2018年09月19日公開
2018年09月19日更新
相棒の陣川公平警部補はコメディ担当?演じる俳優・原田龍二や登場回を紹介
今回の記事では、大人気ドラマ「相棒」シリーズに度々登場する陣川公平警部補について紹介していきます。陣川公平警部補は、2018年9月現在までに16シーズンの放送が終わっている大人気ドラマ「相棒」シリーズにおいて、11回の登場回を数えているキャラクターであり、「特命係第三の男」とまで言われているキャラクターです。今回の記事では、陣川公平警部補の11回にわたる登場回を中心に、陣川公平警部補を演じる原田龍二さんについても紹介していきます。
目次
相棒の陣川公平警部補を演じる俳優や登場回をご紹介!
2018年9月現在までに16シーズンの放送が終わっている大人気ドラマ「相棒」シリーズにおいて、11回の登場回を数えている陣川公平警部補は、毎回の如く義理人情に流され、関わった女性に惚れてしまうという魅力的な個性を持ったキャラクターです。今回の記事では、そんな魅力的なキャラクター・陣川公平警部補について、全ての登場回を紹介すると共に、演じている原田龍二さんについても余す所なく紹介していきます。
相棒とは?
大人気ドラマ「相棒」シリーズは、テレビ朝日が2002年から放送を続けている1話完結型の刑事ドラマであり、毎年1シーズン(通常の連続ドラマの2クール分放送)を放送しているほか、毎年正月スペシャルが放送されているテレビ朝日を代表する大人気ドラマです。2018年9月現在までに放送された全16シーズンは、テレビ離れが叫ばれている昨今においても高い水準の平均視聴率を獲得しており、現在も不動の人気を誇っています。
また、大人気ドラマ「相棒」シリーズは、スピンオフ作品を含めた6作品の劇場公開作が製作されており、第1作目となった劇場公開作「相棒劇場版・絶体絶命!42.195Km東京ビッグシティマラソン」では、44億円を越える興行収入を記録し、2008年上半期での映画興行ランキングで堂々の1位を獲得しているほどです。こうした高い人気を持つドラマ「相棒」を彩っているのが、今回紹介する陣川公平警部補などの魅力的なキャラクターです。
大人気ドラマ「相棒」シリーズは、警視庁の陸の孤島と呼ばれる特命係に籍を置く主人公・杉下右京(キャスト・水谷豊)とその相棒が、難解な事件を鮮やかに解決していくというバディものの刑事ドラマですが、特命係を煙たがる警視庁上層部や捜査一課の面々、孤立している特命係を擁護する組対五課の面々といったように、それぞれの立場に魅力的なキャラクターが数多く描かれています。
ドラマ「相棒」の人気を支えるこれらの多くの魅力的なキャラクターの中でも、一際異彩を放ち相棒ファンの心を掴んでいるキャラクター・陣川公平警部補について、次の章では、その性格や信条、警察官としての階級などについて余す所なく紹介していきます。
相棒の陣川公平警部補とは?
陣川公平警部補の基本情報
大人気ドラマ「相棒」シリーズに登場する陣川公平警部補は、相棒シーズン3第6話が初登場回となり、初登場時の陣川公平警部補は警視庁刑事部捜査第一課第一係に所属する警部補という階級です。陣川公平警部補は、捜査を行なう刑事に強い憧れを抱いており、自宅には指名手配犯などのビラが壁一面に貼られています。そして、その一人一人を陣川公平警部補は目に焼付け記憶しています。
それほどまでに捜査を担当する刑事に憧れる陣川公平警部補ですが、シーズン16第11話で捜査二課への異動が決まるまでの間、警視庁の経理を担当しており、日商簿記1級を所持しているなど意外な一面も描かれています。ちなみに、陣川公平警部補のプロフィールとして作中に描かれているのは、出身が大阪府の寝屋川だという点と、妹が一人居るという点だけであり、年齢や詳細な家族構成などは謎のままとなっています。
陣川公平警部補登場回の基本パターン
大人気ドラマ「相棒」シリーズに描かれる陣川公平警部補は、義理人情に流されやすい実直で人柄の良い性格である為、登場回の度に事件に関与している(巻き込まれている)女性に好意を抱いてしまいます。しかし、好意を抱いた女性の多くが犯人であったり、既に別の男性と関係を持っていたりする為、登場回の後半には勝手に失恋して傷つく陣川公平警部補が描かれます。
出典: https://thetv.jp
