オトナ高校の最終回はまさかの結末？ネタバレあらすじ・感想や続編の可能性は？

第2期土曜ナイトドラマ枠の第一作として放送された「オトナ高校」は、そのぶっ飛んだ内容で毎週波紋を呼び続けました。さて、その最終回は一体どういう内容だったのでしょうか？

まずは「オトナ高校」の概要をご説明しておきましょう。それは、政府が設立した公的機関であり、性体験のない30歳以上の男女に「本当のオトナになるための英才教育を受けさせる」というものでした。そこに、30歳で童貞の主人公・荒川英人をはじめ、32歳にして未だ処女のキャリアウーマンや、英人の上司などが入学し、二度目の高校生活が始まっていくという物語です！

まずは、「オトナ高校」に生徒側で出演された主なキャストの皆さんをご紹介します。

• 荒川英人（通称：チェリート　30歳）演：三浦春馬
• 権田勘助（通称：サショー　55歳）演：高橋克実
• 斑益美（通称：ヒミコ　35歳）演：山田真歩
• 川本・カルロス・有（通称：ヤルデンテ　33歳）演：夕輝壽太
• 園部真希（通称：スペア　32歳）演：黒木メイサ

次に、「オトナ高校」に教師側で出演された主なキャストの皆さんをご紹介します。

• 山田翔馬（通称：ペガサス　25歳）演：竜星涼
• 姫谷さくら（24歳）演：松井愛莉
• 嘉敷喜一郎（53歳）演：杉本哲太

トップバンクで将来を嘱望されるエリート銀行員・荒川英人は、ある日突然、見知らぬ男からピンクの書状を渡されます。それは「性体験のない30歳以上の男女が強制入学させられるオトナ高校」への入学召喚状でした。断固拒否しようとする英人でしたが、なんと拒否すれば逮捕・服役等の罰則があるというのです！

何とか入学を回避せんと、童貞を捨てることを画策する英人でしたが、メチャクチャなデートプランでもろくも失敗。結局入学と相成ります。そこで出会ったのは、未だ処女のキャリアウーマン・園部真希をはじめとする30代、そして40代はもちろん、英人の会社の上司である50代の権田勘助の姿もありました！

オトナ高校では、生徒たちの性の知識と異性への理解度を測るべく「オトナ偏差値テスト」を実施しました。その結果、英人は見事90点というプロ童貞ぶりを発揮しますが、真希は最低点。そんなある日、英人は真希が不倫相手の上司と一緒にいるところを目撃します。自分のことを棚に上げて真希にお説教する英人でしたが、当然真希に逆ギレされます。

そんなある日、スポーツをすることで性的ホルモンが分泌され、性行為に向かいやすくなると、校内で体育の授業が開始されます。そこで、引き籠りで少女漫画好きの斑益美はクラスメイトの川本・カルロス・有に惹かれ始めます。そして、英人は教師の姫谷さくらから「真希を不倫から解放するように」と命じられます。

ある日オトナ高校では、インターネット上にプロフィールを公開して恋人代行サービスをするという体験実習が行われます。そして、英人（以後、チェリート）、勘助（以後、サショー）、カルロス（以後、ヤルデンテ）の三人が指名してきたお客とのトリプルデートに向かいます。すると、そこで偶然にも、チェリートは小学校時代の同級生・中山遥香と運命的な再会をします！

しかし、実は遥香はチェリートの天敵でした。服から肉がはみ出るくらいのデブだったこと、クラスメイトに服を脱がされたりコンパスで背中をつつかれたり、壮絶な小学生時代を暴露されてしまいます。それでも何とか連絡先を交換できた三人。後日、チェリートと遥香は動物園デートに赴き、チェリートのありのままを受け入れた遥香とうまくいきかけますが、突如遥香に届いた不審なメールによって関係は壊れてしまいます。

チェリートと遥香の仲を壊したメールは、「チェリートは100人斬りの遊び人」という偽メールでした。チェリートはこのメールを送った犯人は「自分と遥香の仲を嫉妬した女だ！」と思い込み、真希（以後、スペア）を疑いますが、逆にスペアはチェリートが東大卒だと知った途端、突然チェリートに優しくなります。もちろん、そうなるとチェリートの方もスペアを意識し始めます。

そんなある日、オトナ高校では一泊二日の合宿研修旅行を敢行。ラブホテル見学に始まり、共同でのカレー作りや温泉旅館宿泊など、カップル成立イベントを次々と盛り込んでいきます。そこで、チェリートはスペアの気を引こうとするも空回りばかり。そして、夜の温泉では、チェリートとスペアが鉢合わせしてしまいます！

