2018年08月16日公開
2018年08月16日更新
ザ・ディフェンダーズの感想とあらすじ!登場キャラやキャストも紹介
マーベルドラマヒーローが一堂に介するザ・ディフェンダーズ。映画シリーズのアベンジャーズのような派手さとドラマならではの長い時間をかけてのキャラクターの掘り下げなどで映画とはまた別に人気を集めたシリーズの集大成と言えるの作品です。今回はザ・ディフェンダーズをまだ見た事がないという人向けに、感想やあらすじ、登場キャラクターにそれぞれのキャラクターを演じたキャストを紹介していきます。
目次
マーベル発!ザ・ディフェンダーズの感想とあらすじは?登場キャラやキャストと共に紹介!
アメリカ2大コミック出版社、マーベルコミックを原作コミックとした定額動画配信サービスNetflixで放送されたヒーロードラマシリーズ。その集大成となる作品が「ザ・ディフェンダーズ」です。映画には登場していないヒーロー4人を中心に映画とはまた違った構成でマーベル映画ファンでもマーベル映画を見た事がない人にも楽しめる内容になっています。
それぞれのヒーローの活躍やおいたち、ヒーローとしての能力を得るまでを描く単独ドラマを放送した後、ザ・ディフェンダーズにて集結するという手法は、まさに映画「アベンジャーズ」で取られた手法と同じ方法ながら、当てるスポットの違いなどもあって、アベンジャーズとはまた違った楽しみで見る事ができます。
今回はまだザ・ディフェンダーズを見ていないという人に、視聴した人の感想やあらすじ、登場するキャラクターやそれぞれのキャラクターを演じたキャストなどを紹介していきます。
ザ・ディフェンダーズとは?
世界で一番の興行収入を誇る映画シリーズ、マーベルシネマティックユニバースから派生し、定額の動画配信サイト「Netflix」にてドラマとして作られたヒーロードラマ「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアンフィスト」の4作。それぞれのドラマのタイトルにもなっている4人のヒーローが偶然にも出会い共通の敵を打ち倒す為に結成する事になるチーム、それがザ・ディフェンダーズです。
出典: https://wired.jp
それぞれの物語がニューヨークにあるヘルズキッチン地区で展開されており、同じくマーベルコミックを原作とするヒーロー映画「アベンジャーズ」終盤のニューヨーク決戦の後、破壊されてしまったニューヨークの復興期をベースにあらすじが構築されていました。それぞれが特異な能力を持ち、それぞれの目的の為に行動しており、ザ・ディフェンダーズ開始時には一部を除いて面識などはない状態から物語がスタートします。
ある程度時間の進みをスムーズにできるドラマだからこそ、あらすじの中でヒーローとしての活躍や生い立ち以外のそれぞれのヒーローの日常的な部分、人間的な部分も描かれており、ヒーローをヒーローとしての側面以外にも触れているとして人気を集めました。
ザ・ディフェンダーズのあらすじを紹介!
ここからはドラマ「ザ・ディフェンダーズ」のあらすじを紹介していきます。あらすじの中心となる舞台はアイアンフィスト以外の3人のヒーローが活動の拠点とするアメリカ、ニューヨークのヘルズキッチン地区です。
ニューヨークでそれぞれ活動していた4人のヒーロー
それぞれの目的を元にそれぞれの持つ力を発揮していた4人のヒーロー達。ドラマ冒頭でもその目的に繋がりはなく、単独ドラマの時点で面識のあったジェシカとルーク以外はお互いの事も知らない状態です。デアデビルのマットはシーズン2以降、デアデビルとしての活動を休止中、ルークは刑務所からの出所した直後、私立探偵のジェシカの元にも新たな依頼が来るなど、繋がるようで繋がらないそれぞれの物語が展開されます。
唯一、今作で敵となる組織「ヤミノテ」と戦っている姿が描かれているのはカンボジアにいるアイアンフィストだけでした。そのアイアンフィストもまた、ヤミノテを追ってニューヨークに降り立つ事で、3人のヒーローと接点が生まれていきます。
それぞれの単独映画で彼らを支えたキャラクター達もあらすじの中で自然と登場しながら、それぞれの身に降りかかる事件を追っていくうちに繋がりが出来ていきます。この繋がりができるまでを何話も描けるのもドラマならではの特徴であり、ここに面白さを感じるという感想もある程です。
秘密組織ヤミノテが共通の敵!
