GTOのドラマ版歴代キャスト一覧！今と昔の違いを画像付きで比較紹介

『GTO』は藤沢とおるによる漫画作品です。週刊少年マガジンで1997年から2002年まで連載され、2009年に『GTO SHOUNAN 14DAYS』として復活し20011年まで連載されました。また、2012年には番外編『GT-R』が連載され、2014年から週刊ヤングマガジンで『GTO パラダイス・ロスト』が連載されています。実写ドラマ化の他に1999年から2000年にかけてアニメ版が放送されているほど大人気の作品です。

ドラマ版『GTO』は1998年と2012年の2回放送されています。2012年に放送されたドラマ『GTO』は1998年に放送されたドラマ『GTO』のリメイク版として放送されました。2014年にも放送されていますが、2014年に放送されたドラマ『GTO』はドラマ版の新シリーズとして放送されたドラマ『GTO』です。

1998年に放送されたドラマ『GTO』と2012年に放送されたリメイク版のドラマ『GTO』ではキャストが違います。登場人物の名前もほとんど同じですが、一部名前が変わっている登場人物もいます。1998年とリメイク版の2012年の歴代のキャストを画像付きの一覧にして比較しながら紹介していきます。2014年に放送されたドラマ『GTO』は2012年に放送されたリメイク版の新シリーズなので紹介していません。

鬼塚英吉は『GTO』の主人公です。ヤンキー時代は暴走族「暴走天使」を親友の弾間龍二とともに2人で潰したなどの伝説を残している人物です。女子高生が担任と交際しているのを見て、教師になれば女子高生と付き合えると考えたことをきっかけに教員免許を取り教師になりました。ドラマ版で鬼塚は元暴走族のリーダーで、神奈川の暴走族2000人を1人でまとめ上げたという伝説を持っています。

1998年版のドラマ『GTO』では反町隆史さんが主人公の鬼塚英吉を演じています。反町さんはデビュー当初ジャニーズ事務所に所属していましたが、1994年に俳優としてデビューし活躍し数多くのテレビドラマや映画などに出演しています。

反町さんが鬼塚英吉役として出演した1998年のドラマ『GTO』では、最高視聴率35.7%を記録しています。また、1998年のドラマ『GTO』の主題歌「POISON〜言いたいことも言えないこんな世の中は〜」も反町さんが歌っていて、50万枚を売り上げた大ヒットを記録しています。

2012年に放送されたリメイク版のドラマ『GTO』では、AKIRAさんが鬼塚英吉を演じました。AKIRAさんはEXILEのメンバーです。2006年にEXILEに加入しています。

AKIRAさんは『GTO』が連続ドラマ初主演でした。EXILEメンバーの地上波連続ドラマ主演も初めてです。鬼塚英吉を演じていたAKIRAさんは外見も金髪にして、原作の鬼塚英吉に似せていました。また、2012年のドラマ『GTO』で主役の鬼塚英吉の役はAKIRAさんではなく、元KAT-TUNのメンバーの赤西仁さんでしたが、何らかの理由で降板したとされていました。

冬月あずさは『GTO』に登場するヒロインの女教師です。ドラマでは北海道出身の英語担当の教師で、スチュワーデス志望でしたが夢破れ教師になったとされています。

1998年版のドラマ『GTO』では松嶋菜々子さんが冬月あずさを演じました。松島さんは1992年にファッション誌「ViVi」で専属モデルを努め、同じ1992年に女優デビューをしています。そこから数多くのテレビドラマや映画、CMなど多方面で活躍しています。

松島さんは1998年に放送されたドラマ『GTO』をきっかけに、主人公の鬼塚を演じていた反町さんと交際がスタートしています。2年後には結婚もしていて、2人のお子さんもいらっしゃいます。

2012年版のドラマ『GTO』では瀧本美織さんがヒロインの冬月あずさを演じました。瀧本美織さんは2003年にダンス&ボーカルユニットのメンバーとして芸能界デビューを果たしました。2006年にグループは解散していますが、2010年に映画のヒロイン役を獲得して女優デビューをしています。

滝本さんは生徒との関わり方に悩む教師の姿をドラマ『GTO』で熱演していました。髪型も原作の冬月あずさに近いショートヘアーにしていたのが印象的です。原作ではバスの中で痴漢から鬼塚に助けてもらったことがある設定になっていますが、2012年のドラマでは注意した不良に絡まれているところを鬼塚に助けられています。

