ひよっこの原作本あらすじはある?原作者や実在するモデルについて考察

2017年に有村架純主演で放映されたNHK連続テレビ小説ひよっこ。ひよっこに原作本となるものはあるのでしょうか?最近のドラマでは多くの作品が原作を持っていますし、ここ最近の連続テレビ小説シリーズでは実在の人物をモデル、モチーフにした話も多くなっていますがひよっこはどうなのでしょうか?今回はひよっこの原作や原作者、実在するモデルやモチーフについて考察し紹介していきます。

ひよっこの原作本あらすじはある?原作者や実在するモデルについて考察のイメージ

目次

  1. 1ひよっこの原作あらすじやモデルは実在する?原作者についても紹介!
  2. 2ひよっこのあらすじをネタバレ!
  3. 3ひよっこの原作あらすじやモデルは実在する?
  4. 4ひよっこの原作者(脚本家)を紹介!
  5. 5ひよっこの原作者(脚本家)が作品に込めた想いとは?
  6. 6ひよっこの原作本も要チェック!
  7. 7ひよっこに原作はなかったが脚本家の想いがたくさん詰まっていた!

ひよっこの原作あらすじやモデルは実在する?原作者についても紹介!

1964年、東京オリンピックの前後から高度経済成長期を舞台にしNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)で2017年4月から放送されたひよっこ。多数の魅力的な登場人物が盛り上げてくれましたが、ひよっこの物語に小説や漫画のような原作本はあるのでしょうか?奥茨城村から始まり、東京に移って展開された物語、時代背景などを考えても小説などがあっても不思議では無さそうです。

原作があるとしたらドラマ化する際の相違点なども気になる所です。今回はひよっこのあらすじなどから原作本、原作者について調べてまとめていきます。

連続テレビ小説「ひよっこ」 | NHKドラマ

ひよっこのあらすじをネタバレ!

原作について触れる前にまずおさらいとしてひよっこのあらすじについてネタバレも含めながら書いていきます。ひよっこは主人公であるヒロイン、みね子が高校3年生の時から物語がスタートします。

ひよっこはNHKが公式に「故郷編」「東京編」と物語を区切って展開していますが、ここでは長めの東京編を、向島電機編、すずふり亭編、最終回付近の3つに区切り、紹介していきます。

故郷編

みね子は家族で農家をする谷田部家の長女として生まれ、家業を手伝いながら青春を謳歌していました。谷田部家には不作の年に出来てしまった借金などもあり決して裕福とは言えませんでしたが、高校卒業後も家業を手伝うつもりでいたみね子。借金返済の為、農業の手隙のタイミングで父、実は東京に出稼ぎに行っていましたが、東京オリンピックが終わった年の秋、連絡が取れなくなり失踪してしまいました。

父、実の行方が分からないまま、谷田部家は大晦日を迎えそのまま年を越してしまいます。父からの仕送りも無くなり家族が苦しむのを見かねたみね子は高校卒業後、父の捜索と家計を助ける為に急遽、東京の企業に就職する事を決意、集団終息列車に乗り込み東京に旅立ちました。

東京編~向島電機と乙女寮~

みね子が就職したのは向島電機の工場ラインの仕事で、慣れない仕事に失敗続き落ち込む事もありまりたが、向島電機の社員寮、乙女寮の仲間にも励まされ、徐々に生活にも慣れていきました。一方で休日を利用して父の捜索にも積極的に行動しますが、その決して良いとは言えない環境に実の苦労を痛感、父の目撃情報があり、生存の確認もできましたが、家族に嫌気が指したのではないかと疑うようにもなってしまいました。

向島電機から初めての給料を貰うと、家族に仕送りを行った上で残ったお金で実がよく通っていたという洋食店「すずふり亭」を訪問。残りのお金で払える料理としてビーフコロッケを食べたみね子はその味に感動して給料が出ると通うようになります。給料日が月末であり、すずふり亭に月末に姿を見せる事からすずふり亭のコック、井川に「月末娘」と呼ばれ常連になりました。

季節が流れて12月、向島電機の倒産が発表されみね子は急遽、新たな就職先を探す事になります。一時は同僚の澄子と石鹸工場に内定をもらったみね子でしたが、採用人数の削減を聞き、澄子に譲って自分はさらに就職先を探す事になります。そんな状態で訪れたすずふり亭で、みね子は店主、鈴子にホールがかりとして勧誘され、すずふり亭で働く事になるのです。

