ひとつ屋根の下の出演者が豪華!小梅(大路恵美)を襲った事件や現在を調査

1993年春、『恋愛モノ』を主としてきたフジテレビ系月曜21時の『月9ドラマ』が投入したホームドラマ『ひとつ屋根の下』。平均視聴率28.4%と最高視聴率37.4%(第11話)はどちらもこの年の視聴率No.1を記録しました。4年後には『ひとつ屋根の下2』も放送されるほどの名作ドラマとなりました。25年経った現在も活躍する豪華出演者や、小梅を襲った事件など、数ある名場面を振り返ります。

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目次

  1. ひとつ屋根の下の出演者が豪華だと話題に!
  2. ひとつ屋根の下の出演者を紹介!
  3. ひとつ屋根の下のドラマあらすじをネタバレ!
  4. ひとつ屋根の下の小梅を襲った事件や現在を調査!
  5. ひとつ屋根の下のドラマ主題歌を紹介!
  6. ひとつ屋根の下出演者まとめ!

ひとつ屋根の下の出演者が豪華だと話題に!

ひとつ屋根の下の『柏木兄妹』に名を連ねる豪華な出演者

物語の中心となる柏木家の6人兄妹。両親の死後から7年、別れ別れに暮らしていた6人が再び集まって、ひとつ屋根の下で暮らし始めることで物語が展開します。この6人兄妹を演じる俳優陣がとても豪華な顔ぶれです。長男達也役に江口洋介、次男雅也役に福山雅治、長女小雪役に酒井法子、三男和也役にいしだ壱成、次女小梅役に大路恵美、四男文也役に山本耕史という、現在も多方面で活躍されているとても豪華な出演者陣です。

柏木家を取り巻く出演者も豪華!

ひとつ屋根の下の脇を固める出演者も、多くの有名俳優陣です。両親の死後、それぞれの場所で生きてきた6人の兄妹たちですが、それぞれを取り巻く関係者や物語があり、こちらもとても丁寧に描写されています。関係者を演じる出演者がとても豪華で、現在は誰もが知る国民的俳優の新人時代だったり、ひとつ屋根の下が俳優デビューだったという出演者もいるようです。

ひとつ屋根の下の出演者を紹介!

達也/江口洋介

婚約の報告をするために、両親の死後、離れて暮らしている弟妹たちを訪ね、それぞれの事情を知ることとなる柏木家の長男達也。実業団のマラソンランナーとして活躍しましたが、怪我でマラソンを断念し、退社してクリーニング店を始めます。この達也を演じるのが江口洋介さんです。

人情に厚く、弟妹たちから『あんちゃん』と慕われる達也ですが、熱い想いが空回りしたり、好物のプリンを食べられ大人げなく兄妹喧嘩をしたりする、かなり三枚目なキャラです。お決まり文句は『そこに愛はあるのかい?』で、気持ちが上がると『柏木達也、歌います!』と熱唱が始まります。ひとつ屋根の下以降、現在の江口洋介さんとしてはあまりお目にかかれないコミカルな役どころです。

雅也/福山雅治

医学部の研修医で冷静沈着な『チィ兄ちゃん』を演じています。すぐに熱くなる達也に対し一歩引いたところから妹弟をしっかり見つめ、サポートします。また、血の繋がらない妹、小雪への想いを抱きながらもクールに振舞う優しさには、切なくなった視聴者もいるかもしれません。

その後のご活躍も、音楽活動や俳優業と言わずと知れた福山雅治さんですが、役柄では医師や大学准教授といった、知的でスマートなイメージの福山雅治さんが定着したのが、ひとつ屋根の下で演じた雅也役だったとも言えそうです。

小雪/酒井法子

ひとつ屋根の下の兄妹6人のうち、唯一血の繋がりのない長女小雪を演じています。おおらかな優しさで兄妹を包み込み、達也のクリーニング店を手伝いながら家事一切を引き受けるしっかり者。兄妹からの悩み相談にも笑顔で励まし、優しく諭します。一方で和也が悪い仲間に戻ろうとしたときには、包丁を持って救いに駆け付ける激しい一面も。

そんな、とにかく優しさあふれる小雪の姿を、そのまま酒井法子さんに投影した人も多かったのではないでしょうか。その後も歌やドラマなど多くの作品に出演し、現在はディナーショーなどに出演されているようです。

和也/いしだ壱成

不良仲間と付き合いがあったり、傷害事件を起こし、収監された過去があったりする、血気盛んな三男和也を演じています。その性格から、達也としょっちゅう衝突し、食卓をひっくり返す兄弟喧嘩も日常茶飯事です。