相沢雅は鬼塚が担任を受け持つことになったクラスの生徒です。『GTO』で起こる教師いじめの中心にいて主犯格の人物です。母親は教育評論家でPTAの会長です。昔付き合っていた彼氏の事件がきっかけで大人を信用しなくなり、教師いじめを始めますが根は誰にでも優しい女の子でした。

1998年版のドラマ『GTO』では中村愛美さんが相沢雅を演じました。下の画像の真ん中にいる反町さんの左側にいるのが、相沢雅を演じていた時の中村愛美さんです。中村さんは1998年にドラマ「美少女H」で女優デビューをして、同年にドラマ『GTO』に出演しています。

『GTO』は高校が舞台の作品なので、相沢雅も高校生の設定でしたが中村さんはこの時まだ中学生だったようです。中学生と思えないほどの演技力と色気などから、中村さんが演じた相沢雅の影響力は大きく、中村さんはブレイク確実とも言われていました。

2012年版のドラマ『GTO』で相沢雅を演じたのは川口春奈さんです。2007年にファッションモデルとしてでユーをして、2009年に女優デビューをしています。テレビドラマを始め数多くの映画やCM、舞台などに出演していて、モデルとしても女優としても活躍しています。

川口さんは教師いじめの主犯格である相沢雅を熱演していました。しかし、1998年版で相沢雅役だった中村愛美さんの演技の印象が強かったこともあり、川口さんが演じる相沢雅は「何かが違う」といったような感想が多かったようです。

野村朋子も鬼塚が担任を受け持ったクラスの生徒の1人です。勉強やスポーツなど何をやらせてもダメでトロいことから「トロ子」という愛称で呼ばれています。

1998年版のドラマ『GTO』では野村朋子を黒田美樹さんが演じました。黒田さんは北海道出身の元女優です。ドラマ『GTO』で注目を集めてから、ドラマやCMなどで活躍しましたが2002年に引退を表明しています。引退の理由はわかっていません。

黒田さんが演じた野村朋子は黒田さんが容姿端麗だったこともあり、絶世の美女や可愛いといった感想が多くみられました。原作やアニメの野村朋子はロングヘアーが特徴的なキャラクターですが、ドラマ版『GTO』の野村朋子の髪型はツインテールでした。

2012年版のドラマ『GTO』では宮崎香蓮さんが野村朋子を演じました。宮崎さんは2006年に全日本国民美少女コンテストで演技部門賞を受賞しています。その後、数多くのテレビドラマや映画、舞台などに出演して活躍しています。

宮崎さんが演じた野村朋子も髪型はツインテールでした。しかし、宮崎さんが演じていた野村朋子はメガネをかけたメガネっ子だったので、「トロ子」という愛称で呼ばれていた野村朋子のイメージに近かったのではないでしょうか。

村井國男は鬼塚が担任を受け持ったクラスの男子生徒の1人です。成績優秀でスポーツ万能ですが、教師いじめの参謀の人物です。母子家庭であるため極度のマザコンでもあります。

1998年版のドラマ『GTO』の村井國男は池内博之さんが演じました。池内さんは高校生の時にスカウトされて芸能界に入りモデルとして活動した後、1997年に俳優デビューをしています。デビューしてからは数多くのテレビドラマや映画などに出演しています。

池内さんが演じた村井國男は原作と少し異なります。1998年版のドラマ『GTO』の村井國男は父親が暴走族の総長で、國男が生まれてからバイク事故で亡くなっています。当初は父親のことを憎んで悪口を言っていましたが、鬼塚によって悪口をいうことをやめて教師いじめもやめ改心しています。

2012年版ドラマ『GTO』では森本慎太郎さんが村井國男を演じていました。森本さんはジャニーズJr.です。2006年にジャニーズ事務所に入所して、ジャニーズJr.として活動を開始しています。現在はジャニーズJr.内のユニット「SixTONES」のメンバーで、テレビドラマや映画などにも出演をしています。

森本さんが演じた國男はクラスの中心的存在です。短期で直情的ですが、義理堅く友達思いな男気溢れた性格をしています。幼馴染で同じクラスの桑江遥に恋心を抱いている設定です。初めはクラスいじめの参謀の1人ですが、後に鬼塚の1番の理解者になります。

