アンナチュラルの伏線回収がすごい!全サブタイトルの意味もネタバレ考察

法医学・司法解剖をテーマにした「アンナチュラル」は、石原さとみ・井浦新・窪田正孝・市川美日子の実力派俳優陣によるサスペンスミステリードラマです。脚本家の野木亜希子により作られたキャスト同士の雑談のようなセリフが、実は大きな伏線になっています。特にアンナチュラル最終回の事件解決の伏線は、市川美日子の言った雑談の中にありました。見ている人を唸らせた伏線は、サブタイトルにも隠れていてドラマの中で回収されます。そのからくりをまとめてみます。

アンナチュラルの伏線回収がすごい!全サブタイトルの意味もネタバレ考察のイメージ

目次

  1. アンナチュラルの伏線回収がすごいと話題に!
  2. アンナチュラルとは?
  3. アンナチュラルの主要キャストを紹介!
  4. アンナチュラルの最終回までの伏線をネタバレ考察!
  5. アンナチュラルの全サブタイトルの意味をネタバレ考察!
  6. アンナチュラルの伏線回収に対する視聴者の反応を紹介!
  7. アンナチュラルの伏線回収まとめ!

アンナチュラルの伏線回収がすごいと話題に!

アンナチュラルは、法医学をテーマにしたドラマです。アンナチュラルのクライマックス、中堂(井浦新)がずっと追いかけていた赤い金魚の遺体。その犯人は捕まりましたが、決定的な証拠がありません。しかし、大きなヒントがアンナチュラル第1話でしていた雑談の中に伏線としてあったことから、伏線の張り方、回収の仕方が、アンナチュラルはすごいと話題になりました。

普通の伏線は、わかりやすく出来事だったり、もっともらしい言葉だったりしますが。アンナチュラルの中の伏線はミコト(石原さとみ)や東海林(市川美日子)がポンポン言い合う、どうでもいいような雑談の中に含まれていたりします。その伏線の貼り方が絶妙で、新鮮に感じた人も多かったようです。

「アンナチュラルを見た人が、ああそうだったのか、ここにこういう形でアンナチュラルの最終回に伏線が回収されるのかと、皆が驚く回収の仕方もありました。このまとめではアンナチュラルのドラマの中やサブタイトルにまで隠されたアンナチュラル最終回までの伏線について、実況サイトやツイッターの意見を参考にして調べてまとめます。

金曜ドラマ『アンナチュラル』|TBSテレビ

アンナチュラルとは?

アンナチュラルは、亡くなった人の死因を調べ、死亡状況を推理していく法医学をテーマにしたドラマです。他の法医学ドラマとは一線を画しているのは、中堂の事件が物語の中心にあって、その解決に向けて徐々にチームが出来上がってきます。

アンナチュラルの事件の真実は、あまりにも根が深く複雑な要素の伏線もありました。みんなの可愛いポチのようにかわいがられていた六郎のUDIラボに入って来た理由がわかった時、六郎はUDIラボを出て行きます。六郎のやったことは、UDいラボの存続の問題にもなってしまいました。

そんな中、中堂の追いかけていた事件の犯人が捕まりますが、証拠が見つかりません。このままでは無実になってしまうと思った時、東海林がアンナチュラル1回で言ったことが伏線となって事件の解決という回収がされました。アメリカまで行き証拠をみつけ、事件は解決します。

アンナチュラルの最終回には、六郎のことも、六郎の真摯な謝罪により、UDIラボは、元通り、さらに中堂に傷つけられて出て行ったはずの坂本も戻ってきて、UDIラボは新しいスタートを切ってアンナチュラル最終回は終わります。最終回の様子は続編への伏線で、いつかその伏線が回収されて、アンナチュラル続編が出来ることが期待されています。

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アンナチュラルの主要キャストを紹介!

