2019年07月23日公開
2019年07月23日更新
リーガルVのリーガルハイパクリ疑惑の真相は?原作や似ている部分を比較検証
リーガルVは、米倉涼子が主演し平均視聴率がクール1位となった人気ドラマです。そんなリーガルVには6年前のリーガルハイというドラマのパクリ疑惑が浮上しています。確かにリーガルVとリーガルハイはどちらもシリアスな法廷シーンとコミカルな日常シーンから構成されていて、雰囲気が似ている部分もあります。そこで今回はリーガルVとリーガルハイを比較検証します。それぞれの原作や似ている部分などを掘り下げていきます。
目次
リーガルVのリーガルハイパクリ疑惑とは?
人気ドラマのリーガルVは、放送開始前からリーガルハイパクリ疑惑が浮上していました。そこで今回は、リーガルVのリーガルハイパクリ疑惑を検証します。リーガルVとリーガルハイの似ている部分や原作の有無などを中心に比較していきます。
リーガルVにリーガルハイのパクリ疑惑が浮上
リーガルVはドラマの番宣が開始すると、すぐにネットを中心にリーガルハイパクリ疑惑が浮上しました。これはドラマの番宣からでも分かる2つの情報が疑惑の根源となっていました。タイトルが似ている点と弁護士を題材にしている点から、世間ではリーガルハイの新シリーズを見たかったという声が上がっていました。
リーガルVの作品情報
放送開始前からリーガルハイのパクリ疑惑が浮上していたリーガルVですが、そもそもリーガルV自体はどんなドラマなのかご存知ですか?そこでまずは、リーガルVというドラマを紹介します。視聴率女王の米倉涼子が主演を務めたリーガルVとは、一体どんなドラマなのでしょうか?
リーガルVの概要
リーガルVは、2018年の10月から12月にかけて放送されたテレビドラマです。放送枠はテレビ朝日系の木曜テレビドラマ枠で、脚本は橋本裕志が担当しました。エンディングにはSEKAI NO OWARIの「イルミネーション」が採用されました。
主演は高視聴率女王の米倉涼子が務め、他のキャストも名だたる俳優ばかりです。米倉涼子と同じ事務所のメンバーとして高橋英樹・安達祐実・三浦翔平が顔を揃え、ライバル事務所には小日向文世・向井理・菜々緒という面々が登場します。さらにライバル関係にある米倉涼子と向井理は、元恋人という設定です。
リーガルVのあらすじ
リーガルVのあらすじは、弁護士資格を失った元弁護士が管理人として個性豊かな弁護士とパラリーガルを集めて弁護士事務所を立ち上げるというストーリーです。弁護士資格は持っているものの弁護士経験のない大学教授を代表弁護士に仕立て上げます。さらにパラリーガルとして、元銀行員・元警備員・元ホストを雇い入れます。
そして様々な依頼を受けた米倉涼子達は、大手の弁護士事務所を相手に法廷で戦っていきます。その大手の弁護士事務所というのは、実は元々米倉涼子が所属していた弁護士事務所でした。果たして米倉涼子は、自分を捨てた元所属事務所から勝利を掴む事が出来るのでしょうか?
リーガルVの見所
リーガルVの見所の1つは、弱小弁護士事務所が法廷でスカッと勝利するところです。またシリアスな法廷シーンだけでなく、合間のコミカルな日常シーンも視聴者を楽しませてくれます。また元恋人の向井理との関係も気になるドラマなので、色んな意味でクライマックスが盛り上がる作品に仕上がっています。
また弁護士資格を失った経緯など、米倉涼子演じる小鳥遊翔子の過去も話が進むにつれて明らかとなっていきます。暴力団と関係を持ち脅迫していたという過去は、本当なのでしょうか?沢山の伏線が回収されていくので、細かいところにも注目するとより一層楽しめるドラマになっています。
リーガルハイの作品情報
リーガルVのパクリ疑惑から、リーガルハイは再度注目される事となりました。そこで続いては、リーガルハイというドラマについても紹介します。堺雅人が主演を務めたリーガルハイとは、一体どんなドラマだったのでしょうか?リーガルVと比較しながらご覧下さい。
リーガルハイの概要
リーガルハイは2012年に第1期が、2013年に第2期が放送されたテレビドラマです。フジテレビ系で放送された連続ドラマが人気を集め、スペシャルドラマも放送されました。脚本は古沢良太が担当し、楽曲には小野恵令奈の「えれぴょん」やRIP SLYMEの「SLY」が採用されました。
半沢直樹で有名な堺雅人が主演を務め、新垣結衣とのタッグが話題となりました。また堺雅人の味方には田口淳之介・里見浩太朗、そしてライバル事務所には生瀬勝久・小池栄子が登場します。個性豊かな俳優達の演技、また奮闘する新垣結衣の姿が魅力のドラマとなっています。
リーガルハイのあらすじ
リーガルハイのあらすじは、熱血新米弁護士の新垣結衣が被告人を助けるために敏腕弁護士である堺雅人の元を訪ねます。そして変わり者の敏腕弁護士と熱血新米弁護士は、ぶつかり合いながら大手の弁護士事務所相手に戦っていきます。リーガルVと比較すると、弱小弁護士事務所が大手の弁護士事務所と戦うという点が似ている設定の1つです。
第1期はワガママ敏腕弁護士が熱血新米弁護士との絶妙なコンビネーションで裁判に勝利していく様子が描かれています。そして最終回では、そんな2人が戦う事となります。また第2期では初の敗北を喫した敏腕弁護士が、名誉挽回するために死刑判決を覆そうと動くという展開になります。
リーガルVとリーガルハイのドラマの原作
リーガルVとリーガルハイについて、作品情報を比較しながら紹介しました。少しパクリ疑惑が深まったところで、続いては原作に注目して検証します。リーガルVとリーガルハイは原作が存在し、ドラマ化された作品なのでしょうか?