彼らが共闘するきっかけとなる敵対組織が秘密組織ヤミノテです。Netflixで初めて放送されたマーベルドラマである「デアデビル」シーズン1からその存在について軽くですが姿を見せており、デアデビルシーズン2、アイアンフィストなどでより明確に敵対組織としての姿が描かれていました。ザ・ディフェンダーズにおいても最終的に彼らとの戦いが4人のヒーローを出会わせる事になります。
ただヤミノテに対しての姿勢は4人のヒーローで大きく異なります。ヤミノテの宿敵とも言われ、その生い立ちからヤミノテと戦う事にこそ生きる価値を見出しているアイアンフィストがかなり積極的に戦おうとするのに対し、デアデビルことマットやジェシカはかなり消極的な姿勢を見せています。
戦いを経て強まっていく4人の結束
4人のヒーローの出会いは共通の敵ヤミノテが関わっているとはいえ偶然に偶然が重なった結果であった事もあり、最初から抜群の連携を誇っていたわけではありません。むしろドラマの多くのシーンではそれそれがそれぞれの力を持って戦っているようなシーンの方が多いくらいです。
しかし超感覚を持つデアデビルのマットが音から地下への閉ざされた入口を見つけると、怪力のルーク・ケイジがその持ち前のパワーで入口を開くなど、徐々に連携するようなシーンも描かれていきます。彼らが真の意味でチームになったと言えるのはあらすじ的には最終回であると言っても不思議ではありません。
ザ・ディフェンダーズを見た人の感想は?
出典: https://lrnc.cc
ここからはザ・ディフェンダーズを見た人の感想などを紹介していきます。感想には単純に観た直後の感想から考察を含めた感想などもあり、さらに感想を聞いた上での考察なども行われているのでそちらも合わせて紹介します。
アベンジャーズのようなお祭りドラマ!
同じマーベルコミックを原作としているという事もあり、やはりザ・ディフェンダーズをアベンジャーズと比べる人は多いです。そのような印象もあって多数のヒーローが登場するお祭りのようなドラマであるという感想を持つ人は非常に多くなっています。
ただお祭りといっても、アベンジャーズがそうであるようにそれぞれのドラマのあらすじや流れなどをしっかり踏襲しており、登場するキャラクターもヒーロー4人以外もそれぞれの単独ドラマで登場したキャラクターが多くなっています。
宣伝方法なども似通っている事もあってやはりアベンジャーズと近い感想を持つ事が多いのでマーブル映画が好きな人であればまず間違いなく楽しむ事ができます。
それぞれのドラマの知識が必要
もちろんアベンジャーズと似ていると言っても全く一緒というわけではありません。アベンジャーズとの大きな違いとしては、アベンジャーズがそれまでに公開されている映画を観なくてもある程度楽しめるようになっているのに対し、ザ・ディフェンダーズはそれまでに公開されているそれぞれのヒーロー単独ドラマを見た上で楽しむ事を前提とした作りになっている事です。
長くても2時間強で物語が完結する映画と違いドラマシリーズである事、そして定額動画配信サービスという視聴のしやすさも相まって、それぞれの単独ヒーロードラマで行われたキャラクター紹介的な部分、それぞれのキャラクターの持つ相関図などはザ・ディフェンダーズの中では深く描かれていません。
内容的にもアクションが派手であるのはもちろん、物語を楽しむ形式になっているので、映画以上に先に公開されているドラマを見る事をおすすめする感想が多くなっています。
何故、他のヒーローが絡んで来ないのか疑問という感想も?
少しメタな感想ではありますが、何故ザ・ディフェンダーズには既にマーベル映画で活躍するヒーローが登場しないのかという感想があります。特に物語の中心となっているのがニューヨーク・ヘルズキッチン地区である事から、同じくニューヨークを活動拠点としているスパイダーマン、アベンジャーズの本部があるはずなのでアイアンマンが来てもおかしくないのでは?と考える人もいるようです。
しかしこれらはある程度整合性が取れています。スパイダーマンは映画のフェーズ3で描かれたシビルウォー(アベンジャーズから8年後の話という設定)の半年前にヒーロー活動を始めており、まだヒーロー活動をしていなかった事、アベンジャーズ直後のアイアンマンことスタークはアベンジャーズで死にかけたショックで精神状態が非常に不安定になっていた事などです。
さらに言えば、ザ・ディフェンダーズで起こった事件などはその多くが明るみに出ておらず、全てが終わってからようやくニュースになるような状態でした。そのような機密性があったからこそ、現場にいないヒーロー達は気付けなかったという感想に対しての考察が行われています。
ザ・ディフェンダーズの登場キャラは?
