると、甲斐が一人でいました。甲斐は杉下に、種村が逃走したそうですねと言います。杉下は、そうだと答え、捜査課の面々は出払っているようですね、と言います。俺が戻ったときにはもう誰もいなかったと答える甲斐。

一瞬、怪訝な表情を浮かべる杉下。その夜、種村が潜伏しているホテルに、突如赤いジャンパーの男が侵入し、種村を殴りつけました。病院に搬送された種村は、それでも自分が本物の「ダークナイト」で、自分を襲ったのは偽物の「ダークナイト」だと言い切ります。ネットでは、種村が「ダークナイト」を騙ったから、本物が種村を襲ったと解釈する人が増えてきました。

取り調べ室では、誰が種村の逃走を手引きしたのかを問い詰めますが、種村は、警察にも「ダークナイト」に共感する者がいるのだと言います。取り調べの様子をじっと見つめる甲斐。「花の里」で、杉下と甲斐が話しているところへ、甲斐に梶から連絡が入りました。急いで梶のところへ駆けつけた甲斐に梶は、杉下が来て妹のことを聞かれたと伝え、杉下に気をつけろと梶は甲斐に言いました。

相棒の成宮寛貴編の最終回⑦通り魔事件

杉下の、些細なことから推理を広げていく杉下の凄さを知る甲斐は、杉下が真相に近づきつつあることを悟ります。梶雄一郎の妹は、2年前通り魔によって刺されて死亡しました。犯人浜中中也はドラッグによる心身喪失の状態だったため罪に問えず、無罪となったのでした。納得がいかない梶は、自分が妹の無念を晴らすのだと叫びました。それを必死に止める甲斐。

相棒の成宮寛貴編の最終回⑧ダークナイト誕生のきっかけは?

それからしばらくして浜中が何者かに暴行され重傷を負うという事件が発生しました。犯人は未だに分からないままです。人を殺しておきながら、のうのうと暮らしている犯人に天誅が下されたと、世間の反応は良いものでした。杉下は、そのことに味をしめた何者かが、その後「ダークナイト」になったのだと推理します。そこから「ダークナイト」による第1の事件、ドラッグの売買をしていた被害者へと繋がっていくのだと言う杉下。

杉下は、甲斐に一緒に行動できないと告げ、甲斐とは別行動をするようになります。甲斐は、杉下が一人で動いていることに焦りを感じます。杉下は再び梶を訪ね、種村が襲われたとき、どこにいたのかというアリバイを尋ねました。そこへやってきた甲斐は「そいつはダークナイトではありませんよ」と言いました。

杉下は、梶はダークナイトではないが、種村を襲ったのは梶だと言い、種村を襲った理由は、本物の「ダークナイト」が、種村は模倣犯だと証明するために襲ったのだと言いました。そして杉下は、本物の「ダークナイト」は、種村が襲われたときどこにいたのか、と甲斐に聞きました。「あなたと一緒にいました」と答える甲斐。甲斐亨こそが「ダークナイト」だったのです。

相棒の成宮寛貴編の最終回⑨ダークナイトの正体が成宮寛貴

種村襲撃を代理のダークナイトにさせたのは何故だと、甲斐に聞きました。甲斐は、種村襲撃という一番重要な場面で自分がいなければ、杉下にすぐに感づかれてしまうからと言いました。そして種村逃走のときは、悦子の病院にずっといたのではなく、種村の逃走を見届けていたのでした。そんな甲斐に対して疑念を抱いている悦子は、杉下に甲斐のアリバイを尋ねられたとき、嘘をついてしまいます。

甲斐は、できるなら杉下が真相に気づくことがなければいい、と淡い期待を持っていたと言いました。そして杉下に、いつ、どの時点で俺がダークナイトだと確信したのか、と尋ねました。種村は模倣犯だと主張したときですか?教えてください、と言いつのる甲斐に杉下は、種村模倣犯説を主張したぐらいで君を疑ったりしません、僕らはそんな薄い絆ではないと思っているからです、と言いました。

「考えなさい、君なら気づきますよ。何処でしくじったか、3年も僕と一緒にいたのですから」と語りかけました。そして梶に、甲斐の代わりに「ダークナイト」を装って種村を襲撃した理由は、浜中への復讐をしてくれた甲斐に対して恩返しのつもりだったのか、と聞きました。甲斐がいなかったら俺は今頃刑務所に入っていた、俺は甲斐に救われたのだという梶に、杉下は「それは、渡ってはいけない橋でしたね」と言いました。

梶は、「警察官としては渡ってはいけない、だが、人としては思い切って渡ることもある、俺はそんな恩に報いたいと思いますよ」と答えました。「あの時か…」と甲斐が気づきました。種村逃走時、杉下が特命係に戻ったとき、一人で居てまだ逃走を知らないはずの甲斐が「種村が逃走したそうですね」と一言。それを聞いた杉下は、まだわずかな捜査陣しか知らない筈なのに、甲斐が逃走を知っているのはおかしいと思ったと言いました。

杉下は、その一言で甲斐は「ダークナイト」なのだと確信したと、言いました。あまりにも単純な自身のミスに、「間抜けだなあ」と苦笑いする甲斐。「君が悔いるべきは、そこじゃないだろう」と思わず声を荒げ、「君が反省すべきは、そこじゃないはずです」と言う杉下。こうして本物の「ダークナイト」、甲斐亨は逮捕されました。正義感の強い警察官の甲斐亨が犯人になってしまった理由とはいったい何なのでしょか?