熱い気持ちだけで妹弟を守ろうとする短絡的な性格ですが、下の二人からは『和にぃ』と慕われてもいるお兄ちゃんです。演じるいしだ壱成さんはひとつ屋根の下以降も多くのドラマ、映画、舞台に出演され、最近はバラエティー番組にも多数ご出演です。

小梅/大路恵美

成績優秀な高校2年生。両親の死後、親戚家に引き取られていましたが、大学進学費用を稼ぐため、キャバクラでアルバイトをすることに。達也、和也、雅也が次々と小梅を指名しにやってきて、他の客に小梅を近づけないように守ります。

最初は反発していた小梅も心を開き、達也たちとひとつ屋根の下で暮らすようになります。性格は達也や和也同様、すぐに熱くなる気質のようで、兄たちに負けず兄妹喧嘩を繰り広げます。亡き父の友人、幸夫おじさんになついて学校帰りに勉強しに行ったりします。

文也/山本耕史

バイクとの事故に遭い、車椅子生活になった文也は、施設にあずけられていました。知らなかった達也はショックを受け、文也を引き取ることにしますが、心を閉じた文也は話すこともしません。達也は中学生の文也を中学校に入れようとしますが、学校側に養護学校に行くようにと断られます。

達也は憤慨しますが、文也は、放っといてくれと言います。絵を描くのが好きな文也に絵の勉強をさせたいと、美大の講師、兵頭に頼みに行く達也。一度は断られますが、絵を教えてもらえることになり、喜ぶ兄姉たちに囲まれ、文也も次第に心を開いていきます。

現在もドラマ、映画、舞台と多くの作品に出演し、活躍中の山本耕史さん。私生活では結婚もされ、その後、雅也役の福山雅治さんが結婚したときには、『文也も結婚しましたよ。これからはそれぞれのひとつ屋根の下で』と他の柏木ファミリーの出演者と並んで、チィ兄ちゃんに向け、祝福のメッセージを贈っています。

日吉利奈/内田有紀

舞台女優。雅也が勤務する病院に入院しています。病気で舞台に立てないストレスを看護師にぶつけますが、雅也に諭され、惹かれていきます。一度は女優を辞めましたが、『普通に生きれば長生きできるけれど、舞台を降りたら死んでしまう』と最後は反対を押し切って復帰し、舞台に立ちます。

小梅の事件後、小梅を連れて家を出た雅也には、『お兄さんは、ずっと先のことを見ている』と告訴をする理由を言います。雅也たちはいまの小梅を見ているだけだと。そんな芯の強い女性を、内田有紀さんが演じています。現在もドラマで多く見かけられます。

中川京子/風吹ジュン

小雪の実の母親。高校生の時に小雪を産み、育てられず柏木家に養子に出します。その後結婚し、夫婦で小料理屋を営んでいましたが、金策のため柏木家を訪ねてきます。小学生の娘がいます。一見、小雪を産み捨てた身勝手な女性ですが、小雪への想いに揺れ、悩む母親を風吹ジュンさんが演じています。現在も活躍を続けられている女優です。

中川恵/安達祐実

京子の娘、小雪の異父妹の恵を安達祐実さんが演じています。家を出た小雪が母親の京子に会いに行ったときに、姉とは知らずに出会い、言葉を交わします。まだランドセル姿が可愛い安達祐実さんです。現在も多くのドラマに出演しています。

広瀬幸夫/山本圭

柏木兄妹の亡き父の友人。診療所で医師をしています。柏木家の茶の間にも何かと顔を揃え、兄妹6人にとって頼れる存在の『ゆきおじさん』ですが、プリン1個を食べたの食べないのの兄弟喧嘩に『情けない!これで買ってこい!』と腹を立て、お札を投げる荒々しい一面も。

小梅の事件後、責任を感じていた幸夫は、小梅を守るために、富山へ行って医者をやるので、一緒に行こうと持ちかけます。山本圭さんは現在も多くのドラマ、映画に出演しています。

倉橋登志子/RIKACO

小梅がバイトをしていたキャバクラのホステス、ジャスミンさん。柏木クリーニング店に客として来店し、赤ちゃんを勝手にあずけたり、達也に恋人のふりを頼んだり、奔放に振る舞います。小梅を心配したり、達也にも気さくに接したり、気の良い女性をRIKACOさんが演じています。現在も、バラエティー番組や、コメンテーターとしても活躍しています。

兵頭五郎/小木茂光

美大の講師。文也に絵を教えてやってほしいと達也に頼み込まれ、一旦は断りますが、文也の才能を認め、文也を預からせてほしいと柏木家を訪ねます。演じる小木茂光さんは、現在も数多くの作品に出演しています。