この陣川公平警部補登場回の失恋パターンは、相棒シーズン7第18話以降顕著に構成されており、大人気ドラマ「相棒」シリーズの主人公・杉下右京が行きつけとしている小料理屋「花の里」で、陣川公平警部補が失恋の愚痴をこぼしながらカウンターで眠ってしまう姿と、それを優しく微笑みながら見つめる杉下右京の姿は、相棒ファンの間で陣川公平警部補登場回の風物詩として広く親しまれています。
思い込みの激しい性格
ここまでに紹介してきた通り、陣川公平警部補は女性にめっぽう弱い三枚目的な警察官ですが、捜査を担当する刑事に対する憧れはとても強く、これまでに功をあせる形で2回も誤認逮捕を行っているほど猪突猛進な思い込みの激しい性格が描かれています。また、関わった女性を信じ込み捜査一課の面々や特命係の面々を混乱させるシーンが幾度も描かれているほか、思い込みによる単独捜査もしばしば描かれています。
この思い込みの激しい性格は、陣川公平警部補の初登場回から変わっておらず、事件解決後には杉下右京からお小言を賜ってしまう姿が度々描かれており、その姿もまた相棒ファンの間では陣川公平警部補登場回のお決まりとして広く親しまれています。
憎めない性格
陣川公平警部補について最後に紹介するのは、憎めない性格という点です。既に紹介しているように、陣川公平警部補は思い込みが激しく、女性に甘いといった性格であり、登場回の多くで周囲を事件に巻き込むトラブルメーカーっぷりを発揮していますが、主人公・杉下右京をはじめ歴代の相棒達からは憎まれも疎まれもしていません。
この点については、ドラマ「相棒」の中で初代相棒・亀山薫の恋人・美和子が「顔はイケてるけど、残念なタイプ」と評しているとおり、何故だか憎めないキャラクターとしか言い表せないようです。ちなみに、大人気ドラマ「相棒」シリーズにおいて泥酔する姿が一貫して描かれているのは陣川公平警部補だけであり、泥酔した陣川公平警部補は杉下右京のことを杉さんと呼ぶなど、馴れ馴れしくなるクセがあります。
相棒の陣川公平警部補を演じる原田龍二について
俳優・原田龍二プロフィール
大人気ドラマ「相棒」シリーズで陣川公平警部補を演じている俳優・原田龍二さんのプロフィールについて紹介していきます。俳優・原田龍二さんは、1970年10月26日生まれの47歳であり、東京都足立区の出身です。血液型はA型になり、身長は178cmと公表されています。詳細な家族構成は不明ですが、実弟である平井康之さんも本宮泰風という芸名で俳優活動を行なっており、本宮泰風さんはタレントの松本明子さんと結婚しています。
俳優・原田龍二の略歴
俳優・原田龍二さんは、1990年に行なわれた第3回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを獲得した事をキッカケに芸能界入りし、1992年に放送されたドラマ「キライじゃないぜ」で俳優としての第一歩を踏み出しています。その後、ドラマや映画、CMなど多方面で活躍する俳優・原田龍二さんは、1996年に公開された映画「日本一短い母への手紙」に出演し、第19回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
受賞後も俳優活動を続ける原田龍二さんは、2001年に3歳年下の女性と結婚し、2002年に長男、2006年には長女を授かっています。この頃から、大人気ドラマ「相棒」シリーズや人気ドラマ「水戸黄門」などに出演するようになり、2017年には人気番組「5時に夢中!」の金曜日のMCに抜擢され、俳優以外のタレント業も精力的に行なっています。
原田龍二の出演作
俳優・原田龍二さんの代表作として広く知られている出演作には、今回紹介している「相棒」や「水戸黄門」、「嫁はミツボシ。」などがありますが、これらの他にも民放各局の2時間ドラマに多数出演しており、その多くがシリーズものとして複数回放送されています。その中でも、長く続いているのが山村美紗サスペンス狩矢父娘シリーズであり、俳優・原田龍二さんはこのシリーズで藤谷美紀さんが演じる狩矢和美の恋人役を熱演しています。
また、俳優・原田龍二さんはドラマや映画などだけではなく、バラエティ番組に数多く出演しており、その中でもダウンタウンがMCを務める番組に度々出演しています。更に、俳優・原田龍二さんは、自身でも温泉俳優と称しているほどの旅行好きであり、多数の旅行番組や温泉番組にも出演しています。
ちなみに、俳優・原田龍二さんは「Good-by My Generation」をはじめとする4枚のシングルCDと、「調和の鎖」をはじめとする2枚のアルバムCDをリリースしており、俳優業だけではなく多方面で活躍しています。
相棒の陣川公平警部補の登場回は?
