【貴族探偵】政宗是正の名前の意味とは？御前の本名？正体をネタバレ

政宗是正は2017年の月9ドラマ「貴族探偵」の登場人物の1人です。しかし、政宗是正は謎の人物として登場したため、政宗是正の正体は誰なのか、これは本名なのか？など、名前やその意味、正体について様々な憶測が流れました。ここからはドラマの概要を含め謎の人物政宗是正の正体について紹介していきます。

ドラマ「貴族探偵」はジャニーズグループ嵐の相葉雅紀主演で2017年4月の月9枠にて放送された作品です。本来探偵というのは探偵本人が推理するものですが「貴族探偵」は、本人が推理せず謎を解くという一風変わった設定となっています。

キャストは主人公の貴族探偵を演じる相葉雅紀ほか、探偵に勝負を挑む高徳愛香を武井咲、貴族探偵に仕える従者を中山美穂、滝藤賢一、松重豊など実力派の俳優・女優が演じています。月9でのミステリーが4年ぶりだったことや個性的なキャスト、中でも中山美穂の久しぶりのドラマ出演が大きな話題となったドラマです。

ドラマが始まってみると「面白いのかよくわからない」という声や「予想外で面白い」など様々な意見がありました。しかし、意外な層に響いたようで50歳以上の男性から「予想外で面白い」など、ドラマを面白いという評価が多く世界観にハマったという人も多かったようです。

貴族探偵の物語は事件が起きた場所に謎の紳士、貴族探偵が現れ彼の従者である3人が推理を担当、貴族探偵が事件を解決に導くという基本1話完結型のドラマです。そこに探偵事務所の高徳愛香も絡んでくるのですが、彼女はいつも推理を外してばかりで肝心なところは貴族探偵が持っていくというのも特徴となっています。

高徳愛香は師と仰ぐ喜多見切子の探偵事務所に勤める女性です。ある日、愛香はクライアントであり上流家庭、玉森家の令嬢である依子にパーティーに招かれ彼女の別荘を訪れます。そこで愛香は依子から死体を投げ込むと消えてしまうという曰く付きの井戸を案内されるのですが、話のネタにと案内したはずの場所で彼女たちは遺体と無数の血の足跡を発見してしまいます。

事件があったのは明らかで、早速警察を呼ぶことになりました。警察が到着すると、現場の痕跡や状況から「犯人は別荘の中にいる誰かだろう」という推察がなされました。一体誰が犯人なのかと一同がざわめく中、突如山本という男が現れます。主の使いで来たというその男は、皆を庭へと案内しました。

すると、その庭には大きなテントがありました。テントは円柱の形の上にとんがり屋根のついた形状をしており、中へと入ってみると西洋アンティークが並べられた豪勢な部屋でした。まるで豪邸の一室のようなその場には豪華な椅子もあり、そこに悠然と佇む「貴族探偵」を名乗る男性が座っており、山本の主というのが彼でした。

貴族探偵を名乗る男は自分が事件を解決すると言い出しました。しかし、調査や推理に精を出すのは貴族探偵の従者である山本、田中、佐藤の3人だけです。彼曰く「そのようなくだらないものは部下にやらせればよい」とのこと。愛香も探偵の弟子として負けじと調査、推理を重ねます。

しかし、最終的には愛香の推理は的外れ、結果的には貴族探偵が従者による調査、推理から導き出した結論が正しく愛香は推理の勝負で負けてしまいます。こうして、ここに調査、推理をする従者と解決に導く貴族探偵VS対抗心を燃やす愛香の図が出来上がりました。以降、物語終盤まで1話完結型でこのスタイルが続くこととなり、これがドラマの特徴ともなっています。

「貴族探偵」は麻耶雄嵩による短編推理小説が原作となっています。麻耶雄嵩は1969年5月29日生まれ、京都府出身で推理小説作家として活躍している人物です。デビュー作は彼が在学中に執筆した「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」という小説です。これは彼の代表作ともなっているのですが、ほかにも「夏と冬の奏鳴曲」や「神様ゲーム」「隻眼の少女」なども代表作です。

