陸王の主題歌の歌手はリトグリ？Jupiterや糸などカバーした曲の評判は？

TBS系にて放送されていた「陸王」が面白いと話題に。また、陸王のドラマの劇中で主題歌・挿入歌に使われていた曲が素敵だと話題になっています。陸王の主題歌・挿入歌を担当したのはどんな歌手なのでしょうか。陸王の主題歌・挿入歌を担当した歌手と、使われた曲についてせまっていきます。

陸王は池井戸潤さんの小説をドラマ化しています。ドラマが放送されたのは、2017年10月15日から12月24日まで。TBS系にて、毎週日曜日夜9：00～9：54の日曜劇場の枠で放送されていました。原作者の池井戸潤さんといえば、陸王以外にもドラマ化された作品があります。

それは「半沢直樹」「ルーズウェルト・ゲーム」「下町ロケット」。それらドラマ化された作品も面白かったことから、視聴者は陸王への期待もかなり高かったようです。

陸王の舞台は埼玉県行田市。そこにある足袋製造会社「こはぜ屋」で働く人たちが陸王のメインです。こはぜ屋は創業100年の歴史を持つ老舗店。しかし、近年は業績が下がり、資金繰りに悩んでいました。そんなある日、4代目社長・宮沢紘一が目を付けたのは足袋製造技術を生かしたランニングシューズの開発。こはぜ屋は会社の存続をかけ、ランニングシューズの開発に取り組んで行く―といったあらすじになっています。

陸王には有名なベテラン俳優さんから若手の人気俳優さんまで多くの俳優さんが登場していまいした。どんな俳優さんが登場していたのか、ドラマの主要キャストを一覧にしてご紹介します。

• 宮沢紘一(こはぜ屋4代目社長)－役所広司
• 宮沢大地(紘一の長男)－山崎賢人
• 茂木裕人(ダイワ食品陸上部選手)－竹内涼真
• 宮沢茜(紘一の長女)－上白石萌音
• 正岡あけみ(裁縫課リーダー)－阿川佐和子
• 富島玄三(こはぜ屋専務取締役)－志賀廣太郎
• 坂本太郎(埼玉中央銀行)－風間俊介
• 小原賢治(アトランティス日本支社営業部長)－ピエール瀧
• 佐山淳司(小原の部下)－小藪千豊
• 御園丈治(フェリックス社長)－松岡修造

陸王の音楽を担当したのは服部隆之(はっとりたかゆき)さんです。服部隆之さんのお爺さんは、コロムビア専属作曲家となった服部良一さん。お父さんは「ミュージックフェア」の音楽などを手掛けてた有名な作曲家・服部克久さん。お母さんは元プロヴァイオリニスト。大叔母さんは宝塚歌劇団娘役出身の歌手と、音楽一家のサラブレットです。

服部さんはこれまでに「下町ロケット」「半沢直樹」の音楽も担当されています。「半沢直樹」の音楽は、聞けば誰しもドラマのワンシーンが思い浮かぶことでしょう。他にも木村拓哉さん主演の「HERO」など有名なドラマ音楽、「ドラえもんのび太の月面探査記」など人気アニメ作品音楽も手掛けられています。今や服部隆之さんは池井戸潤先生のドラマ作品にはなくてはならない存在のようです。

陸王の主題歌・挿入歌を担当したのはリトグリです。「リトグリ」とは言ったどんなグループなのでしょうか。リトグリについてせまっていきます。

陸王の主題歌を担当したのは、リトグリこと「Little Glee Monster(リトルグリーモンスター)」です。ソニー損保のCMを担当していたのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。2014年に6人組ボーカルグループとしてデビューしましたが、2017年に1人脱退し、現在は5人で活動しています。所属事務所はワタナベエンターテインメント。レーベルはソニー・ミュージックレコーズです。

洋楽・邦楽問わず、様々なジャンルの歌をダンスなどを交えながら素晴らしい歌唱力で歌い上げる様は若い世代を中心に人気を集めています。

リトグリのグループコンセプトは「歌声だけで人々の心を歓喜する」。ソニー・ミュージックレコーズとワタナベエンターテイメントがタッグを組み、「最強歌少女オーディション」を開催。そのオーディション合格者の中から集められたのが、リトグリです。2012年に結成された当初は7人組でした。