相棒シーズン3の第6話「第三の男」が初登場
大人気ドラマ「相棒」シリーズに陣川公平警部補が初登場したのが、相棒シーズン3の第6話「第三の男」になります。この回は、捜査を行う刑事に憧れる陣川公平警部補が、2度の誤認逮捕を行なった事から特命係へと島流しになるものの、めげない陣川公平警部補が3人目の指名手配犯を見つけ出し特命係を巻き込んで捜査を行っていくというストーリーです。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、遠藤久美子さんが演じる専門学生・千葉ハル子に惚れてしまいますが、千葉ハル子にはフィアンセがいることが判明し、陣川公平警部補はあっさりと失恋する事になり、杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔する事になります。
相棒シーズン6の第2話「陣川公平警部補の災難」
陣川公平警部補の2度目の登場回となったのが、相棒シーズン6の第2話「陣川公平警部補の災難」になります。この回は、階段から転落死した男性の殺人容疑をかけられた陣川公平警部補が完全黙秘をしていると聞きつけた特命係が捜査に乗り出し、紆余曲折を経て陣川公平警部補と共に事件を解決していくというストーリーです。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、高橋ひとみさんが演じる紫藤咲江に惚れてしまいますが、紫藤咲江が犯人であった事が判明し、陣川公平警部補の恋は実る事無く玉砕してしまい、杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔する事になります。ちなみに、この回での花の里のやり取りで「顔はイケてるのに、残念なタイプね」という形容が描かれています。
相棒シーズン7の第18話「悪意の行方」
陣川公平警部補の3度目の登場回となったのが、相棒シーズン7の第18話「悪意の行方」になります。この回は、陣川公平警部補と杉下右京が何者かに拉致され、船内に監禁された事に端を発し、2人を拉致監禁した襲撃犯を捜査するいうストーリーなのですが、この事件には「学校の裏サイト」というネット上での悪意をテーマにしており、単なるコメディー回では無いとも言われています。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、原史奈さんが演じる久保田優子に惚れてしまいますが、久保田優子が仕事に集中したいという意思を暗に示した事で、陣川公平警部補は身を引く事になり、杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔する事になります。ちなみに、この回で初めて杉下右京の事を「杉さん」と呼んでいます。
相棒シーズン9の第5話「運命の女性」
陣川公平警部補の4度目の登場回となったのが、相棒シーズン9の第5話「運命の女性」になります。この回は、友人の結婚式に参加した陣川公平警部補が、引き出物などが入った紙袋をタクシーに置き忘れてしまった事に端を発し、置き忘れた紙袋がもたらす難事件を特命係と共に解決していくというストーリーです。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、京野ことみさんが演じるピザ屋で働く女性・篠原奈緒に惚れてしまいますが、篠原奈緒が「陣川公平警部補にはもっと相応しい女性がいるよ」と発言し陣川公平警部補から身を引いたことから傷心する事となり、杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔する事になります。ちなみに、この回が2代目の相棒である神戸尊と陣川公平警部補の出会い回でもあります。
相棒シーズン9の第17話「陣川公平警部補の活躍」
陣川公平警部補の5度目の登場回となったのが、相棒シーズン9の第17話「陣川公平警部補の活躍」になります。この回は、陣川公平警部補がコンビニで万引き犯を逮捕した事に端を発し、過去の未解決事件を杉下右京が解決するというストーリーです。ちなみに、同一シーズンに2度の陣川公平警部補登場回が描かれたのは、16シーズンある中でもこのシーズン9のみとなっています。
この回での陣川公平警部補は、これまでの様な失恋パターンはありません。しかし、霧島れいかさんが演じる資産家の妻・北園摩耶子という魅力的な女性が登場している事から、相棒ファンや陣川公平警部補ファンの間では、陣川公平警部補は不倫などの禁断の恋には手を出さない事が判明した!などと囁かれているようです。ちなみに、最後はいつものパターン通り、小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔しています。
相棒シーズン10の第17話「陣川、父親になる」
陣川公平警部補の6度目の登場回となったのが、相棒シーズン10の第17話「陣川、父親になる」になります。この回は、シングルマザーになる事を決意し、出産間際となっている女性に恋心を募らせる陣川公平警部補が、出産をテーマにしたドキュメンタリーを制作している番組スタッフなどを巻き込んで、特命係と共に不審死を解決するというストーリーです。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、松本莉緒さんが演じる出産を控える女性・青井由香利に惚れてしまい、父親になる覚悟までしますが、最終的には本当の父親である人物が現れ今回もまた陣川公平警部補は見事に玉砕してしまいます。そして、いつもの通り杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔する事になります。