盲目の戦う弁護士デアデビル
昼は弁護士、夜は犯罪者を専門にしたハンターとなるキャラクターが本名マット・マードック、ヒーロー名デアデビルです。幼少期の交通事故で盲目になった影響で視力以外の感覚が異常な程に研ぎ澄まされてしまいました。その超感覚と言える程に優れた感性を武器に、法で裁けない悪を裁くヒーローとしてデアデビルとしての活動を行っていました。
相手にするのはあくまでも人間の犯罪者でありまた弁護士という立場もあってヒーローでありながら悪に対しても「不殺」を貫いており、その事が元で多く傷や怪我を抱えています。ザ・ディフェンダーズに先駆けて放送された「デアデビル」シーズン2にて、弁護士としてのパートナーでもあったカレンに自身がデアデビルである事を告白し、同時にデアデビルとしての活動を休止しています。
ザ・ディフェンダーズにおいてもその休止状態は継続しており、その事が他のヒーローらに迷惑をかける事さえありました。しかし本人の中にはまだデアデビルに未練があるような素振りも見せるなど複雑な心境が描かれているキャラクターでもあります。
怪力の人情家ルーク・ケイジ
冤罪での服役中に仮釈放を条件に受けた実験手術により、怪力と鉄のような皮膚を得た黒人ヒーロー、それがルーク・ケイジというキャラクターです。ルーク・ケイジはヒーロー名で、本名はカール・ルーカスと言いますが、デアデビルと違い正体を隠すなどをしていない事から普段からルーク・ケイジを名乗って生活しています。
ザ・ディフェンダーズで登場する4人のヒーローの中で唯一、単独ドラマが公開される前にジェシカ・ジェームスのシーズン1に登場しており、ジェシカ・ジョーンズシーズン1のあらすじの中で経営していたバーを洗脳されて爆破してしまいます。単独ドラマではその後からスタートし、複数の仕事を掛け持ちしながら、過去の経験から静かに暮らせれば良いと考えていましたが、虐げられる街の人々の為に立ち上がる事になります。
ちなみに原作コミックでは、ザ・ディフェンダーズでチームメイトにもなったジェシカ・ジョーンズと結婚し、娘を設けるなどしています。マーベルシネマティックユニバースが原作を忠実に再現しているわけではないのでどうなるかは不明ですが、ドラマでも恋人関係のようにも描かれているので今後の2人の関係にも注目が集まる所です。
私立探偵ジェシカ・ジョーンズ
過去の過ちからヒーローを引退し、私立探偵をしているキャラクターがジェシカ・ジョーンズです。過去に洗脳によって殺人まで行ってしまった事があり、その事を悔いてヒーロー業を辞めています。ヒーローとしての能力は怪力と高い跳躍力で、力そのものを失っているわけではないので、作中でも時折その能力を使っていますが、基本的にはその能力を使わずに人生を再建しようと奮闘しています。
性格はかなりズボラな上に気分屋で、探偵として調査能力の高さは持っているものの口が悪く依頼人と揉める事も多いです。ヒーローである事を辞めた身なのでザ・ディフェンダーズにおいてもヤミノテの事件に積極的に関わる事を嫌っていました。その口の悪さはディフェンダーズのメンバーにも発揮されており、あらすじの中で自然と彼女のキャラクター性を際立たせると共に他のキャラクターの個性を引き出してもいました。
ザ・ディフェンダーズ以降、シーズン2の製作が決定しており、ザ・ディフェンダーズでの活躍によって周囲に能力者である事を知られてしまったジェシカがヒーローとして扱われる事に向きあう姿が描かれるというあらすじが発表されています。
クンルンの鉄拳アイアン・フィスト(ダニー・ランド)
ヒマラヤ奥地の秘境クンルンで拳法を学び、その力を使って家族を殺した者に復讐をしようとするのがダニー・ランドことアイアンフィストです。アイアンフィストはダニーのヒーロー名であると同時にクンルンに伝わる継承名であり、アイアンフィストを名乗る資格はダニー以外にも持っています。
右拳に宿した不死の龍ショウ・ラオの氣と修行で得た拳法を使って戦い、その氣は肉体の強化に遠隔攻撃、回復などにも用いる事ができるようになっています。同時に父が大富豪であり、経営者でもあった事からその地位を継いでおり、ダニーとしても社長の地位をもっています。ドラマでは当初こそクンルンから戻ったばかりから始まりますが、同じく社長として就任する場面も描かれています。
