ジェシカジョーンズのあらすじや感想ネタバレ！見る前に知っておくべき事実とは？

ジェシカジョーンズは有料動画配信サービスのNetflix限定で放送されている、アメリカの大人気コミック出版社MARVELのヒーロー「ジェシカジョーンズ」を主人公にしたドラマです。元ヒーローで現在は私立探偵として活動するジェシカジョーンズが、とある事件に関わった事で自身への過去とも向き合う事になるストーリーはNetflixオリジナル作品という事もあり、ジェシカジョーンズの為にNetflixと契約したという人もいる程に人気です。

MARVELのヒーロー作品というとどうしても派手なアクションに目がいきますが、ジェシカジョーンズはその能力よりもジェシカジョーンズ自身の心の闇や心理描写、さらに心理戦を主軸において描かれている点も人気の一つとなっています。

ジェシカジョーンズに限らずNetflixではオリジナル作品の予告編を多数公開する事があり、ジェシカジョーンズも予告編が2つ公開されています。最初に公開されたのが上のショートバージョンです。この予告編はジェシカジョーンズがドラマ化されると発表されたとほぼ同時に公開されたものになっています。

さらに数カ月後には、実際にドラマのシーンも取り入れたロングバージョンの予告編が公開されています。ロングバージョンではさらにドラマで描かれる内容についても触れる形で、そのあらすじの概要や公開時には既に発表されていたキャストも分かるようになっています。

同様の方法はその人気振りから制作が決定発表されているジェシカジョーンズ2でも行われており、既にショートバージョンに関しては公開されています。

ジェシカジョーンズはニューヨークでエイリアス探偵事務所を構える私立探偵をしています。そんなジェシカジョーンズの元に女子大生ホープの失踪事件の調査の依頼が来ます。しかしジェシカジョーンズはその事件の裏にかつて関係を持っており、ジェシカジョーンズの人生に大きく影響したキルグレイブが絡んでいる事に気づいてしまうのでした。

キルグレイブは言葉で人を操り、洗脳してしまうという能力の持ち主です。ジェシカジョーンズはキルグレイブがその能力を使い、ホープを失踪させ、さらにホープの両親がジェシカジョーンズに相談に行くように仕向けた事に気づきます。それはキルグレイブからジェシカジョーンズに対しての挑戦状でした。ジェシカジョーンズは過去の自分にも向き合いながら暴走を始めるキルグレイブを止める為に奮闘する事になるのです。

ここからはジェシカジョーンズに関して既に視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。ジェシカジョーンズはドラマでありながら配信後もいつでも好きな時に見られるNetflixという媒体もあって現在でも多くの感想が集まっています。

ジェシカジョーンズはMARVELのヒーローの中でも特殊な形で描かれているだけにその世界観が好き、ハマったという感想が非常に多い作品です。一部にはその世界観が合わないという声も見られますが、独特な表現方法が好きだという声の方が多いです。

やはりジェシカジョーンズはヒーロー作品なので主人公であるジェシカジョーンズが目立ちやすく、ジェシカジョーンズを演じた女優クリスティン・リッターさんに触れる感想も多いです。可愛いという声から演技力に触れるものまで確認する事ができます。

またジェシカジョーンズは女優クリスティン・リッターさんが演じるジェシカジョーンズ以外にも多数の豪華な俳優・女優さんらキャスト陣が出演しており、その演技力の高さで作り出される世界観が良いとする感想も多いです。そのキャラクター性を上手く反映した熱演だったとする感想は非常に多くなっています。

ジェシカジョーンズは1つのドラマとして完結こそしているものの、世界観を共有するMARVELのヒーローでもある為に他の作品で語られている出来事なども多くなっています。ここからは知っておくとさらに楽しめるジェシカジョーンズに関わる事をネタバレありで紹介していきます。

ジェシカジョーンズはMARVELのヒーローの中でも非常に珍しい「元ヒーロー」です。超人的なパワー得たきっかけとなったのは子供の頃に起こった交通事故でした。この交通事故で父、母、弟を失ってしまったジェシカジョーンズでしたが、自身は謎の団体であるIGHにより治療されて復活。それにより高い身体能力と治癒能力を得る事になりました。