菊池善人も鬼塚の受け持ったクラスの男子生徒の1人で、教師いじめの黒幕の人物です。教師いじめの黒幕である問題児ですが、天才児でもあるので退学にさせたくても天才児が故に退学させられない扱い難い存在でもあります。

1998年版のドラマ『GTO』では窪塚洋介さんが菊池嘉人を演じていました。窪塚さんは1995年にテレビドラマに出演したことをきっかけに活動を開始しています。俳優として2002年までテレビドラマにも出演していましたが、主に映画や舞台で活動しています。

2012年版のドラマ『GTO』では鬼塚の合成写真を作って掲示したのは村井國男ですが、1998年版のドラマ『GTO』では窪塚さんが演じた菊池善人が合成写真を作り鬼塚を罠にはめようと問題を起こしています。窪塚さんは天才児でもあり問題児でもある難しい役の菊池善人をドラマ『GTO』で熱演していました。

2012年版のドラマ『GTO』では高田翔さんが菊池善人を演じていました。高田翔さんは2004年に子役としてデビューしてミュージカルに出演するなどしていましたが、2007年からジャニーズ事務所に移籍してジャニーズJr.として活動するようになっています。テレビドラマや舞台など主に俳優として活動しています。

高田さんが演じた菊池善人は全国模試主席の秀才で大門の息子でした。善人と同じように頭脳明晰であまりクラスメートとは関わりが少ない、同じクラスの神崎麗美と行動を共にしていた人物です。クラス内で行われていた教師いじめを面白半分に傍観していた人物でもあります。

吉川のぼるは鬼塚が担任を受け持ったクラスの男子生徒で、鬼塚が最初に問題を解決した生徒です。気弱な性格だったために同じクラスの女子生徒たちからいじめを受け、いじめを苦にして屋上から飛び降り自殺をしようとしたところを鬼塚に助けられた人物です。

1998年版ドラマ『GTO』で吉川のぼるを演じたのは小栗旬さんです。小栗さんは小学校6年生の時に応募したオーディションに合格し、エキストラとして活躍していましたが、1998年版ドラマ『GTO』で初めてレギュラー出演を果たしました。その後、数多くのテレビドラマや映画などに出演して活躍しています。

小栗さんが演じた吉川はいじめを受け自殺をしようとしたことがあるところは原作と変わりませんが、学校の朝会で根性を見せて女子生徒たちからのいじめから解放されています。小栗さんは1982年12月生まれなので、15歳の時にドラマ『GTO』で吉川のぼるを演じています。

2012年版のドラマ『GTO』では中川大志さんが吉川のぼるを演じていました。中川さんは小学校4年生の時にスカウトされ小学校5年生の時に現在の事務所に所属しました。2009年に俳優デビューを果たし、翌年の2010年には映画デビューを果たしています。その後はテレビドラマを始め、映画やCMなど多方面で活躍しています。

中川さんが演じた吉川のぼるも女子生徒からいじめを受けて自殺をしようとしたことは変わりません。しかし、1998年版と違ってヤクザの男に拉致された幼馴染の上原杏子を助けようと立ち向かい、袋叩きにされながらも杏子と仲直りをしていじめから解放されました。中川さんは気弱な性格から徐々に変わっていく吉川のぼるをドラマ『GTO』で熱演していました。

冴島龍二は鬼塚の悪友の警察官です。原作では冴島俊行という名前で登場します。原作ではもともと、鬼塚の宿敵でのちに悪友となります。

1998年版ドラマ『GTO』では藤木直人さんが冴島龍二を演じました。藤木さんは大学4年生の時に映画で俳優デビューをして、大学卒業後から本格的に芸能活動を開始しています。テレビドラマや映画などの他に、バラエティ番組のパーソナリティーを務めるなど多方面で活躍しています。

藤木さんが演じた冴島龍二は原作に登場するキャラとは名前が異なります。原作では冴島俊行という名前で登場し、冴島の他に弾間龍二という鬼塚の親友が登場します。藤木さんが演じた冴島龍二は冴島俊行と弾間龍二からとって、冴島龍二という登場人物ができたそうです。鬼塚の親友であることと警察官であることは、冴島俊行と変わりません。