2013年5月6日には中目黒LGMシアターにて初ライブを開催。ライブ直後に現メンバーであるmanakaのオーディションが行われます。しかしその後、7月にLINAが脱退し6人組へ。8月14日manakaが正式加入したことで7人組へと戻ります。

2019年現在、5人で活動をしているリトグリ。平均年齢19歳とみんな若いようです。現在のメンバーとリトグリを脱退していった元メンバーの名前や年齢・メンバーカラーをご紹介します。

現メンバー

• 芹奈－1998年6月1日生まれ(20歳)・青
• アサヒ－1999年5月13日生まれ(19歳)・黄
• MAYU－1999年9月12日生まれ(19歳)・赤
• かれん－1998年6月8日生まれ(20歳）・緑
• manaka－2000年12月5日生まれ(18歳)・ピンク

元メンバー

• YUKA－2013年10月ごろ自然脱退
• LINA－2013年7月脱退
• 麻珠－2017年6月30日脱退

リトグリのデビュー曲は「放課後ハイファイブ」。2014年8月14日にメジャーデビューし、同年10月29日にデビューシングル「放課後ハイファイブ」をリリースしています。

2015年9月23日には4枚目のシングルとなる「好きだ」をリリース。TBS系列ドラマ「表参道合唱部!」の主題歌になっていたということもあり、オリコンデイリーチャートではグループ初の最高4位(週間6位)を記録しています。また、YouTubeでは動画再生回数2000万回を超え大ヒット。リトグリの知名度を一気に上げた曲となりました。

陸王の主題歌・挿入歌に選ばれたのはあの名曲「Jupiter」です。「Jupiter」とはもともとどんな歌なのか、リトグリが歌った動画や、平原綾香さんが歌った動画などを用いながらご紹介していきます。

陸王の主題歌・挿入歌は「Jupiter」。リトグリが「Jupiter」を歌っているなどの事前告知を一切なく陸王の初回放送の劇中で使用されたため、ネットでは「これを歌っているのはリトグリではないか」とかなり話題に。

12月3日(日)に配信が開始されると、iTunes・ドワンゴ・LINE MUSICなどの各種配信サイトでダウンロードランキング1位を総なめにしていました。陸王では、毎回リトグリの歌うJupiterが感動的なシーンの挿入歌として使われており、劇中を盛り上げています。

若い世代の人たちはあまり知らないかもしれませんが、「Jupiter」はもともと2003年12月17日に発売された平原綾香さんのデビューシングルです。吉本由美さんが、グスターヴ・ホルストの「木星」（管弦楽組曲『惑星』の第4曲）の主題の1つをモチーフに詞をつけています。発売されるやいなや、平原綾香さんの美しい歌声と美しい歌詞が話題となり人気曲に。

オリコンでは徐々に順位を上げ、発売から約2カ月後の2004年2月にオリコン月間シングルチャート第1位を獲得しています。また、「Jupiter」のカバーはリトグリだけでなく、多くの歌手たちがカバーをしている有名ことでも有名です。

カバーしている歌手は、Skoop On Somebodyのボーカル・武田雅治さん、布施明さん、五木ひろしさんなど。さらに、サザンオールスターズのボーカル・桑田佳祐さんもイベント内で披露されています。また、カバーしている歌手の中にはゲームの登場人物にも。THE IDOLM@STERの如月千早（cv.今井麻美）が「Gratitude 〜グラッティテュード・感謝〜」にてカバーしています。

陸王以外にも、ドラマの主題歌・CMソングとして用いられている「Jupiter」。素晴らしい楽曲だけに、今後も様々な歌手にカバーされ歌い継がれていくことでしょう。

陸王にはもう1曲リトグリのカバーが挿入歌として使われています。それは中島みゆきさんの代表曲「糸」。リトグリの素晴らしい歌唱力が、新たな「糸」を紡いでいます。

「陸王」3話まで流れていたのは「Jupiter」でしたが、第5話目から中島美幸さんの「糸」がリトグリによってカバーされています。リトグリが「糸」をしっとりと歌い上げていますが、大絶賛だった「Jupiter」に比べ「糸」の反応は賛否両論だったようです。リトグリの歌う「糸」も素敵という声に対し、「糸」を挿入歌として入れるなら中島みゆきさんの原曲がよかったという声が多かったようです。