松前ルミ子/河合美智子

公園で絵を描いていた文也と出会い、絵を教えるようになる美大生。兵頭の義妹。文也のデッサンを盗作し、心ない言葉で傷つけます。演じる河合美智子さんはその後も多くのドラマに出演しています。

木内裕蔵/清水紘治

柏木兄妹の亡き父の友人。雅也を養子にし、いずれは経営する木内病院を継がせることを決めていました。雅也を養子にしたその理由を、かつての婚約者だった、柏木兄妹の母にいちばん似ていたからだと雅也に告げます。初めは雅也に、達也とは付き合うなという態度をとっていましたが、木内家を去り、学費も返すと言う雅也に、ここにいた間は自分の息子だと、いつでも力になると、愛情を見せます。

榊千鶴/鈴木ほのか

達也の婚約者。怪我でマラソンを断念し退社してクリーニング店を営む達也と、結婚することが決まっていました。達也が文也を引き取ることになると、千鶴の父は、娘が苦労するとわかっているところへはやれないと頭を下げます。達也は自分から千鶴に別れを告げ、婚約を解消します。

榊隆雄/川津祐介

千鶴の父。文也を引き取ることにした達也に、『君のような人は立派だと思う。だけど娘の結婚相手としては』と結婚を諦めてほしいと頼みます。娘想いですが、達也のことも尊重し、温かく接する父親役を川津祐介さんが演じています。

社長/河原さぶ

和也の勤務先の社長。お金が盗まれたと騒ぎ、疑われた和也が警察に連行されます。達也は、盗まれたとされたお金を持って社長のところへ行き、これで見つかったことにして、和也の疑いを晴らしてほしいと頼みます。和也は、盗んでもないのにと怒りますが、社長が自作自演だったことを打ち明けます。

刑事/大杉漣

刑事。鑑別所にいた和也を敵視し、執拗に追い回したり犯人扱いをして、暴力をを振るいます。容赦なくひどい人柄の刑事を、大杉漣さんが演じています。大杉漣さんはその後も映画、ドラマに数多く出演し、2018年に亡くなりました。

日下部哲雄/辰巳琢郎

小雪の上司で既婚者。小雪とは不倫関係にあります。怒った達也は殴りかかりますが、ボクシングの経験がある日下部にやられてしまいます。『あんちゃんは不倫は嫌いだ』と達也は小雪に説教します。小雪は退社して、不倫関係も精算し、達也の家に引っ越しますが、日下部が寄りを戻そうと柏木家にやって来ます。

相手にしない小雪を侮辱し、出てきた雅也も殴り倒します。雅也は何度倒されても向かっていき、達也や和也が応戦し、日下部を諦めさせることに成功します。演じる辰巳琢郎さんは現在は、クイズ番組でも多く見かけられます。

三船愛子/中谷美紀

日吉利奈のライバルの女優。利奈が病気で舞台を降板し、主役に決まりますが、利奈が舞台復帰を果たし、下ろされます。中谷美紀さんは、『ひとつ屋根の下』が女優デビューでした。

斉藤博幸/寺脇康文

大手繊維メーカーのエリート社員。キャバクラの登志子の客ですが、結婚を迫るようになります。登志子は諦めさせるために、達也に恋人のふりを頼み、二人で斉藤に会います。後日、達也は登志子と結婚するつもりで、有頂天でプロポーズしに行きますが、登志子は、斉藤と結婚することを決めています。

桑名詩織/千葉麗子

小梅の同級生で、和也の憧れの人。恋人との間で妊娠したことを和也に相談し、和也は家の金庫から10万円を持ち出して、中絶費用として詩織に渡します。中絶手術にも付き合った和也ですが、詩織が相手の男とまだ付き合っていることを知って、落ち込む和也を雅也が元気づけます。

詩織を演じる千葉麗子さんは、芸能界を引退し、IT会社を設立したり、ヨガインストラクターをしたり、幅広く活躍しています。

熊沢慎二/中丸新将

小梅の事件の犯人の弁護士。加害者が19歳の予備校生で、前途有望な青年であること、また、被害者にとっては、法廷に立った場合の心理的圧迫を考えると、裁判を起こすのは妥当ではない、ということを伝え、示談にしようとします。達也は、まず親が来て謝るのが筋ではないかと、弁護士を追い返します。

大橋里枝子/萩尾みどり

達也が依頼した弁護士。小梅の事件を告訴しようと相談します。加害者側の弁護士熊沢と同様に、小梅にとってつらい裁判になることを理由に、達也に示談を勧めます。『妹はまだ、17なんです』と言う達也の言葉に言葉をなくします。凛とした弁護士を演じる萩尾みどりさんは、その後もドラマ、映画、舞台に多数出演しています。

ひとつ屋根の下のドラマあらすじをネタバレ!