一方、サショーの浴衣にヤルデンテからの恋文が。待ち合わせ場所へ向かったサショーは、「俺はEDなんだ！」と告白してヤルデンテの想いには応えられないと言います。しかし、ヤルデンテが好きなのは実はチェリートであり、恋文を入れる浴衣を間違えたのでした。改めてヤルデンテはチェリートに告白しますが…。

ある日、オトナ高校に自分を「王子」と称する岩清水叶（演：城田優）が入学してきました。そしてなんと、この叶は総理の息子だったのです。ここで嘉敷校長は、「叶を卒業させたらボーナス支給」とあからさまな特別扱い。当然、さくらは早速誘惑しますが、叶はなびきません。それどころか、叶は授業はボイコット、校則も無視とやりたい放題です。

叶は、チェリートにも勝るプロ童貞でした。「童貞は誇りだ。恋人は想い続けるだけでいい」という思想のもと、ピアノに情熱を捧げていました。そして実は、昔コンクールで出会った初恋相手を未だに思い続けていたのです。それを、チェリートとサショーが応援し、叶は「想いを伝える」と二人に男の約束をします！

一方、チェリートへの想いを捨てきれないヤルデンテでしたが、チェリートと仲直りするために「元の友人同士に戻る」ことを選択します。そんなチェリートの方はと言うと、スペアのことが気になって仕方がなくなり、「お互いの仕事のために、二人で初体験を済ませないか？」と持ち掛けますが、スペアはそれを保留します。

これまで国家の極秘プロジェクトだったオトナ高校ですが、うっかり王子がチェリートとサショーの写真をSNSにアップしてしまったせいで、その情報が拡散され始めました。オトナ高校はしばらく学級閉鎖となり、山田（以後、ペガサス）先生が経営するスナックで特別課外授業が行われます。それは「子育て実習」と銘打たれ、ペガサス先生の5人の子供が登場しました！

子供をあやすことができないチェリートたちは、子供たちに罵られます。しかし、子供たちのために頑張っているペガサス先生を見て、チェリートもスペアのために生きよう！と決心。そんな中、サショーはスペアに水をぶっかけられたことが原因でEDが治り、スペアに気持ちが向いていきます。一方、チェリートはスペアとキスしかける夢を見るなど相変わらずの状態…。

そんな中、さくらが酔っ払ってチェリートに電話し、自分は人を好きになったことがないとカミングアウトします。そして、「好きじゃなくてもヤれるの～！」と言い放ちます。一方、益美（以後、ヒミコ）はペガサス先生が気になり始め、自ら一歩踏み出そうと、母親と話したりバイトを探したり、前髪を切ってイメチェンを図ったりと積極的になっていきますが、ペガサス先生のことはヤルデンテも狙っていました！

チェリートはついにスペアに告白しますが、「月曜まで待って」と返事を保留されてしまいます。その月曜とは、会社の一大プロジェクトのため、チェリートとサショーがニューヨーク出張へ旅立つ日でした。しかし、オトナ高校の生徒である以上、欠席は許されません。そんな折、さくらとスペアの二人から、同じタイミングで食事のお誘いメールが来ました。それも日曜の夜にです！

うまく事が運べば、日曜の内に童貞を捨ててオトナ高校を卒業できるかもしれない、そうすれば出張に行けると踏んだチェリートは、二人とのデートをダブルグッキング受諾しました。そして、仕事の電話など稚拙な言い訳をしつつ二人の間を行ったり来たり。最終的には全てバレてしまい卒業計画も失敗に終わりました。

ここで思わぬ展開！スペアの方からチェリートに「同棲しよう」と言ってきたのです。しかし、細かすぎるチェリートと重く考えるスペアでは全く意見が合いません。スペアに悩み相談されたサショーも、チェリートを応援したい気持ちとスペアへの想いに揺れます。そしてある日、さくらがチェリートのファーストキスを奪うという事件が起こります！

さあ、いよいよ最終回のネタバレとなります！オトナ高校の生徒たち、そして教師たちの運命はどうなるのでしょう！

さくらのキスにスペアは当然怒りますが、さくらはしれっと「なんかムシャクシャしてたから」と言い放ちます。そして、チェリートの成長の無さを指摘。これにチェリートは「もっと変わらなきゃいけない！」と奮起します。そんな折、オトナ高校の正式開校・来週で一期生卒業とペガサス先生の解任が言い渡され、チェリートは「この状況からみんなを救うのは自分しかいない」と立ち上がります！

突如「全員で卒業しよう！」とリーダーシップを取ったチェリートに、なんとクラスメイトも全員賛同という奇跡が起きます。そして、全員卒業のための計画書を必死で作り始めるチェリート。ここで、放置されてしまったことに腹を立てたスペアは同棲を解消してしまいます。そして、これはチャンスとばかりにサショーがスペアに猛アタックを開始します！