リーガルVの原作はある?
まずはリーガルVの原作について調査しました。結論からお伝えすると、リーガルVの原作は存在していませんでした。ただし脚本家の橋本裕志が、実はリーガルハイのファンで影響を受けていたという可能性は考えられます。
リーガルハイの原作はある?
続いてはリーガルハイの原作について調査しました。こちらも原作は存在しておらず、脚本家の古沢良太のオリジナル作品です。リーガルハイの小説が発売されていますが、こちらはドラマの放送の後に発売された作品です。
リーガルVとリーガルハイの似ている部分を比較検証
リーガルVもリーガルハイも原作は存在しておらず、リーガルVのパクリ疑惑を否定するには至りませんでした。引き続きパクリ疑惑について、1つずつ比較検証していきます。弱小弁護士事務所が大手の弁護士事務所と戦うという設定以外に、どんな似ている点があるのでしょうか?
似ている部分①タイトル
まずはタイトルに注目し比較してみます。リーガルVの放送開始前から話題となっていましたが、非常に似ているタイトルです。リーガルVをカタカナにするとリーガルブイなので、リーガルハイと比較すると最早1文字しか違いがありません。
ここでタイトルを単語に分けて検証してみます。どちらにも使われているリーガルという単語は「法律に関する」や「合法的な」という意味です。またリーガルVのVは「勝利(victory)」、そしてリーガルハイのハイは「ハイテンション」を意味しているのだと考えられます。どちらも作品を端的に表しているタイトルとなっています。
似ている部分②法律が関係する
タイトルだけでなく設定にも似ている点が存在します。どちらもタイトルにリーガルと付いている通り、法律を題材にしている作品です。法律に関わる職業は裁判官・検察官・弁護士の3種類あります。3種類あるにも拘わらず、リーガルVとリーガルハイはどちらも弁護士を題材にしているドラマです。
似ているタイトルに加えて、主人公の職業まで同じではパクリだと言われても仕方ないのかもしれません。さらに比較してみると作品情報で紹介していたように、主人公の作品での立ち位置もよく似ています。比較すればする程、パクリ疑惑は深まっていきます。
似ている部分③主人公の性格
米倉涼子が演じたリーガルVの主人公は、小鳥遊翔子という元弁護士です。自由奔放な性格で、暴力団と関係を持ち恐喝していたヤバい女だと噂されています。普段は事務所の人間をこき使い傍若無人に振舞いますが、実際は悪を許さず弱者を救う正義感溢れる人物です。
堺雅人が演じたリーガルハイの主人公は、古美門研介という敏腕弁護士です。多額の報酬や裁判で勝利し優越感に浸る事を生きがいにしており、弱者や部下にも容赦がなく屁理屈で捩じ伏せます。部下を気遣うなど稀に人間味のある言動をとります。このように主人公の性格が自分勝手に見えて性根は良いという点も似ています。
リーガルVとリーガルハイの違いを比較検証
リーガルVとリーガルハイの似ている点に注目すると、より一層パクリ疑惑が深まってきました。しかし人気ドラマとなったリーガルVにも、リーガルハイとは違う点はいくつか存在します。そこで今度は、リーガルVとリーガルハイの違いを比較しながら説明していきます。
違い①元弁護士と現弁護士
リーガルVの米倉涼子は、大手の弁護士事務所に勤めていた元弁護士です。暴力団と関係を持ち恐喝していたという噂から弁護士資格を剥奪されてしまいました。しかし実際は、自分の脅威となり不利益になると考えた代表弁護士に嵌められていたのです。弁護士資格を失った現在は、証人として出廷して勝利へと導いています。
一方のリーガルハイの堺雅人は、現役の敏腕弁護士です。大手の弁護士事務所に所属していましたが、やり方が行き過ぎていて危険だという判断から解雇されてしまいました。解雇された後も変わっておらず、捏造やトラップを仕掛けた上で法廷で相手を論破し無敗を突き進んでいます。この点はリーガルVとリーガルハイの違いの1つです。
違い②弁護をする目的