麻耶雄嵩の小説は本格的なミステリーを主軸にしながら、破天荒でとんでもない物理トリックを登場することが多く、それか彼の作品の特徴ともなっています。また、世界観や手法が非常に独特なことから、少々マニアックなきらいがあり、ハマる人にはハマるも受け付けない人には受け付けない、という評価を得ているようです。

しかし、その一方で本格ミステリのベスト10に選ばれるなど高く評価された作品もあり、2010年に刊行した「隻眼の少女」では日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞の2つを受賞しています。「貴族探偵」もこの年に刊行されており、スピンオフ作品となる「貴族探偵対女探偵」は2014年の本格ミステリ・ベスト10で1位を獲得しています。

変わった作風と評価されることの多い作品の中「貴族探偵」も主人公が推理しないのに、事件を解決へと導いてしまうという一風変わった設定を用いています。この原作のドラマ化については視聴率こそ高くなかったものの、ドラマ製作陣の改変が評価されミステリファンからは好評価を得ているようです。

作者の麻耶雄嵩は1969年5月29日生まれの人物で、推理小説作家として活躍しています。デビュー作は1991年の「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」で、いくつか小説を出しているのですが、作品の世界観が独特でマニアックであることから知名度は差ほど高くなかったようです。

しかし、2011年に「隻眼の少女」という作品で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞を受賞したことで知名度が上がり、2015年にも「さよなら神様」でミステリ大賞を受賞しています。

「政宗是正」という名前は貴族探偵の第7話のラストで登場します。しかし、この時点での政宗是正という人物は正体不明、また貴族探偵が顔を曇らせ「確実に殺せ」という言葉を発したことから、貴族探偵の敵対する人物であろうことだけが伺えました。

しかし「政宗是正」という名前、人の名前にしては少々謎めいた文章のような印象を受けることから、視聴者からはその名前には意味があるのでは？正体は実は既存の人物の誰かなのでは？など、様々な憶測がなされました。ここからは「政宗是正」の名前の意味、正体の考察、視聴者の声の中でも有力な説についてご紹介していきます。

「政宗是正」が一見すると暗号のような不思議な名前、という印象を持つ人も多い政宗是正の名前ですが、この名前は何か意味を持つのでしょうか。ここからは政宗是正の名前の意味や製作陣の思惑が伺えるような考察についてお届けします。

政宗是正の名が登場するも、正体も一切不明なため視聴者から様々な推測がなされました。政宗是正は「まさむねこれまさ」と読みます。一見するとどちらが名前で苗字なのかわかりにくく、何かの暗号であり「まさむねこれまさ」の名前には何か意味があるのでは？という声が出てきました。

そんな名前の意味についての考察がされる中、「まさむねこれまさ」はアナグラムではないかという説が登場します。アナグラムというのはその言葉、単語を構成する文字を入れ替えて別の言葉にする遊びであり、有名なものでは「RED RUM」が「MURDER」のアナグラムであるというものがあります。

仮に「まさむねこれまさ」がアナグラムだとすると、この名を入れ替えると誰かの名前に辿り着くはずなのですが、既存の人物に引っ掛かるような人物はいません。そのため、本名が明かされていない人物、謎の人物、怪しい人物の本名なのではないかと様々な推測が飛び交いました。

「貴族探偵」にて主演を務めた相葉雅紀ですが、実は彼は2009年に「マイガール」というドラマで正宗という名前の青年を演じています。そのため、そのドラマを知っていた視聴者の中には「正宗？」と驚いた人もいたようです。また、第7話では相葉雅紀が所属するグループ嵐にまつわるキーワードもいくつか登場していました。

その内容はそれぞれ二宮和也が殺せんせー役を務めた「暗殺教室」の映像が流れる、松本潤出演ドラマ「失恋ショコラティエ」にかけてチョコレートを食べて殺された事件である、大野智出演ドラマ「鍵のかかった部屋」にかけて密室と鍵のトリックが使われた、櫻井翔出演ドラマ「謎解きはディナーの後で」にかけた謎解き、など、嵐に関するワードが散りばめられた1話でした。