ジェシカジョーンズでは、制作順では後に主演ドラマが制作される事になるルーク・ケイジが先行する形でジェシカジョーンズに登場しています。原作のコミックのネタバレをすると、2人はチームを組み子供が生まれて夫婦になるような関係性だった事もあって、ドラマでも非常に親しい関係として描かれています。

ジェシカジョーンズのあらすじの中で重要な役割を果たすのがトリッシュ・ウォーカーです。既にヒーローを引退して普段はその力をあまり見せる事のないジェシカジョーンズですが、使った所を偶然にもも目撃してしまうのがトリッシュ・ウォーカーでした。トリッシュ・ウォーカーはジェシカジョーンズと能力の事を誰にも話さない約束をしています。しかしそこにもキルブレイブの介入が及びます。

こちらも原作のコミックのネタバレですがトリッシュ・ウォーカーは後に、「ヘルキャット」の名前でジェシカジョーンズを助ける存在となります。今後の展開によっては重要な立ち位置になる事が間違いない登場キャラクターです。

ジェシカジョーンズはMARVELのヒーローなので基本的な原作はMARVELの原作コミックになりますが、MARVELでは多数のヒーローと絡んでいる関係上、ドラマ化にあたってそれぞれの関係性の変更が行われています。その変更を担当した現場監督がが脚本家のメリッサ・ローゼンバーグさんです。

メリッサ・ローゼンバーグさんは映画「トワイライト」シリーズの脚本家として有名な脚本家で、過去にはエミー賞ノミネート2回、全米脚本家組合賞ノミネート2回という実績を持っています。

ジェシカジョーンズはMARVEL社とNetflixがタッグを組んで作られたドラマシリーズですが、制作されたのはジェシカジョーンズだけではありません。ジェシカジョーンズより先に放送された「デアデビル」、さらに本作でも登場した「ルーク・ケイジ」、それに加えて「アイアン・フィスト」「パニッシャー」とも世界観を共有しています。

同時に映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」とも世界観を共有しています。それぞれのヒーローが活躍する世界は全て同じ世界であり、それぞれが別の場所で活躍しているという形になっているのです。特にNetflixでのドラマ作品はその舞台の基本をアメリカ・ニューヨークに絞る事でより密接な世界観を構築しています。

その1つの集大成といえるシリーズ「ザ・ディフェンダーズ」も制作されるなど非常に関係は密接で、また舞台が非常に近しい事から登場キャラクターの中には複数の作品にまたいで登場するキャラクターも多いのが特徴です。

上記でも少し触れているように、ジェシカジョーンズはマーベル・シネマティック・ユニバースで単独映画が制作されているヒーローであり、Netflixを含めても他には類を見ない「元ヒーロー」というアイデンティティを持っています。他のヒーローと違い、積極的に自身の能力を使おうとはしませんし、使うにしても周囲に人がいない事を確認したりと自分の立場を極力隠そうとしています。

このような行動をするのはMARVEL作品では非常に珍しい存在です。その分ジェシカジョーンズは心理描写に主軸が置かれているので他のMARVEL作品と同じように視聴すると少し違和感を感じる程に画期的な作品になっているといえます。

MARVELを初めアメコミでは同じキャラクターが複数の作家で描かれる事は珍しくありません。ジェシカジョーンズも複数の作家に描かれていますが現在もジェシカジョーンズを手がけている作家の中で著名といえるのがブライアン・マイケル・ベンディスさんです。ブライアン・マイケル・ベンディスさんはドラマやテレビから強く影響を受けた作家でそのセリフ回しはドラマにしやすいと言われています。

その為原作シーンをそのままドラマにしたシーンが多い事もジェシカジョーンズの特徴の1つです。もちろん変更した点がないわけではありませんが原作ファンも楽しみやすい作品と言えます。

最後にジェシカジョーンズに登場するキャラクターとそれを演じるキャストをネタバレありで紹介しておきます。

ジェシカジョーンズの主人公はタイトルのままジェシカジョーンズです。上記あらすじでも紹介したように、子供の頃の交通事故によって超人的な能力を得て一時期はヒーローとして活動していましたが、現在はヒーローを引退して私立探偵として活動しています。

演じた女優のクリスティン・リッターさんは15歳からモデルとして活躍すると19歳の時に「恋する遺伝子」という映画で女優としてデビューしました。以降「ベガスの恋に勝つルール」「お買い物中毒な私」「ビック・アイズ」などに出演。さらにコメディドラマ「23号室の悪魔」で主演を務め天才詐欺師を演じて注目を集めました。