また弁護をする目的においても、リーガルVとリーガルハイには違いがあります。リーガルVの米倉涼子は、法律に隠れた悪を許さず本当に困っている人を助けたいという正義感を持っています。最終回でも以前弁護した受刑者の減刑と真実の解明のため、大手の弁護士事務所を相手に戦っていました。
一方リーガルハイの堺雅人は、あくまで多額な報酬と裁判で勝利し優越感に浸るために弁護士をしています。正義感や情などには流されず、依頼を完遂させて勝利する事だけを目的としています。これは真実が何なのかは弁護士でも分からないという考え方や、幼き頃の異常な父親の教育によるトラウマが影響しているようです。
リーガルVとリーガルハイのドラマに関する感想や評価
リーガルVとリーガルハイについて、それぞれの作品情報と類似点・相違点を説明してきました。ここまでの説明で、皆さんはパクリ疑惑についてどのような感想を抱きましたか?それでは最後に、世間での感想や評価を紹介します。リーガルVとリーガルハイに、世間ではどんな感想や評価があるのでしょうか?
リーガルVとかリーガルハートとか、
— ✪ §(y≧o≦)/hey ‼︎ ✪ (@tmrnskwtknr) July 17, 2019
俺が見たいのはリーガルハイ
一瞬ぬか喜びするからやめてほしい笑
こちらはタイトルがややこしいという内容のツイートです。リーガルVとリーガルハイだけでなく反町隆史主演のリーガルハートという新ドラマも含めて、タイトルが似ていると困惑しています。この方はリーガルハイのファンでリーガルハイの続編を望んでいるようですが、リーガルVにもリーガルVの良さがあり多くのファンがついています。
リーガルVの最終回を今頃見たけど最後の海崎さんとのシーンめちゃめちゃ尊くない?????月9とかと違ってさりげないキュンキュンでどつぼにはまってるスキスキ尊い
— なおこ (@piyoko705_hiyo) July 15, 2019
こちらはリーガルVのドラマの感想のツイートです。リーガルVには、ちょっとした恋愛要素もあります。月9程の恋愛のくどさが無く、数少ない恋愛シーンにキュンと胸がときめいたファンも多かったようです。リーガルVは勧善懲悪で爽快なだけでなく、さり気無い恋愛要素が加わっているので女性を中心に多くのファンを増やしたのかもしれません。
ここでもリーガルVとリーガルハイを比較してみます。リーガルハイにもヒロインとして新垣結衣が登場しますが、堺雅人との恋愛要素はありません。あくまでリーガルハイは、個性的な敏腕弁護士と熱血新米弁護士のコメディを売りにしています。
弱みを見つけたら一斉によってたかって袋叩き。「皆んなが望んでいた処罰」がいざ決定されると、「いや、そこまでせんでええんちゃう……」と、手のひら返して同情モード。そしてまた日常へ戻り、新たな標的を探す。
— 松本拓郎 (@takuro_himejin) July 19, 2019
これが民意。これがネット。リーガルハイまた見たくなってきた。
こちらは世間での事件やネットのやり取りから、リーガルハイを思い出したという内容のツイートです。この方はリーガルハイのファンで、これを機会にまた見たくなってきたようです。リーガルハイはコメディ要素が強いだけでなく、社会風刺している部分もあります。少し考えさせられるところがあるのも、リーガルハイの良さの1つです。
しかしリーガルハイには少し現実離れしたシーンや設定もあります。一方のリーガルVは、現実でもあり得ると現役弁護士から絶賛されている作品です。そういった意味ではリーガルVの方が、現代社会を上手く再現している作品と言えるのかもしれません。
リーガルVのリーガルハイパクリ疑惑まとめ
リーガルVのリーガルハイパクリ疑惑について作品情報や類似点・相違点を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?実際に調べた結果、いくつかパクリと感じる部分もありました。しかしリーガルVとリーガルハイには違った特徴もあり、それぞれが視聴者を楽しませています。今までどちらかしか見た事が無いという方もいるかもしれませんが、これを機会に比較しながら楽しんでみてはいかがでしょうか?