石原さとみ/三澄ミコト

「アンナチュラルの主人公である三澄ミコトは、一家心中の生き残りで、おばである夏代の家に引き取られ親子として暮らします。ミコトの心に影を落とす一家心中の記憶という伏線。なぜ自分の母親は心中をしようとしたのか、その伏線を回収したい気持ちで、死者の思いをたどる今の仕事についています。

アンナチュラルの主な舞台であるミコトの職場、UDIラボの仕事のパートナーの東海林とは気が合っていて、会話のテンポもいい感じです。東海林の困った時には駆けつけるミコト、ケンカをしても仲直りできるいい相棒です。

ミコトの恋愛についてはアンナチュラル1話で付き合っていた恋人と別れるシーンがあります。六郎がミコトと中堂が接触するシーンにやきもきするシーンがあります。これはアンナチュラル続編で回収されてほしいと、恋愛面での伏線の回収をして欲しいという意見もあります。

事件の真相を法医学の立場から解決し、警察ともやり合う事があります。実はアンナチュラルの主役を演じる石原さとみさんは「ブルドクター」というドラマで、法医学の先生と一緒に事件を解決する刑事役を演じたこともあります。

井浦新/中堂系

アンナチュラルを見終わると中堂の言った「クソ○○」というクソ語録が頭から離れないという意見もある程、クソを連発して、文句を言う法医学解剖医です。そのためパートナーの臨床検査技師がすぐにやめてしまい、長く続いた坂本も耐え切れず逃げだしたため、ミコトたちと組んで検査をするようになります。

過去に日彰医科大学で法医解剖医として働いていたが、恋人の遺体が運び込まれた時、自分の関係者の法医解剖は、隠蔽の恐れなどから禁止されているのに、行い日彰医大を解雇されてUDIラボに来た経緯があります。死んだ恋人には、赤い金魚の形をした死斑があり、別の遺体にもそれがあったことから、金魚の死斑を探すようになりました。

葬儀社の木林には、金魚の死斑があった遺体があると連絡してもらう約束も取り付けていて調べていました、真実がわかった時、犯人を殺すつもりで、犯人の家に行った時にはすでに犯人は、中堂から逃れるために警察に自首していました。

井浦新は、モデルARATAとして芸能界デビュー、その後俳優としてARATA名義で活躍してきましたが、情報解禁の関係から「平清盛」に出るために名前を本名の井浦新に代えたと思われていましたが、のちに撮影が決まっていた映画で三島由紀夫を演じた時、三島を演じた俳優がアルファベットの名前ではいけないと思い改名したと言います。

重厚な演技が多いため、アンナチュラルの中で、ミコトや東海林、六郎や、「クソ」と言って傷つけていた坂本のセリフで、びっくりしたりする表情が可愛いと話題にもなっていました。あまり家庭に匂いのしない俳優さんですが、2児の父だそうです。

市川美日子/東海林夕子

UDIラボで仕事をする前、監察医務院時代からミコトとの知り合いで、息のあう相棒。合コン好きで男性と出会う事を「異性間交流会」と言って有名スポーツジムの会員での合コンに誘われ、そこで薬を飲まされ男性から性暴力を受ける所でしたが、その男性が殺されたことで、容疑者と疑われます。アンナチュラルのキャラの中で唯一の肉食系。

ちょうど日本でも著名な人からお酒に薬を混ぜられた女性が、男性を訴えた事件があったり、世界でも「Metoo運動」が巻き起こった時期のドラマで、現代社会とアンナチュラルが融合していると評判にもなりました。

この時は、ミコトが助けに来てくれて容疑を晴らしてくれて事なきを得ました。その後ケンカをしてもすぐ仲直りしました。

東海林を演じた市川美日子は、姉妹でモデルをしていてそののち、女優に転身しました。映画ゴジラでの演技で、石原さとみと共演しています。クールな尾頭役でいくつかの映画賞を受賞しています。

窪田正孝/久部六郎

アンナチュラルの中のみんなの弟的なポジションですが、その行動から、ミコトが好きなのでは?と思う行動もあり、六郎の恋の伏線を回収してほしいという声も大きかったです。六郎は、開業医の祖父から始まって医大の教授である父、2人の兄も医者。六郎も当然医者になるという環境であったが、医大はやっと3浪して入ったレベルです。

そんな事情もあって、医者になる事に疑問を持ち現在大学は休学中。「週刊ジャーナル」でアルバイト記者をしていましたが、医学部の学生だったことから、UDIラボに届く情報から特ダネを取って来いと言われUDIラボで、助手のアルバイトを始めます。