さらに単独ドラマ「アイアンフィスト」ではザ・ディフェンダーズに直接繋がるヤミノテとの戦いも描かれており、これがザ・ディフェンダーズにおいてダニーがヤミノテとの戦いに積極的である理由になっています。
マットの師匠でキーマンスティック
主演の4人のヒーローを除いて作中での活躍が目立ったのがマットの師匠のスティックでした。デアデビルの単独ドラマでは自身の組織チェイサーにマットを呼び戻そうと画策するなど裏での行動が目立ちましたが、ザディフェンダーズではヤミノテに拘束される場面や、マット達と共闘するようなシーンも描かれています。
デアデビルで登場したスティックでしたがアイアンフィストとも深い関わりを持っているなどそれぞれのキャラクターを繋ぐパイプ役としての役割や、ヤミノテに関しての説明役などを務めます。4人と行動を共にするシーンも多くみられています。
ヤミノテのリーダーアレクサンドラ・リード
アメコミのヒーロー物と言えばヴィランの存在を忘れてはいけません。ザ・ディフェンダーズにはヤミノテの創設者であり幹部が全員登場していますが、その中のリーダー格で、メインヴィランとなるのがアレクサンドラ・リードです。デアデビルシーズン2にてデアデビルと相対する事になったエレクトラを復活させる命令を出すなど序盤からその役割をはたしていました。
一方でリーダーと言っても独裁者ではなく幹部と対立して意見をぶつけるような場面も描かれています。同時に今回のヤミノテの行動は、全て、寿命が近付いてしまっているアレクサンドラら幹部の延命の為でもありました。
ザ・ディフェンダーズに出演するキャストを紹介!
キャラクターの紹介が終わった所で、それぞれのキャラクターを演じたキャストさんについても紹介していきます。ザ・ディフェンダーズにてそれぞれのヒーローを演じているキャストはそれぞれの単独ドラマから継続してそれぞれのキャラクターを演じています。
デアデビル役のキャストはチャーリー・コックス
盲目ヒーロー、デアデビルのキャストはイギリス人俳優のチャーリー・コックスさんです。5人兄弟の末っ子としてロンドンで生まれました。父方の祖先がサーの称号を持つ貴族の家柄だったりします。2002年にドラマ「Judge John Deed」にゲスト出演して俳優デビューを果たすと、以降、映画やテレビ映画、ドラマに出演して実績を重ねてきました。
現在でもロンドンに兄弟と一緒に住んで生活しており、非常に真面目でストイックな俳優であるという認識を持たれています。イギリス在住という事もあり、デアデビルに出演が決まるまでデアデビルが盲目のヒーローである事を知らなかったそうです。しかし主演が決まるとすぐに漫画を集めてどのようなヒーローなのかを勉強したそうです。
デアデビルはNetflixでドラマ化される前にも映画化などが行われた事のあるヒーローですが、外国人でしかもアメリカに在住しないキャストが演じるのは初めての事です。
ルーク・ケイジ役のキャストはマイク・コルター
ルーク・ケイジのキャストに選ばれたのはアメリカ人俳優のマイク・コルターさんです。チャーリー・コックスさんと同じく2002年頃から俳優としての活動を始め、「グットワイフ」や「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」のようなテレビドラマ、「メン・イン・ブラック3」のような映画に出演してきました。
マイク・コルターさんはルーク・ケイジ役のキャストとして決まった時、ルーク・ケイジの持つ強靭な身体を再現するべく15kgも体重を増やして役作りを行ってそうです。またマーベルヒーロー映画の多くのヒーローと違い、素顔のままで戦うルーク・ケイジにアクション俳優を当てる事は出来ず、ほぼ全てのシーンでアクションまで担当してルーク・ケイジ役のキャストを務めあげました。
ジェシカ・ジョーンズ役のキャストはクリステン・リッター
ガサツながら優秀な探偵ヒーロー、ジェシカ・ジョーンズ役のキャストはアメリカ人女優で元ファッションモデルのクリステン・リッターさんです。15歳の頃にスカウトされた事でファッションモデルとして活躍し、東京でも仕事をした事がありますが、ファッションモデルとしての仕事よりも演技をする事に興味を持ち、2001年、19歳で映画「恋する遺伝子」で女優デビューを果たしました。
その後ドラマ「ヴェロニカ・マーズ」「ギルモア・ガールズ」などに出演する傍ら、さらに活動の幅を広げて音楽活動なども行っています。さらに最近ではスリラー小説「Bonfine」を発表し、作家としてもデビューしました。ただしあくまでもメインは女優活動のようで、現在でも主にテレビドラマをメインに多数の作品に出演しています。