乙女寮のメンバーはそれぞれ離れ離れになりますが、以降も出演を続けており、しばらく後にすずふり亭にて同窓会が開催されたり、あかね荘の空いた部屋に入居するメンバーが現れるなど、みね子の良き友としてみね子を支え続ける存在となりました。

東京編~すずふり亭とあかね荘~

乙女寮は社員寮である為、出なければいけなかった事もあり、みね子はすずふり亭の裏手にあるアパート、あかね荘に居を移しすずふり亭での新しい仕事を始めます。今までとはまた違った仕事内容、ピーク時の忙しさにミスを重ね四苦八苦するみね子でしたが、周囲からの励ましなども受けてなんとか仕事にも慣れていきました。

あかね荘の住人達と交流もしながら忙しく働くみね子でしたが、同時に父、実に関して新しい情報なども聞く事になります。偶然、お店に訪れた女優、世津子と親しくなったみね子は、世津子が記憶を失った実と同居している事を知ります。母、美代子にも事情を連絡したみね子は世津子の同意の元で実を引き取り、実はみね子と共に生活する事になります。

みね子と生活を初めても記憶を取り戻す事はない実でしたが、農業が田植えの時期だと知ると帰郷を望みます。みね子と共に久しぶりに実家に帰った実に当初こそ家族は戸惑うも、すぐに打ち解け、新たな生活がスタートしました。実は自分がいない間、家族を支え続けたみね子を自由にしてあげたいと家族に相談、みね子の仕送り無しでも生活できるように一致団結するのでした。

東京編~最終回に向けて~

実が見つかっても家計を支えるべく、1人東京に戻ったみね子。一方でみね子の周囲は徐々にそれまで抱えていた問題を解決したり、新たな道を見つけるなどしていきました。みね子もすずふり亭の見習いコックだった前田秀俊と交際を始めます。

時が流れ、昭和43年になると、みね子は家族から見せたいものがあるという手紙を受けて帰省、新たに始めた花卉農業の現場を見せられてもう仕送りは必要ない事を伝えられました。後日、谷田部家が家族で歌番組に出る事になった際に、すずふり亭に招待。秀俊を紹介して結婚を承諾してもらいました。最後にはすずふり亭にて鈴子らの立ち会いの元、婚姻届に記入をするシーンが描かれました。

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ひよっこの原作あらすじやモデルは実在する?

ドラマとして描かれたひよっこのおおよそのあらすじを紹介した所でいよいよ本題である原作本やそのあらすじ、モデルなどについて紹介していきます。

原作や実在の人物の伝記ではないオリジナルストーリー

ひよっこには原作となる原作本はありません。また最近の連続テレビ小説は、特定の人物をモデルにした話が多かったですがひよっこにはそのようなモデルとなる人物もいない完全にオリジナルのストーリーです。登場人物に関しても全て架空の人物であり、特定の人物をモチーフにした話ではありません。もちろん、主人公であるみね子にもモデルになった人物はいません。

連続テレビ小説ではこれまでもオリジナル作品が多数作られていますが、ここ数作はモデルの人物がいる伝記形式が続いていており、オリジナル作品は2015年上半期に放送された「まれ」以来となっています。

モデルはあるの?

特定の人物をモデルにしたわけではありませんがみね子や他の集団就職を行ったもの達は時代背景である1964年前後、「金の卵」と言われた今で言う団塊世代~その上の世代の人達をモデルにしたと言われています。モデルというよりはモチーフと言った方が正しいようです。

場所などについても奥茨城村はもちろん架空の村ですし、元になった村などは存在しません。ただし、ロケ地として使われた場所などはもちろん存在し、茨城県高荻市、大子町、常睦大田市などがロケ地として使われています。

さらに当時の時代背景や流れを参考に、あらすじの一部の中で当時行われた事や放送された番組をオマージュするような例はあります。15話で放送された村のイベントとして行った聖火リレーのあらすじは、実際に茨城県久慈郡美里美村で行われた自主聖火リレーをモデルにしている例などが代表的です。

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ひよっこの原作者(脚本家)を紹介!

上記でも紹介したようにひよっこは原作本を持たないオリジナルのあらすじで描かれる物語ですが、当然あらすじなどを考え1つのドラマとして仕上げるには原作となるものは必要で、その原作を作った人が原作者と言えます。ここからはドラマの原作を作り上げた原作者について紹介していきます。

原作者は岡田惠和さん

原作本を持たないひよっこの原作者は誰か?と言われると脚本を手掛けた岡田惠和さんであると答える事になります。フリーライターから音楽評論家、DJなどを経て1990年に脚本家デビューをしたベテランの脚本家さんです。

過去には多くのドラマ、映画において賞を受賞した経歴を持っている他、ひよっこでも「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の脚本賞、「ザテレビジョンドラマカデミー賞」の脚本賞を獲得しています。

過去の作品は?

