過保護のカホコの主題歌は星野源のFamily Song！歌詞や挿入歌も紹介

「過保護のカホコ」は2017年に日本テレビ系で放送されていた連続テレビドラマです。豪華なキャスト陣でしたので、見ていた方も多かったのではないでしょうか。今回はドラマキャストや主題歌「Family Song」の歌詞、歌った星野源さん、挿入歌を作曲した平井真美子さんのプロフィールなどを紹介していきます。

ドラマの主題歌からCMソング、アニメ映画の主題歌まで多くの楽曲を提供している星野源さん。また、ドラマを盛り上げる挿入歌を作曲した平井真美子さんはどんな経歴の持ち主なのでしょうか。

「過保護のカホコ」は、史上最強の箱入り娘が両親とその実家で巻き起こる家族の危機を救おうと奮闘する痛快ホームドラマです。まずは登場人物の相関図を紹介します。

主人公は高畑充希さん演じる根本加穂子（21）。母親泉と父親正高の大事な一人娘として生まれた時から過保護に育てられてきました。世間知らずでアルバイトもしたことがなく、親に毎日着る服を選んでもらうなど、すっかり親に依存して生てきた加穂子。しかし加穂子も21歳になり、就職活動を機に社会の荒波にもまれ始めます。加穂子は就職試験に落ち続ける中、竹内涼真さん演じる麦野初と出会います。

加穂子は初と出会って初めての恋をしますが、過保護な両親は反対します。加穂子と初は認めてもらう為に努力しますが、このドラマの面白い所は2人の恋愛模様だけではなく、加穂子の両親である泉と正高の夫婦の問題や、それぞれの実家の家族問題が絡んでくることです。夫婦や親子の間にある考え方の違いや、ちょっとしたすれ違いが次々に現れて、加穂子は皆の幸せのために奔走していきます。

「過保護のカホコ」の主人公、根本加穂子を演じた高畑充希さんは、13歳の時「山口百恵トリビュートミュージカルプレイバックパート2屋上の天使（2005）」のオーディションに合格してデビューをしました。この後、「ピーターパン」をはじめ、多くのミュージカルや舞台に出演します。

高畑充希さんは女優以外にみつき名義で歌手活動もしています。歌手デビューは2007年にコブクロの小渕健太郎さんのプロデュースで「大切なもの」というシングルを発売しています。「過保護のカホコ」では箱入り娘で純粋な女子大生を演じていた高畑充希さんですが、枠に納まらない思い切った演技や歌でお茶の間を楽しませている女優さんです。

番組のオープニングタイトルでは過保護に育てられたことをイメージして、緩衝材で作られたドレスを着ていた高畑充希さん。ドレスのあちらこちらに荷物を送る際に貼る「取り扱い注意」などと書かれた注意を促すためのシールが貼られていて、とても好評でした。このドレスを手掛けたのは衣装デザイナーの武田久美子さんです。大量に貼られたシールもこのドレスのために作られたものだそうで、文字までデザインされているそうです。

• 近年のドラマ出演：「大河ドラマ軍師官兵衛（2014）」、「連続テレビ小説とと姉ちゃん（2016）」、「過保護のカホコ（2017）」「68歳の新入社員（2018）」など
• 近年のCM出演：「LIONバファリンルナi」、「NTTdocomo」、「FUJIFILMアスタリフト」、「ダイハツ工業ムーヴキャンパス」、「JRA」、「ケンタッキーフライドチキン」など

「過保護のカホコ」で麦野初を演じた竹内涼真さんですが、デビュー前はサッカー少年で、幼稚園の頃にサッカーを始め、高校時代には東京ヴェルディユースに所属。その後大学時代に怪我をきっかけにサッカーを断念したそうです。

知人の紹介で女性ファッション誌「mina」の男性モデルオーディション（2013）でグランプリに選ばれました。さらに「第43回東京モーターショー2013」の「次男は君だ！！オーディション」でもグランプリに選ばれ、ミニドラマ「車家の人々」で俳優デビューをしています。翌年「仮面ライダードライブ（2014）」で主演・泊（とまり）進ノ介を演じ、その後次々と連続ドラマに出演している俳優さんです。

• 近年のドラマ出演：「下町ロケット（2015）」、「時をかける少女（2016）」、「連続テレビ小説ひよっこ（2017）」、「過保護のカホコ（2017）」、「陸王（2017）」、「ブラックペアン（2018）」、「下町ロケット2（2018）」など
• 近年のCM出演：「メナード化粧品薬用ビューネ」、「ソフトバンク株式会社」、「味の素クックドゥ」など

「過保護のカホコ」で主人公の母親を演じた黒木瞳さんは元宝塚歌劇団月組トップ娘役です。女優転向後1987年に「化身」で新人俳優賞、1997年には映画「失楽園」で最優秀主演女優賞を受賞。活動は女優だけにとどまらず歌手としても活動していて、映画の主題歌やCMソングも歌っています。また、映画監督として作品を公開するなど多彩な女優さんです。

「過保護のカホコ」で主人公の父親を演じた時任三郎さんは、1980年にロックミュージカル「HAIR」でプロデビューしました。デビュー後はほぼ毎年のペースでドラマや映画に出演しています。1985年と1988年には日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞。また、10作以上のアルバムを発売している歌手でもあります。写真が趣味で、写真集も出すなど多彩な俳優さんです。

ドラマの中で、娘のことを後悔のないように育てたいと必死になっている母の泉と、娘の将来を心配しながらも甘やかしてしまう父の正高。そして両親の幸せを想い一生懸命になる加穂子。加穂子の成長によって家族の関係が少しずつ変化していきますが、親と子がお互いを想う絆の深い3人でした。