相棒シーズン11の第13話「幸福な王子」
陣川公平警部補の7度目の登場回となったのが、相棒シーズン11の第13話「幸福な王子」になります。この回は、アートイベント企画会社の社長が殺害された事件を追う特命係の活躍が描かれたストーリーなのですが、ここに陣川公平警部補が登場し三代目の相棒・甲斐亨と共にサイドストーリーを描き出していくという、これまでとは少し違った展開になっています。ちなみに、三代目の相棒・甲斐亨と陣川公平警部補の出会い回でもあります。
この回での陣川公平警部補は、足立梨花さんが演じる野間あずみに惚れてしまいますが、最後の最後に野間あずみに彼氏を紹介されるという形で玉砕しています。この結果、いつものパターンとなり杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔する事になります。
相棒シーズン12の第11話「デイドリーム」
陣川公平警部補の8度目の登場回となったのが、相棒シーズン12の第11話「デイドリーム」になります。この回は、陣川公平警部補が不吉な夢を見た事に端を発し、インターネットの夢診断サイトで知り合った大学の準教授や特命係を巻き込んで奇怪な殺人事件を解明していくいくというストーリーです。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、雛形あきこさんが演じる心理学部準教授・西牟田叶絵に好意を抱き、2人は親密になって行きかけるのですが、やはり今回も陣川公平警部補の恋は実る事無く失恋してしまいます。そして、いつも通り杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔する事になります。
相棒シーズン13の第17話「妹よ」
陣川公平警部補の9度目の登場回となったのが、相棒シーズン13の第17話「妹よ」になります。この回は、陣川公平警部補が妹と連絡が着かなくなった事を特命係に相談した事に端を発し、陣川公平警部補の妹捜索と共に浮かび上がった事件を特命係が解決していくというストーリーです。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、魏涼子さんが演じるヘッドハンティング会社社長・高柳沙織に好意を抱きますが、これまでのお決まりパターンとは異なり「僕はあなたを見損ないました!」と自ら別れを口にし今回も恋は実らずに終わります(注:高柳沙織は陣川公平警部補に好意を抱いていたわけではありません)。こうしていつものパターン通り、杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」で愚痴をこぼし泥酔する事になります。
相棒シーズン14の第12話「陣川という名の犬」
陣川公平警部補の10度目の登場回となったのが、相棒シーズン14の第12話「陣川という名の犬」になります。この回は、陣川公平警部補が一目惚れしてしまった珈琲ショップの店員が殺害された事に端を発し、特命係が過去に起きた未解決連続殺人事件の犯人を捕まえるというストーリーなのですが、この陣川公平警部補登場回はかつてないシリアス回となっていますので、後半の別章で詳細を紹介します。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、黒川智花さんが演じる珈琲ショップ店員・矢島さゆみに惚れてしまいますが、矢島さゆみが殺害されてしまうためいつもの失恋パターンはなく、この回での陣川公平警部補はこれまでに描かれて来なかった多くの一面が描かれており、最後も「花の里」で泥酔するシーンはなく、相棒シーズン14第12話は静けさを保ったまま終わります。
相棒シーズン16の第11話「ダメージグッズ」
陣川公平警部補の11度目の登場回となったのが、相棒シーズン16の第11話「ダメージグッズ」になります。この回は、前回の陣川公平警部補登場回から2年後、ロンドンでの研修を終えた陣川公平警部補が特命係を訪れ、ロンドンで出会った少女について相談した事に端を発し、特命係が不審死の謎を紐解いていくというストーリーです。
ちなみに、この回での陣川公平警部補は、真野恵里菜さんが演じるロンドンで知り合った少女・岡村咲を心配する事はあっても恋心を抱くという展開には至っておらず、その為いつもの失恋パターンはありません。また、杉下右京行きつけの小料理屋「花の里」でのシーンは描かれていますが、泥酔してコミカルにエンディングへと繋がるパターンもこの回では描かれていません。
その他の登場回について
この章で紹介してきた通り、陣川公平警部補の通常放送回での登場は全部で11回となりますが、この他にも実は陣川公平警部補の登場回が存在します。その一つが、相棒シーズン15第16話「ギフト」です。この回では、ロンドンで研修中の陣川公平警部補から杉下右京宛に絵葉書が届いており、陣川公平警部補が直接的には登場しないものの、その存在は描かれています。
出典: https://thetv.jp
また、陣川公平警部補は、「相棒劇場版~絶体絶命!42.195Km 東京ビッグシティマラソン」や「相棒劇場版Ⅱ~警視庁占拠!特命係の一番長い夜」、そして相棒スピンオフ作品「X-DAY」にも実は登場しており、これらを含めると陣川公平警部補は大人気ドラマ「相棒」シリーズに計15回も登場しています。
相棒の陣川公平警部補の妹役が美人と話題?
陣川美奈子役の水崎綾女
前章では、陣川公平警部補の登場回について紹介してきましたが、この章では前章でも少し触れている陣川公平警部補の「妹」について、簡単に紹介していきます。大人気ドラマ「相棒」シリーズで只一度の登場しかない陣川公平警部補の妹ですが、実はインターネットやSNSなどで放送当時、美人すぎると大きな話題となっています。この陣川公平警部補の妹・美奈子役を演じたのが水崎綾女さんです。
水崎綾女さんは、1989年4月26日生まれの29歳であり、神戸市出身のB型です。水崎綾女さんは、2004年に行なわれた「第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でヤングサンデー賞を受賞した事をキッカケに芸能界デビューした方で、キャッチコピーは「平成生まれのFカップ」となっており、現在までに数多くのドラマや映画に出演しています。
相棒の陣川公平警部補がメインのストーリーがある?
相棒シリーズの中で「陣川」がサブタイトルに表記された回は全4回
今回紹介している陣川公平警部補は、大人気ドラマ「相棒」シリーズにおいて準レギュラーとして広く認識されていますが、実は相棒シリーズの中でサブタイトルに4回も役名が使われているのは杉下右京や歴代の相棒役を除くと陣川公平警部補だけなのです。そして、陣川公平警部補の登場回はそのどれもが陣川公平警部補に始まり陣川公平警部補で終わるというほど、陣川公平警部補のメインストーリーが描かれています。
前々章で、陣川公平警部補の登場回についてはその全てを紹介していますが、その中でも相棒ファンの間で良くも悪くも強烈な印象を残しているのが、相棒シーズン14の第12話「陣川という名の犬」です。この回は、これまでに創られてきた陣川公平警部補像をひっくり返した回とも言われていますので、この章では相棒シーズン14の第12話「陣川という名の犬」について、掘り下げて紹介していきます。
相棒シーズン14の第12話「陣川という名の犬」あらすじネタバレ
出典: https://thetv.jp
陣川公平警部補と矢島さゆみは、仕事でヘマをし雨の中うなだれていた陣川公平警部補に矢島さゆみが傘を差し出した事から知り合い、この時矢島さゆみは陣川公平警部補に対して「捨て犬みたいだったから、ほっとけなくて」と話しています。この事を契機に、陣川公平警部補は矢島さゆみに惚れてしまいます。その後も、矢島さゆみがいる珈琲ショップへ足しげく通う陣川公平警部補は、方恋ながらも楽しいひと時を重ねていきます。
しかし、そんな楽しい時間は長く続かず、矢島さゆみのいる珈琲ショップを訪れた陣川公平警部補は、矢島さゆみの遺体を発見する事になります。捜査にあたった捜査一課の伊丹達は、犯行の手口などから未解決連続殺人事件の犯人を捜査線上に挙げます。これを知った陣川公平警部補は、自宅に張られた無数の指名手配犯のビラを思い起こしながら、矢島さゆみを殺害した連続殺人犯を単独で追い始めます。
いつもの様子と異なる陣川公平警部補の行動を察知した杉下右京は、陣川公平警部補が復讐を考えているものと推察し、犯人逮捕を急ぐとともに陣川公平警部補の動向を追い始めます。そんな中、捜査一課では容疑者として一人の人物を連行しますが、あっさりと自供するその態度などに不信感を抱いた伊丹達は、別ルートでの捜査を続行します。
こうして、陣川公平警部補、特命係、捜査一課の3者がそれぞれに犯人を追う中で、陣川公平警部補が真っ先に犯人に行きつきます。何故なら、陣川公平警部補宅に張られた無数の指名手配犯のビラに、今回の犯人の資料が含まれていたからです。犯人の目星をつけた陣川公平警部補は、矢島さゆみを殺された復讐の為に犯人を追い詰めていきます。一方で、杉下右京もまた犯人の特定に至り、陣川公平警部補の復習を阻止しようと動きます。
しかし、誰よりも早く殺人犯・生木の前に辿り着いた陣川公平警部補は、ナイフを構える生木と対峙するや自身の身体などお構い無しに突進し、激しく揉み合う中で生木からナイフを奪い取る事に成功します。そして、奪い取ったナイフを生木にむける陣川公平警部補は、復讐にとりつかれた眼差しのままナイフを振り上げます。
矢島さゆみを想い、ナイフを振り下ろす陣川公平警部補でしたが、寸でのところで杉下右京が現場に到着、陣川公平警部補からナイフを奪い取り、生木を逮捕します。うな垂れる陣川公平警部補の目にはいつもの生気は無く、杉下右京に連れられる形で陣川公平警部補もまた警察署へ連行されてしまいます。
連行され、犯人を殺害しようとした件で監察官聴取を受ける事となった陣川公平警部補は、「殺意があった」「復讐を考えていた」と発言し、矢島さゆみへの思いを語り始めます。実は、陣川公平警部補は前日に矢島さゆみへプロポーズをしており、返事を聞くはずの日に矢島さゆみが殺されていたのです。矢島さゆみへの思いをポツリポツリと語る陣川公平警部補は、最後に「どうせ駄目にきまってましたけどね。」と呟きます。
こうした事から、殺意はあったと言い張る陣川公平警部補でしたが、生木が陣川公平警部補を訴えないと誓約した事から、翌日には陣川公平警部補の監察官聴取は終わり、陣川公平警部補は自由の身となります。しかし、深い絶望と悲しみに苛まれる陣川公平警部補に生気は戻らず、心配する杉下右京らは陣川公平警部補を矢島さゆみの居た珈琲ショップへ連れ出します。
陣川公平警部補を矢島さゆみの居た珈琲ショップへ連れ出した杉下右京は、矢島さゆみの真意についてを推察し、その内容を陣川公平警部補へと伝えます。矢島さゆみの真意は、陣川公平警部補のプロポーズを受け入れるというものだったのです。それを立証する為に杉下右京は矢島さゆみが準備していた「コーヒーセレモニー」を実施し、陣川公平警部補に矢島さゆみの真意を諭していきます。
ついに叶っていたはずの恋の結末を知り、伏せていた顔を上げた陣川公平警部補の前には、優しく語りかける杉下右京と微笑む矢島さゆみの姿が映り、この相棒シーズン14の第12話「陣川という名の犬」はエンディングとなります。
この相棒シーズン14の第12話「陣川という名の犬」では、陣川公平警部補登場回における失恋パターンは無く、エンディングへ向けての泥酔パターンも有りません。なによりも、コメディ回ではありません。10回目の登場回という節目の登場回で描かれたこのシリアスなストーリーは、相棒ファンの間でも賛否が分かれており、陣川公平警部補を幸せにしてあげて欲しい!といった声が多く聞かれます。
その一方で、陣川公平警部補の恋が実ってしまったら、それは陣川公平警部補の降板に繋がるのではないか?と不安を感じる陣川公平警部補ファンも多く居るようで、この放送直後にはこの回を巡る賛否の議論が多く交わされています。こうした事もあり、大人気ドラマ「相棒」シリーズに数多く登場している陣川公平警部補登場回は、良し悪しや好みは分かれるものの、多くの視聴者から注目されている特別な回となっています。
相棒の陣川公平警部補についてまとめ
今回の記事では、大人気ドラマ「相棒」シリーズに登場する魅力的なキャラクター・陣川公平警部補について、全ての登場回を紹介すると共に、演じている原田龍二さんについても余す所なく紹介してきましたが如何でしたか?前章でも触れている通り、陣川公平警部補登場回は単なるコメディ回ではなく視聴者やファンを巻き込む魅力的な回となっていますので、まもなく始まる相棒シーズン17でも陣川公平警部補に注目して楽しみましょう!