リトグリの歌う「糸」が陸王の挿入歌として最初に使われたのは、陸王・第5話でした。陸王・第5話は、冨久子が持病の心臓病で入院したり、シルク冷製造機が故障したりと様々なトラブルがこはぜ屋を襲います。劇中後半、面接に行くのをやめ、こはぜ屋のために大地が走って戻ってきます。戻ってきた大地を美咲が励ますシーンで「糸」が流れていました。とても感動的な陸王のシーンに「糸」の歌詞はピッタリでした。

「糸」は歌手・中島みゆきさんの35枚目のシングルです。1998年2月4日に「命の別名」と共に両A面シングルとして発売されています。「命の別名/糸」はTBS系ドラマ・聖者の行進の主題歌に用いられ、当時話題となっていました。

「糸」は様々な歌手によってカバーされています。カバーした歌手はJUJUさん、柴咲コウさん、福山雅治さん、EXILE ATSUSHIさん、Aimerさんなど。他にも多くの有名アーティストがカバーして歌っています。また、CMソングとしても多く起用されたり、カラオケでもよく歌われる曲にランクインしています。「糸」は発売から20年以上たちますが、色あせることなく愛され続けている素晴らしい曲です。

陸王の内容は誰が見てもわかりやすく、感動的なシーンも多いのが特徴でした。日曜劇場という激戦区の枠でも陸王は毎回高視聴率であり、人気ドラマだったようです。そんな陸王に使われたリトグリの主題歌・挿入歌。見ていた人は陸王で流れるリトグリの曲を聞いてどう思っていたのでしょうか。Twitterでの陸王に関する反応を見て行きましょう。

リトグリの所属レーベルであるソニー・ミュージックレコーズさんも、陸王最終回直前にツイートしていたようです。陸王最終回は12月24日。丁度クリスマスだったようです。最終回はかなり盛り上がったようで、視聴率も20％を超えていました。

リトグリの歌うJupiterと糸はカバー曲ということで賛否両論あるようです。好きではないという意見も。

いつも軽快でポップで、ノリのいい曲を歌うリトグリ。彼女たちの美しい歌声は一度聞いてしまうと病みつきになります。陸王の主題歌として歌っているリトグリのJupiterは平原綾香さんが歌う原曲とはまた違った味わいです。

昔から名曲として愛され続けてきた中島みゆきさんの「糸」。今回、陸王の挿入歌としてリトグリがカバーしたことにより、また若い世代にも浸透したようです。美しい歌詞とリトグリの素晴らしい歌唱力が合わさり、素敵な曲へと紡がれていました。

陸王は全10話で完結となっています。徐々盛り上がりを見せるストーリーを盛り上げるように、リトグリの「Jupiter」と「糸」も人気を集めていったようです。

陸王第6話では「糸」と「Jupiter」どちらの曲も流れました。シーンに合わせて流れるため、「今日の陸王ではどっちの曲が流れるだろうか」と予測しているツイートも多かったです。

いかがだったでしょうか。TBS系にて日曜劇場枠で放送されていた「陸王」の主題歌・挿入歌についてまとめてみました。陸王の主題歌・挿入歌を担当していたのは、今の若い世代を中心に人気を集めている女性ボーカルグループ・リトグリことLittle Glee Monster(リトルグリーモンスター)が担当していました。

主題歌・挿入歌になった「Jupiter」と「糸」はどちらもカバー曲ではありますが、リトグリにとって、また知名度を上げる大切な曲となったことでしょう。また、リトグリが歌うことによって、「Jupiter」と「糸」という曲を知った若い世代も多いはずです。

陸王はすでに終わっていますが、現在Blu-ray＆DVDが発売され、レンタルも始まっているようです。面白いと話題になっていたので、見たことのない人は一度陸王を見てみるといいかもしれません。陸王の面白さと、リトグリの歌のすばらしさを是非ご覧ください。