ミコトの家庭事情も末次から聞かされています。バイクで通勤しているので、急ぎの用事がある時などは、ミコトを乗せてはしります。後半に「週刊ジャーナル」に情報や写真を提供していた事がバレて、自分からUDIラボを辞めていきます。偶然知り合った糀谷夕希子の父を案内してUDIラボに行った時に、中堂が犯罪を犯す危険性があると駆けつけます。

高瀬の事件が解決した後、父とも話し合い法医学の医師として休学していた大学に戻り勉強を始めました。そして神倉に伴われて1からUDIラボのアルバイトとして採用されました。地道に俳優として進んできた中、「花子とアン」で花子の幼なじみを演じたことで大きくブレイクしました。

松重豊/神倉保夫

アンナチュラルのドラマの中での癒しの存在である所長は、東海林から厚生労働省からの天下りと言われていますが、実は高い理想をもって、UDIラボの創設に力を注ぎました。2011年に起きた東日本大震災、これが上倉をUDIラボを作らせた伏線になっていて、身元不明の遺体が歯の治療痕から膨大の遺体を検査した歯科医の苦労を考え、それをデータベース化するしくみを作ろうとしていました。

しかし資金面でその計画も立ち行かなくなり、今は警察と厚生労働省からの援助を受け、UDIラボを何とか運営しています。。松重豊さんは、薬師丸ひろ子より1つ年上。薬師丸ひろ子がアイドル女優だった頃イベントに行ったことから、今回の共演では緊張したそうです。

飯尾和樹(ずん)/坂本誠

「クソ」が口癖の中堂と組んでいた臨床検査技師だったが、あまりに「クソ」と言われ過ぎてUDIロボをやめてしまいました。このままアンナチュラルのドラマから消えるのかと思ったら、大学病院の勤務で、いろいろ情報をくれたりしました。ムーミンが大好きで、中堂と離れて考えた時、中堂はスナフキンのような人間だと考えれば傷つかないと言って、アンナチュラルの舞台であるUDIラボに戻ってきました。

この当時、センター試験の問題にムーミンが使われたことでいろいろ問題になり、その流れでムーミンをアンナチュラルの伏線に使ったのなら野木亜希子すごい!と言われていました。

流星涼/木林南雲

いろいろと謎の多い葬儀者の職員、有能な人物で、お金と引き換えに中堂からの依頼で赤い金魚の死斑のある遺体があると中堂に協力しています。ミコトたちに頼まれて、調布飛行場で危険の迫った飛行機を止めるために、葬儀社の車で突っ走ったりもしました。

頼まれたのなら、仕事を淡々とこなすところもあり、アンナチュラル最終回に中堂が真犯人の高瀬を殺すつもりで、殺したら火葬場に送って火葬してほしいという依頼までしていました。普通ならできないと答えますが、木林は淡々とお金をもらって引き受けます。

この木林という人物の伏線がアンナチュラル最終回までに、回収されていないので、木林という伏線は何だったのか続編で回収してほしいという声もありました。アンナチュラルの放送の少し前朝ドラ「ひよっこ」で優しいお巡りさんだった流星涼と違う魅力のある木林も人気になりました。

大倉孝二/毛利忠冶

アンナチュラルのミコトたちの勤めるUDIラボに解剖を依頼する刑事、何度も顔を合わせているので、お互いに言いたいことを行っているが、東海林がレイプ未遂にあった時に「こんな背中の空いたドレスを着て、男の気を引こうとするからだ」と言った言葉でネットではかなり叩かれていました。

それでも、調査に協力的だったり、力になってくれる姿に評価は上がり、あるシーンで商事と見つめ合うシーンでこれは恋への伏線?なんていうシーンもありました。

吉田ウーロン太/向島進

アンナチュラルのドラマの中では六郎に次ぐいじられキャラ。「事件性はない」ことにしてさっさと仕事を終わらせたい毛利に対して、ミコトや東海林にのせられて、事件性があるかもという方向性に持って行かれそうになり、よく毛利に怒られている。