自身の主演作よりも先に出演する形となったのが強靭な身体を持つヒーローのルーク・ケイジです。過去にジェシカジョーンズが関わったバス事件で妻を亡くした過去を持っており、それがジェシカジョーンズとの1つの接点となります。ジェシカジョーンズとの出会いはルーク・ケイジが経営するバーにジェシカジョーンズが仕事の張り込みとして来た事がきっかけとなります。

ルーク・ケイジを演じたキャストは俳優のマイク・コルターさんです。2004年に「ミリオンダラー・ベイビー」にて本格的に俳優としてデビューすると注目を集め「ソルト」「ゼロ・ダーク・サーティ」などに出演しています。

ジェシカジョーンズの親友だった過去を持っているのがトリッシュ・ウォーカーです。ルーク・ケイジの妻が亡くなってしまったバス事件以降ジェシカジョーンズと疎遠になっていましたが関係を修復してジェシカジョーンズに協力するようになります。トリッシュ・ウォーカーはパトリシアの名前で芸能活動をしており、人気ラジオ番組のホストを務めるなどしています。

そんなトリッシュ・ウォーカーを演じたキャストがオーストラリア出身の女優、レイチェル・テイラーさんです。モデルとして活躍した後、「トランスフォーマー」にてマギー役を務めて女優としても知名度を高めました。以降女優として「シャッター」「ボトル・ドリーム カルフォルニアワインの奇跡」などにも出演しました。

ジェシカジョーンズにたびたび仕事を依頼してくる弁護士として登場するのがジェリ・ホーガスです。ジェシカジョーンズを探偵として評価する一方で気分屋であるとも評しています。ジェシカジョーンズが能力者である事を知っている数少ない人物でもあります。

演じたキャストはカナダ人女優のキャリー＝アン・モスさんです。ヨーロッパでモデルとして活躍した後、バルセロナで撮影されていたアメリカのテレビシリーズに出演した事をきっかけに女優としても活躍するようになりました。「マトリックス」のトリニティ役として有名な女優さんです。

ジェシカジョーンズの隣人で友人の1人として登場するのがマルコム・デュカスです。元々は薬物依存症で周囲に迷惑をかけるのが当たり前でした。実はキルグレイブのスパイであり、薬物依存症になったのもジェシカジョーンズの情報を集めるキルグレイブにそうされてしまったからです。ジェシカジョーンズの助けを受けて薬物依存症から脱しジェシカジョーンズを助けるようになります。

マルコム・デュカスを演じたキャストはオーストラリア出身の俳優エカ・ダーヴィルさんです。「パワーレンジャーRPM」で主演スコット・トゥルーマンを演じて注目を集めると「ヴァンパイア・ダイアリーズ」「エンパイア」に出演を果たしています。

アメコミにおいてヒーローvsヴィランの構図はお決まりですが、ジェシカジョーンズにおいてのヴィランがキルグレイブです。言葉で相手を巧みに操る能力を持っており、洗脳する事もできてしまいます。過去の事件で死んだと思われていましたが、再びジェシカジョーンズの前に姿を現す事になるのです。

そんなキルグレイブを演じたキャストはイギリス人俳優のデイヴィット・テナントさんです。幼少期から俳優を目指して活動しており数多くの作品に出演。世界的に注目を集めるようになったのが2005年に出演した「ハリー・ポッター炎のゴブレット」のクラウチ・ジュニア役、ほぼ同時期に同時に出演を初めたドラマ「ドクター・フー」での10代目ドクター役です。

ジェシカジョーンズはNetflixとMARVELが共同で制作した人気ドラマでMARVELヒーローであるジェシカジョーンズを主人公にしながら、そのあらすじは心理描写をメインとした他のMARVELヒーロー作品とは一線を画す作品となっています。他のMARVEL作品との世界観共有が行われている作品であり、非常に人気の高い作品です。

ドラマシリーズであるが故に映画のような駆け足になる事もなく、そのあらすじは非常に濃厚でしっかりとした世界観を構築。上記でもネタバレしているようにその独特といえる雰囲気をしっかりMARVEL作品の中に落とし込んだ作品です。まだ視聴していないという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか？