相棒のシーズン15の全話あらすじと見どころは？最終回の内容もネタバレ

夜景にミラーボールが回っているような映像で始まる｢相棒」season15。ブラインドから顔を覗かせる杉下右京と冠城亘が登場する一話一話のストーリーは最終回まで見逃すことが出来ません。

一話完結型のストーリーとして2000年に放送された「相棒」。劇場版、スピンオフも公開され「相棒」の主人公・杉下右京と言えば水谷豊と連想できる程の人気シリーズとなっています。

子役から俳優としてキャリアを積んでいる水谷豊。自身初となる主演ドラマ「傷だらけの天使」で人気を博しました。映画「青春の殺人者」（1976年公開）の翌年、25歳でキネマ旬報主演男優賞を受賞しました。

1978年から翌年まで放送されたTVドラマ「熱中時代」の教師役で人気を博した水谷豊。同ドラマの刑事編で主題歌「カルフォルニア・コネクション」を歌うなどアーティストとしても活躍しました。1983年の映画出演後は俳優一本に絞りTVドラマを中心に活動しています。

若い頃は庶民的なキャラクターを演じていた水谷豊ですが、「相棒」では頭の切れが良く淡々とした役柄を演じています。私生活では新しい家に引っ越した半年後に、前の家に帰ってしまったという事があり、お茶目な部分も持っています。

好奇心旺盛な杉下右京は、切れ者過ぎて警視庁の上層部から睨まれ特命係に配属されます。何にでも首を突っ込み事件解決に挑む右京。水谷豊は独特な話し方と存在感で杉下右京を見事に演じて切っています。

少年時代、光GENJIのバックダンサーとして踊っていた反町隆史。当時は本名で事務所に所属しており、多数いるJr.メンバーの中に今では多方面で活躍している人達と活動していた経験があります。

ファッションモデルとしてパリ・コレクションに出演したり、1997年放送のTVドラマ「ビーチ ボーイズ」で俳優・竹野内豊とW主演を務めたりと活躍の場を広げています。その後、連続ドラマ｢GTO｣の主役で一躍注目を浴びました。

ドラマ｢GTO｣の主題歌を自身が手掛けたりと歌手としても活動していましたが、現在は歌手活動を休止し俳優業に専念しています。｢相棒｣シリーズではseason14からメインキャストとして出演しています。

ある事件をきっかけに法務省を辞めた・冠城亘。捜査を有利にする為、利用出来るものは利用するというしたたかな所もあります。反町隆史は事件解決に手段を選ばない危なく渋い二枚目を演じています。

歌手志望であった鈴木杏樹は17歳でイギリス・ロンドンに留学した経験を持っています。1991年に女優としてデビューした後、数多くのCMに出演しCM女王になったことがあります。｢ミュージック フェア｣では歴代の司会者の中で最長となる1995年から2016年まで司会を務めました。｢相棒｣シリーズではseason4とseason6、season10にも出演しています。

杉下右京の行きつけの小料理屋｢花の里｣の二代目女将・月本幸子のネタバレ。かつて事件を犯し刑期を終え、出所後は右京の推挙を受けます。鈴木杏樹は可愛さと美しさを兼ね備えた女将を茶目っ気たっぷりに演じています。

クイズ番組で見かける顔としておなじみの山西惇。京都大学を卒業後、石油化学メーカーに勤務しながら研究と役者を両立させていました。山西惇が所属していた劇団そとばこまちには俳優・生瀬勝久も在籍しており、当時勤務先の研修と舞台上演が重なり悩んでいた時、生瀬勝久の言葉も一つの力となり役者の道に進みます。

演出を手掛ける中、演技派俳優としても名が知られていて、テレビドラマや舞台でも活躍しています。｢相棒｣ではパンダのコーヒーカップを手にした課長のキャラクターで愛されています。

｢暇か｣というセリフを聞けば思い付く角田六郎。特命係の数少ない理解者で刑事課課長。事件解決となるヒントを何気に言う事もあります。山西惇は特命係の二人も課長には頭が上がらないという感じを大事に演じています。あらすじでは見えないコーヒーカップseason15では持っているのでしょうか。

塗装業をやっていたことがある川原和久。｢相棒｣のレギュラー出演が決まっても塗装の仕事をしていた時期もあります。俳優業だけでなくバラエティー番組にも出演したり、アニメの声優やPS3ゲーム｢仮面ライダー バトライド・ウォー｣のアポロガイストの声を担当するなど幅広く活躍しています。

自由な特命係を好ましく思っていない全シリーズに登場している捜査一課の刑事伊丹憲一。正義感を持っている仕事人間で、杉下右京が事件現場に現れると嫌な顔をします。川原和久は特命係を認めているのかいないのか微妙な役どころを演じていて、時折見せる可愛いと評判の仕草も見所です。

ラジオ番組のDJを務めたことがある山中崇史。自身が所属していた扉座の中心俳優として活躍しています。現在は所属場所を移籍し舞台でも活動の場を広げ、｢相棒｣ではseason2から出演しています。

伊丹のバディ芹沢啓二。先輩を立てながら時々先輩をからかう事もある刑事です。伊丹に捜査情報を漏らさない様に口止めされていながら、特命係に漏らしてしまう口の軽さもあります。山中崇史は劇中で右京と冠城にとって貴重な情報役を務めています。

仲間由紀恵と言えばヤンクミ。人気テレビドラマ｢ごくせん｣で山口久美子を演じたその元気で明るい演技とは違い、｢相棒｣では謎の官僚役を務めています。綺麗なロングヘアはデビュー当時から変わらず出演するテレビドラマや映画でも美しいままです。

テレビドラマと映画｢TRICK｣でもコミカルな演技を魅せてくれる仲間由紀恵ですが、2006年放送のNHK大河ドラマ「功名が辻」で女優として最年少の主役起用を成し遂げています。現在はその記録は更新されていますが、舞台、CM、声優と何でも熟せる実力派女優です。

ネタバレとなりますが、シングルマザーであり、警察官の官僚でもある社美彌子。ロシア人スパイと関係があると思われいて、公安調査庁からマークされています。season13から出演している仲間由紀恵、暴走する杉下右京とやり取り出来る唯一のキャラクターを演じています。

チャップリンの映画を観ていたという幼少期。浅利陽介は子役時代から活動していて、当時から大人顔負けの演技力でした。｢コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命｣のメインキャストに選ばれた撮影当初は、まだ学生で子役から脱皮出来るか悩んでいました。season14の最終回にゲストとして出演をし、｢相棒」season15では役者として大きく成長した浅利陽介の演技にも注目です。

警察官を父に持つ元公務員青木年男。杉下右京と冠城亘の見事なコンビネーションで捜査に協力させられます。あらすじでは分かりにくい何かありそうな匂いをさせている浅利陽介、その笑顔の裏にあるものは。

一般職を経て映画で俳優デビューした片桐竜次。｢仁義なき戦い｣シリーズなど1970年代から1980年代にかけてのアクション作品では優れた身体能力を発揮しています。時代劇や映画などで凶悪犯や悪役を多く演じてきましたが、近年では今まで培ってきた演技力で刑事ドラマの上層役も演じています。

刑事部の責任者内村完爾。事件を解決する杉下右京達に待ったを掛けたりします。水谷豊とプライベートでも長い付き合いのある片桐竜次。主役の邪魔にならないよう演技に気を付けているという彼は、｢相棒｣に欠かせない名脇役と評価されている人物です。

漫画家の夢を持ち芸術大学に進学した小野了。ある映画を観たことがきっかけで俳優を目指しドラマ「わが青春の甲子園 王貞治物語」でデビューしました。｢相棒｣season2からレギュラーとして出演しています。内心では特命係を頼りにしている所もあり、事件が解決した時に特命係のお陰と口走ってしまう事もあります。

特命係の活躍を認めその事を内に秘めている刑事部長中園照生。時には責任者の横暴な言動に反発します。｢相棒｣の数少ないレギュラーの一人小野了、この作品で知名度が上がり他のドラマや映画でも活躍しています。

元宝塚歌劇団雪組トップ娘役・鮎ゆうきを妻に持つ神保悟志。バラエティー番組｢嵐にしやがれ｣で本来のイメージと違った芸を披露した事があります。高校時代から役者の道を目指していましたが、当時は歯科技工士の勉強をしていました。エリート役やクールな役が多かった中で、｢牡丹と薔薇｣など昼ドラの常連キャストでもありました。

無表情に身内の悪を裁く監察官大河内春樹。冷血漢の様に見えながら、劇中でラムネを食べる所もあります。season2で登場した神保悟志ですが、右京には一目置いていて、特命係を陰で助ける役割を担っています。相棒ファンからラムネと呼ばれているというキャラクターのネタバレがあります。

蜷川幸雄らの演劇に通っていた大杉漣、1973年にある劇団員の募集に応募し研究生となります。その年に端役で舞台デビューし俳優として歩み始めます。33歳の時に60歳過ぎの老人役を演じた演技力が評価されその後も多くの作品に出演しました。

北野武監督｢ソナチネ｣に出演の際全てアドリブで演技する様に指示され、見事に演じ切ったことがで演技派俳優の一人として知られる様になります。映画やドラマで実力を発揮し、｢相棒｣では重要な役どころを担っていました。

青木年男が所属するサイバーセキュリティ対策本部の発足に携わっていた衣笠藤治。特命係にとって敵か味方か分からない青木と手を組む場面もあります。大杉漣は警視庁副総監という癖のある役で、season15から出演していました。

絵画が好きで日本や海外を旅しながら絵を手掛けている榎本孝明。劇団四季の研究生だった経験もあり、映画、ラジオなど様々な分野で活躍しています。古武術が特技でインターネットで古武術介護の解説を行った事もあります。古武術介護は日本に古くから伝わる武術の身体の使い方、考え方を介護技術に取り入れ、基盤となる身体の使い方を改善していくものです。

1995年から自身が出演している浅見光彦シリーズ。原作者から高い評価を受けていて、このどらまのタイトルを聞くと榎本孝明と浮かぶ人もいるのではないでしょうか。｢相棒｣では冠城亘を可愛がる法務省官僚役を演じています。

俳優の他に司会者、ナレーターなど様々な方面で活躍している石坂浩二。昭和ドラマの一つである｢ありがとう｣シリーズに出演したりとプロデューサー石井ふく子に見出された俳優です。｢ダウンタウンなう｣のナレーションや国立国際美術館の音声ガイドを務めた事もあり、テレビで顔を知っている人がいるだけでなくその声に聞き覚えのある人もいるのではないでしょうか。

特命係に所属していた息子が事件を起こしその責任を取る為、警察次長の座を降格された甲斐峯秋。｢相棒｣で見せる甲斐の黒い部分と警察官としてのプライドを石坂浩二は上手に表現していると話題になっています。

大女優から名俳優など様々な方面で活躍しているゲストが出演している｢相棒｣。出演者のセリフや表情、背景と細かな所にも目を向けて観るとドラマの面白さが増えます。初回から最終回まで色々なストーリーで展開していく所も見所です。ストーリーに入り込んで特命係の一人になってみてはいかがでしょうか。

｢相棒｣出演者のネタバレとなりますが、犯人役で出演したり、ゲスト出演したりと同じ俳優、女優がキャラクターを変えて出演している場合もあります。良く観ると分かるキャスト。目を凝らして観てまた違った｢相棒｣の楽しさを味わってみて下さい。

｢相棒｣season15で警察官になった冠城亘。元上司・日下部彌彦に可愛がられていたのに最後には中違いしてしまうという展開。周りからいじられコミカルな所もあり面白いです。冠城の監視役は誰だったのか分からずじまいです。

自分が持っている能力で人を呪い殺したと警察に出頭して来た来栖初恵。捜査一課は取り合わずそのまま帰します。特別捜査官の青木年男はその事を右京に報告し、話に興味を持った右京は初恵を訪ねます。呪いで人が殺せるのか。右京の好奇心をそそります。

社美彌子が上司となる広報課に配属された冠城亘は、初恵の青木から一件を聞き右京の下を訪ねます。初恵の周りで三人の不審な死を遂げている人物がいることが分かった右京と冠城。その背景に初恵の祖母・来栖トヨの存在が。ここで青木年男のネタバレ。青木は警察に不快感があり、特命係と深い因縁を持っています。このseasonではサイバーセキュリティ対策本部の捜査官として特命係に出入りする様になっていきます。

この回のゲスト一人目は、自分の奇妙な力で人を殺してしまったと思い込んでしまう役どころを演じている小野ゆり子。二人目は、ストーリーの重要な鍵を握る人物を演じている山本陽子。小野ゆり子の祖母役で、ドラマで水谷豊と共演するのは44年ぶりとなる大女優です。

杉下右京は羽賀友一に、冠城亘は小田桜子と別々に工藤春馬を探して欲しいと依頼されます。男性の手掛かりはタバコの香りだけでその人は一年前に姿を消していました。シガーショップで出会った右京と冠城は同じ人物を探している事を知り一緒に行動します。冠城の特命係として最初の事件となるストーリー。

この回のゲストの一人目は音尾琢真で、月本幸子の知り合いでもあります。二人目は大谷みつほでseason6にも出演しています。

ストーリーの重要場所のネタバレ、それはシガーバーです。タバコが重要な手掛かりとなる事件。右京と冠城は男性を探し出せるのか。第一話で魅せた不気味なシーンとは変わって、特命係に協力してくれる青木年男の役割とは一体何なのでしょう。最終回までにどの様になっていくか楽しみだというファンが沢山いました。

第三話｢人生のお会計｣保険会社の営業マン・谷中敏夫は医師から余命が僅かだと宣告されます。突然の事に戸惑う谷中ですが、今まで出来なかったことをしようと思い立ちます。営業で回った家で男性・山本幸一が自殺しようとしている所に出くわした谷中。自殺を止めることは出て来ましたが、数週間後山本が自室で死体となって発見されます。娘を死に追いやった男に復讐をしようとしていた父。自室で何が起こったのか。

この回のゲストはアリtoキリギリスの石井正則で、余命宣告を受けた営業マンを演じています。右京と冠城それぞれの視点から事件解決に向けて挑む保険金殺人が見所のネタバレとなります。冠城が勉強したいと伊丹に取り入る所もあり、ファンからは最終回までに冠城は刑事課に配属になるのか、特命係の一人になれるのか楽しみだという声が多くあげられていました。

第四話｢出来心｣。ひったくりの現場に遭遇した平井貞男。犯人逮捕に貢献してその場から立ち去ってしまいます。その場に居合わせた右京と青木ですが、青木は一部始終を動画で撮影していました。ひったくりの被害にあった人から消えた男性を探して欲しいと依頼を受ける右京と冠城。しかし平井には別の顔がありました。

この回のゲストは風間杜夫と内田慈(うちだ ちか)で、あらすじにはありませんが平井貞男(風間杜夫)のパートナー役・尾形留美子役で出演しています。ここで見所のネタバレ。青木が恋愛相談する場面もあり、鑑識の益子桑栄が再登場します。そして冠城亘のスーツに注目。最終回までに変わるスーツは何着あるのでしょうか。それは本編を観てのお楽しみとなっています。

第五話｢ブルーピカソ｣。休日のある日右京と冠城は絵画オークション会場に来ていました。そこで騒ぎが起こりその夜、画家の三上史郎が歩道橋から転落します。捜査一課は自殺と他殺の両方で捜査を始めます。三上がオークションに出品した作品。自身で価値がないと言い始め起きた事件。

事件に興味を持った右京と冠城は三上の育ての親と言われるオークション会社を訪れます。そこで社長と社員の言い争う声を聞き。この回のゲストは森尾由美で、オークション会社の社員役で出演しています。見所のネタバレは、特命係が名画を巡って時を超える因縁にあります。画家の不審な転落死と意外な展開がファンを驚かせました。

第六話｢嘘吐き(うそつき)｣。特命係の冠城は所轄を訪れた際女流漫画家夏音と知り合います。夏音は隣室から争う音が聞こえたり、ノコギリを持った男が部屋に入っていったりと殺人を疑って所轄に相談しに来たが門前払いをされていました。その話に興味を持った冠城は右京と一緒に調査に向かいます。

大家に話を聞くと隣室に変わった様子はなく、夏音が言いがかりを付けているのではないかと疑います。冠城が夏音の過去を調べると学生時代から虚言癖があったことが判明し、捜査一課の協力を得て改めて事件を調べ始めるのでした。この回のゲストは柳生みゆで虚言癖のある漫画家を演じています。見所のネタバレは最後のシーンで、この事件の一連を漫画にしています。

第7話｢フェイク｣。世田谷西署の所轄管内で小学生二人の誘拐事件が起き、一人が遺体で発見されます。捜査本部に乗り込もうとする特命係は、遺体を確認し帰ろうとする母・美奈子の姿を見かけます。伊丹は美奈子を家まで送るよう右京と冠城に頼みますが、右京はそれを冠城に任せ自分は本部に向かいます。青木の機転で本部に潜り込んだ右京。

美奈子は一人で笑い声を上げ、その姿を見かけた冠城が自宅に送り届けます。部屋に入った美奈子が子供と話す声が聞こえてきて。子供と二人暮らしの筈が何故。一方、本部には犯人から連絡が入り、右京は犯人の行動に疑問を抱くのでした。二手に分かれて事件を追う特命係。この回のゲストは安達祐実で、奇妙な笑いの演技は見所の一つです。このあらすじのネタバレ。ファンからは、SPドラマの様な濃い内容だと話題になりました。

第八話｢100%の女｣。外務省の人間が都内の公園で刺殺され、目撃証言と現場付近の防犯カメラの映像に映っていた人は同一人物でした。犯人として逮捕された外務省の職員、後に裁判が行われる事になります。この裁判を傍聴していた冠城は目撃者の証言が微妙に違うと感じます。この事件を担当する検事・倉田映子は100%の女と呼ばれていて、冠城と面識がありました。冠城から話を聞いた右京は捜査に乗り出します。

この回のゲストは鶴田真由で、負け知らずの検事を演じています。見所のネタバレは女検事VS特命係。目撃者の証言が重点となるストーリーで、伊丹と芹沢が内村刑事部長に褒められるシーンもあります。久しぶりに登場する日下部彌彦。最終回までに何回その姿が見れるのか楽しみにしていたファンもいるようです。

第9話｢あとぴん~角田課長の告白｣。ある産廃場で男性の死体が発見され、被害者は角田課長の同級生だったと判明します。彼は20年前から失踪中で、家族に真相を報告したい角田課長は右京に事件の捜査を依頼します。捜査線上に浮かぶ一人の男性。それは産廃場の現場監督でした。あとぴんは角田課長の恩師のニックネームで、被害者の妻は先生の娘です。恩師の為に真相を突きとめる角田課長。タイトルのネタバレでした。

独自に捜査をしていた冠城は被害者と現場監督の間に因縁があったことを掴みます。この回のゲストは相島一之で、被害者に暴力を振るっていた仁藤影雄役で出演しています。見所のネタバレとなるのが、角田課長が全力疾走するということです。課長の涙する場面や優しさが垣間みえる所もあり、何故走っているのかはドラマを観て下さい。

第10話｢帰還｣。特命係は郊外の駐在所に臨時異動辞令を出されます。そこは警察官の左遷場所と噂されている所でした。右京と冠城は前任者と交代になった理由気になり調べ始めます。駐在所に勤務していた警察官や町の刑事などが行方不明になっていることを突き止めた二人。捜査を進めていく中で、この事件には警視総監が関わっているのではないかと疑います。

元旦SPで放送されたこの回のゲストは、特命係が異動した町の町長役に八嶋智人、女性ジャーナリスト役に伊藤歩、所轄署の署長役に小宮孝康、カフェの経営者で元受刑者役に平岡拓真、カフェを営む藤井佳子役に仁村紗和、そしてあらすじに出てくる警視総監役に永島敏行とSPならではのゲストとなっています。

この回で観れるシーンのネタバレで特にファンから注目されたのは、冠城亘が警官の制服を着ていることです。交番で勤務する冠城の姿は貴重だと話題になりました。

第11話｢アンタッチャブル｣。会社員の男性が殺され捜査をしますが、有力な手掛かりがなく難航してしまいます。事件を目撃したという女子中学生が現れますが、警察上層部の娘と分かり捜査員は直接少女と会うことを禁止されてしまうのでした。右京と冠城が事件現場に行くとそこにたむろしていた少年少女の中に、目撃者の少女がいることに気付きます。

少女から情報を聞き出した特命係。真相を究明出来るのか。殺人事件を解決する上で警察上層部の娘が絡んでいる要素もあるこの回。ゲストは桜田ひよりで目撃者の少女を演じています。ネタバレとなりますが、なんと衣笠副総監の娘ということが分かります。副総監の娘ということがバレないように市原里奈と名乗っています。

第12話｢臭い飯｣。郊外の倉庫で白骨化した遺体。遺体の外から大手食品会社の食品偽造を告発したメモがありました。右京と冠城が捜査し遺体は、元受刑者で告発先の食品会社に勤務していたことが判明します。現在服役中の男性が捜査線上に浮かびますが。特命係が真相を追及していきます。この回のゲストは、入山のり子で、冠城が通うレストランのオーナー・道上しおり役で出演しています。

もう一人のゲスト・笹野高史は服役、釈放を繰り返す亀井雄吉を演じていて、告発先の食品会社に勤務していたことがあり右京と冠城を手こずらせます。前科者に焦点を当て、自由な世界で生きづらい前科者を笹野高史は見事に表現しています。

生き方は人様々で、生きていく為に自分の知恵を絞る、現実にも必要なことなのかもしれません。人間の心の奥にあるもの。それは一体何なのでしょうか。ファンの間では『｢相棒｣season15の中で一度は観て欲しいストーリー』として話題となりました。

第13話｢声なき者~籠城(ろうじょう)｣。公園で頭から血を流して倒れている男性がいた一年前の事件。聞き込みから司法浪人の男が容疑者として浮上します。人質をとり町工場に立てこもった男。そこへ近くに居合わせた右京と冠城が捜査し始めるのでした。警察が町工場を取り囲むと犯人からある女性を連れて来いと要求が。しかし犯人の要求する女性は既に死亡していて。

このストーリーは｢相棒｣劇場版IVに繋がる所もあり、謎が解き明かされることなく14話へと続きます。ゲストは菅原大吉で警察庁長官官房・総務課長・山崎哲雄役で出演しています。また、立てこもり犯人役で田中偉登(たなかたけと)も出演していて、二人は二話連続のゲストとなります。更に懐かしい出演者のネタバレ。神部尊(及川光博)と米沢守(六角精児)も登場するということを楽しみにしていたファンもいるようです。

第14話｢声なき者~突入｣。立てこもり犯人の身元は判明しますが、事件は膠着(こうちゃく)状態のままです。犯人が連れて来いと言った女性は自殺した可能性が高いと神部から聞いた右京。事件を起こさざるおえなかった犯人の理由を冠城と捜査します。警察は強行突入をしようと目前に迫っている今、それを阻止ししなければ更なる悲劇が起こりうると考えられ特命係の二人は奔走するのでした。

右京と冠城は人質を無事に保護出来るのか。スピード感とスリルがあるストーリーで目が離せない展開になっています。登場人物がDVの被害に遭っていたというネタバレ。家庭内暴力が引き起こした事件なのか。二話連続のストーリー・籠城と突入。自分より弱い者に手を出す心の弱い者。DVは生死に関わる問題でもあり、当事者にとっては心身の大きな傷を負ってしまいます。特命係は事件解決に向けて加害者の父に立ちふさがります。

花の里の女将が胃潰瘍で入院しお見舞い訪れた右京と冠城。二人は介護ヘルパー殺人事件の関係者から事情を聞く為に病院に来ていた伊丹と芹沢に出会します。被害者の部屋から手作りの香水が見つかり、盲目の女性と言い争いをしていたという証言もありました。特命係は真相を明かそうと動き出します。

この回のゲストは橋本真実で腕を怪我し入院している盲目の女性・井上真奈美役を演じています。盲目であることの精神的な葛藤や苦難。周りを取り巻く人の善意と悪意にスポットが当てられています。このストーリーのネタバレの一つは、点字と香水が事件解決の鍵となっている事です。そして、右京が点字も読めるという凄さ。橋本真実の演技にも注目です。

第16話｢ギフト｣。一年前に捜査一課に逮捕された北一幸。ガン治療で入院していた病院に停電が発生し、北は見張りの刑事を殺害し逃亡します。電話で北から犯行予告を受けた伊丹、その後事件が起きてしまいます。更に伊丹当てに届く冷蔵庫。その中には…。刑事を挑発する逃亡犯。特命係も捜査に乗り出します。

｢相棒｣14第12話に登場する連続殺人鬼・北一幸。キャストは前作と同じ野間口徹でこの回のゲストのネタバレです。ドラマの序章は北一幸の逃走から始まるというスピード感のあるストーリーで北一幸の担当弁護士・連城建彦に松尾諭も出演しています。北が切りつけた時の血などがseason15の中でもリアルに描かれていたことに注目が集まりました。

第17話｢ラストワーク｣。不謹慎な動画を何本も投稿する動画クリエイター・スガチー1888。拳銃を突きつけながらステーキを食べる男性の姿がアップされ、警察は男性が監禁されている可能性もあるのではないかと推測します。が、動画だけでは見極めることが出来ず特命係がクリエイターの自宅を訪ねますが既に引き払われた後でした。彼の行方を追えぬまま次の動画がアップされてしまい、そこには男性が昏倒する姿が。

動画の撮影場所を特定し真相を追う特命係。この回のゲスト・尾上寛之は中鴨昌行役でラップを口ずさみながら動画を撮影するクリエイター役を演じています。二人目のゲストは渡辺哲で監禁されている男性・大屋嗣治を演じ、season2とseason3出演していて、大屋嗣治の娘役で西山繭子と三人のゲストが登場します。

第18話(最終回)｢悪魔の証明｣。社美彌子はパソコンにハッキングされ大河内検察官が調査に乗り出します。そこには女の子の写真や動画が載っていました。犯人は青木年男ですが、パソコンには侵入した痕跡や不審なメールを送った記録が残っていて、冠城に疑いが掛かってしまいます。週刊誌に写真を掲載された美彌子、右京は写真の背景に興味を示します。

最終回は｢相棒｣の準レギュラーといえる社美彌子がメインとなっているストーリーです。ゲストの羽場裕一は、元内閣情報調査室室長で連続殺人犯として逮捕された天野是清役で出演しています。そしてもう一人、芦名星が週刊誌の記者役としてストーリーの重要度を高めています。｢相棒｣season15の最終回に相応しい右京と美彌子の闘い、存分に楽しんで下さい。

次から次へと新しい展開が繰り広げられる｢相棒｣season15。杉下右京と捜査を楽しんでいる様な冠城亘。正式に特命係に配属され四代目相棒になります。新鮮さあり、ドキドキ感ありのストーリーで初回から最終回まで楽しめるとファンからは評価される内容となっています。

多岐に渡り活躍している多彩なゲストが出演する｢相棒｣。ファンにとっては、印象に残る俳優、女優もいて毎回ワクワクするものとなっていました。鑑賞した方々からは何度観ても飽きることがなく、ゲスト出演者も含めて今後も期待したいドラマとして挙げられています。

鑑賞した方からは言葉では語れない｢相棒｣の良さがあると言われています。一つ一つのセリフに意味が込められ、ストーリーにあった登場人物のキャスティングにも素晴らしさがあると評価されているようです。最初に出て来る警察上層部。ファンからは最終回まで登場しないと思いきや中盤で登場するなどあらすじを読むだけでも面白いドラマとして挙げられています。