薬師丸ひろ子/三澄夏代

アンナチュラルの主人公ミコトの死んだ父の妹で弁護士。夫は昆虫学者で海外で研究を続けていいます。ミコトにとって義理の父の昆虫学者の知恵から絡まった伏線を解明することが出来たこともある頼りになる父です。母は、依頼された事件の伏線の回収の為に、UDIラボに仕事の依頼をすることもあります。

ミコトが結婚する予定だった関谷(福士誠治)とは、ミコトが仕事の都合で関谷の両親と会う約束をすっぽかしてしまった事から、関係が悪くなり、結婚も流れてしまった事を気にして、UDIラボに来るたびに、見かけた男性に(刑事たちにまで)ミコトの結婚相手探しをしようとしてミコトに叱られている優しい母。

小笠原海(超特急)/三澄秋彦

ミコトの弟で実家ぐらし、父が海外での研究を続けているので、家を守ってくれています。母や姉の事を優しく見守る優しい性格。仕事は予備校の講師をしています。ある事件の時には、ミコトたちと一緒に手掛かりを探してくれたり、頼りになります。

橋本真実/糀谷夕希子

アンナチュラルのドラマの中に時々出てくる謎の人物。実は中堂の死んだ恋人で同棲相手でした。「ちゃいろの小瓶」が出版され、次回作「ピンクのカバ」を書いている時に絵本作家として一人でやって見たいと同棲を解消し、高瀬不動産で物件を見て回っていました。

高瀬不動産で物件を見て回った後に殺されたというのは、アンナチュラルのドラマの中での大きな伏線となんていて、のちにこれが犯人へと繋がります。殺された遺体はごみのように捨てられていて、検死を中堂が行ったことが問題になりました。

検死された時に腐敗処理をされていた事で、糀谷夕希子はアメリカの産まれた地で土葬されました。腐敗処理された遺体がが土葬されたというのもアンナチュラルのドラマの中の大きな伏線になっています。

池田鉄洋/末次康介

週刊ジャーナルの編集者、バイトの記者の六郎が医学部の学生であることに目をつけ、事件のネタを拾わせるためにUDIラボに潜入させます。ミコトの過去の事なども調べ上げていて、意外に記者としての感や能力は高いです。

北村有起哉/宍戸理一

アンナチュラルの中で一番の悪党と言える人物とネットでも評判だった男。1話から事件のある所には顔を出しています。木林は彼のような男をマスゴミと呼んで切り捨てています。事件のネタを拾うためには、何でもやる男で、中堂と糀谷夕希子の事件の頃から、ネタ探しのために真実を探っていました。

真実の伏線には誰よりも早く気が付き、その伏線を六郎に手渡し、六郎の反応を試すようなこともします。高瀬はアルファベットの数だけ人を殺すのが目標と言っていたのに、それを黙って見ているどころか、その成果を写真に撮って高瀬に協力したことで、殺人ほう助の罪で、最終回に逮捕されます。

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アンナチュラルの最終回までの伏線をネタバレ考察!

1話サブタイトル:名前のない毒

アンナチュラルの第1話で、ミコトもUDIラボに来て3ヶ月という事がわかります。その割には、東海林との会話のテンポも良くご遺体を火葬してしまうから、後から調べられないなんて話の時に「アメリカでは、土葬の地域も多いから掘り起こして調べることが出来る」という雑談が実は最終回に続く伏線になっています。

今回の事件は海外から戻ってきた恋人が突然死して、薬物の研究所に勤める馬場路子(山口紗弥加)が疑われました。恋人の浮気を疑い美智子が毒殺したと。しかし行動を調べると、海外の出張先で感染したウイルスが死因だとわかりました。ここで終わらないのが、アンナチュラルの面白さです。日本でも感染し始めたこのウイルスで、この男性は批判にさらされます。

本当に感染を広げたのはこの男性なのか、ミコトたちが調べた結果、男性は空港から真っすぐ路子の元に戻り、久しぶりの夜熱いキスを交わしたと聞き出します。帰国の時点で感染していれば粘膜からの感染をするはずだと証明したのです。

ウイルスの拡散は病院内の院内感染とわかり、路子はほっとします。そんな路子にパンを差し出したミコト、恋人を失った悲しみで食べられないというと、そんな時だから食べなきゃダメと、言ったミコトの言葉に、2017年のTBSの冬ドラマ「カルテット」の「泣きながらご飯を食べたことのある人は生きていける」という松たか子のセリフを思い出したという昨年のドラマからの伏線か!なんて声もありました。

2話サブタイトル:死にたがりの手紙

ミコトの幼い日の心の傷「一家心中」の伏線が早くも2話で現れたと話題になりました。「アンナチュラルの大切な謎じゃないのか、こんなに早く出すのか」ネットでは言われました。トラックの中に閉じ込められたことで「ガラケーよりもスマホがいいと携帯会社が伏線を貼ったのか?」なんて意見もありました。

アンナチュラルの主人公ミコトの一家心中の生き残り。母親からラムネだと言って飲まされた薬は美味しくなくて口から出してしまいます。練炭がたかれる部屋の中、他の家族は深い眠りの中にあったのにミコトだけは苦しさから別の部屋に逃げ助かりました。そのミコトの思い出が伏線になり、1体だけ凍死している遺体の違和感から推理を働かせます。

今回犯人から謎に迫るミコトと六郎はトラックに閉じ込められ、池に落とされ危機一髪の中助け出されます。窮地にあっても水の成分から場所を特定してほしいというミコトとそれに答えた中堂、死ぬかもしれないなかで、生きて帰ったら何を食べるか話し合うミコトと六郎の姿にアンナチュラルは「生きる」がテーマだという意見もありました。

3話サブタイトル:予定外の証人

アンナチュラルでの中堂の「クソ」発言は今日はどんな言葉につくのかと話題になっていましたが、さすがに連発しすぎて、坂本から訴えられました。UDIラボで検死した遺体の裁判での証言をすることになったミコト。中堂が訴えられたことが伏線で、裁判の証言を中堂が拒否したためです。

カリスマ主婦が自分の夫を殺したという事件で、検察はこのカリスマ主婦を犯人と断定して「有罪の確率は「99.9%」というセリフをいいました。同時期に松本潤主演の「99.9刑事専門弁護士」が放送されていたため、予告の時点からこれは松本潤がどこかに見切れる伏線ではないかと、松本潤さんのファンの間で話題でした。TBSの「監獄のお姫様」の最終回の裁判シーンに松本潤さんが見切れたのも話題になった理由です。

犯人はカリスマ主婦を保つために弟の料理人にいろいろ命令していた姉を逆恨みして、姉に容疑が行くようにとした犯罪でした。ミコトたちは包丁についた砥石の成分からそれを発見しました。

4話サブタイトル:誰がために働く

バイク事故を起こした夫の死因が、バイク修理が原因なのか、健康診断を受けた時の誤診か、それとも超過勤務の疲れによるものか調べてほしいという、ミコトの母(薬師丸ひろ子)の所に持ち込まれた案件、死んだ男性の働いていた工場で作っているはちみつケーキをみんなで食べた後の他の見事だったのでみんなは断れなくなります。

事故の足跡をたどるシーンでは、ミコトの弟まで導入しての捜査です。見知らぬ男の出現に一瞬身構えるのは六郎、六郎の恋の伏線はどこに向かうのかというつぶやきもありました。ミコトと六郎の会話の中で、ブラック企業で働いていた今回の遺体。六郎の「なんのために働くのか」という会話は、日本人の仕事のあり方の問いかけかもしれないという声もありました。

ブラック企業の社長が自分のパーティの為に無理にバイクで届けさせたこの工場のケーキ。それが疲れ果てている男の意識を無くさせ、死に至りました。この場面が流れた時にはアンナチュラルの主題歌、米津玄師の「レモン」が流れます。「戻らない幸せがある」ここからの歌詞が、死んでしまった父親を思う家族にオーバーラップして泣けたという意見もありました。