一方、ペガサス先生は自暴自棄になって毎夜飲み歩く始末。すると、ヒミコがペガサス先生に愛ゆえの怒りをぶつけます。ヤルデンテもペガサス先生を諦め、皆の気持ちがそれぞれの方向へと向き始めます。そんな折、さくらと会ったチェリートは、その場でさくらに自分への告白を促します。そして「好きだ」と告白したさくらでしたが、なんとチェリートはその返事を保留してしまいます。

ついにオトナ高校も一期生の卒業式。在校生代表としてチェリートがスピーチすると、なんとチェリート以外の全員が卒業決定！スペアは最も想ってくれるサショーと結ばれました。ヒミコは見事にペガサス先生と結ばれました。そしてヤルデンテは身近な後輩と結ばれました。結局、さくらにも振られたチェリートは一人童貞のまま、第二期生へとなったのでした…。

仰天の最終回を迎えたオトナ高校。その最終回の感想や評価はどうだったのでしょうか？ここで、ツイッターに寄せられた「オトナ高校・最終回」の感想をご紹介します。

やっぱり、毎週楽しみにしていたドラマが終わると寂しくなるものです。結末に納得できる！という感想がまず多かったです！

放送開始当初は、内容が内容だけに苦情も結構多かったようです。しかし、回が進むにつれて本当のテーマが見えてきたことで、それもなくなり、楽しい！という感想が多くなりました！

三浦春馬さんの演技を称える感想も非常に多かったです！これまでとは一変したキャラクターを見事に演じ切ったことで、さらにその評価が上がりました！

最終回で示された「恋愛の難しさ」を深く感じ取った感想も多かったです。主人公が必ずしも幸せな結果にはならないという展開も、逆に評価されました。

最終回らしい最終回という感想も目立ちました。伏線の回収とキャラクター全員の成長、そして素晴らしい「青春ドラマ」だったという感想は、ドラマのまさに総括です！

大好評の内に終了した「オトナ高校」ですが、その後スピンオフドラマが放送されました。それもまた面白い！と話題になりました。

「オトナ高校」のスピンオフ・ドラマは、2017年12月17日よりAbemaTVで配信されました。主人公はもちろん、本編でただ一人卒業できなかった荒川英人（チェリート）です。本編とはまた異なる趣で「冒険スペクタクル」として描かれる新たなストーリーです！

婚活アプリに登録しまくる毎日の英人。そんなクリスマス・イブ前夜、さくらが誘拐されるという事件が起こりました。国際テロリストの仕業と思われるこの事件。英人は「彼女を救えば国民のヒーローとなって、彼女と結ばれる！」と、仲間たちと救出作戦を開始します。ところが、そんな時に限って婚活アプリで目をつけていた綾乃からデートの誘いが来ます！

しかし、結局英人はさくらの救出を選びます。犯人がいると思しき場所へと向かう英人！そして犯人との対決に勝ちます！…しかし、その男はテロリストなどではなく、ただのオトナ高校入学希望者でした。そして、またもさくらと綾乃両方に振られてしまう英人。一人寂しくケーキを食べることになりますが、その強靭なメンタルは最後まで健在でした！

さて、今後オトナ高校の続編が制作される可能性はあるのでしょうか？あれだけ話題となった作品だけに、続編は誰もが期待していると言われていますが…。

結論として、今のところ「続編」や「映画化」といった具体的な話はありません。しかし、続編を望む声はその後も絶えませんので、いつか何らかの形で続編制作！という可能性は捨て切れません！

では、ここで「オトナ高校」の続編も求める声の数々を、再びツイッターからご紹介していきましょう。

最終回を観終えた瞬間、続編を望む声が多数上がりました。ひとまずスピンオフは制作されましたが、ファンはその後の展開も期待しています！

最終回も満足感とともに、二期があることを匂わせた終わり方でしたので、こういう意見も非常にたくさん見受けられました。

笑いあり涙ありという感想も多かったです。そして、その笑いと涙をもう一度！という気持ちが、続編への期待感ということにつながっています！

チェリートだけが卒業できなかったというラストは、まさに続編ありき？と思わせました。三浦春馬さんの演技という点でも「また観たい！」という声が大多数です！

意外な展開で最終回を迎えたオトナ高校でしたが、やはり第1話から綿密に計算されたストーリーでした。そして二期生では、生徒会長の英人がほぼ約束されているだけに、その期待感は膨らむばかりです！

以上が「オトナ高校」最終回までのまとめでした。初めは「性体験を済ませること＝オトナになること」という図式のドラマに見えましたが、最後に示されたのは「オトナになる」ことは「ゴールではなく」「始まり」とうことでした。性体験だけではなく、人としての成長が大事で、それは永遠に続くもの！というテーマが掲げられたのです。「オトナ高校」は、笑いと涙とともに真のオトナとは何かを教えてくれた、最高のドラマでした！