主演キャストとなったのは「23号室の小悪魔」以来「ジェシカ・ジョーンズ」が2度目ですが、過去には賞にノミネートされた事もある実力を持ち合わせた女優さんです。
アイアン・フィスト役のキャストはフィン・ジョーンズ
アイアンフィストを演じたキャストはイギリス人俳優のフィン・ジョーンズさんです。2008年に俳優としての活動を開始すると、いくつかのテレビドラマに出演後、「ゲーム・オブ・スローンズ」のロラス・タイレル役に抜擢され注目を集めました。
騎士からヒーローとなったフィン・ジョーンズさんですが、アイアンフィストの主演キャストに決まった際に受けたインタビューで「まさに自分にぴったりの役だ」と感じた事を答えています。さらに「演じるにあたっては別人になろうとするのではなく、内なる自分を解放した」とも答えており、少し癖のあるキャラクターであるダニーに親近感を感じているようです。
ザ・ディフェンダーズにアベンジャーズは合流する?
ザ・ディフェンダーズを見た人の中でも特にマーベルファンが感想と共に抱く疑問を考察していきます。ズバリ「ザ・ディフェンダーズはアベンジャーズに合流するのか」です。
結論から書くと残念ながらアベンジャーズにザ・ディフェンダーズが合流する可能性は限りなく低いと思われます。ここからはその考察に至った要素などを紹介していきます。
アベンジャーズとザ・ディフェンダーズは同じ世界?
接点がないように思われがちなアベンジャーズとザ・ディフェンダーズ。しかし世界観設定的にはマーベルシネマティックユニバースに属しており、ザ・ディフェンダーズが活躍する世界にはアベンジャーズで活躍するヒーロー達も住んでいます。そういう意味合いにおいてはアベンジャーズにザ・ディフェンダーズが合流する事にはなんら違和感はありません。
さらにデアデビルシーズン1の公開前には興行的に成功すれば映画に舞台を移す事もあり得ると言われていたのでまったく可能性がないわけでもありません。しかし残念ながら現在、直近でアベンジャーズにザ・ディフェンダーズに出演したキャラクターが合流するという事は予定にないとも発表されています。
もちろん様々な要因がありますが1つ大きな要素と言えるのは目的意識の違いではないでしょうか。アベンジャーズに登場するキャラクター達は現在、アメリカ、地球どころか宇宙や多次元的な存在と地球を守る為に戦いを繰り広げています。一方でザ・ディフェンダーズはあくまでも自分達の庭であるヘルズキッチン地区を守る為に行動しているに過ぎません。
ドラマ版のあらすじの起点として映画アベンジャーズにおいてのニューヨーク決戦があるなど、密接に繋がっている事自体は間違いありません。しかし世界観が共通だから合流するとは言えない程にアベンジャーズとザ・ディフェンダーズの間には深い溝があります。
原作ではドクターストレンジはディフェンダーズのリーダー
ドラマの原作であるマーブルコミックにおいてもディフェンダーズというチームは登場しています。そしてそのチームのリーダーは既にマーベル映画にも登場しているドクターストレンジです。リーダーであるストレンジが先に出ているなら合流はあるのでは?と考えてしまいますが残念ながらそうは言えません。何故なら、原作でストレンジが率いたディフェンダーズのメンバーはドラマのメンバーとは大きく異なるからです。
ストレンジが創設し率いたディフェンダーズは創設時のメンバーはハルク、シルバーサーファー、ネイモアであり、ストレンジのヒーロー活動の根幹にある超自然的な脅威からこの次元を守る為に結成されたチームです。そしてアメコミではチームの移籍など頻繁に行われますが、残念ながらザ・ディフェンダーズの4人はこのディフェンダーズに一時的にでも在籍した事はないのです。
出典: https://ciatr.jp
ドラマのザ・ディフェンダーズの目的はヘルズキッチン地区を守る事という原作のディフェンダーズとは全く違う目的で結成されています。原作において全く接点がない4人というわけではありませんし、同じくニューヨークを活動拠点とするはずのスパイダーマンが映画に出演している事から可能性が0とは言えませんが、ストレンジ繋がりから映画に出演という事は無さそうです。
フェーズ4の変革次第では合流はあるか?