5話サブタイトル:死の報復

アンナチュラルを見ている人はドラマ好きが多く朝ドラ「ひよっこ」で茨城弁をしゃべっていた泉澤祐希が今度は青森弁で話していることで、実況サイトは沸きました。わざわざ青森から妻の遺体の検死を依頼して持ってきた案件。妻とは言っていますが、同棲していただけで、籍もいれていなくて、妻の遺体は盗んできたものでした。

目撃情報と遺体の状態が異なることから、調べると犯人は鈴木(泉澤祐希)の妻の同僚だったことがわかります。鈴木が贈ったプレゼントのペンダントに嫉妬して、取りあげたことで海に落ちて死んでしまったのだと言います。助けを呼ぶことも無く、自分が海に飛び込んで自殺に見せかけたりしたことに怒った鈴木は妻の葬儀の時にこの女を刺してしまいます。

女性は助かりますが、ミコトは鈴木をそそのかした中堂に、怒りをぶつけに行きます。このシーンは最終回に向けて、犯人がわかった時犯人を殺そうとした中堂への伏線になっているシーンです。アンナチュラルの中でも印象的なシーンで、ミコトがはじめて糀屋夕希子の名前を中堂に言って過去の事件を聞きます。

6話サブタイトル:友達じゃない

合コン好きな東海林が、レベルの高い男性たちとの合コンあと、お酒に睡眠薬を盛られて、ホテルに連れ込まれたという事件にあります。アンナチュラルの事件はその男の死という思わぬ事件に、駆け付けたミコトは、東海林の尿検査や、男の検死などをしますが、東海林が殺していないという証拠は見つかりませんが、ミコトは東海林を信じ、東海林の服装を批判した毛利に言い返します。

その後のその男の仲間が殺されたことで、調べて行くと仮想通貨詐欺による仲間割れという事がわかり、狙われた最後の一人の小型機のパイロットが飛び立つ場所に木林の車で駆けつけるミコトたち。この事件の情報は、六郎が「週刊ジャーナル」に良く情報を売りに来ていた宍戸からのものでした。お礼と情報料を渡そうとすると中堂が、脅迫状をみた感想を聞いてきます。宍戸と中堂にどんな関係があるのかと疑わせるシーンでした。

7話サブタイトル:殺人遊戯

ミコトはある日、予備校講師の弟の秋彦から法医学に興味がある生徒があると頼まれて会いに行くと、白井というその生徒から連絡が入り、ある動画が贈られてきました。「法医学の先生ならこの遺体の死因を解明して見せろ」と言い「それがわからなければもう一人殺す」というのです。

白井が出していくヒントの中で、白井の学校で死体の主横山をいじめていた小池の存在が配信された動画を見た生徒たちに広がります。この配信をしている白井は自殺するつもりだと感じたミコトたちは、この場所がどこかを特定し、白井を自殺から防ぎます。

この事件が解決した後、中堂は夕希子の事件は連続殺人の中の一つでその事件の共通点として口の中の赤い金魚の死斑であることを教えてくれます。

8話サブタイトル:遥かなる我が家

雑居ビル火災が起こり、10体の遺体がUDIラボに運び込まれます。ほとんどが、そのビルの常連であったため、9体はすぐに身元がわかりましたが、1体だけわからないものがありました。そんな中、唯一の生き残りである高瀬の事でやってきた久部俊哉(伊武雅刀)は、息子の姿を見て所長に息子を首にして欲しいといい、六郎には早く大学へ戻れと言います。

アンナチュラル6話の最後の遺体は、六郎のように親との関係に悩み家を出た男でした。その男は、高瀬を助けた後、消防士だった父に教わった人を背負うための紐の結び方で、まだ火の手が広がっていない階に逃げ遅れた人達を運びましたが、消火は、間に合わず、その男が助けようとした人達、その男も煙に巻かれて命を落としました。

その男の父親は最後に人を助けようとした、それも自分が教えた方法で。親でも子でもないと言って遺体を引き取らないと言った父親は、その話を聞いて息子を家に連れて帰ります。生きていても心の通じ合わない六郎の親子、死んでから関係性を修復した親子。そしてUDIラボには妻の死を認めたくないヤシキさんの妻の遺骨も残されています。所長はヤシキさんの気持ちを察して時々訪ねています。