岡田惠和さんは脚本家デビュー以来多くのドラマや映画で脚本家を務めています。代表作と言えるのは映画「阪急電車片道15分の奇跡」や「いま会いにゆきます」などが挙げられる他、近年であれば、映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」やドラマ「この世界の片隅に」などの脚本を手掛けるなどしています。

1997年のドラマ「ビーチボーイズ」、2005年のドラマ「心がポキっとね」、2006年のドラマ「奇跡の人」、2007年の映画「天国は待ってくれる」などひよっこのような原作本やあらすじを持たない作品の脚本も手掛けており、原作者としても確か実力と実績を持っています。

同時に脚本家としての活動がメインではありますが、その実力を評価され、これまでに脚本からの書きおろしではないオジリナルの小説やシナリオ本も複数出版している他、ノベライズを担当する事もあり、関わっている作品が非常に多い脚本家さんです。

NHK連続ドラマ小説との関わりは?

NHK連続テレビ小説に限ると脚本を手掛けるのは2001年の「ちゅらさん」、2011年の「おひさま」に続いてひよっこが3作目になります。特にちゅらさんは、その人気からNHK連続テレビ小説の枠を飛び越えて、ちゅらさん2~4までが製作されるなど高い人気を集め、脚本も継続して担当しています。

岡田惠和さんはこのちゅらさんで向田賞と橋田賞などの著名な賞も受賞しており、岡田惠和さんのもう1つの代表作と言える程の作品になっています。同時にひよっこも含めて「ちゅらさん」「おひさま」の3作は全て、原作を持たないオリジナル作品で岡田惠和さんが原作者を務めているという共通点もあります。

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ひよっこの原作者(脚本家)が作品に込めた想いとは?

ひよっこの脚本家で原作者でもある岡田惠和さんは各種インタビューにてオリジナル作品であるひよっこに込めた想いに関しての質問に答えています。ここからは原作者岡田惠和さんがひよっこについて答えた内容などを紹介していきます。

時代背景に込めた想い

ひよっこは1964年、東京オリンピックの開催頃から物語がスタートします。この時期は原作者の岡田惠和さん自身も幼少期を過ごした時期であり、同時に日本もまだ完全に成熟したとは言えないアンバランスな状態でした。そんな未成熟の状態から一人前になるまでを描く物語なのでタイトルが「ひよっこ」というわけです。

ちなみに「ひよっこ」となったタイトルですが、候補の1つとして「ねこ」が挙がっており、不採用になったものの、ヒロイン、みね子の名前はここから流用してて採用されたという話が残っています。

舞台に込めた想い

NHK連続テレビ小説では毎回色々な場所や時代背景が選ばれます。ひよっこでは、物語の多くは東京を中心に描かれますが、そのきっかけとなるのは茨城県にある架空の村、奥茨城村です。ひよっこの中では茨城県北西部とぼんやりとした言われ方で表現されていました。茨城県が連続テレビ小説で扱われるのは1974年放送の「鳩子の海」以来2度目の事です。

原作者の岡田惠和さんは茨城に関して「魅力が伝わっていない」と言う事をこれまでも多数のインタビューで答えていました。全国で放送されるNHK連続テレビ小説を通して、全国の方に茨城の魅力に気付いていてもらいたいという思いを込めてこの舞台を選んだそうです。

ヒロインを務める有村架純への想い

NHK連続テレビ小説では特に若手俳優に関してはオーディションで決まる事も多いですが、ひよっこのヒロイン、みね子を演じる有村架純さんは岡田惠和さんの強い希望で指名によりヒロインに決まりました。もちろん過去にも同じような例がまったくないわけではありませんが、あくまでも脚本家である岡田惠和さんの意見で決まったというのは中々異例な事です。

岡田惠和さんはひよっこ以前にも何度か有村架純さんと仕事を一緒にした経験があります。上記でも紹介した岡田惠和さんの代表作「阪急電車片道15分の奇跡」は同時に有村架純さんの女優デビュー作でもあるのです。ここでの有村架純さんの演技を見た岡田惠和さんは「朝ドラをぜひやるべき人だ」と強く想い、同時にその作品を自らの脚本で手掛ける事が1つの熱望として持っていたようです。