相棒の成宮寛貴編の犯人の理由は?

「相棒」シーズン⑬成宮寛貴編の最終回をネタバレであらすじを紹介してきました。「相棒」シーズン⑬の最終回は、上記のように衝撃的な最後を迎えました。2年前から連続で起こっていた暴行事件の犯人「ダークナイト」。成宮寛貴演じる甲斐亨が、法の裏で悪事を働く人物に制裁を加える「ダークナイト」だったのです。それではここで、甲斐亨が何故「ダークナイト」となった理由は何だったのでしょうか?その理由を見ていきます。

相棒の成宮寛貴が犯人の理由:犯行がネットの賞賛を浴びた為

甲斐亨の高校時代の同級生、梶雄一郎の妹が通り魔に襲われ亡くなった事件は、犯人がドラッグによる心身喪失状態ということで無罪となりました。それに納得のいかない梶は、自分がこの手で犯人に罰を与えるのだと叫びます。梶を放っておけば犯人を殺しかねないと甲斐は思い、代わりに犯人に暴行したのでした。甲斐は、梶の気持ちを思い留まらせるためにしたのです。そしてこの暴行事件は、ネットで賞賛されます。

甲斐亨が「ダークナイト」になってしまった理由は、法で裁けない犯人に罰を与えたことが、多くの人の共感を集め、また賞賛されたということが言えます。それにより甲斐亨は、自分なりの正義感を満足させるため犯行を重ねていったのです。これが、成宮寛貴編の最終回で甲斐亨がダークナイトとなってしまった一般的な理由です。一方で、甲斐亨の父・峯秋は息子・亨が犯人になった理由として次のように語ります。

相棒の成宮寛貴が犯人の理由:父・峯秋が言うには…

甲斐峯秋は、杉下に求められ特命係に入った息子・亨が、杉下という確固たる正義感の持ち主と日々過ごすうちに、どうしても越えられない杉下に嫉妬するようになったのではないか?それが自分なりの正義を追及するという気持ちになり「ダークナイト」へと駆り立てたのではないか?と言いました。さらに「特命係は人材の墓場だったね」と峯秋は言っています。峯秋は息子が犯人になった理由が右京にあると考えたのです。

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相棒の成宮寛貴編の評判は?

成宮寛貴が演じたからこそ甲斐亨は「ダークナイト」として、ラストを迎えたのだということです。歴代の相棒を演じた俳優さんたちの特徴に合わせたラストになっているという感想です。3シーズンに渡って演じてきた成宮寛貴のラストに納得したということです。

「相棒」を観始めたきっかけが成宮寛貴だったということで、そのために成宮演じる甲斐亨が「ダークナイト」だったというラストに怒りを持ったという感想です。引退してしまったけれど、これからも成宮寛貴を応援しているということです。

成宮君と彼が演じた甲斐亨が大好きだからこそ、「ダークナイト」という終わり方にまだ納得はしていないということです。しかし、甲斐亨はもういないけれど「相棒」が甲斐亨を大切にしていることが嬉しいということです。

成宮君の落ち着いた雰囲気が素敵で、成宮寛貴あっての甲斐亨なのだということです。そんな甲斐亨が「ダークナイト」になるのは切ないという感想です。是非、続編を希望するということです。

成宮演じる甲斐亨がたとえ「ダークナイト」だったというラストでも、甲斐亨の復活を待っているということです。「相棒」チームのカイト君(成宮)への愛を感じるということです。成宮寛貴の復帰を願っているのです。

相棒の成宮寛貴編まとめ

いかがでしたか?3代目相棒、成宮寛貴演じる甲斐亨が「ダークナイト」だったという理由を、シーズン⑬の最終回のあらすじを紹介しながら見てきました。水谷豊演じる杉下右京に「かいと君」と呼ばれ、視聴者からも人気を集めた成宮演じる甲斐亨が、実は「ダークナイト」だったことについての視聴者の反応は賛否両論でした。

成宮寛貴演じる甲斐亨が「相棒」シーズン⑪で初登場したときの話もあらすじで見て、さらに「相棒」シリーズの歴代相棒の紹介と、成宮寛貴が3代目相棒に選ばれた理由についても見てきました。成宮寛貴は多数出演し、トラブルによって惜しくも芸能界を引退してしまいましたが、成宮寛貴さんの復帰を望む声が多数あるということも分かりました。「相棒」の甲斐亨のファンは、今でも成宮寛貴さんの復帰を待ち望んでいるそうです。

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