9話サブタイトル:敵の姿

アンナチュラルも大詰めに、スーツケースから発見された遺体には口の中に赤い死斑がありました。仲間たちと協力したことでこの赤い金魚がペット用のボールだという事がわかりました。見つかった遺体はホルマリンが投与されていた事で、死んだ時期に混乱させられたUDIラボのメンバーたち。そして六郎はまた宍戸から、ヒントになる資料をもらいます。その中には糀谷夕希子の書いたピンクのカバの絵があります。

六郎から話を聞き、アンナチュラル9話であの9番目の遺体が必死で助けた高瀬不動産の高瀬が犯人だったことを知り、中堂は走ります。ミコトと六郎は中堂に罪を犯してほしくなくて追いかけます。その頃高瀬はアルファベットになぞらえた26人目の殺人を終えて、遺体を溶かし終え、これまでの証拠の品をすべて庭で焼いて警察に向かいます。

必死で人を助けようとした男が、助けた男が大量殺人犯だったという8話から続く伏線はアンナチュラルの中でも背筋が寒くなる展開だったという意見もあり、その殺人犯が自分に復讐に来る中堂から自分を守るために逮捕してほしいと警察に出頭します。アンナチュラルの中では、本当に悪い奴がのうのうとしているそんな砂をかむようなやるせなさが一番現れているシーンも話題になりました。

10話サブタイトル:旅の終わり

高瀬は法律で裁かれることになり、アンナチュラル9話で見つかったスーツケースの女性の事を聞かれます。弁護士は、この女性はホルマリン投与が原因の死ではなく、ボツリヌス菌による死で、高瀬は腐らないようにホルマリンを投与しただけだと主張します。アンナチュラル3話サブタイトル:予定外の証人で出てきた検事がまた敵に回ります。

ミコトたちがその遺体から発見したボツリヌス菌の情報が何故漏れているのか、それは「週刊ジャーナル」と繋がっていた六郎でした。神谷所長は週刊ジャーナルの記事を差し出して、六郎に確認すると、皆に謝って、UDIラボを出て行く六郎。弟のようにかわいがっていた東海林は、六郎が否定してくれるのを待っていたが、それでもなく、泣きながらも引き留めることもできないまま六郎を見送りました。

自分の行く道がわからず、小金をためるために入ったUDIラボへのスパイ行為は、みんなを苦しめる結果になり、六郎も苦しんでいました。いつも強気なミコトが母に今度は負けそうと言えば「生きている限り負けない」と慰められます。ミコトは裁判に勝つために、鑑定書にボツリヌス菌は出なかったと書けばいいとそう記した鑑定書を中堂から渡されるが、それは出来ませんでした。

行き場を失った六郎がコンビニで、週刊ジャーナルを手に取るとそこに糀谷夕希子の記事が載っていました。高瀬の被害者としてプライバシーが暴かれていました。抗議に行く六郎、そこで六郎は夕希子の父親にあいます。父親をUDIラボに案内すると、ミコトが中堂のいる場所にバイクで連れて行ってほしいと頼みます。

中堂が中瀬の悪事に加担していた宍戸に何かを注射し、宍戸は体のしびれを感じていました。解毒薬だと言った薬をちらつかせる中堂。最後の証拠の犬用のボールがあるからと言って取引し、解毒剤をもらった宍戸は、ボールを硫酸の入った瓶に入れて証拠は目の前で亡くなってしまいました。

勝ち誇ったように解毒剤を飲む宍戸だったが、その解毒剤こそが毒でした。やっとたどりついた六郎とミコトは、中堂を犯罪者にしたくなくて、その毒が何なのか聞いても答えない中堂、六郎はそれをなめてみて、かつて東海林から教わったエチレングリコールだと気が付きます。

アンナチュラル最終回の最終局面で、アンナチュラル1話の会話を思い出す六郎のすごい記憶力!とネットも沸いていました。そして救急車を呼び、宍戸は病院へ。夕希子の父親と話した結果、東海林は、夕希子のが土葬されている事に気が付き、ミコトたちはアメリカに飛び許可を得て、夕希子の遺体を掘りだします。防腐処理されていた夕希子の遺体は証拠として十分なものでした。