同時に岡田惠和さんは朝ドラのヒロインに関して「朝ドラでは主人公以外にスポットを当てる話が必ず生まれる。その時に存在が消えないヒロインにしたい」という想いも抱えていたようです。そういう意味でも有村架純さんがピッタリ岡田惠和さんのイメージするヒロインにハマったのではないでしょうか。

また時代の流れを描かれる事の多いNHKテレビ小説では珍しく、物語序盤の高校3年生の頃から、最終回に至るまで、子役などを用いずに全て有村架純さんが演じています。有村架純さんは連続テレビ小説への出演は「あまちゃん」で演じた主人公の母親天野春子の青年期以来2度目となっています。

ひよっこの脚本は当て書きが多い!

想いとは少し違いますが、岡田惠和さんがひよっこを書くに当たってもう1つ行った事が当て書きです。当て書きとはドラマや映画などで、演じる役者さんが決まってからその役者さんの持っているキャラクターに合わせて脚本を作る事です。特に若手の俳優さんは最初から配役が決まっていたのは、指名のみね子役の有村架純さんを除くと、みね子の幼馴染で親友の時子と三男だけだったそうです。

これは人数に関しても同様で、乙女寮のメンバーはみね子、時子を含めて6人でしたが、これもオーディションの時点では決まっていなかったそうです。採用したのが4人だったから6人部屋にという形で決まったそうです。一部のインタビュー記事では元AKB48のぱるること、島崎遥香さんを起用する為に新しい役を作ったという情報もありましたが、それは全ての若手俳優に当てはまる事でした。

年表に書かれないドラマを書きたい

また岡田惠和さんは普段からふつうはあまり描かれない人を描きたいという気持ちを強く持っているともインタビューで答えています。歴史上の人物であったり、どこかに名前が残るような人物ではなく、普通に生きた人を描く事を好んでいます。みね子らの集団就職などモチーフはあるにしてもその後成功して社会的に地位を得た人を描くのではないひよっこのストーリーは岡田惠和さんの想いから生まれたようです。

ひよっこでその事を象徴するのがビートルズの話です。日本の若者がビートルズの来日に熱狂したというのが一般的な報道ですが、ひよっこでビートルズを知っている人物は極々少数で、みね子も知りませんでした。さらにいざビートルズが来日してもみね子は特に興味を持ったという事もなく、日常の1つとして消化されていきます。岡田惠和さんが描きたい物語を象徴するシーンの1つです。

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ひよっこの原作本も要チェック!

ひよっこには原作本はないと書きましたが、少し調べてみると下記の画像の小説が出てきます。NHK連続テレビ小説の作品、特に原作や特定の人物をモデルに持たない作品などは「ノベライズ化」される事も多く、この小説もドラマ「ひよっこ」を原作にしたノベライズ作品です。ドラマのあらすじが全て出来上がってから描かれている物なので、ドラマとの親和性も高く、上下巻2冊でドラマ最終回までがしっかり描かれています。

もちろん映像で見る朝ドラと、文字で見る小説では少し形式は違いますが、原作者の岡田惠和さんの脚本を元に作られているので一種の原作本と言う事もできます。朝ドラを追いかけた人はもちろん、まだ見てないけど追いかける余裕がない人なんかにも楽しめるように出来ている原作本です。

またひよっこ関連の書籍としては、小説以外にもガイド本なども発売されています。こちらは物語を楽しむというより、時代背景についてであったり、キャストのインタビューが掲載されていたり、オープニングのメイキング情報だったりとより情報に特化した内容の本になっています。

ひよっこに原作はなかったが脚本家の想いがたくさん詰まっていた!

昨今は多くのドラマ、映画に小説や漫画などの原作があるのが当たり前になっています。NHK連続テレビ小説においても近年では特定の人物をモチーフにした作品が増えており、ひよっこのように原作本が無く、脚本家の書くあらすじがそのまま原作本になるという作品は非常に珍しいです。

もちろん、原作本の有る無しで優劣がつくわけではありません。ただひよっこに関して言えば、原作者である岡田惠和さんの強い想いやこれまで観てきたもの、表現したいものがひよっこの中には溢れていると言っても過言ではありません。上記で紹介した脚本をノベライズした原作本なども発売されているので気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

岡田惠和さんのこだわりや工夫などを知った上で見るとまた違った形で楽しむ事ができるのがひよっこです。動画配信サービスなどを利用すればまだ視聴は可能なので、もしまだ見ていないという人、また見たいという人はぜひ1度、もう1度視聴して見てはいかがでしょうか。

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