ザ・ディフェンダーズのメンバーが映画デビューする可能性があるとすればインタビューなどで答えられているアベンジャーズ4以降に展開されるフェーズ4の展開次第ではないかと思われます。フェーズ4は変革を行いこれまでとは少し違った形で展開するという事が発表されているのです。
ただしこの変革には1つ、埋めなければいけない壁があります。ザ・ディフェンダーズの物語の起点となるのは映画アベンジャーズです。アベンジャーズはフェーズ1の作品であり、映画ではさらに先にフェーズが進んでいる状態であるのに対し、ザ・ディフェンダーズの時間軸がフェーズ3終了時点に追いついているとも思えません。フェーズ4でザ・ディフェンダーズが合流する為にはこの時間軸の整合性を整える必要があります。
まだフェーズ4のあらすじやロードマップなどは公開されておらず、どのような展開がされるのかは一切不明ではあります。仮にドラマで活躍したキャラクター達映画にデビューするのであればこれまでのマーベルシネマティックユニバースのやり方を考えると何かしらの伏線などが展開されるのではないでしょうか。
単独ドラマの続編が製作決定しているヒーローが多い
ザ・ディフェンダーズ以降、既にシーズン2までの公開が行われているデアデビル以外の3人のヒーロー、「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアンフィスト」それぞれのシーズン2のドラマの製作が発表されているのも気になるポイントです。加えてデアデビルシーズン2で登場したキャラクター「パニッシャー」を主人公にしたドラマの製作も予定されています。
仮に映画に合流するのであれば、これらの単独ドラマで映画に合流するまでの過程を描くような形になります。フェーズ4の時系列に合わせる為という見方も出来ます。ですがそれぞれのキャラクターの考え方が地球を守ろうとするアベンジャーズに合うとは残念ながら思えません。
映画で起こっている数多くの事件がドラマの中ではあまり扱われていない点を考えても時間軸にズレが生じているのは間違いありませんし、これから公開される単独ドラマでその時間軸のズレが解消されるとはどうしても考えにくいです。
ザ・ディフェンダーズのまとめ!
今回はマーベル映画と世界観を共有しながらも独自の路線を走るドラマシリーズザ・ディフェンダーズについてまとめてみました。あらすじやキャストなどで紹介しきれない部分も多く、映画とはまた違った形で好評な感想が多いドラマシリーズになっているのでぜひ一度視聴してみる事をおすすめします。
映画もそうであるように原作であるマーベルコミックからは既に大きく展開が異なっており、今後の展開を予想するのは非常に難しくなっています。だからこそ今後のあらすじが非常に気になる所です。既にザ・ディフェンダーズ以降の製作予定も多くが発表されているのでザ・ディフェンダーズでの事件を経た上での新たなあらすじが展開されるのではないでしょうか。
マーベルシネマティックユニバース自体も高い評価を集める感想が多く、世界一の興行収入を誇る人気シリーズです。ドラマも好評である事から今後も継続して作品が発表されていくと思われます。ザ・ディフェンダーズはドラマシリーズの1つの区切りとなる作品なのでまだ視聴していないという人はぜひそれぞれの単独ドラマと共に視聴する事をおすすめします。
2018年8月現在も全てのドラマがNetflixにて公開中です。視聴の際は公開順に観ていくとその世界観をスムーズに掴む事ができます。今後さらなる展開が予想されるシリーズだけに今のうちに少しずつでも追いかけていく事をおすすめします。