名前の意味について様々な憶測がなされたのですが、ここからはネットやSNSで一押しだった「御前の本名説」についてご紹介します。貴族探偵こと御前は本名がないため、この話題はドラマ放送中に視聴者の中でかなり盛り上がったようです。

「政宗是正」の名前が登場した後、視聴者から様々な憶測が飛び交ったのですがその中で「御前の本名では?」という意見が登場しました。御前は貴族探偵のことを示すのですが、彼は「貴族探偵」と呼ばれており本名が明かされていません。そのため、「政宗是正」がそのまま本名、またはアナグラムで本名を隠しているという説が噂されました。

「政宗是正」は本名説が噂される一方で、本名ではない説も囁かれたようです。1つはあまりにもベタ過ぎる展開なため、本名ではないのではと疑う説です。また、雑誌でのプロデューサーインタビューで「貴族の正体は不明のままにしようと思っています」というコメントが掲載され、本名ではないのかとモヤモヤした視聴者もいた様子。ネットでは本名説の方が多く、本名説が支持を得ていたようです。

御前の本名説が流れる中、最終回にていよいよ政宗是正の正体が明かされました。その前に高徳の師匠である切子が殺されており、最終回ではその真相が明かされる予定でした。そしてその真相こそが政宗是正の正体に繋がる話だったのです。切子は過去に香港の企業からの依頼で社内調査を行い、不正を暴いたことがありました。

この社内調査の一件で政宗是正に損害を与えてしまったため、切子は政宗是正に命を狙われていたのです。そして切子は自分の弟子である高徳に危害が及ばないようにするため、貴族探偵に「自分が死んだことにしてほしい」と偽装殺人の依頼をしていたのです。この事実から切子は実は生きており、政宗是正は切子を殺害しようと狙っていた人物であることが判明しました。

政宗是正が切子殺害を企んでいた人物である、と分かり御前の本名説は覆ったのですが、実際のところ政宗是正の詳しい内容については明かされず、貴族探偵の正体、本名も謎のままとなりました。思わせぶりな登場で視聴者を惑わせた政宗是正でしたが、結果的には切子を狙う「悪人」で貴族探偵の正体ではなかったという結論に落ち着いたようです。

ここからは実際にドラマを視聴した人からの政宗是正についての考察、感想などをお届けします。正体に振り回されてしまった、という人が多かったようです。

こちらは政宗是正の名前が書かれた紙についての推察です。メモ用紙に残った名前を鉛筆の擦り出しで表示させた名前と愛香が見つけた文字が一致しないという事実があったようです。この名前の文字が違うことが何を意味するのか、真相は不明ですが様々な議論がなされたようでした。

政宗是正の名前を聞いた時、貴族探偵は「確実に殺せ！」と伝えています。貴族探偵はシリアスとコミカルの混ざり合うドラマですが、ピリピリとした雰囲気になることは少なかったため緊迫したシーンにハっとした視聴者もいたようです。彼の演技を見て貴族探偵から怪しさを感じ取って、彼の正体は闇深いものではないかと思った人もいたようです。

第7話にて政宗是正の名前が出てから、その意味や正体を考えて振り回されてしまった視聴者が多数いたようです。正体がはっきりとわかるまでは圧倒的に「貴族探偵の本名説」が多かったために、その謎を考えようと様々な考察が飛び交いモヤモヤとした人も、また多かった様子。最終回を迎えてみれば腑に落ちる部分も多く、製作陣が凄いという声もありました。

政宗是正の名前とその意味、正体についてのまとめ記事をお届けしました。その名前が登場して以来、意味について多くの考察がなされましたが、最終的には切子を狙っていた人物と分かり、本名が噂された貴族探偵の正体は謎のままでした。そのため、続編を期待する声もありましたが今後の展開については情報はないようです。

オフィシャルのHPも未だ健在で、1話からの各話ごとのあらすじやキャスト情報、見逃し配信などの情報が掲載されています。改めて確認してみたい方は今一度こちらを覗いてみてはいかがでしょうか。また、小説とドラマでは趣が異なるようですので、ドラマを見て小説に興味を持ったかたは小説もチェックしてみてはいかがでしょう。