柏木達也は実業団のマラソン選手で活躍していましたが、膝を怪我したことにより引退、会社を辞め、結婚相手とクリーニング店を営むことになります。両親の死後、別れて暮らしていた弟妹たちに会えることを楽しみに上京したものの、出迎えはなく、長男の達也は皆を訪ねます。両親の保険金をそれぞれの引き取り先に渡しているので、5人の弟妹たちもそれなりに幸せに暮らしているだろうとの考えです。

まず訪ねた長女小雪は、OLをして独り暮らし、あんちゃんを歓迎してくれますが、会社の上司と不倫をしていました。次男雅也は、木内病院を経営する父の友人に引き取られていて、将来は病院を継ぐ研修医。その養父に達也とは付き合うなと用意された手切れ金をあんちゃんにつき出します。

三男和也は傷害事件を起こし、鑑別所に入った過去がありました。自分に兄妹はいないと言い、訪ねてきたあんちゃんに、ナイフを突き付けます。次女小梅は成績優秀な高校2年生。引き取られた親戚の家では、同学年の女の子に嫌がらせを受けたり、肩身狭く暮らしていました。

あんちゃんが訪ねてきても、いまさら何なのと冷たくあしらいます。達也は、四男文也が引き取られた長野県を訪ねます。子供がいない夫妻に引き取られ、優遇されるはずでしたが、待望の子供が生まれ、疎まれだした頃にバイクとの接触事故で車椅子生活となり、施設にあずけられていました。

達也は、文也を引き取り、和也、小梅も引き取ります。小梅も不倫相手と別れて戻って来ます。雅也にも戻って来ないか、と誘いますが、いまの暮らしに不自由ではないと返されます。しかし、柏木家に雅也が必要だと考えた達也は、木内家を訪ねることになり、雅也も自ら木内の家を出ようと決め、兄妹のもとへ帰ります。

小雪は、実の母親が現れ、実の兄妹ではないことを知らなかった弟妹たちによそよそしくされ、家を出ることになったり、文也は美大生に傷つけられ、遮断機の下りた踏切に侵入したり、さまざまなできごとに絆を深めながら、兄妹たちはひとつ屋根の下で暮らすようになります。

ひとつ屋根の下の小梅を襲った事件や現在を調査!

ドラマで小梅を襲った事件とは?

ひとつ屋根の下で終盤に、衝撃の事件が起きます。小梅は17歳の誕生日に、風邪を引いた亡き父の友人である幸夫を見舞い、ひとりで家に帰る途中、男に襲われるという事件に遭ってしまいます。

すぐに捕まった犯人は、19歳の予備校生でした。示談を申し出る弁護士を追い返し、達也は事件の告訴を考えますが、傷ついた小梅のことを考えろと雅也は反対し、小梅を連れて家を出ます。和也も達也から離れ、昔の悪い仲間の元へ。バラバラになっていく兄妹を守る力をつけるために、達也はマラソン大会に出場します。

大路恵美さんの現在は?

ひとつ屋根の下の撮影当時、小梅とおなじく17歳だった大路恵美さんですが、この事件シーンの撮影も、17歳の大路さんに細心の配慮が行われ、できる限り現場に入るスタッフを減らして行われたとのことです。大路さんはその後も女優として多くの作品に出演しています。40歳を過ぎた現在もドラマや舞台、バラエティー番組など多方面でご活躍です。

ひとつ屋根の下のドラマ主題歌を紹介!

ひとつ屋根の下のドラマ主題歌となったのは、『サボテンの花~ひとつ屋根の下より~』です。財津和夫さんが歌っています。この曲は、1975年に、財津和夫さんがメンバーだったチューリップがリリースしたヒット曲で、1993年にひとつ屋根の下の主題歌としてセルフカバーしました。ひとつ屋根の下のドラマが高視聴率だったこともあって、売り上げは60万枚以上を記録しました。

ひとつ屋根の下出演者まとめ!

1993年の放送から25年の歳月が流れ、若手俳優、新人俳優だった出演者も、現在はベテラン俳優、中堅どころとなっています。それにしても、これだけの出演者が、まさにひとつ屋根の下に揃い、ひとつのドラマが作られることはきっとないのでしょう。4年後を描いた『ひとつ屋根の下2』も作られましたが。その後の続編は作られていません。もし、機会があれば、プリン1個で大喧嘩をする柏木兄妹に会えるのかもしれません。

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