高瀬は正式に捕まり、宍戸も殺人ほう助の罪で逮捕されました。高瀬は子供の頃死んだ被害者たちと同じように母親から口にボールを詰め込まれる虐待を受けていました。

中堂は夕希子の親と和解し、六郎も法医学の医師となるために大学へ戻りました。そしてUDIラボには、強くなった坂本が戻ってきました。六郎の代わりに、署長は一人の医学生を連れてきました。「法医学を学んでいる医学生の久部六郎だ、よろしく」と言ってみんなに紹介する所長。みんなも知らん顔で六郎を受け入れてアンナチュラルは終わりました。

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アンナチュラルの全サブタイトルの意味をネタバレ考察!

サブタイトルに隠された伏線の様なつながりは、いろいろな観点から、推察されています。ネタバレになりますが、犯人の高瀬(尾上寛之)がアルファベットで示した殺害方法に当てはめていて、最後は、その殺害方法、死因が回収されてアンナチュラルのドラマの中でミコトたちが追っていた事件が伏線となって正解にたどり着くという考えもありました。

1話の毒・2話は自殺志願、3話は予定外から事故、4話は過労死にみせかけて、5話はナイフや溺死、6話は友達の裏切りによる自殺、7話は快楽殺人、8話は遺体が切り刻まれ溶かされ帰れなくなった遺体、9話は火事の中にあった敵の姿、そして最終回10話は、土葬されていた事で事件の全容が見え連続殺人という悪夢のような旅が終わるというもの。

こじつけ的な要素もありますが、最終回に向けてちりばめられた沢山の伏線の回収をタイトルから思い出してほしいという脚本家野木亜希子の思いが詰まっているという意見もあります。

その他、六郎の心情を描いたものがサブタイトルになっているという説や、糀谷夕希子の人生にあわせたサブタイトルだという説もありました。これは、見た人の心が一番しっくりくるというものでいいのではないかという意見もあります。

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アンナチュラルの伏線回収に対する視聴者の反応を紹介!

アンナチュラルのドラマのように推理の要素のガルドラマは、実況サイトやツイッターが盛り上がります。アンナチュラルについてつぶやかれた、視聴者のアンナチュラルに対する思いを取りあげます。

アンナチュラルのドラマは終わっても「Lemom」あちこちで流れているから、アンナチュラルは、いつまでも忘れられないドラマです。

中堂・ミコト・六郎の関係よりも、中堂・坂本の関係もアンナチュラルの中では愛されていたシーンでした。

Metoo運動、日本でもはあちゅうさん、伊藤詩織さんが、声を上げました。権力者がその権力で女性を好き勝手するなんてという風潮、なくなって欲しいという願いを込めたアンナチュラルのミコトのセリフに寄せた社会のあり方に伏線を張ったコメントも多かったです。

アンナチュラル最終回に向けた伏線の張り方は、アンナチュラル第1話から描かれました。始めと終わりだけ決めて、後で真ん中を作っていくやり方かななんて言う意見もありました。

上の2つのツイートは中堂が、復讐の為に毒を使うシーンに繋がる伏線です。アンナチュラルの伏線凄すぎます!

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アンナチュラルの伏線回収まとめ!

アンナチュラルのドラマの中にちりばめられた数々の伏線、ツイッターや実況サイトを見ながら、確認するとみている人の注意深さによってたくさん出てきていました。作者の時代感覚や、情報をドラマの中にさりげなく盛り込むその能力をほめたたえている人も多かったです。

伏線がアンナチュラルのドラマを引き立て、奥深く描かれるからこそ、アンナチュラル主題歌の「レモン」もヒットしたという意見もありました。レモンはあるカラオケチェーン店で2018年一番歌われた歌だったそうです。ドラマの印象とぴったりくる歌詞が、いつまでもアンナチュラルを忘れさせない効果を持っているという人もいました。

アンナチュラルの続編が出来た時、再放送された時、アンナチュラルの主題歌を聞いた時、アンナチュラルのドラマにちりばめられた伏線によって、奥の深いところまで描いたアンナチュラルのドラマを心に留めておくことが出来ます!

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