2012年版ドラマ『GTO』では冴島俊行という役名になり、山本裕典さんが演じました。2005年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリとフォトジェニック賞を受賞し、芸能界デビューを果たします。翌年の2006年にはドラマ初出演をし俳優デビューをしています。数多くのテレビドラマや映画などに出演し活躍していましたが、2017年に事務所と契約を終了しています。

山本さんが演じた冴島俊行は原作と同じ名前です。1998年版のドラマ『GTO』では鬼塚のもう1人の親友の弾間龍二が登場しないため、冴島龍二という名前に変わっていますが、2012年版のドラマ『GTO』では弾間龍二も登場します。

内山田ひろしは鬼塚が赴任してきた学校の教頭です。文部省やPTAなどの組織に弱く、関係する人の前ではペコペコします。鬼塚の目の前で元生徒に暴言を吐いたため、鬼塚に飛び蹴りを食らわされる人物です。原作でもドラマでも鬼塚を敵視している存在で、ことあるごとに鬼塚に説教を食らわす鬼塚の天敵です。

1998年版ドラマ『GTO』では内山田ひろしを中尾彬さんが演じました。中尾さんは1970年から各映画会社やテレビで活動を始め、1998年にドラマ『GTO』に出演したことをきっかけに現代劇への出場が増加しました。テレビドラマや映画の他にも数多くのバラエティ番組に出演し、活躍しています。

中尾さんは鬼塚の非常識な行動が気に入らず、解雇したくてたまらない内山田を熱演しています。1998年版のドラマ『GTO』では内山田の妻・良子と娘・好子が登場し、娘の好子が鬼塚に惚れていることを知った内山田は鬼塚に嫉妬をしています。

2012年版ドラマ『GTO』の内山田ひろしは田山涼成さんが演じました。田山さんは俳優としてだけではなく、タレントとしても活躍している人物です。教師や医師、警察官、悪役、犯人役など芝居の幅が広く、色々な役をこなしていますが、小役人の役が多いこともあり「役人俳優」と自称しています。

田山さんが演じた内山田も鬼塚に敵意を向け、鬼塚を解雇させようとします。校長の椅子を狙って理事長の桜井に媚を売っていますが、受け流されています。1998年版のドラマ『GTO』には妻の良子と娘の好子も登場しますが、2012年版には登場しません。

桜井あきらは原作では桜井良子という名前で登場します。桜井は鬼塚が赴任してきた学校の理事長兼校長で、鬼塚を学校の教師として任命した人物でもあります。内山田教頭が頭が上がらない唯一の存在です。

1998年版ドラマ『GTO』では桜井あきらという役名で、白川由美さんが桜井良子を演じていました。1956年に映画デビューをし以降、数多くのテレビドラマや映画などに出演し活躍していました。しかし、2016年に心不全のため79歳で他界しています。

白川さんが演じた桜井はもともと理事長専任でしたが、前任の校長が辞めたことをきっかけに校長も兼任しています。数多くの問題を抱えている学校の未来を変えられる可能性を感じ、非常勤として鬼塚を採用しました。

2012年版ドラマ『GTO』では原作と変わらず桜井良子という名前で、黒木瞳さんが演じました。黒木さんは1981年に宝塚歌劇団に入団し、1985年に宝塚歌劇団を退団して芸能界へと転進しています。芸能界に転進した後は、1986年に公開された映画で映画主演デビューを果たしています。その後、数多くのテレビドラマや映画などに出演し活躍しています。

黒木さんが演じている桜井良子は2012年版のドラマ『GTO』では、理事長として登場しますが2014年に放送された第2期には理事長兼校長として登場します。桜井は学校内の状況を把握するために、校内の売店の店員として働いていますが、このことを知っているのは鬼塚と冬月の2人だけです。

この記事ではドラマ『GTO』に登場する歴代キャストを画像付きの一覧にして紹介してみました。1998年版と2012年版に分けて、歴代のキャストを比較してみると、2012年版の方が原作と同じ名前で登場したりキャストの外見も原作に近かったです。ドラマ版『GTO』にはドラマオリジナルの登場人物も登場したり、ストーリーも原作とは違う部分もあるので、原作を知っている人でも違った感覚で楽しめるのではないでしょうか？