加穂子の従姉妹の糸役を演じたのは久保田紗友さんです。久保田紗友さんは演劇集団劇団ハーベストのメンバーです。久保田紗友さんは2012年の劇団ハーベストの旗揚げ公演「開園します！～girls look up!～」から出演されています。今後の活躍も楽しみな女優さんです。

• 生年月日：2000年1月18日
• 出身地：北海道
• 近年のCM出演：「第11代早稲田塾ガール」、「森永製菓エンゼルパイイメージキャラクター」など

過保護のカホコの主題歌「Family Song」の歌詞はどんな歌詞なのでしょうか。星野源さんはドラマの脚本を読み、家族をテーマにしたソウルミュージックにしたいと思い作詞作曲したそうです。

「過保護のカホコ」の主題歌として製作されたこの楽曲。星野源さんは「家族とは？」と考えに考え抜いて作詞をし、作曲もバンドのメンバーに付き合ってもらいながらこだわり抜いて朝までレコーディングをしたというエピソードが語られています。歌詞にも曲にも想いが詰まった楽曲になっています。

家族について深く考えた星野源さんの気持ちが込められた歌詞だということがわかるエピソードがあります。2017年9月28日（木）に放送されたNHKの番組「SONGSスペシャル星野源」で星野源さんが主題歌「Family Song」の歌詞について語っています。

「過保護のカホコ」の主題歌「Family Song」はPVも話題になりました。お母さんに扮した星野源さん。「過保護のカホコ」主演の高畑充希さんはお父さん役で出演しています。娘役で出演しているのは、お笑いタレントの藤井隆さんです。

（NHKで2017年に放送された「おげんさんといっしょ」の扮装と同じもの）。皆さん一見コントのように感じてしまうワンシーンですが、性別にこだわらない家族のかたちを見ることができます。プロデュースは星野源さんです。

ここまで「過保護のカホコ」の主題歌「Family Song」について紹介してきました。では、主題歌を作詞作曲した星野源さんはどんな人物なのでしょうか。ここからは星野源さんのプロフィールを紹介していきます。

星野源さんは埼玉県出身です。職業としては音楽家、俳優、文筆家です。音楽家としてはアミューズに所属していますが、俳優としては大人計画に所属しています。さまざまな世界で活動する星野源さんの活躍ぶりを見ていきましょう。

2000年にSAKEROCK（インストゥルメンタルバンド）を結成（2015年に解散）。2010年にはソロデビューし1stアルバム「ばかのうた」を発売。2011年に発売したアルバム「エピソード」でCDショップ大賞準大賞を受賞しています。

2016年にはアルバム「YELLOW DANCER」でCDショップ大賞大賞を受賞、シングル「恋」で日本ゴールドディスク大賞ソングオブザイヤーバイダウンロードを受賞するなど発表する作品が次々と話題になります。

ドラマや映画の主題歌として、星野源さんの曲が立て続けに使われています。「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」2016年10月05日発売、「過保護のカホコ」の主題歌「Family Song」2017年8月16日発売、「映画ドラえもん」の主題歌「ドラえもん」2018年2月28日発売、「半分、青い。」の主題歌「アイデア」2018年8月20日配信リリース。

俳優としても活躍していて、映画「箱入り息子の恋」で2014年に日本アカデミー賞新人俳優賞、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、TAMA映画賞最優秀新進男優賞、日本映画評論家大賞を受賞しています。2017年にはWOWOWの「連続ドラマWプラージュ～訳ありばかりのシェアハウス～」に主演しています。

「過保護のカホコ」の前年に出演した「逃げるは恥だが役に立つ（2016）」で主人公森山みくりの相手役・津崎平匡として出演。エンディング曲には星野源さんの「恋」が使われました。ドラマのエンディングで主要キャストが踊る「恋ダンス」が話題になり、「踊ってみた」動画が多数YouTubeにUPされました。

文筆家として本も出している星野源さんですが、2017年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で2014年12月号から連載していたエッセイ「命の車窓から」でブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門を受賞しています。

また、伊丹十三賞を受賞を受賞しています。伊丹十三賞はいろいろな分野で活躍した人に贈られる賞です。星野源さんはどの分野で活躍されても、現場では自分の居場所というものがないと思っていたそうですが、授賞式のコメントで「こんなに素晴らしい賞をいただくことができました。伊丹さんにはそれが君の場所だよって言われているような気がして、すごくうれしかったです。」と語っています。今後の活躍もご注目ください。

平井真美子さんは「白夜行（映画音楽）」、「偽装の夫婦（ドラマ挿入歌）」、「過保護のカホコ（ドラマ挿入歌）」など作曲家として数々の挿入歌を手掛けています。平井真美子さんの作曲だと知らずに聞いていることもあるかもしれません。平井さんはピアニストとしても活動していて、オリジナルCDも発売しているそうです。

「過保護のカホコ」の挿入歌は「過保護のカホコ・オリジナル・サウンドトラック」として2017年に発売されています。挿入歌が28曲入っており、ドラマの中のキャストやストーリーの喜怒哀楽をより表現しています。「過保護のカホコ2018ラブ＆ドリーム」の挿入歌としても使われています。

CM曲も多数作曲していて、「資生堂マキアージュ（CM）」、「キユーピー深煎りゴマドレッシング（CM）」などが平井真美子さんの作曲です。

私生活では2018年にシンガーソングライターの森山直太朗さんと結婚したことが発表されました。音楽家の2人、お似合いだと評判です。

「過保護のカホコ」のあらすじやキャスト、主題歌や主題歌を歌っている星野源さん、挿入歌を作曲した平井真美子さんについてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。「過保護のカホコ」は連ドラ終了後、翌年にはその後のストーリーがスペシャルドラマが放送された人気ドラマです。多彩なキャストの方々や、星野源さん、平井真美子さんの今後の活動にも是非ご注目ください。